JPH0645179U - 手動−自動切換装置付きバルブ - Google Patents
手動−自動切換装置付きバルブInfo
- Publication number
- JPH0645179U JPH0645179U JP8729892U JP8729892U JPH0645179U JP H0645179 U JPH0645179 U JP H0645179U JP 8729892 U JP8729892 U JP 8729892U JP 8729892 U JP8729892 U JP 8729892U JP H0645179 U JPH0645179 U JP H0645179U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
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- connector
- manual
- switching device
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- Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 バルブの弁棒とコネクターの軸心を一致させ
ると共に両者の振れを抑えた手動−自動切換装置付きバ
ルブを提供すること。 【構成】 バルブの弁棒とアクチュエータの主軸とをコ
ネクター部材を介して凹凸嵌合によって連結した手動−
自動切換装置付きバルブにおいて、前記コネクター部材
と前記弁棒との間にばね手段を設け、かつコネクター部
材の軸心に案内孔を設けると共にコネクター部材の上下
動を案内するガイドピンを弁棒の軸心上に設け、前記コ
ネクター部材の案内孔とガイドピンを摺動自在とした手
動−自動切換装置付きバルブである。
ると共に両者の振れを抑えた手動−自動切換装置付きバ
ルブを提供すること。 【構成】 バルブの弁棒とアクチュエータの主軸とをコ
ネクター部材を介して凹凸嵌合によって連結した手動−
自動切換装置付きバルブにおいて、前記コネクター部材
と前記弁棒との間にばね手段を設け、かつコネクター部
材の軸心に案内孔を設けると共にコネクター部材の上下
動を案内するガイドピンを弁棒の軸心上に設け、前記コ
ネクター部材の案内孔とガイドピンを摺動自在とした手
動−自動切換装置付きバルブである。
Description
【0001】
本考案はバルブの弁棒とアクチュエータの出力軸とを連結する部分である手動 −自動切換装置の改良に関する。
【0002】
ボールバルブなどの開閉操作を電動アクチュエータで行うようにしたいわゆる 電動バルブがある。従来この電動バルブにおける手動操作は、図3(b)に示す ようにアクチュエータの出力軸とバルブの弁棒をそれぞれ凹凸嵌合によってコネ クター72に連結し、このコネクター72にレンチ等の工具を掛けて、このレンチを 回すことにより手動操作を行っていた。ところがこの場合アクチュエータの出力 軸も同時に回すため手動操作トルクが非常に大きくなり手動操作が困難であった 。 そこで実開昭54−92437 号に開示されたような手動−自動切換装置が提案され た。このものは図3(a)に示すようにコネクター74とバルブの弁棒71との間に 圧縮コイルばね73を装着して、手動操作時はコネクター74を下に押し下げアクチ ュエータの出力軸70との接続を一旦切り離した上で手動操作を行うというもので ある。その後電動操作に復帰する場合は、バルブを90°操作した後なのでアクチ ュエータの出力軸70とコネクター74が嵌合する凹凸二面は交差して接触した状態 にある。そこでそのままアクチュエータに通電し出力軸70を回転させ、アクチュ エータの出力軸70の二面とコネクター74の二面が噛み合う位置まで出力軸70を回 転させる。この位置になると圧縮コイルばね73の復元力によりコネクター74が自 動的に立ち上がり、お互いの軸が嵌合して電動操作状態に復帰するという機構で あった。そして上記実開昭54−92437 号の切換装置においては、電動操作に復帰 する際にコネクター74の上昇をガイドするガイドリングを出力軸との間に設けた のでコネクター74の振れが抑えられ、コネクターの凹部二面と出力軸の凸部二面 との噛み合いが確実になるというものである。
【0003】
ところが、上記のガイドリングは出力軸の外周側にありこの部分をガイドする 構造なので、アクチュエータによる電動操作復帰時にガイドリング内周面と出力 軸の外周面との間で摩擦が生じることがある。特に弁棒とコネクターとの間の凹 凸嵌合に振れがある場合は上記摩擦が生じやすく、その結果出力トルクあるいは アクチュエータの内部機器に損傷を与えることがある。また上記従来例では弁棒 の軸心とコネクターの軸心が必ずしも一致するとは限らず、上記凹凸嵌合の隙間 が大きい場合はなおさらである。従ってコネクターと弁棒及び出力軸の各軸心が 一致しずらいし、コネクターの振れが大きい。このような状況にある手動−自動 切換装置を例えば微少流量を調節する、あるいは特定の流量特性を得ようとする コントロールバルブに適用した場合は、上記軸心のずれ及び振れによりアクチュ エータとボール弁体の回転量との間のコントロール量に差が生じて結果的に望ま しい流量特性等が得られないという問題が生じる。 従って、本考案は弁棒とコネクターの軸心を一致させると共に両者の振れを抑 えて、上記のような問題を解消した手動−自動切換装置付きバルブを提供するこ とを目的とする。
【0004】
本考案は、バルブの弁棒とアクチュエータの主軸とをコネクター部材を介して 凹凸嵌合によって連結した手動−自動切換装置付きバルブにおいて、前記コネク ター部材と前記弁棒との間にばね手段を設け、かつコネクター部材の軸心に案内 孔を設けると共にコネクター部材の上下動を案内するガイドピンを弁棒の軸心上 に設け、前記コネクター部材の案内孔とガイドピンを摺動自在とした手動−自動 切換装置付きバルブである。
【0005】
本考案は上記のように案内孔とガイドピンを設けたのでコネクターの上下動に 際しても、絶えず弁棒の軸心とコネクターの軸心が一致するようになった。また 弁棒とコネクターは、先ず下部で凹凸の二面によって嵌合され、さらにコネクタ ーの上部位置においてもコネクター軸心の案内孔とガイドピンの嵌合があるので 、上下において位置決めされ弁棒とコネクターの振れがなくなった。
【0006】
以下本考案を図面を参照して説明する。図1は本考案の手動−自動切換装置を 備えたコントロールバルブの一実施例を示す断面図である。図2は図1のA−A 断面図である。 コントロールバルブ7は、90°回転によって弁を開閉するボールバルブであっ て、内部にボール弁体10を備え、このボール弁体10はシートリング11によってシ ールされるようになっている。流入口側は略扇形の開口部12が形成され、ボール の回動にともなって流量を変化させるものでイコールパーセントの流量特性が得 られるようになっている。弁棒6の下端はボール弁体10と連結され、上端は下記 する手動−自動切換装置を介して電動アクチュエータ1と接続されている。 手動−自動切換装置は、弁棒6の上端軸心上に打ち込んで固着したガイドピン 5と、下部に弁棒6の凸部二面61と嵌合する凹部二面31を有し、上部にアクチュ エータの出力軸の凸部二面21と嵌合する凹部二面32を有し、その間の軸心を貫通 する摺動案内孔33を形成したコネクター3と、弁棒6の上端とコネクター3の中 央部の段差との間で圧縮して装着した圧縮コイルばね4とから構成されている。 次に作動を説明すると、通常コネクター3は図2(a)に示すように、圧縮コ イルばね4の働きにより上方に持ち上げられており、出力軸2とコネクター3の 凹凸が嵌合した状態で連結されている。一方弁棒6とコネクター3も凹凸嵌合し た状態で連結されている。従って、アクチュエータ1を作動させると出力軸2が 回転し、同時に弁棒6も回転してボール弁体10を回転制御することができる。そ して時として手動操作を行ないたい場合は、図2(b)に示すようにコネクター 3を圧縮コイルばねの反力に抗して押し下げ出力軸2との連結を解除して、コネ クター3にレンチを掛けて手動操作を行う。次に電動操作に復帰する場合は、手 動操作によってコネクターの凹部二面32と出力軸の凸部二面21は90°ずれて交差 した状態となっているので、そのまま圧縮コイルばね4の力でコネクター3を上 方に押し上げて出力軸2の端面と接触させておく、この状態で出力軸2を回転さ せると、お互いの凹凸二面が一致し噛み合うところでコネクター3がガイドピン 5と案内孔33に沿ってもち上がり出力軸2と弁棒6が連結され電動操作に復帰す る。 上記において電動操作に復帰作動中、コネクター3の上端面と出力軸2の下端 面は接触した状態で力が加わり回転するので、弁棒とコネクターの凹凸嵌合に隙 間がある分、軸心が傾むいたりねじれたりして通常振れが生じる。ところが、上 記のようにガイドピン5と案内孔33との係合があるのでこの振れが生じることが ない。またこの案内孔とガイドピンによってコネクターの上下動が軸心に沿って 摺動するのでそれぞれの軸心が一致し安定して凹凸の噛み合いが行われ、回転ト ルクの伝達が正確である。
【0007】
本考案によれば、従来不十分であった弁棒とコネクターの軸心のズレと振れが 防止され、常に安定かつ正確に弁棒とアクチュエータの出力軸との連結ができる 。従って、流量調節や特定の流量特性を必要とするコントロールバルブ用の手動 −自動切換装置として特に有効である。
【図1】 本考案の手動−自動切換装置を備えた電動コ
ントロールバルブの縦断面図。
ントロールバルブの縦断面図。
【図2】 図1の手動−自動切換装置部分のA−A断面
図。
図。
【図3】 従来の手動−自動切換装置を示す断面図と斜
視図。
視図。
1…アクチュエータ 2…出力軸 3…コネクター 4…圧縮コイルばね 5…ガイドピン
Claims (1)
- 【請求項1】 バルブの弁棒とアクチュエータの主軸と
をコネクター部材を介して凹凸嵌合によって、連結した
手動−自動切換装置付きバルブにおいて、前記コネクタ
ー部材と前記弁棒との間にばね手段を設け、かつコネク
ター部材の軸心に案内孔を設けると共にコネクター部材
の上下動を案内するガイドピンを弁棒の軸心上に設け、
前記コネクター部材の案内孔とガイドピンを摺動自在と
したことを特徴とする手動−自動切換装置付きバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8729892U JPH0645179U (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 手動−自動切換装置付きバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8729892U JPH0645179U (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 手動−自動切換装置付きバルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0645179U true JPH0645179U (ja) | 1994-06-14 |
Family
ID=13910922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8729892U Pending JPH0645179U (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 手動−自動切換装置付きバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0645179U (ja) |
-
1992
- 1992-11-26 JP JP8729892U patent/JPH0645179U/ja active Pending
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