JPH0645829Y2 - 粉粒状物質処理用円筒状回転体 - Google Patents

粉粒状物質処理用円筒状回転体

Info

Publication number
JPH0645829Y2
JPH0645829Y2 JP15520988U JP15520988U JPH0645829Y2 JP H0645829 Y2 JPH0645829 Y2 JP H0645829Y2 JP 15520988 U JP15520988 U JP 15520988U JP 15520988 U JP15520988 U JP 15520988U JP H0645829 Y2 JPH0645829 Y2 JP H0645829Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
granular material
cylindrical
raw material
rotary kiln
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP15520988U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0277595U (ja
Inventor
昌弘 三竿
禎一 山田
勝義 深水
Original Assignee
川崎製鉄株式会社
川鉄鉱業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 川崎製鉄株式会社, 川鉄鉱業株式会社 filed Critical 川崎製鉄株式会社
Priority to JP15520988U priority Critical patent/JPH0645829Y2/ja
Publication of JPH0277595U publication Critical patent/JPH0277595U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0645829Y2 publication Critical patent/JPH0645829Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、例えば粒体製造用のドラムミキサー、粒体乾
燥用のロータリードライヤー、還元ペレット製造用のロ
ーラリーキルン等の粉粒状物質処理用円筒状回転体に関
するものである。
「従来の技術」 従来、前記のような円筒状回転体へ装入した粉粒状物質
(以下原料という)の処理条件の一つとして、原料の円
筒状回転体内における滞留時間の調整がある。
原料の円筒状回転体内における滞留時間を調整するに
は、円筒状回転体の回転速度を制御すればよく、例え
ば、ドラムミキサーでは、その回転速度を遅くすること
により、原料のドラムミキサー内保有率が高くなり、造
粒機能の向上を図ることができ、またロータリードライ
ヤーやロータリーキルンでは、それぞれ回転速度を遅く
することにより、原料の滞留時間が延長され、乾燥機能
や焼成機能の向上を図ることができる。
「考案が解決しようとする課題」 ところで、上記の如く、円筒状回転体の回転速度を遅く
して、原料の滞留時間を延長させることは、円筒状回転
体の水平に対する傾斜角度によって自ずと限界がある。
すなわち、例えば還元ペレットの還元率および強度の向
上を図るべく、ロータリーキルンの回転速度を遅くし
て、原料の層厚を上げ、原料のロータリーキルン内にお
ける滞留時間を延長させる場合、ロータリーキルンの傾
斜角度が比較的小さいので、ロータリーキルンの回転速
度をあまり遅くすると、入口部からの原料漏れが発生す
る問題がある。
このことは、前記粒体製造用のドラムミキサーや粒体乾
燥用のロータリードライヤーにおいても同様である。
なお、従来、例えばロータリーキルンにおいて、その内
周面に突起を設けることが、実開昭60-156393号公報、
実開昭52-115643号公報、実開昭50-79737号公報、実開
昭49-123667号公報等にそれぞれ開示されているが、こ
れ等はいずれも原料の掻上げ機能を付加させただけのも
のであって、ロータリーキルンの入口部からの原料漏れ
を防止する機能は全く有していないのである。
本考案は、かくの如き従来の問題を解決すべくなした粉
粒状物質処理用円筒状回転体を提供することを目的とす
る。
「課題を解決するための手段」 本考案に係る粉粒状物質処理用円筒状回転体は、粉粒状
物質を入口部から装入し、回転処置して出口部から排出
する傾斜横型の粉粒状物質処理用円筒状回転体におい
て、上記円筒状回転体の前半部内周面に、粉粒状物質の
進行方向に推力を与える複数本の螺旋状突条を設け、か
つ上記円筒状回転体の後半部内周面に、粉粒状物質の進
行方向とは逆方向に推力を与える複数本の螺旋状突条を
設けたことを要旨とする。
「作用」 前記円筒状回転体の入口部から装入された粉粒状物質に
対し、円筒状回転体の前半部内周面に設けられた複数本
の螺旋状突条により、その進行方向に積極的に推力を与
えることができるので、円筒状回転体の回転速度を遅く
しても、円筒状回転体の前半部におる粉粒状物質の通過
速度を従来よりも速くすることができ、従って円筒状回
転体の入口部からの粉粒状物質の漏れを防止することが
できる。
また円筒状回転体の前半部から流入してくる粉粒状物質
に対し、後半部内周面に設けられた複数本の螺旋状突条
により、その進行方向とは逆方向に推力を与えることが
できるので、後半部における粉粒状物質の通過速度を従
来よりも遅くすることができ、従って円筒状回転体内に
おける粉粒状物質の滞留時間を従来よりも延長すること
ができる。
「実施例」 次に本考案に係る粉粒状物質処理用円筒状回転体の実施
例を、還元ペレット製造用のロータリーキルンとして、
図面に基づき以下に説明する。
第1図において、1は原料投入シュートであり、この原
料投入シュート1から原料2がロータリーキルン3内に
投入されるようになっている。
ロータリーキルン3の入口部3aは、投入された原料2が
こぼれないように絞られており、入口部3aと前記原料投
入シュート1との嵌合間隙は、熱変形を考慮した最少限
の間隙になっている。
前記ロータリーキルン3における耐火煉瓦内周壁4の前
半部内周面には、第2図に拡大して示す如く、前記原料
2の進行方向に推力を与える60度間隔の6本の耐火煉瓦
でなる螺旋状突条5が設けられており、かつ耐火煉瓦内
周壁4の後半部内周面には、第2図に拡大して示す如
く、原料2の進行方向とは逆方向に推力を与える60度間
隔の6本の耐火煉瓦でなる螺旋状突条6が設けられてい
る。
なお、前半部内周面における螺旋状突条5および後半部
内周面における螺旋状突条6のねじれ角は、第3図の平
面展開図に示す如く、ロータリーキルン3の回転中心線
Lに対して、原料2の安息角以上の角度Dにする。
また前半部内周面における螺旋状突条5のねじれ方向
は、ロータリーキルン3の出口部から入口部方向へ見た
ときのロータリーキルン3の回転方向が、第2図に示す
如く反時計方向である場合、第3図に示す如くロータリ
ーキルン3の回転中心線Lに対して右下がりとなり、か
つ後半部内周面における螺旋状突条6のねじれ方向は、
第3図に示す如くロータリーキルン3の回転中心線Lに
対して右上がりとなる。
さらに、前半部内周面における螺旋状突条5および後半
部内周面における螺旋状突条6のねじれ角を大きくし過
ぎると、原料の種類によっては粉化する場合がある。
例えば直径10〜15mmのペレットの安息角は30度であり、
ばら物の安息角は40度であることから、それによって前
記各螺旋状突条5,6のねじれ角を適正に設定するがよ
い。
第1図、第2図において、7は、ロータリーキルン3の
鉄皮である。
第1図に示す如く、ロータリーキルン3の回転機構は、
タイヤ8、ローラー9、スラストローラー10、モーター
11、変速機構12、ピニオン13、ギヤー14から構成されて
おり、またロータリーキルン3内の原料2は、バーナー
15によって加熱され、成品としての還元ペレット2aは、
ロータリーキルン3の出口側のシュート16から排出され
るようになっている。
なお、ロータリーキルン3は、原料の進行方向に若干下
がり勾配に設置されている。
しかして、従来の還元ペレット製造用のロータリーキル
ンにあっては、前半部は比較的低温(900〜1100℃)で
あるため、還元は行われず逆に脱炭が進行している問題
があったが、本考案実施例におけるロータリーキルン3
にあっては、前半部における原料2の通過速度を従来よ
りも速くすることができるため、脱炭を抑制することが
でき、また後半部における原料2の通過速度を従来より
も遅くすることができるため、原料2の還元率および成
品強度を向上させることができる。
「考案の効果」 以上述べた如く、本考案に係る粉粒状物質処理用円筒状
回転体によれば、円筒状回転体の入口部から装入された
粉粒状物質に対し、円筒状回転体の前半部内周面に設け
られた複数本の螺旋状突条により、その進行方向に積極
的に推力を与えることができるので、円筒状回転体の回
転速度を遅くしても、円筒状回転体の前半部におる粉粒
状物質の通過速度を従来よりも速くすることができ、従
って円筒状回転体の入口部から粉粒状物質の漏れを防止
することができる。
また円筒状回転体の前半部から流入してくる粉粒状物質
に対し、後半部内周面に設けられた複数本の螺旋状突条
により、その進行方向とは逆方向に推力を与えることが
できるので、後半部における粉粒状物質の通過速度を従
来よりも遅くすることができ、従って円筒状回転体内に
おける粉粒状物質の滞留時間を従来よりも延長すること
ができ、処理成品の品質向上に著しく寄与できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すロータリーキルンの縦断
面図、第2図は、第1図A−A線における拡大横断面
図、第3図は螺旋状突条の平面展開図である。 3……ロータリーキルン、4……耐火煉瓦内周壁、5,6
……耐火煉瓦でなる螺旋状突条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 深水 勝義 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川鉄鉱業株式会社水島製造所内 (56)参考文献 特開 昭47−2551(JP,A) 実開 昭56−42636(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉粒状物質を入口部から装入し、回転処理
    して出口部から排出する傾斜横型の粉粒状物質処理用円
    筒状回転体において、上記円筒状回転体の前半部内周面
    に、粉粒状物質の進行方向に推力を与える複数本の螺旋
    状突条を設け、かつ上記円筒状回転体の後半部内周面
    に、粉粒状物質の進行方向とは逆方向に推力を与える複
    数本の螺旋状突条を設けたことを特徴とする粉粒状物質
    処理用円筒状回転体。
JP15520988U 1988-11-29 1988-11-29 粉粒状物質処理用円筒状回転体 Expired - Lifetime JPH0645829Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15520988U JPH0645829Y2 (ja) 1988-11-29 1988-11-29 粉粒状物質処理用円筒状回転体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15520988U JPH0645829Y2 (ja) 1988-11-29 1988-11-29 粉粒状物質処理用円筒状回転体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0277595U JPH0277595U (ja) 1990-06-14
JPH0645829Y2 true JPH0645829Y2 (ja) 1994-11-24

Family

ID=31432635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15520988U Expired - Lifetime JPH0645829Y2 (ja) 1988-11-29 1988-11-29 粉粒状物質処理用円筒状回転体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0645829Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5578415B2 (ja) * 2010-04-21 2014-08-27 株式会社リコー 冷却装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0277595U (ja) 1990-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0004756B1 (en) Rotary drum and method of mixing, drying, cooling, heating or calcining solid particles
US5480070A (en) Conveying arrangement for the dosed conveyance of bulk material
US4354826A (en) Process of drying and calcining bulk materials
JPH0645829Y2 (ja) 粉粒状物質処理用円筒状回転体
JP2972796B2 (ja) 鉄粉の還元焼きなましのための方法及び装置
US2778056A (en) Method and apparatus for agglomerating finely divided solid material
US4133718A (en) Method for agglomerating finely divided agglomerative materials in a rotary drum assembly
JPH0424392Y2 (ja)
IE41302L (en) Pan granulation process.
JPH08303953A (ja) ロータリーキルン
US4149845A (en) Rabbles and material handling systems utilizing the same
GB1454278A (en) Descending bed of sub-divided solid material
KR20010021805A (ko) 샤프트 로
JP2000109912A (ja) 回転床式還元炉による湿潤ペレットの還元方法および回転床式還元炉
US5873714A (en) Rotary kiln having a lining with a wave-shaped inner face
US3825193A (en) Granulating apparatus
JPH06306495A (ja) 焼結用原料の造粒方法
US3531095A (en) Annular rotary reactor
US3425571A (en) Means for feeding compacts onto a conveying surface
SU445457A1 (ru) Барабанный гранул тор
RU2027134C1 (ru) Вращающаяся печь для термообработки сыпучих материалов
RU2163645C1 (ru) Барабанный агрегат для получения обожженных окатышей
JP3067462B2 (ja) 連続熱処理炉
JPS61147093A (ja) 粉粒体の連続加熱処理装置及びその運転制御方法
SU497338A1 (ru) Способ обработки железосодержащего шлама