JPH0648524Y2 - ローラ加熱処理装置 - Google Patents

ローラ加熱処理装置

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JPH0648524Y2
JPH0648524Y2 JP3521888U JP3521888U JPH0648524Y2 JP H0648524 Y2 JPH0648524 Y2 JP H0648524Y2 JP 3521888 U JP3521888 U JP 3521888U JP 3521888 U JP3521888 U JP 3521888U JP H0648524 Y2 JPH0648524 Y2 JP H0648524Y2
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JP
Japan
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roller
backup
sheet
heat
processed
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JP3521888U
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JPH01139265U (ja
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吉表 原田
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Ushio Denki KK
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Ushio Denki KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、紙やフィルムなどの湾曲可能な被処理シート
を熱現像や熱定着などの加熱処理をするために使用され
るローラ加熱処理装置に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
被処理シートを熱現像や熱定着などの加熱処理をするた
めのローラ加熱処理装置は、被処理シートを加熱するた
めのヒートローラと、このヒートローラに被処理シート
を押しつけるバックアップローラとの一対のローラを有
する。そして、被処理シートが回転する両ローラ間に供
給され、ヒートローラに圧着状態で移動しながら加熱処
理される。このバックアップローラは、被処理シートを
確実に押しつけができるように、表面がシリコンゴムな
どのように弾性に富んだ材料からなり、ソフトローラと
も称されるが、一方、ヒートローラは、熱伝導を良くす
るために、アルミパイプの表面にテフロンなどをコーテ
イングしたものが多く、ハードローラとも称され、その
内部には軸線方向に沿ってハロゲン電球などの管状のヒ
ータランプが配置されている。
ところで、かかるローラ加熱処理装置においては、被処
理シートを所定時間だけ均一の温度で加熱する必要があ
る。すなわち、ヒートローラの軸線方向の温度分布が均
一であり、かつ所定の時間だけ被処理シートがヒートロ
ーラに圧着している必要がある。
PPCやレーザプリンタなどの熱定着のように、必要加熱
時間が比較的短い場合は、一対のローラ間で加熱するの
みで、所定の加熱時間を確保することができるが、例え
ば熱現像型ジアゾ感光紙を現像する場合のように、比較
的長い加熱時間を要する加熱処理を行う時は、ローラの
回転速度を遅くする必要があり、生産性が低くなる問題
点がある。このため、複数本のバックアップローラをヒ
ートローラの周囲に配置することが考えられる。すなわ
ち、湾曲して移動する被処理シートが複数本のバックア
ップローラによって順次ヒートローラに圧着するように
すれば、圧着時間が長くなり、回転速度を遅くすること
なく、所定の加熱時間を確保することができる。ここ
で、複数本のバックアップローラを駆動してヒートロー
ラを回転させると、各バックアップローラの外径や駆動
ベルトが掛けられるスプロケットの外径などにバラツキ
が存在するので、各バックアップローラの周速度は必ず
しも一様にはならない。そして、隣接するバックアップ
ローラのうち、供給側に近いバックアップローラの周速
度が速ければ、このバックアップローラによって被処理
シートが送り出される速度が、排出側の近いバックアッ
プローラによって引き込まれる速度より速くなり、被処
理シートが両バックアップローラ間で弛んでヒートロー
ラから離間してしまう。このため、加熱処理が不完全に
なるばかりでなく、被処理シートに「しわ」などが生じ
る不具合がある。
また、複数本のバックアップローラの内の1本を駆動し
てヒートローラおよび他のバックアップローラを従動さ
せるときに、例えば被処理シートの供給側に近いバック
アップローラを駆動すると、被処理シートが駆動されて
いるバックアップローラとヒートローラの間に入ったと
きに、被処理シートとバックアップローラとの摩擦力は
大きいので、被処理シートは所定の速度で隣接するバッ
クアップローラに送り出されるが、被処理シートと表面
の滑らかなヒートローラとの摩擦力は小さいので、スリ
ップしてヒートローラの周速度が低下する。このため、
隣接するバックアップローラの周速度も低下し、この部
分において送り込まれてきた被処理シートの速度が低下
する。すなわち、このときも、駆動されるバックアップ
ローラによって被処理シートが送り出される速度が、隣
接するバックアップローラによって引き込まれる速度よ
り速くなり、この速度差のために、被処理シートが両バ
ックアップローラ間で弛んで被処理シートに「しわ」な
どが生じる不具合がある。
〔考案の目的〕
そこで本考案は、バックアップローラ間で被処理シート
が弛むことがなく、確実に加熱処理を行うことができる
ローラ加熱処理装置を提供することを目的とする。
〔考案の構成とその作用〕
本考案の構成は、内部にヒータランプを有するヒートロ
ーラとこのヒートローラに圧接するバックアップローラ
との間に紙やフィルムなどの湾曲可能な被処理シートが
供給され、加熱処理されて排出されるローラ加熱処理装
置において、前記バックアップローラが複数本配置さ
れ、かつ被処理シートの排出側に最も近い位置のバック
アップローラのみが駆動されて各ローラが回転すること
を特徴とする。
すなわち、排出側に最も近い位置のバックアップローラ
のみが駆動されているので、被処理シートがこの駆動さ
れているバックアップローラの位置に送られて来るまで
は、ヒートローラとの摩擦力によって送られるので、一
様な速度で進行する。そして、駆動されているバックア
ップローラの位置まで移動すると、バックアップローラ
との大きな摩擦力で引き込まれるのでテンションがかか
り、先端から引っ張られた状態になる。このため、被処
理しーとヒートローラに密着し、バックアップローラ間
で弛まないので、加熱処理が確実であり、「しわ」など
が生じることもない。
〔実施例〕
以下に図面に示す実施例に基いて本考案を具体的に説明
する。
ローラ加熱処理装置のケーシング1には、紙やフィルム
などの湾曲可能な被処理シート(図示せず)が供給され
る供給口11と、加熱処理後に排出される排出口12が設け
られている。そして、ケーシング1の内部には、ヒート
ローラ2が回転自由に配置されている。このヒートロー
ラ2は、アルミパイプの表面にテフロンをコーティング
したものであり、その軸線に沿って定格消費電力が1KW
の管形ハロゲン電球からなるヒータランプ21が配置され
ている。ヒートローラ2の周囲には、4本のバックアッ
プローラ3および3aが回転自由に配置されているが、排
出口12に最も近い位置に配置されているのがバックアッ
プローラ3aである。なお、バックアップローラ3,3aの本
数は4本に限られない。このバックアップローラ3,3a
は、シリコンスポンジなどからなる弾性に富んだもので
あり、それぞれがヒートローラ2に圧接している。この
ため、その接触部はヒートローラ2の曲率に倣って変形
し、両者の接触面積は広くなっている。そして、排出口
12に最も近い位置に配置されたバックアップローラ3aの
軸31の一端部に取付けられたスプロケット32、回転自由
に配置されたアイドラー5およびモータ6の出力軸61に
エンドレスのベルト4が巻き掛けられており、モータ6
が回転するとバックアップローラ3aが駆動されて矢印の
方向に回転するようになっている。従って、バックアッ
プローラ3aが回転すると、ヒートローラ2が従動して回
転し、更に他の3本のバックアップローラ3がヒートロ
ーラ2に従動して回転する。
しかして、ヒータランプ21を点灯し、モータ6を回転さ
せ、ヒートローラ2が所定の温度に昇温するとともにヒ
ートローラ2とバックアップローラ3,3aが回転している
状態で、被処理シートを供給口11から供給すると、被処
理シートは湾曲しながら移動してバックアップローラ3
によってヒートローラ2に圧着され、加熱処理される。
更に、被処理シートは前進し、排出口12に最も近い位置
に配置されたバックアップローラ3aによってヒートロー
ラ2に圧着され、加熱処理される。そして、加熱処理が
完了すると、被処理シートはスクレーバー7に導かれて
排出口12から排出される。
このとき、バックアップローラ3aを除く3本のバックア
ップローラ3は、ヒートローラ2に従動して回転するの
で、外径の大きさにバラツキがあっても同一の周速度で
回転しており、しかも被処理シートはヒートローラ2と
の摩擦力で移動するので、3本のバックアップローラ3
における被処理シートの送り出し速度と引き込み速度は
同一になり、この間で被処理シートが弛むことはない。
そして、被処理シートの先端がバックアップローラ3aに
引き込まれると、被処理シートはバックアップローラ3a
との摩擦力で引っ張られる。この摩擦力は、被処理シー
トとヒートローラ2との摩擦力よりも大きく、かつヒー
トローラ2はバックアップローラ3aに従動して回転する
ので、被処理シートとヒートローラ2との間でスリップ
が生じるとヒートローラ2の周速度は、バックアップロ
ーラ3aの周速度より遅くなり、3本のバックアップロー
ラ3の周速度も、バックアップローラ3aの周速度より遅
くなる。従って、被処理シートは、テンションがかかっ
た状態で移動し、ヒートローラに密着するので、加熱処
理が確実であり、「しわ」などが生じることもない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案のローラ加熱処理装置は、
ヒートローラを取り囲む複数本のバックアップローラの
うち、排出側に最も近い位置のバックアップローラのう
ち、排出側に最も近い位置のバックアップローラのみを
駆動して各ローラを回転させるので、被処理シートは先
端から引っ張られてテンションがかかり、ヒートローラ
に密着する。すなわち、バックアップローラ間で被処理
シートが弛むことがなく、確実に加熱処理を行うことが
でき、「しわ」なども生じない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案実施例の断面図である。 1…ケーシング、11…供給口、12…排出口 2…ヒートローラ、21…ヒータランプ 3a…排出側に最も近いバックアップローラ 3…バックアップローラ、4…ベルト 6…モータ、7…スクレーパー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部にヒータランプを有するヒートローラ
    と該ヒートローラに圧接するバックアップローラとの間
    に紙やフィルムなどの湾曲可能な被処理シートが供給さ
    れ、加熱処理されて排出されるローラ加熱処理装置にお
    いて、 前記バックアップローラが複数本配置され、かつ被処理
    シートの排出側に最も近い位置のバックアップローラの
    みが駆動されて各ローラが回転することを特徴とするロ
    ーラ加熱処理装置。
JP3521888U 1988-03-18 1988-03-18 ローラ加熱処理装置 Expired - Lifetime JPH0648524Y2 (ja)

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JP3521888U JPH0648524Y2 (ja) 1988-03-18 1988-03-18 ローラ加熱処理装置

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JP3521888U JPH0648524Y2 (ja) 1988-03-18 1988-03-18 ローラ加熱処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01139265U JPH01139265U (ja) 1989-09-22
JPH0648524Y2 true JPH0648524Y2 (ja) 1994-12-12

Family

ID=31261870

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JP3521888U Expired - Lifetime JPH0648524Y2 (ja) 1988-03-18 1988-03-18 ローラ加熱処理装置

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