JPH0646956B2 - 血清不含およびミトゲン不含インタ−ル−キン−2の試験管内の効率生産法 - Google Patents

血清不含およびミトゲン不含インタ−ル−キン−2の試験管内の効率生産法

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JPH0646956B2
JPH0646956B2 JP59012197A JP1219784A JPH0646956B2 JP H0646956 B2 JPH0646956 B2 JP H0646956B2 JP 59012197 A JP59012197 A JP 59012197A JP 1219784 A JP1219784 A JP 1219784A JP H0646956 B2 JPH0646956 B2 JP H0646956B2
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ハンス―アケ・フアブリシウス
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、T細胞生長因子(TCGF)、インタールー
キン−2(Interleukin−2)(IL−2)
としても知られている、を試験管内の培養系において生
産する改良された方法に関する。さらに詳しくは、本発
明は、先行の米国特許出願第193,112号(198
0年10月2日)および同第247,769号(198
1年3月26日)、それらの開示の全部をここに引用に
よって加える、中に開示されている血清不含およびミト
ゲン不含インタールーキン−2の調製物を生産する試験
管内培養生産法の改良に関する。詳しくは、本発明は、
インタールーキン−2の収率を改良するためにローラー
びん培養系を使用することに関する。また、本発明は、
培養を高い酸素濃度において実施するそれ以上の改良に
関する。
近年において、インタールーキン−2を包含する、種々
のリンフォカイン類の免疫相乗作用に関する広範な量の
研究が存在する。1980年7月に、西ドイツのゲイゼ
ンハイムにおいてInternational Wor
kshop on Interleukin−2(イン
タールーキン−2についての国際研究会)が開催され、
そしてこの会合に基づくシンポジウムの刊行物はBeh
ring Institute Mitteilung
er,No.67,December 1980中に刊
行された。
ネズミおよびヒトのインタールーキン−2は、たとえ
ば、次ぎの刊行物に記載されるようにして、部分的に精
製されかつ特徴づけられた:S.A.Rosenber
g,et al”In Vitro Growth o
f Murine T Cells.III.Mthod
for Separation of T Cell
Growth Factor(TCGF)From
Concanavalin A and Biolog
ical Activity of the Resu
lting TCFG”,J.of Immunolo
gical methods,33,339−350
(1980);J.Watson,et al”T−C
ell Growth Factors:Interl
eukin−2”,Immunology Toda
y,December 1980,113−116ペー
ジ;D.Mochizuki,et al,”Bioc
hemical and Biological Ch
aracterizatin of Lymphocy
te Regulatory Molecules.I
V.Purification of Interle
ukin−2 from a Murine T Ce
ll Lymphoma”,J.of Immunol
ogy,Vol.125,No.6,2579−258
3(Dec.1980);J.W.Mier and
R.C.Gallo”Purification an
d Some Chracteristics of
Human T−Cell Growth Facto
r(TCGF) From PHA−Stimulat
ed Lymphocyte Conditioned
Media”。
リンフォカイン類、ことにインタールーキン−2、の免
疫相乗効果は、たとえば、次ぎのものを含むいくつかの
刊行物に記載されている:Papermaster,e
t al”Preliminary Observat
ions on Tumor Regressions
Induced By Local Adminis
tration of a Lymphoid Cel
l Culture Supernatant Fra
ction in Patients With Cu
taneuos Metastatic Lesion
s”,J.of Immunology and Im
munopathology,Vol.5,31−47
(1976);Henney,et al”Inter
leukin−2 Augments Natural
Killer Cell Activity”,Na
ture Vol.291,335−338(May
28,1981);Lotze,et al.,”Th
e In Vivo Distribution of
Autologous Human and Mur
ine Lymphoid Cells Grown
in T Cell Growth Factor(T
CGF):Implications for The
Adoptive Immunotherapy o
f Tumors”,J.of Immunolog
y,Vol.12,No.4(October 198
0)。本発明者ら自信の臨床研究は、腫瘍患者における
インタールーキン−2の生体内投与による有害な副作用
がないことを明らかにした。
血清不含の組織培養系の重要性は、たとえば、次ぎの刊
行物を含むいくつかの刊行物において認識されている:
B.W.Needleman and J.M.Wei
ler,”Human Lymphocyte Tra
nsformation Induced by Mi
togens and Antigens In A
Serum−Free Tissue Culture
System”,J.of Immunologic
al Methods,44,3−14(1981);
H.S.Warren and R.G.Pembre
y,”A Method For The Produ
ction And Quantitative As
sey Of Human Lymphokine P
reparations”,J.of Immunol
ogical Methods,41,9−21(19
81)。
ネズミのレクチン不含インタールーキン−2の調製物の
生産は、次ぎの文献に記載されている:P.J.Spi
ess and S.A.Rosenberg,”A
Simlified Method For The
Production Of Murine T−Ce
ll Growth Factor Free Of
Lectin”,J.of Immunologica
l Methods,42,13−222(198
1)。
しかしながら、今日まで、インタールーキン−2を大規
模で培養系において生産することは不可能であり、また
インタールーキン−2を合成的にあるいは遺伝子工学に
より生産することは成功しなかった。
試験管内の細胞培養系におけるインタールーキン−2の
収率を最適化する試みは、たとえば、最適化の型および
ミトゲンの濃度、細胞の数および細胞の型、および他の
同様な因子に大きく集中された。たとえば、次ぎの刊行
物を参照:Jose M.Alvarez,et a
l”Human T cell Growth Fac
tor I.Optical Conditions
For Its Production”,J.of
Immunology,Vol.123,No.3,9
77−983(Sept.1979)。これらの方法に
より、ある程度の成功を達成したが、なおより大きい収
率はインタールーキン−2の研究および応用に対して、
とくに長期間の商業的使用において高度に有益であろ
う。
次ぎの刊行物によると、37℃においてローラードラム
上でインキュベーションされたミトゲン感作末梢血球か
らリンフォカイン類が生産された:O.A.Holte
rmann,et al.”Regression o
f Cutaneuos Neoplasms Fol
lowing Delayed−Type Hyper
sensitivity Challeng Reac
tions to Microbial Antige
ns or Lymphokines”,J.of M
edicine,Vol.6,No.2,157,16
8(1975)。しかしながら、ローラードラムを使用
するインキュベーション工程のそれ以上の詳細について
は報告されていない。通常、ローラードラム上の培養を
用いるとき、ドラムは約1〜6rpmで回転される。
従来の培養系、たとえば、平皿、培養管、または培養び
んにおいて、培養される細胞はそれぞれの培養器の底に
急速に蓄積する傾向がある。インタールーキン−2(I
L−2)の試験管内生産における細胞は、細胞が「粘着
性」となりかつ一緒に塊となる傾向があるとき、ミトゲ
ン(たとえば、PHA)刺激工程の間に蓄積するように
思われる。この細胞の蓄積は、次ぎの結果を生ずる: (1)培地の下層の急速な栄養の欠乏; (2)代謝生産物および合成されたタンパク質の蓄積
(それらのあるものは毒性であるか、あるいはIL−2
の生産に関して抑制的であることがある); (3)密な細胞対細胞の接触は、再び特異的サプレッサ
ー細胞によるIL−2生産の抑制を生ずる可能性があ
る。
このような「従来の」培養系、すなわち、細胞が沈降す
ることができかつ培地が循環されない系、においてコン
ディショニングされた媒質は、細胞毒性IL−2依存性
T細胞の試験管内生育のために十分に高いIL−2レベ
ルを生ずるためには、5〜10倍程度の濃縮を必要とす
る。事実、あるバッチは非常に高い濃縮を必要とし、一
方他方のバッチは活性をまったく示さない。
したがって、これらの従来の培養系におけるIL−2生
産は、一般に低くかつ高度に予測不可能であることが理
解できる。IL−2を商業的規模で生産しなくてはなら
ない場合は、高度に予測不可能である。さらに、従来の
培養系、ことに平らな培養皿、たとえば、ベトリ皿をの
使用は、長い生産時間を必要としかつ、多数のプラスチ
ック皿を必要とするため、IL−2の有用な収率を得る
ためには大きい空間および体積要件を有する。同様な空
間および体積要件は、培養管系を用いるとき存在する。
ヒトの源からのインタールーキン−2の生産に現在実施
されているような従来の培養系における他の経済的欠点
は、末梢単核血球を得ることに高い経費を必要とし、そ
して出発全血供給物の非使用部分の浪費である。
また、培養器中の培地が、しばしば数インチを超える、
層を形成する試験管内培養系によるインタールーキン−
2の大規模生産において、液体培地中への酸素の拡散
(インキュベーターの空気/CO混合物の空気から
の)に対するバリヤーが存在することが、本発明者らに
より発見された。事実、3〜5mmを超える液相は、液
体コンディショニング培地の厚さ全体を通ずる酸素の浸
透に対してある種の有意なバリヤーを示す。
これらの欠点および他の欠点は、われわれの同時係属出
願第193,112号および同第247,769号中に
記載されている静止試験管内細胞培養系のすべての改良
である、本発明の種々の実施態様により回避される。
したがって、1つの面において、本発明は、末梢単核血
球(PBL)を多孔質支持体(たとえば、ナイロウー
ル、セファロースゲル、中級繊維系など)上に充填し、
そして液体細胞培地および雰囲気をインキュベーション
を通じて再循環させかつダイアフィルトレイション(d
iafiltration)により新しい培地を補充す
る方法を提供する。培養流体のみの再循環は、培地の下
層における栄養の欠乏を防止し、かつ代謝生産物および
合成された生産物を細胞環境から除去する。
細胞の塊状化または蓄積および有害な副作用の防止に向
けられた本発明のより好ましい実施態様において、刺激
工程およびコンディショニング工程の両者を急速に回転
するローラーびん培養系において実施する。
ローラー培養系は、前述の細胞の蓄積から生ずる欠点の
すべて、たとえば、最初に述べた実施態様によりとくに
処理されない細胞対細胞の接触を回避する。こうして、
急速に回転するローラーびん培養系により、次ぎの利点
が提供される: (1)コンディショニングおよび刺激工程全体の期間に
おいて完全に均質な培養系を確保し、これにより局所的
欠乏を防止する、ローラー作用による強い混合; (2)培養体積全体にわたる代謝生産物および合成され
たタンパク質の分散、これによる起こりうる毒性のまた
は抑制的な生産物の濃縮の、高度に低くかつ大きく微々
たる蓄積; (3)均一な細胞懸濁液の維持、これによる細胞対細胞
の接触から生ずる抑制の防止。
ローラー培養系の他の利点の例は、次ぎの通りである:
数1000まで−パイロットプラント規模−の高度に
活性なIL−2コンディショニングした培地の生産を可
能とする大きい体積の培地の取扱い可能性;再使用可能
なびんによる比較的低いコスト、小さい空間および体積
要件、および大きい分別しない体積の取扱い。事実、I
L−2異存性細胞毒性T細胞の試験管内生育には、コン
ディショニングした培地の濃縮はしばしば不必要である
が、コンディショニングした培地のわずかに2〜5倍の
濃縮は好ましい。
本発明の他の面、ことに大規模の生産に有用な、静止
(たとえば、平皿)および動的(すなわち、ローラび
ん)の培養系における面において、IL−2の収率は培
養工程を高い酸素濃度で、とくに約70〜95%の酸
素、5〜15%の二酸化炭素および残部の主として窒素
を含有する気体混合物を用いて実施することにより、5
〜10倍以上改良される。静止培養系において、比較的
深い液体細胞培地中の酸素のための長い拡散距離は、高
い酸素濃度により補償され、増大した濃度のIL−2が
生じ、その濃度は従来の空気/CO気体混合物におい
て得られる収率よりも典型的には5倍高い。
ローラー培養系において、高濃度の酸素の存在は、コン
ディショニングされた培地中で信頼すべき高い収率およ
び酸素濃度のIL−2を提供し、細胞毒性T細胞の試験
管内生育について、このコンディショニングされた培地
は50倍まで、好ましくは5〜10倍まで希釈すること
ができる。比較して、通常の空気/COの雰囲気を用
いるローラー培養において生産されたIL−2コンディ
ショニングされた培地は、IL−2依存性細胞毒性T細
胞の生育を支持するために0〜5倍濃縮しなくてはなら
ない。もちろん、これはなお静止培養系の有意の改良で
ある。
ローラー培地の代わりに充填された細胞をもつ多孔質担
体を用いる実施態様においてさえ、高い酸素濃度は、I
L−2の収率を増大し、かつ細胞不含循環培地を連続的
に酸素化し、そうでなければ再コンディショニングする
(たとえば、pH、栄養、生産物の取り出し、など)こ
とにより、いっそう容易にコントロールされた酸素の供
給が可能であるという利点を提供する。
前述の実施態様の各々に適用可能な、本発明のなお他の
実施態様において、この方法の経済性は末梢核血球につ
いてバッフィコートの細胞を使用することにより実質的
に改良される。バッフィコートの細胞は、全血の血漿お
よび赤血球を回収するように処理された全血から副生物
として得られ、かつ凝血の防止のためにヘパリンの添加
を必要としない、という利点を有する。こうして、通常
廃棄されるバッフィコートの細胞は、貯蔵血液から赤血
球および全血血漿の通常の生産よりも実質的に追加のコ
ストをかけないで回収することができる。その上、赤血
球の回収率は、われわれの先行出願に記載されかつこの
分野においてよく知られている手順により得られたPB
Lからよりも、バッフィコートの細胞からの方か高い。
本発明の前記および他の目的は、(1)洗浄して外部の
細胞膜表面へ結合した血清タンパク質の実質的にすべて
を除去したIL−2生産性1次細胞を、液体組織培地中
でローラーびん培養系においてインキュベーションする
ことにより、刺激し、前記培地は血清タンパク質および
ミトゲンを補充されており、そして前記ローラーびん培
養系は均質な培地を提供し、代謝生産物および合成され
たタンパク質を培地全体中に分散させ、かつ培地中の均
一な細胞懸濁液を維持するために5〜20rpmのロー
ラーびんの回転速度で回転させ、(2)刺激された細胞
を分離および洗浄して、前記血清タンパク質およびミト
ゲンの実質的にすべてを除去し、そして(3)工程
(2)において得られた細胞を、血清タンパク質不含お
よびミトゲン不含液体組織培地の存在下にローラーびん
培養系においてインキュベーションすることにより、コ
ンディショニングし、前記ローラーびん培養系は、均質
な培地を提供し、代謝生産物および合成されたタンパク
質を培地全体中に分散させ、かつ培地中の均一な細胞懸
濁液を維持するために5〜20rpmのローラーびんの
回転速度で回転させ、これによりインタールーキン−2
を液相中に移す、ことによって、血清不含およびミトゲ
ン不含のインタールーキン−2含有上澄みを生産する第
1実施態様において達成される。一般に、直径4〜5イ
ンチ(10.2〜12.7cm)のびんについて、びん
の約6rpmに相当する、少なくとも20rpmのロー
ラー速度は本発明の目的を達成するために十分である。
われわれのもとの方法におけるように、刺激およびコン
ディショニングのインキュベーション工程は、それぞれ
約4〜8時間および18〜24時間の期間実施する。
この実施態様の好ましいモードに従い、前述の先行出願
中に記載されているように、刺激された細胞から分離さ
れた液体組織培地を再循環させて細胞の引き続くバッチ
を刺激し、そして組織培地から分離されたコンディショ
ニングされた細胞をまた再刺激のために再循環させる。
われわれの前の出願中に記載されている手順に従い、刺
激およびコンディショニングの間のインキュベーション
は静止条件下に実施する。すなわち、刺激工程の場合に
おいて血清およびミトゲンを補充した液体組織培地およ
び細胞、およびコンディショニングの場合において血清
不含およびミトゲン不含液体組織培地の存在下に細胞
を、適当な容器、たとえば、ペトリ皿に単に入れ、そし
てインキュベーターに入れ、ここでそれらを約37℃の
温度において、5〜10%のCOを含有する空気/C
混合物を用いてインキュベーションする。
今回、細胞を静止容器内で培養するとき、インタールー
キン−2生産性細胞は一緒に凝集し、これによりインタ
ールーキン−2の生産に有効な細胞の数が減少すると同
時に、IL−2の濃度は静置培養器の底部において実質
的に高くなる傾向があり、したがって、インタールーキ
ン−2の受容体を有する培養器中の細胞上に吸着される
べき、そのように生産されたインタールーキン−2が消
費される傾向が大きいことが、発見された。
凝集する減少を回避しかつ培養器全体を通じてインター
ルーキン−2のより均一な濃度を得るために、1〜6r
pmで回転させる従来のローラー培養機械を用いて、ロ
ーラー培養系を利用することを試みた。しかしながら、
これらの速度における実施はミトゲン(たとえば、フィ
トヘマグリチニン−PHA)刺激の間細胞が「粘着性」
となることおよび一緒に凝集することを防止しなかっ
た。直径4インチ(10.2cm)のびんを用いると
き、リンフォカイン類生産性細胞は15rpm程度に高
い回転速度においてなお凝集することがわかった。
本発明によれば、ローラー培養器内の細胞の凝集は、ロ
ーラー培養系のローラーを少なくとも20rpm[直径
5インチ(12.7cm)のびんについて約6rpmに
相当する]に変更することにより、完全にまたは実質的
に完全に排除される。血清不含およびミトゲン不含培養
上澄みは、刺激およびコンディショニング工程の間のイ
ンキュベーションを少なくとも20rpmで回転させた
ローラー培養系において実施する、前に開示された方法
の変更により生産するとき、インタールーキン−2の収
率を10倍以上増加した。
また、培養上澄み中のインタールーキン−2の収率のさ
らにそれ以上の改良は、ローラーびんの表面を変更して
その表面の不規則性を除去することにより、達成できる
ことを発見した。典型的にはガラス材料から作られたロ
ーラーびんの表面中の不規則性は、インタールーキン−
2生産性細胞を包含する細胞を引き裂く傾向があること
がわかった。ローラー表面の平滑化は、ローラー表面上
に薄いシリコーンコーティングを形成することにより、
効果的に達成された。こうして、ローラーびん培養器の
ローラーがシリコーン化されていないと、出発末梢単核
血球の約30〜50%がPHA刺激の間に失われ、これ
に対してローラーびん培養器がシリコーン化するとわず
かに細胞の約15〜30%が破壊されるに過ぎない。
本発明の第2実施態様において、IL−2の改良された
収率は、(1)洗浄して外部の細胞膜表面へ結合した血
清タンパク質の実質的にすべてを除去したIL−2生産
性1次細胞を、血清タンパク質およびミトゲンを補充さ
れた液体組織培地中で約70〜約95%の酸素および約
5〜15%の一酸化炭素からなる(残部は主として窒素
であり、少量の他の不活性気体が通常空気中に存在す
る)酸素に富んだ雰囲気のもとにインキュベーションす
ることにより、刺激し、(2)刺激された細胞を分離お
よび洗浄して、前記血清タンパク質およびミトゲンの実
質的にすべてを除去し、そして(3)工程(2)におい
て得られた細胞を、血清タンパク質不含およびミトゲン
不含液体組織培地の存在下に工程(1)に記載する酸素
に富んだ雰囲気のもとにインキュベーションすることに
より、得られる。
インキュベーション(刺激およびコンディショニング)
工程の間の酸素に富んだ雰囲気を使用するこの実施態様
は、最初に述べたローラーびん培養系に適用することが
でき、あるいは、静止培養系、たとえば、平皿、管、ま
たは回転びんの培養系に適用することができる。液体組
織培地およびコンディショニングされた細胞の両者の再
循環も、この実施態様に適用可能である。
ことに第1実施態様に適用されるような、本発明の前述
の第2実施態様を実施する好ましいモードにおいて、I
L−2生産性細胞は、従来技術により全血から赤血球お
よび結晶を分離するとき副生物として得られるバッフィ
コートの細胞である。この実施態様によれば、バッフィ
コートの細胞は、インタールーキン−2の生産に使用す
るとき、実質的に新鮮であるべきであり、たとえば、2
〜3時間以上経過したものであってはならない。
以下の実施例を参照しながら、本発明をさらに詳述す
る。
ローラーびん培養装置は、液体組織培地および細胞を含
有するローラーびんのための従来の装置のいずれである
こともできる。このような装置は、生物学において、こ
とにウイルスの生物学において、広く使用されている。
しかしながら、これらの装置は通常約1〜6rpm程度
の比較的遅い速度で作動する。したがって、この装置は
少なくとも20rpmの高い速度で作動するように修正
しなくてはならない。
典型的には、ローラーびん培養装置は、少なくとも1対
の、好ましくは2対の水平に配置された平行なローラー
を含み、前記ローラーはローラー培養びんを1対のロー
ラーの両者上に静置させるために十分に短い距離で間隔
を置いて位置する。1対のローラーの一方または両方を
回転すると、それと接触するびんは回転する。回転方向
は重要ではない。
有用であることがわかった装置の1つの配置は、2つの
びんを収容する3本の平行なローラーを含む。すべて3
本のローラーを回転することができ、あるいは外側の2
本のローラーのみを駆動させ、かつ中央のローラーを自
由回転させることができる。また、中央のみのローラー
を駆動させ、かつ外側の2本を自由回転させることも可
能である。2組以上の3本ローラーを重ねた関係で準備
することができる。ただし、その場合、列の間にびんの
直径を受け入れるために十分な間隔を設ける。
前述のように、これらローラー培養装置は通常わずかに
1〜6rpmの回転をローラーに付与するように設計さ
れている。
本発明者らの研究によると、これらの速度において、粘
着性細胞の凝集を回避できないことが示された。15r
pm程度に高いローラー速度を生成するように装置を修
正することにより、凝集の減少を克服することは、なお
不可能であった。しかしながら、少なくとも20rpm
のローラー速度を生成するように装置をさらに変更する
ことにより、粘着性インタールーキン−2生産性細胞が
凝集してそれに付随する欠点を生ずることを防止できる
ようになる。
ローラー速度の上限は、とくに臨界的ではないが、細胞
の引き裂きや破壊を生ずるほど高くあってはならない。
通常約50rpmまでのローラーの加速は満足すべきも
のであるが、特定の利益はこれより高い速度では得られ
ない。一般に、約20〜50rpm、好ましくは22〜
40rpm程度のローラー速度は、粘着性細胞の凝集を
回避するために十分であり、これは、4〜5インチ(1
0.2〜12.7cm)の直径をもちかつ50〜200
mlの培地を含有するローラーびんについて、約5〜約
20rpm、好ましくは約5〜15rpmのローラーび
んの回転に相当する。
大きい大きさまたは小さい大きさのローラーびん、細胞
の高いまたは低い濃度および培地の量、ローラーとロー
ラーびんとの間のローリング摩擦の異る量などについ
て、完全な、培地の均質性、代謝生産物および合成され
た生成物の分散、および均一な細胞懸濁液の維持を確保
するために十分な混合を実施するために最小のローラー
の回転速度は、簡単な実験により容易に決定される。
ことに、ローラーびん容器を細胞の刺激およびコンディ
ショニングに反復使用するとき、表面の不規則性の形成
を回避することが好ましい。たとえば、ローラーびん培
養系をガラスから作る。数回の洗浄後、これらのびんの
表面は粗くかつ不規則となり、細胞を引き裂く傾向をも
つ。ガラス表面の粗面化を防止する1つの手段は、表面
をシリコーン溶液でコーティングすることである。この
ような手順は、この分野において知られている。
たとえば、1つの適当なシリコーン化溶液は、サーバ社
(Swrva,西ドイツ、ハイデルベルグ)から商品名
“Siliconlsung Serva”、物品番
号35130 IIIaで商業的に入手できる。小体積の
シリコーン溶液をローラーびん上に注ぐ。内表面がシリ
コーンで完全に覆われたとき、過剰の溶液をデカント除
去する。びんを室温においてノズルを下向きにして乾燥
する。ここで、びんを1時間100〜150℃に加熱す
ることにより、シリコーンの残りのフィルムを燃焼して
ガラスにする。処理したびんは疎水性の非常に滑らかな
表面を有し、そして新しいシリコーン化手順を必要とす
るまで、それを5〜10回使用することができる。シリ
コーン化処理は、刺激およびコンディショニングの間の
細胞の損失を減少するために重要である。
ローリングびんを使用する培養法は、われわれの先行出
願、たとえば、米国特許出願第247,769号に記載
する方法と本質的に同一の方法であることができる。こ
うして、IL−2生産性細胞を通常の(すなわち、癌ま
たは腫瘍ではない)1次細胞系、たとえば、前述のよう
に入手しかつ洗浄した末梢単核血球のいずれであること
もできる。細胞共与体は、ヒツジ、ブタ、ウシまたはヒ
トであることができる。また、温度および雰囲気は従
来、普通に使用されている条件、たとえば、37℃およ
び空気/5〜15%のCOの雰囲気であることができ
る。
しかしながら、とくにヒトにおける使用において、経済
性およびインタールーキン−2の収率の観点から最良の
結果を得るためには、IL−2生産性細胞はバッフィコ
ートの細胞であることができ、そして雰囲気は酸素に富
んだ、たとえば、70〜95%、好ましくは80〜90
%のO(容量パーセント)の雰囲気であり、緩衝剤は
約5〜15%、好ましくは5〜10%の二酸化炭素(C
)であり、残部は実質的に窒素であり、そして微量
の不活性気体、たとえば、アルゴンが通常空気中に存在
する。
実施例1 ローラーびん培養法の特定の例として、末梢単核血球を
まず前述のようにして得る。簡単に述べると、血液銀行
から得たヒト血液をヘパリン、すなわち、抗凝固剤と混
合する。血液をフィコールーハイパーク(Ficoll
−hypaque)混合物含有無菌管中に層状に入れ、
次いでこれを遠心する。各管中のフィコールーハイパー
クより上に形成した末梢単核血球の生じた層を、ピペッ
トで注意して抜き出す。次いで、細胞を清浄な管内にブ
ールし、たとえば、RPMI 1640で希釈する。こ
の管を細胞を破壊しない速度で遠心し、そして上澄みを
廃棄する。次いで、細胞を同一の方法で新しい部分のR
PMI溶液で反復洗浄する。約500〜1000×10
個の細胞を含有する生じた洗浄細胞のペレットを、約
5〜10mlのRPMI溶液で希釈する。
次いで、細胞は組織培地、たとえば、10〜15%の血
清を補充した約4mgのフィトヘマグルチニン(PH
A)を含有するRPMI 1640中において約3×1
の密度に生長を促す(seed out)ことがで
きる。血清の代わりに、血漿のヒトインタールーキン−
2誘発タンパク質(PHILIP)(同時係属の米国特
許出願第255,251号、1981年4月17日出願
に記載されており、その開示をここに引用によって加え
る)を使用できる。
この時点において、細胞およびレクチン含有培地をロー
ラー培養びんに移す。直径4〜5インチ(10.2^1
2.7cm)のびんを使用し、そして各びんに50〜2
00mlの培地を充填する。ローラーびんは、空気/C
(5〜10%)混合物を充填した後、ローラー装置
を備えるインキュベーター内に入れる。インキュベータ
ー内の温度は約37℃である。ローラーを約25rpm
(約6rpmのローラーびんの速度)で回転させ、そし
て細胞を約4〜8時間、好ましくは約4時間インキュベ
ーションする。
その後、びんをインキュベーターから取り出し、そして
刺激された細胞を含有する培地をデカント遠心管に入
れ、そして前述のように従来法で数回沈降および洗浄
し、次いで新しい培地中で、再び約3,000,000
/mlの細胞密度に生長を促す。この場合において、細
胞含有培地(PHAまたは血清タンパク質を補充されて
いない)を再びローラーびん中に50〜200mlの部
分づつ移し、そして刺激工程におけるのと同一条件でイ
ンキュベーションするが、ただしコンディショニングの
インキュベーションの時間は約18〜24時間、好まし
くは約20時間に増加する。
その後、培地を再びローラーびんから遠心管に移し、わ
れわれの前の出願(たとえば、米国特許出願第247,
769号参照)おけるように処理する。細胞は引き続く
PHA再刺激および再コンディショニングにおいて少な
くとも5回の追加のサイクルで再利用可能である。
実施例2 実施例1を反復するが、ただし刺激およびコンディショ
ニング工程のインキュベーションは90%のO、5%
のCOおよび5%のNを含有する雰囲気のもとで実
施する。
ローラーびんブラス空気/CO混合物から、ローラー
びんプラス90%のOから、および通常の大気の酸素
(空気)+10%のCOを用いる50mlのファルコ
ン(Falcon)ブルー・カップ・プラスチック管中
のPHA刺激(比較例1)から、のコンディショニング
した培養上澄みインタールーキン−2活性を試験し(各
3回の反復実験)そして結果を下表に示す。
比較例2〜3 ローラーをわずかに約15rpmの速度でローラーを回
転する以外、実施例1および2を反復する。結果は比較
例と実質的に同一であり、そして実質的な細胞の凝集が
観察される。
実施例3 PBL細胞の代わりにバッフィコートの細胞を使用する
以外、実施例2を反復する。バッフィコートの細胞は次
ぎのようにして得られる:赤血球の保存剤、たとえば、
赤血球を保存するための標準溶液であるACD(アデニ
ン、クエン酸塩、デキストロース)を含有する容器内
に、血液を集める。全血の保存物中でインタールーキン
−2を生産するために必要な、ヘパリンの使用は、不必
要である。収集後、新しい血液試料を1000〜150
0×Gにおいて20分間遠心する。赤血球は沈降し、そ
して白血球は赤血球の沈降物上に薄い層(バッフィコー
ト)を形成するであろう。その後、バッフィコートを赤
血球の層から吸い出し、インタールーキン−2の生産に
使用する。白血球および赤血球を含有しない血漿を集
め、そして、たとえば、工業的目的および全血漿の患者
への注入に使用する。沈降した赤血球を通常のように臨
床目的(たとえば、血液の注入)に使用できる。バッフ
ィコートの細胞を集めない以外、前述の方法で、大分部
の血液貯蔵所は赤血球を調製する。白血球は一般に無価
値であると考えられている。血液貯蔵物は通常使用前に
数日または数週間冷蔵庫に貯蔵される。この時間の間
に、赤血球は死ぬであろう。これらのバッフィコートの
細胞を用いると、血液貯蔵物に追加のコストをほとんど
必要としないで、インタールーキン−2生産の原料を得
ることが可能である。
白血球をここでIL−2の生産のために処理するとき、
白血球を汚染する赤血球および血小板からフィコールー
ハイパーク勾配により、前述と正確に同一の方法で分離
する。回収された細胞の数は、ヘパリン保存から回収さ
れた細胞の数よりも通常約20%だけ高いであろう。バ
ッフィコートの細胞は、IL−2生産のために刺激する
とき、絶対に新鮮であることが非常に重要である。バッ
フィコートの細胞は2〜3時間より古くあってはならな
い。まったく予測されないことには、バッフィコートの
使用は1つの制限を有することが発見された:通常の酸
素濃度のもとでバッフィコート中でIL−2を生産しよ
うと試みるとき、有意の生産はまったく発見されないで
あろう。したがって、1つの必要条件は前述の同一の方
法において酸素に富んだ雰囲気を使用することである。
得られた結果は実施例2と実質的に同一である。
比較例4 バッフィコートの細胞をPBL細胞の代わりに使用する
以外実施例2を反復するとき、IL−2の生産は実質的
に観察されない。この比較例はバッフィコートの細胞を
インキュベーションの間に高い酸素濃度を必要とするこ
とを示すが、この理由は完全には説明することはできな
い。
本発明の改善された方法により得られたインタールーキ
ン−2含有上澄みは、濾過後、たとえば、われわれの先
願に記載されている如きアミコン(Amicon)YM
−10フィルターで濾過後、高度に精製された生成物と
なる。インタールーキン−2を含有するコンディショニ
ングされた上澄みの生産物の純度は、タンパク質含量で
生物学的活性を比較することによって証明される。その
ようなインタールーキン−2を含有する調整物の生物学
的活性は、アミコンYM−10フィルターで濾過する前
に50倍までに希釈された物質中で検出することができ
る。濾過後、生物学的活性は濾過工程中の試料体積の減
少と同じファクターを掛け合せられる。濾過前に、50
倍に希釈して検出し得且つ濾過によって元の体積の1/
10に濃縮される生物学的活性を有するインタールーキン
−2を含有する上澄みは、濾過後において1:500の
希釈で検出される生物学的活性を有するであろう。濾過
された上澄みのタンパク含量は、細胞バッチの細胞損失
の固有の差に依存して、通常5〜20μg/mlの範囲
にある。また、各提供者の細胞はミトゲン刺激によりI
L−2を生産する固有の異なった能力を有している。し
たがって、本発明は高純度の血清不含およびミトゲン
(たとえば、レクチン)不含インタールーキン−2を含
有するコンディショニングされた上澄みの試験管内生産
についての本発明者らのもとの手順の有意の改良を提供
することが認められる。これらの上澄みは抑制された自
然キラー細胞の機能を有する患者の処置において、腫瘍
患者における免疫欠乏の診断および処置において、およ
び一般に米国特許出願第247,769号に前に記載さ
れた、または他の著者により記載された実用性におい
て、有用である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】血清不含およびミトゲン不含のインタール
    ーキン−2含有上澄みを生産する方法であって、 (1) 外部の細胞膜表面へ結合したタンパク質の実質
    的にすべてを洗浄して除去したIL−2生産性1次細胞
    を、液体組織培地中でローラーびん培養系においてイン
    キュベーションすることによって刺激し、前記培地は血
    清タンパク質およびミトゲンを補充されており、そして
    前記ローラーびん培養系は均質な培地を提供し、代謝生
    産物および合成されたタンパク質を培地全体中に分散さ
    せ、かつ培地中の均一な細胞懸濁液を維持するために5
    〜20rpmのローラーびんの回転速度で回転されてお
    り、 (2) 刺激された細胞を分離および洗浄して、血清お
    よびミトゲンの実質的にすべてを除去し、そして (3) 工程(2)において得られた細胞を、血清不含
    およびミトゲン不含液体組織培地の存在下にローラーび
    ん培養系においてインキュベーションすることによって
    コンディショニングし、前記ローラーびん培養系は、均
    質な培地を提供し、代謝生産物および合成されたタンパ
    ク質を培地全体中に分散させ、かつ培地中の均一な細胞
    懸濁液を維持するために5〜20rpmのローラーびん
    の回転速度で回転されており、それによってインタール
    ーキン−2を液相中に移す、 ことを特徴とする血清不含およびミトゲン不含のインタ
    ールーキン−2含有上澄みを生産する方法。
  2. 【請求項2】刺激工程およびコンディショニング工程に
    おけるインキュベーションは、70〜95%の酸素およ
    び5〜15%のCO2を含有する雰囲気中で実施される
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】出発末梢単核血球はヒト提供者から得られ
    たバッフィコートの細胞である特許請求の範囲第1また
    は2項記載の方法。
  4. 【請求項4】ローラーびんは、約4インチ(約10.2
    cm)〜約5(約12.7cm)の直径を有しかつ約5
    0〜200mlの液体組織培地を充填されており、そし
    て刺激工程およびコンディショニングインキュベーショ
    ン工程におけるローラーびんは、ローラーびん培養系の
    ローラーによって少くとも6rpmの速度で回転される
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
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EP0049611B2 (en) * 1980-10-02 1993-12-08 Hooper Trading Co. N.V. A T-cell growth factor, and a process of producing the same
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