JPH0644972B2 - エチレンアミン促進剤を含有する第三級アルカノールアミン吸収剤及びその使用法 - Google Patents

エチレンアミン促進剤を含有する第三級アルカノールアミン吸収剤及びその使用法

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JPH0644972B2 JP63056455A JP5645588A JPH0644972B2 JP H0644972 B2 JPH0644972 B2 JP H0644972B2 JP 63056455 A JP63056455 A JP 63056455A JP 5645588 A JP5645588 A JP 5645588A JP H0644972 B2 JPH0644972 B2 JP H0644972B2
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  • Treating Waste Gases (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、産業ガスから二酸化炭素を除去するための吸
収剤及び吸収法に関する。
発明の背景 多年の間、二酸化炭素は、種々の吸収剤液を使用してガ
ス状混合物から除去されてきた。
ナトリウム及びカリウムの炭酸塩、燐酸塩、ホウ酸塩及
びフェナートの如きアルカリ金属塩は、吸収剤液のうち
の1つの種類である。しかしながら、かかる塩の二酸化
炭素吸収速度はどちらかと言えば低く、それ故にこれら
の塩に促進剤を加えることが必要であった。エス・ピー
・エイ・ベトロコークス氏の英国特許第798,856
号は、かかる塩の活性化に三価ヒ素の無機又は有機化合
物が有用であることを開示している。ケミカル・エンジ
ニアリング・サイエンス(vol.36、第581〜5
88頁、1981年)におけるアスタリタ氏外の“Prom
otion of CO2 Mass Transfer In Carbonate Solution
s”には、亜ヒ酸、エタノールアミン及びアミノ酸が炭
酸塩−重炭酸塩による二酸化炭素の吸収を促進すると述
べられている。サルトリ氏外の米国特許第4,094,
957号、サルトリ氏外の同第4,112,052号、
サルトリ氏外の同第4,217,237号、サルトリ氏
外の同第4,405,577号、サルトリ氏外の同第
4,405,578号、サルトリ氏外の同第4,40
5,579号、及びインダストリアル・エンジニアリン
グ・ケミカル・ファンダメンタルスにおけるサルトリ氏
外の“ Sterically Hindeved Amines for CO2 Removal
from Gases”はすべて、ガス状混合物から二酸化炭素を
除去するための塩基性塩を立体障害アミン又はアミノ酸
(即ち、アミノ基が第三炭素原子に結合した第一アミ
ン、又はアミン基が第二若しくは第三炭素原子に結合し
た第二アミン)で活性化することを開示している。
水溶液状態のアリカノールアミンは、ガス状混合物から
二酸化炭素を除去するための吸収剤液の他の群である。
アルカノールアミンは、アミノ基の窒素原子に結合した
非水素置換基の数によって第一級、第二級又は第三級と
して分類される。モノエタノールアミン(HOCH
NH)は、周知の第一級アルカノールアミンの例
である。慣用される第二級アルカノールアミンとして
は、ジエタノールアミン((HOCHCH
H)及びジイソプロパノールアミン((CHCHOH
CHNH)が挙げられる。トリエタノールアミン
((HOCHCHN)及びメチルジエタノール
アミン((HOCHCHNCH)は、産業ガ
ス混合物から二酸化炭素を吸収するのに使用されている
第三級アルカノールアミンの例である。これらのアルカ
ノールアミンは二酸化炭素の吸収に有用であるのみなら
ず、それらは二酸化炭素を含有してもよい又は含有しな
いガス混合物から硫化水素又は硫化カルボニルを吸収す
るのに使用されてきた。
アルカノールアミン溶液における二酸化炭素及び(又
は)硫化水素及び(又は)硫化カルボニルの吸収後、溶
液は、吸収したガスを除去するために再生される。次い
で、再生されたアルカノールアミン溶液は、更に吸収を
行なうために再循環させることができる。吸収及び再生
は、通常、効率な操作を得るためにパッキン又はバブル
プレートを収容する異なる分離塔において実施される。
再生は、一般には、2つの段階で達成される。最初に、
吸収剤溶液の圧力を下げ、これによって1つ以上のフラ
ッシュ再生塔において溶液から吸収された二酸化炭素を
気化させる。次に、フラッシングされた吸収剤をストリ
ッピング再生塔においてスチームでストリッピングして
残留する吸収された二酸化炭素を除去する。第一及び第
二級アルカノールアミンの場合には、窒素は、次の反応
順序 2RNH2 + CO2 RNHCOO- + RNH3 (ここで、Rはアルカノール基である)に従って二酸化
炭素と急速且つ直接反応して二酸化炭素を溶液状態にす
る。アルカノールアミン1モル当り二酸化炭素が0.5
モルよりも多い二酸化炭素溶液の濃度を得るために、カ
ルバメート反応生成物(RNHCOO)の一部分は、
次の反応 RNHCOO-1 + H2O RNH2 + HCO3 - に従ってビカーボネート(HCO )に加水分解され
なければならない。各アルカノールアミンについてカル
バメート(RNHCOO-1)とビカーボネート(HCO
)との間には、二酸化炭素の所定の気相圧に関する
二酸化炭素の気液平衡又は溶液相濃度を決定する特有の
平衡が存在する。アルカノールアミンの窒素原子に結合
したアルカノール置換基Rは、アルカノールアミンの塩
基度並びに二酸化炭素に対するその反応性及び二酸化炭
素との基液平衡に影響を及ぼす。
カルバメートを形成するに当って、第一及び第二級アル
カノールアミンは二酸化炭素との速い直接反応を受け、
これによって二酸化炭素吸収速度が急速になる。しかし
ながら、カルバメート中におけるアルカノールアミンと
二酸化炭素との間の結合を破断し且つ吸収剤を再生する
にはかなりの熱が必要とされる。加えて、第一及び第二
級アルカノールアミンは、安定なカルバメートの形成の
ために二酸化炭素を吸収するための限定された能力を有
する。サルトリ氏の報文は、かかるアルカノールアミン
の吸収量が立体障害アミンの配合によって増大されるこ
とを教示している。他方、英国特許第798,856号
は、エタノールアミンのような第一級アルカノールアミ
ンを酸化第一ヒ素で活性化している。
第一及び第二級アルカノールアミンとは違って、第三級
アルカノールアミンは二酸化炭素とは直接反応すること
ができない。何故ならば、それらのアミン反応部位は、
置換基で完全に置換されているからである。その代わ
り、二酸化炭素は、次の水との緩反応によってビカーボ
ネートを形成することによって溶液状態に吸収される。
R3N + CO2 + H2O HCO3 - +R3NH+ 第三級アルカノールアミンは二酸化炭素と結合しないの
で、それらは、しばしば系中の圧力を単に下げることに
よって経済的に再生することができる(即ち、フラッシ
ュ再生)。熱的再生はほとんど又は全く必要とされな
い。二酸化炭素との直接反応の不在は第三級アルカノー
ルアミンの再生をより経済的にするけれども、二酸化炭
素の緩吸収のために吸収塔において大きい溶剤循環量及
び高い液体対気体比(即ち、度き液体吸収量)が必要と
される。従って、第三級アルカノールアミンを使用する
系では、第一又は第二級アルカノールアミンのどちらか
を使用した系に比較して高さ及び直径を大きくした吸収
塔が必要とされる。
第三級アルカノールアミン水溶液による二酸化炭素吸収
の速度を向上させるために、これまで促進剤が加えられ
てきた。アップル氏外の米国特許第4,336,233
号(“アップル特許”)では、メチルジエタノールアミ
ン水溶液中にピペラジン促進剤が配合されている。アッ
プル特許によって開示される方法では、“モノエタノー
ルアミンとアンモニアからのエチレンジアミンの合成か
ら副生物として得られる底部生成物の水溶液が使用され
ている。この物質は、ピペラジンを基にして次の副生
物、NH、エチレジアミン、MEA及び更に窒素含有
生成物を0.3重量%含有する”。この副生物は、アッ
プル特許に従った”方法に干渉しない”と単に言われて
いる。
促進剤を添加したメタリジエタノールアミン溶液は、促
進剤を添加しないメチルジエタノールアミンと比較して
向上した二酸化炭素吸収速度及び増大した二酸化炭素容
量の両方を有する。向上した吸収速度は、低い二酸化炭
素吸収量レベルにおいて特に明らかであり、そしてかか
る吸収量が増大するにつれて低下する。促進剤の全利益
は、低い二酸化炭素レベルでガス生成物を製造するのに
必要な低い吸収量レベルを維持するために吸収剤のフラ
ッシュ再生の他に熱的再生を使用する方法において得ら
れる。生成物ガス中の低い二酸化炭素規格値が必要とさ
れないような高圧ガス(即ち、50psiaよりも大き
い二酸化炭素分圧)からの二酸化炭素の多量(バルク)
除去にはフラッシュ再生だけで十分である。
本発明の記載 第三級アルカノールアミンの吸収剤水溶液によるガス混
合物からの二酸化炭素の吸収は、溶液中に少なくとも1
種のアルキレンアミン促進剤を配合することによって向
上される。アルキレンアミンは、二酸化炭素吸収速度を
少なくと10%程通常25〜200%程及び(又は)水
中における第三級アルカノールアミンの容量を70%程
多くまで実質的に向上させるのに十分な量で配合され
る。
使用する第三級アルカノールアミンは、ガス混合物から
二酸化炭素を吸収するのに好適な種々の化合物のうちの
どれであってもよい。これらの吸収剤アルカノールアミ
ンの例としては、メチルジエタノールアミン、トリエタ
ノールアミン、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエ
タノールアミン、メチルジイソプロパノールアミン及び
これらの混合物が挙げられる。メチルジエタノールアミ
ン及びトリエタノールアミンが好ましい第三級アルカノ
ールアミンであり、そしてメチルジエタノールアミンが
最とも好ましい。
本発明によって使用される促進剤は、一般には、式 H2N(CxH2xNH)nH (ここで、xは1〜4でありそしてnは1〜12であ
る)によって規定される少なくとも1種のアルキレンア
ミンである。より好ましくは、本発明の促進剤は、同族
列のポリアミンから選択される少なくとも1種のエチレ
ンアミン又はプロピレンアミンであるが、これらのすべ
ては2個の第一アミノ基を含有しもし他のアミノ基があ
るならば第二アミノ基である。本発明において有用なエ
チレンアミンは、式 HN(CNH)H (ここで、nは1〜12である)によって規定される。
かかるエチレンアミンの具体的な例としては、エチレン
ジアミン、ジエトレントリアミン、テトラエチレンペン
タミン及びこれらの混合物が挙げられる。これらの促進
剤の中で、エチレンジアミンが最とも好ましい。
アルキレンアミンで促進された第三級アルカノールアミ
ン吸収剤は、第三級アルカノールアミン吸収剤溶液中に
吸収された二酸化炭素によって引き起こされる腐食を防
止するために通常の腐食抑制剤を追加的に含有すること
ができる。プロセスにおける腐食が抑制されると、高い
アルカノールアミン強度を用いて吸収剤循環速度、装置
寸法及び操作コストを減じることができる。
本発明のアルキレンアミン促進第三級アルカノールアミ
ン吸収剤は、当分野ですぐ使用できる状態の水溶液とし
て調製することができる。すぐ使用できる形態では、吸
収剤水溶液は、35〜65重量%の水好ましくは45〜
55重量%の水最とも好ましくは50重量%の水を含有
することができる。促進剤中のアルキレンアミンは、冷
たい(100〜130゜F)第三級アルカノールアミン
水溶液が気液接触装置において暖かい(150〜200
゜F)ガス混合物から二酸化炭素を吸収するときの速度
を高めるのに十分な量で存在する。かかる二酸化炭素吸
収速度向上は、アルキレンアミンで促進させた第三級ア
ルカノールアミンがアルキレンアミンを含まない同じ吸
収剤よりも少なくとも10%通常25〜200%速い二
酸化炭素除去を達成するときに達成される。これは、一
般には、アルキレンアミンが吸収剤水溶液の0.5〜1
0重量%好ましくは2〜6重量%最とも好ましくは3〜
4重量%であるときに生じる。本発明の目的に対して有
効量の腐食防止剤が存在するならば、それは吸収剤水溶
液の約0.05〜0.1重量%である。第三級アルカノ
ールアミンは、吸収剤溶液の残部を占める。
別法として、アルキレンアミン促進第三級アルカノール
アミンは、濃厚物として調製し、それを使用しようとす
る設備に輸送し次いで使用に先立って水で希釈すること
ができる。この濃厚な非水性形態では、吸収剤は、1.
0〜20重量%好ましくは4〜12重量%最とも好まし
くは5〜8重量%のアルキレンアミン促進剤を含有す
る。第三級アルカノールアミンは、濃厚吸収剤の残部を
占める。アルキレンアミン対アルカノールアミンのモル
比は、0.01〜0.5好ましくは0.05〜0.27
最とも好ましくは0.07〜0.17である。
使用に当って、120〜200゜Fの温度にある、エチ
レンアミン促進アルカノールアミン水溶液(即ち、リー
ン吸収剤)が、吸収帯域において二酸化炭素含有産業ガ
スと25〜250psia又はそれ以上の分圧で接触さ
れ、そして二酸化炭素を実質上含まない生成物ガス(即
ち、少量ガス除去では0.01〜0.1容量%、そして
多量ガス除去では3〜5容量%)、並びに吸収した二酸
化炭素及び任意に吸収した硫化水素又は硫化カルボニル
で負荷されたアルキレンアミン促進アルカノールアミン
水溶液(即ち、リッチ吸収剤)の両方が吸収帯域から抜
き出される。加えて、このアルキレンアミン促進アルカ
ノールアミン水溶液は、硫化水素及び(又は)硫化カル
ボニルを含み二酸化炭素をほとんど又は全く含有しない
ガスを処理するのに使用することができる。吸収帯域
は、好ましくは、吸収を向上させるためにバブルプレー
ト又はパッキンを収容する気液接触塔である。
吸着剤を保存するために、リッチ吸収剤は、少なくとも
1つの再生塔において再生され次いで吸収塔に再循環さ
れる。かかる再生は、少なくとも1つのフラッシュ再生
塔における吸収剤の圧力を7psia程の低さ及び20
psia程の高さの圧力まで下げることによってリッチ
吸収剤からその吸収した二酸化炭素を先ず除去し(即
ち、フラッシュ再生)、次いでそのフラッシングされた
吸収剤を235〜265゜Fで作動するストリッピング
再生塔においてスチームでストリッピングして吸収した
二酸化炭素をアルカノールアミン1モル当り二酸化炭素
約0.005〜0.05モル好ましくは0.01モルの
残留吸収量まで除去することによって達成される。フラ
ッシュ再生塔及びストリッピング再生塔は両方とも、よ
り効率的な再生を得るためにパッキン又はバブルプレー
トのどちらかを収容する。各再生塔で生成した二酸化炭
素含有ガスは吸収/再生装置から別個に取り出すことが
でき、又はストリッピング再生塔によって発生したガス
はフラッシュ再生塔に送りそしてそこで発生したガスと
共に取り出すことができる。別法として、再生は、ある
場合には、第三級アルカノールアミンを再生する場合の
容易さによってフラッシュ再生工程だけで実施すること
ができる。
上記の吸収/再生方式を使用して種々の産業ガス(例え
ば、燃料ガス、ガス化生成物ガス、精油所ガス、合成ガ
ス、天然ガス及び向上型油回収に付随するガス)をアル
キレンアミン促進第三級アルカノールアミン吸収剤溶液
で処理することができる。これらのガスは、表1に示す
量の範囲内で各化合物を含有することができる。
表 1 化合物 量(容量%) CO 10-40% CO 20-40% H2 0-80% CH 0.1-90% C2H2n+2(n=2-6) 0-30% N2 0-20% H2S 0-20% COS 0-0.1% 下記の表2に示す量で各化合物を含有する合成ガスが、
本発明に板狩って吸収剤溶液での処理に特によく適合す
る。
表 2 化合物 量(容量%) CO 15-35% CO 20-40% H2 20-40% CH 0.1-5% N2 0-20% H2S 0-3% COS 0-0.1% 典型的には、かかるガスを本発明に従った吸収剤と接触
させると、ガス中の二酸化炭素含量が75〜100容量
%程減少されて3容量%よりも少ない二酸化炭素を含む
ガスが生成する。また、アルキレンアミン促進第三級ア
ルカノールアミンは、ガス中の硫化水素含量を0.00
04容量%未満に至るまで99.5〜100容量%程減
少し、またガス中の硫化カルボニル含量を0.001容
量%未満に至るまで50〜90容量%程減少する。
図面の詳細な説明 好ましい具体例では、第1図のプロセス流れ図に示され
るように、二酸化炭素は、連結された2つの吸収塔にお
いて除去される。合成ガスAは先ず多量CO吸収塔2
に向けられ、そこでそれはリーン多量(バルク)吸収剤
Bと向流接触される。合成ガスA中の二酸化炭素の65
〜85%が除去された多量吸収塔生成物ガスCは多量C
吸収塔2からオーバーヘッド生成物として抜き出さ
れ、これに対してリッチ多量吸収剤Dは底部生成物とし
て抜き出される。次いで、多量吸収剤生成物ガスCは、
少量(トリム)CO吸収塔4の下方部分に運ばれ、そ
して残留二酸化炭素を実質上全部除去するリーン少量吸
収剤Fと向流接触される。実質上COを含まない少量
吸収塔生成物ガスEは少量CO吸収塔4からオーバー
ヘッド生成物として抜き出され、これに対してリッチト
リム吸収剤Gは底部生成物として抜き出される。
また、リッチ吸収剤流れの再生も、2つの塔で実施され
る。リッチ多量吸収剤Dは、タービン6を介して圧力降
下を受け、次いで頂部帯域8A及び底部帯域8Bを有す
るフラッシュ再生塔8に入る。ガスPは底部体液8Bか
ら減圧圧縮器9によって頂部帯域8Aに運ばれ、これに
対して液体Qは重力によって頂部帯域8Aから底部帯域
8Bに流入する。7〜20psiaの圧力で作動するフ
ラッシュ再生塔8では、吸収されたCOのいくらかが
フラッシュしてフラッシュ再生塔8からオーバーヘッド
生成物Iとして取り出される。次いで、生成物Iは、非
凝縮性物を還流ドラム10からガス状生成物Jとして分
離除去することができるように水で冷却(100〜13
0゜Fに)される凝縮器20を通り、これに対して凝縮
性物Kは液状生成物として抜き出される。フラッシュ再
生された吸収剤Hはフラッシュ再生塔から底部生成物と
して抜き出され、そしてこれは、リッチ少量吸収剤Gと
合流してタービン6によってリーン多量吸収剤Bとして
多量CO吸収塔6に向けることができ、又はポンプ1
2によってストリッピング再生塔14に運ぶこともでき
る。ストリッピング再生塔14では、残留二酸化炭素は
ストリッピング再生オーバーヘッド生成物Mとして抜き
出され、次いでこれはフラッシュ再生塔8に再循環され
そこで系から二酸化炭素が除去される。このような再循
環は、フラッシュ再生塔8での二酸化炭素のフラッシン
グを向上させる。ストリッピング再生底部生成物Nは、
スチームリボイラー16を経て運ばれてストリッピング
再生塔14に戻されるか、又は補給水L及び凝縮物Kと
合流されてポンプ18によってリーン少量吸収剤Fとし
て少量CO吸収塔に再循環される。
プロセスエネルギー所要量を減少させ下位津つ吸収効率
を向上させるために、ストリッピング再生底部生成物N
の一部分は、フラッシュ再生された吸収剤Hを熱交換器
22に流入することによって約250゜Fから170゜F
に冷却される。リーン少量吸収剤Fになる底部生成物N
のその部分は、冷却器24において水で更に冷却(10
0〜130゜Fに)される。ストリッピング再生底部生
成物Nとのその熱交換接触の結果として、フラッシュ再
生された吸収剤Hはストリッピング再生塔14に入る前
に予熱(150〜235゜Fに)される。
例1 工業的実施において、1,200トン/日のアンモニア
製造装置で精製合成ガスを最終的に使用するために、ス
チーム及び空気による天然ガスの部分酸化によって生成
した142,333標準ft/分の合成ガスAを第1
図のプロセス流れ図に従って処理することができた。
41.9モル%の水素、41.0モル%の窒素、15.
7モル%の二酸化炭素、0.7モル%の一酸化炭素、
0.5モル%のアルゴン、0.2モル%のメタン及び
0.1モル%のヘリウムを含有する合成ガスAが、直径
11ftであり且つ構造ステンレス鋼パッキンの2つの
28ft充填床を収容する多量CO吸収塔2の底部に
170゜F及び400.0psiaで入る。多量CO
吸収塔2では、合成ガスAは、47重量%のメチルジエ
タノールアミン及び3重量%のエチレンジアミンを含有
する水溶液であるリーン多量吸収剤Bと向流接触する。
リーン多量吸収剤Bは、多量吸収塔2の頂部に155゜
Fの温度及びメチルジエタノールアミン1モル当り二酸
化炭素0.27モルの吸収量において6,609ガロン
/分の割合で供給される。合成ガスAから二酸化炭素が
2,746モル/時間の割合で除去されるので、155
゜Fの温度及び399psiaの圧力を有する多量吸収
塔生成物ガスCは3.95モル%の二酸化炭素を含有す
る。
次いで、多量吸収塔生成物ガスCは6トレー型少量CO
吸収塔4の底部に入りそしてリーン少量吸収剤Fと向
流接触される。リーン少量吸収剤Fも亦、メチルジエタ
ノールアミン1モル当り二酸化炭素0.01モルのリー
ンCO溶液吸収量まで再生された47重量%のエチル
ジエタノールアミン及び3重量%のエチレンジアミンの
水溶液である。リーン少量吸収剤Fは、少量CO吸収
塔4の頂部に105゜Fの温度及び1,368ガロン/
分の流量で供給される。多量吸収塔生成物ガスCから二
酸化炭素が769.3モル/hrの割合で除去されるの
で、少量吸収塔生成物ガスEの二酸化炭素含量は、1,
000容量ppm又は0.1モル%に減少される。
多量CO吸収塔2の底部から181゜Fの温度、6,
935ガロン/分の流量及び0.48のモル二酸化炭素
含量で排出されるリッチ多量吸収剤Dは、塔8の頂部帯
域8Aに供給される。頂部帯域8Aは、直径11ft
で、高さ39ftでありそしてステンレス鋼パッキンの
20ft床が充填されている。この帯域は約20.2p
siaで作動するので、COは1971.2モル/h
rの割合でフラッシングされ、これによって吸収剤中の
二酸化炭素吸収量はメチルジエタノールアミン1モル当
り0.33モルのCOまで減少される。このフラッシ
ングは、吸収剤温度を166゜Fに低下させる。フラッ
シングされた吸収剤Qは、次いで、高さ42ftの底部
帯域8Bに運ばれる。この帯域において、吸収剤は9.
7psiaで減圧フラッシングされて更に750.7モ
ル/hrのCOが除去されるので、フラッシュ再生さ
れた吸収剤Hはメチルジエタノールアミン1モル当りC
0.27モルの吸収量及び155゜Fの温度を有す
る。
フラッシュ再生された吸収剤Hの81.6%部分は多量
CO吸収塔2の頂部に直接再循環され、これに対して
残部は再生底部生成物Nを熱交換器22でストリッピン
グすることによって233゜Fに加熱される。熱交換器
22から、予熱されフラッシュ再生された吸収剤Hが、
直径11ftでありそして17個のシーブトレーを収容
するストリッピング再生塔14の頂部に供給される。
ストリッピング再生塔1では、793.5モル/hrの
二酸化炭素がストリッピング再生オーバーヘッド生成物
Mとして生成されるので、ストリッピング再生底部生成
物Nはメチルジエタノールアミン1モル当り0.01モ
ルの二酸化炭素吸収量を有する。底部生成物Nは、25
3゜Fの温度において1,388ガロン/分の割合で排
出される。フラッシュ再生された吸収剤Hとの熱交換に
よってストリッピング再生底部生成物Nの温度は168
゜Fに低下され、これに対してここでリーン少量吸収剤
Fとなっているものの温度は冷却器24によって105
゜Fに低下される。
リボイラー16は底部生成物Nを55.9MMBTU/
hrの割合(これは、二酸化炭素1モル当り15.9M
BTUに等しい)で加熱する。
例2 幾つかの吸収剤溶液について二酸化炭素吸収速度及び気
液平衡を調べるために、特別設計のロッキングオートク
レーブにおいて一連の実験を行なった。
このオートクレーブは、周囲に電熱器を配置したスチー
ムジャケットによって囲まれたステンレス鋼製シリンダ
ーである。二酸化炭素は、二酸化炭素シリンダーからア
キュムレータセルに充填される。次いで、その二酸化炭
素は、アキュムレータセルからオートクレーブの口を介
してオートクレーブに移される。また、オートクレーブ
には、吸収剤溶液を充填することができる口も設けられ
る。オートクレーブは、電気モーターによって振動され
る。
ヘッドには、オートクレーブ温度の測定のために熱電対
を挿入する口が設けられている。オートクレーブに充填
された二酸化炭素のgモル数を計算するのにアキュムレ
ータセルの圧力降下が使用される。時間に対するオート
クレーブ圧を測定することによって吸収速度データが得
られる。
次の吸収剤水溶液を調整した。
吸収剤水溶液の各々を別個にロッキングオートクレーブ
において評価した。これは、先ず吸収剤溶液のうちの1
種のオートクレーブに充填しそして溶液を70℃の試験
温度に加熱することによって行われた。次いで、オート
クレーブをアキュムレータセルからの二酸化炭素で加圧
しそしてアキュムレータセルの圧力変化を記録した。オ
ートクレーブの加圧が完了したときに、出発圧を記録
し、そしてストップウォッチ及びロッキングモーターを
同時に始動させる。オートクレーブの圧力降下を時間と
共に記録することによって二酸化炭素の吸収速度を測定
する。オートクレーブ圧の変化がやんだときに、オート
クレーブの平衡を推定する。平衡オートクレーブ圧を記
録した後、二酸化炭素含有吸収剤溶液を収容するオート
クレーブを再び追加的な二酸化炭素で加圧し、そしてこ
の操作を二酸化炭素の最終実験的溶液吸収量又は平衡蒸
気圧が達成されるまで反覆する。この操作は、所定の溶
液について一組の二酸化炭素吸収速度データ及び気液平
衡データが得られるまで数回反覆される。4種の吸収剤
溶液の各々に対して、この試験技術を施こす。
オートクレーブへの二酸化炭素の各充填について、時間
に応じたオートクレーブ圧の変化の後に平衡二酸化炭素
蒸気圧を測定する。次いで、アキュムレータからオート
クレーブに充填した二酸化炭素の総モル数(非理想状態
式を使用してアキュムレータ圧から計算)からオートク
レーブ蒸気空間に残留する二酸化炭素のモル数(再び非
理想状態式を使用してオートクレーブの平衡蒸気圧から
計算)を差し引いて平衡溶液吸収量を計算する。得られ
た気液平衡データ二酸化炭素蒸気圧対溶液吸収量として
プロットする。
吸収された二酸化炭素モル数/オートクレーブ内の溶液
/分の単位で表わされる吸収速度は、再び非理想状態
式を使用して時間に応じたオートクレーブ圧の変化から
計算される。二酸化炭素のgモル数はftに転化さ
れ、そして吸収速度は二酸化炭素ft/hr−−気
圧によって表わされる最終吸収速度を得るために気圧単
位の平均分圧駆動力によって割られる。次いで、吸収速
度データを平均溶液吸収量に対してプロットすることが
できる。
二酸化炭素分圧、吸収剤溶液二酸化炭素吸収量、及び各
二酸化炭素加圧についての溶液吸収速度値から、第2図
に示される如く各吸収剤について一対の曲線を作成する
ことができる。一組の曲線は、全般的に増加する勾配を
有する二酸化炭素分圧対二酸化炭素吸収量曲線である。
他の組の曲線は、全般的に減少する勾配を有する吸収速
度対二酸化炭素吸収量曲線である。
吸収剤溶液の循環量を調べるのに気相中の二酸化炭素
(即ち、二酸化炭素分圧)と溶液中の二酸化炭素吸収量
(即ち、アミン1モル当りの二酸化炭素モル数)との間
の平衡を表わす曲線を使用することができ、これに対し
て吸収塔段階要求条件を確めることができる物質移動速
度を調べるのに溶液による二酸化炭素吸収速度対二酸化
炭素吸収量曲線が使用される。
吸収速度及び溶液容量の向上は、用液吸収量がリーン及
び半リッチとして規定されるような少量吸収塔条件下に
おいて最も顕著である。次いで、4種の吸収剤溶液の各
々についての第2図の曲線を使用して、0.01モルC
/モルアミンの工業的に使用されるリーン溶液吸収
量と20psiaのCO分圧と平衡状態の半リッチ溶
液吸収量との間の差異(少量吸収塔を出て多量吸収塔に
入るときに)が計算される。その結果、4種の溶液は、
以下の表3に示す吸収量差、吸収速度及び所要循環量を
有することがわかった。
表3から、エチレジアミン及びジエチレントリアミンで
促進されたメチルジエタノールアミンは、予想外にも、
未促進メチルジエタノールアミン及びピペラジンで促進
されたメチルジエタノールアミンに比較して高い二酸化
炭素容量を有することが明らかである。その結果、エチ
レンジアミン及びジエチレントリアミンで促進されたメ
チルジエタノールアミン溶液は、少量吸収間により多く
の二酸化炭素を吸収することができる。加えて、表3に
は、エチレンジアミンで促進されたメチルジエタノール
アミンは、未促進メチルジエタノールアミン単独及びピ
ペラジンで促進されたメチルジエタノールアミンよりも
予想外に高いリーン及び半リッチ二酸化炭素吸収速度を
有することが示されている。ジエチレントリアミンで促
進されたメチルジエタノールアミンのリーン及びリッチ
二酸化炭素吸収速度は、メチルジエタノールアミン単独
のものよりも予想外に良好であり、そしてピペラジンで
促進されたメチルジエタノールアミンのものとほぼ同じ
である。
本発明を例示目的で詳細に説明したけれども、これらの
詳細は単に例示したものに過ぎす、当業者には本発明の
精神及び範囲から逸脱せずに幾多の変更修正をなし得る
ことが明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従ってアルキレンアミン促進剤を含有
する第三級アルカノールアミン吸収剤を使用した吸収再
生法のプロセス流れ図であって、参照数字2は多量CO
吸収塔、4は少量CO吸収塔、8はフラッシュ再生
塔そして14はストリッピング再生塔である。 第2図は、50重量%メチルジエタノールアミン単独又
は3重量%ピペラジン、エチレンジアミン(即ち、ED
A)若しくはジエチレントリアミン(即ち、DETA)
の吸収剤溶液についての気液平衡データ及び吸収速度デ
ータを示すグラフである。

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1種の第三級アルカノールアミ
    ン、及び 水35〜65重量%の水溶液中における前記少なくとも
    1種の第三級アルカノールアミンの二酸化炭素吸収速度
    又は二酸化炭素吸収量をそれぞれ25〜200%程又は
    70%程増大させるのに十分な量で、式 HN(C2xNH)H (ここで、xは1〜4でありそしてnは1〜12であ
    る)によって規定される少なくとも1種のアルキレンア
    ミンを含む少なくとも1種の促進剤、を含む産業ガスか
    らの二酸化炭素除去用濃厚吸収剤。
  2. 【請求項2】少なくとも1種の第三級アルカノールアミ
    ンがメチルジエタノールアミン、トリエタノールアミ
    ン、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエタノールア
    ミン、メチルジイソプロパノールアミン及びこれらの混
    合物よりなる群から選択される特許請求の範囲第1項記
    載の濃厚吸収剤。
  3. 【請求項3】少なくとも1種のアルキレンアミンが式 HN(CNH)H (ここで、nは1〜12である)によって規定される少
    なくとも1種のエチレンアミンである特許請求の範囲第
    1項記載の濃厚吸収剤。
  4. 【請求項4】少なくとも1種のエチレンアミン添加剤が
    エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、テトラエチ
    レンペンタミン及びそれらの混合物よりなる群から選択
    される特許請求の範囲第3項記載の濃厚吸収剤。
  5. 【請求項5】濃厚吸収剤が少なくとも1種のエチレンア
    ミンを1〜20重量%含有する特許請求の範囲第3項記
    載の濃厚吸収剤。
  6. 【請求項6】不活性キャリア、 少なくとも1種の第三級アルカノールアミン、及び 不活性キャリア中における前記少なくとも1種の第三級
    アルカノールアミンの二酸化炭素吸収速度又は二酸化炭
    素吸収量をそれぞれ25〜200%程又は70%程増大
    させるのに十分な量で、式 HN(C2xNH)H (ここで、xは1〜4でありそしてnは1〜12であ
    る)によって規定される少なくとも1種のアルキレンア
    ミンを含む少なくとも1種の促進剤、を含む産業ガスか
    らの二酸化炭素除去用吸収剤溶液。
  7. 【請求項7】不活性キャリアが水である特許請求の範囲
    第6項記載の吸収剤溶液。
  8. 【請求項8】少なくとも1種のアルキレンアミンが式 HN(CNH)H (ここで、nは1〜12である)によって規定される少
    なくとも1種のエチレンアミンである特許請求の範囲第
    7項記載の吸収剤溶液。
  9. 【請求項9】吸収剤溶液が少なくとも1種のエチレンア
    ミンを0.5〜10重量%含有する特許請求の範囲第8
    項記載の吸収剤溶液。
  10. 【請求項10】吸収剤溶液が35〜65重量%の水を含
    有する特許請求の範囲第7項記載の吸収剤溶液。
  11. 【請求項11】二酸化炭素を含有する産業ガスを吸収帯
    域に通し、 該産業ガスを吸収帯域においてリーン吸収剤溶液と接触
    させて該産業ガスから二酸化炭素を吸収させ、この場合
    に、吸収された二酸化炭素を全く含有しない該リーン吸
    収剤溶液は、 水、 少なくとも1種の第三級アルカノールアミン、及び 前記水中における前記第三級アルカノールアミンの二酸
    化炭素吸収速度又は二酸化炭素吸収量をそれぞれ25〜
    200%程又は70%程増大させるのに十分な量で、式 HN(C2xNH)H (ここで、xは1〜4でありそしてnは1〜12であ
    る)によって規定される少なくとも1種のアルキレンア
    ミンを含む少なくとも1種のアルキレンアミン促進剤、 を含み、 吸収帯域から二酸化炭素を実質上全く含有しない生成物
    ガスを抜き出し、そして 前記吸収剤溶液を吸収帯域から吸収された二酸化炭素を
    含有するリッチ吸収剤溶液として抜き出す、 ことからなる産業ガスからの二酸化炭素吸収法。
  12. 【請求項12】少なくとも1種の第三級アルカノールア
    ミンがメチルジエタノールアミン、トリエタノールアミ
    ン、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエタノールア
    ミン、メチルジイソプロパノールアミン及びこれらの混
    合物よりなる群から選択される特許請求の範囲第11項
    記載の方法。
  13. 【請求項13】少なくとも1種のアルキレンアミンが式 HN(CNH)H (ここで、nは1〜12である)によって規定される少
    なくとも1種のエチレンアミンである特許請求の範囲第
    11項記載の方法。
  14. 【請求項14】少なくとも1種のエチレアミンがエチレ
    ンジアミン、ジエチレントリアミン、テトラエチレンペ
    ンタミン及びそれらの混合物よりなる群から選択される
    特許請求の範囲第13項記載の方法。
  15. 【請求項15】吸収帯域における産業ガスとリーン吸収
    剤溶液との接触が向流式である特許請求の範囲第11項
    記載の方法。
  16. 【請求項16】リッチ吸収剤溶液を再生して二酸化炭素
    を実質上含有しない再生吸収剤溶液と二酸化炭素に富む
    廃ガスとを生成することを更に含む特許請求の範囲第1
    1項記載の方法。
  17. 【請求項17】再生が、リッチ吸収剤溶液をフラッシン
    グすることによって行なわれる特許請求の範囲第16項
    記載の方法。
  18. 【請求項18】再生が、リッチ吸収剤溶液をフラッシン
    グして二酸化炭素を除去し次いで追加的な二酸化炭素を
    除去するためにフラッシングした後にリッチ吸収剤溶液
    をスチームストリッピングすることによって行なわれる
    特許請求の範囲第16項記載方法。
  19. 【請求項19】再生された吸収剤溶液をリーン吸収剤溶
    液として吸収帯域に再循環させることを更に含む特許請
    求の範囲第16項記載の方法。
  20. 【請求項20】産業ガスが、生成物ガス中において吸収
    帯域から抜き出される実質的量の水素を含有する特許請
    求の範囲第11項記載の方法。
  21. 【請求項21】産業ガスが、吸収帯域においてリーン吸
    収剤溶液によって除去される硫化水素及び硫化カルボニ
    ルを追加的に含有する特許請求の範囲第11項記載の方
    法。
  22. 【請求項22】産業ガスを含有するリーン吸収剤が12
    0〜200゜Fにある特許請求の範囲第11項記載の方
    法。
  23. 【請求項23】フラッシングがリッチ吸収剤溶液の圧力
    を7psia程の低い圧力に低下させる特許請求の範囲
    第18項記載の方法。
  24. 【請求項24】スチームストリッピングが235〜26
    5゜Fの温度で行なわれる特許請求の範囲第18項記載
    の方法。
  25. 【請求項25】44〜55重量%の不活性キャリア、4
    1〜53重量%の第三級アルカノールアミン、及び 式 HN(C2xNH)H (ここで、xは1〜4でありそしてnは1〜12であ
    る)によって規定される3〜4重量%の少なくとも1種
    のアルキレンアミン、 を含む産業ガスからの二酸化炭素除去用吸収剤溶液。
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