JPH0647040A - X線撮影用寝台 - Google Patents
X線撮影用寝台Info
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- JPH0647040A JPH0647040A JP4225043A JP22504392A JPH0647040A JP H0647040 A JPH0647040 A JP H0647040A JP 4225043 A JP4225043 A JP 4225043A JP 22504392 A JP22504392 A JP 22504392A JP H0647040 A JPH0647040 A JP H0647040A
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B6/00—Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
- A61B6/54—Control of apparatus or devices for radiation diagnosis
- A61B6/548—Remote control of the apparatus or devices
Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 設置スペースをとらずに、X線CT装置とX
線透視撮影装置の双方に使用でき、断層像とX線像の撮
影が行なえるX線撮影用寝台を提供する。 【構成】 X線撮影用寝台1は、天板2が基台3上をス
ライド可能に取り付けられ、基台3には速写撮影装置4
が取り付けられている。天板2は、短手方向断面の両端
部が薄く、湾曲した形状の均質な発砲材の周囲にカバー
が薄く均一に被せられた、断層撮影に適した構造の断層
撮影部2aと、短手方向断面が矩形状の均質な発砲材の
周囲にカバーが薄く均一に被せられた透視撮影に適した
構造の透視撮影部2bとで二分されて構成されている。
X線撮影用寝台1の周りにガントリ10とX線照射装置
20を設置することにより、被検体Mの断層撮影と透視
撮影の双方を1台の寝台で行なうことができる。
線透視撮影装置の双方に使用でき、断層像とX線像の撮
影が行なえるX線撮影用寝台を提供する。 【構成】 X線撮影用寝台1は、天板2が基台3上をス
ライド可能に取り付けられ、基台3には速写撮影装置4
が取り付けられている。天板2は、短手方向断面の両端
部が薄く、湾曲した形状の均質な発砲材の周囲にカバー
が薄く均一に被せられた、断層撮影に適した構造の断層
撮影部2aと、短手方向断面が矩形状の均質な発砲材の
周囲にカバーが薄く均一に被せられた透視撮影に適した
構造の透視撮影部2bとで二分されて構成されている。
X線撮影用寝台1の周りにガントリ10とX線照射装置
20を設置することにより、被検体Mの断層撮影と透視
撮影の双方を1台の寝台で行なうことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線による透視、断
層撮影を行なうための、被検体を載置するスライド可能
な天板を備えたX線撮影用寝台に関する。
層撮影を行なうための、被検体を載置するスライド可能
な天板を備えたX線撮影用寝台に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のX線撮影用寝台は、X線
CT撮影用とX線透視撮影用とで、それぞれの撮影方法
等の相違から、その構成が異なっている。X線CT撮影
用の寝台は、大きく分けて、基台と被検体を載置する天
板とからなり、天板をガントリの開口部内に挿入するた
めに、天板は基台に片持ち支持されて、その長手方向に
スライド可能に構成されている。また、その天板は、例
えば、均一な材質で、その短手方向断面は、両端部を薄
く、かつ、湾曲した形状で構成されている。これは、ガ
ントリの開口部内に挿入するために天板をスライドした
とき、その天板は基台に片持ち支持されることになるの
で、天板の強度を高めるために中央部はある程度厚く、
かつ、湾曲した形状にしている。また、ガントリの開口
部内では、天板に載置された被検体の周囲からX線が照
射されて、検出したX線吸収に関する投影データに基づ
いて断層像を構成する。このとき、照射されたX線が天
板の短手方向断面の両端部を透過して検出される部分が
ある。このような部分で検出されるデータは、極端に曲
率が変化する端部に照射されたX線の吸収率の変化によ
る影響で被検体の断層像を構成する上でノイズとなり、
構成した断層像にアーティファクト(偽像)をつくるこ
とになる。そこで、天板を均一な材質で、その短手方向
断面の両端部を薄くすることにより、両端部付近のX線
吸収率を低くして端部の影響によるノイズの低減を図っ
ている。
CT撮影用とX線透視撮影用とで、それぞれの撮影方法
等の相違から、その構成が異なっている。X線CT撮影
用の寝台は、大きく分けて、基台と被検体を載置する天
板とからなり、天板をガントリの開口部内に挿入するた
めに、天板は基台に片持ち支持されて、その長手方向に
スライド可能に構成されている。また、その天板は、例
えば、均一な材質で、その短手方向断面は、両端部を薄
く、かつ、湾曲した形状で構成されている。これは、ガ
ントリの開口部内に挿入するために天板をスライドした
とき、その天板は基台に片持ち支持されることになるの
で、天板の強度を高めるために中央部はある程度厚く、
かつ、湾曲した形状にしている。また、ガントリの開口
部内では、天板に載置された被検体の周囲からX線が照
射されて、検出したX線吸収に関する投影データに基づ
いて断層像を構成する。このとき、照射されたX線が天
板の短手方向断面の両端部を透過して検出される部分が
ある。このような部分で検出されるデータは、極端に曲
率が変化する端部に照射されたX線の吸収率の変化によ
る影響で被検体の断層像を構成する上でノイズとなり、
構成した断層像にアーティファクト(偽像)をつくるこ
とになる。そこで、天板を均一な材質で、その短手方向
断面の両端部を薄くすることにより、両端部付近のX線
吸収率を低くして端部の影響によるノイズの低減を図っ
ている。
【0003】また、X線透視撮影用の寝台は、例えば、
カッセテやカッセテレス方式の速写撮影装置等のX線撮
影用機構を基台に取り付け、基台上の天板は、例えば、
均一な材質で、その短手方向断面が略矩形状に構成され
ている。これは、被検体の上方から照射されたX線が被
検体、天板を透過してX線撮影用機構でX線像が撮影さ
れるので、天板のX線吸収率が不均一であると、被検体
の関心部位のX線撮影にムラが生じて画質が低下するこ
とになる。従って、天板のX線吸収率は天板全体で均一
であることが好ましい。そこで、天板を均一な材質で、
その短手方向断面を矩形状に構成することにより、天板
のX線吸収率を、全体的に均一にしている。
カッセテやカッセテレス方式の速写撮影装置等のX線撮
影用機構を基台に取り付け、基台上の天板は、例えば、
均一な材質で、その短手方向断面が略矩形状に構成され
ている。これは、被検体の上方から照射されたX線が被
検体、天板を透過してX線撮影用機構でX線像が撮影さ
れるので、天板のX線吸収率が不均一であると、被検体
の関心部位のX線撮影にムラが生じて画質が低下するこ
とになる。従って、天板のX線吸収率は天板全体で均一
であることが好ましい。そこで、天板を均一な材質で、
その短手方向断面を矩形状に構成することにより、天板
のX線吸収率を、全体的に均一にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、上述のように、X線CT撮影用の寝台
と、X線透視撮影用の寝台とは、それぞれの撮影方法等
の相違からその構成が異なる。従って、断層像とX線像
を撮影する被検体は、例えば、X線CT撮影用の寝台に
仰臥して断層像を撮影した後、X線透視撮影用の寝台に
移らなければならず、重症患者や老人等には負担になる
という問題がある。また、一方の撮影用の寝台を他方の
撮影用の寝台に流用することは、特に天板のX線吸収率
における特異な構造によって不可能であり、X線CT装
置とX線透視撮影装置との双方を設置するためには、ガ
ントリとX線CT撮影用寝台及び、X線照射装置(X線
管やコリメータ等)とX線透視撮影用寝台をそれぞれ別
個に設置しなければならず、設備コストがかかるととも
に、広い設置スペースが必要になるという問題もある。
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、上述のように、X線CT撮影用の寝台
と、X線透視撮影用の寝台とは、それぞれの撮影方法等
の相違からその構成が異なる。従って、断層像とX線像
を撮影する被検体は、例えば、X線CT撮影用の寝台に
仰臥して断層像を撮影した後、X線透視撮影用の寝台に
移らなければならず、重症患者や老人等には負担になる
という問題がある。また、一方の撮影用の寝台を他方の
撮影用の寝台に流用することは、特に天板のX線吸収率
における特異な構造によって不可能であり、X線CT装
置とX線透視撮影装置との双方を設置するためには、ガ
ントリとX線CT撮影用寝台及び、X線照射装置(X線
管やコリメータ等)とX線透視撮影用寝台をそれぞれ別
個に設置しなければならず、設備コストがかかるととも
に、広い設置スペースが必要になるという問題もある。
【0005】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、設置スペースをとらずに、X線CT
装置とX線透視撮影装置の双方に使用でき、断層像とX
線像の撮影が行なえるX線撮影用寝台を提供することを
目的とする。
れたものであって、設置スペースをとらずに、X線CT
装置とX線透視撮影装置の双方に使用でき、断層像とX
線像の撮影が行なえるX線撮影用寝台を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、この発明は、天板が長手方向にスライド可能に基台
上に取り付けられたX線撮影用寝台において、前記天板
はその先端側に設けられた断層撮影部と、基端側に設け
られた透視撮影部とで二分して構成され、前記断層撮影
部は、その短手方向断面における両端部付近のX線吸収
率が中央部のX線吸収率よりも低くなる構造を備え、前
記透視撮影部は、その短手方向断面におけるX線吸収率
が均一な構造を備え、また、前記透視撮影部の下方にX
線撮影用機構を備えたものである。
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、この発明は、天板が長手方向にスライド可能に基台
上に取り付けられたX線撮影用寝台において、前記天板
はその先端側に設けられた断層撮影部と、基端側に設け
られた透視撮影部とで二分して構成され、前記断層撮影
部は、その短手方向断面における両端部付近のX線吸収
率が中央部のX線吸収率よりも低くなる構造を備え、前
記透視撮影部は、その短手方向断面におけるX線吸収率
が均一な構造を備え、また、前記透視撮影部の下方にX
線撮影用機構を備えたものである。
【0007】
【作用】この発明の作用は次のとおりである。X線撮影
用寝台の天板のスライド方向に近接させてガントリを設
置すれば、天板の断層撮影部に被検体の関心部位が位置
するように被検体を天板に載置し、天板をスライドさせ
てガントリの開口部内に被検体を挿入することにより、
ガントリ内に挿入した被検体の関心部位の断層像を撮影
することができる。このとき、天板の断層撮影部の構造
は、その短手方向断面における両端部付近のX線吸収率
を中央部のX線吸収率よりも低くしているので、X線C
T撮影を行なっても、天板端部によるノイズの影響が低
減される。一方、天板の透視撮影部の上方にX線照射装
置を設置すれば、X線照射装置から照射されたX線が天
板の透視撮影部上に載置された被検体と天板(透視撮影
部)とを透過して、X線撮影用機構でX線像が撮影され
る。このとき、天板の透視撮影部の構造は、その短手方
向断面におけるX線吸収率が均一であるので、X線透視
撮影を行なっても、天板のX線吸収による弊害が防止さ
れる。
用寝台の天板のスライド方向に近接させてガントリを設
置すれば、天板の断層撮影部に被検体の関心部位が位置
するように被検体を天板に載置し、天板をスライドさせ
てガントリの開口部内に被検体を挿入することにより、
ガントリ内に挿入した被検体の関心部位の断層像を撮影
することができる。このとき、天板の断層撮影部の構造
は、その短手方向断面における両端部付近のX線吸収率
を中央部のX線吸収率よりも低くしているので、X線C
T撮影を行なっても、天板端部によるノイズの影響が低
減される。一方、天板の透視撮影部の上方にX線照射装
置を設置すれば、X線照射装置から照射されたX線が天
板の透視撮影部上に載置された被検体と天板(透視撮影
部)とを透過して、X線撮影用機構でX線像が撮影され
る。このとき、天板の透視撮影部の構造は、その短手方
向断面におけるX線吸収率が均一であるので、X線透視
撮影を行なっても、天板のX線吸収による弊害が防止さ
れる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。図1はこの発明の一実施例に係るX線撮影用
寝台の適用例を示す図であり、図2(a)は天板の全体
構成を示す平面図、図2(b)は図2(a)のA−A矢
視断面図、図2(c)は図2(a)のB−B矢視断面図
である。このX線撮影用寝台1は、天板2が基台3上を
図に示すようにスライド可能に取り付けられ、また、基
台3には、X線撮影用機構としてのカッセテ方式又はカ
セッテレス方式の速写撮影装置4が取り付けられて構成
されている。
説明する。図1はこの発明の一実施例に係るX線撮影用
寝台の適用例を示す図であり、図2(a)は天板の全体
構成を示す平面図、図2(b)は図2(a)のA−A矢
視断面図、図2(c)は図2(a)のB−B矢視断面図
である。このX線撮影用寝台1は、天板2が基台3上を
図に示すようにスライド可能に取り付けられ、また、基
台3には、X線撮影用機構としてのカッセテ方式又はカ
セッテレス方式の速写撮影装置4が取り付けられて構成
されている。
【0009】天板2は、図2(a)に示すように、その
先端側(ガントリ10側)に設けられた断層撮影部2a
と、その基端側に設けられた透視撮影部2bとで二分さ
れて構成されている。断層撮影部2aは、図2(b)に
示すように、短手方向断面の両端部が薄く、湾曲した形
状の均質な発砲材(例えば、ポリウレタンホーム等)5
の周囲にカバー(例えば、CFRP:炭素繊維補強プラ
スチック等)6が薄く均一に被せられた構造である。ま
た、透視撮影部2bは、図2(c)に示すように、短手
方向断面が矩形状の均質な発砲材5の周囲にカバー6が
薄く均一に被せられた構造である。このように天板2を
構成することにより、断層撮影部2aでは、両端部付近
のX線吸収率が中央部のX線吸収率に比べて低くするこ
とができる。また、透視撮影部2bでは、X線吸収率を
全体的に均一にすることができる。
先端側(ガントリ10側)に設けられた断層撮影部2a
と、その基端側に設けられた透視撮影部2bとで二分さ
れて構成されている。断層撮影部2aは、図2(b)に
示すように、短手方向断面の両端部が薄く、湾曲した形
状の均質な発砲材(例えば、ポリウレタンホーム等)5
の周囲にカバー(例えば、CFRP:炭素繊維補強プラ
スチック等)6が薄く均一に被せられた構造である。ま
た、透視撮影部2bは、図2(c)に示すように、短手
方向断面が矩形状の均質な発砲材5の周囲にカバー6が
薄く均一に被せられた構造である。このように天板2を
構成することにより、断層撮影部2aでは、両端部付近
のX線吸収率が中央部のX線吸収率に比べて低くするこ
とができる。また、透視撮影部2bでは、X線吸収率を
全体的に均一にすることができる。
【0010】基台3上には、天板2をスライドさせるガ
イドレール(図示せず)が設けられ、その内部には、天
板2をスライド駆動する図示しない駆動部が設けられて
いる。なお、スライド駆動は、このX線撮影用寝台1が
設置された撮影室とは別室の操作室にあるコンソールに
よって操作者が遠隔操作する。
イドレール(図示せず)が設けられ、その内部には、天
板2をスライド駆動する図示しない駆動部が設けられて
いる。なお、スライド駆動は、このX線撮影用寝台1が
設置された撮影室とは別室の操作室にあるコンソールに
よって操作者が遠隔操作する。
【0011】速写撮影装置4は、天板2の透視撮影部2
bの下方に位置させて取り付けられている。なお、速写
撮影装置4は、後述するように、X線照射装置20から
照射されたX線を受けてX線像を撮影するものである。
また、本実施例では、この速写撮影装置4とともに、図
示しないイメージインテンシファイア、光学系、テレビ
カメラ等も透視撮影部2bの下方に取り付けられ、透視
像をモニタ(図示せず)に映し出せるように構成されて
いる。
bの下方に位置させて取り付けられている。なお、速写
撮影装置4は、後述するように、X線照射装置20から
照射されたX線を受けてX線像を撮影するものである。
また、本実施例では、この速写撮影装置4とともに、図
示しないイメージインテンシファイア、光学系、テレビ
カメラ等も透視撮影部2bの下方に取り付けられ、透視
像をモニタ(図示せず)に映し出せるように構成されて
いる。
【0012】次に、このX線撮影用寝台1の適用例を図
1を参照して説明する。X線撮影用寝台1は撮影室の床
面に設置され、X線撮影用寝台1の天板2のスライド方
向に近接させてガントリ10が床面に設置されている。
また、速写撮影装置4の上方に位置付けて、X線管やコ
リメータ等から構成されるX線照射装置20が床面又は
天井に固定され、X線照射方向を調整できるように設置
されている。なお、このX線照射装置20は、固定式以
外にも移動式のX線照射装置であってもよい。
1を参照して説明する。X線撮影用寝台1は撮影室の床
面に設置され、X線撮影用寝台1の天板2のスライド方
向に近接させてガントリ10が床面に設置されている。
また、速写撮影装置4の上方に位置付けて、X線管やコ
リメータ等から構成されるX線照射装置20が床面又は
天井に固定され、X線照射方向を調整できるように設置
されている。なお、このX線照射装置20は、固定式以
外にも移動式のX線照射装置であってもよい。
【0013】被検体Mの上半身の関心部位の断層撮影を
行ないたい場合等には、被検体Mは、X線撮影用寝台1
の天板2上に頭部をガントリ10側にして仰臥する。操
作者は、天板2をガントリ10の開口部11内にスライ
ドさせて、被検体Mの関心部位の断層像を撮影する。こ
のとき、天体2は被検体Mを載置した状態で基台3に片
持ち支持されることになるが、天板2の断層撮影部2a
は、中央部を厚く、湾曲した形状であるので、屈曲等に
対しても充分な強度がある。また、ガントリ10の開口
部11内にある天板2(断層撮影部2a)は、その短手
方向断面の両端部付近のX線吸収率を低くしているの
で、断層撮影において両端部によるノイズが低減され
る。さらに、天板2が基台3上の位置にあるときには、
被検体Mを動かさずに、X線照射装置20と速写撮影装
置4とを使って、被検体Mの下半身の関心部位の透視撮
影を行なうこともできる。このとき、天板2の透視撮影
部2bのX線吸収率は全体的に均一にしているので、画
質のよいX線透視像を得ることができる。
行ないたい場合等には、被検体Mは、X線撮影用寝台1
の天板2上に頭部をガントリ10側にして仰臥する。操
作者は、天板2をガントリ10の開口部11内にスライ
ドさせて、被検体Mの関心部位の断層像を撮影する。こ
のとき、天体2は被検体Mを載置した状態で基台3に片
持ち支持されることになるが、天板2の断層撮影部2a
は、中央部を厚く、湾曲した形状であるので、屈曲等に
対しても充分な強度がある。また、ガントリ10の開口
部11内にある天板2(断層撮影部2a)は、その短手
方向断面の両端部付近のX線吸収率を低くしているの
で、断層撮影において両端部によるノイズが低減され
る。さらに、天板2が基台3上の位置にあるときには、
被検体Mを動かさずに、X線照射装置20と速写撮影装
置4とを使って、被検体Mの下半身の関心部位の透視撮
影を行なうこともできる。このとき、天板2の透視撮影
部2bのX線吸収率は全体的に均一にしているので、画
質のよいX線透視像を得ることができる。
【0014】一方、被検体Mの下半身の関心部位の断層
撮影を行ないたい場合等には、被検体Mは、X線撮影用
寝台1の天板2上に足部をガントリ10側にして仰臥す
る。操作者は、上述と同様に被検体Mの関心部位の断層
像を撮影する。また、天板2が基台3上の位置にあると
きには、被検体Mを動かさずに、X線照射装置20と速
写撮影装置4とを使って、被検体Mの上半身の関心部位
の透視撮影を行なうこともできる。
撮影を行ないたい場合等には、被検体Mは、X線撮影用
寝台1の天板2上に足部をガントリ10側にして仰臥す
る。操作者は、上述と同様に被検体Mの関心部位の断層
像を撮影する。また、天板2が基台3上の位置にあると
きには、被検体Mを動かさずに、X線照射装置20と速
写撮影装置4とを使って、被検体Mの上半身の関心部位
の透視撮影を行なうこともできる。
【0015】なお、上述の実施例では、天板2の透視撮
影部2bを均一な材質で短手方向断面が矩形状の構造と
して説明したが、この発明はこれに限らず、X線吸収率
が全体的に均一であればよいので、例えば、図3に示す
ように、均質な発砲材5の周囲にカバー6を薄く均一に
被せ、短手方向断面が均一な厚さで湾曲した形状を有す
る構造にしてもよい。また、天板2の断層撮影部2aに
ついても、短手方向断面の両端部付近のX線吸収率が中
央部のX線吸収率に比べて低くなる構造にするために、
例えば、図4に示すように、発砲材5の密度を両端部付
近で低くして、カバー6を薄く均一に被せるような構造
であってもよい。
影部2bを均一な材質で短手方向断面が矩形状の構造と
して説明したが、この発明はこれに限らず、X線吸収率
が全体的に均一であればよいので、例えば、図3に示す
ように、均質な発砲材5の周囲にカバー6を薄く均一に
被せ、短手方向断面が均一な厚さで湾曲した形状を有す
る構造にしてもよい。また、天板2の断層撮影部2aに
ついても、短手方向断面の両端部付近のX線吸収率が中
央部のX線吸収率に比べて低くなる構造にするために、
例えば、図4に示すように、発砲材5の密度を両端部付
近で低くして、カバー6を薄く均一に被せるような構造
であってもよい。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、天板をスライド可能とし、その天板の先端
側の断層撮影部の構造をX線CT撮影に適した構造にし
ており、一方、天板の基端側の透視撮影部の構造をX線
透視撮影に適した構造にし、その下方にX線撮影用機構
を備えているので、X線CT撮影とX線透視撮影の双方
に使用できる。従って、断層像とX線像とを撮影する被
検体でも、それぞれの撮影のために、寝台を移らなくて
よいので、被検体に負担を与えることがない。また、X
線CT装置用とX線透視撮影装置用との寝台として兼用
することができるので、各々個別の寝台を用いていた場
合に比べて、設備コストを低減することができる。さら
に、1台の寝台の周りにガントリとX線照射装置を配置
することができ、設置スペースをとらずに、断層像とX
線像とを撮影する設備を設置することができる。
明によれば、天板をスライド可能とし、その天板の先端
側の断層撮影部の構造をX線CT撮影に適した構造にし
ており、一方、天板の基端側の透視撮影部の構造をX線
透視撮影に適した構造にし、その下方にX線撮影用機構
を備えているので、X線CT撮影とX線透視撮影の双方
に使用できる。従って、断層像とX線像とを撮影する被
検体でも、それぞれの撮影のために、寝台を移らなくて
よいので、被検体に負担を与えることがない。また、X
線CT装置用とX線透視撮影装置用との寝台として兼用
することができるので、各々個別の寝台を用いていた場
合に比べて、設備コストを低減することができる。さら
に、1台の寝台の周りにガントリとX線照射装置を配置
することができ、設置スペースをとらずに、断層像とX
線像とを撮影する設備を設置することができる。
【図1】この発明の一実施例に係るX線撮影用寝台の適
用例を示す図である。
用例を示す図である。
【図2】天板の構成を示す図である。
【図3】天板の透視撮影部の別実施例の構成を示す断面
図である。
図である。
【図4】天板の断層撮影部の別実施例の構成を示す断面
図である。
図である。
1 … X線撮影用寝台 2 … 天板 2a … 断層撮影部 2b … 透視撮影部 3 … 基台 4 … 速写撮影装置(X線撮影用機構) 5 … 発砲材 6 … カバー 10 … ガントリ 20 … X線照射装置 M … 被検体
Claims (1)
- 【請求項1】 天板が長手方向にスライド可能に基台上
に取り付けられたX線撮影用寝台において、前記天板は
その先端側に設けられた断層撮影部と、基端側に設けら
れた透視撮影部とで二分して構成され、前記断層撮影部
は、その短手方向断面における両端部付近のX線吸収率
が中央部のX線吸収率よりも低くなる構造を備え、前記
透視撮影部は、その短手方向断面におけるX線吸収率が
均一な構造を備え、また、前記透視撮影部の下方にX線
撮影用機構を備えたことを特徴とするX線撮影用寝台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22504392A JP3245986B2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | X線撮影用寝台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22504392A JP3245986B2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | X線撮影用寝台 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0647040A true JPH0647040A (ja) | 1994-02-22 |
JP3245986B2 JP3245986B2 (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=16823149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22504392A Expired - Fee Related JP3245986B2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | X線撮影用寝台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3245986B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6256528B1 (en) | 1997-02-14 | 2001-07-03 | U.S. Philips Corporation | X-ray scanner with means for conventional radiography |
US7264396B2 (en) * | 2002-03-13 | 2007-09-04 | Siemens Aktiengesellschaft | System for medical emergency care and monitoring of a patient |
US7720191B2 (en) | 2005-04-11 | 2010-05-18 | Planmeca Oy | Computer tomography apparatus |
US7794145B2 (en) | 2007-09-28 | 2010-09-14 | Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc | Medical table and X-ray imaging apparatus |
US7828481B2 (en) | 2007-09-28 | 2010-11-09 | Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc | Medical table and X-ray imaging apparatus |
JP2014069043A (ja) * | 2012-10-02 | 2014-04-21 | Toshiba Corp | 医用画像診断装置用天板 |
-
1992
- 1992-07-31 JP JP22504392A patent/JP3245986B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US7828481B2 (en) | 2007-09-28 | 2010-11-09 | Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc | Medical table and X-ray imaging apparatus |
JP2014069043A (ja) * | 2012-10-02 | 2014-04-21 | Toshiba Corp | 医用画像診断装置用天板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3245986B2 (ja) | 2002-01-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |