JPH0646935A - 椅子の背，座部の連動支持機構 - Google Patents
椅子の背，座部の連動支持機構Info
- Publication number
- JPH0646935A JPH0646935A JP3276271A JP27627191A JPH0646935A JP H0646935 A JPH0646935 A JP H0646935A JP 3276271 A JP3276271 A JP 3276271A JP 27627191 A JP27627191 A JP 27627191A JP H0646935 A JPH0646935 A JP H0646935A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- repulsion
- chair
- end side
- support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C31/00—Details or accessories for chairs, beds, or the like, not provided for in other groups of this subclass, e.g. upholstery fasteners, mattress protectors, stretching devices for mattress nets
- A47C31/12—Means, e.g. measuring means for adapting chairs, beds or mattresses to the shape or weight of persons
- A47C31/126—Means, e.g. measuring means for adapting chairs, beds or mattresses to the shape or weight of persons for chairs
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C1/00—Chairs adapted for special purposes
- A47C1/02—Reclining or easy chairs
- A47C1/031—Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts
- A47C1/032—Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest
- A47C1/03261—Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest characterised by elastic means
- A47C1/03266—Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest characterised by elastic means with adjustable elasticity
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C1/00—Chairs adapted for special purposes
- A47C1/02—Reclining or easy chairs
- A47C1/031—Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts
- A47C1/032—Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest
- A47C1/03255—Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest with a central column, e.g. rocking office chairs
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C1/00—Chairs adapted for special purposes
- A47C1/02—Reclining or easy chairs
- A47C1/031—Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts
- A47C1/032—Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest
- A47C1/03261—Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest characterised by elastic means
- A47C1/03277—Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest characterised by elastic means with bar or leaf springs
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Dentistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Chairs Characterized By Structure (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 着座者の体重等の差異に拘らず動作が円滑な
座部と背部の連動支持機構。 【構成】 座面支持部７を、テコ部材１３に対し適宜量
上、下スライド可能、かつ、上向スライド側に付勢して
枢着３１する一方、上端側が座面支持部の枢着点に連結
された倒Ｌ字状をなすリンク部材１０の角部をテコ部材
に連結すると共にリンク部材の下端側を、反撥部材の負
荷点に先端側が連結されたアーム部材１１の後端側に枢
着６１連結して成り、座面支持部が荷重によって下方に
スライドすると、リンク部材１０とアーム部材１１を介
して反撥部材６の負荷点が後退するようにした。
座部と背部の連動支持機構。 【構成】 座面支持部７を、テコ部材１３に対し適宜量
上、下スライド可能、かつ、上向スライド側に付勢して
枢着３１する一方、上端側が座面支持部の枢着点に連結
された倒Ｌ字状をなすリンク部材１０の角部をテコ部材
に連結すると共にリンク部材の下端側を、反撥部材の負
荷点に先端側が連結されたアーム部材１１の後端側に枢
着６１連結して成り、座面支持部が荷重によって下方に
スライドすると、リンク部材１０とアーム部材１１を介
して反撥部材６の負荷点が後退するようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は例えば、ラウンジ用チェ
ア，会議用チェアなどのように体重が種々異なる不特定
の人が掛ける椅子に適用して有用な椅子の座部と背部と
の連動支持機構に関するもの、具体的には背もたれにか
かる傾倒反力を椅子に掛ける者の体重に応じて自動調整
できるようにした支持機構に関するものである。
ア，会議用チェアなどのように体重が種々異なる不特定
の人が掛ける椅子に適用して有用な椅子の座部と背部と
の連動支持機構に関するもの、具体的には背もたれにか
かる傾倒反力を椅子に掛ける者の体重に応じて自動調整
できるようにした支持機構に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近時、例えば事務用椅子において、人間
工学的見地から、椅子の座り心地や使用感を支配する主
要構成部分である座部や背部を、その椅子に掛けている
人の動きに良く追従して動くことが出来るように支持す
る機構やこの機構を採用した椅子が多数提案されてい
る。
工学的見地から、椅子の座り心地や使用感を支配する主
要構成部分である座部や背部を、その椅子に掛けている
人の動きに良く追従して動くことが出来るように支持す
る機構やこの機構を採用した椅子が多数提案されてい
る。
【０００３】上記のような座部と背部の支持機構、或
は、このような機構を具備した椅子が提案されているの
は、椅子にかけている者がそのままの状態で様々な姿
勢，体勢をとっても、椅子の座部や背部が無理なく、且
つ円滑に姿勢変化に対応して作動することにより、座り
心地の向上を図り、また、長時間椅子に掛けたままデス
クワ−クその他の作業を行っても、あまり疲労しないよ
うにするためである。
は、このような機構を具備した椅子が提案されているの
は、椅子にかけている者がそのままの状態で様々な姿
勢，体勢をとっても、椅子の座部や背部が無理なく、且
つ円滑に姿勢変化に対応して作動することにより、座り
心地の向上を図り、また、長時間椅子に掛けたままデス
クワ−クその他の作業を行っても、あまり疲労しないよ
うにするためである。
【０００４】上記のような目的のもとに開発されている
この種の椅子では、主としてリンク機構を応用したもの
が大半であるが、この種の椅子で実用に供されているも
のを試用してみると、動作が円滑でなかったり、或は、
着座者の身体の動きによく追従する作動性能が得られて
いないという問題がある。これは、この種の支持機構に
組込まれているバネの反撥力が固定されていると、座板
にかかる荷重や背もたれにかけられる荷重が着座者の体
重によって異なるため、例えば、小柄で軽量な着座者
と、大柄で体重の大きい着座者とでは、当該支持機構の
作動状態が異なるからである。従来機構では、この点に
鑑み、使用したバネの反撥力を手動調整できる機構を付
加したものがあるが、着座者が異なるごとに本人がいち
いち調整機構を操作することは煩しい。
この種の椅子では、主としてリンク機構を応用したもの
が大半であるが、この種の椅子で実用に供されているも
のを試用してみると、動作が円滑でなかったり、或は、
着座者の身体の動きによく追従する作動性能が得られて
いないという問題がある。これは、この種の支持機構に
組込まれているバネの反撥力が固定されていると、座板
にかかる荷重や背もたれにかけられる荷重が着座者の体
重によって異なるため、例えば、小柄で軽量な着座者
と、大柄で体重の大きい着座者とでは、当該支持機構の
作動状態が異なるからである。従来機構では、この点に
鑑み、使用したバネの反撥力を手動調整できる機構を付
加したものがあるが、着座者が異なるごとに本人がいち
いち調整機構を操作することは煩しい。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
事情に鑑み、リンク機構を応用して座部と背部との作動
を連動させるようにするが、着座者の体格や体重等の差
異に拘らず動作が円滑であり、しかも、各着座者の身体
の動きに良くなじんで動作する、主として事務用椅子の
座部と背部の連動支持機構を提供することを、その課題
とするものである。
事情に鑑み、リンク機構を応用して座部と背部との作動
を連動させるようにするが、着座者の体格や体重等の差
異に拘らず動作が円滑であり、しかも、各着座者の身体
の動きに良くなじんで動作する、主として事務用椅子の
座部と背部の連動支持機構を提供することを、その課題
とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
することを目的としてなされたもので、その構成は、脚
支柱に支持されて座部の前方側に延設形成された機枠部
材の前端側に、後端側が背部支持杆と一体となるように
形成され、かつ、上面側に座面支持部が設けられたテコ
部材の前端側を座部の左右に沿った水平軸を介して枢着
すると共に、前記機枠部材とテコ部材との間に、負荷点
と支点を設定したバネ等による反撥部材を架設した椅子
の背，座部の支持機構に於て、前記座面支持部を、前記
テコ部材に対し適宜量上，下スライド可能、かつ、上向
スライド側に付勢して枢着する一方、上端側が前記座面
支持部の枢着点に連結された倒Ｌ字状をなすリンク部材
の角部を前記テコ部材に連結すると共に当該リンク部材
の下端側を、前記反撥部材の負荷点に先端側が連結され
たア−ム部材の後端側に枢着連結して成り、前記座面支
持部が荷重によって下方にスライドすると、前記リンク
部材とア−ム部材を介して反撥部材の負荷点が後退する
ようにしたことを特徴とするものである。
することを目的としてなされたもので、その構成は、脚
支柱に支持されて座部の前方側に延設形成された機枠部
材の前端側に、後端側が背部支持杆と一体となるように
形成され、かつ、上面側に座面支持部が設けられたテコ
部材の前端側を座部の左右に沿った水平軸を介して枢着
すると共に、前記機枠部材とテコ部材との間に、負荷点
と支点を設定したバネ等による反撥部材を架設した椅子
の背，座部の支持機構に於て、前記座面支持部を、前記
テコ部材に対し適宜量上，下スライド可能、かつ、上向
スライド側に付勢して枢着する一方、上端側が前記座面
支持部の枢着点に連結された倒Ｌ字状をなすリンク部材
の角部を前記テコ部材に連結すると共に当該リンク部材
の下端側を、前記反撥部材の負荷点に先端側が連結され
たア−ム部材の後端側に枢着連結して成り、前記座面支
持部が荷重によって下方にスライドすると、前記リンク
部材とア−ム部材を介して反撥部材の負荷点が後退する
ようにしたことを特徴とするものである。
【０００７】即ち、本発明は、これを具備した椅子の座
部に人が腰掛ければ、上向きスライド側に付勢された力
に抗して座面支持部が下降し、この支持部の下降によ
り、リンク部材の下端側がその角部の枢着部を支点とし
て後方へ回動し、反撥部材を押圧する負荷点を有するア
−ム部材が後退しながら当該反撥部材に対する負荷点を
後退させるようにしたもので、換言すれば、着座者の体
重が大きい場合、これに応じて背当ての傾倒反力を強く
する側に自動的に調整することが出来るようにしたもの
である。
部に人が腰掛ければ、上向きスライド側に付勢された力
に抗して座面支持部が下降し、この支持部の下降によ
り、リンク部材の下端側がその角部の枢着部を支点とし
て後方へ回動し、反撥部材を押圧する負荷点を有するア
−ム部材が後退しながら当該反撥部材に対する負荷点を
後退させるようにしたもので、換言すれば、着座者の体
重が大きい場合、これに応じて背当ての傾倒反力を強く
する側に自動的に調整することが出来るようにしたもの
である。
【０００８】
【実施例】次に本発明の実施例を図により説明する。図
１は本発明の一例の原理図、図２は同じく別例の原理
図、図３は反撥部材の反力を可変にするための補助機構
の一例を示す図である。
１は本発明の一例の原理図、図２は同じく別例の原理
図、図３は反撥部材の反力を可変にするための補助機構
の一例を示す図である。
【０００９】これらの図において、１は事務用回転椅子
等における円筒状の脚支柱で、詳しく図示しないが、一
般的には下端に放射状に配された複数本の足を具備する
と共に、支柱の内部にはガススプリング等による座部の
高さ調節手段が設けられており、本発明において後述す
る機枠部材２などが取付けられる固定部材である。
等における円筒状の脚支柱で、詳しく図示しないが、一
般的には下端に放射状に配された複数本の足を具備する
と共に、支柱の内部にはガススプリング等による座部の
高さ調節手段が設けられており、本発明において後述す
る機枠部材２などが取付けられる固定部材である。
【００１０】即ち、機枠部材２は前記脚支柱１の上端部
に、その後方寄りの底面において取付けられた浅底の箱
状をなすもので、通常アルミダイキャスト，鋼板プレ
ス，合成樹脂成形等により形成される。従って、機枠部
機２は前記支柱１に対し座部の前方へ向け延設された形
になる。
に、その後方寄りの底面において取付けられた浅底の箱
状をなすもので、通常アルミダイキャスト，鋼板プレ
ス，合成樹脂成形等により形成される。従って、機枠部
機２は前記支柱１に対し座部の前方へ向け延設された形
になる。
【００１１】３は、前記機枠部材２の前部側ににおい
て、椅子の正面から見て左右方向に平行に設けられた水
平軸４により機枠部材２に枢着されたテコ部材で、その
後端側に背部支持杆５の下端側が連結され両部材３，５
が一体化されている。
て、椅子の正面から見て左右方向に平行に設けられた水
平軸４により機枠部材２に枢着されたテコ部材で、その
後端側に背部支持杆５の下端側が連結され両部材３，５
が一体化されている。
【００１２】６は機枠部材２の後端側に、取付台21を介
して、その後端部を定着した１又は複数の板バネから成
る反撥部材で、ここでは椅子を正面から見て左右両側に
取付けられている。この板バネ反撥部材６の後端定着部
がこの板バネの反撥力の支点となる。
して、その後端部を定着した１又は複数の板バネから成
る反撥部材で、ここでは椅子を正面から見て左右両側に
取付けられている。この板バネ反撥部材６の後端定着部
がこの板バネの反撥力の支点となる。
【００１３】７は座面受け部材、８はその下部をテコ部
材３に設けたバネ受け81に支持させ、上部を座面受け部
材７の下面に当接させて、該座面受け部材７を上方へ向
け付勢するバネで、ここではテコ部材３の内側に収装さ
れている。９は座面受け部材７の下面に突設しこの受け
部材７をテコ部材３に取付けるためのブラケット状をな
す取付板である。91はその取付軸、32はコテ部材３に形
成した前記軸91の取付用の縦長穴であって、これによ
り、座面受け部材７はテコ部材３に対し上方へ向け付勢
された状態で上下スライド可能に取付けられている。
材３に設けたバネ受け81に支持させ、上部を座面受け部
材７の下面に当接させて、該座面受け部材７を上方へ向
け付勢するバネで、ここではテコ部材３の内側に収装さ
れている。９は座面受け部材７の下面に突設しこの受け
部材７をテコ部材３に取付けるためのブラケット状をな
す取付板である。91はその取付軸、32はコテ部材３に形
成した前記軸91の取付用の縦長穴であって、これによ
り、座面受け部材７はテコ部材３に対し上方へ向け付勢
された状態で上下スライド可能に取付けられている。
【００１４】10は、ほぼ倒Ｌ字状をなすリンク部材で、
その角部を前記テコ部材３の定位置に枢着31すると共に
上端部を座面受け部材７の取付け板９に前記軸91を共用
して枢着し、かつ、下端部には、前記反撥部材６を前端
側の負荷点において押圧するア−ム部材11の後端部を枢
着61して連結してある。ア−ム部材11は、その先端部に
ロ−ラのような押圧子12を取付けると共に、該押圧子12
がテコ部材３に形成したほぼ横向き長穴33、又は、テコ
部材３の側面に突設した支持辺（図示せず）に係合連結
され、かつ、前記押圧子12を反撥部材６の上面に当接さ
せることにより、この押圧子12を反撥部材６に対する変
位可能な負荷点に形成している。以上により本発明機構
の一例を構成する。
その角部を前記テコ部材３の定位置に枢着31すると共に
上端部を座面受け部材７の取付け板９に前記軸91を共用
して枢着し、かつ、下端部には、前記反撥部材６を前端
側の負荷点において押圧するア−ム部材11の後端部を枢
着61して連結してある。ア−ム部材11は、その先端部に
ロ−ラのような押圧子12を取付けると共に、該押圧子12
がテコ部材３に形成したほぼ横向き長穴33、又は、テコ
部材３の側面に突設した支持辺（図示せず）に係合連結
され、かつ、前記押圧子12を反撥部材６の上面に当接さ
せることにより、この押圧子12を反撥部材６に対する変
位可能な負荷点に形成している。以上により本発明機構
の一例を構成する。
【００１５】以上のように構成される本発明機構は、図
示しないが、座面受け部材７に座板（図示せず）を装着
し、テコ部材３と一体の背部支持杆５に背当て部材を装
着して椅子に形成するが、使用者が座板に腰掛けると、
その体重により、座面受け部材７がバネ８の撥力に抗し
て下降する。この下降によりリンク部材10はその枢着部
91が下降するから、枢着部31を支点として、図の右方へ
回動すると共に、反撥部材６を押圧しているア−ム部材
11先端の押圧子12はａ点からｂ点に移動する。
示しないが、座面受け部材７に座板（図示せず）を装着
し、テコ部材３と一体の背部支持杆５に背当て部材を装
着して椅子に形成するが、使用者が座板に腰掛けると、
その体重により、座面受け部材７がバネ８の撥力に抗し
て下降する。この下降によりリンク部材10はその枢着部
91が下降するから、枢着部31を支点として、図の右方へ
回動すると共に、反撥部材６を押圧しているア−ム部材
11先端の押圧子12はａ点からｂ点に移動する。
【００１６】即ち、反撥部材６の負荷点が着座者の体重
に応じて移動（変位）するのである。この状態で着座者
が背当て板に背をもたれかけると、背部支持杆５が後傾
し、これと一体のテコ部材３が軸４を中心に下方へ揺動
するので、このテコ部材３と連結されている押圧子12は
反撥部材６を押圧しているｂ点において該反撥部材６を
強く押圧し、その押圧力により反撥部材６は下方へ曲げ
られてその負荷点はb'点に移動し、平衡が保たれるので
あるが、反撥部材６の負荷点ｂが着座者の体重に応じて
決定されるので、背当て板の傾斜は極めて円滑に行われ
る。
に応じて移動（変位）するのである。この状態で着座者
が背当て板に背をもたれかけると、背部支持杆５が後傾
し、これと一体のテコ部材３が軸４を中心に下方へ揺動
するので、このテコ部材３と連結されている押圧子12は
反撥部材６を押圧しているｂ点において該反撥部材６を
強く押圧し、その押圧力により反撥部材６は下方へ曲げ
られてその負荷点はb'点に移動し、平衡が保たれるので
あるが、反撥部材６の負荷点ｂが着座者の体重に応じて
決定されるので、背当て板の傾斜は極めて円滑に行われ
る。
【００１７】而して、上記実施例においては、バネ８の
仕様や縦長穴32の長さ等により体重を感知する範囲を任
意に決めることが出来る。また、テコ部材３の揺動中心
を座板の前方側に寄せて位置付けた水平軸４により形成
する一方、反撥部材６の支点（取付台21の部位）を背部
支持杆５の側に寄せて設けると共に当該反撥部材６の負
荷点を前記支点の前方側に設置することにより、椅子に
掛ける者の体重の軽，重によって変位する負荷点の撓み
量が軽量側で少なく、重量側で多くなるので、椅子に掛
ける者の体重に応じた効果的な反力を得ることが出来
る。
仕様や縦長穴32の長さ等により体重を感知する範囲を任
意に決めることが出来る。また、テコ部材３の揺動中心
を座板の前方側に寄せて位置付けた水平軸４により形成
する一方、反撥部材６の支点（取付台21の部位）を背部
支持杆５の側に寄せて設けると共に当該反撥部材６の負
荷点を前記支点の前方側に設置することにより、椅子に
掛ける者の体重の軽，重によって変位する負荷点の撓み
量が軽量側で少なく、重量側で多くなるので、椅子に掛
ける者の体重に応じた効果的な反力を得ることが出来
る。
【００１８】なお、反撥部材６として板バネを用いた場
合、バネの厚さ，枚数，重ね間隔等を適宜組合せること
により、傾倒のフィ−リングを種々変化させることが出
来る。
合、バネの厚さ，枚数，重ね間隔等を適宜組合せること
により、傾倒のフィ−リングを種々変化させることが出
来る。
【００１９】更に、上記実施例においては、反撥部材６
に板バネを用いたが、図２に示すように、ねじりバネ6a
を用いても良く。また、図３に示すように、反撥部材６
の反力を手動操作による可動支点機構により可変にする
ようにしてもよい。なお、可動支点機構は、モ−タやシ
リンダ等のアクチェ−タを用いた動力型に形成してもよ
い。
に板バネを用いたが、図２に示すように、ねじりバネ6a
を用いても良く。また、図３に示すように、反撥部材６
の反力を手動操作による可動支点機構により可変にする
ようにしてもよい。なお、可動支点機構は、モ−タやシ
リンダ等のアクチェ−タを用いた動力型に形成してもよ
い。
【００２０】即ち、図３は図１の機構に反力可変補助機
構として作用する可動支点機構を取付けたもので、この
図３において、14は取付台21に定位置回転自在に取付け
た調整杆、15は該調整杆14の後端側に設けたネジ、16は
調整杆14の先端側に設けた摘み、17は前記ネジ15に螺合
させた調整子であって、この調整子17はその上端を板バ
ネによる反撥部材６の裏面に当接させてあり、前記摘み
16を操作して調整杆14を回転させれば、調整子17は図３
における左右に移動し、反撥部材６の支点を固定された
取付台21の部位から任意に変位させる可動支点として作
用する。
構として作用する可動支点機構を取付けたもので、この
図３において、14は取付台21に定位置回転自在に取付け
た調整杆、15は該調整杆14の後端側に設けたネジ、16は
調整杆14の先端側に設けた摘み、17は前記ネジ15に螺合
させた調整子であって、この調整子17はその上端を板バ
ネによる反撥部材６の裏面に当接させてあり、前記摘み
16を操作して調整杆14を回転させれば、調整子17は図３
における左右に移動し、反撥部材６の支点を固定された
取付台21の部位から任意に変位させる可動支点として作
用する。
【００２１】また、図３において、18は機枠部材２に移
動可能に設けたストッパで、反撥部材６の先端側下面に
位置させて、該反撥部材６の下向き回動を抑制すること
により背当て部材の傾倒自体の阻止をすることが出来
る。図示しないが、このストッパ18も、その取付台座18
aを機枠部材２において、前記調整子17と同じように送
りネジ機構により進退自在にするとよい。一方、図２に
示す機構に反力可変補助機構を取付けるには、適宜の手
段によりねじりバネ6aの末端6bを上向きに押圧変位させ
る可動支点17'を設ければよい。
動可能に設けたストッパで、反撥部材６の先端側下面に
位置させて、該反撥部材６の下向き回動を抑制すること
により背当て部材の傾倒自体の阻止をすることが出来
る。図示しないが、このストッパ18も、その取付台座18
aを機枠部材２において、前記調整子17と同じように送
りネジ機構により進退自在にするとよい。一方、図２に
示す機構に反力可変補助機構を取付けるには、適宜の手
段によりねじりバネ6aの末端6bを上向きに押圧変位させ
る可動支点17'を設ければよい。
【００２２】
【発明の効果】本発明機構は上述の通りであって、簡単
な構造で使用者が着座すれば、着座者の体重をバネによ
り瞬間的に感知し、背当て板の傾倒反力をその体重に相
当した力に自動的に調整して対応するようにしたから、
使用者が自己の体重に合わせて傾倒反力を手動調整しな
くともよいので、極めて便利であり、従って、椅子の
背，座部の連動支持機構として好適である。なお、本発
明機構は、実施例の事務用椅子のみならず、この種の連
動支持機構を具備した各種の椅子に適用することができ
ること勿論である。
な構造で使用者が着座すれば、着座者の体重をバネによ
り瞬間的に感知し、背当て板の傾倒反力をその体重に相
当した力に自動的に調整して対応するようにしたから、
使用者が自己の体重に合わせて傾倒反力を手動調整しな
くともよいので、極めて便利であり、従って、椅子の
背，座部の連動支持機構として好適である。なお、本発
明機構は、実施例の事務用椅子のみならず、この種の連
動支持機構を具備した各種の椅子に適用することができ
ること勿論である。
【図１】本発明機構の一例を側面から見た原理図。
【図２】本発明機構の別例の原理図、
【図３】反撥部材の反力を可変にするための補助機構の
一例を示す側面図。
一例を示す側面図。
１ 脚支柱 ２ 機枠部材 ３ テコ部材 ４ 水平軸 ５ 背部支持杆 ６ 反撥部材 ７ 座面受け部材 ８ バネ 10 リンク部材 11 ア−ム部材 12 押圧子 14 調整杆 15 ネジ 17 調整子 18 ストッパ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成３年１１月８日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００１
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は体重差を許容する事務用
椅子、或は、ラウンジ用，会議用などの椅子のように体
重が種々異なる不特定の人が掛ける椅子に適用して有用
な椅子の座部と背部との連動支持機構に関するもの、具
体的には背もたれにかかる傾倒反力を椅子に掛ける者の
体重に応じて自動調整できるようにした支持機構に関す
るものである。
椅子、或は、ラウンジ用，会議用などの椅子のように体
重が種々異なる不特定の人が掛ける椅子に適用して有用
な椅子の座部と背部との連動支持機構に関するもの、具
体的には背もたれにかかる傾倒反力を椅子に掛ける者の
体重に応じて自動調整できるようにした支持機構に関す
るものである。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００５
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
事情に鑑み、リンク機構を応用して座部と背部との作動
を連動させるようにするが、着座者の体重等の差異に拘
らず動作が円滑であり、しかも、各着座者の身体の動き
に良くなじんで動作する、主として事務用椅子の座部と
背部の連動支持機構を提供することを、その課題とする
ものである。
事情に鑑み、リンク機構を応用して座部と背部との作動
を連動させるようにするが、着座者の体重等の差異に拘
らず動作が円滑であり、しかも、各着座者の身体の動き
に良くなじんで動作する、主として事務用椅子の座部と
背部の連動支持機構を提供することを、その課題とする
ものである。
Claims (6)
- 【請求項１】 脚支柱に支持されて座部の前方側に延設
形成された機枠部材の前端側に、後端側が背部支持杆と
一体となるように形成され、かつ、上面側に座面支持部
が設けられたテコ部材の前端側を座部の左右に沿った水
平軸を介して枢着すると共に、前記機枠部材とテコ部材
との間に、負荷点と支点を設定したバネ等による反撥部
材を架設した椅子の背，座部の支持機構に於て、前記座
面支持部を、前記テコ部材に対し適宜量上，下スライド
可能、かつ、上向スライド側に付勢して枢着する一方、
上端側が前記座面支持部の枢着点に連結された倒Ｌ字状
をなすリンク部材の角部を前記テコ部材に連結すると共
に当該リンク部材の下端側を、前記反撥部材の負荷点に
先端側が連結されたア−ム部材の後端側に枢着連結して
成り、前記座面支持部が荷重によって下方にスライドす
ると、前記リンク部材とア−ム部材を介して反撥部材の
負荷点が後退するようにしたことを特徴とする椅子の
背，座部の連動支持機構。 - 【請求項２】 機枠部材に反撥部材の反力を変化させる
ため可動支点を設けた請求項１に記載の椅子の背，座部
の連動支持機構。 - 【請求項３】 反撥部材が１乃至複数枚の板バネである
請求項１又は２に記載の椅子の背，座部の連動支持機
構。 - 【請求項４】 反撥部材がねじりバネである請求項１ま
たは２に記載の椅子の背，座部の連動支持機構。 - 【請求項５】 反撥部材の反力を手動操作によって変化
させる可動支点は、機枠部材に設置したネジを設けた調
整杆と、前記ネジに螺合して調整杆の回動により反撥部
材の支点を変位させる調整子とから成る請求項２に記載
の椅子の背，座部の連動支持機構。 - 【請求項６】 機枠部材に反撥部材の下向き回動を抑制
して背部支持杆の傾倒を阻止するストッパを設けた請求
項１〜５のいずれかに記載の椅子の背，座部の連動支持
機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3276271A JPH0646935A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 椅子の背，座部の連動支持機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3276271A JPH0646935A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 椅子の背，座部の連動支持機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0646935A true JPH0646935A (ja) | 1994-02-22 |
Family
ID=17567119
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3276271A Pending JPH0646935A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 椅子の背，座部の連動支持機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0646935A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007037600A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-15 | Kokuyo Furniture Co Ltd | 反力装置及び椅子 |
| JP2007037599A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-15 | Kokuyo Furniture Co Ltd | 椅子 |
| JP2013248148A (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-12 | Itoki Corp | ネスティング可能な椅子 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP3276271A patent/JPH0646935A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007037600A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-15 | Kokuyo Furniture Co Ltd | 反力装置及び椅子 |
| JP2007037599A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-15 | Kokuyo Furniture Co Ltd | 椅子 |
| JP2013248148A (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-12 | Itoki Corp | ネスティング可能な椅子 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4543362B2 (ja) | シート家具、特に、事務用椅子におけるシートと背もたれの配置構造 | |
| US7475946B2 (en) | Ergonomic armrest | |
| US4533177A (en) | Reclining chair | |
| US4695093A (en) | Work chair | |
| US8622474B2 (en) | Mobile ergonomic rotating adjustable chair with lumbar support | |
| EP0614633B1 (en) | Adjustbale backrest for a chair | |
| US4200332A (en) | Adjustable chair | |
| US6247753B1 (en) | Arrangement for beds and other reclining or seating furniture | |
| US5547252A (en) | Office chair | |
| US4830431A (en) | Interlocking cushioning mechanism for supporting seat portion and backrest of chair in integral fashion | |
| CA2087981A1 (en) | Work chair, more particularly an office chair | |
| WO2000074531A2 (en) | Ergonomic chair | |
| US20050140183A1 (en) | Reclining chair with foot and leg rest | |
| EP1353584B1 (en) | Chairs | |
| JPH067803B2 (ja) | 椅 子 | |
| US7147282B2 (en) | Chair with backrest depth adjustment mechanism | |
| CN107536314B (zh) | 座椅倾斜机构 | |
| US7431397B2 (en) | Chair | |
| JPH0646935A (ja) | 椅子の背，座部の連動支持機構 | |
| CA2004002C (en) | Chairs | |
| JP3998222B2 (ja) | 椅子の支持機構 | |
| JP2797273B2 (ja) | 背もたれ付き椅子 | |
| JP2001046172A (ja) | 椅 子 | |
| JP3299699B2 (ja) | 椅 子 | |
| KR102083157B1 (ko) | 의자의 틸트 교번 기구 |