JPH0647328A - 粘性液剤押し出し機 - Google Patents

粘性液剤押し出し機

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Publication number
JPH0647328A
JPH0647328A JP20083992A JP20083992A JPH0647328A JP H0647328 A JPH0647328 A JP H0647328A JP 20083992 A JP20083992 A JP 20083992A JP 20083992 A JP20083992 A JP 20083992A JP H0647328 A JPH0647328 A JP H0647328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
push rod
viscous liquid
rod
power
resistance
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP20083992A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Sato
純一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP20083992A priority Critical patent/JPH0647328A/ja
Publication of JPH0647328A publication Critical patent/JPH0647328A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 「後垂れ」が生じないのはもちろん、押し出
しロッドの戻り過ぎが生じることもなく、また押し出し
ロッドを動かすことについて余分な力を必要とすること
もない。 【構成】 動力源から押し出しロッド6に至る動力伝達
機構中に、動力源から押し出しロッドを切り離す動力遮
断手段を設けるとともに、この動力遮断手段に連動して
押し出しロッド6を動力源から切り離した後に押し出し
ロッドに所定の負荷を一時的に加える抵抗手段28を設
けて、動力遮断手段で押し出しロッドを動力源から切り
離した後に押し出しロッドに抵抗を加えるとともに、こ
の抵抗は切り離し直後に一時的に加えられるだけとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシーリング剤や接着剤等
の粘性液剤をそのカートリッジから押し出すのに用いる
粘性液剤押し出し機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7(a) に示すように、粘性液剤1を納
めたカートリッジ2内のピストン32を押し出しロッド
6で押圧して粘性液剤1をカートリッジ2から吐出させ
る押し出し機において、粘性液剤1の押し出しを停止す
る際、単に押し出しロッド6を停止させただけでは、カ
ートリッジ2内に残る残圧によって粘性液剤1が垂れ出
てしまう「後垂れ」が生じてしまう。このために、特公
平1−57628号公報に示されているように、粘性液
剤1の押し出しを停止すると、押し出しロッド6が動力
源から切り離されてフリーとなり、図7(b) に示すよう
に、カートリッジ2内に残る残圧を押し出しロッド6が
後退することで除去して、「後垂れ」を防ぐようにした
ものが提供されているが、この場合、残圧で押し戻され
る押し出しロッド6がその慣性で図7(c) に示すように
必要以上に後退し、押し出しロッド6の先端とカートリ
ッジ2内のピストン32との間に隙間Lが生じてしまう
ことがある。このような隙間Lが生じると、次に粘性液
剤1の押し出しを開始するにあたり、押し出しロッド6
を隙間L分だけ余分に移動させなくてはならず、粘性液
剤1の吐出が始まるまでにロスタイムが生じることにな
る。
【0003】図7に示すように、押し出しロッド6にば
ね38による付勢を受けて接触する接触部材37を設け
て、押し出しロッド6の移動に常時抵抗が加わるように
したものも提案されている。なお、図7中の12は押し
出しロッド6に設けられたラック9と噛み合うピニオン
であり、モータの減速出力で押し出しロッド6を駆動す
る。また図中17はモータと上記ピニオン20との間に
配されて減速を担う遊星機構におけるインターナルギア
であり、常時はばね23による付勢でキー22が外周面
の溝21に係合してその回転が阻止されているが、回転
軸24一端のレバー12を操作して回転軸24他端の回
転レバー25に設けたピン26でキー22を動かして、
キー22とインターナルギア17との係合を解除する
と、インターナルギア17の回転がフリーとなり、この
結果、押し出しロッド6のモータからの切り離しがなさ
れるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記抵抗を押し出しロ
ッド6に与えた場合、確かに押し出しロッド6の慣性に
よる余分な後退がなくなり、次に押し出しを開始する際
のロスタイムが低減されるのであるが、このような抵抗
を押し出しロッド6に常時与えているということは、押
し出しロッド6で粘性液剤1を押し出す時にも抵抗が負
荷として加わってしまうものであり、出力のロスとなっ
てしまう。またカートリッジ2内の粘性液剤1を押し出
してしまった後は、押し出しロッド6を手動で引き戻す
のであるが、この時にも余計な力が必要となり、使い勝
手がよくなったとは言えない。
【0005】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは「後垂れ」が生じない
のはもちろん、押し出しロッドの戻り過ぎが生じること
もなく、また押し出しロッドを動かすことについて余分
な力を必要としない粘性液剤押し出し機を提供するにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、動力
源から押し出しロッドに至る動力伝達機構中に、動力源
から押し出しロッドを切り離す動力遮断手段を設けると
ともに、この動力遮断手段に連動して押し出しロッドを
動力源から切り離した後に押し出しロッドに所定の負荷
を一時的に加える抵抗手段を設けていることに特徴を有
している。
【0007】
【作用】本発明によれば、動力遮断手段で押し出しロッ
ドを動力源から切り離すことができるために「後垂れ」
が生じないものであり、また切り離した直後に一時的に
押し出しロッドに抵抗が加わるために、押し出しロッド
が戻り過ぎることがなく、また抵抗は切り離し直後に一
時的に加えられるだけであるために、抵抗が原因で押し
出しロッドを動かすことについて余計な力が必要となる
こともない。
【0008】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、図3において、ハンドル11を備えた器体10内
には、ハンドル1内に納められた電池15を電源として
作動するモータ30と、このモータ30の減速出力で回
転するピニオン20とが収納されており、器体10を前
後に貫通する押し出しロッド6に形成されたラック9が
上記ピニオン20とかみ合っている。図中19はモータ
30のオンオフ用のトリガースイッチである。
【0009】モータ30とピニオン20との間に介在す
る減速機構は、図4に示すように、モータ30に連結さ
れた太陽ギア19と、インターナルギア17、太陽ギア
19とインターナルギア17との両者に噛み合う複数個
の遊星ギア18とからなる遊星機構で構成されたもの
で、ピニオン20は遊星ギア18を支持するキャリア
(図示せず)に連結されている。
【0010】そして、ここにおけるインターナルギア1
7は、外周面に溝21を有して回転自在に支持されたも
のであり、図1に示すキー22がばね23による付勢で
溝21に係合することで、その回転が止められるものと
なっている。キー22によってインターナルギア17の
回転が止められている時は、モータ30の出力が遊星機
構において減速された後、ピニオン20に伝達され、押
し出しロッド6を駆動する。しかし、回転軸24一端の
レバー12を操作して回転軸24他端の回転レバー25
に設けたピン26でキー22を動かして、キー22とイ
ンターナルギア17との係合を解除すると、インターナ
ルギア17の回転がフリーとなり、この結果、押し出し
ロッド6のモータからの切り離しがなされる。従って、
粘性液剤1の押し出しを停止する時、レバー12を操作
することで、「後垂れ」を防ぐことができる。
【0011】押し出しロッド6の移動に抵抗を加える抵
抗手段は、押し出しロッド6の側面に向けて突出自在で
あるとともにばね29にて押し出しロッドから離れる方
向に付勢されたピン28で形成されている。一方、上記
キー22を動かすことで動力遮断を行う操作用のレバー
12には、補助レバー33が一体に設けられているとと
もに、この補助レバー33の側面にカム部34が設けら
れている。回動方向の側面がテーパ面となっているカム
部34は、操作レバー12を回動させることで、モータ
30から押し出しロッド6を切り離すにあたり、この切
り離しを行った直後から操作レバー12を完全に回し切
るまでの間だけ、図2に示すように、カム部34がピン
28をばね29に抗して押し出しロッド6に向けて押圧
して、押し出しロッド6の移動に抵抗を加える。
【0012】図5に切り離し動作とカートリッジ2内の
残圧の変化と、この残圧による押し出しロッド6の戻り
速度の変化、そして抵抗負荷の経緯のタイムチャートを
示す。切り離しがなされてから所定時間tが経過した時
点で押し出しロッド6に抵抗負荷が加わるものであり、
この所定時間内にカートリッジ2内の残圧をあるレベル
まで一気に除去するようにしてある。そして抵抗負荷を
加えることで押し出しロッド6の戻り速度を低減させて
慣性による戻り過ぎを防いでいる。操作レバー12を回
し切った時点や押し出しロッド6をモータ30で駆動す
る際には、押し出しロッド6に抵抗負荷が加わっていな
いために、抵抗手段の存在が出力ロスとなったり余計な
力を必要としたりすることにはならない。図5中の2点
鎖線は抵抗手段を設けていない場合の動作を示してい
る。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明においては、動力遮
断手段で押し出しロッドを動力源から切り離すことがで
きるために、押し出しを停止した際に粘性液剤の「後垂
れ」が生じないものであり、また切り離した直後に抵抗
手段によって押し出しロッドに一時的に抵抗が加わえら
れるために、押し出しロッドが戻り過ぎることがなく、
従って次に押し出しを開始する際のロスタイムが短くな
っているものであり、しかも押し出しロッドに加えられ
る抵抗は、押し出しロッドを動力源から切り離し直後に
一時的に加えられるだけであるために、抵抗が原因で押
し出しロッドを動かすことについて余計な力が必要とな
ることもなく、きわめて使い勝手が良好なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の分解斜視図である。
【図2】(a)(b)(c)(d)は同上の抵抗手段の動作を示す断
面図である。
【図3】同上の全体機構を示す断面図である。
【図4】同上の動力伝達機構の斜視図である。
【図5】同上の動作を示すタイムチャートである。
【図6】従来例の分解斜視図である。
【図7】(a)(b)(c) は他の従来例における動作を示す断
面図である。
【符号の説明】
6 押し出しロッド 28 ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力源から押し出しロッドに至る動力伝
    達機構中に、動力源から押し出しロッドを切り離す動力
    遮断手段を設けるとともに、この動力遮断手段に連動し
    て押し出しロッドを動力源から切り離した後に押し出し
    ロッドに所定の負荷を一時的に加える抵抗手段を設けて
    いることを特徴とする粘性液剤押し出し機。
  2. 【請求項2】 抵抗手段は押し出しロッドに向けて突出
    自在であるとともにばねにて押し出しロッドから離れる
    方向に付勢されたピンで形成され、動力遮断手段はその
    操作部にピンを押し出しロッドに向けて押圧するカム部
    を備えていることを特徴とする請求項1記載の粘性液剤
    押し出し機。
  3. 【請求項3】 操作部は回動するレバーであり、レバー
    と共に回動するカム部はその回動方向側面がテーパ面で
    形成されていることを特徴とする請求項2記載の粘性液
    剤押し出し機。
JP20083992A 1992-07-28 1992-07-28 粘性液剤押し出し機 Withdrawn JPH0647328A (ja)

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JP20083992A JPH0647328A (ja) 1992-07-28 1992-07-28 粘性液剤押し出し機

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JP20083992A JPH0647328A (ja) 1992-07-28 1992-07-28 粘性液剤押し出し機

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JPH0647328A true JPH0647328A (ja) 1994-02-22

Family

ID=16431069

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20083992A Withdrawn JPH0647328A (ja) 1992-07-28 1992-07-28 粘性液剤押し出し機

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4889566A (en) * 1987-06-18 1989-12-26 Kawasaki Steel Corporation Method for producing cold rolled steel sheets having improved spot weldability
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AU2008347014B2 (en) * 2008-01-07 2012-08-23 Wagner Spray Tech Corporation Powered internal feed roller
US8998039B2 (en) 2012-03-08 2015-04-07 Makita Corporation Caulking guns
US9045270B2 (en) 2012-03-08 2015-06-02 Makita Corporation Caulking guns

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991005