JPH0648140B2 - 耐火ライニングの解体方法 - Google Patents

耐火ライニングの解体方法

Info

Publication number
JPH0648140B2
JPH0648140B2 JP2416688A JP2416688A JPH0648140B2 JP H0648140 B2 JPH0648140 B2 JP H0648140B2 JP 2416688 A JP2416688 A JP 2416688A JP 2416688 A JP2416688 A JP 2416688A JP H0648140 B2 JPH0648140 B2 JP H0648140B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refractory lining
sensor
lining
disassembling
refractory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2416688A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01200190A (ja
Inventor
衛 井上
秀美 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2416688A priority Critical patent/JPH0648140B2/ja
Publication of JPH01200190A publication Critical patent/JPH01200190A/ja
Publication of JPH0648140B2 publication Critical patent/JPH0648140B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は製鉄業などで使用する炉、溶融金属容器等の耐
火ライニングの補修工事の施工に先立って行う解体方法
に関する。
[従来の技術] 例えば耐火物でライニングされた溶融金属容器として、
例えば製鉄業における出銑樋、混銑車、取鍋、タンディ
ッシュ等の容器は側壁と敷(底部)とからなり、それぞ
れ耐火物でライニングされており、多くは永久張り(パ
ーマライニング)と内張り(ワークライニング)の二層
から構成されている。ワークライニングは直接高温の溶
湯(溶銑または溶鋼)による各種の損傷を受けるので、
比較的短期間(数日〜数ヶ月)の使用でワークライニン
グの残存厚が薄くなるため張り替え補修工事を行わなけ
ればならない。
又高炉、転炉、電気炉等の炉は、耐火レンガを積み上げ
た構造からなり、残存厚が薄くなると吹き付け補修等に
よって寿命を延長させているのが一般的であるが、炉末
期になると最終的には耐火レンガを解体して積み直す必
要がある。この補修工事に際してはライニングのうち、
損傷を受けている部位とその周辺つまり要補修範囲内の
残存ワークライニングを取り壊さねばならないが、その
残存ワークライニングの耐火物は、溶湯の高温、その他
の影響によって内外部とも固く燃結し、岩石状の強固な
組織に変質していることが多い。
従って、残存ワークライニングの解体は容易なことでな
く、この解体方法として、例えば特開昭58-11379号公報
に示されるように、静的破砕剤を耐火ライニング中に注
入して解体する方法、或は実開昭58-79314号公報に示さ
れるように圧縮空気でピストンを駆動してハンマーの前
後運動によって耐火ライニングを解体する方法等があ
る。本発明者らも、高圧力水を利用した解体方法、装置
(特開昭62-91286号、特願昭62-91287号、特願昭62-995
19号、特願昭62-227758号)を既に開発している。
而して、この様な解体法においては人が関与せず、ほと
んど全自動制御のもとに作業が進行することが好まし
い。解体作業は高温、高粉塵など悪環境であり、労働者
の高齢化・省力化を考えると上述した解体技術を制御す
る方法が必要である。
[発明が解決しようとする課題] 本発明者等は前述したように耐火ライニングを熱間およ
び冷間状態で超高圧水によって解体してゆく方法を既に
開発している。しかしながら超高圧水の破壊力は非常に
大きく、作業場における悪環境および危険性から人が介
しないで全自動で解体してゆく制御方法がぜひ必要であ
る。本発明はかかる技術課題に対して超高圧水による解
体作業の自動制御方法を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は上述の課題を有利に解決したものであり、その
要旨は、 1.耐火ライニングを超高圧水によって解体するに当た
り、ウオータージェットノズルの移動方向の前方に、上
記耐火ライニングの解体条件を設定するためのフロント
センサー、上記ノズルの移動方向の後方に、はつり結果
を測定するテールセンサーをそれぞれ設け、該センサー
による耐火ライニングの検知情報により、少なくともウ
オータージェットノズルの移動速度及び耐火ライニング
との面間距離を制御しつつ解体することを特徴とする耐
火ライニングの解体方法。
2.フロントセンサーによってもたらされる耐火ライニ
ングの解体条件が、面間距離、耐火ライニングの温度あ
るいは耐火ライニング面性状であることを特徴とする前
記1項記載の耐火ライニングの解体方法。
3.テールセンサーによってもたらされる耐火ライニン
グのはつり結果の測定値がはつり面性状、面間距離であ
ることを特徴とする前記1項記載の耐火ライニングの解
体方法。
である。
本発明者等は超高圧水による耐火ライニングの解体能力
を種々の条件で試験をした結果、はつり量に大きく影響
する因子として 高圧水の圧力および水量 面間距離 ノズル移動速度 衝射角度 耐火ライニングの材質 耐火ライニングの温度 粉体の同時吹込み などがあげられる。
而して実際の解体作業で容易に可変でき、効果的なのは
面間距離とノズル移動速度である。もちろん設備的に改
造すれば高圧水の圧力や衝射角度および粉体の同時吹込
みも可能であるが、頻発して変化させるよりはむしろ耐
火ライニングの同一な性状領域は変えないで前記の面間
距離とノズル移動速度で細かく制御した方が有利であ
る。
第2図に面間距離とはつり深さの関係を、又第3図にノ
ズル移動速度とはつり深さの関係をそれぞれ示す。
而して本発明においては耐火物のはつりを所要の条件を
充分に満足し且つ効率よく、容易に施すために、ウォー
タージェットの衝射条件を好適範囲に常時保持しつつ解
体する方法であり、そのためにウォータージェットノズ
ルの前後にウォータージェット衝射前、及び衝射後の耐
火物の状況(性状)を逐次検知するため、フロントセン
サー及びテールセンサーを設置し、これらのセンサーか
らの情報値により、少なくともウォータージェットの制
御上最も有効なノズル移動速度と、面間距離を制御しつ
つはつり作業を行うものである。
而して本発明において用いるセンサーは種々選択使用で
きるが、事前情報として検知するセンサーと結果を検知
してフィードバックさせるセンサーに大別される。
前者は、解体条件を決定するための必要なセンサーで 面間距離計(機械式ならい方式、レーザー方式、超音
波方式など) 耐火ライニング温度(放射温度計、熱電対など) 耐火ライニング面性状(磁性による地金検知、色調セ
ンサーによるスラグ反応層検知など) などである。
又後者のセンサーとしては 面間距離計(機械式ならい方式、レーザー方式、超音
波方式など) 耐火ライニングはつり面性状(CCDカメラ、色調セン
サーによる健全層の検知など) などである。
以上のセンサーを2つ以上組み合わせることにより、全
自動制御の解体システムを構成するものである。
第1図及び表1に本発明の解体システムについて示す。
耐火ライニング1に対してフロントセンサー2によって
耐火ライニングの温度・色調を検出して高圧水の圧力お
よび水量を決め、地金の有無を判定して、地金がある場
合には粉体も同時に吹込んで解体能力を上げ、地金もい
っしょにはつる。
ウォータージェットノズル3の衝射角度は最も効率のよ
い垂直に設定しておく、面間距離とノズル移動速度の制
御はテールセンサー4によって健全な耐火ライニング層
まではつりが進行したか判定し、さらに面間距離、ノズ
ル移動速度を同時にそれぞれ小さくする。なお面間距離
はノズル3の保護および第2図よりわかるようにあまり
接近しても効果はないことより20mmまでとすることが有
利である。フロントセンサー2とテールセンサー4の距
離計の値からはつり深さの平均を計算し、高圧水の圧力
を0〜20mm:1500気圧、20〜30mm:2000気圧、30mm以
上:2500気圧に設定することが有効である。
なお表1の各センサーによる検知は本システムにおいて
必ずしもすべて必要ではなく、少なくとも2つ以上組み
合わせれば十分効果を上げることができる。
[実施例] 以下に本発明を高炉の大樋ライニングの補修に先立って
解体を行った実施例について説明する。
第4図は本発明の実施態様例として大樋ライニング1の
解体作業を示す全体図である。
フロントセンサー2に内臓した放射温度計により耐火ラ
イニング温度はほぼ8000℃であり、大樋ライニングの材
質(Al2O3 60〜65%,SiC 20〜30%)から基本条件を高
圧水の水圧を2000気圧、ノズル先端3の径を0.4mmφ、
水量8/分、面間距離50mm、ノズル移動速度30mm/sec
とした。大樋の壁面にはほとんど地金は混入していない
ので粉体の同時吹込みなどは特に考慮しなかった。
テールセンサー4に内蔵した色調センサーによって健全
層であれば白色度か上がるので判定の基準とした。はつ
り深さが十分でない場合は白色度が低いので面間距離ノ
ズル移動速度を同時にそれぞれ低下させるようフィード
バック制御するようにした。フロントおよびテールセン
サーに内蔵するセンサーを種々変えて制御したときのそ
れぞれの実施例の比較を表2に示した。
これによりセンサーによる制御によって短時間に必要最
小限を解体することができることが判明した。
[効果] 以上説明したように本発明によれば、溶融金属容器の耐
火ライニングを熱間および冷間にて容易に解体すること
ができ、センサー機能によって必要な解体量を最小限の
範囲で、適切に全自動で解体してゆくシステムを提供す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のシステムの概略図、第2図は面間距離
とはつり深さの関係を示す図、第3図はノズル移動速度
とはつり深さの関係を示す図、第4図は大樋の耐火ライ
ニングの解体に実施した全体図である。 1……耐火ライニング、2……フロントセンサー 3……ウォータージェットノズル 4……テールセンサー、5……走行台車

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】耐火ライニングを超高圧水によって解体す
    るに当たり、ウオータージェットノズルの移動方向の前
    方に、上記耐火ライニングの解体条件を設定するための
    フロントセンサー、上記ノズルの移動方向の後方に、は
    つり結果を測定するテールセンサーをそれぞれ設け、該
    センサーによる耐火ライニングの検知情報により、少な
    くともウオータージェットノズルの移動速度及び耐火ラ
    イニングとの面間距離を制御しつつ解体することを特徴
    とする耐火ライニングの解体方法。
  2. 【請求項2】フロントセンサーによってもたらされる耐
    火ライニングの解体条件が、面間距離、耐火ライニング
    の温度あるいは耐火ライニング面性状であることを特徴
    とする請求項1記載の耐火ライニングの解体方法。
  3. 【請求項3】テールセンサーによってもたらされる耐火
    ライニングのはつり結果の測定値がはつり面性状、面間
    距離であることを特徴とする請求項1記載の耐火ライニ
    ングの解体方法。
JP2416688A 1988-02-04 1988-02-04 耐火ライニングの解体方法 Expired - Lifetime JPH0648140B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2416688A JPH0648140B2 (ja) 1988-02-04 1988-02-04 耐火ライニングの解体方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2416688A JPH0648140B2 (ja) 1988-02-04 1988-02-04 耐火ライニングの解体方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01200190A JPH01200190A (ja) 1989-08-11
JPH0648140B2 true JPH0648140B2 (ja) 1994-06-22

Family

ID=12130761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2416688A Expired - Lifetime JPH0648140B2 (ja) 1988-02-04 1988-02-04 耐火ライニングの解体方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0648140B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0772673B2 (ja) * 1989-08-09 1995-08-02 ハリマセラミック株式会社 耐火物ライニングの解体装置
JP7444130B2 (ja) * 2021-04-20 2024-03-06 Jfeスチール株式会社 補修システムおよび補修方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01200190A (ja) 1989-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW201033372A (en) Robot interaction system
JPH07316614A (ja) 高炉の炉内壁補修装置
JPH0648140B2 (ja) 耐火ライニングの解体方法
CN216890677U (zh) 预防石灰窑出料灰斗焊缝开裂的密封装置
JPH0972852A (ja) 溶融金属受湯容器の内張り耐火物の亀裂検出方法並びに亀裂の補修方法
CN110653450B (zh) 一种转炉炉体穿孔的在线修补方法
RU2735014C1 (ru) Способ футеровки металлургических агрегатов
JPH0652153B2 (ja) 耐火ライニングの解体方法
JPS6217112A (ja) 転炉内壁のスラグコ−テイング方法
Lehtonen Improvement of steel ladle lid circulation and lifetime
JPH05256584A (ja) 溶融炉炉壁の損傷部の補修方法及び装置
JPH0641834B2 (ja) 耐火ライニングの熱間解体方法
KR20070067592A (ko) 전로 보수방법
JPS63267885A (ja) 耐火物ライニングの補修装置
SU1629325A1 (ru) Способ восстановлени футеровки по ходу кампании сталеплавильного конвертера
JPH04227465A (ja) 熱風長時間キュポラ炉の修繕方法
SU1702136A1 (ru) Способ гор чего ремонта огнеупорной футеровки вращающейс печи
Gerling et al. Fully automatic refractory maintenance system
Ghosh et al. Gunniting—A Recent Technique
JPH0581824B2 (ja)
JPS6011485Y2 (ja) 吹付材の接着強度測定装置
JPH05161959A (ja) 溶融金属容器
JPS63259384A (ja) 耐火ライニングの解体方法
Chemeris et al. Torch guniting of open-hearth roof local burns
Hirjak et al. Using Castables of Improved Properties for Iron and Steel Production