JPH0644466Y2 - 幼児用知育玩具 - Google Patents

幼児用知育玩具

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JPH0644466Y2
JPH0644466Y2 JP6997689U JP6997689U JPH0644466Y2 JP H0644466 Y2 JPH0644466 Y2 JP H0644466Y2 JP 6997689 U JP6997689 U JP 6997689U JP 6997689 U JP6997689 U JP 6997689U JP H0644466 Y2 JPH0644466 Y2 JP H0644466Y2
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small
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広泰 西
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Bandai Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は幼児用の知育玩具に関し、特に小球を用いた
幼児用知育玩具に関するものである。
〔従来の技術〕
ボードに、電話機のダイヤルの形状をした円板や、円筒
体あるいは球体を回転可能に設け、また動物の形状をし
た板体を上下あるいは左右に動かすことができるように
設け、これらを回転させたり、上下あるいは左右に動か
して遊ぶ幼児用知育玩具を従来あった。
〔解決しようとする課題〕
従来の幼児用知育玩具は、単にダイヤル形状の円板を回
転させたり、動物形状の板体を上下左右に動かして遊ぶ
だけで、動きや遊びに変化が乏しくすぐあきられてしま
う欠点があった。一方、幼児玩具にパチンコ玉のような
小球を用いることは、小球を幼児が誤って飲み込むおそ
れがあるのでタブーとされてきた。しかしながら、小球
の転がる動きは幼児の好奇心をかきたてるだけでなく、
遊戯をより高度なものとする要素となる。
〔課題を解決するための手段〕
この考案の幼児用知育玩具は次の要件を具備している。
(イ)本体は、中空の板状をなしていること(ロ)本体
の正面板が透過性を有する素材で形成されていること
(ハ)本体内には、小球が封入されていること(ニ)本
体内には、小球を本体内の上部から下部に向って転動さ
せる通路が形成されていること(ホ)通路の途中には、
小球の進行を阻止するための複数の阻止部材が設けられ
ていること(ヘ)阻止部材は、本体内に設けられた作用
部と、本体外に設けられた操作部とから成っていること
(ト)阻止部材の一つは、操作部を縦方向に動かすこと
により、また他の一つは操作部を横方向に動かすことに
より、さらに他の一つは操作部を回転させることによ
り、それぞれ小球を通過させることができるようになっ
ていること。
〔作用〕
本体内に設けられた通路の上部から小球を転動させる
と、阻止部材の作用部によってその進行を阻止される。
このとき阻止部材の操作部を上下に動かしたり、左右に
動かしたり、回転させることによって、小球の進行を阻
止している作用部を適切に移動させ、小球を通路の下部
まで導いて遊ぶことができる。
〔実施例〕
この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
本体1は中空の板状をなしており、正面板2は透過性を
有する合成樹脂、例えばアクリル板により形成されてい
る。本体1内には複数個の小球3が封入されており、幼
児が小球に触れることがないようにしてある。本体1内
には、その上部から下部に向って小球3を転動させるた
めの通路4が形成されている。
通路4の途中には、小球3の進行を阻止するための阻止
部材が複数設けられている。第1の阻止部材5は、パン
を焼いているトースターを模した形状を有している。本
体1内にパンを模した形状を有する作用部5aが本体1内
に設けたガイド11に上下方向に摺動可能に設けられてお
り、本体1外の正面板2表面には、トースターを模した
形状を有する操作部5bが固着されている。操作部5b本体
の中央部には縦溝51が穿設されており、この縦溝51内に
はスプリング52が設けられている。レバー53の軸54の先
部は縦溝51及び正面板2に穿設された長溝(図示せず)
を介して作用部5aの嵌合孔55に取付けられている。レバ
ー53の軸54は、スプリング52によって上方に付勢されて
おり、これによって作用部5aも上方に付勢されている。
この状態で作用部5aの上部は通路4内に突出し、小球の
進行を阻止するようになっている。そして、レバー53を
スプリング52に抗して下方に押し下げると、作用部5aの
上部は下降し、その上端面が通路4の壁面の一部となっ
て小球3の進行を案内する。
第2の阻止部材6はクレーン車を模した形状を有してい
る。本体1内には作用部6aが、本体1内に設けられた枢
支ピン(図示せず)に枢支孔68を嵌合させることにより
回動可能に取付けられている。作用部6aは先端から末端
にわたって、小球3が通過できる溝部が形成されてい
る。操作部6bは正面板2の表面に固着されている。操作
部6bの背面に設けられた凹部61内にはスライダー63が左
右方向に摺動可能に設けられている。レバー66の背面に
設けられた軸67の先部が横溝62を介してスライダー63の
正面に取付けられている。スプリング65は摺動されたス
ライダー63を復帰させるためのものである。突起64は正
面板2に穿設された長溝(図示せず)を介して長孔69に
遊嵌されており、レバー66を横方向に摺動させると、ス
ライダー63に設けられた突起64も長孔69内を摺動し、作
用部6aを回動させることになる。第1図に示すとおり、
レバー66を摺動させない状態では、作用部6aは通路4内
に突出しており、小球3の進行を阻止するようになって
いる。そして、レバー66を右方向に摺動させると、作用
部6aの溝部先端と通路4とが合致し、この溝部が小球3
を次の通路4まで案内する。
第3の阻止部材7は、透過性を有する合成樹脂により円
筒形状に形成されている。円筒の両側板71及び円筒の内
周面に形成された螺線状の突条72が作用部7aをなしてお
り、円筒の外周面が操作部7bをなしている。第3の阻止
部材7は、本体1内において支軸73によって回転可能に
枢支されており、外周面は正面板2に穿設された窓部21
を介して本体1外に突出している。円筒の側板71,71に
は開口74,75がそれぞれ穿設されている。しかして、通
路4を進行して来た小球3が一方の側板71に到達したと
き、通路4と開口74との位置が合致していれば、小球3
は円筒内に進入できるが、それが不一致であれば小球3
は側板71によってその進行を阻止される。このとき円筒
の外周面(操作部7b)を回転させ、通路4と開口74との
位置を合致させれば小球3は円筒内に進入できる。円筒
内に入った小球3は、円筒の外周面(操作部7b)をさら
に回転させることによって、螺線状の突条72によって開
口75方向に送られ、最終的には開口75から次の通路4に
送り出される。
第4の阻止部材8は、水道のじゃ口を模した形状を有し
ている。本体1内には、作用部8aが設けられている。作
用部8aは円柱形状をなしており、中心に枢支孔81が穿設
されており、また外周部に小球を嵌入するための切欠部
82が設けられている。操作部8bは正面板2の表面に固着
されたじゃ口部83と、ハンドル部84とから成っており、
ハンドル部84に設けられた軸85の先部は、じゃ口部83に
穿設された挿通孔86及び正面板2に穿設された小孔(図
示せず)を介して作用部8aに穿設された枢支孔81に嵌着
されており、ハンドル部を回転させると作用部8aが一体
となって回転するようになっている。しかして、通路4
を進行してきた小球3は作用部8aの外周面によって進行
を阻止される。このときハンドル部84を回転させて作用
部8aを回転させると、切欠部82が通路4と合致したとき
に小球3は切欠部82内に入り、さらに作用部8aを回転さ
せ切欠部82が他方の通路4と合致すると小球3は切欠部
82からその他方の通路に送り出される。
第5の阻止部材9は、動物を模した形状を有している。
作用部9aは本体1内に設けられている。作用部9aの一側
には小球3を収容することができる凹部91が設けられて
おり、他側には枢支孔92が穿設されている。操作部9bは
動物の本体部93と腕部94とから成っている。本体部93は
正面板2の表面に固着されており、腕部94は枢支軸95を
挿通孔96に挿通させることにより回動可能に設けられて
いる。枢支軸95の先部は挿通孔96及び正面板2に穿設さ
れた透孔(図示せず)を介して枢支孔92に遊嵌されてい
る。枢支孔92の一側には係合凹部97が形成されている。
腕部94の背面の挿通孔96の周縁部には係合突起98が形成
されており、この係合突起98は正面板2に穿設された前
記透孔を介して係合凹部97と係合し、これによって腕部
94を回動させると作用部9aも一体となって回動する。腕
部94は、本体部93の下部に設けられたスプリング99によ
って、凹部91側が下方にくるように付勢されている。し
かして、第4の阻止部材8から通路4eに送り出されてき
た小球は、開孔12を介して本体1背面に設けられた通路
(図示せず)を通って凹部91の裏側の本体1背面に設け
られた開孔13から凹部91内に進入する。腕部94の凹部と
反対側を押し下げると、凹部91側がスプリング99に抗し
て上昇し、凹部91と開孔14の位置が合致するところまで
くると、凹部91の底面が開孔14側に向って下降傾斜して
いるため、小球3は凹部91から開口14内に進入する。
開口14に入った小球3は、本体1背面に設けられた通路
(図示せず)を通って開孔15から本体1内に出てくる。
開孔15から出てきた小球3は通路4gを下って開孔16に入
る。開孔16に入った小球3は、本体1背面に設けられた
通路(図示せず)を通って開孔17から出てくる。開孔17
から出てきた小球3は、通路4hを下って開孔18に入る。
開孔18に入った小球3は、本体1背面に設けられた通路
を通って、第6の阻止部材10の裏側の本体1背面に穿設
された開孔19から出てくる。
第6の阻止部材10は、電話機の形状をなしている。本体
1内には、作用部10aが設けられている。作用部10aは円
柱形状をなしており、中心に枢支孔101が穿設されてお
り、また外周部に小球3を嵌入するための切欠部102が
設けられている。操作部10bは正面板2の表面に固着さ
れた電話機本体部103と、ダイヤル部104とから成ってい
る。ダイヤル部104は本体部103の上面に設けられた円形
凹部に嵌合されるようになっており、軸105の先部は挿
通孔106及び正面板2に穿設された透孔(図示せず)を
介して、作用部10aの枢支孔101と嵌着されている。した
がって、ダイヤル部104を回転させると作用部10aが一体
となって回転する。しかして、開孔19から出てきた小球
3は、作用部10aの外周面によって進行を阻止される。
このとき、ダイヤル部104を回転させて作用部10aを回転
させると、切欠部102が通路4と合致したときに小球3
は切欠部102内に入り、さらに作用部10aを回転させ切欠
部102が通路4i側に来ると小球3は切欠部102から通路4i
に送り出される。
20は、小球3を、本体1の下方にある通路4の出口か
ら、上方にある通路4の入口まで運び上げるための昇球
手段である。昇球手段20は、本体1内に回転可能に設け
られたローラ21,22とこのローラ21,22間に掛けられた無
端ベルト23と、ローラ21に回転を与えるためのハンドル
部24とこのハンドルの回転をローラ21に伝達するための
ギヤとから成っている。無端ベルト23の外側には小球3
を載置するための突条25が所定間隔で設けられている。
〔効果〕
この考案の幼児用知育玩具によれば、幼児が操作部を上
下に動かしたり、左右に動かしたり、回転させたりする
動作を実際に体験することができるだけでなく、操作部
の操作によって小球を進行させるようにしたので、いか
にして小球を進行させるかを考えさせ、あるいはいかに
早く小球を進行させるかを訓練させることによって知能
の発達と手先の器用さを催進させることができる。ま
た、小球を本体内に封入し、幼児が取り出せないように
したので、幼児が小球を誤って飲み込むおそれもない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す正面図、第2図,第
3図,第5図〜第7図は阻止部材の分解斜視図、第4図
は阻止部材の斜視図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の要件を具備してなる幼児用知育玩具。 (イ)本体は、中空の板状をなしていること (ロ)本体の正面板が透過性を有する素材で形成されて
    いること (ハ)本体内には、小球が封入されていること (ニ)本体内には、小球を本体内の上部から下部に向っ
    て転動させる通路が形成されていること (ホ)通路の途中には、小球の進行を阻止するための複
    数の阻止部材が設けられていること (ヘ)阻止部材は、本体内に設けられた作用部と、本体
    外に設けられた操作部とから成っていること (ト)阻止部材の一つは、操作部を縦方向に動かすこと
    により、また他の一つは操作部を横方向に動かすことに
    より、さらに他の一つは操作部を回転させることによ
    り、それぞれ小球を通過させることができるようになっ
    ていること
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JP6228074B2 (ja) * 2014-05-20 2017-11-08 株式会社アガツマ 駒体移送玩具
JP6105801B1 (ja) * 2016-11-01 2017-03-29 犬飼 八重子 ゴムひもの捩じりによる回転体の停止と再回転を制御する方法
JP6196401B1 (ja) * 2017-02-21 2017-09-13 犬飼 八重子 球体を間欠的に排出する装置

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