JPH0646344B2 - 暗号回路 - Google Patents

暗号回路

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JPH0646344B2
JPH0646344B2 JP12659588A JP12659588A JPH0646344B2 JP H0646344 B2 JPH0646344 B2 JP H0646344B2 JP 12659588 A JP12659588 A JP 12659588A JP 12659588 A JP12659588 A JP 12659588A JP H0646344 B2 JPH0646344 B2 JP H0646344B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、データを暗号化または復号化するのに必要
な処理を安全に実現する為の暗号回路に関するものであ
る。
「従来の技術」 DES〔1〕・FEAL〔2〕を代表例とするブロック
暗号では、パディングによる暗号解読に手がかりを与
える危険、既知平文攻撃に弱い、ブロック単位にデ
ータが挿入され改ざんされても発覚しない危険がある
〔3〕〕ので、各種暗号利用モードが提案されている
〔4〕。
暗号のランダム化機能に加え、この各種暗号利用モード
を実現する暗号回路として、、第14図に示すような構
成が提案されている。データを拡散する処理は、主とし
てアルゴリズム処理部内で処理され、3個の鍵レジスタ
と1個の初期値レジスタを備える。制御は、マイクロプ
ログラム制御部により行われる。
一方、暗号鍵を安全に管理するため、暗号回路の外部で
は暗号鍵を暗号化して扱い、暗号回路内部で暗号鍵を元
の平文の形で扱う鍵管理メカニズムが、ISOから提案
されている〔5〕。
第14図に示される暗号回路により、この鍵管理メカニ
ズムを実現しようとする場合、2種類の方式が考えられ
る。第1の方は、鍵管理メカニズムを何回かの処理に分
け、暗号回路を何回も利用して実行する。第2の方式
は、暗号回路中で、若干の回路を付加し、マイクロプロ
グラム処理を追加して対処する方法である。
例えば、E(A,B),E(A,C)→E(C,B) つまり、Aなる暗号鍵で暗号化されたBとCから、Cな
る暗号鍵で暗号化されたBを生成する場合、 第1の方式ではAを先ず復号鍵レジスタにセットし、E
(A,B)を暗号回路に入力し、アルゴリズム処理部に
より復号され、回路外に、値Bを出力する。E(A,
C)を暗号回路に入力し、同様に復号し回路外に、値C
を出力する。次に、値Cを暗号鍵レジスタにセットし、
値Bをアルゴリズム処理部により暗号化して、暗号回路
外に取り出す。
第2の方式では、第15図の破線に示すような若干の回
路を付加し、次の処理をマイクロプログラム処理として
内部的に実現する。Aを先ず復号鍵レジスタにセット
し、E(A,B)を、アルゴリズム処理部により復号
し、値Bを初期値レジスタに蓄積する。次に、E(A,
C)を暗号回路に入力し、同様に復号したあと暗号鍵レ
ジスタに蓄積する。次に、初期値レジスタに入力された
値Bを、暗号鍵レジスタに蓄積された値Cにより暗号化
して出力する。
第1の方式の問題は、処理途中で、暗号化されていない
値B,Cが、暗号回路外に取り出されるため、内部処理
を外部から観測しにくいLSI等で暗号回路を実現して
も、容易に秘密が分かるので、安全上の欠点が有る。
第2の方式の問題は、第1に回路量が増大し、第2にマ
イクロプログラムにするステップ量が増大することであ
る。更に、マイクロプログラム処理のタイミングに併せ
て、A,E(A,B),E(A,C)の値を取り込む必
要があるので、暗号回路の外に、データ入力を制御する
タイミング機構が必要となる。
以上の問題は、ここで示した処理内容に限らず、第2図
に示すうち、複合処理モードで特に著しい問題となって
いた。
この発明の目的は、上記国際標準機能〔4,5〕のう
ち、必要な機能を抽出し、経済性(少ハード量と高速性
を合わせもつ)と安全性を考慮した暗号回路を実現する
ことにある。
「課題を解決するための手段」 この発明によれば第1入力信号は、第1鍵レジスタに入
力し、第2入力信号は、第1・2・3・4セレクタにそ
れぞれ入力し、第3入力信号は、1ビットの第1排他的
論理和回路並びに第5セレクタに入力し、第4入力信号
は、AND回路に入力し、第1出力信号が、第2・3鍵
レジスタにそれぞれ入力され、第1・2・3鍵レジスタ
の出力は、第6セレクタにそれぞれ入力し、その第6セ
レクタの出力は暗号処理回路に入力し、第1セレクタの
出力はブロック連鎖レジスタにパラレル入力され、第5
セレクタの出力信号はブロック連鎖レジスタに下位桁か
ら左シフトに入力され、そのブロック連鎖レジスタの出
力は、第2排他的論理和回路および第3セレクタにそれ
ぞれ入力され、第2排他的論理和回路の出力は、第3セ
レクタに入力されるとともに第7セレクタに入力され、
第2セレクタの出力は、第2排他的論理和回路のもう1
つの入力信号に入力され、第3セレクタの出力は、入力
パリティ回路に入力され、入力パリティ回路の第1出力
信号は、暗号処理回路に入力され、パリティエラーを表
示する入力パリティ回路の第2の出力信号は、第2出力
信号として出力され、暗号処理回路の処理結果は、第4
セレクタのもう一つの入力信号として入力され、第4セ
レクタの出力は、出力パリティ回路に入力され、その出
力パリティ回路の第1の出力信号は第1・2・7セレク
タに入力され、出力パリティ回路のパリティエラーを表
示する第2の出力信号は、入力パリティ回路の第2の出
力信号とともにワイアードオアの形で、第2出力信号と
して出力され、第7セレクタの出力信号は第1出力信号
として出力され、出力パリティ回路の第1の出力信号の
うち上位1ビット信号がAND回路のもう一つに入力さ
れ、AND回路の出力は、第1排他的論理和回路のもう
一つの入力信号として入力され、第1排他的論理和回路
の出力は、第5セレクタならびに第3出力信号に出力さ
れる。
つまりこの発明は、上記国際標準機能〔4,5〕のう
ち、特に3種に暗号利用モードによる暗号/復号処理
と、多階層の鍵管理機能のうち必要な機能を抽出し、回
路共有化に着目して、経済性(少ハード量と高速性を合
わせもつ)を実現し、かつ暗号回路内で全ての処理を実
現出来る高い安全性を考慮した暗号回路を実現すること
にある。
少ないハード量は、各種利用モード間の共有部分が多い
ので実現された。
高速性は、論理深度を浅くするため、セレクタを多用す
ることで実現された。
安全性は、鍵管理処理を含めて暗号回路内部で実現され
ることによる。
この発明では、安全性を高めるため、暗号回路内部で、
多階層の鍵管理メカニズムを実現するようにしたので従
来技術における前記第1の方式の欠点を有しない。
又、この発明では、鍵管理メカニズムを何回かの処理に
分け、制御信号と入力データを対にして入力し、データ
入力を制御する複雑なタイミング機構を不用とする。複
雑な処理の場合でも、この制御信号を入力データと対に
して入力する機能により内部のシーケンス処理量を増大
させないで済むので、回路量を増大させずに、柔軟に多
くの処理に対応できる。
また、この発明では、パリティモード有無両方に対応で
きる。これは、DESには暗号鍵においては8ビット毎
にパリティを持つ、パリティ付モードのみの仕様がある
が、FEALは1ブロック64ビット全部をパリティな
しで扱う暗号鍵仕様とDES同様のパリティ付仕様の両
方があるので、この発明によればDESとFEAL両方
に対応可能である。
「実施例」 第1図はこの発明の実施例を示す。
第1入力信号は、第1鍵レジスタ10に入力し、第2入
力信号は、第1・2・3・4セレクタ11,12,1
3,14にそれぞぞれ入力し、第3入力信号は、1ビッ
トの第1排他的論理和回路15並びに第5セレクタ16
に入力し、第4入力信号は、AND回路17に入力し、
第1出力信号が、第2・3鍵レジスタ18,19にそれ
ぞれ入力され、第1・2・3鍵レジスタ10,18,1
9の出力は、第6セレクタ21にそれぞれ入力し、第6
セレクタ21の出力は暗号処理回路22に入力し、第1
セレクタ11の出力はブロック連鎖レジスタ23にパラ
レル入力され、第5セレクタ16の出力信号はブロック
連鎖レジスタ23に下位桁から左シフトに入力され、そ
のブロック連鎖レジスタ23の出力は、第2排他的論理
和回路24および第3セレクタ13にそれぞれ入力さ
れ、第2排他的論理和回路24の出力は、第3セレクタ
13に入力されるとともに第7セレクタ25に入力さ
れ、第2セレクタ12の出力は、第2排他的論理和回路
24のもう1つの入力信号に入力され、第3セレクタ1
3の出力は、入力パリティ回路26に入力され、入力パ
リティ回路26の第1出力信号は、暗号処理回路22に
入力され、パリティエラーを表示する入力パリティ回路
26の第2の出力信号は、第2出力信号として出力さ
れ、暗号処理回路22の処理結果は、第4セレクタ14
のもう一つの入力信号として入力され、第4セレクタ1
4の出力は、出力パリティ回路27に入力され、その出
力パリティ回路27の第1の出力信号は第1・2・7セ
レクタ11,12,25に入力され、出力パリティ回路
27のパリティエラーを表示する第2の出力信号は、入
力パリティ回路26の第2の出力信号とともにワイアー
ドオアの形で、第2出力信号として出力され、第7セレ
クタ25の出力信号は第1出力信号として出力され、出
力パリティ回路27の第1の出力信号のうち上位1ビッ
ト信号がAND回路17のもう一つに入力され、AND
回路17の出力は、第1排他的論理和回路15のもう一
つの入力信号として入力され、第1排他的論理和回路1
5の出力は、第5セレクタ16ならびに第3出力信号に
出力される。
第1鍵レジスタ10は外部から入力された暗号鍵を1ブ
ロック分保持し、第2鍵レジスタ18、第3鍵レジスタ
19は共に出力パリティ回路27経由で暗号鍵を1ブロ
ック分保持する。暗号処理回路22は暗号化、つまり暗
号鍵によるブロック単位の暗号処理を行い、また復号、
つまり暗号鍵によるブロック単位の復号処理を行う。ブ
ロック連鎖レジスタ23はパラレル入力されるデータを
ブロック毎保持し、全データを左へ1ビットシフトし、
最下位(右端)ビットに外から1ビット入力し保持す
る。入力パリティ回路26はパリティモードでない時は
入力データをそのまま出力し、パリティモードの場合は
パリティチェックを行ってその結果を出力し、またパリ
ティの付与を行う。出力パリティ回路27はパリティモ
ードでない場合は入力データをそのまま出力し、パリテ
ィモードの場合はパリティチェックをしてその結果を出
力すると共にパリティ削除を行う。
この第1図に示した構成によれば第2図に示す各種の暗
号化処理モードを実行することができる。第2図におい
てE(A,B,C)はこのモードで暗号鍵Aの下でBを
暗号化した値を示し、D(A,B,C)はCモードで暗
号鍵Aの下でBを復号した値を示す。Cは基本モード
(ECB)、暗号文ブロック連鎖モード(CBC)、暗
号文フィードバックモード(CFB)のいずれかであ
り、基本モード(ECB)はその表示を省略した。
次に各種モードの処理を説明する。EECBモードは2
ステップで行われ、第1ステップでは第3図Aに示すよ
うに鍵kは第2入力信号として入力され、出力パリティ
回路27でパリティチェックがされ、パリティ削除され
た鍵が第2鍵レジスタ18に格納される。第2ステップ
では第3図Bに示すようにデータdが第2入力信号とし
て入力され、暗号処理回路22で鍵kで暗号化処理がさ
れて出力される。
DECBモードも2ステップで行われ、第1ステップは
EECBモードの第1ステップと同じであり、第2ステ
ップでは第4図に示すようにデータdが第2入力信号と
して入力され、暗号処理回路22で鍵kにより復号処理
がなされる。
ECBCモードは、3ステップからなる。第1ステップ
は、EECBモードの第1ステップと同じで、第2鍵レ
ジスタ18に暗号鍵kを設定する。
第2ステップは、第5図Aに示すように第2入力信号の
値を、ブロック連鎖レジスタ23に初期値IVとして設
定保持する。
第3ステップは、第5図Bに示すように第2入力信号の
入力データと、ブロック連鎖レジスタ23に保持された
値との排他的論理和を回路24で取り、第2鍵レジスタ
18に蓄積される暗号鍵kを使って暗号処理回路22に
より暗号化され、その結果を、第1出力信号として出力
するとともに、ブロック連鎖レジスタ23にその値を蓄
積する。ここで、入力データは、ブロック単位に入力さ
れる。つまり、第3ステップが設定された後は、入力デ
ータのブロック単位毎に、この処理が繰り返される。こ
の結果、前の入力データブロックが、ブロック連鎖レジ
スタ23を介して、次の出力に影響を与えられることに
なる。
DCBCモードは、3ステップからなる。第1ステッ
プ、第2ステップは、ECBCモードと同様の処理で、
暗号鍵と初期値を設定する。
第3ステップは、第6図に示すように第2入力信号の入
力データを、第2鍵レジスタ18に蓄積される暗号鍵k
を使って暗号処理回路22により復号化し、その結果と
ブロック連鎖レジスタ23に蓄積される値との排他的論
理和を回路24で取り、第1出力信号として出力する。
次に、第2入力信号の入力データをブロック連鎖レジス
タ23に蓄積する。ここで、EECBモードと同様に入
力データは、ブロック単位に入力され、第3ステップが
設定された後は、入力データのブロック単位毎に、この
処理が繰り返される。
ここで、重要な事は、第2入力信号の入力データの各ブ
ロックは、暗号処理回路22の入力となるとともに、ブ
ロック連鎖レジスタ23の入力ともなることであり、ブ
ロック連鎖レジスタ23への書き込みは、前の値が、排
他的論理和の処理に使われた後と言うことである。
ECFBモードは、2ステップからなる。第1ステップ
は、EECBモードの第1ステップと同じで、第2鍵レ
ジスタ18に暗号鍵kを設定する。
第2ステップは、第7図に示すようにブロック連鎖レジ
スタ23に蓄積されていたその時の値を暗号処理回路2
2に入力し、第2鍵レジスタ18の鍵kを使って暗号化
し、その結果から上位1ビットを取り出し、第4入力信
号と論理積をAND回路17で取り、その値と第3入力
信号との排他的論理和を回路15で取り、その結果を第
3出力信号として出力するとともに、ブロック連鎖レジ
スタ23の下位ビットとしてレジスタ全体を左1ビット
シフトして入力する。ここで、第3入力信号からの入力
データは、ビット単位に入力される。つまり、第2ステ
ップが設定された後は、入力データのビット毎に、この
処理が繰り返される。この結果、前の入力データビット
が、ブロック連鎖レジスタ23を介して、次の出力に影
響を与えられる。
ここで、重要なことは、ブロック連鎖レジスタ23の初
期状態を一つの値に決定するため、第3入力信号のう
ち、最初の64ビット(ブロック暗号の単位ビット数に
対応する。ここでは、64ビットとした)の入力は、初
期値入力とし、その間、第4入力信号は、“0”とし、
第3入力信号の65ビット目以降は、これに併せて、第
4入力信号を、“1”とする。
DCFBモードは、2ステップからなる。第1ステップ
は、DCFBモードの第1ステップと同じで、第2鍵レ
ジスタ18に暗号鍵を設定する。
第2ステップは、第8図に示すようにブロック連鎖レジ
スタ23に蓄積されていたその時の値を暗号処理回路2
2に入力し、第2鍵レジスタ18の鍵を使って暗号化
し、その結果から上位1ビットを取り出し、第4入力信
号と論理積をAND回路17で取り、その値と第3入力
信号との排他的論理和を回路15で取り、その結果を第
3出力信号として出力するとともに、第3入力信号の値
をブロック連鎖レジスタ23の下位ビットとしてレジス
タ全体を左1ビットシフトして入力する。
ここで、重要なことは、ECFBモードとは異なり、第
4入力信号は、常に“1”とすることである。また、暗
号処理回路の処理は、暗号化(E)であり、CFB−1
の定義に従うことである。
OFCモードは3ステップよりなり、第1ステップはE
ECBモードの第1ステップと同様で第2鍵レジスタ1
8に鍵kが設定される。第2ステップは第9図Aに示す
ように第2入力信号のデータd1が暗号処理回路22で
第2鍵レジスタ18の鍵により復号され、その結果D
(k,d1)はブロック連鎖レジスタ23に設定され
る。第3ステップにおいて第9図Bに示すように第2入
力信号のデータd2と、ブロック連鎖レジスタ23のD
(k,d1)との排他的論理和が回路24でとられ、そ
の出力が暗号処理回路22で第2鍵レジスタ18の鍵に
より暗号化されて第1出力信号となる。
RFMKモードは4ステップよりなり、第1ステップは
第10図Aに示すようにマスター鍵kが第1鍵レジスタ
10に設定される。第2ステップでは第10図Bに示す
ように第2入力信号のデータd1が暗号処理回路22で
第1鍵レジスタ10の鍵により復号され、その結果D
(k,d1)が第2鍵レジスタ18に設定される。第3
ステップは第10図Cに示すように第2入力信号のデー
タd2が暗号処理回路22で第1鍵レジスタ10の鍵に
より復号され、その結果D(k,d2)がブロック連鎖
レジスタ23に格納される。第4ステップは第10図D
に示すようにブロック連鎖レジスタ23のデータD
(k,d2)が暗号処理回路22で第2鍵レジスタ18
の鍵D(k,d1)により暗号化されて第1出力信号と
なる。
RTMKモードは4ステップよりなり、第1ステップ、
第2ステップはRFMKモードの第1ステップ、第2ス
テップとそれぞれ同じで第1鍵レジスタ10に鍵kが、
第2鍵レジスタ18に鍵D(k,d1)がそれぞれ設定
される。第3ステップは第11図Aに示すように第2入
力信号のデータd2が暗号処理回路22で第2鍵レジス
タ18鍵D(k,d1)により復号され、その結果D
(D(k,d1),d2)がブロック連鎖レジスタ23に
格絡される。第4ステップは第11図Bに示すようにブ
ロック連鎖レジスタ23のデータが暗号処理回路22で
第1鍵レジスタ10の鍵により暗号化されて第1出力信
号として出力される。
EKPモードは7ステップよりなり、第1、第2ステッ
プはRFMKモードの第1、第2ステップと同様であ
り、第1鍵レジスタ10に鍵kが、第2鍵レジスタ18
に鍵D(k,d1)が設定される。第3ステップは第1
2図Aに示すように第2入力信号のデータd2が暗号処
理回路22で第1鍵レジスタ10の鍵kにより復号さ
れ、その結果D(k,d2)は第3鍵レジスタ19に設
定される。第4ステップは第12図Bに示すように第2
入力信号のデータd3が暗号処理回路22で第1鍵レジ
スタ10の鍵kにより復号され、その結果D(k,
3)はブロック連鎖レジスタ23に設定される。第5
ステップは第12図Cに示すようにブロック連鎖レジス
タ23内のD(k,d3)が暗号処理回路22で第2鍵
レジスタ18内の鍵D(k,d1)により暗号化され、
その結果E(D(k,d1),D(k,d3)はブロック
連鎖レジスタ23に設定される。第6ステップは第12
図Dに示すようにブロック連鎖レジスタ23のデータが
暗号処理回路22で第3鍵レジスタ19の鍵D(k,d
2)により復号され、その結果D〔D(k,d2),E
(D(k,d1),D(k,d3)〕はブロック連鎖レジ
スタ23に格納される。第7ステップは第12図Eに示
すようにブロック連鎖レジスタ23のデータが暗号処理
回路22で第2鍵レジスタ18の鍵D(k,d1)によ
り暗号化され、その結果が第1出力信号として出力され
る。
DKPモードは7ステップよりなり、第1、第2、第3
ステップはEKPモードの第1、第2、第3モードと同
様であり、第1鍵レジスタ10に鍵kが、第2鍵レジス
タ18に鍵D(k,d1)が、第3鍵レジスタ19に鍵
D(k,d2)がそれぞれ格納される。第4ステップは
第13図Aに示すように第2入力信号のデータd3が暗
号処理回路22で第2鍵レジスタ18の鍵D(k,
1)により復号され、その結果D(D(k,d1),d
3)がブロック連鎖レジスタ23が格納される。第5ス
テップは第13図Bに示すようにブロック連鎖レジスタ
23のデータが暗号処理回路22で第3鍵レジスタ19
の鍵D(k,d2)により暗号化され、その結果E〔D
(k,d2),D(Dck,d1,d3)〕がブロック連
鎖レジスタ23に格納される。第6ステップは第13図
Cに示すようにブロック連鎖レジスタ23のデータが暗
号処理回路22で第2鍵レジスタ18の鍵D(k,
1)により復号され、その結果D{D(k,d1),E
〔D(k,d2),D(D(k,d1),d3)〕}はブ
ロック連鎖レジスタ23に格納される。第7ステップは
第13図Dに示すようにブロック連鎖レジスタ23のデ
ータが暗号処理回路22で第1鍵レジスタ10の鍵kに
より暗号化され、その結果は第1出力信号として出力さ
れる。
以上述べたようにこの発明の暗号回路によれば各種のモ
ードの処理を行うことができる。
この発明はDES、FEALなどブロック暗号一般に適
用可能である。またそのブロック幅は64ビットに限ら
ない。
「発明の効果」 この発明によれば一部の回路を各種モードで共有化する
ことで少ないハード量で暗号回路が実現できる。この
為、1チップのLSIで上記の機能が実現でき、鍵レジ
スタを内蔵するので暗号鍵を直接読み出せない等、秘密
が漏れない機能が実現できる。少ないハード量の為、高
密度なLSI技術など高度な技術を要しない。この発明
の安全性は、鍵管理処理を含めて暗号回路内部で、全て
実行されることで実現できる。
又、この発明は、鍵管理メカニズムを何回かの処理に分
け、制御信号と入力データを対して入力し、データ入力
を制御する複雑なタイミング機構を不用とする。また、
複雑な処理の場合でも、この制御信号を入力データと対
にして入力することにより内部のシーケンス処理量を増
大させないで済むので、回路量を増大させずに、柔軟に
多くの処理に対応できる。
〔1〕U.S.A.Department of Commerce/Netional Bureau
of Standards,“Data Encryption Standard,”FIPS-PU
B-46(Jan.,1977). 〔2〕清水、宮口:「高速データ暗号アルゴリズムFE
AL」、電子情報通信学会論文誌D、Vol. J70-D,No.
7,pp.1413-1423(昭和62年7月). 〔3〕池野、小山:「現代暗号論理」、電子情報通信学
会刊、第4章、(昭和61年9月). 〔4〕IS8372:“Information Processing-Modes of
Operation for a 64-bit Block Cipher Algorithm”
(ISO刊行物). 〔5〕ISO/DP8732:“Banking-key management(W
holesale)”(ISO刊行物).
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の暗号回路を示す図、第2図は各種処
理モードを示す図、第3図はEECBモードの処理を示
す図、第4図はDECBモードの処理を示す図、第5図
はECBCモードの処理を示す図、第6図はDCBCモ
ードの処理を示す図、第7図はECFBモードの処理を
示す図、第8図はDCFBモードの処理を示す図、第9
図はOFCモードの処理を示す図、第10図はRFMK
モードの処理を示す図、第11図はRTTMKモードの
処理を示す図、第12図はEKPモードの処理を示す
図、第13図はDKPモードの処理を示す図、第14
図、及び第15図はそれぞれ従来の暗号回路を示すブロ
ック図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1入力信号は、第1鍵レジスタに入力
    し、第2入力信号は、第1・2・3・4セレクタにそれ
    ぞれ入力し、第3入力信号は、1ビットの第1排他的論
    理和回路並びに第5セレクタに入力し、第4入力信号
    は、AND回路に入力し、 第1出力信号が、第2・3鍵レジスタにそれぞれ入力さ
    れ、第1・2・3鍵レジスタの出力は、第6セレクタに
    それぞれ入力し、その第6セレクタの出力は暗号処理回
    路に入力し、 上記第1セレクタの出力はブロック連鎖レジスタにパラ
    レル入力され、上記第5セレクタの出力信号は上記ブロ
    ック連鎖レジスタに下位桁から左シフトに入力され、そ
    のブロック連鎖レジスタの出力は、第2排他的論理和回
    路および上記第3セレクタにそれぞれ入力され、第2排
    他的論理和回路の出力は、上記第3セレクタに入力され
    るとともに第7セレクタに入力され、上記第2セレクタ
    の出力は、第2排他的論理和回路のもう1つの入力信号
    に入力され、上記第3セレクタの出力は、入力パリティ
    回路に入力され、その入力パリティ回路の第1出力信号
    は、上記暗号処理回路に入力され、パリティエラーを表
    示する上記入力パリティ回路の第2の出力信号は、第2
    出力信号として出力され、上記暗号処理回路の処理結果
    は、上記第4セレクタのもう一つの入力信号として入力
    され、上記第4セレクタの出力は、出力パリティ回路に
    入力され、その出力パリティ回路の第1の出力信号は上
    記第1・2・7セレクタに入力され、上記出力パリティ
    回路のパリティエラーを表示する第2の出力信号は、上
    記入力パリティ回路の第2の出力信号とともにワイアー
    ドオアの形で、第2出力信号として出力され、上記第7
    セレクタの出力信号は上記第1出力信号として出力さ
    れ、上記出力パリティ回路の第1の出力信号のうち上位
    1ビット信号が上記AND回路のもう一つに入力され、
    そのAND回路の出力は、上記第1排他的論理和回路の
    もう一つの入力信号として入力され、その第1排他的論
    理和回路の出力は、上記第5セレクタならびに第3出力
    信号に出力される暗号回路。
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