JPH0644595Y2 - 研削盤 - Google Patents

研削盤

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JPH0644595Y2
JPH0644595Y2 JP1987183952U JP18395287U JPH0644595Y2 JP H0644595 Y2 JPH0644595 Y2 JP H0644595Y2 JP 1987183952 U JP1987183952 U JP 1987183952U JP 18395287 U JP18395287 U JP 18395287U JP H0644595 Y2 JPH0644595 Y2 JP H0644595Y2
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JP
Japan
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grinding
grinding fluid
tank
bed
grindstone
Prior art date
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Application number
JP1987183952U
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JPH0187858U (ja
Inventor
滋 上野
祐治 小竹
Original Assignee
株式会社日平トヤマ
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Publication date
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Machine Tool Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 「産業上の利用分野」 この考案は研削盤に関する。
「従来の技術」 研削盤のテーブルは直線運動における高い精度と起動抵
抗が少なく変化の小さい摺動抵抗となる摺動構造を要求
される。直線運動における精度が確保されないと例えば
円筒研削盤においてワークの円筒度が得られず、平面研
削盤においては平面度に影響を与える。従来の研削盤テ
ーブルとベツド間の摺動面は油で潤滑した摺動面である
が、静圧スライドとして直線運動精度の向上及び摺動抵
抗の減少、減衰能の増加による振動軽減に著しい効果を
達成できるものである。
一方研削液は研削液用のタンクから砥石がワークに作用
する近傍に送られ放出され、テーブル上からベツドに設
けた誘導路を通じて上記タンクに回収される。研削液は
研削によつて発生する熱を砥石及びワークから取り去る
冷却作用があり、砥石気孔の内面に浸透して研削屑の付
着を防止すると共に砥粒を潤滑して研削熱の量を抑制
し、砥石の寿命を長くし、研削屑及び脱落した砥粒を洗
い流して、ワークにきずがつくのを防ぐ役目をしてい
る。
「考案が解決しようとする問題点」 静圧スライドはテーブルとベツド間の隙間に圧油を加え
てテーブルとベツドが固体接触しないようにするもので
圧力媒体としては空気を用いるものもあるが金属工作機
械では通常油が用いられる。研削液は砥石のワークに作
用する近傍に放出されるが通常の研削盤ではテーブル上
に研削液が落ちる。従つて、テーブルは通常上面が水平
又は運動方向に直交する方向に傾いており、該上面は研
削液により加温され、テーブル下面は静圧スライドの圧
油で加温される。
これらの静圧スライド用の油と、研削液は全く別々のタ
ンクから別個に配管されて供給されている。そして常に
は研削液と静圧スライドの油の温度は異つているから、
テーブルは上下両面から異なる温度で加温され、該両面
温度は異なる。従つてテーブルは長手方向に曲りやうね
りを生じ、テーブルの直線運動性能に悪影響を与え、ひ
いてはテーブル上面のワークの位置に狂いを生じさせ
る。即ち、静的な機械精度も低下させる。その結果、加
工精度を低下させる。これらは円筒研削盤、平面研削盤
等に共通した問題となる。
この考案は上記問題点を解消してテーブルに曲りの生じ
難い研削盤を提供することを目的とするものである。
〔考案の構成〕
「問題点を解決するための手段」 この考案は流体静圧スライドで下面を支承されたテーブ
ルを有し、研削液タンクから砥石と加工物の研削作用部
位に供給した研削液をテーブル上面へ落下させて研削液
タンクへ回収する第1の研削液循環回路と、研削液タン
クから流体静圧スライドへ供給した研削液を研削液タン
クへ回収する第2の研削液循環回路を備え、テーブル上
下面に研削液タンクの同一温度の研削液が供給されるこ
とを特徴とする研削盤である。
「実施例」 以下、この考案の実施例を図面に従つて説明する。第1
図はフローシートを示す。研削盤のテーブル1はベツド
2上に支持される。ベツド2の摺動面3,4は平面とV溝
いわゆるVひらであつてテーブル1の下面にはベツドの
摺動面3,4に対向して静圧スライドとなるように夫々に
対して圧力流体が通過するパツド5,6が設けられてい
る。テーブル1は往復動によつてはベツドの摺動面3,4
の長手方向からはみ出ないように長さが選ばれている。
パツド5,6から夫々テーブル1内の油路7,8が管接手9部
分に集まり、テーブル1の運動を許すようにした配管11
を通じて静圧スライド用ポンプ12の吐出側に連結されて
いる。13,14,15は配管11に設けたフイルタ、圧力調整
弁、圧力計である。
研削液タンク17にはその吸込口が夫々貯留されている研
削液に連通するように静圧スライド用ポンプ12、研削液
用ポンプ18が固定されている。研削液用ポンプ18の吐出
口に連結した配管19は砥石21のワーク22に対する作用位
置近傍に導かれ、配管19の先端にはワーク22に対して作
用位置にある砥石21及びワーク22に研削液がふりかゝる
ようにノズル23が設けてある。
テーブル1には砥石21、ワーク22に供給し、流下した研
削液をベツド2の流路24に導くための溝25が設けてあ
り、テーブルの溝25に設けた出口26から流路24に流れる
ようになつている。テーブル1上からはね飛んだ研削液
はベツド2上に落ち流路24に集まる。流路24からは配管
27により研削液タンク17に還流できるようになつてい
る。パツド5,6から供給され、テーブル1とベツドの摺
動面3,4間からもれる研削液はベツド2上に導かれ、例
えば流路24を用いて還流用の配管27により研削液タンク
17に還流する。還流用の配管27には研削液中に含まれる
鉄分、砥粒を分離するためにセパレータ28が介装されて
いる。上記において、研削液タンク17→研削液用ポンプ
18→ノズル23→研削作用部位(砥石21、ワーク22)→テ
ーブル1→流路24→セパレータ28→研削液タンク17と配
管して第1の研削液循環回路を構成している。又、研削
液タンク17→静圧スライド用ポンプ12→フィタ13→圧力
調整弁14→テーブル1内油路7,8→パッド5,6→摺動面3,
4→流路24→セバレータ28→研削液タンク17と配管して
第2の研削液循環回路を構成している。
研削盤運転中は静圧スライド用ポンプ12、研削液用ポン
プ18は共に運転され、研削液タンク17の同じ研削液溜り
から研削液をくみ上げる。即ち、同温度の研削液をくみ
上げる。
研削液用ポンプ18から吐出された研削液は研削液用配管
19をとおり、ノズル23から砥石21のワーク22に対する作
用位置近傍において砥石21及びワーク22にかけられ、砥
石21に対しては研削屑の付着を防止して砥粒を潤滑し、
砥石21の寿命を長くする。ワーク22に対しては研削屑を
洗い流してワーク22にきずがつくのを防止する。砥石21
とワーク22間に発生する研削熱を抑制すると共にワーク
22、砥石21の昇温を抑制する。研削液は研削による発生
熱に対して充分大量が供給されるため、その昇温はわず
かである。
砥石21、ワーク22にかけられた研削液はテーブル1上面
に落ちるがこの位置での研削液の温度は研削液タンク17
内の研削液の温度と殆んど等しい。テーブル1上に落ち
た研削液はテーブル1が運動しているため、テーブル1
の大部分にかけられ、又テーブル1上に落ちた研削液の
大部分はテーブルの溝25に流入するのでテーブル1の上
面側はテーブル1上面側に落ちた研削液の温度にほぼ等
しい。
テーブル1上に落ちた研削液はテーブルの溝25、出口26
からベツドの流路24に出る。一方テーブル1上ではねた
研削液もベツドの流路24に集まる。ベツドの流路24に集
つた研削液は還流用の配管27を通じて途中セパレータ28
によつて研削屑及び分離砥粒を除去されて研削液タンク
17に戻る。
静圧スライド用ポンプ12から吐出された研削液は静圧ス
ライドに向う配管11をとおつて途中でフイルタ13により
清浄とされ、圧力調整弁14で調圧されて、管接手9から
テーブル1内に入り、油路7,8に分岐して、夫々テーブ
ルのパツド5,6に入る。ここで、ベツドの摺動面3,4と、
パツド5,6間において加圧された研削液の静圧力によつ
てテーブル1は浮上し、固体摩擦なく、一定の運動抵抗
下に円滑な往復動を行なう。テーブル1下面はこの研削
液とほぼ同温度を呈する。ベツドの摺動面3,4とテーブ
ルのパツド5,6間から洩れた液体はベツドの流路24を通
じ、還流用の配管27から研削液タンク17に還流する。
このようにテーブル1の上面と下面に研削液を供給して
おり、このテーブル1に触れる研削液の温度はほぼ等し
いのであるから、テーブル1の上下面はほぼ等しい温度
で加温され、テーブル1全体はほぼ一定温度となるので
熱変形を生じない。
実施例は往復動するテーブルを備えた研削盤であつて特
に効果が著しいが回転テーブルを備えた研削盤にも適用
できる。又、。XYθテーブルを備え位置決めした位置に
おいて穴の内径研削を行う研削盤にも適用できる。
〔考案の効果〕 この考案は流体静圧スライドで下面を支承されたテーブ
ルを有し、研削液タンクから砥石と加工物の研削作用部
位に供給した研削液をテーブル上面へ落下させて研削液
タンクへ回収する第1の研削液循環回路と、研削液タン
クから流体静圧スライドへ供給した研削液を研削液タン
クへ回収する第2の研削液循環回路を備え、テーブル上
下面に研削液タンクの同一温度の研削液が供給されるこ
とを特徴とする研削盤としたから、テーブルの上下面が
ほぼ同温度の研削液により常時に加温されるため、特に
テーブルの温度検知部材、研削液の調温手段を必要とす
ることなくテーブル1には研削盤の始動時から停止時ま
で常時熱勾配は生ぜずテーブルの曲りを生じない研削盤
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例のフローシートである。 1……テーブル、2……ベツド、3,4……摺動面、5,6…
…パツド、7,8……油路、9……管接手、11……配管、1
2……静圧スライド用ポンプ、13……フイルタ、14……
圧力調整弁、15……圧力計、17……研削液タンク、18…
…研削液用ポンプ、19……配管、21……砥石、22……ワ
ーク、23……ノズル、24……流路、25……溝、26……出
口、27……配管、28……セパレータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体静圧スライドで下面を支承されたテー
    ブルを有し、研削液タンクから砥石と加工物の研削作用
    部位に供給した研削液をテーブル上面へ落下させて研削
    液タンクへ回収する第1の研削液循環回路と、研削液タ
    ンクから流体静圧スライドへ供給した研削液を研削液タ
    ンクへ回収する第2の研削液循環回路を備え、テーブル
    上下面に研削液タンクの同一温度の研削液が供給される
    ことを特徴とする研削盤。
JP1987183952U 1987-12-02 1987-12-02 研削盤 Expired - Lifetime JPH0644595Y2 (ja)

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JP1987183952U JPH0644595Y2 (ja) 1987-12-02 1987-12-02 研削盤

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JP1987183952U JPH0644595Y2 (ja) 1987-12-02 1987-12-02 研削盤

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JPH0187858U JPH0187858U (ja) 1989-06-09
JPH0644595Y2 true JPH0644595Y2 (ja) 1994-11-16

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JP2010284723A (ja) * 2007-10-10 2010-12-24 Bosch Corp 研削装置のクーラント装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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