JPH0645572Y2 - キッチン吊戸棚用不燃キャビネット - Google Patents
キッチン吊戸棚用不燃キャビネットInfo
- Publication number
- JPH0645572Y2 JPH0645572Y2 JP1990039193U JP3919390U JPH0645572Y2 JP H0645572 Y2 JPH0645572 Y2 JP H0645572Y2 JP 1990039193 U JP1990039193 U JP 1990039193U JP 3919390 U JP3919390 U JP 3919390U JP H0645572 Y2 JPH0645572 Y2 JP H0645572Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cabinet
- combustible
- plate
- female screw
- hinge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Hinges (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、キッチン吊戸棚用不燃キャビネットに関する
ものである。
ものである。
[従来の技術] 一般に、システムキッチンにおいては、上方に複数個の
吊戸棚が横に連設されるが、この吊戸棚のうちレンジフ
ードに隣接して設けられるものは、消防法の規定により
不燃処理を施さねばならない。このため、従来は第3図
に示すように吊戸棚用キャビネットにおいて、レンジフ
ード(図示せず)に隣接する側の側板a及び底板bは不
燃材で形成されている。
吊戸棚が横に連設されるが、この吊戸棚のうちレンジフ
ードに隣接して設けられるものは、消防法の規定により
不燃処理を施さねばならない。このため、従来は第3図
に示すように吊戸棚用キャビネットにおいて、レンジフ
ード(図示せず)に隣接する側の側板a及び底板bは不
燃材で形成されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前記不燃板材としては珪酸カルシウム板
又は石膏ボード等の比較的柔らかい材質のものが使用さ
れているため、前記側板aはねじ保持力が弱くてキャビ
ネットの前面扉c用の蝶番dをねじ止めすることが出来
ず、反対側の側板eに取り付けざるを得なかった。従っ
て、他の吊戸棚の扉の開き方向と不整合になって使い勝
手が悪くなることがあり、またデザイン上、設計上の制
約となって不都合なこともある。更に、この場合は両開
き(観音扉)の吊戸棚を形成することは出来ない。
又は石膏ボード等の比較的柔らかい材質のものが使用さ
れているため、前記側板aはねじ保持力が弱くてキャビ
ネットの前面扉c用の蝶番dをねじ止めすることが出来
ず、反対側の側板eに取り付けざるを得なかった。従っ
て、他の吊戸棚の扉の開き方向と不整合になって使い勝
手が悪くなることがあり、またデザイン上、設計上の制
約となって不都合なこともある。更に、この場合は両開
き(観音扉)の吊戸棚を形成することは出来ない。
本考案は、このような従来の問題点を解決するために為
され、レンジフードの隣に位置する吊戸棚で、比較的柔
らかい材質の不燃材で形成された側板であっても前面扉
用の蝶番をねじ止め出来るようにしたキッチン吊戸棚用
不燃キャビネットを提供することを課題としたものであ
る。
され、レンジフードの隣に位置する吊戸棚で、比較的柔
らかい材質の不燃材で形成された側板であっても前面扉
用の蝶番をねじ止め出来るようにしたキッチン吊戸棚用
不燃キャビネットを提供することを課題としたものであ
る。
[課題を解決するための手段] この課題を技術的に解決するための手段として、本考案
はキッチンのレンジフードに隣接して設けられる吊戸棚
であって、レンジフード側の側板及び底板が比較的柔ら
かい材質の不燃材で形成されたキャビネットにおいて、
前記不燃材で形成された側板の所要箇所に複数の孔を設
け、複数の雌ねじ筒を固定した板材を、その雌ねじ筒が
前記孔に嵌められて先端が前記キャビネットの内面側に
現れるようにして添わせ、前記雌ねじ筒に取付用ねじを
螺合締着することにより前記キャビネットの前面扉用の
蝶番を取り付けたことを要旨とするものである。
はキッチンのレンジフードに隣接して設けられる吊戸棚
であって、レンジフード側の側板及び底板が比較的柔ら
かい材質の不燃材で形成されたキャビネットにおいて、
前記不燃材で形成された側板の所要箇所に複数の孔を設
け、複数の雌ねじ筒を固定した板材を、その雌ねじ筒が
前記孔に嵌められて先端が前記キャビネットの内面側に
現れるようにして添わせ、前記雌ねじ筒に取付用ねじを
螺合締着することにより前記キャビネットの前面扉用の
蝶番を取り付けたことを要旨とするものである。
[作用] 前記不燃材の側板に、雌ねじ筒を固定した板材を添える
と共に、その雌ねじ筒にねじを螺合締着することにより
蝶番を取り付けるようにしたので、ねじの保持力が著し
く向上して蝶番を堅固に固定することが可能となる。
と共に、その雌ねじ筒にねじを螺合締着することにより
蝶番を取り付けるようにしたので、ねじの保持力が著し
く向上して蝶番を堅固に固定することが可能となる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて具体的に説
明する。
明する。
第1図において、1は吊戸棚のキャビネット本体であ
り、キッチンのレンジフード(図示せず)に隣接する側
の側板2と底板3は、珪酸カルシウム板又は石膏ボート
等の比較的柔らかい材質からなる不燃材で形成されてい
る。前記側板2は、前端部の外面に凹部2aが形成される
と共に、その凹部2の所定箇所に孔2bが複数個設けられ
ている。3は金属等で形成された縦長の板材であり、そ
の所定箇所に雌ねじ筒4が複数個固定されており、この
板材3は前記側板2の凹部2aに嵌め込むと、前記雌ねじ
筒4が凹部2aの孔2bにそれぞれ嵌合し、先端が前記キャ
ビネット本体1の内面側に現れるようにしてある。5は
前記雌ねじ筒4に螺合するねじであり、前記キャビネッ
ト本体1の前面扉(図示せず)用の蝶番6を締着固定
し、同時に前記板材3を側板2の凹部2a内に固定出来る
ようにしてある。
り、キッチンのレンジフード(図示せず)に隣接する側
の側板2と底板3は、珪酸カルシウム板又は石膏ボート
等の比較的柔らかい材質からなる不燃材で形成されてい
る。前記側板2は、前端部の外面に凹部2aが形成される
と共に、その凹部2の所定箇所に孔2bが複数個設けられ
ている。3は金属等で形成された縦長の板材であり、そ
の所定箇所に雌ねじ筒4が複数個固定されており、この
板材3は前記側板2の凹部2aに嵌め込むと、前記雌ねじ
筒4が凹部2aの孔2bにそれぞれ嵌合し、先端が前記キャ
ビネット本体1の内面側に現れるようにしてある。5は
前記雌ねじ筒4に螺合するねじであり、前記キャビネッ
ト本体1の前面扉(図示せず)用の蝶番6を締着固定
し、同時に前記板材3を側板2の凹部2a内に固定出来る
ようにしてある。
本考案は上記のように構成され、前記蝶番6は板材3を
介して不燃材で形成された側板2側に取り付けることが
出来る。この場合、止めねじ5は板材3に固定された雌
ねじ筒4に螺着しているので、側板2に直接ねじ込むよ
りも保持力は著しく強くなり、前記蝶番6を極めて堅固
に取り付けることが出来る。従って、レンジフードに隣
接する吊戸棚の扉の開き方向を他の吊戸棚の扉のそれに
整合させることが出来、更に両開き(観音扉)の吊戸棚
を形成することも出来るので便利である。
介して不燃材で形成された側板2側に取り付けることが
出来る。この場合、止めねじ5は板材3に固定された雌
ねじ筒4に螺着しているので、側板2に直接ねじ込むよ
りも保持力は著しく強くなり、前記蝶番6を極めて堅固
に取り付けることが出来る。従って、レンジフードに隣
接する吊戸棚の扉の開き方向を他の吊戸棚の扉のそれに
整合させることが出来、更に両開き(観音扉)の吊戸棚
を形成することも出来るので便利である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、システムキッチ
ンの上部に連設される吊戸棚のうち、レンジフードに隣
接する吊戸棚の側板が、比較的柔らかい材質からなる不
燃材で形成されていても、雌ねじ筒を固定した板材を介
して雌ねじ筒にねじを螺合締着することにより前面扉用
の蝶番を取り付けることが出来、ねじの保持力が著しく
向上してその蝶番を堅固に固定することが出来る。これ
により、不燃材の側板側に前面扉を取り付けることが可
能となり、他の吊戸棚の扉の開き方向と整合させて使い
勝手を良好にすると共に、両開き(観音扉)の吊戸棚を
形成することも出来、更にデザイン上、設計上の制約を
受けることがない等の優れた効果が得られる。
ンの上部に連設される吊戸棚のうち、レンジフードに隣
接する吊戸棚の側板が、比較的柔らかい材質からなる不
燃材で形成されていても、雌ねじ筒を固定した板材を介
して雌ねじ筒にねじを螺合締着することにより前面扉用
の蝶番を取り付けることが出来、ねじの保持力が著しく
向上してその蝶番を堅固に固定することが出来る。これ
により、不燃材の側板側に前面扉を取り付けることが可
能となり、他の吊戸棚の扉の開き方向と整合させて使い
勝手を良好にすると共に、両開き(観音扉)の吊戸棚を
形成することも出来、更にデザイン上、設計上の制約を
受けることがない等の優れた効果が得られる。
本考案は、複数の雌ねじ筒を板材に取り付けているの
で、この板材と側板が広い面積で接することになり、側
板の一部に応力が集中せず側板が破損することがない。
又、複数の雌ねじ筒を板材に取り付けているので、キャ
ビネットへの蝶番の取り付けが容易に且つ短時間に出来
る等の効果を奏する。
で、この板材と側板が広い面積で接することになり、側
板の一部に応力が集中せず側板が破損することがない。
又、複数の雌ねじ筒を板材に取り付けているので、キャ
ビネットへの蝶番の取り付けが容易に且つ短時間に出来
る等の効果を奏する。
第1図は本考案の一実施例を示す吊戸棚用キャビネット
の分解斜視図、第2図は蝶番取付部の概略断面図、第3
図は従来例の説明図である。 1…キャビネット本体、2…側板 2a…凹部、2b…孔 3…板材、4…雌ねじ筒 5…ねじ、6…蝶番
の分解斜視図、第2図は蝶番取付部の概略断面図、第3
図は従来例の説明図である。 1…キャビネット本体、2…側板 2a…凹部、2b…孔 3…板材、4…雌ねじ筒 5…ねじ、6…蝶番
Claims (1)
- 【請求項1】キッチンのレンジフードに隣接して設けら
れる吊戸棚であって、レンジフード側の側板及び底板が
比較的柔らかい材質の不燃材で形成されたキャビネット
において、前記不燃材で形成された側板の所要箇所に複
数の孔を設け、複数の雌ねじ筒を固定した板材を、その
雌ねじ筒が前記孔に嵌められて先端が前記キャビネット
の内面側に現れるようにして添わせ、前記雌ねじ筒に取
付用ねじを螺合締着することにより前記キャビネットの
前面扉用の蝶番を取り付けたことを特徴とするキッチン
吊戸棚用不燃キャビネット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990039193U JPH0645572Y2 (ja) | 1990-04-12 | 1990-04-12 | キッチン吊戸棚用不燃キャビネット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990039193U JPH0645572Y2 (ja) | 1990-04-12 | 1990-04-12 | キッチン吊戸棚用不燃キャビネット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03129679U JPH03129679U (ja) | 1991-12-26 |
JPH0645572Y2 true JPH0645572Y2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=31547883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990039193U Expired - Lifetime JPH0645572Y2 (ja) | 1990-04-12 | 1990-04-12 | キッチン吊戸棚用不燃キャビネット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0645572Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015029670A (ja) * | 2013-08-02 | 2015-02-16 | パナソニック株式会社 | 吊戸棚 |
JP2020103623A (ja) * | 2018-12-27 | 2020-07-09 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 宅配ボックス |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5526445U (ja) * | 1978-08-09 | 1980-02-20 | ||
JPS63153844U (ja) * | 1987-03-28 | 1988-10-07 |
-
1990
- 1990-04-12 JP JP1990039193U patent/JPH0645572Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03129679U (ja) | 1991-12-26 |