JPH0645091A - シート材のクリーニング装置 - Google Patents

シート材のクリーニング装置

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Publication number
JPH0645091A
JPH0645091A JP19980792A JP19980792A JPH0645091A JP H0645091 A JPH0645091 A JP H0645091A JP 19980792 A JP19980792 A JP 19980792A JP 19980792 A JP19980792 A JP 19980792A JP H0645091 A JPH0645091 A JP H0645091A
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JP
Japan
Prior art keywords
sheet material
static electricity
roll
cleaning device
frequency generator
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Pending
Application number
JP19980792A
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English (en)
Inventor
Yuzo Sato
雄三 佐藤
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Individual
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Publication of JPH0645091A publication Critical patent/JPH0645091A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート材の表面付着物を確実に除去する。 【構成】 加工ラインに沿うシート材Aの移動途中に、
付着物を初期分離する低周波発生器3と、シート材Aの
表面にイオン風を吹付けると共にシート材Aを加熱し、
付着物を遊離させる加熱式静電除去機構4と、遊離した
付着物を吸引すると共にロール14で静電吸着する帯電
式集塵機構5を配置し、シートAの表面付着物を微粒子
塵まで確実に除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フィルム、合成紙、
不織布等のシート材の加工ラインにおいて、シート材に
発生する静電気によってシート材の表面に付着した浮遊
物や媒塵等の付着物を除去するためのクリーニング装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルム、合成紙、不織布等のシート材
の加工において、加工ラインに沿って移動するシート材
はロールとの接触や蛇行等によって静電気を帯び、この
静電気によって空気中の浮遊物や媒塵等がシート材の表
面に付着する。
【0003】上記付着物がそのままであると、シート材
を用いた製品の品質を低下させることになり、特に食品
や医療関係に使用するシート材においては、付着物を完
全に除去する必要がある。
【0004】従来、シート材に生じた付着物を除去する
手段として、エヤの吹付けと吸引及び静電除去を組合せ
た種々のクリーニング装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のクリ
ーニング装置は、付着物の除去効果が低く微粒子塵まで
完全に取除くことができないという問題がある。
【0006】そこでこの発明は、上記のような問題点を
解決するため、シート材の付着物を微粒子塵まで確実に
除去することができるクリーニング装置を提供すること
を課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、加工ラインに沿うシート材の移
動途中に、シート材の一面側に接近して位置し、シート
材表面の付着物を初期分離する低周波発生器と、放電と
送風によって発生したイオン風をシート材の表面に向け
て吹付け、シート材を加熱しながら前記低周波発生器で
分離された付着物をシート材の移動方向前方に向けて浮
遊させる加熱式静電除去機構と、前記静電除去機構に対
してシート材の移動方向前方に位置し、シート材の表面
に近接する帯電及び除電兼用ロールと吸引力によって静
電除去機構で浮遊した付着物を集塵する帯電式集塵機構
とを配置した構成を採用したものである。
【0008】
【作用】加工ラインに沿って移動するシート材は、先ず
低周波発生器によって振動が与えられ、表面付着物の初
期分離が行なわれ、更に、シート材を加熱することによ
り、シート材内部に帯電しているプラス及びマイナスの
電子移動を容易にし、同時にシート材の表面に向けてイ
オン風を送り静電除去を行なう。
【0009】シート材表面より分離した付着物はイオン
風により浮遊してシート材の移動方向前方に流れ、次に
集塵機構の吸引力で帯電及び除電兼用ロールに付着して
集塵されることになる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0011】図示のように、加工ラインに沿って移動す
るシート材Aは途中が、第1のガイドロール1と第2の
ガイドロール2に誘導され、両ガイドロール1と2間で
シート材Aの下面側の位置に低周波発生器3がシート材
Aに接近して配置されている。
【0012】また、シート材Aを挾んで低周波発生器3
の上部位置に加熱式静電除去機構4と、シート材Aの表
面側でこの除去機構4よりもシート材Aの移動方向前方
の位置に、帯電式集塵機構5が配置されている。
【0013】前記加熱式静電除去機構4は、送風ダクト
6の先端に設けたヘッド7の下部に、第2のガイドロー
ル2に向けて開口するノズル口8を形成し、このヘッド
7内にノズル口8の部分で第2のガイドロール2に向く
静電除去用電極9が設けられ、第2のガイドロール2を
アース極として該電極9が放電するようになっている。
【0014】上記ヘッド7の下部でノズル口8の前後両
側に、遠赤外線等の加熱用ヒータ10を設け、シート材
Aを30℃〜130℃の間の一定温度に加熱する。な
お、シート材Aの加熱は、別の熱源からの熱風を吹付け
ることによって行なってもよい。
【0015】前記帯電式集塵機構5は、吸引ダクト11
の先端に設けたヘッド12のシート材Aに臨む下部に吸
引用開口13を設け、このヘッド13の内部には、下部
外周面が吸引用開口13から下方に突出してシート材A
の表面に接近する帯電と除電及びアース兼用ロール14
と、このロール14の外周面に臨む帯電用電極15及び
静電除去用電極16と、ロール14の表面に摺接するス
クレーパ17とが設けられている。
【0016】上記帯電と除電及びアース兼用ロール14
は、導電性の良い鉄芯18の外側に、ナイロン、塩化ビ
ニール、ポリエチレン等の不通電性樹脂をライニングし
た樹脂ロールに形成され、シート材Aの移動速度に比例
して回転させる。
【0017】帯電用電極15と静電除去用電極16は前
記ロール14を挾んで配置され、ロール14の回転時に
おいて、シート材Aの進入側に設けられた帯電用電極1
5の放電により、ロール14表面に静電気を帯電させ、
また、静電除去用電極16は放電により、ロール14表
面の静電気を除去する。
【0018】従って、ロール14はシート材A側に臨む
略半分が帯電部14aとなり、シート材Aの付着物を吸
着する部分となると共に、残りの半分が静電除去部14
bとなり、付着物を分離する。
【0019】スクレーパ17は、ロール14における静
電除去部14bの外周でロール14と吸引ダクト11の
分岐点の部分に摺接し、ロール14の表面をクリーニン
グするものであり、ウレタン樹脂やビニール樹脂、シリ
コン樹脂等を用いて形成されている。
【0020】この発明のクリーニング装置は上記のよう
な構成であり、フィルム、合成紙、不織布等のシート材
Aを処理する加工ラインにおいて、シート材Aは第1の
ガイドロール1から第2のガイドロール2を通過すると
き、低周波発生器3によって75Hz以下の振動を与え
られ、静電気によって表面に付着している付着物の初期
分離が行なわれる。
【0021】これと同時に、ヒータ10でシート材Aは
加熱され、シート材Aの内部に帯電しているプラス、マ
イナスの電子移動を容易にし、更に静電除去用電極9か
ら第2のガイドローラ2に向かう放電と送風ダクト6か
らの送風とによって発生したイオン風をシート材Aの移
動方向前方に向くようシート材Aの表面に吹付け、これ
によってシート材Aの表面付着物をシート材Aから浮遊
させる。
【0022】シート材Aから分離した付着物はイオン風
によってシート材Aの移動方向前方に向けて流れ、同前
方に位置する帯電式集塵機構5のヘッド12に設けた吸
引用開口13によってシート材Aの表面に作用する吸引
力によって、ヘッド12から吸引ダクト11内に吸引さ
れる。
【0023】帯電式集塵機構5のロール14はシート材
Aの移動速度に対応して回転し、帯電用電極15の放電
により静電気の帯電部14aがシート材Aの表面側に臨
んで回転し、イオン風の浮遊物及びシート材表面より分
離した媒塵等をその外周面に付着させる。
【0024】これにより、シート材Aの表面に生じた付
着物は完全に除去され、表面がクリーニングされたシー
ト材Aは次工程に向けて送られる。
【0025】前記帯電式集塵機構5のロール14に付着
した付着物は、ロール14の回転により静電除去用電極
16の位置に近づくと、放電により静電除去が行なわれ
るため、ロール14の表面から分離され、吸引ダクト1
1により吸引される排風で装置外に排出されることにな
る。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、加工
ラインに沿って移動するシート材に低周波発生器で振動
を与え、シート材の加熱とイオン風の吹付けによって表
面付着物を遊離させ、これを吸引力と帯電及び除電兼用
ロールによる静電吸着によって除去するようにしたの
で、静電気によってシート材の表面に付着した付着物を
微粒子塵まで確実に除去することができ、シート材使用
の安全性向上及び製品の品質向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るクリーニング装置の縦断正面図
【符号の説明】
1、2 ガイドロール 3 低周波発生器 4 加熱式静電除去機構 5 帯電式集塵機構 9 静電除去用電極 10 遠赤外線ヒータ 11 吸引ダクト 14 帯電と除電兼用ロール 15 帯電用電極 16 静電除去用電極 A シート材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工ラインに沿うシート材の移動途中
    に、シート材の一面側に接近して位置し、シート材表面
    の付着物を初期分離する低周波発生器と、放電と送風に
    よって発生したイオン風をシート材の表面に向けて吹付
    け、シート材を加熱しながら前記低周波発生器で分離さ
    れた付着物をシート材の移動方向前方に向けて浮遊させ
    る加熱式静電除去機構と、前記静電除去機構に対してシ
    ート材の移動方向前方に位置し、シート材の表面に近接
    する帯電及び除電兼用ロールと吸引力によって静電除去
    機構で浮遊した付着物を集塵する帯電式集塵機構とを配
    置したシート材のクリーニング装置。
JP19980792A 1992-07-27 1992-07-27 シート材のクリーニング装置 Pending JPH0645091A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19980792A JPH0645091A (ja) 1992-07-27 1992-07-27 シート材のクリーニング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19980792A JPH0645091A (ja) 1992-07-27 1992-07-27 シート材のクリーニング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0645091A true JPH0645091A (ja) 1994-02-18

Family

ID=16413963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19980792A Pending JPH0645091A (ja) 1992-07-27 1992-07-27 シート材のクリーニング装置

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JP (1) JPH0645091A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113733511A (zh) * 2021-09-23 2021-12-03 江苏新鲁新材料科技有限公司 一种聚乙烯颗粒加工用三层共挤吹膜机组

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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