JPH0648279Y2 - 冷凍装置用レシーバ - Google Patents

冷凍装置用レシーバ

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JPH0648279Y2
JPH0648279Y2 JP7582288U JP7582288U JPH0648279Y2 JP H0648279 Y2 JPH0648279 Y2 JP H0648279Y2 JP 7582288 U JP7582288 U JP 7582288U JP 7582288 U JP7582288 U JP 7582288U JP H0648279 Y2 JPH0648279 Y2 JP H0648279Y2
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JP
Japan
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casing
refrigerant
liquid
receiver
liquid refrigerant
Prior art date
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Application number
JP7582288U
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English (en)
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JPH01178567U (ja
Inventor
隆 村元
英男 菅野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は空気調和機、冷凍機、冷水機、除湿機等の冷凍
装置に用いられるレシーバに関する。
(従来の技術及びその課題) 従来の自動車用空気調和機の冷媒回路の1例が第5図に
示され、コンプレッサ1から吐出された冷媒ガスはコン
デンサ2で凝縮液化した後、レシーバ3に入り、ここで
液冷媒からガス冷媒が分離される。レシーバ3から取り
出された液冷媒は膨張弁4で絞られることによって断熱
膨張した後、エバポレータ5で蒸発気化して再びコンプ
レッサ1に吸い込まれる。
レシーバ3の詳細が第4図に示されている。
コンデンサ2で凝縮液化したガス冷媒を含む液冷媒S1
冷媒供給管10を経てレシーバ3の筒状のケーシング12の
頂部に設けられた冷媒入口11からケーシング12内に流入
して滝のようになって落下し、ケーシング12内底部に貯
溜されている液冷媒S2の液面Lに激しく衝突する。この
衝突の際に、大量の気泡Buが発生し、この気泡Buは液冷
媒S2と共にフイルタ13を通り吸上げ管14を経て冷媒排出
管15から流出して膨張弁4に入る。なお、16はサイトグ
ラス、17は袋状ゼオライトである。
気泡Buを含む液冷媒は比体積が大きいので、これが膨張
弁4に入ると、膨張弁4がチョークして冷媒循環量(単
位時間当たりの質量流量)が減るので、エバポレータ5
における冷媒の蒸発量が減少し、これに伴って、冷房能
力の低下、コンプレッサ1に吸入される冷媒ガス温度の
上昇に基くコンプレッサ1の耐久性の低下等の不具合が
発生する。
一方、この種自動車用空気調和機においては、冷媒回路
内から冷媒が僅かづつ漏洩するため、長期間経過する
と、レシーバ3内の液面Lが低下する。また、真夏や梅
雨季等の冷房負荷が大きい時にはエバポレータ5内に滞
留する液冷媒の量が増加するため、レシーバ3内の液面
Lが低下する。そして、レシーバ3内の液面Lが所定値
H以下に低下すると、気泡Buが発生し易くなるため、上
記不具合が顕著となって、甚しい場合にはコンプレッサ
1が破損する場合がある。
そこで、冷媒を冷媒回路内に余分に充填しているが、こ
の場合にはコンプレッサ1の消費動力が過大となる。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記課題を解決するために提案されたものであ
って、その要旨とするところは、筒状のケーシングの頂
部に設けられガス冷媒を含む液冷媒を上記ケーシング内
に滝のように落下流入させる冷媒入口と、上記ケーシン
グ内にほぼ鉛直に立設され上記ケーシング内底部に貯溜
された液冷媒を吸上げて流出させる吸上げ管を具えた冷
凍装置用レシーバにおいて、上面に環状の溝を有し、か
つ、その周縁と上記ケーシングの内壁面との間に全周に
亘ってほぼ均一な所定巾の隙間を限界する傘状の抵抗体
を上記ケーシング内底部に貯溜された液冷媒の液面の上
方に上記液冷媒入口より所定の距離を隔てて上記吸上げ
管に固定したことを特徴とする冷凍装置用レシーバにあ
る。
(作用) 本考案においては、上記構成を具えているため、ガス冷
媒を含む液冷媒がケーシングの頂部に設けられた冷媒入
口からケーシング内に滝のように落下流入してもこの冷
媒は傘状の抵抗体の上面に衝突してその上面に設けられ
た環状の溝によって衝撃及び流速が弱められ、かつ、ほ
ぼ均一に全周に向かうように分散された後、抵抗体の周
縁とケーシングの内壁面との間に限界されたほぼ均一な
所定巾の隙間を通りケーシングの内壁面を伝ってケーシ
ング内底部に貯溜された冷媒液中に緩やかに流入する。
(実施例) 本考案の1実施例が第1図ないし第3図に示されてい
る。
吸上げ管14にはケーシング12内底部に貯溜された冷媒液
S2の液面Lの上方に冷媒入口11より所定の距離Dを隔て
て断面傘状の抵抗体18が固定されている。この抵抗体18
の上面には環状の溝19が形成され、かつ、この抵抗体18
の周縁はケーシング12の内壁面との間に全周に亘ってほ
ぼ均一な所定巾Bの隙間20を限界している。
他の構成は第4図及び第5図に示す従来のものと同様で
あり、対応する部材には同じ符号が付されている。
しかして、ガス冷媒を含む液冷媒S1はケーシング12の頂
部に設けられた冷媒入口11から滝のように落下して抵抗
体18の上面に衝突し、その上面に形成された環状の溝19
によって衝撃及び流速が弱められ、かつ、ほぼ均一に全
周に向かうように分散された後、隙間20を経てケーシン
グ12の内壁面を伝ってケーシング12内底部に貯溜された
液冷媒S2中に緩やかに流入する。従って、ケーシング内
底部に貯溜れた液冷媒S2中に気泡が発生することはな
い。
第2図には、泡立ち量と距離Dとの関係が示され、第2
図から明らかなように距離Dを5ないし80mmの範囲に定
めることによって泡の発生を防止できる。
第3図には、泡立ち量と隙間Bとの関係が示され、第3
図から明らかなように隙間Bを1ないし15mmの範囲に定
めることによって泡の発生を防止できる。
(考案の効果) 本考案においては、上面に環状の溝を有し、かつ、その
周縁とケーシングの内壁面との間に全周に亘ってほぼ均
一な所定巾の隙間を限界する傘状の抵抗体をケーシング
内底部に貯溜された液冷媒の液面の上方に所定の距離を
隔てて吸上げ管に固定したため、ガス冷媒を含む液冷媒
がケーシングの頂部に設けられた冷媒入口からケーシン
グ内に滝のように落下流入してもこの冷媒は傘状の抵抗
体の上面に衝突してその上面に設けられた環状の溝によ
って衝撃及び流速が弱められ、かつ、ほぼ均一に全周に
向かうように分散された後、傘状の抵抗体の周縁とケー
シングの内壁面との間に限界されたほぼ均一な所定巾の
隙間を通りケーシングの内壁面を伝ってケーシング内底
部に貯溜された冷媒液中に緩やかに流入する。従って、
ケーシング内底部に貯溜された液冷媒中に気泡が発生す
るのを防止できる。
この結果、膨張弁のチョークが防止され、これに伴う冷
房能力の低下、コンプレッサの耐久性低下等の不具合を
防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の1実施例を示し、第1図
は縦断面図、第2図は距離と泡立ち量との関係を示す線
図、第3図は間隙と泡立ち量との関係を示す線図であ
る。第4図は従来のレシーバの縦断面図、第5図は自動
車用空気調和機の冷媒回路図である。 レシーバ…3、ケーシング…12、冷媒入口…11、吸上げ
管…14、抵抗体…18、環状の溝…19、間隙…20、距離…

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状ケーシングの頂部に設けられたガス冷
    媒を含む液冷媒を上記ケーシング内に滝のように落下流
    入させる冷媒入口と、上記ケーシング内にほぼ鉛直に立
    設され上記ケーシング内底部に貯溜された液冷媒を吸上
    げて流出させる吸上げ管を具えた冷凍装置用レシーバに
    おいて、上面に環状の溝を有し、かつ、その周縁と上記
    ケーシングの内壁面との間に全周に亘ってほぼ均一な所
    定巾の隙間を限界する傘状の抵抗体を上記ケーシング内
    底部に貯溜された液冷媒の液面の上方に上記冷媒入口よ
    り所定の距離を隔てて上記吸上げ管に固定したことを特
    徴とする冷凍装置用レシーバ。
JP7582288U 1988-06-09 1988-06-09 冷凍装置用レシーバ Expired - Lifetime JPH0648279Y2 (ja)

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JP7582288U JPH0648279Y2 (ja) 1988-06-09 1988-06-09 冷凍装置用レシーバ

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JP7582288U JPH0648279Y2 (ja) 1988-06-09 1988-06-09 冷凍装置用レシーバ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01178567U JPH01178567U (ja) 1989-12-21
JPH0648279Y2 true JPH0648279Y2 (ja) 1994-12-12

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