JP2003005635A - 暗号化装置および方法、ならびに復号化装置および方法 - Google Patents

暗号化装置および方法、ならびに復号化装置および方法

Info

Publication number
JP2003005635A
JP2003005635A JP2001191065A JP2001191065A JP2003005635A JP 2003005635 A JP2003005635 A JP 2003005635A JP 2001191065 A JP2001191065 A JP 2001191065A JP 2001191065 A JP2001191065 A JP 2001191065A JP 2003005635 A JP2003005635 A JP 2003005635A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
length
encryption
data
decryption
variable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001191065A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamichi Torikai
將迪 鳥飼
Mikio Fujii
幹雄 藤井
Kazukiyo Kimura
和廉 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Laurel Intelligent Systems Co Ltd
Original Assignee
Laurel Intelligent Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Laurel Intelligent Systems Co Ltd filed Critical Laurel Intelligent Systems Co Ltd
Priority to JP2001191065A priority Critical patent/JP2003005635A/ja
Publication of JP2003005635A publication Critical patent/JP2003005635A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速処理ができ、かつ暗号文の解読が困難な
暗号化装置を提供する。 【解決手段】 可変長の平文Pの左端の8バイトと拡大
鍵KOとの排他的論理和を判定し(ステップ1)、判定
結果を関数Fm(K8)によりデータ変換する(ステッ
プ2)。両端の各4バイトより8バイトのデータを作成
し、その8バイトのデータをユーザが指定した固定長共
通暗号化方法に基づいて暗号化する(ステップ3)。デ
ータの順番を逆にした後、関数Fm(K7)によりデー
タ変換する(ステップ4)。再度データの順番を逆にし
た後、両端の各4バイトより8バイトのデータを作成
し、その8バイトのデータをユーザが指定した固定長共
通暗号化方法に基づいて暗号化する(ステップ5)。デ
ータを関数Fm(K6)によりデータ変換し(ステップ
6)、変換後のデータの左端8バイトと拡大鍵K1との
排他的論理和を判定し(ステップ7)、暗号化された可
変長暗号列Cを求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は暗号化装置および方
法、ならびに復号化装置および方法に関し、特に、復号
化が困難な暗号化装置および方法およびその高速復号可
能な復号化装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、固定長暗号化方法が各種開発され
ている。固定長暗号化方法とは、平文データを固定長ブ
ロックごとに区切り、ブロックごとに暗号化を行なって
いく方法である。たとえば、8バイトごとに平文データ
を区切ってブロックを作成し、ブロックごとに暗号化を
行なっていく。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、固定長暗号化
方法では、平文データと暗号化文とがブロックごとに1
対1に対応している。このため、平文の一部をかえて暗
号化を行なって暗号化文に起こる変化を見ることにより
ブロックの分離が行ないやすく、一旦ブロックの分離が
できてしまうとその解読が比較的容易である。また、暗
号化文よりある1ブロックの解読を行なうことができて
しまうと、その他のブロックについても解読できてしま
うという問題がある。特に、銀行の振込み伝票の暗号化
文などのように、数字を暗号化したブロックが予め想定
しやすいような場合には、暗号は見破られやすい。この
ため、固定長暗号化方法は必ずしも強い暗号とは言えな
い。さらに、暗号化されたデータであっても数字に対応
するブロックがわかっているとその数字の改ざんをした
時に、ある確率で復号が(数字の改ざんを含んだ形で)
正常にでき、しかも数字の改ざんが発見できない場合も
ある。
【0004】また、固定長暗号化方法では、1ブロック
ごとに暗号化を行なっていく。このため、長い平文を暗
号化するのには時間がかかりすぎるという問題もある。
【0005】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、高速に暗号化ができ、かつ暗
号文の解読が困難な暗号化装置および方法を提供するこ
とである。
【0006】本発明の他の目的は、高速に復号化ができ
る復号化装置および方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のある局面に従う
暗号化装置は、可変長の平文を受付けるための平文受付
手段と、固定長暗号化方法の種類を受付けるための暗号
化方法受付手段と、種類に基づいて定められる固定長暗
号方法を呼び出し、平文の一部を暗号化した戻り値を得
るための固定長暗号化手段と、平文の一部を戻り値で置
換したデータを予め定められた可変長暗号化方法により
暗号化するための可変長暗号化手段とを含む。
【0008】可変長暗号化処理と固定長暗号化処理とを
組合わせている。可変長暗号化処理は高速にデータを暗
号化する処理である。この可変長暗号化処理と、固定長
暗号化処理とを組合わせることにより、解読が困難な暗
号を提供することができる。また、固定長暗号化処理は
局所的にしか用いていないため、暗号処理を高速に実行
することができる。
【0009】好ましくは、可変長暗号化手段は、暗号文
を構成するデータを予め定められた方法に従い並べ替え
る。
【0010】本発明の他の局面に従う暗号化方法は、可
変長の平文を受付けるステップと、固定長暗号化方法の
種類を受付けるステップと、平文の一部を種類に基づい
て定められる固定長暗号化方法により暗号化するステッ
プと、平文の一部を戻り値で置換したデータを予め定め
られた可変長暗号化方法により暗号化するステップとを
含む。
【0011】可変長暗号化処理と固定長暗号化処理とを
組合わせている。可変長暗号化処理は高速にデータを暗
号化する処理である。この可変長暗号化処理と、固定長
暗号化処理とを組合わせることにより、解読が困難な暗
号を提供することができる。また、固定長暗号化処理は
局所的にしか用いていないため、暗号処理を高速に実行
することができる。
【0012】好ましくは、可変長暗号化方法により暗号
化するステップは、暗号文を構成するデータを予め定め
られた方法に従い並べ替えるステップを含む。
【0013】本発明のさらに他の局面に従う復号化装置
は、固定長復号化方法の種類を受付けるための暗号化方
法受付手段と、可変長の暗号文を予め定められた可変長
復号化方法により復号化するための可変長復号化手段
と、種類に基づいて定められる固定長復号化方法を呼び
出し、復号化文の一部を復号化した戻り値を得るための
固定長復号化手段とを含む。
【0014】可変長復号化処理と固定長復号化処理とを
組合わせている。可変長復号化処理は固定長復号化処理
に比べ高速にデータを復号化できる処理である。また、
固定長復号化処理は、局所的にしか用いられていない。
このため、復号処理を高速に実行することができる。
【0015】好ましくは、可変長復号化手段は、暗号文
を構成するデータを予め定められた方法に従い並べ替え
る。
【0016】本発明のさらに他の局面に従う復号化方法
は、固定長復号化方法の種類を受付けるステップと、可
変長の暗号文を予め定められた可変長復号化方法により
復号化するステップと、種類に基づいて定められる固定
長復号化方法を呼び出し、復号化文の一部を復号化した
戻り値を得るステップとを含む。
【0017】可変長復号化処理と固定長復号化処理とを
組合わせている。可変長復号化処理は固定長復号化処理
に比べ高速にデータを復号化できる処理である。また、
固定長復号化処理は、局所的にしか用いられていない。
このため、復号処理を高速に実行することができる。
【0018】好ましくは、可変長復号化方法により復号
化するステップは、暗号文を構成するデータを予め定め
られた方法に従い並べ替えるステップを含む。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係る暗号化
・復号化処理装置は、コンピュータにより実現される。
図1を参照して、暗号化・復号化処理装置は、コンピュ
ータ1と、コンピュータ1に指示を与えるためのキーボ
ード5およびマウス6と、コンピュータ1により演算さ
れた結果等を表示するためのディスプレイ2と、コンピ
ュータ1が実行するプログラムをそれぞれ読取るための
磁気テープ装置3、CD−ROM(Compact Disc-Read
Only Memory)装置7および通信モデム9とを含む。
【0020】暗号化処理および復号化処理のプログラム
は、コンピュータ1で読取可能な記録媒体である磁気テ
ープ4またはCD−ROM8に記録され、磁気テープ装
置3およびCD−ROM装置7でそれぞれ読取られる。
または、通信回線を介して通信モデム9で読取られる。
【0021】図2を参照して、コンピュータ1は、磁気
テープ装置3、CD−ROM装置7または通信モデム9
を介して読取られたプログラムを実行するためのCPU
(Central Processing Unit)10と、コンピュータ1
の動作に必要なその他のプログラムおよびデータを記憶
するためのROM(Read Only Memory)11と、プログ
ラム、プログラム実行時のパラメータ、演算結果などを
記憶するためのRAM(Random Access Memory)12
と、プログラムおよびデータなどを記憶するための磁気
ディスク13とを含む。
【0022】磁気テープ装置3、CD−ROM装置7ま
たは通信モデム9により読取られたプログラムは、CP
U10で実行され、暗号化処理または復号化処理が実行
される。
【0023】以下、暗号化処理および復号化処理の際に
必要となる基本アルゴリズムについて説明した後、暗号
化処理および復号化処理の具体的方法について説明す
る。
【0024】[暗号化・復号化の基本アルゴリズム]M
BAL(Multi Block Algorithm:ローレルインテリジ
ェントシステムズ社の商標)を用いた暗号化・復号化に
おいては、拡張基本アルゴリズムFmを使用するが、F
mは基本アルゴリズムfにより構成されている。以下に
基本アルゴリズムfから解説する。
【0025】[基本アルゴリズムf]fは、4バイトを
1処理単位とするブロック暗号処理で、4個のS関数で
構成されている。
【0026】(1)S関数 S関数を図3に示す。入力データpが、内部にCBC
(Cipher Block Chaining)初期値I(後述の基本アル
ゴリズムf参照)および入力鍵kに従って処理され、出
力値は、出力データcおよび出力鍵tとなる。変数名お
よびそのサイズをまとめると以下のようになる。
【0027】 S関数:(c,t)=S(p,k,I) 入力データ p 1バイト 入力鍵 k 1バイト 内部CBC初期値 I=(a,b) 2バイト 出力データ c 1バイト 出力鍵 t 1バイト S関数は次式(1a)および(1b)で定義される t=s(p(+)k(+)a) …(1a) c=t(+)b …(1b) 本明細書中で、「(+)」は、排他的論理和(エクスク
ルシブオア)を求める演算子であるものとする。
【0028】ここで、s(・)は、図4(順テーブル)
に示される換字である。この表は、換字前のコードと換
字後のコードとの排他的論理和の結果が、唯一のもので
あること(X≠X′のときに次式(2)が成立するこ
と)を条件として構成したものである。
【0029】 X(+)s(X)≠X′(+)s(X′) …(2) 以下S関数の出力において出力データcおよび出力鍵t
を区別する場合は上付き添え字c,tを使い、次式(3
a)および(3b)のように表わすものとする。
【0030】 c=Sc(p,k,I) …(3a) t=St(p,k,I) …(3b) (2)基本アルゴリズムf図5に基本アルゴリズムfを
示す。fは4個のS関数で構成される。入力データP
が、内部CBC初期値Ivおよび入力鍵Kに従って処理
されると、出力データC、出力鍵Mおよび内部CBC出
力Ovが出力される。このfにおいて、1バイト単位の
CBCチェインがPからCへ、CからPへ2重に構成さ
れている。この構成を内部CBCと呼ぶ。変数名および
そのサイズをまとめれば、以下のようになる。
【0031】 f関数:(C,M,Ov)=f(P,K,Iv) 入力データP=(p1,p2,p3,p4) 4バイト 入力鍵 K=(k1,k2,k3,k4) 4バイト 内部CBC初期値 Iv=(Ia,Ib) 2バイト 出力データC=(c1,c2,c3,c4) 4バイト 出力鍵 M=(m1,m2,m3,m4) 4バイト 内部CBC出力値 Ov=(Oa,Ob) 2バイト f関数は次式(4)で定義される。
【0032】 I1=Iv ci=Sc(pi,ki,Ii) i=1,2,3,4 ti=St(pi,ki,Ii) …(4) i+1番目のI(i+1)は次式(5)で定義される。
【0033】 I(i+1)=(ci,pi) Ov=I5 M=(t2,t4,t1,t3) …(5) S関数と同様に出力を区別する場合は、上付き添え字
C,M,Oを使い、次式(6)で表わす。
【0034】 C=fC(P,K,Iv) M=fM(P,K,Iv) Ov=fO(P,K,Iv) …(6) [拡張基本アルゴリズムFm]Fmは、4Nバイトを1
処理単位とするブロック暗号処理で、m個のf関数で構
成されている。
【0035】図6に拡張基本アルゴリズムFmを示す。
Fmはm個のf関数が内部CBCを構成して並置され
る。入力データPが、内部CBC初期値Ivおよび入力
鍵Kに従って処理され、出力データC、出力鍵Mおよび
内部CBC出力値Ovが出力される。変数名およびその
サイズをまとめれば、以下のようになる。
【0036】 拡張基本アルゴリズFm:C=Fm(P,K) 入力データP=(P1,P2,…,PN) 4Nバイト 鍵 K=(k1,k2,k3,k4) 4バイト 出力データC=(C1,C2,…,CN) 4Nバイト ここで、Pi,Ciは4バイトのデータを表わす。Fm
内に並置されるfは、左側に位置するものから順に処理
が行なわれ、右に位置するfはその左隣のfから入力鍵
および内部CBC初期値を供給される。そのため、最左
端のfにのみ、外部から鍵Kおよび初期値Ivを与えれ
ばよい。Fmは基本的に、4Nバイトが1処理単位であ
るが、fの内部CBCは任意の位置で打切ることができ
るので、原理的には1処理単位のバイト数は4の倍数で
ある必要はない。Fmは次式(7)で定義される。
【0037】 Iv1=(0,k4) K1=K Ci=fC(Pi,Ki,Ivi) K(i+1)=fM(Pi,Ki,Ivi) Iv(i+1)=fO(Pi,Ki,Ivi) …(7) [復号処理における基本アルゴリズム]復号アルゴリズ
ムにおいては、上述した拡張基本アルゴリズムFmの逆
関数Fm-1を利用する。Fm-1は拡張基本アルゴリズム
FmにおいてS関数をその逆関数S-1で置換えたもので
ある。
【0038】(1)S-1関数 S-1関数を図7に示す。入力データcが、内部CBC初
期値Iおよび入力鍵kに従って処理され、出力データp
および出力鍵tが出力される。変数名およびそのサイズ
をまとめれば、以下のようになる。
【0039】 S-1関数:(p,t)=S-1(c,k,I) 入力データ c 1バイト 入力鍵 k 1バイト 内部CBC初期値 I=(a,b) 2バイト 出力データ p 1バイト 出力鍵 t 1バイト S-1関数は、次式(8a)および(8b)で定義され
る。
【0040】 t=c(+)b …(8a) p=(s-1(t))(+)a(+)k …(8b) ここでs-1(・)は、図8(逆テーブル)に示される換
字である。これは、s関数の逆関数であり、 s-1(s(X))=X が成立する。また、S-1関数とS関数とにおいて次式
(9)が成立する。
【0041】 (c,t)=S(p,k,I) (p,t)=S-1(c,k,I) …(9) すなわち、鍵kおよび内部CBC初期値Iが同一であれ
ばSおよびS-1はpおよびcに関し逆関数であり、かつ
同一の出力鍵tを供給する。
【0042】(2)基本アルゴリズムf-1,拡張基本ア
ルゴリズムFm-1 図5および図6のfおよびFmにおいてS関数をS-1
数で置換えたものをf -1,Fm-1関数とする。Pおよび
Cに関し、f-1はfの逆関数であることが式(10)よ
り成立する。同様にPおよびCに関し、Fm-1はFmの
逆関数である。
【0043】[暗号化処理および復号化処理]図9を参
照して、ユーザは、可変長共通暗号化処理を行なう際に
用いられる固定長共通暗号化方法の種類を入力する(S
2)。たとえば、ここでは、SXAL(Substitution X
or Algorithm:ローレルインテリジェントシステムズ社
の商標)、DES(Data Encryption Standard)、FE
AL(the Fast Data Encipherment Algorithm,高速デ
ータ暗号アルゴリズム)、MISTY(三菱電機株式会
社の商標)などの8バイト単位での固定長共通暗号化方
法を想定している。
【0044】次に、入力された固定長共通暗号化方法と
MBALとを用いて、可変長のデータに対する共通暗号
化処理を行なう(S4)。
【0045】図10を参照して、S4の処理について説
明する。まず可変長データの平文Pの左端の8バイトと
拡大鍵KOとの排他的論理和を演算し(ステップ1)、
演算結果を関数Fm(K8)によりデータ変換する(ス
テップ2)。次に両端の各4バイトを合わせて8バイト
のデータを作成し、作成された8バイトのデータをS2
で入力された固定長共通暗号化方法に基づいて暗号化
し、残りのデータはそのままとする(ステップ3)。次
に、データの順番を逆にした後、関数Fm(K7)によ
りデータ変換する(ステップ4)。再度、データの順番
を逆にした後、両端の各4バイトを合わせて8バイトの
データを作成し、作成された8バイトのデータをS2で
入力された固定長共通暗号化方法に基づいて暗号化し、
残りのデータはそのままとする(ステップ5)。
【0046】次に、データを関数Fm(K6)によりデ
ータ変換し(ステップ6)、変換後のデータの左端8バ
イトと拡大鍵K1との排他的論理和を演算し(ステップ
7)、暗号化された可変長暗号列Cを求める。
【0047】上述した暗号化処理で用いられる拡大鍵K
O、KIおよびK6〜K8は、いかなる方法により求め
られてもよいが、たとえば、もともとの鍵をS2で入力
された固定長暗号化方法に基づいて暗号化し、その結果
より拡大鍵を求めるようにしてもよい。
【0048】なお、復号化処理については、図10に示
したアルゴリズムを逆の順序で実行し、暗号化の際に用
いられた固定長共通暗号化方法に対応する固定長共通復
号化方法を用いて、暗号文の復号を実行する。
【0049】また、上述した暗号化方法および復号化方
法では、8バイトの固定長共通暗号化方法を用いている
が、近年では、16バイトの固定長共通暗号化方法を用
いるのが主流になりつつある。そこで、16バイトの固
定長共通暗号化方法を用いるようにしてもよい。
【0050】その場合には、ステップ1およびステップ
7における排他的論理和の演算において、8バイトのデ
ータではなく、16バイトのデータを用いる。また、ス
テップ3およびステップ5における固定長共通暗号化方
法には、16バイトの固定長共通暗号化方法を用いる。
このため、両端の各8バイトのデータを合わせて16バ
イトのデータを作成し、作成された16バイトのデータ
を固定長共通暗号化方法により暗号化する。また、拡大
鍵も16バイトのものを用いるようにする。
【0051】16バイトの固定長共通暗号化方法として
は、Rijndael、Camellia(日本電信電
話株式会社および三菱電機株式会社の商標)、MARS
(米国IBM社の商標)などが知られており、これらを
用いることができる。
【0052】以上説明したように、本実施の形態による
と、可変長共通暗号化処理であるMBALの中に、固定
長共通暗号化処理を埋め込んでいる。MBALは、高速
に、データを攪拌できる処理である。また、MBALは
可変長の平文データにも対応している。このため、局所
的に固定長共通暗号化処理により暗号化されたデータの
一部に変更を加えて暗号化しても、その影響は攪拌され
可変長データ全体に及んでしまう。よって、暗号文を8
バイトまたは16バイト毎に解読しようとしても、解読
が困難である。また、固定長共通暗号化処理を局所的に
しか使用していないため、高速に暗号化および復号化を
行なうことができるという利点もある。
【0053】なお、上の実施形態では固定長共通暗号化
処理ではデータの先頭と最後とをあわせて固定長暗号化
処理の対象ブロックを作成した。しかし本発明はこれに
限定されない。たとえばデータの中の3箇所以上から抽
出したデータで固定長暗号化処理の対象ブロックを作成
してもよい。またデータの先頭と最後との組合わせが最
も効果的ではあるが、他の位置のデータで対象ブロック
を作成してもよい。
【0054】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0055】
【発明の効果】本発明によると、高速に暗号化ができ、
かつ暗号文の解読が困難な暗号化装置および方法を提供
することができる。また、高速に復号化ができる復号化
装置および方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 暗号化・復号化処理装置の外観図である。
【図2】 暗号化・復号化処理装置のハードウェア構成
を示すブロック図である。
【図3】 S関数の構成を示すブロック図である。
【図4】 S関数において使用される換字sを示す図で
ある。
【図5】 基本アルゴリズムfを示すブロック図であ
る。
【図6】 拡張基本アルゴリズムFmを示すブロック図
である。
【図7】 S-1関数の構成を示すブロック図である。
【図8】 S-1関数おいて使用される換字s-1を示す図
である。
【図9】 暗号化処理のフローチャートである。
【図10】 MBALのアルゴリズムを説明するための
図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ、2 ディスプレイ、3 磁気テープ
装置、4 磁気テープ、5 キーボード、6 マウス、
7 CD−ROM装置、8 CD−ROM、9通信モデ
ム、10 CPU、11 ROM、12 RAM、13
磁気ディスク。
フロントページの続き (72)発明者 藤井 幹雄 神奈川県横浜市青葉区美しが丘5丁目35番 地の2 株式会社ローレルインテリジェン トシステムズ内 (72)発明者 木村 和廉 神奈川県横浜市青葉区美しが丘5丁目35番 地の2 株式会社ローレルインテリジェン トシステムズ内 Fターム(参考) 5J104 AA01 AA18 JA03 NA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変長の平文を受付けるための平文受付
    手段と、 固定長暗号化方法の種類を受付けるための暗号化方法受
    付手段と、 前記種類に基づいて定められる固定長暗号方法を呼び出
    し、前記平文の一部を暗号化した戻り値を得るための固
    定長暗号化手段と、 前記平文の前記一部を前記戻り値で置換したデータを予
    め定められた可変長暗号化方法により暗号化するための
    可変長暗号化手段とを含む、暗号化装置。
  2. 【請求項2】 前記可変長暗号化手段は、暗号文を構成
    するデータを予め定められた方法に従い並べ替える、請
    求項1に記載の暗号化装置。
  3. 【請求項3】 可変長の平文を受付けるステップと、 固定長暗号化方法の種類を受付けるステップと、 前記平文の一部を前記種類に基づいて定められる固定長
    暗号化方法により暗号化するステップと、 前記平文の前記一部を前記戻り値で置換したデータを予
    め定められた可変長暗号化方法により暗号化するステッ
    プとを含む、暗号化方法。
  4. 【請求項4】 可変長暗号化方法により暗号化する前記
    ステップは、暗号文を構成するデータを予め定められた
    方法に従い並べ替えるステップを含む、請求項3に記載
    の暗号化方法。
  5. 【請求項5】 固定長復号化方法の種類を受付けるため
    の暗号化方法受付手段と、 可変長の暗号文を予め定められた可変長復号化方法によ
    り復号化するための可変長復号化手段と、 前記種類に基づいて定められる固定長復号化方法を呼び
    出し、復号化文の一部を復号化した戻り値を得るための
    固定長復号化手段とを含む、復号化装置。
  6. 【請求項6】 前記可変長復号化手段は、前記暗号文を
    構成するデータを予め定められた方法に従い並べ替え
    る、請求項5に記載の復号化装置。
  7. 【請求項7】 固定長復号化方法の種類を受付けるステ
    ップと、 可変長の暗号文を予め定められた可変長復号化方法によ
    り復号化するステップと、 前記種類に基づいて定められる固定長復号化方法を呼び
    出し、復号化文の一部を復号化した戻り値を得るステッ
    プとを含む、復号化方法。
  8. 【請求項8】 可変長復号化方法により復号化する前記
    ステップは、前記暗号文を構成するデータを予め定めら
    れた方法に従い並べ替えるステップを含む、請求項7に
    記載の復号化方法。
JP2001191065A 2001-06-25 2001-06-25 暗号化装置および方法、ならびに復号化装置および方法 Pending JP2003005635A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001191065A JP2003005635A (ja) 2001-06-25 2001-06-25 暗号化装置および方法、ならびに復号化装置および方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001191065A JP2003005635A (ja) 2001-06-25 2001-06-25 暗号化装置および方法、ならびに復号化装置および方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003005635A true JP2003005635A (ja) 2003-01-08

Family

ID=19029746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001191065A Pending JP2003005635A (ja) 2001-06-25 2001-06-25 暗号化装置および方法、ならびに復号化装置および方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003005635A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61261773A (ja) * 1985-05-15 1986-11-19 トムソン‐セーエスエフ 換字−転置法によるエンコ−ダ
JPH06181689A (ja) * 1992-12-18 1994-07-05 Central:Kk 液状物の凍結顆粒生成方法とその装置
JPH06188877A (ja) * 1991-09-13 1994-07-08 American Teleph & Telegr Co <Att> 暗号化システム
JPH0918469A (ja) * 1995-06-30 1997-01-17 Canon Inc 暗号通信装置、システム及び暗号装置
JPH1056448A (ja) * 1996-08-08 1998-02-24 Rooreru Intelligent Syst:Kk 情報伝達方法、通信装置、及び記憶媒体
JP2000089667A (ja) * 1998-09-14 2000-03-31 Ntt Advanced Technology Corp アルゴリズム生成型秘密鍵暗号方式

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61261773A (ja) * 1985-05-15 1986-11-19 トムソン‐セーエスエフ 換字−転置法によるエンコ−ダ
JPH06188877A (ja) * 1991-09-13 1994-07-08 American Teleph & Telegr Co <Att> 暗号化システム
JPH06181689A (ja) * 1992-12-18 1994-07-05 Central:Kk 液状物の凍結顆粒生成方法とその装置
JPH0918469A (ja) * 1995-06-30 1997-01-17 Canon Inc 暗号通信装置、システム及び暗号装置
JPH1056448A (ja) * 1996-08-08 1998-02-24 Rooreru Intelligent Syst:Kk 情報伝達方法、通信装置、及び記憶媒体
JP2000089667A (ja) * 1998-09-14 2000-03-31 Ntt Advanced Technology Corp アルゴリズム生成型秘密鍵暗号方式

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5003597A (en) Method and apparatus for data encryption
US5673319A (en) Block cipher mode of operation for secure, length-preserving encryption
US8503670B2 (en) Parallelizable integrity-aware encryption technique
US6189095B1 (en) Symmetric block cipher using multiple stages with modified type-1 and type-3 feistel networks
US6185304B1 (en) Method and apparatus for a symmetric block cipher using multiple stages
US8416947B2 (en) Block cipher using multiplication over a finite field of even characteristic
EP1440535B1 (en) Memory encrytion system and method
JP2760799B2 (ja) 暗号方式
US7907725B2 (en) Simple universal hash for plaintext aware encryption
US20070071236A1 (en) High speed configurable cryptographic architecture
JP2000162965A (ja) 暗復号装置及び記憶媒体
US10148425B2 (en) System and method for secure communications and data storage using multidimensional encryption
CN108768617A (zh) 一种基于传统分组密码的保持格式加密方法
US20080192924A1 (en) Data encryption without padding
US20240097880A1 (en) High-speed circuit combining aes and sm4 encryption and decryption
Singh et al. Study & analysis of cryptography algorithms: RSA, AES, DES, T-DES, blowfish
CN114826558A (zh) 一种海量数据快速加密方法及系统
Saudagar et al. Image encryption based on advanced encryption standard (aes)
JP2003005635A (ja) 暗号化装置および方法、ならびに復号化装置および方法
KR100494560B1 (ko) Rijndael암호를 이용한 블록 데이터 실시간암호복호화 장치 및 방법
Kothandan Modified Blowfish Algorithm to Enhance its Performance and Security
Islam et al. Data encryption standard
JP4644053B2 (ja) 暗号化装置及び方法、復号化装置及び方法
JP2002023624A (ja) ブロック暗号通信方法とその装置、及びブロック暗号通信プログラムを記録した記録媒体
CN117725605B (zh) 一种远端自动编制电子档案文件信息保密的方法和系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080527

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110405

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110802