JPH0644869A - 消弧装置及び回路遮断器 - Google Patents

消弧装置及び回路遮断器

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JPH0644869A
JPH0644869A JP19822592A JP19822592A JPH0644869A JP H0644869 A JPH0644869 A JP H0644869A JP 19822592 A JP19822592 A JP 19822592A JP 19822592 A JP19822592 A JP 19822592A JP H0644869 A JPH0644869 A JP H0644869A
Authority
JP
Japan
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arc
contact
fixed contact
grid
movable
Prior art date
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Pending
Application number
JP19822592A
Other languages
English (en)
Inventor
Teiji Kamata
禎治 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を増やすことなく接点間に発生する
アークを速やかに消去し得る消弧装置及び回路遮断器を
提供することを目的とする。 【構成】 固定接点4を有する端子3に対して可動接点
5を有する可動体6を接離自在に設け、前記固定接点4
と前記可動接点5との周囲を囲繞する消弧室29に、前
記端子3に対する前記可動体6の接離動作を許容する開
口部33,34を有する複数枚のグリッド31,32を
前記可動体6の移動方向に沿って所定の間隔を開けて配
列して設け、前記固定接点4に最も近い前記グリッド3
1に前記固定接点4と前記可動接点5との接触部に向け
て延出されたアークランナ35を一体に形成し、前記接
点4,5間に発生するアークをアークランナ35により
速やかに接点4,5から遠ざける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回路遮断時に発生する
アークを消去する消弧装置及び回路遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、特開昭63−314728号公報
に記載された発明を図4に示す。固定接点50を有する
固定電極51に対して接離される可動電極62は、可動
接点53とこの可動接点53の幅より狭いアークホーン
54とを有する。固定電極51の上方には、最上段に位
置するグリッド55とその下方に位置する複数枚のグリ
ッド56とが所定の間隔を開けて配設されている。最上
段のグリッド55には、前記可動接点53の幅より狭く
前記アークホーン54の幅よりやや幅が広い切欠57が
形成されているとともに、アークホーン54と対向する
中間電極58が設けられている。他のグリッド56には
前記可動電極52の上下方向の動作を許容する幅の切欠
59が形成されている。また、前記固定電極51にはア
ークランナ60が固定されている。
【0003】次に、動作について概略を説明する。通常
は可動電極52が固定電極51に接近し、固定接点50
と可動接点53とが接触される。固定電極51から可動
電極52を離反させる際に固定接点50と可動接点53
との間に発生したアークの陽光柱は、グリッド55,5
6の磁気的作用によってグリッド55,56の方向に吸
引される。この場合、アークホーン54は最上段のグリ
ッド55に接近しているので、可動接点53上のアーク
の足はアークホーン54の先端に瞬時に移行され、アー
クホーン54の先端と固定接点50との間のアークは、
固定接点50上のアークの足がアークランナ60に移
る。この時にアークは、アークホーン54と中間電極5
8との間のアークと、最上段のグリッド55とアークラ
ンナ60との間のアークとに瞬時に分割される。すなわ
ち、固定接点50と可動接点53との間の空間のアーク
が早い時期にその空間から遠ざけられ、したがって、電
流零点以降、最も絶縁破壊が起り易い接点50,53間
の空間の絶縁が速やかに回復される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のものは、固定接
点50上のアークの足をグリッド56側に移行させるた
めのアークランナ60は、別部品として製作された後
に、固定電極51に固定されるため、部品点数が増え、
これにより、部品の製作工数及び組立工数が増加する欠
点を有する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定接点を有
する端子に対して可動接点を有する可動体を接離自在に
設け、前記固定接点と前記可動接点との周囲を囲繞する
消弧室に、前記端子に対する前記可動体の接離動作を許
容する開口部を有する複数枚のグリッドを前記可動体の
移動方向に沿って所定の間隔を開けて配列して設け、前
記固定接点に最も近い前記グリッドに前記固定接点と前
記可動接点との接触部に向けて延出されたアークランナ
を一体に形成したものである。
【0006】
【作用】固定接点に対する可動接点の接離動作に際して
両者間に発生するアークは、グリッドが有する磁気的作
用によってグリッド側に吸引されるが、この時に、その
アークをアークランナにより固定接点側のグリッドに速
やかに移行させ、さらに、そのアークを固定接点側のグ
リッドから他のグリッドに移行させることができるた
め、固定接点と可動接点との間の空間部に発生するアー
クを速やかにその空間部から遠ざけることができ、した
がって、電流零点以降、最も絶縁破壊が起り易い接点間
空間の絶縁を速やかに回復することができる。さらに、
アークランナが固定接点側のグリッドに一体に形成され
ているため、部品点数を少なくし、部品の製作工数及び
組立工数を低減することができる。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図3に基づい
て説明する。図3は一部を切欠して回路遮断器の内部構
造を示す正面図である。図中、1は上面開口のケース
で、このケース1の開口面には下面開口のカバー2が固
定されている。前記ケース1には負荷を接続する端子で
ある端子板3が設けられ、この端子板3の一端に固定さ
れた固定接点4に接触する可動接点5を有する可動体で
あるコンタクトアーム6がメインシャフト7を中心に回
動自在に保持されている。さらに、ケース1には、前記
固定接点4と前記可動接点5との間に発生するアークを
消去する消弧装置8と、オイルダッシュポット9を囲む
OCコイル10と、磁気フレーム11とともに回動する
アーマチュア12と、回路ユニット13と、トリップ機
構のラッチ14と、回動自在のハンドル15と、異常引
き外し機構16を保持するホルダ17とが設けられてい
る。また、前記コンタクトアーム6と前記OCコイル1
0とは接続線18により接続されている。前記異常引き
外し機構16のコイルユニット19の中心に摺動自在に
挿通されたプランジャ20の一端には、前記ラッチ14
に係合するフック21が設けられている。このラッチ1
4はリンク22と係合され、このリンク22はリンク2
3により前記コンタクトアーム6に連結され、コンタク
トアーム6と前記ハンドル15とはリンク23,24に
より連結されている。25は内部機構を支持するフレー
ムである。さらに、前記カバー2の上面には前記異常引
き外し機構16の異常表示釦26の上端に対向する表示
窓27が形成されている。
【0008】次いで、図1及び図2に示すように、前記
消弧装置8は、三方に壁28を有し一方が開放され内方
に消弧室29が形成された絶縁ケース30と、前記消弧
室29に配列された複数枚のグリッド31,32とより
なる。これらのグリッド31,32は、前記コンタクト
アーム6の移動方向に沿って所定の間隔を開けて配列さ
れている。また、これらのグリツド31,32には、前
記端子板3に対する前記コンタクトアーム6の接離動作
を許容する開口部33,34が形成されている。しかし
て、前記固定接点4に最も近いグリッド31には、開口
部33の縁から屈曲されて固定接点4と可動接点5との
接触部に向けて延出された舌片状のアークランナ35が
一体に形成されている。
【0009】このような構成において、図3に示す状態
は、固定接点4に可動接点5が接触し端子板3に接続さ
れた負荷と電源との間が閉路となる状態である。この状
態では、プランジャ20はスプリング(図示せず)の付
勢力により最大限に突出され、異常表示釦26はスプリ
ング(図示せず)により上方に付勢されているにも拘ら
ずプランジャ20により上方への動きが阻止される。
【0010】この状態で、電路に漏電等が発生した場合
には、異常引き外し機構16のコイルユニット19が励
磁され、プランジャ20が内方の固定鉄心側に吸引され
る。この時、プランジャ20の端部のフック21がラッ
チ14を引っ張り、このラッチ14の動作にコンタクト
アーム6とハンドル15とが連動する。すなわち、コン
タクトアーム6は時計方向に回動されるため、可動接点
5が固定接点4から離反されて回路が遮断され、ハンド
ル15は時計方向に回動される。また、この時のプラン
ジャ20の動作に連動して異常表示釦26がスプリング
の付勢力で表示窓27から突出し、これにより、異常状
態が認識される。異常に対する処置が終了した場合に
は、ハンドル15を復帰方向に回動することにより異常
表示釦26は復帰される。或いは、異常表示釦26を直
接押し込むことによりこの異常表示釦26が復帰され
る。
【0011】以上のように、固定接点4と可動接点5と
が離れる時に両者間に発生するアークは、グリッド3
1,32が有する磁気的作用によってグリッド31,3
2側に吸引されるが、この時に、そのアークをアークラ
ンナ35により固定接点4側のグリッド31に速やかに
移行させ、さらに、そのアークを固定接点4側のグリッ
ド31から上部のグリッド32に順次移行させることが
できるため、固定接点4と可動接点5との間の空間部に
発生するアークを速やかにその空間部から遠ざけること
ができる。したがって、電流零点以降、最も絶縁破壊が
起り易い接点4,5間の空間の絶縁を速やかに回復する
ことができる。さらに、アークランナ35が固定接点4
側のグリッド31に一体に形成されているため、部品点
数を少なくし、部品の製作工数及び組立工数を低減する
ことができる。
【0012】
【発明の効果】本発明は、上述のように、固定接点に最
も近いグリッドに固定接点と可動接点との接触部に向け
て延出されたアークランナを一体に形成したので、固定
接点に対する可動接点の接離動作に際して両者間に発生
するアークは、グリッドが有する磁気的作用によってグ
リッド側に吸引されるが、この時に、そのアークをアー
クランナにより固定接点側のグリッドに速やかに移行さ
せ、さらに、そのアークを固定接点側のグリッドから他
のグリッドに移行させることができるため、固定接点と
可動接点との間の空間部に発生するアークを速やかにそ
の空間部から遠ざけることができ、したがって、電流零
点以降、最も絶縁破壊が起り易い接点間空間の絶縁を速
やかに回復することができ、さらに、アークランナが固
定接点側のグリッドに一体に形成されているため、部品
点数を少なくし、部品の製作工数及び組立工数を低減す
ることができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る消弧装置の縦断側面図
である。
【図2】消弧装置の一部を切欠した斜視図である。
【図3】一部を切欠して回路遮断器の内部構造を示す正
面図である。
【図4】従来の消弧装置を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ケース 3 端子 4 固定接点 5 可動接点 6 可動体 8 消弧装置 16 異常引き外し機構 29 消弧室 31,32 グリッド 33,34 開口部 35 アークランナ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定接点を有する端子に対して可動接点
    を有する可動体を接離自在に設け、前記固定接点と前記
    可動接点との周囲を囲繞する消弧室に、前記端子に対す
    る前記可動体の接離動作を許容する開口部を有する複数
    枚のグリッドを前記可動体の移動方向に沿って所定の間
    隔を開けて配列して設け、前記固定接点に最も近い前記
    グリッドに前記固定接点と前記可動接点との接触部に向
    けて延出されたアークランナを一体に形成したことを特
    徴とする消弧装置。
  2. 【請求項2】 異常発生時に可動体を固定接点から離反
    させる異常引き外し機構が設けられたケースに、請求項
    1記載の消弧装置を設けたことを特徴とする回路遮断
    器。
JP19822592A 1992-07-24 1992-07-24 消弧装置及び回路遮断器 Pending JPH0644869A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040427