JPH06470A - 塗料廃棄物の再生処理方法 - Google Patents
塗料廃棄物の再生処理方法Info
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- JPH06470A JPH06470A JP4184764A JP18476492A JPH06470A JP H06470 A JPH06470 A JP H06470A JP 4184764 A JP4184764 A JP 4184764A JP 18476492 A JP18476492 A JP 18476492A JP H06470 A JPH06470 A JP H06470A
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Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 塗料廃棄物の処理時間を短縮化するととも
に、再生品である粉末樹脂の品質を向上させ、再生品を
各種用途に有効利用することを可能にする。 【構成】 塊状の塗料廃棄物10を、密閉可能な処理タ
ンク11に投入し、この処理タンク11を外側から加熱
するとともに、処理タンク11内の塗料廃棄物10に直
接スチームS2 を吹きかけ、塗料廃棄物10を粉砕しつ
つ加熱溶融する。加熱溶融した塗料廃棄物10を加熱乾
燥させ、加熱によって硬化した塗料廃棄物10を粉末状
に粉砕し、この粉砕された樹脂粉末に吸湿性を有する添
加剤を混合する。添加剤が混合された樹脂粉末を常温で
乾燥させる。
に、再生品である粉末樹脂の品質を向上させ、再生品を
各種用途に有効利用することを可能にする。 【構成】 塊状の塗料廃棄物10を、密閉可能な処理タ
ンク11に投入し、この処理タンク11を外側から加熱
するとともに、処理タンク11内の塗料廃棄物10に直
接スチームS2 を吹きかけ、塗料廃棄物10を粉砕しつ
つ加熱溶融する。加熱溶融した塗料廃棄物10を加熱乾
燥させ、加熱によって硬化した塗料廃棄物10を粉末状
に粉砕し、この粉砕された樹脂粉末に吸湿性を有する添
加剤を混合する。添加剤が混合された樹脂粉末を常温で
乾燥させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装作業で生じた塗料
廃棄物(塗料粕)の再生処理方法に関し、とくに再生品
を各種用途に有効利用することを可能にする塗料廃棄物
の再生処理方法に関する。
廃棄物(塗料粕)の再生処理方法に関し、とくに再生品
を各種用途に有効利用することを可能にする塗料廃棄物
の再生処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】塗料廃棄物の処理に関連する先行技術と
して、たとえば特公昭52−37039号公報、特開昭
55−8810号公報が知られている。上記特公昭52
−37039号公報に開示されている塗料廃棄物の再生
法においては、有機ポリイソシアネートと塗料廃棄物中
の水分または溶剤のアルコール類とのウレタン反応によ
り、発泡体を得るようにしている。
して、たとえば特公昭52−37039号公報、特開昭
55−8810号公報が知られている。上記特公昭52
−37039号公報に開示されている塗料廃棄物の再生
法においては、有機ポリイソシアネートと塗料廃棄物中
の水分または溶剤のアルコール類とのウレタン反応によ
り、発泡体を得るようにしている。
【0003】図4は、上記特開昭55−8810号公報
に開示された塗料廃棄物の処理方法の工程を示してい
る。図4に示すように、工程1では処理槽内に塗料廃棄
物が投入され、工程2で塗料廃棄物がスチームなどによ
って間接的に加熱される。塗料廃棄物が加熱されている
状態では、工程3に示すように、塗料廃棄物の粉砕が行
なわれる。ここでは、塗料廃棄物の粉砕と加熱によって
塗料廃棄物中の液体成分の蒸発が促進され、液体成分が
ほぼ完全に蒸溜分離された固体成分を粉砕することによ
り、塗料廃棄物が粉末化される。粉砕された樹脂粉末
は、図4の工程4により常温乾燥され、工程5で再生品
として回収される。
に開示された塗料廃棄物の処理方法の工程を示してい
る。図4に示すように、工程1では処理槽内に塗料廃棄
物が投入され、工程2で塗料廃棄物がスチームなどによ
って間接的に加熱される。塗料廃棄物が加熱されている
状態では、工程3に示すように、塗料廃棄物の粉砕が行
なわれる。ここでは、塗料廃棄物の粉砕と加熱によって
塗料廃棄物中の液体成分の蒸発が促進され、液体成分が
ほぼ完全に蒸溜分離された固体成分を粉砕することによ
り、塗料廃棄物が粉末化される。粉砕された樹脂粉末
は、図4の工程4により常温乾燥され、工程5で再生品
として回収される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような塗料廃棄物の処理方法には、まだ解決すべき問題
が存在する。
ような塗料廃棄物の処理方法には、まだ解決すべき問題
が存在する。
【0005】上記の特公昭52−37039号公報に開
示されている塗料廃棄物の再生法においては、有機ポリ
シソシアネートと塗料廃棄物中の溶剤とのウレタン反応
による発泡体の生成を行なうので、少量ではあるが有毒
なトルエン、キシレン、シアンガス類が発生し、人体上
問題となる。また、発泡反応では発泡体の容積が3〜4
倍程度になるので、塗料廃棄物の品質(とくに含水率)
のバラツキが大きくなり、良好な再生品を得ることがで
きない。
示されている塗料廃棄物の再生法においては、有機ポリ
シソシアネートと塗料廃棄物中の溶剤とのウレタン反応
による発泡体の生成を行なうので、少量ではあるが有毒
なトルエン、キシレン、シアンガス類が発生し、人体上
問題となる。また、発泡反応では発泡体の容積が3〜4
倍程度になるので、塗料廃棄物の品質(とくに含水率)
のバラツキが大きくなり、良好な再生品を得ることがで
きない。
【0006】図4に示す塗料廃棄物の再生処理の場合
は、処理タンク内の塗料廃棄物の加熱は、間接加熱によ
って行なわれるので、塗料廃棄物中の溶剤類を十分に蒸
発させるためには、処理時間が長くなる。処理時間を短
かくした場合は、加熱が不十分となる。したがって、水
分や溶剤等の液体を多量に含んだ粗い粉末状の再生品が
回収されることになり、再製品の有効利用がはかれな
い。また、溶剤類の蒸発が不完全である場合は、回収さ
れた粉末樹脂が異臭を放つという問題がある。
は、処理タンク内の塗料廃棄物の加熱は、間接加熱によ
って行なわれるので、塗料廃棄物中の溶剤類を十分に蒸
発させるためには、処理時間が長くなる。処理時間を短
かくした場合は、加熱が不十分となる。したがって、水
分や溶剤等の液体を多量に含んだ粗い粉末状の再生品が
回収されることになり、再製品の有効利用がはかれな
い。また、溶剤類の蒸発が不完全である場合は、回収さ
れた粉末樹脂が異臭を放つという問題がある。
【0007】処理された粉末状の塗料廃棄物を乾燥させ
るため、常温で放置すると、24時間程度で粉末樹脂自
体が互いに架橋反応してブリッジを組み、最終的には大
きな塊になるという問題がある。
るため、常温で放置すると、24時間程度で粉末樹脂自
体が互いに架橋反応してブリッジを組み、最終的には大
きな塊になるという問題がある。
【0008】本発明は、上記の問題に着目し、処理時間
を短縮化するとともに、再生品である粉末樹脂の品質を
向上させ、粉末樹脂を各種用途に有効利用することが可
能な塗料廃棄物の再生処理方法を提供することを目的と
する。
を短縮化するとともに、再生品である粉末樹脂の品質を
向上させ、粉末樹脂を各種用途に有効利用することが可
能な塗料廃棄物の再生処理方法を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明に
係る塗料廃棄物の再生処理方法においては、塊状の塗料
廃棄物を密閉可能な処理タンクに投入し、該塗料廃棄物
を処理タンクの外側から加熱するとともに、処理タンク
内の塗料廃棄物に直接スチームを吹きかけ、塗料廃棄物
を粉砕しつつ加熱溶融する工程と、前記加熱溶融された
塗料廃棄物へのスチームの吹きかけを停止させ、塗料廃
棄物を前記処理タンクの外側から間接的に加熱して該塗
料廃棄物を加熱乾燥させる工程と、前記加熱乾燥によっ
て硬化した塗料廃棄物の樹脂成分を粉末状に粉砕する工
程と、前記粉砕された樹脂粉末に吸湿性を有する微粒子
状の添加剤を混合して水分類を吸着させる工程と、前記
添加剤が混合された樹脂粉末を常温で乾燥させる工程
と、を有する方法からなる。
係る塗料廃棄物の再生処理方法においては、塊状の塗料
廃棄物を密閉可能な処理タンクに投入し、該塗料廃棄物
を処理タンクの外側から加熱するとともに、処理タンク
内の塗料廃棄物に直接スチームを吹きかけ、塗料廃棄物
を粉砕しつつ加熱溶融する工程と、前記加熱溶融された
塗料廃棄物へのスチームの吹きかけを停止させ、塗料廃
棄物を前記処理タンクの外側から間接的に加熱して該塗
料廃棄物を加熱乾燥させる工程と、前記加熱乾燥によっ
て硬化した塗料廃棄物の樹脂成分を粉末状に粉砕する工
程と、前記粉砕された樹脂粉末に吸湿性を有する微粒子
状の添加剤を混合して水分類を吸着させる工程と、前記
添加剤が混合された樹脂粉末を常温で乾燥させる工程
と、を有する方法からなる。
【0010】
【作用】このように構成された塗料廃棄物の再生処理方
法においては、処理タンクに投入された塗料廃棄物が処
理タンクの外側から加熱され、かつ塗料廃棄物に直接ス
チームが吹きかけられる。そのため、塗料廃棄物の加熱
溶融が促進され、塗料廃棄物の処理時間が短縮される。
法においては、処理タンクに投入された塗料廃棄物が処
理タンクの外側から加熱され、かつ塗料廃棄物に直接ス
チームが吹きかけられる。そのため、塗料廃棄物の加熱
溶融が促進され、塗料廃棄物の処理時間が短縮される。
【0011】塗料廃棄物に直接スチームが吹きかけられ
るので、塗料廃棄物全体を洗浄することが可能となり、
再生される樹脂粉末の異臭の低減がはかれる。また、粉
砕された樹脂粉末に吸湿性を有する微粒子状の添加剤が
混合されるので、樹脂粉末の水分や溶剤を十分に吸着す
ることができ、臭気の少ないさらさらした樹脂粉末が得
られる。
るので、塗料廃棄物全体を洗浄することが可能となり、
再生される樹脂粉末の異臭の低減がはかれる。また、粉
砕された樹脂粉末に吸湿性を有する微粒子状の添加剤が
混合されるので、樹脂粉末の水分や溶剤を十分に吸着す
ることができ、臭気の少ないさらさらした樹脂粉末が得
られる。
【0012】このように、回収される樹脂粉末の臭気が
低減され、添加剤との混合により十分に乾燥した樹脂粉
末が得られるので、従来に比べて樹脂粉末の品質が著し
く安定し、樹脂粉末を各種用途に有効利用することが可
能となる。
低減され、添加剤との混合により十分に乾燥した樹脂粉
末が得られるので、従来に比べて樹脂粉末の品質が著し
く安定し、樹脂粉末を各種用途に有効利用することが可
能となる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明に係る塗料廃棄物の再生処理
方法の望ましい実施例を、図面を参照して説明する。
方法の望ましい実施例を、図面を参照して説明する。
【0014】図1ないし図3は、本発明の一実施例を示
している。このうち図2は、本発明で使用される処理タ
ンクの一例を示している。処理タンク11は、有底容器
状に形成され、上部は蓋体12によって覆われるように
なっている。蓋体12の中心部には、図示されない排出
通路と接続される排出口13が形成されている。
している。このうち図2は、本発明で使用される処理タ
ンクの一例を示している。処理タンク11は、有底容器
状に形成され、上部は蓋体12によって覆われるように
なっている。蓋体12の中心部には、図示されない排出
通路と接続される排出口13が形成されている。
【0015】処理タンク11に投入される塗料廃棄物
(塗料粕)10は、被塗装物のスプレー塗装時に塗装ブ
ース内に噴出された塗料が塗装循環水ピットに溜ったも
のを回収したものであり、水分を含んだものである。塗
装循環水ピットから回収された塗料廃棄物10は、放置
すると、一部の水分が分離して泥状、スラッジ状、また
は大きな塊状となる。
(塗料粕)10は、被塗装物のスプレー塗装時に塗装ブ
ース内に噴出された塗料が塗装循環水ピットに溜ったも
のを回収したものであり、水分を含んだものである。塗
装循環水ピットから回収された塗料廃棄物10は、放置
すると、一部の水分が分離して泥状、スラッジ状、また
は大きな塊状となる。
【0016】処理タンク11は、底壁部と側壁部の部分
が2重構造となっている。壁部の2重構造により形成さ
れたスチームジャケット14には、スチームS1 が噴出
されるようになっている。スチームS1 は、噴出口15
からスチームジャケット14に流入し、内底壁16aお
よび内側壁16bを介して塗料廃棄物10を加熱した
後、排出口17から排出されるようになっている。
が2重構造となっている。壁部の2重構造により形成さ
れたスチームジャケット14には、スチームS1 が噴出
されるようになっている。スチームS1 は、噴出口15
からスチームジャケット14に流入し、内底壁16aお
よび内側壁16bを介して塗料廃棄物10を加熱した
後、排出口17から排出されるようになっている。
【0017】処理タンク11内の下部には、回転粉砕翼
21が設けられている。回転粉砕翼21は、回転力を利
用して塗料廃棄物10を粉砕する機能を有している。回
転粉砕翼21は、水平方向に延びる上羽根21a、下羽
根21b、水平刃21cを有している。上羽根21a
は、一端が回転軸21dに固定されており、他端は下方
に湾曲した形状となっている。下羽根21bは、一端が
回転軸21dに固定されており、他端は上方に湾曲した
形状となっている。上羽根21aおよび下羽根21b
は、回転方向の側面部と先端とが刃物状となっており、
塗料廃棄物10の塊が回転剪断力で細かく粉砕されるよ
うになっている。
21が設けられている。回転粉砕翼21は、回転力を利
用して塗料廃棄物10を粉砕する機能を有している。回
転粉砕翼21は、水平方向に延びる上羽根21a、下羽
根21b、水平刃21cを有している。上羽根21a
は、一端が回転軸21dに固定されており、他端は下方
に湾曲した形状となっている。下羽根21bは、一端が
回転軸21dに固定されており、他端は上方に湾曲した
形状となっている。上羽根21aおよび下羽根21b
は、回転方向の側面部と先端とが刃物状となっており、
塗料廃棄物10の塊が回転剪断力で細かく粉砕されるよ
うになっている。
【0018】回転粉砕翼21の回転軸21dの上部は、
円錐状に形成されている。この円錐状に形成された回転
軸21dの上部には、複数の水平刃21cが取付けられ
ている。上羽根21aに載った餅状の塗料廃棄物10
は、水平刃21cと接触することにより、細断されるよ
うになっている。
円錐状に形成されている。この円錐状に形成された回転
軸21dの上部には、複数の水平刃21cが取付けられ
ている。上羽根21aに載った餅状の塗料廃棄物10
は、水平刃21cと接触することにより、細断されるよ
うになっている。
【0019】処理タンク11には、処理タンク11内に
投入された塗料廃棄物10に向けて高温のスチーム(生
スチーム)S2 を吹きつけるスチーム噴出口22が設け
られている。スチーム噴出口22は、内側壁16bに開
口している。スチーム噴出口22は、上羽根21aと下
羽根21bとの間に位置するようになっている。処理タ
ンク11内の塗料廃棄物10はスチーム噴出口22から
噴出されるスチームS2 によって洗浄されるようになっ
ており、洗浄によって生じた水分、溶剤類は気化し、排
出口13を介して排出されるようになっている。
投入された塗料廃棄物10に向けて高温のスチーム(生
スチーム)S2 を吹きつけるスチーム噴出口22が設け
られている。スチーム噴出口22は、内側壁16bに開
口している。スチーム噴出口22は、上羽根21aと下
羽根21bとの間に位置するようになっている。処理タ
ンク11内の塗料廃棄物10はスチーム噴出口22から
噴出されるスチームS2 によって洗浄されるようになっ
ており、洗浄によって生じた水分、溶剤類は気化し、排
出口13を介して排出されるようになっている。
【0020】つぎに、塗料廃棄物の再生処理方法および
その作用について説明する。図1に示すように、工程5
1では処理タンク11内に塗料廃棄物10が投入され
る。塗料廃棄物10の投入が終了すると、処理タンク1
1の上部が蓋体12によって覆われ、塗料廃棄物10は
密閉された状態となる。
その作用について説明する。図1に示すように、工程5
1では処理タンク11内に塗料廃棄物10が投入され
る。塗料廃棄物10の投入が終了すると、処理タンク1
1の上部が蓋体12によって覆われ、塗料廃棄物10は
密閉された状態となる。
【0021】塗料廃棄物10が処理タンク11内に密閉
されると、粉砕翼21が回転し、大きな塊の塗料廃棄物
10の粉砕が開始される。これと同時に塗料廃棄物10
の加熱が開始される。塗料廃棄物10の加熱は、スチー
ムジャケット14へのスチームS1 噴射による間接加熱
と、塗料廃棄物10へ直接スチームS2 を吹きかける直
接加熱の双方によって行なわれる。したがって、工程5
2に示すように、塗料廃棄物10の加熱溶融が促進され
る。
されると、粉砕翼21が回転し、大きな塊の塗料廃棄物
10の粉砕が開始される。これと同時に塗料廃棄物10
の加熱が開始される。塗料廃棄物10の加熱は、スチー
ムジャケット14へのスチームS1 噴射による間接加熱
と、塗料廃棄物10へ直接スチームS2 を吹きかける直
接加熱の双方によって行なわれる。したがって、工程5
2に示すように、塗料廃棄物10の加熱溶融が促進され
る。
【0022】塗料廃棄物10へ直接吹きかけられるスチ
ームS2 の圧力は2〜5kg/cm2 に設定されてお
り、塗料廃棄物10内の溶剤類を水蒸気と一緒に気化さ
せることができる。なお、スチームS2 は高圧であれば
あるほど好ましいが、少なくとも2kg/cm2 程度あ
ればこのような洗浄効果を発揮させることが可能であ
る。
ームS2 の圧力は2〜5kg/cm2 に設定されてお
り、塗料廃棄物10内の溶剤類を水蒸気と一緒に気化さ
せることができる。なお、スチームS2 は高圧であれば
あるほど好ましいが、少なくとも2kg/cm2 程度あ
ればこのような洗浄効果を発揮させることが可能であ
る。
【0023】塗料廃棄物10の加熱が進行すると、塗料
廃棄物10は、溶融し餅状の大きな塊となる。この状態
では、加熱によって塗料廃棄物10中の溶剤が蒸発が促
進される。溶剤類の蒸発順序は、沸点により異なり水分
と低沸点溶剤が最初に排出され、その後、100℃以上
で他の溶剤が気化し排出口13から排出される。
廃棄物10は、溶融し餅状の大きな塊となる。この状態
では、加熱によって塗料廃棄物10中の溶剤が蒸発が促
進される。溶剤類の蒸発順序は、沸点により異なり水分
と低沸点溶剤が最初に排出され、その後、100℃以上
で他の溶剤が気化し排出口13から排出される。
【0024】処理タンク11内における塗料廃棄物10
の量は、処理タンク11の容積の60%程度となってい
る。処理タンク11の塗料廃棄物10がスチームS2 に
よって十分に洗浄されると、塗料廃棄物10へのスチー
ムS2 への吹きかけが停止される。これにより、溶融状
態の塗料廃棄物10は、工程53に示すように、スチー
ムジャケット14内に噴出されるスチームS1 によって
間接加熱され、乾燥が促進される。
の量は、処理タンク11の容積の60%程度となってい
る。処理タンク11の塗料廃棄物10がスチームS2 に
よって十分に洗浄されると、塗料廃棄物10へのスチー
ムS2 への吹きかけが停止される。これにより、溶融状
態の塗料廃棄物10は、工程53に示すように、スチー
ムジャケット14内に噴出されるスチームS1 によって
間接加熱され、乾燥が促進される。
【0025】スチームジャケット14内に噴出されるス
チームS1 によって塗料廃棄物10が加熱されると、塗
料廃棄物10の樹脂成分の硬化反応が促進され、工程5
4に示すように、硬化した塗料廃棄物10の回転粉砕翼
21による粉砕が行なわれる。つまり、回転粉砕翼21
の上羽根21aおよび下羽根21bは、最大8m/se
cの周速度で硬化した塗料廃棄物である樹脂を粉砕す
る。
チームS1 によって塗料廃棄物10が加熱されると、塗
料廃棄物10の樹脂成分の硬化反応が促進され、工程5
4に示すように、硬化した塗料廃棄物10の回転粉砕翼
21による粉砕が行なわれる。つまり、回転粉砕翼21
の上羽根21aおよび下羽根21bは、最大8m/se
cの周速度で硬化した塗料廃棄物である樹脂を粉砕す
る。
【0026】粉砕された塗料廃棄物10は、表面がリッ
チ(活性)化した樹脂粉末とされる。樹脂粉末には、図
1の工程55に示すように、添加剤が混合される。添加
剤としては、たとえば活性白土、珪藻土、セピオライ
ト、ベントナイト、石灰類が用いられている。添加剤の
添加量は、樹脂粉末に対して0.1〜20%程が望まし
い。また、添加剤は、密度の小さいものが好ましく、経
済性を考慮すると、ベントナイト、セピオライトが好適
であり、その添加量は0.5〜5%がよい。
チ(活性)化した樹脂粉末とされる。樹脂粉末には、図
1の工程55に示すように、添加剤が混合される。添加
剤としては、たとえば活性白土、珪藻土、セピオライ
ト、ベントナイト、石灰類が用いられている。添加剤の
添加量は、樹脂粉末に対して0.1〜20%程が望まし
い。また、添加剤は、密度の小さいものが好ましく、経
済性を考慮すると、ベントナイト、セピオライトが好適
であり、その添加量は0.5〜5%がよい。
【0027】添加剤が混合された樹脂粉末は、図1の工
程56に示すように、常温で乾燥される。本実施例で
は、樹脂粉末は、処理タンク11から排出された後、パ
レット等によって受け取られ、4時間以上常温で乾燥さ
れる。これにより、工程57ではさらさらした流動性の
ある樹脂粉末が得られる。
程56に示すように、常温で乾燥される。本実施例で
は、樹脂粉末は、処理タンク11から排出された後、パ
レット等によって受け取られ、4時間以上常温で乾燥さ
れる。これにより、工程57ではさらさらした流動性の
ある樹脂粉末が得られる。
【0028】塗料廃棄物10に含んでいた水分、溶剤類
は、工程51ないし工程56において気化することにな
るが、この気化した水分、溶剤類は、コンデンサ等によ
り液化、凝縮され、工程58で回収される。これによ
り、炭化水素HC類は確実に除去され、クリーンな気体
のみが大気に放出される。
は、工程51ないし工程56において気化することにな
るが、この気化した水分、溶剤類は、コンデンサ等によ
り液化、凝縮され、工程58で回収される。これによ
り、炭化水素HC類は確実に除去され、クリーンな気体
のみが大気に放出される。
【0029】図3は、本発明と従来方法における塗料廃
棄物の再生処理特性を示しており、とくに自動車のボデ
ー中塗り作業において生じた塗料廃棄物に適用した場合
を示している。処理タンク11の容積を20リットル、
塗料廃棄物の重量を6kgとした場合の処理条件は、つ
ぎのように設定した。スチームS1 、S2 の圧力は、従
来技術が4kg/cm2 に設定され、本発明では2kg
/cm2 に設定されている。粉砕翼21は本発明および
従来技術とも同一のものを用い、従来技術では上羽根2
1a、下羽根21bの周速度が最大15m/secに設
定し、本発明では各羽根21a、21bの周速度は8m
/secに設定した。
棄物の再生処理特性を示しており、とくに自動車のボデ
ー中塗り作業において生じた塗料廃棄物に適用した場合
を示している。処理タンク11の容積を20リットル、
塗料廃棄物の重量を6kgとした場合の処理条件は、つ
ぎのように設定した。スチームS1 、S2 の圧力は、従
来技術が4kg/cm2 に設定され、本発明では2kg
/cm2 に設定されている。粉砕翼21は本発明および
従来技術とも同一のものを用い、従来技術では上羽根2
1a、下羽根21bの周速度が最大15m/secに設
定し、本発明では各羽根21a、21bの周速度は8m
/secに設定した。
【0030】図3の左側の特性は、粉砕翼21を回転駆
動するモータの電流の変化を示している。図に示すよう
に、本発明では粉砕開始に至るまでの時間が短縮され、
従来技術に比べて粉砕時の負荷の軽減がはかれる。図3
の右側の特性は、処理タンク11内の温度を示してい
る。図3に示すように、本願発明は従来技術に比べて加
熱時間が早くなり、粉砕開始に至るまでの時間が短縮さ
れる。
動するモータの電流の変化を示している。図に示すよう
に、本発明では粉砕開始に至るまでの時間が短縮され、
従来技術に比べて粉砕時の負荷の軽減がはかれる。図3
の右側の特性は、処理タンク11内の温度を示してい
る。図3に示すように、本願発明は従来技術に比べて加
熱時間が早くなり、粉砕開始に至るまでの時間が短縮さ
れる。
【0031】本発明では、処理タンク11内で粉砕され
た樹脂粉末に、活性白土を5%を添加混合した。この場
合の混合時間は、2分に設定した。その後、活性白土を
添加した樹脂粉末をパレットに受け、室温にて24時間
放置冷却し、乾燥を行なった。この結果、さらさらした
流動性のある良好な樹脂粉末が得られた。
た樹脂粉末に、活性白土を5%を添加混合した。この場
合の混合時間は、2分に設定した。その後、活性白土を
添加した樹脂粉末をパレットに受け、室温にて24時間
放置冷却し、乾燥を行なった。この結果、さらさらした
流動性のある良好な樹脂粉末が得られた。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、つぎのような効果が得
られる。
られる。
【0033】(1)処理タンク内に投入された塗料廃棄
物を、処理タンクの外側から間接的に加熱するととも
に、塗料廃棄物に直接スチームを吹きかけるようにした
ので、塗料廃棄物を短時間で加熱溶融することができ、
塗料廃棄物の処理時間を短縮することができる。また、
処理タンク内の内壁をスチームによって洗浄することが
可能となるので、連続処理を行なう場合は、処理タンク
の内壁への粉末樹脂の付着が防止され、加熱効率を高め
ることができる。
物を、処理タンクの外側から間接的に加熱するととも
に、塗料廃棄物に直接スチームを吹きかけるようにした
ので、塗料廃棄物を短時間で加熱溶融することができ、
塗料廃棄物の処理時間を短縮することができる。また、
処理タンク内の内壁をスチームによって洗浄することが
可能となるので、連続処理を行なう場合は、処理タンク
の内壁への粉末樹脂の付着が防止され、加熱効率を高め
ることができる。
【0034】(2)処理タンク内に投入された塗料廃棄
物に直接スチームを吹きかけるようにしたので、塗料廃
棄物全体をスチームによって洗浄することができ、再生
される樹脂粉末の異臭の発生を低減することができる。
また、塗料廃棄物にスチームを吹きかけることにより、
塗料廃棄物中の溶剤類の気化を促進させることができ
る。
物に直接スチームを吹きかけるようにしたので、塗料廃
棄物全体をスチームによって洗浄することができ、再生
される樹脂粉末の異臭の発生を低減することができる。
また、塗料廃棄物にスチームを吹きかけることにより、
塗料廃棄物中の溶剤類の気化を促進させることができ
る。
【0035】(3)粉砕された処理タンク内の樹脂粉末
に、吸湿性を有する微粒子の添加剤を混合するようにし
たので、樹脂粉末表面の水分、溶剤類を十分に吸着する
ことができ、さらさらした流動性のよい樹脂粉末を得る
ことができる。また、吸着剤は樹脂硬化の際に発生する
ホルマリン等のガスも吸着するので、樹脂粉末の臭気を
さらに低減することが可能となる。
に、吸湿性を有する微粒子の添加剤を混合するようにし
たので、樹脂粉末表面の水分、溶剤類を十分に吸着する
ことができ、さらさらした流動性のよい樹脂粉末を得る
ことができる。また、吸着剤は樹脂硬化の際に発生する
ホルマリン等のガスも吸着するので、樹脂粉末の臭気を
さらに低減することが可能となる。
【0036】(4)再生された樹脂粉末は、水分類が十
分に除去されているので、さらさらした流動性を長期に
わたって維持することができる。これにより、樹脂粉末
の袋詰めやドラム詰めが容易となり、樹脂粉末の外観、
粒度等の品質を高めることができる。樹脂粉末の品質が
安定することにより、プラスチックフィラー、粉体塗料
フィラー、木毛バインダー、紙力増強剤など各種用途に
有効利用することができる。
分に除去されているので、さらさらした流動性を長期に
わたって維持することができる。これにより、樹脂粉末
の袋詰めやドラム詰めが容易となり、樹脂粉末の外観、
粒度等の品質を高めることができる。樹脂粉末の品質が
安定することにより、プラスチックフィラー、粉体塗料
フィラー、木毛バインダー、紙力増強剤など各種用途に
有効利用することができる。
【図1】本発明の一実施例に係る塗料廃棄物の再生処理
方法を示す工程図である。
方法を示す工程図である。
【図2】本発明に用いられる処理タンクの概略構成図で
ある。
ある。
【図3】本発明および従来技術における処理特性を示す
特性図である。
特性図である。
【図4】従来における塗料廃棄物の再生処理方法を示す
工程図である。
工程図である。
10 塗料廃棄物 11 処理タンク 14 スチームジャケット 21 回転粉砕翼 S1 塗料廃棄物を間接的に加熱するためのスチーム S2 塗料廃棄物に直接吹きつけられるスチーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山瀬 修 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 石原 勇仁 愛知県豊田市明和町6丁目1番地 豊田化 学工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 塊状の塗料廃棄物を密閉可能な処理タン
クに投入し、該塗料廃棄物を処理タンクの外側から加熱
するとともに、処理タンク内の塗料廃棄物に直接スチー
ムを吹きかけ、塗料廃棄物を粉砕しつつ加熱溶融する工
程と、 前記加熱溶融された塗料廃棄物へのスチームの吹きかけ
を停止させ、塗料廃棄物を前記処理タンクの外側から間
接的に加熱して該塗料廃棄物を加熱乾燥させる工程と、 前記加熱乾燥によって硬化した塗料廃棄物の樹脂成分を
粉末状に粉砕する工程と、 前記粉砕された樹脂粉末に吸湿性を有する微粒子状の添
加剤を混合して水分類を吸着させる工程と、 前記添加剤が混合された樹脂粉末を常温で乾燥させる工
程と、を有する塗料廃棄物の再生処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18476492A JP3209579B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 塗料廃棄物の再生処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18476492A JP3209579B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 塗料廃棄物の再生処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06470A true JPH06470A (ja) | 1994-01-11 |
JP3209579B2 JP3209579B2 (ja) | 2001-09-17 |
Family
ID=16158923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18476492A Expired - Fee Related JP3209579B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 塗料廃棄物の再生処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3209579B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100297316B1 (ko) * | 1997-11-28 | 2001-11-14 | 정재헌 | 폐페인트의재활용방법및장치 |
JP2002102777A (ja) * | 2000-10-03 | 2002-04-09 | Fuji Heavy Ind Ltd | 塗料廃棄物再資源原料化処理方法及び処理装置 |
KR20020031123A (ko) * | 2002-02-26 | 2002-04-26 | 이선상 | 폐분체도료로 분체도료를 제조하는 방법 |
KR100621498B1 (ko) * | 2005-01-21 | 2006-09-19 | 자연테크(주) | 하이브리드 탈수법을 이용한 활성기 함유 폐페인트 분말 제조방법 |
CN108906844A (zh) * | 2018-06-15 | 2018-11-30 | 湖北万有环境科技有限公司 | 一种处理废旧有机物容器的方法 |
US10756829B1 (en) | 2019-12-03 | 2020-08-25 | Teradyne, Inc. | Determining error vector magnitude using cross-correlation |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102124518B1 (ko) * | 2018-07-10 | 2020-06-18 | 주식회사 미래화학 | 폐분체도료 재생장치 |
-
1992
- 1992-06-19 JP JP18476492A patent/JP3209579B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2002102777A (ja) * | 2000-10-03 | 2002-04-09 | Fuji Heavy Ind Ltd | 塗料廃棄物再資源原料化処理方法及び処理装置 |
KR20020031123A (ko) * | 2002-02-26 | 2002-04-26 | 이선상 | 폐분체도료로 분체도료를 제조하는 방법 |
KR100621498B1 (ko) * | 2005-01-21 | 2006-09-19 | 자연테크(주) | 하이브리드 탈수법을 이용한 활성기 함유 폐페인트 분말 제조방법 |
CN108906844A (zh) * | 2018-06-15 | 2018-11-30 | 湖北万有环境科技有限公司 | 一种处理废旧有机物容器的方法 |
CN108906844B (zh) * | 2018-06-15 | 2021-09-07 | 湖北万有环境科技有限公司 | 一种处理废旧有机物容器的方法 |
US10756829B1 (en) | 2019-12-03 | 2020-08-25 | Teradyne, Inc. | Determining error vector magnitude using cross-correlation |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3209579B2 (ja) | 2001-09-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |