JPH0646748U - マスク用使い捨て衛生パッキン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】マスクに、顔面との直接接触を ふせぐために
各種効果及び機能を付与させた衛生パッキンをを設置さ
せることにより安心して顔面の清潔を維持しながらその
マスクを使用することができることを提現しようとする
ものである。そして簡単に着脱でき使い捨て可能とする
ことからさらにマスクの使用が便利となるものである。 【構成】マスクの接顔部の所へ衛生パッキンを設置させ
る。顔面とマスクとの直接接触が防がれるため、顔面の
清潔さが維持されマスクの繰り返し使用に対する抵抗が
少なくなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、防臭 防塵 防毒 及び簡易マスク等の各種マスクに利用できる使 い捨ての衛生パッキンに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来では、顔面の汗や汚れが何回か使用するうちにマスクに付着し、繰り返し 使用するには、抵抗があった。またマスク自体が外部的要因により汚れた場合、 新しいマスクに交換するかきれいに洗浄するしかなく、また市販のマスクの一部 に接顔部のみをゴム製にした取り替え可能なマスクもあるが、ゴム製部分を使い 捨てにするには高価すぎ、少し無理をして使用するということがあった。そして 常にいくつかそろえておく必要があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

特に毒性、刺激性の液体、粉体、ガスがマスクの顔面接触部分に付着した場合 簡単に除去できれば良いが、できないときは高価なマスク全体を捨てるしかなか った。本考案は、その欠点を除くために、なされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

マスク本体の顔面に密着する部分及び顔面を覆う部分へ自由に取り外し可能な ドーナツ状パッキン又は半球状パッキン等の使い捨て衛生パッキンを付着させる ことで、マスクは繰り返し衛生的に使用することが可能となる。パッキン自体は 、紙、ティシュー製、活性炭いりのかみ、スポンジ製、繊維状活性炭、ペーパー タオル、エンボス加工品、レーヨン、ポリエステル、ポリエチレン製、ラテック ス製、ポリウレタン製（パウダー付き又はパウダー無し）綿製、布製、不織布、 サランラップのようなラップ類、又はこれらにより網状としたものまたは、これ ら２種以上を、貼り合わせた品でも良い。さらによくマスクへ固定させるために は接着剤、粘着剤、シリコングリス及びグリース類を併用することもできる。す なわち このパッキンはソフトで顔面に良く密着するものでも、サラッとしてお り汗を良く吸う吸湿性のものでも良い。又皮膚をさらに衛生的に保つためこのパ ッキンへ抗菌性を付与させることもできるし帯電性を付与しチリがつかないよう にしたり雑菌の繁殖による悪臭を防ぐための消臭剤や香料を塗布したり含浸させ ることもできる。

【０００５】 マスクの種類としては、花粉アレルギー防止用、研磨、溶接に使う簡易用マス ク綿製又は、不織布の簡易マスク、石綿、シリカなど微粉塵用のマスク、超微粉 じん用のマスク、油臭、有機臭、塗装、ゴム、プラスチック成形加工用の防臭マ スク、水銀蒸気防止用、毒ガス用防毒マスク、などの各種マスクへの使用ができ る。

【０００６】

【実施例】

図面を参照しながら説明する。図１ は軟質塩化ビニル製の防臭マスクである 。このようなマスクは外部から保護される口のサイドから見ると図２のような形 をしている。この場合マスクが顔と接触する部分は斜線部分の接顔部分１のよう にドーナツ状をしている。図３ は本考案のドーナツ状衛生パッキンでありこの 衛生パッキン４は接顔部分１に重なるサイズの平らな又は内面に向かって湾曲し た形又は口の部分全体を覆う半球状図４ のような形の膜状、少し厚みのあるも の、あるいは網状のもので、屈曲性の良い薄いプレート状のものである。３箇所 に限らず数箇所に舌部３をつけ丸ないしは長方形楕円形の穴２が空いている。パ ッキンのずれ等考えられるためこの穴２は少し大きめにしてありパッキン全体の 伸縮がきくようにしてある。図５ のマスク外縁部には、クギ状に限らないパッ キン固定用の突起部５が数箇所設置されている。この突起部５は、フックでも良 いし突起のかわりに押しボタン又はジッパー式にパッキンを固定する形式のもの でも構わない。さらにこの穴２にヒモ又はゴムヒモ等をとうし突起部５に引っ掛 けて固定する方式でも構わない。この実施例では、クギ状の突起部５を使用して 説明した。この突起部５にパッキン４の穴２を嵌め込み接顔部１とパッキン４と を貼り合わせる。この時粘着剤又は接着剤、グリース、シリコングリース等を使 用して貼り合わせをより完全なものとすることもできる。その後図９のように従 来通りマスクを使用することができる。パッキンに皮膚刺激性の少ないカチオン 系抗菌剤を含浸させた型紙、及び布を使用した所非常に具合が良かった。各種パ ッキンの切断面を図６、図７、図８、に示した。ところで上記のような突起部５ のないマスクの場合裏面に粘着剤を付けただけのパッキン図１０を、使用するこ とにより完全に固定でき充分に、その目的は果せられた。

【０００７】

【考案の効果】

使い捨ての衛生パッキンをマスクと顔面との間に使用することにより皮膚の衛 生性を保ことができる。又このパッキンの助けにより外面の凹凸による隙間が微 調整されてマスクと顔面の密着を完全なものとすることができる。こうしてマス クと外界は完全に遮断されうる。そしてこのパッキン自体に抗菌性等の各種性質 や効果を付与させることによりマスク本来の効果に加えさらに新しく、消臭や芳 香性などの機能を付け加えることができる。ほかに、至急の場合一つのマスクを 他人と共用することがある。このような時にはパッキンを替えれば気持ちよく使 用できる。ところで口全体を覆う空気通過性のよいパッキンには別の利点もある 。特に寒い冬季時に、冷えたマスクを着用すると吐いた息が冷えて水滴となった り 冷たいため呼吸が苦しくなることがあった。このような時には保温効果によ り呼吸が極めて楽になる。このように予想せぬ極めて広い効果が期待できるもの である。マスク使用が特に女性にとって気軽くなり、概して楽しくにもなりうる 。

【図面の簡単な説明】

【図１】 マスク使用図

【図２】 顔面（口）方向から見たマスク内側

【図３】 本考案のドーナツ状衛生パッキン

【図４】 マスク内面を覆う形の半球状衛生パッ
キン

【図５】 突起式固定具がついたマスク本体の側
面図

【図６】 図３のパッキン切断面の形

【図７】 湾曲型ドーナツ状パッキンの切断面

【図８】 図４のマスク内面を覆う形の半球状パ
ッキンの切断面

【図９】 本考案の衛生パッキン使用のマスク
を、付けた図

【図１０】 裏面に粘着剤を塗布した衛生パッキン

【符号の説明】

１ マスク接顔部 ２ 固定用の穴 ３ パッキンを固定するための舌部 ４ パッキン接顔部 ５ 穴２を固定するためのマスクに付けた突起部 ６ パッキン固定用粘着剤 ７ ベルト又はゴム製ヒモ

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 マスクの接顔部に沿ったドーナツじょ
   う、又は半球状のパッキンであって、該パッキンの外部
   位には、適当数の穴又はフック等固定用の部位又は舌部
   がもうけられたことを特徴とするマスク用使い捨て衛生
   パッキン。
2. 【請求項２】 マスク接顔部に圧着固定して使用できる
   ように裏面に粘着剤を使用したドーナツ状、又は半球状
   の衛生パッキン。
3. 【請求項３】 消臭剤、芳香剤、抗菌剤等を塗布又は含
   浸させた請求項１又は請求項２のパッキン。