JPH0644397A - 2次元コードの読取り装置 - Google Patents
2次元コードの読取り装置Info
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- JPH0644397A JPH0644397A JP4217141A JP21714192A JPH0644397A JP H0644397 A JPH0644397 A JP H0644397A JP 4217141 A JP4217141 A JP 4217141A JP 21714192 A JP21714192 A JP 21714192A JP H0644397 A JPH0644397 A JP H0644397A
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Abstract
(57)【要約】
[目的] 本発明は、2次元コードを読み取ることがで
きる読取り装置を使用して、1次元コード(バーコー
ド)を読み取る2次元コードの読取り装置に関する。 [構成] 本発明の2次元コードの読取り装置は、光電
変換画素を縦、横に複数個配列して2次元コードを読み
取り、1次元コード(バーコード)の前記光電変換画素
の縦列(横列)に対応する値の「黒」(或は白)の総数
が予め与えられた数以上であるときには、該縦列(横
列)全体のデータを「黒」(或は白)とするものであ
る。
きる読取り装置を使用して、1次元コード(バーコー
ド)を読み取る2次元コードの読取り装置に関する。 [構成] 本発明の2次元コードの読取り装置は、光電
変換画素を縦、横に複数個配列して2次元コードを読み
取り、1次元コード(バーコード)の前記光電変換画素
の縦列(横列)に対応する値の「黒」(或は白)の総数
が予め与えられた数以上であるときには、該縦列(横
列)全体のデータを「黒」(或は白)とするものであ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2次元コードを読み取
ることができる読取り装置を使用して、1次元コード
(バーコード)を読み取る2次元コードの読取り装置に
関する。
ることができる読取り装置を使用して、1次元コード
(バーコード)を読み取る2次元コードの読取り装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】物品の表面には、識別コード(種類、製
造年月日等を表示する。)として、白黒の一定の規則に
従って配列される1次元コード(バーコード)が表示さ
れている。又、時には、前記1次元コードでは情報量が
不足している場合には、図2に示す正方形の2次元コー
ドや図14に示す様に1次元コードを多数縦列した2次
元コードの表示が考えられる。前記の1次元コードの読
取り装置は、例えば14μ×200μの長方形状の光電
変換画素を1列に複数個配列された1次元CCDイメー
ジセンサを備え、横方向にスキャニングして該データを
読取り、解読している。一方、2次元コードは、例えば
14μ×14μの正方形状の光電変換画素を縦、横に配
列された2次元CCDイメージセンサを備えた読取り装
置で、縦横に各画素の値を読み取り、解読して表示され
たデータを得ている。この様に、1次元コード(バーコ
ード)と2次元コードは、各々に適合している読取り装
置を使用している。
造年月日等を表示する。)として、白黒の一定の規則に
従って配列される1次元コード(バーコード)が表示さ
れている。又、時には、前記1次元コードでは情報量が
不足している場合には、図2に示す正方形の2次元コー
ドや図14に示す様に1次元コードを多数縦列した2次
元コードの表示が考えられる。前記の1次元コードの読
取り装置は、例えば14μ×200μの長方形状の光電
変換画素を1列に複数個配列された1次元CCDイメー
ジセンサを備え、横方向にスキャニングして該データを
読取り、解読している。一方、2次元コードは、例えば
14μ×14μの正方形状の光電変換画素を縦、横に配
列された2次元CCDイメージセンサを備えた読取り装
置で、縦横に各画素の値を読み取り、解読して表示され
たデータを得ている。この様に、1次元コード(バーコ
ード)と2次元コードは、各々に適合している読取り装
置を使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1次元
コード(バーコード)と2次元コードを表示した物品を
同時に扱うところでは、各々の物品に対して異なる読取
り装置を使用することは不便である。又、正方形状の光
電変換画素を有する2次元コード読取り装置で1次元コ
ードを読み取る場合には、読み取ったデータは正確でな
い場合がある。例えば、1次元コードを図15に示す矢
印の方向に各光電変換画素をスキャニングすると、1次
元コードの印刷欠落部aでのデータは「白」と判断され
て、本来の1次元コードのデータとは異なったものとし
て読みとられる。又、印刷部bにおいてはインクのにじ
みのため「細バー」であるにも拘らず「太バー」と読み
取られたり、印刷部cにおいては印刷の欠落が生じ、
「太バー」であるにも拘らず「細バー」と読み取られ
る。即ち、図15の1次元コードは、「黒」(太)、
「白」、「黒」(細)、「黒」(太)、「黒」(細)、
「黒」(太)、「黒」(細)、「黒」(細)、「黒」
(細)と読みとられて、全く異なったデータとして処理
される。尚、図14に示す1次元コードを多数縦列した
2次元コードの読取りの場合においても、各コードに対
して、前記したと同様に、1次元コードとして処理して
いるため同様の問題が生ずる。そこで、本発明では、2
次元コードの読取りに適した画素を有するセンサーを使
用し、1次元コードに適した長方形の画素のセンサーと
同じ性能を発揮する、2次元と1次元コードの読取りが
可能な読取り装置を提供するものである。
コード(バーコード)と2次元コードを表示した物品を
同時に扱うところでは、各々の物品に対して異なる読取
り装置を使用することは不便である。又、正方形状の光
電変換画素を有する2次元コード読取り装置で1次元コ
ードを読み取る場合には、読み取ったデータは正確でな
い場合がある。例えば、1次元コードを図15に示す矢
印の方向に各光電変換画素をスキャニングすると、1次
元コードの印刷欠落部aでのデータは「白」と判断され
て、本来の1次元コードのデータとは異なったものとし
て読みとられる。又、印刷部bにおいてはインクのにじ
みのため「細バー」であるにも拘らず「太バー」と読み
取られたり、印刷部cにおいては印刷の欠落が生じ、
「太バー」であるにも拘らず「細バー」と読み取られ
る。即ち、図15の1次元コードは、「黒」(太)、
「白」、「黒」(細)、「黒」(太)、「黒」(細)、
「黒」(太)、「黒」(細)、「黒」(細)、「黒」
(細)と読みとられて、全く異なったデータとして処理
される。尚、図14に示す1次元コードを多数縦列した
2次元コードの読取りの場合においても、各コードに対
して、前記したと同様に、1次元コードとして処理して
いるため同様の問題が生ずる。そこで、本発明では、2
次元コードの読取りに適した画素を有するセンサーを使
用し、1次元コードに適した長方形の画素のセンサーと
同じ性能を発揮する、2次元と1次元コードの読取りが
可能な読取り装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、光電変換画素を縦、横に複数個配列して2次元コー
ドを読み取ることができる請求項1の2次元コードの読
取り装置は、前記光電変換画素で読み取る1次元コード
(バーコード)の該光電変換画素の縦列(横列)に対応
する値の「黒」(或は白)の総数が予め与えられた数以
上であるときには、該縦列(横列)全体のデータを
「黒」(或は白)とするものである。又、請求項2の2
次元コードの読取り装置は、請求項1のデータ処理にお
いて、光電変換画素の縦列(横列)に対応するデータを
複数ブロックに分割し、該ブロック毎の「黒」(或は
白)の総和が予め与えられた値以上のときには、該ブロ
ックのデータを「黒」(或は白)とし、更に、該各ブロ
ックデータの「黒」(或は白)の総和が予め与えられた
値以上のときには、該縦列(横列)全体のデータを
「黒」(或は白)とするものである。
め、光電変換画素を縦、横に複数個配列して2次元コー
ドを読み取ることができる請求項1の2次元コードの読
取り装置は、前記光電変換画素で読み取る1次元コード
(バーコード)の該光電変換画素の縦列(横列)に対応
する値の「黒」(或は白)の総数が予め与えられた数以
上であるときには、該縦列(横列)全体のデータを
「黒」(或は白)とするものである。又、請求項2の2
次元コードの読取り装置は、請求項1のデータ処理にお
いて、光電変換画素の縦列(横列)に対応するデータを
複数ブロックに分割し、該ブロック毎の「黒」(或は
白)の総和が予め与えられた値以上のときには、該ブロ
ックのデータを「黒」(或は白)とし、更に、該各ブロ
ックデータの「黒」(或は白)の総和が予め与えられた
値以上のときには、該縦列(横列)全体のデータを
「黒」(或は白)とするものである。
【0005】
【作用】縦、横に配列された光電変換画素の、各縦列
(横列)に対応するデータの「黒」の総和を計数し、係
る総和が予め与えられた値以上のときには該当する列の
データを「黒」とする。これによって、従来、使用して
いる長方形状の光電変換画素で読み取っていると同じ1
次元コード(バーコード)のデータを得ることができ
る。又、請求項2は、前記縦列(横列)のデータを複数
ブロックに分割し、該ブロックでの値を1つのデータと
し、更に、該ブロックデータを基に縦列(横列)全体の
データとするものである。係るように各ブロックに分割
すると、繰り返してデータを確認する場合に、全ての光
電変換画素のデータに対する縦列(横列)のデータをデ
コードする必要がなく、確認の場合には各ブロックのデ
ータに対してだけ検出して比較すれば、該縦列(横列)
の確認が可能であり、迅速にデータの確認ができる。
(横列)に対応するデータの「黒」の総和を計数し、係
る総和が予め与えられた値以上のときには該当する列の
データを「黒」とする。これによって、従来、使用して
いる長方形状の光電変換画素で読み取っていると同じ1
次元コード(バーコード)のデータを得ることができ
る。又、請求項2は、前記縦列(横列)のデータを複数
ブロックに分割し、該ブロックでの値を1つのデータと
し、更に、該ブロックデータを基に縦列(横列)全体の
データとするものである。係るように各ブロックに分割
すると、繰り返してデータを確認する場合に、全ての光
電変換画素のデータに対する縦列(横列)のデータをデ
コードする必要がなく、確認の場合には各ブロックのデ
ータに対してだけ検出して比較すれば、該縦列(横列)
の確認が可能であり、迅速にデータの確認ができる。
【0006】
【実施例】本発明の2次元コードの読取り装置を図面を
参照して説明する。図1は、図示略の2次元コードの読
取り装置に備えられた、縦にn個(300画素)、横に
m個(1280画素)、配列された光電変換画素1aの
CCDイメージセンサ1を示す。尚、各光電変換画素1
aの寸法は14μ×14μの正方形状である。図2は正
方形状(L2×L2)の2次元コード2の1例を示す。
この2次元コードは、2次元コードの読取り装置を介し
て、各光電変換画素1aに「黒」、「白」として図3に
示すように、例えば光電変換画素(1、1)は「白」、
(x、y)は「黒」として、以下同様に全ての画素1a
に対して読みとられ、図示略の解読装置を介してデータ
として出力される。尚、1次元コード、2次元コードを
より小さく表示する場合に備えて、読取り装置にズーム
レンズを配置しておくことは有効な手段である。
参照して説明する。図1は、図示略の2次元コードの読
取り装置に備えられた、縦にn個(300画素)、横に
m個(1280画素)、配列された光電変換画素1aの
CCDイメージセンサ1を示す。尚、各光電変換画素1
aの寸法は14μ×14μの正方形状である。図2は正
方形状(L2×L2)の2次元コード2の1例を示す。
この2次元コードは、2次元コードの読取り装置を介し
て、各光電変換画素1aに「黒」、「白」として図3に
示すように、例えば光電変換画素(1、1)は「白」、
(x、y)は「黒」として、以下同様に全ての画素1a
に対して読みとられ、図示略の解読装置を介してデータ
として出力される。尚、1次元コード、2次元コードを
より小さく表示する場合に備えて、読取り装置にズーム
レンズを配置しておくことは有効な手段である。
【0007】次に、図4は1次元コード5(バーコー
ド)を示す。この1次元コード5を前記2次元コードの
読取り装置を介すると、図5に示すように各光電変換画
素1aに像が結び、例えば、光電変換画素の(1、1)
のデータは「白」、(x、y)は「黒」として読みとら
れて、2次元メモリー(或は1次元メモリ)に記憶す
る。そして、この記憶されたデータを基に、縦列i毎に
「黒」の総和を算出し、「黒」の数が、予め与えられた
数、例えば、全画素数(m)の1/3以上であった場合
には該縦列iのデータは「黒」とする。尚、前記「黒」
の総数の割合は、光電変換画素数1aと物品に表示され
る2次元コード或は1次元コードの大きさの割合で決定
されることはいうまでもない。例えば、縦の全画素数1
aが35で、印字される画素数が20で、印字欠落部を
3まで許容する場合には、(20ー3)/35の割合と
なる。以下、同様に全ての縦列iについて演算をし、そ
の結果を図6に示す。この結果から明らかなように、こ
のコード列は、従来の長方形状の光電変換画素で得られ
た1次元コードのデータと同じである。一方、図11に
示す各種の印刷欠陥が有る1次元コードに対応させる
と、縦列iのデータは縦列の各光電変換画素に表される
「黒」の総数で決定されているため、係る印刷欠陥部を
有していたとしても、影響を与えることなく、正確なデ
ータとして判別することができる。
ド)を示す。この1次元コード5を前記2次元コードの
読取り装置を介すると、図5に示すように各光電変換画
素1aに像が結び、例えば、光電変換画素の(1、1)
のデータは「白」、(x、y)は「黒」として読みとら
れて、2次元メモリー(或は1次元メモリ)に記憶す
る。そして、この記憶されたデータを基に、縦列i毎に
「黒」の総和を算出し、「黒」の数が、予め与えられた
数、例えば、全画素数(m)の1/3以上であった場合
には該縦列iのデータは「黒」とする。尚、前記「黒」
の総数の割合は、光電変換画素数1aと物品に表示され
る2次元コード或は1次元コードの大きさの割合で決定
されることはいうまでもない。例えば、縦の全画素数1
aが35で、印字される画素数が20で、印字欠落部を
3まで許容する場合には、(20ー3)/35の割合と
なる。以下、同様に全ての縦列iについて演算をし、そ
の結果を図6に示す。この結果から明らかなように、こ
のコード列は、従来の長方形状の光電変換画素で得られ
た1次元コードのデータと同じである。一方、図11に
示す各種の印刷欠陥が有る1次元コードに対応させる
と、縦列iのデータは縦列の各光電変換画素に表される
「黒」の総数で決定されているため、係る印刷欠陥部を
有していたとしても、影響を与えることなく、正確なデ
ータとして判別することができる。
【0008】次に、図5の一部を示す図7に示す様に、
縦列iの光電変換画素を分割してデータ処理を行う方法
について説明する。本実施例では、縦列iを光電変換画
素数を5個毎に区画して7分割とする。そして、区画さ
れた分割部j1〜j7の光電変換画素についての「黒」
(或は「白」)の値の総和を求める。この「黒」の総和
値が予め与えられた値、例えば3以上の場合には係る分
割部jのデータを「黒」とする。例えば、図7に示す左
列においては、j1は「白」、J2は「黒」、J3は
「黒」、J4は「黒」、J5は「黒」、J6は「白」、
J7は「白」となる。そして、縦列iの全体のデータと
しては、前記各分割部j1〜J7の「黒」データの総和
を求め、係る総和が予め設定された値、例えば、3以上
の場合には該縦列iの最終データとして「黒」とする。
図7の縦列iにおいては、各分割部jの「黒」の総数が
4であるため、結果として「黒」として処理をする。以
下同様に、全ての縦列iに対して行うと、図6に示す1
次元コードのデータを得ることができる。この結果から
明らかなように、図11のように印刷欠陥があったとし
ても、全体の印刷状態でもって1次元コードを検出する
ため、従来のような不都合は解消されて正確な値として
読み取ることができる。次に、前記過程で読み取ったデ
ータが正確か否かを判断する場合には、光電変換画素で
の値をメモリーに記憶し、前記で求めたデータが有る各
分割部j1〜J7だけのデータから縦列iが「黒」か否
かを求める。即ち、全ての光電変換画素に対して検定を
行うのでなく、前回「黒」と判断された分割部j2、j
3、j4およびj5に対してだけ行う。この様な工程を
例えば、3回繰り返して、各分割部j2〜j5のデータ
が何れも同じである場合には、その時点で読取りを終了
させる。この処理によって、短期間にデータの確認を行
うことができる。尚、前記「黒」か否かの判断の基礎と
なる予め与える数は、光電変換画素数とバーコードの長
さを考慮して決定することは言うまでもない。
縦列iの光電変換画素を分割してデータ処理を行う方法
について説明する。本実施例では、縦列iを光電変換画
素数を5個毎に区画して7分割とする。そして、区画さ
れた分割部j1〜j7の光電変換画素についての「黒」
(或は「白」)の値の総和を求める。この「黒」の総和
値が予め与えられた値、例えば3以上の場合には係る分
割部jのデータを「黒」とする。例えば、図7に示す左
列においては、j1は「白」、J2は「黒」、J3は
「黒」、J4は「黒」、J5は「黒」、J6は「白」、
J7は「白」となる。そして、縦列iの全体のデータと
しては、前記各分割部j1〜J7の「黒」データの総和
を求め、係る総和が予め設定された値、例えば、3以上
の場合には該縦列iの最終データとして「黒」とする。
図7の縦列iにおいては、各分割部jの「黒」の総数が
4であるため、結果として「黒」として処理をする。以
下同様に、全ての縦列iに対して行うと、図6に示す1
次元コードのデータを得ることができる。この結果から
明らかなように、図11のように印刷欠陥があったとし
ても、全体の印刷状態でもって1次元コードを検出する
ため、従来のような不都合は解消されて正確な値として
読み取ることができる。次に、前記過程で読み取ったデ
ータが正確か否かを判断する場合には、光電変換画素で
の値をメモリーに記憶し、前記で求めたデータが有る各
分割部j1〜J7だけのデータから縦列iが「黒」か否
かを求める。即ち、全ての光電変換画素に対して検定を
行うのでなく、前回「黒」と判断された分割部j2、j
3、j4およびj5に対してだけ行う。この様な工程を
例えば、3回繰り返して、各分割部j2〜j5のデータ
が何れも同じである場合には、その時点で読取りを終了
させる。この処理によって、短期間にデータの確認を行
うことができる。尚、前記「黒」か否かの判断の基礎と
なる予め与える数は、光電変換画素数とバーコードの長
さを考慮して決定することは言うまでもない。
【0009】前記した様に、本発明の読取り装置は1次
元コード及び2次元コードを読み取ることが可能である
が、1次元コードか2次元コードかの判断方法につい
て、図3及び図5を参照して説明する。図3及び図5に
おいて、光電変換画素の横列jを複数列(本例では2画
素単位でデータ表示している為、3列以上)のデータを
スキャンする。そして、横列jが一致しているか否かを
判断すると、1次元コードの場合には同じデータが繰返
し得られるが、2次元コードの場合には異なったデータ
が得られる。このことによって、1次元コードか2次元
コードかの自動判別が可能となる。
元コード及び2次元コードを読み取ることが可能である
が、1次元コードか2次元コードかの判断方法につい
て、図3及び図5を参照して説明する。図3及び図5に
おいて、光電変換画素の横列jを複数列(本例では2画
素単位でデータ表示している為、3列以上)のデータを
スキャンする。そして、横列jが一致しているか否かを
判断すると、1次元コードの場合には同じデータが繰返
し得られるが、2次元コードの場合には異なったデータ
が得られる。このことによって、1次元コードか2次元
コードかの自動判別が可能となる。
【0010】図8は、曲面を有する物品12(「メ
ス」、「カプセル」)等に表示された2次元コード(図
2で示すL2×L2)を、光源10から照射された反射
光を図1で示す光電変換画素を有するバーコード読取り
装置11で受像する状態を示す概念図である。この場
合、光電変換画素での受像は、曲面反射のため、図9で
示すように、「L2×L1」の領域だけが読み取り可能
であって、他の部分の解読は不可能である。即ち、縦方
向に対しては長さL2より短いL1である。係る不都合
を解消するために、図9で示すように、2次元コードの
形状を長方形状(L1×L2)として、従来の正方形状
(L2×L2)で表示した場合の情報量不足を、図10
で示すように長方形の2次元コード20a、20bを離
隔して、或は連続した状態に表示する。図11は曲面を
有する物品12に図10の2次元コードを表示した状態
を示し、図12は光電変換画素で読み取る状態を示す。
この様に、曲面に表示する2次元コードを読み取り可能
な長方形状にすることによって、曲面を有する物品に対
しても有効な表示手段となる。又、係る長方形状の2次
元コードは、物品をベルトコンベアー(図示略)で図1
1で示す左方向に運搬中しながら、上下方向に連続印字
可能な静電偏向型インクジェットプリンターで容易に印
字することができる。即ち、長方形状の2次元コード
は、例えば、該インクジェットプリンターでもって印字
すると、縦幅(L1)を経済性ある印字幅を採用するこ
とができると共に、従来の縦幅(L2)での情報不足を
無限の長さで印字可能である横幅で補充可能である。従
って、長方形状の2次元コードは、曲面状に表示された
場合であっても読むことができ、情報不足に対しては横
方向に長いコードとすることができ、より多くの情報量
を有するコードであって、種々の物品に使用可能でる。
ス」、「カプセル」)等に表示された2次元コード(図
2で示すL2×L2)を、光源10から照射された反射
光を図1で示す光電変換画素を有するバーコード読取り
装置11で受像する状態を示す概念図である。この場
合、光電変換画素での受像は、曲面反射のため、図9で
示すように、「L2×L1」の領域だけが読み取り可能
であって、他の部分の解読は不可能である。即ち、縦方
向に対しては長さL2より短いL1である。係る不都合
を解消するために、図9で示すように、2次元コードの
形状を長方形状(L1×L2)として、従来の正方形状
(L2×L2)で表示した場合の情報量不足を、図10
で示すように長方形の2次元コード20a、20bを離
隔して、或は連続した状態に表示する。図11は曲面を
有する物品12に図10の2次元コードを表示した状態
を示し、図12は光電変換画素で読み取る状態を示す。
この様に、曲面に表示する2次元コードを読み取り可能
な長方形状にすることによって、曲面を有する物品に対
しても有効な表示手段となる。又、係る長方形状の2次
元コードは、物品をベルトコンベアー(図示略)で図1
1で示す左方向に運搬中しながら、上下方向に連続印字
可能な静電偏向型インクジェットプリンターで容易に印
字することができる。即ち、長方形状の2次元コード
は、例えば、該インクジェットプリンターでもって印字
すると、縦幅(L1)を経済性ある印字幅を採用するこ
とができると共に、従来の縦幅(L2)での情報不足を
無限の長さで印字可能である横幅で補充可能である。従
って、長方形状の2次元コードは、曲面状に表示された
場合であっても読むことができ、情報不足に対しては横
方向に長いコードとすることができ、より多くの情報量
を有するコードであって、種々の物品に使用可能でる。
【0011】図13は、図の矢印に示す方向に各画素に
ついて1次元コードを傾斜して読んだ時のデジタルデー
タ(白か黒か)の一部を示し、本実施例では、各画素の
「白」、「黒」のデジタル量に対する誤差修正を考慮し
ての読取り方法を示す。即ち、例えば、画素の縦列iに
対して、横列jを10画素毎に分割したとき、縦列i-1
が「白」のとき、縦列iの判定を「黒」とするときには
「黒」の画素数を6個以上とし、反対に、縦列i-1が
「黒」のとき、縦列iの判定を「白」とするときには
「黒」の画素数を5個以下とする。具体的に、図13に
ついて説明すると、縦列i1はj1とj2の2箇所の画素が
「黒」(図中斜線で示す。)であるため、該列i1は
「白」と判定する。次の縦列i2の画素はj1〜j5が
「黒」であり、黒は5個であり「白」「黒」が半々であ
るが、前記した様に「白」から「黒」の変化に対して
「黒」と判定するためには、「黒」が6個以上の時であ
るため、本縦列i2は「白」と判定する。次の縦列i3の
画素は「黒」の数が8個であるため、「黒」と判定す
る。以下、i4の画素は「黒」が10個で「黒」、i5の
画素は「黒」が8個で「黒」、i6の画素は「黒」が5
個であり、前記した様に、「黒」から「白」への変更は
5個以下であるため、「白」と判定する。又、i7の画
素は「黒」が2個であるため、「白」と判定する。以上
の結果、縦列i1〜i8は、「白」、「白」、「黒」、
「黒」、「黒」、「白」、「白」と判定され、これらの
結果を基に、細コードか太コードかの識別がされる。前
記した様な判断基準を設けることによって、「黒」か
「白」かの判断が明確となる。又、図14に示す1次元
コードを多数縦列した2次元コードにおいては、各1次
元コードに対して前記と同様な処置で読取り解読するこ
とによって、印刷欠陥を有している場合であっても、正
確に読み取ることができる。尚、前記した分割画素数
や、「白」から「黒」或は反対に変化する場合の判断基
準(黒の数)は、コードの表示幅に対する画素数等によ
って、適宜選択することは言うまでもない。又、前記し
た光電変換素子の各データ処理に於ては、光電変換素子
のデータを予めメモリーに記憶して後に処理を行ってい
るが、該メモリーの替わりに直接論理演算処理をなすこ
とができるハードウエアーで構成してもよいことはいう
までもない。
ついて1次元コードを傾斜して読んだ時のデジタルデー
タ(白か黒か)の一部を示し、本実施例では、各画素の
「白」、「黒」のデジタル量に対する誤差修正を考慮し
ての読取り方法を示す。即ち、例えば、画素の縦列iに
対して、横列jを10画素毎に分割したとき、縦列i-1
が「白」のとき、縦列iの判定を「黒」とするときには
「黒」の画素数を6個以上とし、反対に、縦列i-1が
「黒」のとき、縦列iの判定を「白」とするときには
「黒」の画素数を5個以下とする。具体的に、図13に
ついて説明すると、縦列i1はj1とj2の2箇所の画素が
「黒」(図中斜線で示す。)であるため、該列i1は
「白」と判定する。次の縦列i2の画素はj1〜j5が
「黒」であり、黒は5個であり「白」「黒」が半々であ
るが、前記した様に「白」から「黒」の変化に対して
「黒」と判定するためには、「黒」が6個以上の時であ
るため、本縦列i2は「白」と判定する。次の縦列i3の
画素は「黒」の数が8個であるため、「黒」と判定す
る。以下、i4の画素は「黒」が10個で「黒」、i5の
画素は「黒」が8個で「黒」、i6の画素は「黒」が5
個であり、前記した様に、「黒」から「白」への変更は
5個以下であるため、「白」と判定する。又、i7の画
素は「黒」が2個であるため、「白」と判定する。以上
の結果、縦列i1〜i8は、「白」、「白」、「黒」、
「黒」、「黒」、「白」、「白」と判定され、これらの
結果を基に、細コードか太コードかの識別がされる。前
記した様な判断基準を設けることによって、「黒」か
「白」かの判断が明確となる。又、図14に示す1次元
コードを多数縦列した2次元コードにおいては、各1次
元コードに対して前記と同様な処置で読取り解読するこ
とによって、印刷欠陥を有している場合であっても、正
確に読み取ることができる。尚、前記した分割画素数
や、「白」から「黒」或は反対に変化する場合の判断基
準(黒の数)は、コードの表示幅に対する画素数等によ
って、適宜選択することは言うまでもない。又、前記し
た光電変換素子の各データ処理に於ては、光電変換素子
のデータを予めメモリーに記憶して後に処理を行ってい
るが、該メモリーの替わりに直接論理演算処理をなすこ
とができるハードウエアーで構成してもよいことはいう
までもない。
【0012】
【発明の効果】本発明の2次元コード読取り装置は、従
来通り2次元コードを読み取ることができ、且つ、印字
欠落部を有している1次元コード(バーコード)であっ
ても、正確に読み取ることができる。
来通り2次元コードを読み取ることができ、且つ、印字
欠落部を有している1次元コード(バーコード)であっ
ても、正確に読み取ることができる。
【図1】縦横に配列された光電変換画素を示す図であ
る。
る。
【図2】従来の正方形状の2次元コードを示す図であ
る。
る。
【図3】図2の正方形の2次元コードと図1の光電変換
画素との対応関係を示す図である。
画素との対応関係を示す図である。
【図4】バーコード(1次元コード)を示す図である。
【図5】図4のバーコードと図1の光電変換画素との対
応関係を示す図である。
応関係を示す図である。
【図6】データ処理後のバーコードデータを示す図であ
る。
る。
【図7】分割処理を示す概念図である。
【図8】曲面を有する物品に表示された正方形状の2次
元コードを読み取る概念を示す図である。
元コードを読み取る概念を示す図である。
【図9】図8の状態で正方形状の2次元コードを読み取
る状態を示す図である。
る状態を示す図である。
【図10】長方形状の2次元コードを示す図である。
【図11】長方形状の2次元コードを曲面を有する物品
に表示した図である。
に表示した図である。
【図12】長方形状の2次元コードと図1の光電変換画
素との対応を示す図である。
素との対応を示す図である。
【図13】1次元コードを傾斜して読取る画素に表れる
像を示す図である。
像を示す図である。
【図14】他の2次元コードを示す図である。
【図15】従来の1次元コードを読み取る概念を示す図
である。
である。
1 光電変換画素 2 正方形状の2次元コード 5 バーコード(1次元コード) 20a、20b 長方形状の2次元コード a、b、c 印刷欠落部
Claims (2)
- 【請求項1】 光電変換画素を縦、横に複数個配列して
2次元コードを読み取る2次元コードの読取り装置であ
って、前記光電変換画素で読み取る1次元コード(バー
コード)の該光電変換画素の縦列(横列)に対応する値
の「黒」(或は白)の総数が予め与えられた数以上であ
るときには、該縦列(横列)全体のデータを「黒」(或
は白)とすることを特徴とする2次元コードの読取り装
置。 - 【請求項2】 メモリーの光電変換画素の縦列(横列)
に対応するデータを複数ブロックに分割し、該ブロック
毎の「黒」(或は白)の総和が予め与えられた値以上の
ときには、該ブロックのデータを「黒」(或は白)と
し、更に、該各ブロックデータの「黒」(或は白)の総
和が予め与えられた値以上のときには、縦列(横列)全
体のデータを「黒」(或は白)とすることを特徴とする
請求項1の2次元コードの読取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4217141A JPH0644397A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 2次元コードの読取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4217141A JPH0644397A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 2次元コードの読取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0644397A true JPH0644397A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=16699502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4217141A Pending JPH0644397A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 2次元コードの読取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0644397A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5686718A (en) * | 1995-03-15 | 1997-11-11 | Sharp Kabushiki Kaisha | Recording method, decoding method, and decoding apparatus for digital information |
US7636483B2 (en) | 2003-12-05 | 2009-12-22 | Fujitsu Limited | Code type determining method and code boundary detecting method |
-
1992
- 1992-07-22 JP JP4217141A patent/JPH0644397A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5686718A (en) * | 1995-03-15 | 1997-11-11 | Sharp Kabushiki Kaisha | Recording method, decoding method, and decoding apparatus for digital information |
US7636483B2 (en) | 2003-12-05 | 2009-12-22 | Fujitsu Limited | Code type determining method and code boundary detecting method |
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