JPH0644536U - 絹床ズレ防止及び安眠マット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 絹編織布の機能性と特性と特殊考案した天然繊維、化学
繊維、合成樹脂等の編織布で軽量で経済的で在宅看護に
今迄にない特長ある床ズレ防止・安眠マット。 【目的】 【構成】 絹編織布の機能性を有する特長（吸湿性、放
湿性、保温、柔軟性）を充分活用し加えて、通気性、対
流性、空気層の大なる編・織を考案した素材を組合せ
て、一層の効果的、軽量で経済的、画期的床ズレ防止・
安眠マットを考案した特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本発明は絹の最も特長である機能性ある吸湿性、放湿性加えて保湿性、柔軟性 は天然繊維は勿論、如何なる化学繊維、合成樹脂より、優れて居ります、それに 通気性、抗菌性を更に加えて、未解決な新分野として医療用、寝具用として、床 ズレ防止・安眠マットとして新機軸をもたらした画期的で利用価値大であります 。

【０００２】

【従来の技術】

従来の床ズレ防止・安眠マットは、天然繊維や化学繊維、又合成樹脂等の綿や 、起毛、ポリウレタン等を中心にした商品が多くその手入・保守管理が大変であ り、又、通気性があっても吸湿性、放湿性等に欠陥があった。又、空気の移動対 流を機械をもって造った床ズレマットもあるがこれは高額であり場所をとり一般 家庭ではとても使用出来ない。多くは病院使用している現状である。在宅看護に 大変困って居る現状である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の床ズレ防止マットは、吸湿・放湿・通気性が悪く床ズレ防止にはほど遠 く一端床ズレになると全治する事がほとんどなく一般家庭では家族が重労働をか せられ、又医師も全治する見込がないと困って居る現在である。又近年空気の移 動、対流を利用した機械の製品が出来て来たが場所をとり加えて高額の為一般家 庭では経済的にも購入出来ず、大病院に設置され一部の人のみが使用して居る現 状である。これと云った解決策なく問題点が多かった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の問題を解決する為、本考案は研究を重ねた結果動物性繊維、特に人間に 最も近い１８種類からなる成分を有し（例えばアミノ酸含む）繊維の中でも綿が 一番とされて居た吸湿性・放湿性が３０％以上優れている。皮膚温度（胸部）絹 は３３．３℃±０．５６℃なのに綿は（３５．２℃±０．４６℃）股下では絹は ３４．２℃±０．８３℃に対し絹は（３５．２℃±０．４７℃）と体温が高くな る。人間は体温が３６．５℃（腋下）平均が３７．５℃〜１℃上昇すれば体がだ るくなるのであります。この様な特性を考え吸湿、放湿、保温性、柔軟性に優れ ているのであります。所が一般ではシルクは高価な物であると云う事が定着して 居り、昨今やっとシルクの肌着やシルク混紡の外着等が出廻って来ましたが、相 変らず高級品としてのみの認識しかなく、その特性を生じた商品造りに至ってな いのが現状です。本案はシルクの特性を充分生した商品造に成功した（寝たきり 老人等、体の不自由な人が一番困って居るのは良い床ズレ防止マットや、安眠マ ットがなかった。本考案はこれを解決した。シルクの特徴である、吸湿、放湿性 、保温性、柔軟性を生じ第１層にシルクの編・織布を用い、第２層は、太い糸が 良い（例えば２０番手〜２１０ｄ／−）でメッシュ調・ラッセル編等通気性、移 動性の有する、天然繊維、化学繊維、合成樹脂等からなる編織布を使用する。こ れによりシルクの特性である吸湿・放湿性、保温性に加え、第２層の特長ある編 ・織物の多量の空気を保有し通気性、移動性があり空気の対流性により動けない 病人の血流を円滑にし、血流の停滞とむれを防ぎ、床ズレになる原因を解消する 事が出来た。今迄の床ズレ防止マットは、羊毛、綿、ポリウレタンを用いた商品 が大多数で、その手入や保守管理に難点が多く、又空気の移動を利用した機械式 のマットは高価であり場所もとり、これから益々多くなる老人の在宅看護にはと ても不向である。本考案は、簡易で、低廉でしかも、家族全員で安易に簡単に使 用出来る画期的な考案であり本問題を解決なさしめた。 第一図は本考案のシルク編織布による床ズレ防止・安眠マット。 断面図（一）Ａはシルク編織布。Ｂは天然繊維、化学繊維、合成樹脂等で、多 量の空気層を保有し、通気性は勿論自由自在に移動性の編・織布。 断面図（二）Ａ、Ｂについては断面図（一）のＡＢを同一、Ｃは天然繊維、化 学繊維、合成樹脂等の編・織布で撥水拡散、抗菌性ある生地、ＤはＡＣを袋状に した断面図。

【０００５】

【実施例１】 本考案の一例として、身体に当たる部分は、吸湿性、放湿、保温性に優れた絹 編・織布を第１層（Ａ）とし第２層（Ｂ）下部に天然繊維・化学繊維・合成樹脂 等で多量の空気の保有出来、通気性に富み上下左右、自動自在に動き、空気の対 流効果を挙げる編織布（抗菌性を加えてもよい）で、１、２層の生地の周囲を縫 着すると、吸湿、放湿効果が倍加され、ムレる事なく対流効果によって血流が良 くなり床ズレ全治も可能になった、床ズレ防止・安眠マットが完成した。

【０００６】

【実施例２】 実施例１の第１層（Ａ）と絹編・織布と図面（Ｃ）天然繊維・化学繊維・合成 樹脂等、編織布に防水加工、撥水性、抗菌性等の加工した生地でＡ、Ｂで袋（Ｄ ）を作り、その中に（Ｂ）素材を入れ簡単に出入可能で軽量袋を二枚用意してお けば、汚れてもすばやく交換出来常に清潔を保つ事が可能であり在宅看護に好適 である。

【０００７】

【作用及効果】

以上の如く本考案は絹の機能効果を１００％生かし、その吸湿性、放湿性、保 温性を最大限活用し、加えて化学的多量の空気層を保有する編・織布を考案し空 気の対流性を利用し、身体のむれを防ぎ、特に寝たきり病人の床ズレ防止及安眠 を防ぎ加えてこれから予想される在宅看護に於て家族の苦労の軽減に絶大なる効 果を発揮する事が出来、軽くて安易に取替可能で、しかも経済的負担が僅少な他 の追随許さぬ画期的考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】実用新案登録請求第一項記載に関わる断面図

【図２】実用新案登録請求第一項記載に関わる断面図

【図３】

【図１】の完成図

【符号の説明】

Ａ 絹編・絹織布地 Ｂ 天然繊維、化学繊維、合成樹脂等からなる（通気
性、空気保有大で、自由に動き対流効果大で抗菌性のあ
るを含む）編織布地 Ｃ （Ｃ）は天然繊維、化学繊維、合成樹脂等からなる
（抗菌防臭・吸水拡散・撥水性加工のいづれかをほどこ
した編・織布生地 Ｄ Ａ、Ｃの布生地を端末で縫着した

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 絹編・絹織布を第１層に第２層が天然繊
   維・化学繊維・合成樹脂等からなる編・織布で、多量の
   空気を保有し、通気性・抗菌性があり自由自在に移動性
   の素材を用いた使用部分に依る型状は自由である床ズレ
   防止・安眠マット。
2. 【請求項２】 絹編・絹織布を袋の上部とし下部は天然
   繊維・化学繊維・合成樹脂等からなる防水性、通気性、
   抗菌性のある素材で袋を作り、その中に天然繊維・化学
   繊維・合成樹脂等で多量の空気を保有し通気性や抗菌性
   を有し自由自在に空気の移動が出来る素材を挿入した実
   用新案登録範囲の第１項記載の絹床ズレ防止・安眠マッ
   ト（型状は特に限定シナイ）