JPH064505U - 電気機器の安全装置 - Google Patents

電気機器の安全装置

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JPH064505U
JPH064505U JP4431092U JP4431092U JPH064505U JP H064505 U JPH064505 U JP H064505U JP 4431092 U JP4431092 U JP 4431092U JP 4431092 U JP4431092 U JP 4431092U JP H064505 U JPH064505 U JP H064505U
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寛美 日詰
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株式会社エスケイ工機
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 電気機器ケース内の部品の配置を制限するこ
となく取り付けられ、かつ機器に加わる振動感知の優れ
た安全装置を提供する。 【構成】 電気機器のケースの底板1の下面に絶縁体の
支持体2を配置し、この支持体2を上下に貫通し、入口
側に拡大凹部3aを設けた孔に、棒形スイッチ4を挿通
すると共に、この棒形スイッチ4の端部のフランジ部4
aを拡大凹部3aに嵌合させ、底板1の内面に突出した
棒形スイッチ4の側面に形成したネジ部5にナット6を
螺合して支持体2を棒形スイッチ4で固定しており、こ
の棒形スイッチ4は筒体7の内部に、支持体2側に可動
片9が、底板1の内面側に固定片8が設けられ両片8,
9の間にスッイチ機構S1 が形成される。可動片9は弾
性力によって脚部9aが支持体2の下端面より突出し、
この脚部9aが接地面に当って拡大凹部3a内に押込ま
れ、可動片9と固定片8との間にオン、オフの状態とな
り安全回路を作る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、オーブンやヒーターのように高温に加熱され、転倒した際に危険性 がある電気機器の安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電気ストーブや電気オーブンや電気トースターのように、高温に加熱 されるヒーターを内蔵した電気機器には、ケースの下面に複数のゴム脚を設けて 絶縁すると共に、この電気機器が滑らないようにしている。そしてこのケースの 底板に設けたゴム脚の間に弾性力で突出する可動棒によって電源をオフするスイ ッチが設けられ、この電気機器が転倒してこの可動棒が所定の位置より突出した 場合には電源をオフしてヒータの過熱による火災事故が発生しないように構成し た安全装置が設けられている。
【0003】 前記安全装置に使用されているスイッチは、ケースの底板に固定された固定部 材より片持ち状に延長されたバネ板の先端に接点を設け、前記固定部材側に設け た接点との間にスイッチ機構を形成し、底板の外部に突出する可動棒によって前 記バネ板を押上げて通電状態とするように構成されている。しかし、このスイッ チは大型のものであり、通常は2個のゴム脚の間に可動棒が突出するように配置 されている。
【0004】 そしてこの可動棒はゴム脚より離れた位置に配置されているので、ゴム脚の下 面とこれの支持面との間の状況を正確に感知することができず、例えば、電気機 器が振動などで横に移動してゴム脚が接地面から外れた場合でも、可動棒は支持 面に支持されて通電状態を維持しており、その間に加熱が継続されるので応答性 に欠けると言う危険性が問題になっていた。
【0005】 更に、ゴム脚はビスでケースの底板に固定し、このゴム脚とは違った場所に設 けた孔にスイッチを可動棒が突出するように設ける必要があり、ケースの内部の 部品の配置が制限される等の問題があった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、電気機器ケース内の部品の配置を制限することなく安全装置 を取り付け、かつ機器に加わる振動の感知を優れたものにした電気機器の安全装 置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本考案は、電気機器のケースの底板の下面に絶縁体からな る支持体を配置し、この支持体を上下に貫通し、入口側に拡大凹部を設けた孔に 、棒形スイッチを挿通すると共に、この棒形スイッチの端部のフランジ部を前記 拡大凹部に嵌合させ、前記底板の内面に突出した棒形スイッチの側面に形成した ネジ部にナットを螺合して前記支持体を棒形スイッチで固定しており、 この棒形スイッチは筒体の内部に、前記支持体側に可動片が、これと対向して低 板の内面側に固定片が設けられて両片の間にスッイチ機構が形成されており、こ の可動片は弾性力によって脚部が支持体の下端面より突出し、この脚部が接地面 に当接して前記拡大凹部内に押込まれた時に、可動片と固定片との間の導電路が オンあるいはオフの状態を形成して安全回路を作動するように回路を形成したこ とを特徴とする。
【0008】 上述のように、本考案は支持体が接地面から離れた場合には、上記棒形スイッ チ可動片下端が支持体の下端面から突出してスイッチ機構がオン或いはオフにな って安全回路を作動させるので、機器本体の振動の感度が良好になる。またこの ようなスイッチ機構を有する棒形スイッチを、支持体を固定するボルトに代えて 使用したので、ケース内の部品の配置を制限する必要はなくなる。
【0009】
【作用】
支持体に設けた上下方向の貫通孔に、スイッチ機構を有する棒形スイッチを挿 通して一体化させたので、振動により支持体が接地面から離れた場合、上記スイ ッチ下端が支持体の下端面から突出して安全回路を作動させるようになる。この ように機器本体の振動を瞬時に感知することができる。また、棒状スイッチを利 用してケースの下面の絶縁体である支持体を固定したので、この安全装置は電気 機器ケースの隅部に配置されて、このケース内の部品の配置が制限されなくなる 。
【0010】
【実施例】
図1は、本考案の電気機器の安全装置の実施例を示すものである。電気機器の ケースの底板1の下面に絶縁体からなる支持体2(ゴム脚やプラスチック脚)が 配置されており、この支持体2の上下方向に形成された、入口に拡大凹部3aを 有する貫通孔3に棒形スイッチ4が挿通されており、この棒形スイッチ4の筒体 7の端部に形成されたフランジ部4aが上記拡大凹部3aに嵌合し、かつ底板1 の内面に突出した筒体7の外周面に形成したネジ部5にナット6を螺合して支持 体2を棒形スイッチ4でケース底板1に固定している。すなわち、棒形スイッチ 4が支持体2の取り付けボルトの役目をしている。
【0011】 上記支持体2を構成する材料としては絶縁体であれば良く、好ましくはゴム材 や合成樹脂等がよい。形状は円錐台状や円柱の等方性のものが好ましい。またこ の支持体2に形成された貫通孔3の下部の拡大凹部3aの大きさは、上記フラン ジ4aが係合し、かつ後述する可動片9下端の脚部9a先端に設けられた靴体9 zの上下動やスイッチ機構S1 に影響を及ぼすことのない大きさに形成されてい る。
【0012】 棒形スイッチ4は、筒体7の内部に可動片9と固定片8を設けて両片の間にス イッチ機構S1 を形成したもので、可動片9はスプリング11の弾性力によって 外方に突出するようになっている。また、可動片9と固定片8の対向部分に導電 管30を配置し、さらにこの固定片8を内蔵する支持管31を絶縁体からなる支 持管10を介して筒体7の上部に固定している。この固定片8は、支持管31内 を細径部32の距離だけ軸方向に移動できるように上端部にバネ33を設けてい る。したがって可動片9が上方に移動してスイッチ機構S1 がオンし筒体7,導 電管30,固定片8によって電気通路を形成する。上記筒体7へ流れる電流を絶 縁部材12を介在させることによってケース底板1を絶縁している。
【0013】 棒状スイッチ4の筒体7の下端部にはフランジ部4aが形成され、このフラン ジ部4aより突出する可動片9の下端には絶縁体からなる靴体9zが嵌着されて 可動片9を絶縁している。 上記可動片9は、筒体7の内部に設けたスプリング11の反発力によって固定 片8に対し常に離反する方向に押圧されているが、可動片9の外側に突出する靴 体8zをスプリング11の反発力より大きい力で押圧すると固定片8の端部と接 触するようになっている。
【0014】 即ち、上記両片8,9の端部が接触したり離れたりすることでスイッチ機構S 1 をオン・オフするように構成している。可動片9の下端の靴体9zが拡大凹部 3a内に押し込まれるとスイッチ機構S1 がオンとなり、リード線AとBとの間 に電流が流れて図2に示すリレーRを作動させて接点S2 はオフの状態になる。 また上記靴体9zが接地面から離れて突出するとスイッチ機構S1 がオフになり 、接点S2 はオンになってランプ・ブザー20が作動して異状時を知らせる。ま た図3に示すようにトランジスタTの場合も、支持体2が正常に接地している場 合、スイッチ機構S1 が接続されてオンとなり、リード線AとBとの間に電流が 流れてトランジスタTを作動させて接点S2 はオフの状態となる。
【0015】 上述のように、本考案の実施例では、転倒を警報するスイッチの構造として、 支持体2が正常に接地している場合は常にスイッチ機構S1 がオンの状態にある ように構成されているが、他の実施例として図4に示すように、支持体2が正常 に接地している状態では常にスイッチ機構S1 がオフの状態になるよう構成して もよい。この棒形スイッチ4の構造は、一部を除いて図1の棒形スイッチ4と同 じ構成になっており、その異なる部分と作用とを以下に説明する。
【0016】 図4に示す棒形スイッチ4は、固定片8の下端に金属からなるフランジ状の接 触片8aが取り付けられており、この接触片8aの下端が、固定片8を支持する 絶縁体からなる支持管10の下端に揃うように配置されている。この接触片8a と支持管10に対向して配置された導電管30の下端はスプリング11の弾性力 によって支持され、かつ上端は接触片8aに当接している。この導電管30内部 には、可動片9上端に配置された合成樹脂からなる押し棒9bが、上記接触片8 aとの間に間隙部を有して配置されている。
【0017】 即ち、導電管30上端と接触片8a下面との間にスイッチ機構S1 を形成した もので、可動片9がスプリング11の弾性力によって外方に突出すると、導電管 30上端が接触片8aの下面に当接してスイッチ機構S1 がオンとなり、リード 線AとBとの間に電流が流れて図5のリレーRや図6のトランジスタTを作動さ せて接点S2 はオンの状態となり、ランプ・ブザー20を作動させて警報する。 また可動片9が接地して拡大凹部内に押し込まれた状態では、上記押し棒9bが スプリング11の弾性力によって接触片8aを押圧すると、上端に配置されたス プリング33の弾性力で押圧されている固定片8は支持管10の下端より内側に 押し込まれる。このため、接触片8aと導電管30との間に間隙部が形成されて スイッチ機構S1 がオフになり接点S2 もオフになる。
【0018】
【考案の効果】
上述したように本考案によれば、電気機器のケースの底板の下面に絶縁体から なる支持体を配置し、この支持体に設けた上下方向の貫通孔にスイッチ機構を有 する棒形スイッチを挿通して一体化させたため、支持体が接地面から離れた場合 には、上記棒形スイッチ可動片下端が支持体の下端面から突出してスイッチ機構 がオン或いはオフになって安全回路を作動させるので、機器本体の振動の感知が 優れたものになった。また、入口側に拡大凹部を設けた貫通孔に、棒形スイッチ を挿通すると共に、この棒形スイッチの端部のフランジ部を上記拡大凹部に嵌合 させ、上記底板の内面に突出した棒形スイッチの側面に形成したネジ部にナット を螺合して上記支持体を棒形スイッチで固定したため、電気機器ケース内の部品 の配置を制限することなく安全装置を取り付けることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例からなる電気機器の安全装置の
断面図である。
【図2】図1のリレー装置における回路図を示した概略
図である。
【図3】図1のトランジスタ装置における回路図を示し
た概略図である。
【図4】本考案に使用される棒形スイッチの他の実施態
様を示し、これを装着した他の実施例からなる電気機器
の安全装置の断面図である。
【図5】図4のリレー装置における回路図を示した概略
図である。
【図6】図4のトランジスタ装置における回路図を示し
た概略図である。
【符号の説明】
1 底部 2 支持体 3 貫通孔 3a 拡大凹部 4 棒形スイッチ 4a フランジ部 5 ネジ部 6 ナット 7 筒体 8 固定片 9a(可動片)脚部 9b 押し棒 9 可動片 8a 接触片 10 絶縁体 11 スプリング 20 ランプ・ブザー 30 導電管 31 支持管 32 細径部 R リレー T トランジスタ S1 スイッチ機構 S2 接点

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機器のケースの底板の下面に絶縁体
    からなる支持体を配置し、この支持体を上下に貫通し、
    入口側に拡大凹部を設けた孔に、棒形スイッチを挿通す
    ると共に、この棒形スイッチの端部のフランジ部を前記
    拡大凹部に嵌合させ、前記底板の内面に突出した棒形ス
    イッチの側面に形成したネジ部にナットを螺合して前記
    支持体を棒形スイッチで固定しており、 この棒形スイッチは筒体の内部に、前記支持体側に可動
    片が、これと対向して低板の内面側に固定片が設けられ
    て両片の間にスッイチ機構が形成されており、この可動
    片は弾性力によって脚部が支持体の下端面より突出し、
    この脚部が接地面に当接して前記拡大凹部内に押込まれ
    た時に、可動片と固定片との間の導電路がオンあるいは
    オフの状態を形成して安全回路を作動するように回路を
    形成した電気機器の安全装置。
JP1992044310U 1992-06-25 1992-06-25 電気機器の安全装置用棒形スイッチ Expired - Lifetime JP2576352Y2 (ja)

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JP2576352Y2 JP2576352Y2 (ja) 1998-07-09

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58172703U (ja) * 1982-05-11 1983-11-18 トヨクニ株式会社 電気スト−ブ
JPS63263324A (ja) * 1987-04-21 1988-10-31 Matsushita Seiko Co Ltd 転倒スイツチ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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