JPH0648471Y2 - からくり時計の装飾装置 - Google Patents
からくり時計の装飾装置Info
- Publication number
- JPH0648471Y2 JPH0648471Y2 JP1990063322U JP6332290U JPH0648471Y2 JP H0648471 Y2 JPH0648471 Y2 JP H0648471Y2 JP 1990063322 U JP1990063322 U JP 1990063322U JP 6332290 U JP6332290 U JP 6332290U JP H0648471 Y2 JPH0648471 Y2 JP H0648471Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- drive mechanism
- decorative body
- head
- doll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Toys (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はからくり時計の装飾装置に関し、特に屋外に設
置された動く装飾体に対する雨等の侵入を防止する為の
構成に関する。
置された動く装飾体に対する雨等の侵入を防止する為の
構成に関する。
(従来技術) 広場等の屋外に設置されたからくり時計においては人形
等の装飾体は時計体内に収納されており、正時にメロデ
ィと共に扉等が開き、その後装飾体が時計体の外部に現
われ、頭を下げたり手足を動かしたりするものが知られ
ている。この装飾体の動作は正時から約5分位行なわ
れ、特に強風の時とか、雨量が多い時においては装飾体
の一連の動作を中止するように設定されている。従っ
て、装飾体内に侵入する雨水は殆んどなく、装飾体内へ
の雨水侵入を防止する構成については特に設けていなか
った。
等の装飾体は時計体内に収納されており、正時にメロデ
ィと共に扉等が開き、その後装飾体が時計体の外部に現
われ、頭を下げたり手足を動かしたりするものが知られ
ている。この装飾体の動作は正時から約5分位行なわ
れ、特に強風の時とか、雨量が多い時においては装飾体
の一連の動作を中止するように設定されている。従っ
て、装飾体内に侵入する雨水は殆んどなく、装飾体内へ
の雨水侵入を防止する構成については特に設けていなか
った。
(考案が解決する為の課題) 装飾体が常時屋外に設けられているからくり時計におい
ては、装飾体例えば人形の頭部を回動させたり前後左右
に傾けたりする動作をさせる為に、人形の胴部と頭部の
間にはきわめて小さな間隙が設けられている。特に強風
を伴う雨が降ると、水滴は極めて小さな形状を成し、強
風によって装飾体の外側面を上方、即ち首都の方向へ押
し上げられる。水滴の径は人形の胴部と頭部の間の小さ
な間隙よりも小さくなるので、最終的には首部の上端に
設けられた開口部から胴部の内側へ侵入することとな
る。胴部内に侵入した水滴は、内部に収納された駆動機
構に錆を発生させる原因となり、頭部や手足の円滑な動
作を妨げる。長時間経過すると前記錆によって止まりな
どの故障を生起し、腐食による耐久性を悪くするもので
ある。
ては、装飾体例えば人形の頭部を回動させたり前後左右
に傾けたりする動作をさせる為に、人形の胴部と頭部の
間にはきわめて小さな間隙が設けられている。特に強風
を伴う雨が降ると、水滴は極めて小さな形状を成し、強
風によって装飾体の外側面を上方、即ち首都の方向へ押
し上げられる。水滴の径は人形の胴部と頭部の間の小さ
な間隙よりも小さくなるので、最終的には首部の上端に
設けられた開口部から胴部の内側へ侵入することとな
る。胴部内に侵入した水滴は、内部に収納された駆動機
構に錆を発生させる原因となり、頭部や手足の円滑な動
作を妨げる。長時間経過すると前記錆によって止まりな
どの故障を生起し、腐食による耐久性を悪くするもので
ある。
本考案の目的は、装飾体内への雨水の侵入を防止するこ
とである。
とである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成する為に本考案では、空洞部内に駆動機
構が収納され、外形上が人形等の胴部形状に造形され、
前記駆動機構の一部が突出可能な第1開口部が設けられ
た固定装飾体と、前記駆動機構の一部に固定され、外形
上が人形等の頭部形状に造形され、前記駆動機構の一部
が挿入する第2開口部を有し、前記固定装飾体に対して
動く可動装飾体と、を備え、前記第1開口部の開口端は
全周に亘って外方に反り返り、該開口端の端部は下方へ
突出させた湾曲部を構成し、前記第2開口部の内壁面は
下方へ傾斜して構成され、該湾曲部内に該第2開口部の
開口端が所定の間隙を介して挿入されていることを特徴
とするからくり時計の装飾装置を提供する。
構が収納され、外形上が人形等の胴部形状に造形され、
前記駆動機構の一部が突出可能な第1開口部が設けられ
た固定装飾体と、前記駆動機構の一部に固定され、外形
上が人形等の頭部形状に造形され、前記駆動機構の一部
が挿入する第2開口部を有し、前記固定装飾体に対して
動く可動装飾体と、を備え、前記第1開口部の開口端は
全周に亘って外方に反り返り、該開口端の端部は下方へ
突出させた湾曲部を構成し、前記第2開口部の内壁面は
下方へ傾斜して構成され、該湾曲部内に該第2開口部の
開口端が所定の間隙を介して挿入されていることを特徴
とするからくり時計の装飾装置を提供する。
(実施例) 第1〜3図には本考案に係る一実施例が示されている。
図示実施例において装飾体は第2図の人形2であり、固
定装飾体は人形2の胴部4、可動装飾体は人形2の頭部
6である。胴部4の空洞部8には頭部6を左右に回動す
る為の駆動機構10が収納されており、該駆動機構10の連
結部12は胴部4の第1開口部14から胴部4の外方へ突出
している。第1開口部14の開口端は全周に亘って外方に
反り返った湾曲部16を構成し、該湾曲部16内には頭部6
の第2開口部18の端部19が挿入されている。頭部6の空
洞部20には駆動機構10の連結部12と連結する頭部固定部
22が収納され、該固定部22に頭部6が固定されている。
その結果、頭部6は胴部4に対して左右に回動したり、
前後左右に傾いたり等の動きをすることができる。
図示実施例において装飾体は第2図の人形2であり、固
定装飾体は人形2の胴部4、可動装飾体は人形2の頭部
6である。胴部4の空洞部8には頭部6を左右に回動す
る為の駆動機構10が収納されており、該駆動機構10の連
結部12は胴部4の第1開口部14から胴部4の外方へ突出
している。第1開口部14の開口端は全周に亘って外方に
反り返った湾曲部16を構成し、該湾曲部16内には頭部6
の第2開口部18の端部19が挿入されている。頭部6の空
洞部20には駆動機構10の連結部12と連結する頭部固定部
22が収納され、該固定部22に頭部6が固定されている。
その結果、頭部6は胴部4に対して左右に回動したり、
前後左右に傾いたり等の動きをすることができる。
図示実施例の人形は以上の通り構成され、次に第3図に
基づいて雨水の侵入防止構造について説明する。胴部4
の外壁に付着する雨水は強風によって径の大きさが1mm
前後の大きさの水滴21となり、強風にあおられて前記外
壁面4a上を移動する。
基づいて雨水の侵入防止構造について説明する。胴部4
の外壁に付着する雨水は強風によって径の大きさが1mm
前後の大きさの水滴21となり、強風にあおられて前記外
壁面4a上を移動する。
ある水滴21は隣接の水滴21・21……と一緒になり、径の
大きさが大きくなって外壁面から落下する。人形2の首
の近くに付着した水滴21は強風にあおられ、該水滴21が
頭部6の第2開口部18の端部19と胴部4の外壁面4aの間
隙15に侵入すると、該水滴21は前記間隙15に吹き込む風
力によって湾曲部16を上方に移動する。この移動時にお
いて隣接の水滴21・21……と一緒になって径が大きくな
ると、水滴自体の重量が大きくなり、風力が弱まった時
に間隙15を通って落下する。強い風力によって一気に湾
曲部16の最上部に達した水滴22は、他の隣接する水滴22
と一緒になって矢印A方向に移動し、端部17先端から頭
部6の内壁6aに落下する。内壁面6aに落下した水滴22は
矢印B方向に落下移動していき、最終的には間隙15を通
って胴部4の外壁面4aに戻る。
大きさが大きくなって外壁面から落下する。人形2の首
の近くに付着した水滴21は強風にあおられ、該水滴21が
頭部6の第2開口部18の端部19と胴部4の外壁面4aの間
隙15に侵入すると、該水滴21は前記間隙15に吹き込む風
力によって湾曲部16を上方に移動する。この移動時にお
いて隣接の水滴21・21……と一緒になって径が大きくな
ると、水滴自体の重量が大きくなり、風力が弱まった時
に間隙15を通って落下する。強い風力によって一気に湾
曲部16の最上部に達した水滴22は、他の隣接する水滴22
と一緒になって矢印A方向に移動し、端部17先端から頭
部6の内壁6aに落下する。内壁面6aに落下した水滴22は
矢印B方向に落下移動していき、最終的には間隙15を通
って胴部4の外壁面4aに戻る。
(考案の効果) 本考案によれば、胴部外壁面に付着された雨水は、胴部
の第1開口部開口端に設けた外方へ反り返る様に湾曲し
た湾曲部まで、強風にあおられて押し上げられても最終
的には湾曲面を落下したり、頭部の第2開口部の内壁面
に落下して該内壁面を伝わって落下し、胴部と頭部の間
隙を通って胴部外側へ戻るので、雨水が人形、即ち装飾
体内に侵入することがない。
の第1開口部開口端に設けた外方へ反り返る様に湾曲し
た湾曲部まで、強風にあおられて押し上げられても最終
的には湾曲面を落下したり、頭部の第2開口部の内壁面
に落下して該内壁面を伝わって落下し、胴部と頭部の間
隙を通って胴部外側へ戻るので、雨水が人形、即ち装飾
体内に侵入することがない。
その結果、装飾体内に収納された駆動機構には雨水が付
着しないので、錆も発生しにくく、装飾体の動作は円滑
に動き、雨水による種々の問題は解消される。
着しないので、錆も発生しにくく、装飾体の動作は円滑
に動き、雨水による種々の問題は解消される。
第1図は本考案に係る装飾体の要部断面図。 第2図は本考案に係る装飾体の要部外観図。 第3図は本考案に係る雨水侵入防止構造の要部拡大断面
図。 2……人形、4……胴部、 6……頭部、10……駆動機構、 12……連結部、14……第1開口部、 16……湾曲部、18……第2開口部、 21・22……水滴。
図。 2……人形、4……胴部、 6……頭部、10……駆動機構、 12……連結部、14……第1開口部、 16……湾曲部、18……第2開口部、 21・22……水滴。
Claims (1)
- 【請求項1】所定時刻に装飾体が動作するからくり時計
において、 空洞部内に駆動機構が収納され、外形上が人形等の胴部
形状に造形され、前記駆動機構の一部が突出可能な第1
開口部が設けられた固定装飾体と、 前記駆動機構の一部に固定され、外形上が人形等の頭部
形状に造形され、前記駆動機構の一部が挿入する第2開
口部を有し、前記固定装飾体に対して動く可動装飾体
と、 を備え、前記第1開口部の開口端は全周に亘って外方に
反り返り、該開口端の端部は下方へ突出させた湾曲部を
構成し、前記第2開口部の内壁面は下方へ傾斜して構成
され、該湾曲部内に該第2開口部の開口端が所定の間隙
を介して挿入されていることを特徴とするからくり時計
の装飾装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990063322U JPH0648471Y2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | からくり時計の装飾装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990063322U JPH0648471Y2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | からくり時計の装飾装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0421992U JPH0421992U (ja) | 1992-02-24 |
JPH0648471Y2 true JPH0648471Y2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=31593268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990063322U Expired - Lifetime JPH0648471Y2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | からくり時計の装飾装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0648471Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0252188U (ja) * | 1988-10-11 | 1990-04-13 |
-
1990
- 1990-06-15 JP JP1990063322U patent/JPH0648471Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0421992U (ja) | 1992-02-24 |
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