JPH0644190B2 - 弦楽器の糸巻 - Google Patents
弦楽器の糸巻Info
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- JPH0644190B2 JPH0644190B2 JP59502451A JP50245184A JPH0644190B2 JP H0644190 B2 JPH0644190 B2 JP H0644190B2 JP 59502451 A JP59502451 A JP 59502451A JP 50245184 A JP50245184 A JP 50245184A JP H0644190 B2 JPH0644190 B2 JP H0644190B2
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-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10D—STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10D3/00—Details of, or accessories for, stringed musical instruments, e.g. slide-bars
- G10D3/14—Tuning devices, e.g. pegs, pins, friction discs or worm gears
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Multimedia (AREA)
- Stringed Musical Instruments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は弦楽器の直線形糸巻に関し、特に弦が弦本体に
対して直交する方向の糸巻プランジャーの長手方向運動
を介してガイドローラを横切って直接引張られる改善さ
れた直線形糸巻に関する。
対して直交する方向の糸巻プランジャーの長手方向運動
を介してガイドローラを横切って直接引張られる改善さ
れた直線形糸巻に関する。
伝統的にギターのような弦楽器は、弦楽器の糸倉を貫通
しそこに弦の一端が固定され巻かれている回転可能な軸
棒によって調律されている。昔の糸巻軸棒は糸倉にある
開口に摩擦係合ではめ込まれ、その下端には軸棒を調律
回転するためのつかみ面が設けられていた。最近におい
て弦楽器の調律は、糸巻軸棒が弦を所望のピッチに引っ
張るために回転されるように、歯車機構によって糸巻軸
棒に機械的に接続されているつまみを回転することによ
って行われる。かかる回転可能な糸巻軸棒は良く使われ
ているが、多くの本来的な欠点を有している。例えば歯
車機構のバックラッシのために、弦が滑ったり、引張り
力が僅かに弛む傾向がある。弦が所望のピッチの僅か上
側に調律され、それからピッチが下げられると、歯車機
構におけるバックラッシのためにピッチを正確にするた
めにそれを下げることはほとんど不可能である。また楽
器の弦はしばしば単線ではなく、第2の細線がその上に
スパイラル状に巻かれている心線で構成されている。撚
り線が糸巻の回りに巻かれている場合、糸巻の外側面に
係合する撚り線の部分は、平たくなる傾向を有し、それ
によって弦の引張り力が緩み、楽器はトーンが狂ってし
まう。
しそこに弦の一端が固定され巻かれている回転可能な軸
棒によって調律されている。昔の糸巻軸棒は糸倉にある
開口に摩擦係合ではめ込まれ、その下端には軸棒を調律
回転するためのつかみ面が設けられていた。最近におい
て弦楽器の調律は、糸巻軸棒が弦を所望のピッチに引っ
張るために回転されるように、歯車機構によって糸巻軸
棒に機械的に接続されているつまみを回転することによ
って行われる。かかる回転可能な糸巻軸棒は良く使われ
ているが、多くの本来的な欠点を有している。例えば歯
車機構のバックラッシのために、弦が滑ったり、引張り
力が僅かに弛む傾向がある。弦が所望のピッチの僅か上
側に調律され、それからピッチが下げられると、歯車機
構におけるバックラッシのためにピッチを正確にするた
めにそれを下げることはほとんど不可能である。また楽
器の弦はしばしば単線ではなく、第2の細線がその上に
スパイラル状に巻かれている心線で構成されている。撚
り線が糸巻の回りに巻かれている場合、糸巻の外側面に
係合する撚り線の部分は、平たくなる傾向を有し、それ
によって弦の引張り力が緩み、楽器はトーンが狂ってし
まう。
長手方向および弦楽器の糸倉の平面に対し横に移動でき
る軸棒に弦が固定されることによって、糸巻に改善が図
られている。この方式における弦の引張りは、ピッチの
緩みおよび再調律の繰り返しによる悪化は避けられる。
しかし米国特許第3830132号明細書“調整可能な
糸巻と装置”に示されているような軸方向に移動可能な
軸棒を持った従来の糸巻は多くの欠点を有している。従
来の直線形糸巻は、弦が軸方向運動によって弦の主要部
の軸心に対してある角度の方向に引っ張られるように、
弦の主要部から弦端の軸心を角度的に変位させるため
に、弦をガイドブロックを通過させる必要を有してい
る。例えば前記米国明細書において、弦は軸方向に可動
な軸棒の回りに巻かれ、それから糸巻の円筒状開口の中
に弦の主要部に対して直角に下向きに引かれる。弦が円
筒状開口の硬い上側の円周の縁を横切って開口の中に降
ろされる場合に、弦の表面はその縁に押し付けられ摩擦
係合する。かかる静止曲げ接触は弦を移動し引っ張るた
めに打ち負かさねばならない摩擦力を最大にする。開口
縁を横切って曲げる静止弦の運動は、弦が引っ張られる
前に、静止摩擦に打ち勝たねばならない。静止摩擦係数
は運動摩擦係数よりも大きいので、引っ張り力は一様で
なくなる。
る軸棒に弦が固定されることによって、糸巻に改善が図
られている。この方式における弦の引張りは、ピッチの
緩みおよび再調律の繰り返しによる悪化は避けられる。
しかし米国特許第3830132号明細書“調整可能な
糸巻と装置”に示されているような軸方向に移動可能な
軸棒を持った従来の糸巻は多くの欠点を有している。従
来の直線形糸巻は、弦が軸方向運動によって弦の主要部
の軸心に対してある角度の方向に引っ張られるように、
弦の主要部から弦端の軸心を角度的に変位させるため
に、弦をガイドブロックを通過させる必要を有してい
る。例えば前記米国明細書において、弦は軸方向に可動
な軸棒の回りに巻かれ、それから糸巻の円筒状開口の中
に弦の主要部に対して直角に下向きに引かれる。弦が円
筒状開口の硬い上側の円周の縁を横切って開口の中に降
ろされる場合に、弦の表面はその縁に押し付けられ摩擦
係合する。かかる静止曲げ接触は弦を移動し引っ張るた
めに打ち負かさねばならない摩擦力を最大にする。開口
縁を横切って曲げる静止弦の運動は、弦が引っ張られる
前に、静止摩擦に打ち勝たねばならない。静止摩擦係数
は運動摩擦係数よりも大きいので、引っ張り力は一様で
なくなる。
撚り線と糸巻との係合は弦の移動中に摩耗を生じ、場合
によっては破断するような弱点部を生ずる。更に撚り線
における横巻は、巻線が係合部の縁を通過する際に、大
きな弦の動きを生ずる。前記米国明細書に例示された形
式の直線運動形の糸巻は、本発明に基づく構造によって
解消できるような欠点を有している。これらの従来の構
造は、ねじ作動形のプランジャーの正確な運動を妨げ機
械的な摩耗を増加するようなほこり、ダストあるいは別
の異物にねじが曝される。また直線形の設形および横に
設けられたパドル形の糸巻ハンドルによる操作の不必要
性によって本発明に基づく糸巻は、種々の構造および美
的感覚に対し所望の位置で糸倉に設けられる。
によっては破断するような弱点部を生ずる。更に撚り線
における横巻は、巻線が係合部の縁を通過する際に、大
きな弦の動きを生ずる。前記米国明細書に例示された形
式の直線運動形の糸巻は、本発明に基づく構造によって
解消できるような欠点を有している。これらの従来の構
造は、ねじ作動形のプランジャーの正確な運動を妨げ機
械的な摩耗を増加するようなほこり、ダストあるいは別
の異物にねじが曝される。また直線形の設形および横に
設けられたパドル形の糸巻ハンドルによる操作の不必要
性によって本発明に基づく糸巻は、種々の構造および美
的感覚に対し所望の位置で糸倉に設けられる。
本発明に基づく糸巻は、従来技術の直線運動形の糸巻に
おける本来の多くの欠点を、弦の摩耗を制限し正確な調
律のための細かな変度のためにガイドプーリーを介して
操作できるシールされた操作装置を糸巻に備えることに
よって解消できる。
おける本来の多くの欠点を、弦の摩耗を制限し正確な調
律のための細かな変度のためにガイドプーリーを介して
操作できるシールされた操作装置を糸巻に備えることに
よって解消できる。
本発明は糸巻プランジャーの長手方向運動と協働する弦
楽器の糸巻に関する。特に開口を持った糸倉を有する弦
楽器に対する糸巻に関する。
楽器の糸巻に関する。特に開口を持った糸倉を有する弦
楽器に対する糸巻に関する。
弦楽器に対する本発明に基づいて改善された一例の直線
的に作動される糸巻は、半径方向に伸びるフランジを有
し糸倉の中に固定された円筒状ピストンハウジングの内
部室の中に軸方向に運動可能に設けられた往復ピストン
を持った形をしている。このピストンは前記内部室の開
口端から突き出し弦の端部をそこに固定する装置を備え
た上端と、前記内部室の中に入れられた下端とを有し、
本発明に基づいて、ピストンハウジングの開口端の隣に
回転可能に設けられた第1のガイドローラを有し、その
ガイドローラは糸巻ピストンの軸方向運動を弦の軸方向
引張りに変換するために、糸巻ピストンの上端に対して
弦に引張り力を転がり伝達するために弦を横切って受け
入れるために用いられる。
的に作動される糸巻は、半径方向に伸びるフランジを有
し糸倉の中に固定された円筒状ピストンハウジングの内
部室の中に軸方向に運動可能に設けられた往復ピストン
を持った形をしている。このピストンは前記内部室の開
口端から突き出し弦の端部をそこに固定する装置を備え
た上端と、前記内部室の中に入れられた下端とを有し、
本発明に基づいて、ピストンハウジングの開口端の隣に
回転可能に設けられた第1のガイドローラを有し、その
ガイドローラは糸巻ピストンの軸方向運動を弦の軸方向
引張りに変換するために、糸巻ピストンの上端に対して
弦に引張り力を転がり伝達するために弦を横切って受け
入れるために用いられる。
本発明に基づく別の例の糸巻は、半径方向に伸びるフラ
ンジを持った開口した第1の端部と、開口を有し外側面
に雄ねじを持った第2の端部とを有している細長い内部
室を持ったほぼ円筒状のピストンハウジングを有してい
る。糸巻ピストンはピストンハウジングの中に軸方向に
運動可能に位置され、このピストンは前記内部室のフラ
ンジ付きの開口端から突き出した上端と、前記内部室の
中に位置して雌ねじ付きの孔を持った下端とを有してい
る。作動ラムは糸巻ピストンの軸方向孔にねじ込み係合
している第1の端部と、前記ピストンハウジングの端部
を貫通している第2の端部とを有している。円筒状取付
けスリーブはその上側縁とピストンハウジングの半径方
向フランジとの間において糸巻にある開口にピストンハ
ウジングを締め付け固定するために、前記ピストンハウ
ジングの端部にある雄ねじと係合する雌ねじを有してい
る。弦ガイドプーリーはピストンハウジングの半径方向
に伸びるフランジに対し平行に設けられた軸に支持さ
れ、弦を糸巻ピストンの上端に締め付け係合させて、そ
れに沿って引張り力を直接伝達するために収容し回転し
て案内する。前記糸巻ピストンに対し弦の端部を固定す
る装置が設けられ、ピストンの軸方向運動はガイドプー
リーを横切る弦の運動を与える。カップ状の円筒状の糸
巻つまみは開口端と閉鎖端とを有し、その内壁が前記取
付けスリーブの外側壁をきつく覆って収容し、その中央
内側部分が作動ラムの端部に固定され、それ自体を軸方
向に変位せずに作動ラムを回転して糸巻ピストンを軸方
向に移動させ、そこに固定された弦を引っ張る。
ンジを持った開口した第1の端部と、開口を有し外側面
に雄ねじを持った第2の端部とを有している細長い内部
室を持ったほぼ円筒状のピストンハウジングを有してい
る。糸巻ピストンはピストンハウジングの中に軸方向に
運動可能に位置され、このピストンは前記内部室のフラ
ンジ付きの開口端から突き出した上端と、前記内部室の
中に位置して雌ねじ付きの孔を持った下端とを有してい
る。作動ラムは糸巻ピストンの軸方向孔にねじ込み係合
している第1の端部と、前記ピストンハウジングの端部
を貫通している第2の端部とを有している。円筒状取付
けスリーブはその上側縁とピストンハウジングの半径方
向フランジとの間において糸巻にある開口にピストンハ
ウジングを締め付け固定するために、前記ピストンハウ
ジングの端部にある雄ねじと係合する雌ねじを有してい
る。弦ガイドプーリーはピストンハウジングの半径方向
に伸びるフランジに対し平行に設けられた軸に支持さ
れ、弦を糸巻ピストンの上端に締め付け係合させて、そ
れに沿って引張り力を直接伝達するために収容し回転し
て案内する。前記糸巻ピストンに対し弦の端部を固定す
る装置が設けられ、ピストンの軸方向運動はガイドプー
リーを横切る弦の運動を与える。カップ状の円筒状の糸
巻つまみは開口端と閉鎖端とを有し、その内壁が前記取
付けスリーブの外側壁をきつく覆って収容し、その中央
内側部分が作動ラムの端部に固定され、それ自体を軸方
向に変位せずに作動ラムを回転して糸巻ピストンを軸方
向に移動させ、そこに固定された弦を引っ張る。
本発明に基づく一例の糸巻は、半径方向に伸びるフラン
ジを持った開口端と小径の軸方向のねじ付き孔を持った
閉鎖端とを有している円筒状の内部室を持ったほぼ円筒
状のピストンハウジングを有している。円筒状の糸巻ピ
ストンは円筒状のピストンハウジングの内部室の中に軸
方向に移動可能に位置されている。糸巻ピストンは前記
内部室の開口端から突き出しそこに弦を締め付け固定す
る装置を備えた上端と前記内部室の中に入っている下端
とを有している。また糸巻ピストンは外側面に長手方向
に伸びる溝を有している。駆動ねじ作動ラムは、ピスト
ンハウジングの内部室の閉鎖端の隣に位置された大径端
部と、前記内部室の閉鎖端にある小径の軸方向孔の雌ね
じにねじ込み係合する軸部分とを備えている。円筒状取
付けスリーブは、その上側縁とピストンハウジングの半
径方向フランジとの間において糸倉にある開口にピスト
ンハウジングを締め付け固定するために、ピストンハウ
ジングの閉鎖端にある雄ねじと係合する雌ねじを備えて
いる。取付けスリーブは外側面に断面矩形の円周溝を有
している。弦ガイドプーリーはピストンハウジングの半
径方向に伸びるフランジに対し平行に設けられた軸に回
転可能に支持され、糸巻ピストンの上端に締め付け係合
させて弦を摩擦無しに受け入れ案内する。カップ状の円
筒状の糸巻つまみは開口端と閉鎖端とを有し、その内壁
が取付けスリーブの外側壁をきつく覆って収容してい
る。糸巻つまみの中央内側部分は作動ラムの端部に、作
動ラムの軸部を回転して作動ラムの大径端部を移動させ
るために固く固定されている。作動ラムの運動は糸巻ピ
ストンに固定されている弦を引っ張るために糸巻ピスト
ンを軸方向に移動させる。Oリングが取付けスリーブに
ある断面矩形の円周溝に、糸巻つまみの内部をシールし
糸巻つまみの回転を摩擦によって阻止するために、糸巻
つまみの内壁に対しシールして位置されている。
ジを持った開口端と小径の軸方向のねじ付き孔を持った
閉鎖端とを有している円筒状の内部室を持ったほぼ円筒
状のピストンハウジングを有している。円筒状の糸巻ピ
ストンは円筒状のピストンハウジングの内部室の中に軸
方向に移動可能に位置されている。糸巻ピストンは前記
内部室の開口端から突き出しそこに弦を締め付け固定す
る装置を備えた上端と前記内部室の中に入っている下端
とを有している。また糸巻ピストンは外側面に長手方向
に伸びる溝を有している。駆動ねじ作動ラムは、ピスト
ンハウジングの内部室の閉鎖端の隣に位置された大径端
部と、前記内部室の閉鎖端にある小径の軸方向孔の雌ね
じにねじ込み係合する軸部分とを備えている。円筒状取
付けスリーブは、その上側縁とピストンハウジングの半
径方向フランジとの間において糸倉にある開口にピスト
ンハウジングを締め付け固定するために、ピストンハウ
ジングの閉鎖端にある雄ねじと係合する雌ねじを備えて
いる。取付けスリーブは外側面に断面矩形の円周溝を有
している。弦ガイドプーリーはピストンハウジングの半
径方向に伸びるフランジに対し平行に設けられた軸に回
転可能に支持され、糸巻ピストンの上端に締め付け係合
させて弦を摩擦無しに受け入れ案内する。カップ状の円
筒状の糸巻つまみは開口端と閉鎖端とを有し、その内壁
が取付けスリーブの外側壁をきつく覆って収容してい
る。糸巻つまみの中央内側部分は作動ラムの端部に、作
動ラムの軸部を回転して作動ラムの大径端部を移動させ
るために固く固定されている。作動ラムの運動は糸巻ピ
ストンに固定されている弦を引っ張るために糸巻ピスト
ンを軸方向に移動させる。Oリングが取付けスリーブに
ある断面矩形の円周溝に、糸巻つまみの内部をシールし
糸巻つまみの回転を摩擦によって阻止するために、糸巻
つまみの内壁に対しシールして位置されている。
図面の簡単な説明 第1図は本発明に基づいて構成された複数の糸巻を持っ
た弦楽器の糸倉の斜視図、 第2図は第1図に示した本発明に基づく糸巻のひとつの
長手軸心に沿う縦断面図、 第3図は糸巻に弦を固定する装置の本発明に基づく一実
施例の部分縦断面図、 第4図は糸巻に弦を固定する装置の本発明に基づく異な
った実施例の縦断面図、 第5図は本発明に基づく糸巻の別の実施例の縦断面図、 第6図は本発明に基づく糸巻の異なった実施例の縦断面
図、 第7図は本発明に基づく糸巻の別の実施例の縦断面図、 第8図は本発明に基づく糸巻の構造の異なった実施例の
縦断面図、 第9図は本発明に基づく異なった実施例の縦断面図、 第10図は糸巻に弦を固定する装置の異なった実施例の
部分縦断面図、 第11図は糸巻に弦を固定する装置の異なった実施例の
部分縦断面図、 である。
た弦楽器の糸倉の斜視図、 第2図は第1図に示した本発明に基づく糸巻のひとつの
長手軸心に沿う縦断面図、 第3図は糸巻に弦を固定する装置の本発明に基づく一実
施例の部分縦断面図、 第4図は糸巻に弦を固定する装置の本発明に基づく異な
った実施例の縦断面図、 第5図は本発明に基づく糸巻の別の実施例の縦断面図、 第6図は本発明に基づく糸巻の異なった実施例の縦断面
図、 第7図は本発明に基づく糸巻の別の実施例の縦断面図、 第8図は本発明に基づく糸巻の構造の異なった実施例の
縦断面図、 第9図は本発明に基づく異なった実施例の縦断面図、 第10図は糸巻に弦を固定する装置の異なった実施例の
部分縦断面図、 第11図は糸巻に弦を固定する装置の異なった実施例の
部分縦断面図、 である。
第1図にはギターのような弦楽器の糸倉11およびフレ
ット部分が示されている。糸倉11は6個の糸巻を備
え、各糸巻は本発明に基づいて構成されている。一列に
配置された下側の3個の糸巻は特に単繊維の弦に対して
使用され、上側の3個の糸巻は撚り線の弦に対して使用
される。糸倉11は平らなくさび形部を有し、その狭い
側はネック部12に接続されている。複数の弦13がネ
ック部12に沿ってフレット9の上に配置され、これら
の弦13は切欠き弦ガイド14を通され、それぞれ1つ
の糸巻15に固定されている。各糸巻15は軸方向に矢
位10の方向に移動できる糸巻ピストン16を有し、こ
こには弦13が固定されている。糸巻つまみ17は糸巻
ピストン16を操作するために矢印20の方向に回転で
きる。第2図に示したように糸倉11は円形の貫通開口
18を有し、これらの貫通開口18の中に円筒状ピスト
ンハウジング19が配置されている。ハウジング19は
一端の開口端を取り囲む半径方向に張り出したフランジ
22を持った円筒状内側室21を有している。フランジ
22は半径方向外側に伸び、その下端面は糸倉11の上
側面と一致している。ピストンハウジング19の他端は
雄ねじ23を持った円筒状外側壁および内側円錐状移行
部24を有し、この移行部24は狭まり、内側室21の
下端を小さな雌ねじ付きの円筒状孔25に狭めている。
取付けスリーブ26はピストンスリーブ19にある雄ね
じ23にねじ込み係合している雌ねじ27を有してい
る。ピストンハウジング19は、糸倉11の下側面およ
び上側面を半径方向フランジ22の下側面とスリーブ2
6の上側縁28との間で固定するために、ねじ23を介
してスリーブ26を締め付けることによって糸倉11の
中に固く保持される。カップ状の糸巻つまみ17は滑ら
かな円筒状内側壁29を有し、これは取付けスリーブ2
6の滑らかな円筒状外側壁をきっちりと収容している。
取付けスリーブ26は外側面に断面矩形の円周溝31を
有し、この溝31にはOリング32がはめ込まれてい
る。Oリング32は弾性材料で形成され、ほこりや異物
が糸巻のねじ機構部に侵入することを防止するために糸
巻つまみ17の内側面をシールしている。Oリング32
と糸巻つまみ17との間の摩擦は振動によって生ずる糸
巻の緩みを防止する。糸巻つまみ17は内側端面に雌ね
じ付きの受け口33を有し、ここにはねじ込み作動ラム
34の一端が固定されている。ラム34はエポキシ樹脂
あるいは別の永久接続によって受け口33に永久的に固
く固定することもできる。ラム34は個々の音楽家に合
わせて右ねじあるいは左ねじを有している。
ット部分が示されている。糸倉11は6個の糸巻を備
え、各糸巻は本発明に基づいて構成されている。一列に
配置された下側の3個の糸巻は特に単繊維の弦に対して
使用され、上側の3個の糸巻は撚り線の弦に対して使用
される。糸倉11は平らなくさび形部を有し、その狭い
側はネック部12に接続されている。複数の弦13がネ
ック部12に沿ってフレット9の上に配置され、これら
の弦13は切欠き弦ガイド14を通され、それぞれ1つ
の糸巻15に固定されている。各糸巻15は軸方向に矢
位10の方向に移動できる糸巻ピストン16を有し、こ
こには弦13が固定されている。糸巻つまみ17は糸巻
ピストン16を操作するために矢印20の方向に回転で
きる。第2図に示したように糸倉11は円形の貫通開口
18を有し、これらの貫通開口18の中に円筒状ピスト
ンハウジング19が配置されている。ハウジング19は
一端の開口端を取り囲む半径方向に張り出したフランジ
22を持った円筒状内側室21を有している。フランジ
22は半径方向外側に伸び、その下端面は糸倉11の上
側面と一致している。ピストンハウジング19の他端は
雄ねじ23を持った円筒状外側壁および内側円錐状移行
部24を有し、この移行部24は狭まり、内側室21の
下端を小さな雌ねじ付きの円筒状孔25に狭めている。
取付けスリーブ26はピストンスリーブ19にある雄ね
じ23にねじ込み係合している雌ねじ27を有してい
る。ピストンハウジング19は、糸倉11の下側面およ
び上側面を半径方向フランジ22の下側面とスリーブ2
6の上側縁28との間で固定するために、ねじ23を介
してスリーブ26を締め付けることによって糸倉11の
中に固く保持される。カップ状の糸巻つまみ17は滑ら
かな円筒状内側壁29を有し、これは取付けスリーブ2
6の滑らかな円筒状外側壁をきっちりと収容している。
取付けスリーブ26は外側面に断面矩形の円周溝31を
有し、この溝31にはOリング32がはめ込まれてい
る。Oリング32は弾性材料で形成され、ほこりや異物
が糸巻のねじ機構部に侵入することを防止するために糸
巻つまみ17の内側面をシールしている。Oリング32
と糸巻つまみ17との間の摩擦は振動によって生ずる糸
巻の緩みを防止する。糸巻つまみ17は内側端面に雌ね
じ付きの受け口33を有し、ここにはねじ込み作動ラム
34の一端が固定されている。ラム34はエポキシ樹脂
あるいは別の永久接続によって受け口33に永久的に固
く固定することもできる。ラム34は個々の音楽家に合
わせて右ねじあるいは左ねじを有している。
作動ラム34のねじ部分は円筒状をしており、一端に丸
められた上側面36を持った大径ヘッド35を有し、こ
のヘッド35の上側面36は糸巻ピストン16の丸めら
れた下端面に接している。作動ラム34の円筒状外側面
に沿って形成されたねじのピッチは糸巻の巻率を決定す
る。即ち糸巻つまみ17は弦に所定の引張り力を与える
ために必要な数だけ回転される。作動ラム34のねじ付
き外側面はピストン室21の閉鎖端にある雌ねじ25に
係合している。
められた上側面36を持った大径ヘッド35を有し、こ
のヘッド35の上側面36は糸巻ピストン16の丸めら
れた下端面に接している。作動ラム34の円筒状外側面
に沿って形成されたねじのピッチは糸巻の巻率を決定す
る。即ち糸巻つまみ17は弦に所定の引張り力を与える
ために必要な数だけ回転される。作動ラム34のねじ付
き外側面はピストン室21の閉鎖端にある雌ねじ25に
係合している。
糸巻ピストン16は円筒状をしており、滑らかな外側面
は丸められた部分36のそばの下端で終わり、上側端に
雌ねじ付きの孔41を有している。直径線的に貫通する
弦開口42が弦13を収容するために軸方向孔41の底
を横切っている。止めねじ43が弦をピストン16に固
く締め付けるためにねじ付き孔41にねじ込まれてい
る。軸方向に伸びる溝48はピストン16の表面に丸め
られた下端から弦開口42まで形成されている。
は丸められた部分36のそばの下端で終わり、上側端に
雌ねじ付きの孔41を有している。直径線的に貫通する
弦開口42が弦13を収容するために軸方向孔41の底
を横切っている。止めねじ43が弦をピストン16に固
く締め付けるためにねじ付き孔41にねじ込まれてい
る。軸方向に伸びる溝48はピストン16の表面に丸め
られた下端から弦開口42まで形成されている。
本発明に基づく糸巻の重要な形態は、半径方向フランジ
22の上側面に設けられている一対の垂直に伸びる板4
5を有している。小さな円形プーリーあるいはガイドロ
ーラ46が2枚の板45の間に固定された横軸47に支
持されている。弦はローラ46の下側を通り、糸巻ピス
トン16の外側面にある軸方向の溝48に沿って伸び、
横方向開口42を貫通し、そこで止めねじ43によって
糸巻ピストン16に締め付けられる。ローラのような弦
ガイドプーリー46は、従来における静止縁の上で曲げ
られている弦について生ずる静止摩擦を打ち負かすため
に必要な力よりも非常に小さな力で、弦13を移動し引
っ張ることを可能にしている。弦13は直接プリー46
に係合し、このプーリー46はネック部12と弦が締め
付けられている点との間の弦セグメントの長手軸心に沿
って弦引っ張り力を一様に滑らかに伝達する。弦ガイド
プーリー46は弦に沿うすべての点において弦セグメン
トの軸心に対して平行に弦引っ張り力を転がり伝達す
る。即ち糸巻ピストン16の軸方向運動は、糸巻ピスト
ン16の運動方向に対して直交する方向に直接伝達され
てきた弦引っ張り力を生ずる。ピストン運動によって発
生される力が弦引っ張り力に伝達されないことはない。
直線的な糸巻において大きな改良が生ずる。
22の上側面に設けられている一対の垂直に伸びる板4
5を有している。小さな円形プーリーあるいはガイドロ
ーラ46が2枚の板45の間に固定された横軸47に支
持されている。弦はローラ46の下側を通り、糸巻ピス
トン16の外側面にある軸方向の溝48に沿って伸び、
横方向開口42を貫通し、そこで止めねじ43によって
糸巻ピストン16に締め付けられる。ローラのような弦
ガイドプーリー46は、従来における静止縁の上で曲げ
られている弦について生ずる静止摩擦を打ち負かすため
に必要な力よりも非常に小さな力で、弦13を移動し引
っ張ることを可能にしている。弦13は直接プリー46
に係合し、このプーリー46はネック部12と弦が締め
付けられている点との間の弦セグメントの長手軸心に沿
って弦引っ張り力を一様に滑らかに伝達する。弦ガイド
プーリー46は弦に沿うすべての点において弦セグメン
トの軸心に対して平行に弦引っ張り力を転がり伝達す
る。即ち糸巻ピストン16の軸方向運動は、糸巻ピスト
ン16の運動方向に対して直交する方向に直接伝達され
てきた弦引っ張り力を生ずる。ピストン運動によって発
生される力が弦引っ張り力に伝達されないことはない。
直線的な糸巻において大きな改良が生ずる。
横止めねじ49はピストンハウジング19の壁を貫通し
てその中に伸び、糸巻ピストン16の軸方向の限られた
動きは許すがその回転は防止するように、溝48によっ
て受けられている。
てその中に伸び、糸巻ピストン16の軸方向の限られた
動きは許すがその回転は防止するように、溝48によっ
て受けられている。
操作において糸巻つまみ17は、作動ラム34のヘッド
35をピストンハウジング19の内側室21の底に移動
させるような方向に回転される。これはまた糸巻ピスト
ン16を弦を受け入れる準備位置に下降する。弦楽器の
弦13ははじめ板45の間およびプーリー46の下側を
通される。それから弦13は軸方向に伸びる溝48の中
に入れられ、曲げられ、横方向開口42の中を通され
る。それから弦13を糸巻ピストン16に固く締め付け
るために、止めねじ43が締め付けられる。糸巻つまみ
17は、作動ラム34を上方に移動して糸巻ピストン1
6を上方に移動するために回転される。糸巻ピストン1
6はプーリー46を横切って上方に弦を引っ張り、それ
によって振動に関して所望の共振トーンを発生するため
に弦13を引っ張る。糸巻つまみ17の逆方向の回転は
同様に糸巻ピストン16を下降し、それによって引っ張
り力を低下させ、低い共振周波数を生ずる。糸巻つまみ
17はその表面にローレットが設けられ、確実につかめ
るようにされている。
35をピストンハウジング19の内側室21の底に移動
させるような方向に回転される。これはまた糸巻ピスト
ン16を弦を受け入れる準備位置に下降する。弦楽器の
弦13ははじめ板45の間およびプーリー46の下側を
通される。それから弦13は軸方向に伸びる溝48の中
に入れられ、曲げられ、横方向開口42の中を通され
る。それから弦13を糸巻ピストン16に固く締め付け
るために、止めねじ43が締め付けられる。糸巻つまみ
17は、作動ラム34を上方に移動して糸巻ピストン1
6を上方に移動するために回転される。糸巻ピストン1
6はプーリー46を横切って上方に弦を引っ張り、それ
によって振動に関して所望の共振トーンを発生するため
に弦13を引っ張る。糸巻つまみ17の逆方向の回転は
同様に糸巻ピストン16を下降し、それによって引っ張
り力を低下させ、低い共振周波数を生ずる。糸巻つまみ
17はその表面にローレットが設けられ、確実につかめ
るようにされている。
第3図および第4図は本発明に基づいて構成された糸巻
ピストンに弦を固定するための異なった装置を示してい
る。第3図は、糸倉11の中に設けられたピストンハウ
ジング19の円筒状内側室の中に位置されている糸巻ピ
ストン16を示している。糸巻ピストン16は長手方向
に伸びている溝48を有し、糸巻ピストン16の回転を
阻止し長手方向の動きを許す止めねじ49がこの溝48
の中に伸びている。糸巻ピストン16は上端に横に直径
線的に伸びているスロット51を有し、このスロット5
1は相対向する一対の平らな壁52を形成し、これらの
壁52の間に作動ハンドル50を持った偏心カム53が
位置されている。偏心カム53は軸54の上に壁52の
間で移動できるように支持されている。偏心カム53の
外側偏心面はセレーション55を有している。操作にお
いて、弦13は板45の間を通過され、プーリー46を
横切って長手方向溝48の中に入り、壁52の間を通さ
れる。弦13は偏心カム53の下側を通され、ハンドル
50は糸巻ピストン16と軸方向に一直線に垂直に位置
されている。その偏心は弦13を自由に通すために偏心
カム53のセレーション55とスロット51の底との間
に空間を形成する。その後ハンドル50が下向きに第3
図に示した位置に移動され、それによって偏心カム53
のセレーション55は弦13の表面に係合し、弦13を
スロット51の底面56に締め付ける。第3図から分か
るように、糸巻ピストン16の垂直運動によって発生さ
れる弦の引張り力は、偏心カム53を弦13に一層ぴっ
たりと係合させ、弦13を滑り止める働きをする。第3
図の締め付け装置は、例えば演奏中において弦が切れた
場合に、弦13を速やかに交換するために糸巻ピストン
16に弦13を非常に迅速に固定できる特長を有してい
る。
ピストンに弦を固定するための異なった装置を示してい
る。第3図は、糸倉11の中に設けられたピストンハウ
ジング19の円筒状内側室の中に位置されている糸巻ピ
ストン16を示している。糸巻ピストン16は長手方向
に伸びている溝48を有し、糸巻ピストン16の回転を
阻止し長手方向の動きを許す止めねじ49がこの溝48
の中に伸びている。糸巻ピストン16は上端に横に直径
線的に伸びているスロット51を有し、このスロット5
1は相対向する一対の平らな壁52を形成し、これらの
壁52の間に作動ハンドル50を持った偏心カム53が
位置されている。偏心カム53は軸54の上に壁52の
間で移動できるように支持されている。偏心カム53の
外側偏心面はセレーション55を有している。操作にお
いて、弦13は板45の間を通過され、プーリー46を
横切って長手方向溝48の中に入り、壁52の間を通さ
れる。弦13は偏心カム53の下側を通され、ハンドル
50は糸巻ピストン16と軸方向に一直線に垂直に位置
されている。その偏心は弦13を自由に通すために偏心
カム53のセレーション55とスロット51の底との間
に空間を形成する。その後ハンドル50が下向きに第3
図に示した位置に移動され、それによって偏心カム53
のセレーション55は弦13の表面に係合し、弦13を
スロット51の底面56に締め付ける。第3図から分か
るように、糸巻ピストン16の垂直運動によって発生さ
れる弦の引張り力は、偏心カム53を弦13に一層ぴっ
たりと係合させ、弦13を滑り止める働きをする。第3
図の締め付け装置は、例えば演奏中において弦が切れた
場合に、弦13を速やかに交換するために糸巻ピストン
16に弦13を非常に迅速に固定できる特長を有してい
る。
第4図は、上側フランジ22を持ったピストンハウジン
グ19が貫通している糸倉11を示している。フランジ
22は一対の上向き板45およびこれらの板45の間を
伸びている軸47によって受けられている弦プーリー4
6を有している。糸巻ピストン16は長手方向に伸びる
溝48を有し、糸巻ピストン16の回転を阻止しその長
手方向の動きを許すために、止めねじ49がこの溝48
に伸びて滑り可能に係合している。糸巻ピストン16は
上端に軸方向に間隔を隔てられて横に直径線的に伸びて
いる一対の開口61、62を有している。軸方向に伸び
るねじ付きの孔63が作動ラムの上端から伸び、上側横
開口62の底と交差している。止めねじ64は孔63の
中に入れられている。弦13は板45の間を通り、プー
リー46を横切って長手方向溝48の中に入り、下側開
口61を横切って貫通している。弦13はU字形に曲げ
られ、逆向きに止めねじ64の下側を上側横開口62を
貫通される。それから止めねじ64が弦13を上側横開
口62の底に締め付け固定するために締め付けられる。
第4図の弦締め付け装置は特に、直径が小さく摩擦係合
面がないために作動ラムに固く固定することが非常に難
しい単繊維弦に対して適している。第4図に示した本発
明に基づく締め付け装置の二重ループ方式は、弦がクリ
ープや糸巻ピストンに関する別の動きに曝されないよう
に、単繊維弦を作動ラムに軸方向の動きに関して確実に
締め付け固定する。
グ19が貫通している糸倉11を示している。フランジ
22は一対の上向き板45およびこれらの板45の間を
伸びている軸47によって受けられている弦プーリー4
6を有している。糸巻ピストン16は長手方向に伸びる
溝48を有し、糸巻ピストン16の回転を阻止しその長
手方向の動きを許すために、止めねじ49がこの溝48
に伸びて滑り可能に係合している。糸巻ピストン16は
上端に軸方向に間隔を隔てられて横に直径線的に伸びて
いる一対の開口61、62を有している。軸方向に伸び
るねじ付きの孔63が作動ラムの上端から伸び、上側横
開口62の底と交差している。止めねじ64は孔63の
中に入れられている。弦13は板45の間を通り、プー
リー46を横切って長手方向溝48の中に入り、下側開
口61を横切って貫通している。弦13はU字形に曲げ
られ、逆向きに止めねじ64の下側を上側横開口62を
貫通される。それから止めねじ64が弦13を上側横開
口62の底に締め付け固定するために締め付けられる。
第4図の弦締め付け装置は特に、直径が小さく摩擦係合
面がないために作動ラムに固く固定することが非常に難
しい単繊維弦に対して適している。第4図に示した本発
明に基づく締め付け装置の二重ループ方式は、弦がクリ
ープや糸巻ピストンに関する別の動きに曝されないよう
に、単繊維弦を作動ラムに軸方向の動きに関して確実に
締め付け固定する。
第5図には、本発明に基づいて構成された糸巻の異なっ
た実施が示されている。そこにはピストンハウジング1
9を備えた糸倉11が示され、ピストンハウジング19
は糸倉11の上側面に隣接する上端に半径方向フランジ
22を有している。フランジ22の上側面の片側に、互
いに間隔を隔てて突き出した一対の壁45が設けられ、
これらの壁45の間に軸47によって第1の弦ガイドプ
ーリー46が支持されている。フランジ22の反対側に
フランジブロック65を有し、このフランジブロック6
5を貫通して横方向に伸びる弦収容開口66が形成さ
れ、この開口66は軸方向に伸びるねじ付き孔67に連
通している。止めねじ68はこのねじ孔67に入れられ
ている。糸巻ピストン16の上端は第3図の実施例にお
ける糸巻ピストンの上端と同様に二股に分かれ、一対の
相対向する壁72の間に形成された横方向に伸びるスロ
ット71を有している。第2の弦ガイドプーリー73は
壁72の間に軸74で支持されている。糸巻ピストン1
6は直径線的に対向する一対の長手方向に走る溝48を
有し、一方の溝48の中に作動ラムの回転を防止し長手
方向の動きを許すように止めねじ49が伸びている。弦
13は板45の間を通過され、第1のガイドプーリー4
6の下側を通って第1の長手方向溝48の中に通され、
第2のガイドプーリー73を横切って糸巻ピストン16
における長手方向に走る第2の弦収容溝48の中を通さ
れ、フランジブロック65にある横開口66を貫通して
いる。止めねじ68は弦13を横開口66の底面に締め
付け固定するために締め付けられる。糸巻ピストン16
の垂直運動は、糸巻ピストン16の所定の増加運動が弦
13の引っ張り力に対応した大きな変化を生ずるよう
に、第1のガイドプーリー46と第2のガイドプーリー
73によって機械的に有利に弦13を引っ張る働きをす
る。
た実施が示されている。そこにはピストンハウジング1
9を備えた糸倉11が示され、ピストンハウジング19
は糸倉11の上側面に隣接する上端に半径方向フランジ
22を有している。フランジ22の上側面の片側に、互
いに間隔を隔てて突き出した一対の壁45が設けられ、
これらの壁45の間に軸47によって第1の弦ガイドプ
ーリー46が支持されている。フランジ22の反対側に
フランジブロック65を有し、このフランジブロック6
5を貫通して横方向に伸びる弦収容開口66が形成さ
れ、この開口66は軸方向に伸びるねじ付き孔67に連
通している。止めねじ68はこのねじ孔67に入れられ
ている。糸巻ピストン16の上端は第3図の実施例にお
ける糸巻ピストンの上端と同様に二股に分かれ、一対の
相対向する壁72の間に形成された横方向に伸びるスロ
ット71を有している。第2の弦ガイドプーリー73は
壁72の間に軸74で支持されている。糸巻ピストン1
6は直径線的に対向する一対の長手方向に走る溝48を
有し、一方の溝48の中に作動ラムの回転を防止し長手
方向の動きを許すように止めねじ49が伸びている。弦
13は板45の間を通過され、第1のガイドプーリー4
6の下側を通って第1の長手方向溝48の中に通され、
第2のガイドプーリー73を横切って糸巻ピストン16
における長手方向に走る第2の弦収容溝48の中を通さ
れ、フランジブロック65にある横開口66を貫通して
いる。止めねじ68は弦13を横開口66の底面に締め
付け固定するために締め付けられる。糸巻ピストン16
の垂直運動は、糸巻ピストン16の所定の増加運動が弦
13の引っ張り力に対応した大きな変化を生ずるよう
に、第1のガイドプーリー46と第2のガイドプーリー
73によって機械的に有利に弦13を引っ張る働きをす
る。
第6図および第7図はそれぞれ本発明に基づく糸巻の異
なる実施例を示し、これらの実施例は回転はするがその
回転によって軸方向に変位しないように設けられている
糸巻作動つまみに特徴がある。特に第6図には円筒状開
口18を持った糸倉11が示されている。この開口18
の中にはピストンハウジング19が設けられ、このピス
トンハウジング19の上端は半径方向に伸びているフラ
ンジ22で終わり、フランジ22の下側面は糸倉11の
上側面に接している。ピストンハウジング19の下端は
雄ねじ101を有し、内側室102の内側は移行部10
3によって小さな貫通孔104に狭められている。ピス
トンハウジング19は糸倉11の開口18の中に頂部に
あるフランジ22および下側面に接して位置している平
らな円形座金105によって保持されている。座金10
5は糸倉11の下側面に雌ねじ付きの円筒状取付けスリ
ーブ106によって締め付け固定され、そのスリーブ1
06はピストンハウジング19の下端の雄ねじ101に
係合している。
なる実施例を示し、これらの実施例は回転はするがその
回転によって軸方向に変位しないように設けられている
糸巻作動つまみに特徴がある。特に第6図には円筒状開
口18を持った糸倉11が示されている。この開口18
の中にはピストンハウジング19が設けられ、このピス
トンハウジング19の上端は半径方向に伸びているフラ
ンジ22で終わり、フランジ22の下側面は糸倉11の
上側面に接している。ピストンハウジング19の下端は
雄ねじ101を有し、内側室102の内側は移行部10
3によって小さな貫通孔104に狭められている。ピス
トンハウジング19は糸倉11の開口18の中に頂部に
あるフランジ22および下側面に接して位置している平
らな円形座金105によって保持されている。座金10
5は糸倉11の下側面に雌ねじ付きの円筒状取付けスリ
ーブ106によって締め付け固定され、そのスリーブ1
06はピストンハウジング19の下端の雄ねじ101に
係合している。
可動糸巻ピストン16はほぼ円筒状をし、長手方向に伸
びている相対向した一対の外側溝48を有し、その一方
の溝48の中に、ピストンハウジング19の壁を貫通し
て伸びる止めねじ49が入れられている。止めねじ49
は糸巻ピストン16の長手方向の動きを許すが、その回
転は阻止する。糸巻ピストン16は内部に雌ねじ付きの
軸方向100を有し、この孔100に駆動ねじ107の
雄ねじが係合している。駆動ねじ107の下端はベース
ねじ109の張出ヘッド108の頂上に固定されてい
る。止め輪99はベースねじ109を取り囲み、ベース
ねじ109の下端はカップ状の糸巻つまみ17の下端壁
にある中央軸方向孔に固くねじ込み固定されている。糸
巻つまみ17は内部に円筒状壁を有し、この円筒状壁は
取付けスリーブ106の外側面をきつく収容し、取付け
スリーブ106の平らな上端面は座金105の下側面に
接している。駆動ねじ107の外側および糸巻ピストン
16の内部にあるねじのピッチは、糸巻つまみ17の所
定の回転角度に関した糸巻ピストン16の軸方向の運動
の度合を決定している。
びている相対向した一対の外側溝48を有し、その一方
の溝48の中に、ピストンハウジング19の壁を貫通し
て伸びる止めねじ49が入れられている。止めねじ49
は糸巻ピストン16の長手方向の動きを許すが、その回
転は阻止する。糸巻ピストン16は内部に雌ねじ付きの
軸方向100を有し、この孔100に駆動ねじ107の
雄ねじが係合している。駆動ねじ107の下端はベース
ねじ109の張出ヘッド108の頂上に固定されてい
る。止め輪99はベースねじ109を取り囲み、ベース
ねじ109の下端はカップ状の糸巻つまみ17の下端壁
にある中央軸方向孔に固くねじ込み固定されている。糸
巻つまみ17は内部に円筒状壁を有し、この円筒状壁は
取付けスリーブ106の外側面をきつく収容し、取付け
スリーブ106の平らな上端面は座金105の下側面に
接している。駆動ねじ107の外側および糸巻ピストン
16の内部にあるねじのピッチは、糸巻つまみ17の所
定の回転角度に関した糸巻ピストン16の軸方向の運動
の度合を決定している。
フランジ22の上側面の片側には互いに間隔を隔てて突
き出した一対の板45が設けられ、これらの板45の間
に第1の弦ガイドプーリー46が軸47によって支持さ
れている。糸巻ピストン16の上端は間隔を隔てられた
一対の壁111の間を伸びているスロット110を形成
するために二股に分かれている。これらの壁111の間
に第2の弦ガイドプーリー112が軸113によって支
持されている。フランジ22の第1の弦ガイドプーリー
46と反対側にブロック114を有し、このブロック1
14はその下側縁における横開口115およびこの開口
115と交差している軸方向に伸びているねじ付き孔1
16を有している。止めねじはねじ付きシャンク117
および回転ハンドル118から構成されている。ねじ付
きシャンク117は孔116の雌ねじと係合している。
き出した一対の板45が設けられ、これらの板45の間
に第1の弦ガイドプーリー46が軸47によって支持さ
れている。糸巻ピストン16の上端は間隔を隔てられた
一対の壁111の間を伸びているスロット110を形成
するために二股に分かれている。これらの壁111の間
に第2の弦ガイドプーリー112が軸113によって支
持されている。フランジ22の第1の弦ガイドプーリー
46と反対側にブロック114を有し、このブロック1
14はその下側縁における横開口115およびこの開口
115と交差している軸方向に伸びているねじ付き孔1
16を有している。止めねじはねじ付きシャンク117
および回転ハンドル118から構成されている。ねじ付
きシャンク117は孔116の雌ねじと係合している。
操作において、弦13は壁45の間において第1の弦ガ
イドプーリー46の下側を通され、長手方向溝48の中
に入れられ、第2の弦ガイドプーリー112を横切って
他方の長手方向溝48の中に入れられ、横開口115を
通される。弦13ははじめ緩く移動するために部分的に
引っ張られ、それから弦13を開口115の底に締め付
け固定するために止めねじ117が回転される。糸巻つ
まみ17の回転は、糸巻ピストン16を軸方向に移動さ
せるために、ねじ109およびヘッド108を介して駆
動ねじ107を糸巻ピストン16の雌ねじ付きの軸方向
孔100の中で回転する。糸巻ピストン16の動きはプ
ーリー112を移動させ、それによって弦13を引っ張
る。弦ガイドプーリー46、112はすべての弦引っ張
り力を弦の長手軸心に対して平行に向けさせる。なお第
6図の実施例は、糸巻つまみが回転運動以外は固定さ
れ、糸巻つまみ自体の垂直運動に対応せずに作動ラムの
垂直運動によって弦を引っ張ることができる特長を有し
ている。
イドプーリー46の下側を通され、長手方向溝48の中
に入れられ、第2の弦ガイドプーリー112を横切って
他方の長手方向溝48の中に入れられ、横開口115を
通される。弦13ははじめ緩く移動するために部分的に
引っ張られ、それから弦13を開口115の底に締め付
け固定するために止めねじ117が回転される。糸巻つ
まみ17の回転は、糸巻ピストン16を軸方向に移動さ
せるために、ねじ109およびヘッド108を介して駆
動ねじ107を糸巻ピストン16の雌ねじ付きの軸方向
孔100の中で回転する。糸巻ピストン16の動きはプ
ーリー112を移動させ、それによって弦13を引っ張
る。弦ガイドプーリー46、112はすべての弦引っ張
り力を弦の長手軸心に対して平行に向けさせる。なお第
6図の実施例は、糸巻つまみが回転運動以外は固定さ
れ、糸巻つまみ自体の垂直運動に対応せずに作動ラムの
垂直運動によって弦を引っ張ることができる特長を有し
ている。
第7図には長手方向に固定されているが回転運動できる
糸巻つまみの実施例が示されている。糸倉11は貫通開
口18を有し、その中にピストンハウジング19が位置
され、このピストンハウジング19は半径方向外側に伸
びている上側フランジ22および雄ねじ付きの下側部分
103を有している。円筒状内側室102は円錐状移行
部よって狭められ、軸方向貫通孔104で終えている。
座金105が雌ねじ付きの取付けスリーブ106によっ
て糸倉11の下側面に締め付けられている。可動糸巻ピ
ストン16は長手方向に伸びる外側溝48を有し、この
溝48の中に止めねじ49がその回転を阻止するが限ら
れた長手方向運動を許すように伸びている。糸巻ピスト
ン16における雌ねじ付きの軸方向孔100に、ベース
ねじ109の張出ヘッド108の一部である駆動ねじ1
07が係合されている。止め輪99はベースねじ109
を取り囲み、その下端は糸巻つまみ17の下側内側面に
ある中央開口に固く固定されている。糸巻ピストン16
は上端に互いに隔てられた相対向する一対の壁111に
よって形成された横に伸びているスロット110を有
し、壁111の間には回転可能な第2のガイドプーリー
112が軸113に支持して位置されている。半径方向
に伸びるフランジ22の上側面は片側に互いに隔てられ
た一対の平行な垂直壁45を有し、この壁45の間に第
1のガイドプーリー46が軸47に支持されている。フ
ランジ22は反対側にブロック116を有し、このブロ
ックは横に伸びる開口113および雌ねじ付きの軸方向
孔114を有し、この孔114に止めねじ117が係合
されている。
糸巻つまみの実施例が示されている。糸倉11は貫通開
口18を有し、その中にピストンハウジング19が位置
され、このピストンハウジング19は半径方向外側に伸
びている上側フランジ22および雄ねじ付きの下側部分
103を有している。円筒状内側室102は円錐状移行
部よって狭められ、軸方向貫通孔104で終えている。
座金105が雌ねじ付きの取付けスリーブ106によっ
て糸倉11の下側面に締め付けられている。可動糸巻ピ
ストン16は長手方向に伸びる外側溝48を有し、この
溝48の中に止めねじ49がその回転を阻止するが限ら
れた長手方向運動を許すように伸びている。糸巻ピスト
ン16における雌ねじ付きの軸方向孔100に、ベース
ねじ109の張出ヘッド108の一部である駆動ねじ1
07が係合されている。止め輪99はベースねじ109
を取り囲み、その下端は糸巻つまみ17の下側内側面に
ある中央開口に固く固定されている。糸巻ピストン16
は上端に互いに隔てられた相対向する一対の壁111に
よって形成された横に伸びているスロット110を有
し、壁111の間には回転可能な第2のガイドプーリー
112が軸113に支持して位置されている。半径方向
に伸びるフランジ22の上側面は片側に互いに隔てられ
た一対の平行な垂直壁45を有し、この壁45の間に第
1のガイドプーリー46が軸47に支持されている。フ
ランジ22は反対側にブロック116を有し、このブロ
ックは横に伸びる開口113および雌ねじ付きの軸方向
孔114を有し、この孔114に止めねじ117が係合
されている。
弦13は突き出した壁45の間を通され、第1のガイド
プーリー46の上を通し、ガイドプーリー112の下側
を通して、糸巻ピストン16の上端にあるスロット11
0の中に位置されている。その後弦13は開口113を
貫通され、止めねじ117によって締め付けられてい
る。糸巻つまみ17の回転は糸巻ピストン16を円筒状
内側室102の中に引き込み、それによって弦13を引
っ張る。なお第7図に基づく糸巻において、糸巻ピスト
ン16の長手方向運動は糸巻つまみを回転運動以外の運
動なしに行われる。
プーリー46の上を通し、ガイドプーリー112の下側
を通して、糸巻ピストン16の上端にあるスロット11
0の中に位置されている。その後弦13は開口113を
貫通され、止めねじ117によって締め付けられてい
る。糸巻つまみ17の回転は糸巻ピストン16を円筒状
内側室102の中に引き込み、それによって弦13を引
っ張る。なお第7図に基づく糸巻において、糸巻ピスト
ン16の長手方向運動は糸巻つまみを回転運動以外の運
動なしに行われる。
第8図には、本発明に基づく他の糸巻における糸巻つま
み17の取付け装置および弦13の固定装置の実施例が
示されている。特に第8図には、ピストンハウジング1
9がその中にはめ込まれている開口18を持った糸倉1
1が示されている。ピストンハウジング19の下側外側
部には雄ねじが設けられている。ピストンハウジング1
9は雌ねじ付きのナット121に係合され、このナット
121は座金105を糸倉11の下側面にぴったりと締
め付けている。
み17の取付け装置および弦13の固定装置の実施例が
示されている。特に第8図には、ピストンハウジング1
9がその中にはめ込まれている開口18を持った糸倉1
1が示されている。ピストンハウジング19の下側外側
部には雄ねじが設けられている。ピストンハウジング1
9は雌ねじ付きのナット121に係合され、このナット
121は座金105を糸倉11の下側面にぴったりと締
め付けている。
糸巻つまみ17は内部に軸方向に伸びるねじ付きの中央
孔129を有し、この孔129には糸巻ピストン133
の下側部分の雄ねじ130が係合している。糸巻つまみ
17の回転はピストン133を軸方向に駆動する。糸巻
つまみ17は上側内側部分に円筒状の開口122を有
し、この開口122にはナット121および座金105
の両方が隙間を隔てて入っている。ナット121は上側
の外側部分に円周方向溝を有し、この溝の中に断面矩形
の円形リング124が入れられ、この円形リング124
は溝の中での回転運動に対する滑らかな外側面を有して
いる。リング124は半径方向内側に伸びる複数の受け
口125を有し、これらの受け口125には糸巻つまみ
17の外側にある開口を貫通して伸び回転可能なリング
124にある受け口に係合している止めねじ126が入
っている。かくして糸巻つまみ17は円周方向溝の中の
円形リング124の回転によってナット121の回りを
回転するように支持されている。
孔129を有し、この孔129には糸巻ピストン133
の下側部分の雄ねじ130が係合している。糸巻つまみ
17の回転はピストン133を軸方向に駆動する。糸巻
つまみ17は上側内側部分に円筒状の開口122を有
し、この開口122にはナット121および座金105
の両方が隙間を隔てて入っている。ナット121は上側
の外側部分に円周方向溝を有し、この溝の中に断面矩形
の円形リング124が入れられ、この円形リング124
は溝の中での回転運動に対する滑らかな外側面を有して
いる。リング124は半径方向内側に伸びる複数の受け
口125を有し、これらの受け口125には糸巻つまみ
17の外側にある開口を貫通して伸び回転可能なリング
124にある受け口に係合している止めねじ126が入
っている。かくして糸巻つまみ17は円周方向溝の中の
円形リング124の回転によってナット121の回りを
回転するように支持されている。
糸巻ピストン133の上側部分は長手方向溝134を持
った円筒状軸131を有している。溝134は止めねじ
135を受け入れ、この止めねじ135は糸巻ピストン
の回転運動を阻止するがその限られた長手方向の運動を
許すために、ピストンハウジング19の壁にある開口を
貫通して伸びている。ピストン133の上端は二股に分
かれ、第2の弦ガイドプーリー136を軸137に備え
ている。ピストンハウジング19は上端に半径方向に伸
びるフランジ22を有し、このフランジ22の下側面は
糸倉11の上側面に接している。フランジ22の上側面
の片側に一対の突き出した壁43が設けられ、壁45の
間には軸47によって第1の弦ガイドプーリー46が設
けられている。フランジの第1のガイドプーリーと反対
側の部分は第5図、第6図および第7図に示したブロッ
ク114、あるいは後述する弦固定装置を有している。
った円筒状軸131を有している。溝134は止めねじ
135を受け入れ、この止めねじ135は糸巻ピストン
の回転運動を阻止するがその限られた長手方向の運動を
許すために、ピストンハウジング19の壁にある開口を
貫通して伸びている。ピストン133の上端は二股に分
かれ、第2の弦ガイドプーリー136を軸137に備え
ている。ピストンハウジング19は上端に半径方向に伸
びるフランジ22を有し、このフランジ22の下側面は
糸倉11の上側面に接している。フランジ22の上側面
の片側に一対の突き出した壁43が設けられ、壁45の
間には軸47によって第1の弦ガイドプーリー46が設
けられている。フランジの第1のガイドプーリーと反対
側の部分は第5図、第6図および第7図に示したブロッ
ク114、あるいは後述する弦固定装置を有している。
第8図には更に、ピストンハウジング19への弦13の
固定装置の実施例も示されている。弦固定装置は、フラ
ンジ22から突き出している二股に分かれた上側部分1
52を持ったねじ付きの軸棒150から成っている。二
股に分かれた部分のベースは弦13を収容するための曲
面状部分154で終えている。ねじ付きの軸棒150の
下端はフランジ22に固定されている。軸棒150をね
じ込み係合して収容するために締め付け部材156が設
けられている。締め付け部材156は外側円筒状部分1
58を有し、この部分158は下側の薄肉にされた円形
縁160で終えている。薄肉は内側壁162にテーパを
付けることによって形成され、この内壁162は締め付
け部材のベースの回りに、二股に分かれた部分152を
通して収容された弦に対し回転可能に係合し支持するた
めに薄い円周縁160を形成している。締め付け部材が
軸棒150の上にねじ込まれると、その中に収容された
弦13がかみ合い部材の間に挟み込まれ、可動糸巻ピス
トン133に対しその間で確実に留められる。このよう
にして弦端は弦楽器における弦の残留部を引っ張るため
にピストン133の軸方向運動中において固定される。
そのようなねじ付き部材は経済的に作られ、本発明に基
づいた引っ張り作用に対し必要とされる良好なつかみ性
能を与える。
固定装置の実施例も示されている。弦固定装置は、フラ
ンジ22から突き出している二股に分かれた上側部分1
52を持ったねじ付きの軸棒150から成っている。二
股に分かれた部分のベースは弦13を収容するための曲
面状部分154で終えている。ねじ付きの軸棒150の
下端はフランジ22に固定されている。軸棒150をね
じ込み係合して収容するために締め付け部材156が設
けられている。締め付け部材156は外側円筒状部分1
58を有し、この部分158は下側の薄肉にされた円形
縁160で終えている。薄肉は内側壁162にテーパを
付けることによって形成され、この内壁162は締め付
け部材のベースの回りに、二股に分かれた部分152を
通して収容された弦に対し回転可能に係合し支持するた
めに薄い円周縁160を形成している。締め付け部材が
軸棒150の上にねじ込まれると、その中に収容された
弦13がかみ合い部材の間に挟み込まれ、可動糸巻ピス
トン133に対しその間で確実に留められる。このよう
にして弦端は弦楽器における弦の残留部を引っ張るため
にピストン133の軸方向運動中において固定される。
そのようなねじ付き部材は経済的に作られ、本発明に基
づいた引っ張り作用に対し必要とされる良好なつかみ性
能を与える。
操作において、弦13は壁45の間を通され、第1のガ
イドプーリー46の下側を通され、第2のガイドプーリ
ー136を横切って締め付け部材156の下側に入れら
れる。弦13は始め緩く移動するために部分的に張ら
れ、それから弦固定装置が弦13を締め付けるために使
用される。糸巻つまみ17の回転は、ピストンを軸方向
に移動するために糸巻ピストン133のねじ付き部分1
30を駆動する。糸巻ピストン133の運動はプーリー
136を移動させて、弦13を引っ張る。なお第8図の
実施例は、回転運動以外に対して固定され、糸巻つまみ
自体に対する軸方運動に対応せずに作動ラムあるいはピ
ストンの垂直運動によって弦の引っ張りを行う糸巻つま
みを特長としている。
イドプーリー46の下側を通され、第2のガイドプーリ
ー136を横切って締め付け部材156の下側に入れら
れる。弦13は始め緩く移動するために部分的に張ら
れ、それから弦固定装置が弦13を締め付けるために使
用される。糸巻つまみ17の回転は、ピストンを軸方向
に移動するために糸巻ピストン133のねじ付き部分1
30を駆動する。糸巻ピストン133の運動はプーリー
136を移動させて、弦13を引っ張る。なお第8図の
実施例は、回転運動以外に対して固定され、糸巻つまみ
自体に対する軸方運動に対応せずに作動ラムあるいはピ
ストンの垂直運動によって弦の引っ張りを行う糸巻つま
みを特長としている。
第9図には本発明に基づく糸巻の別の実施例が示されて
いる。この実施例において、糸巻つまみは回転運動によ
って糸巻つまみの垂直変位なしに作動ラムを軸方向に移
動させる。図示したように糸倉11はその中にピストン
ハウジング19がはめ込まれている貫通開口18を有し
ている。ピストンハウジング19はほぼ円筒状をし、上
端に半径方向に伸びているフランジ201を有し、この
フランジ201は糸倉11の上側面に係合している。ピ
ストンハウジング19は閉じられた下端202を有し、
この下端202には中央開口203が形成されている。
ピストンハウジング19の下側部分の外側面には、雌ね
じ付きの円筒状取付けスリーブ205にねじ込まれる雄
ねじ204が設けられている。円筒状の座金206が取
付けスリーブ205の上側縁と糸倉11の下側面との間
に、ピストンハウジング19を糸倉11に座金206と
半径方向に伸びるフランジ201との間で締め付けるた
めに位置されている。
いる。この実施例において、糸巻つまみは回転運動によ
って糸巻つまみの垂直変位なしに作動ラムを軸方向に移
動させる。図示したように糸倉11はその中にピストン
ハウジング19がはめ込まれている貫通開口18を有し
ている。ピストンハウジング19はほぼ円筒状をし、上
端に半径方向に伸びているフランジ201を有し、この
フランジ201は糸倉11の上側面に係合している。ピ
ストンハウジング19は閉じられた下端202を有し、
この下端202には中央開口203が形成されている。
ピストンハウジング19の下側部分の外側面には、雌ね
じ付きの円筒状取付けスリーブ205にねじ込まれる雄
ねじ204が設けられている。円筒状の座金206が取
付けスリーブ205の上側縁と糸倉11の下側面との間
に、ピストンハウジング19を糸倉11に座金206と
半径方向に伸びるフランジ201との間で締め付けるた
めに位置されている。
円筒状の糸巻ピストン207の外側面はピストンハウジ
ング19の円筒状室21の中に軸方向に移動可能に入れ
られている。糸巻ピストン207は外側面に長手方向に
伸びる溝208を有し、この溝208には糸巻ピストン
207の限られた垂直運動を許すがその回転運動を阻止
するために、ピストンハウジング19の壁を貫通して伸
びる止めねじ209が入っている。糸巻ピストン207
は雄ねじ付きの駆動ねじ212を受け入れるねじ付きの
軸方向の円筒状孔211を有している。ねじ212はピ
ストンハウジング19の下端にある軸方向開口203を
貫通して伸び、その下端部分にベースねじ214と接続
された張出ヘッド213を有している。ベースねじ21
4のねじは好ましくは駆動ねじ212の上側部分のねじ
と逆向きに形成されている。
ング19の円筒状室21の中に軸方向に移動可能に入れ
られている。糸巻ピストン207は外側面に長手方向に
伸びる溝208を有し、この溝208には糸巻ピストン
207の限られた垂直運動を許すがその回転運動を阻止
するために、ピストンハウジング19の壁を貫通して伸
びる止めねじ209が入っている。糸巻ピストン207
は雄ねじ付きの駆動ねじ212を受け入れるねじ付きの
軸方向の円筒状孔211を有している。ねじ212はピ
ストンハウジング19の下端にある軸方向開口203を
貫通して伸び、その下端部分にベースねじ214と接続
された張出ヘッド213を有している。ベースねじ21
4のねじは好ましくは駆動ねじ212の上側部分のねじ
と逆向きに形成されている。
座金のような一対のテフロン支持面215、216は、
張出ヘッド213と隣の部品との間にねじ212、21
4の回転中において支持面を形成するために、張出ヘッ
ド213の半径方向に伸びている部分の上下に位置され
ている。円筒状プラグ217は保持スリーブ205の下
側内側にねじ込み係合し、軸方向の開口およびベースね
じ214の張出ヘッド213を収容するために上側面に
形成された皿孔218を有している。プラグ217は下
側面に保持スリーブ205の下端からプラグを容易に着
脱するためのねじスロット219を有している。カップ
状の糸巻つまみ17はローレット付きの外側面を有し、
糸巻つまみ17がその回りを自由に回転する取付けスリ
ーブ205の外側面をきつく収容する円筒状壁221を
有している。また糸巻つまみ17はベースねじ214の
ねじ付き外側部分を受けるためにその下端壁に軸方向に
伸びるねじ付きの中央孔222を有している。孔222
のねじは後述するように取り付けを容易にするためにね
じ付き駆動ねじ212の上側部分における方向と逆向き
に形成されている。更に糸巻つまみ17はエポキシ樹脂
によるようにベースねじ214に永久的に固定できる。
半径方向に伸びるフランジ201の上側面はその片側に
互いに間隔を隔てて平行に突き出した一対の壁45が設
けられ、これらの壁45の間には第1の弦ガイドプーリ
ー46が横軸47に支持されている。円筒状糸巻ピスト
ン207は上端に軸方向に伸びるねじ付きの中央孔22
5およびほぼ平らな上端226を有している。弦締め付
け装置227はねじ付きの円筒状の下側部分228およ
びほぼ円錐状の弦収容スピンドルを有し、このスピンド
ルは半径方向張出部231および弦13が巻かれるテー
パ付きネック部232を有している。下側部分228は
半径方向出張部231が平らな上端226に接するよう
に作動ラム207の上端にある孔225にねじ込み係合
している。ネック部232の上側に大径のねじ付き円筒
状部分233があり、この円筒状部分233の頂上に細
い円筒状のねじ無しネック部240が固定され、このネ
ック部240は大径ヘッド234を有している。
張出ヘッド213と隣の部品との間にねじ212、21
4の回転中において支持面を形成するために、張出ヘッ
ド213の半径方向に伸びている部分の上下に位置され
ている。円筒状プラグ217は保持スリーブ205の下
側内側にねじ込み係合し、軸方向の開口およびベースね
じ214の張出ヘッド213を収容するために上側面に
形成された皿孔218を有している。プラグ217は下
側面に保持スリーブ205の下端からプラグを容易に着
脱するためのねじスロット219を有している。カップ
状の糸巻つまみ17はローレット付きの外側面を有し、
糸巻つまみ17がその回りを自由に回転する取付けスリ
ーブ205の外側面をきつく収容する円筒状壁221を
有している。また糸巻つまみ17はベースねじ214の
ねじ付き外側部分を受けるためにその下端壁に軸方向に
伸びるねじ付きの中央孔222を有している。孔222
のねじは後述するように取り付けを容易にするためにね
じ付き駆動ねじ212の上側部分における方向と逆向き
に形成されている。更に糸巻つまみ17はエポキシ樹脂
によるようにベースねじ214に永久的に固定できる。
半径方向に伸びるフランジ201の上側面はその片側に
互いに間隔を隔てて平行に突き出した一対の壁45が設
けられ、これらの壁45の間には第1の弦ガイドプーリ
ー46が横軸47に支持されている。円筒状糸巻ピスト
ン207は上端に軸方向に伸びるねじ付きの中央孔22
5およびほぼ平らな上端226を有している。弦締め付
け装置227はねじ付きの円筒状の下側部分228およ
びほぼ円錐状の弦収容スピンドルを有し、このスピンド
ルは半径方向張出部231および弦13が巻かれるテー
パ付きネック部232を有している。下側部分228は
半径方向出張部231が平らな上端226に接するよう
に作動ラム207の上端にある孔225にねじ込み係合
している。ネック部232の上側に大径のねじ付き円筒
状部分233があり、この円筒状部分233の頂上に細
い円筒状のねじ無しネック部240が固定され、このネ
ック部240は大径ヘッド234を有している。
弦締め付けつまみ235はローレット付きの外側部分2
36を有し、小径の円筒状壁237に向けてテーパが設
けられている。つまみ235は上側内側に大径の円筒状
凹所238を有し、この凹所238にはヘッド234が
隙間を隔てて入れられ、雄ねじ233と係合する雌なじ
付きの中央円筒状部分241が続いている。つまみ23
5は下側内側部分に大径の円筒状凹所242を有し、こ
の凹所242はねじ付きの円筒状部分241を隙間を隔
てて受け入れている。明らかなように、弦締め付け装置
227は、まずねじ付き部分233をつまみ235の上
側円筒状凹所238を通して挿入し、ねじ付き部分23
3が下側円筒状凹所242の中に入るまで、ねじ付き部
分233をねじ241にねじ込むことによって組み立て
られる。弦締め付け装置227はねじ付き下側部分22
8をねじ付き孔225の中に、半径方向出張部231が
平らな上端226に接するようにねじ込むことによって
作動ラム207の上端に付属される。ヘッド234は弦
締め付けつまみ235を保持し、その脱落を防止する。
36を有し、小径の円筒状壁237に向けてテーパが設
けられている。つまみ235は上側内側に大径の円筒状
凹所238を有し、この凹所238にはヘッド234が
隙間を隔てて入れられ、雄ねじ233と係合する雌なじ
付きの中央円筒状部分241が続いている。つまみ23
5は下側内側部分に大径の円筒状凹所242を有し、こ
の凹所242はねじ付きの円筒状部分241を隙間を隔
てて受け入れている。明らかなように、弦締め付け装置
227は、まずねじ付き部分233をつまみ235の上
側円筒状凹所238を通して挿入し、ねじ付き部分23
3が下側円筒状凹所242の中に入るまで、ねじ付き部
分233をねじ241にねじ込むことによって組み立て
られる。弦締め付け装置227はねじ付き下側部分22
8をねじ付き孔225の中に、半径方向出張部231が
平らな上端226に接するようにねじ込むことによって
作動ラム207の上端に付属される。ヘッド234は弦
締め付けつまみ235を保持し、その脱落を防止する。
第9図に示したように、弦13は第1の弦ガイドプーリ
ー46の下側を通され、作動ラム207の上端にある横
開口245を通され、ネック部232の回りをスパイラ
ル状に巻かれ、余分な部分は切断される。弦締め付けつ
まみ235はスパイラル状に巻かれた弦13に係合する
まで下降され、雌ねじ付きの円筒状部分241は雄ねじ
付きの円筒状部分233に係合する。締め付けつまみ2
35の回転は下側円筒状凹所242を、細い弦の場合に
これを取り囲むために、スパイラル状に巻かれた弦の上
に降ろされる。つまみ235の下側縁は、弦表面を互い
に圧縮しそれを作動ラム207に締め付けるために、ス
パイラル状に巻かれた弦に向けて押し下げられる。
ー46の下側を通され、作動ラム207の上端にある横
開口245を通され、ネック部232の回りをスパイラ
ル状に巻かれ、余分な部分は切断される。弦締め付けつ
まみ235はスパイラル状に巻かれた弦13に係合する
まで下降され、雌ねじ付きの円筒状部分241は雄ねじ
付きの円筒状部分233に係合する。締め付けつまみ2
35の回転は下側円筒状凹所242を、細い弦の場合に
これを取り囲むために、スパイラル状に巻かれた弦の上
に降ろされる。つまみ235の下側縁は、弦表面を互い
に圧縮しそれを作動ラム207に締め付けるために、ス
パイラル状に巻かれた弦に向けて押し下げられる。
一旦弦が作動ラム207の上端に締め付けられると、糸
巻つまみ17の回転は作動ラム207を糸巻ピストンハ
ウジング19の中で一軸方向に移動させ、それによって
弦13を振動について所望のピッチにするために引っ張
る。逆方向の糸巻つまみ17の回転は弦を緩める。明ら
かなように糸巻つまみ17の回転は糸巻つまみ17を軸
方向に変位させず、駆動ねじ212の回転だけが作動ラ
ム207を移動させ、それによって弦の調律を行う。
巻つまみ17の回転は作動ラム207を糸巻ピストンハ
ウジング19の中で一軸方向に移動させ、それによって
弦13を振動について所望のピッチにするために引っ張
る。逆方向の糸巻つまみ17の回転は弦を緩める。明ら
かなように糸巻つまみ17の回転は糸巻つまみ17を軸
方向に変位させず、駆動ねじ212の回転だけが作動ラ
ム207を移動させ、それによって弦の調律を行う。
第10図には、第2図の駆動機構および第3図および第
4図の弦締め付け装置と組み合わせられ、別の弦締め付
け装置を持った上述した形式の糸巻の実施例が示されて
いる。図示したように糸巻ピストン16は弦楽器の糸倉
11の中に設けられたピストンハウジング19の中で移
動する。半径方向に伸びるフランジ22は糸倉11の上
側面に接し、フランジ22の片側には互いに間隔を隔て
られた一対の平行な垂直板45が設けられ、この板45
の間には軸47の上にガイドプーリー46が設けられて
いる。糸巻ピストン16は長手方向に伸び溝48を有
し、この溝48の中に止めねじ49が伸び、この止めね
じ49は糸巻ピストン16の回転運動を阻止しその限ら
れた軸方向運動を許すためにピストンハウジング19の
横を貫通している。糸巻ピストン16の上側部分は横に
伸びている直径線的なスロット245を有している。
4図の弦締め付け装置と組み合わせられ、別の弦締め付
け装置を持った上述した形式の糸巻の実施例が示されて
いる。図示したように糸巻ピストン16は弦楽器の糸倉
11の中に設けられたピストンハウジング19の中で移
動する。半径方向に伸びるフランジ22は糸倉11の上
側面に接し、フランジ22の片側には互いに間隔を隔て
られた一対の平行な垂直板45が設けられ、この板45
の間には軸47の上にガイドプーリー46が設けられて
いる。糸巻ピストン16は長手方向に伸び溝48を有
し、この溝48の中に止めねじ49が伸び、この止めね
じ49は糸巻ピストン16の回転運動を阻止しその限ら
れた軸方向運動を許すためにピストンハウジング19の
横を貫通している。糸巻ピストン16の上側部分は横に
伸びている直径線的なスロット245を有している。
弦締め付け装置227はねじ付き円筒状下側部分228
および僅かに円錐状の弦収容スピンドルを有し、このス
ピンドルは大径の半径方向台座部231およびその上に
弦13が巻かれるテーパ付きネック部232を有してい
る。下側部分228は糸巻ピストンの上端にある孔22
5に、半径方向台座部231が平らな上端226に接す
るようにねじ込み係合している。ネック部232の上に
は大径のねじ付き円筒状部分233があり、その頂上に
は細い円筒状のねじ無しネック部240が固定され、こ
のネック部240は大径のヘッド234を有している。
および僅かに円錐状の弦収容スピンドルを有し、このス
ピンドルは大径の半径方向台座部231およびその上に
弦13が巻かれるテーパ付きネック部232を有してい
る。下側部分228は糸巻ピストンの上端にある孔22
5に、半径方向台座部231が平らな上端226に接す
るようにねじ込み係合している。ネック部232の上に
は大径のねじ付き円筒状部分233があり、その頂上に
は細い円筒状のねじ無しネック部240が固定され、こ
のネック部240は大径のヘッド234を有している。
弦締め付けつまみ235はローレット付きの外側部分2
36を有し、この外側236は小径の円筒状壁237ま
でテーパがついている。つまみ235は上側内部に大径
の円筒状凹所238を有し、この円筒状凹所238はヘ
ッド234を隙間を隔てて受け入れ、雄ねじ233と係
合するねじ付きの中央円筒状部分241に続いている。
つまみ235の下側内側部分は大径の円筒状凹所242
を有し、この凹所242はねじ付きの円筒状部分241
を隙間を隔てて受け入れている。明らかなように弦締め
付け装置227は、まずねじ付き部分225をつまみ2
36の上側円筒状凹所228を通して挿入し、ねじ付き
部分233が下側円筒状凹所242の中に入るまで、ね
じ付き部分233をねじ241にねじ込むことによって
組み立てられる。弦締め付け装置227はねじ付き下側
部分228をねじ付き孔225の中に、半径方向台座部
231が平らな上端226に接するようにねじ込むこと
によって作動ラム207の上端に付属される。ヘッド2
34は弦締め付けつまみ235を保持し、その脱落を防
止する。
36を有し、この外側236は小径の円筒状壁237ま
でテーパがついている。つまみ235は上側内部に大径
の円筒状凹所238を有し、この円筒状凹所238はヘ
ッド234を隙間を隔てて受け入れ、雄ねじ233と係
合するねじ付きの中央円筒状部分241に続いている。
つまみ235の下側内側部分は大径の円筒状凹所242
を有し、この凹所242はねじ付きの円筒状部分241
を隙間を隔てて受け入れている。明らかなように弦締め
付け装置227は、まずねじ付き部分225をつまみ2
36の上側円筒状凹所228を通して挿入し、ねじ付き
部分233が下側円筒状凹所242の中に入るまで、ね
じ付き部分233をねじ241にねじ込むことによって
組み立てられる。弦締め付け装置227はねじ付き下側
部分228をねじ付き孔225の中に、半径方向台座部
231が平らな上端226に接するようにねじ込むこと
によって作動ラム207の上端に付属される。ヘッド2
34は弦締め付けつまみ235を保持し、その脱落を防
止する。
第10図に示したように、弦13は第1の弦ガイドプー
リー46の下側を通され、糸巻ピストン16の上端にあ
る横開口245を通され、ネック部232の回りをスパ
イラル状に巻かれ、余分な部分は切断される。弦締め付
けつまみ235はスパイラル状に巻かれた弦13に係合
するまで下降され、雌ねじ付きの円リ状部分241は雄
ねじ付きの円筒状部分233に係合する。締め付けつま
み235の回転は下側円筒状凹所242を、細い弦の場
合にこれを取り囲むために、スパイラル状に巻かれた弦
の上に降ろされる。つまみ235の下側縁は、弦表面を
互いに圧縮しそれを糸巻ピストン16に締め付けるため
に、スパイラル状に巻かれた弦に向けて押し下げられ、
弦の端部は切断される。
リー46の下側を通され、糸巻ピストン16の上端にあ
る横開口245を通され、ネック部232の回りをスパ
イラル状に巻かれ、余分な部分は切断される。弦締め付
けつまみ235はスパイラル状に巻かれた弦13に係合
するまで下降され、雌ねじ付きの円リ状部分241は雄
ねじ付きの円筒状部分233に係合する。締め付けつま
み235の回転は下側円筒状凹所242を、細い弦の場
合にこれを取り囲むために、スパイラル状に巻かれた弦
の上に降ろされる。つまみ235の下側縁は、弦表面を
互いに圧縮しそれを糸巻ピストン16に締め付けるため
に、スパイラル状に巻かれた弦に向けて押し下げられ、
弦の端部は切断される。
第11図には本発明に基づいて構成された二重プーリー
形糸巻における弦締め付け装置の同様な実施例が示され
ている。そこには糸巻ピストン16を受け入れるピスト
ンハウジング19が入れられている軸方向開口を持った
糸倉11が示されている。糸巻ピストン16は軸方向に
伸びている一対の外側スロット48を有し、一方のスロ
ット48は、作動ラムの回転運動を阻止しその限られた
長手方向運動を許す止めねじ49を受け入れている。半
径方向に伸びるフランジ22はそのの片側に互いに間隔
を隔てて垂直に伸びている一対の板45が設けられ、こ
の板45の間にはガイドプーリー46が軸47に支持さ
れている。糸巻ピストン16の上端は第3図の実施例の
糸巻ピストンの上端と同様に二股に分かれ、相対向する
一対の平行な壁72の間に形成された横に伸びているス
ロット71を有している。第2の弦ガイドプーリー73
は壁72の間に軸74によって回転可能に支持されてい
る。
形糸巻における弦締め付け装置の同様な実施例が示され
ている。そこには糸巻ピストン16を受け入れるピスト
ンハウジング19が入れられている軸方向開口を持った
糸倉11が示されている。糸巻ピストン16は軸方向に
伸びている一対の外側スロット48を有し、一方のスロ
ット48は、作動ラムの回転運動を阻止しその限られた
長手方向運動を許す止めねじ49を受け入れている。半
径方向に伸びるフランジ22はそのの片側に互いに間隔
を隔てて垂直に伸びている一対の板45が設けられ、こ
の板45の間にはガイドプーリー46が軸47に支持さ
れている。糸巻ピストン16の上端は第3図の実施例の
糸巻ピストンの上端と同様に二股に分かれ、相対向する
一対の平行な壁72の間に形成された横に伸びているス
ロット71を有している。第2の弦ガイドプーリー73
は壁72の間に軸74によって回転可能に支持されてい
る。
弦締め付け装置227はねじ付きの円筒状下側部分22
8および僅かに円錐状の弦収容スピンドルを有し、この
スピンドルが大径の半径方向台座部231およひ弦13
がその上に巻かれているテーパ付きネック部232を有
している。下側部分228はフランジ22の上側面にあ
る孔225に、半径方向台座部231が平らな上側面に
接するようにねじ込み係合している。ネック部232の
上側に大径のねじ付き円筒状部分233があり、この部
分233の頂点に細い円筒状のねじ無しネック部240
が固定され、この部分240は大径ヘッド234を有し
ている。
8および僅かに円錐状の弦収容スピンドルを有し、この
スピンドルが大径の半径方向台座部231およひ弦13
がその上に巻かれているテーパ付きネック部232を有
している。下側部分228はフランジ22の上側面にあ
る孔225に、半径方向台座部231が平らな上側面に
接するようにねじ込み係合している。ネック部232の
上側に大径のねじ付き円筒状部分233があり、この部
分233の頂点に細い円筒状のねじ無しネック部240
が固定され、この部分240は大径ヘッド234を有し
ている。
弦締め付けつまみ235はローレット付きの外側部分2
36を有し、小径の円筒状壁237に向けてテーパが設
けられている。つまみ235は上側内側に大径の円筒状
凹所238を有し、この凹所238にはヘッド234が
隙間を隔てて入れられ、雄ねじ233と係合するねじ付
きの中央円筒状部分241に続いている。つまみ235
は下側内側部分に大径の円筒状凹所242を有し、この
凹所242はねじ付きの円筒状部分241を隙間を隔て
て受け入れている。明らかなように、弦締め付け装置2
27は、まずねじ付き部分233をつまみ236の上側
円筒状凹所238を通して挿入し、ねじ付き部分233
が下側円筒状凹所242の中に入るまで、ねじ付き部分
233をねじ241にねじ込むことによって組み立てら
れる。弦締め付け装置227はねじ付き下側部分228
をねじ付き孔225の中に、半径方向台座部231が平
らな上端226に接するようにねじ込むことによって糸
巻ピストン16の上端に付属される。ヘッド234は弦
締め付けつまみ235を保持し、その脱落を防止する。
36を有し、小径の円筒状壁237に向けてテーパが設
けられている。つまみ235は上側内側に大径の円筒状
凹所238を有し、この凹所238にはヘッド234が
隙間を隔てて入れられ、雄ねじ233と係合するねじ付
きの中央円筒状部分241に続いている。つまみ235
は下側内側部分に大径の円筒状凹所242を有し、この
凹所242はねじ付きの円筒状部分241を隙間を隔て
て受け入れている。明らかなように、弦締め付け装置2
27は、まずねじ付き部分233をつまみ236の上側
円筒状凹所238を通して挿入し、ねじ付き部分233
が下側円筒状凹所242の中に入るまで、ねじ付き部分
233をねじ241にねじ込むことによって組み立てら
れる。弦締め付け装置227はねじ付き下側部分228
をねじ付き孔225の中に、半径方向台座部231が平
らな上端226に接するようにねじ込むことによって糸
巻ピストン16の上端に付属される。ヘッド234は弦
締め付けつまみ235を保持し、その脱落を防止する。
第11図に示したように、弦13は第1の弦ガイドプー
リー46の下側を通され、第2の弦ガイドプーリー73
を横切り、ネック部232の回りをスパイラル状に巻か
れ、余分な部分は切断される。弦締め付けつまみ235
はスパイラル状に巻かれた弦13に係合するまで下降さ
れ、雌ねじ付きの円筒状部分241は雄ねじ付きの円筒
状部分233に係合する。締め付けつまみ235の回転
は下側円筒状凹所242を、細い弦の場合にこれを取り
囲むために、スパイラル状に巻かれた弦の上に降ろされ
る。つまみ235の下側縁は、弦表面を互いに圧縮しそ
れを糸巻ピストン16に締め付けるために、スパイラル
状に巻かれた弦に向けて押し下げられる。
リー46の下側を通され、第2の弦ガイドプーリー73
を横切り、ネック部232の回りをスパイラル状に巻か
れ、余分な部分は切断される。弦締め付けつまみ235
はスパイラル状に巻かれた弦13に係合するまで下降さ
れ、雌ねじ付きの円筒状部分241は雄ねじ付きの円筒
状部分233に係合する。締め付けつまみ235の回転
は下側円筒状凹所242を、細い弦の場合にこれを取り
囲むために、スパイラル状に巻かれた弦の上に降ろされ
る。つまみ235の下側縁は、弦表面を互いに圧縮しそ
れを糸巻ピストン16に締め付けるために、スパイラル
状に巻かれた弦に向けて押し下げられる。
明らかなように、本発明に基づく種々の実施例は直線運
動形糸巻の従来の多くの構造的な欠点を除去する。本発
明に基づく糸巻の操作および構造は前述の説明から明ら
かになったものと確信する。図示し説明した方法および
装置は最良ではあるが、本発明の技術思想および範囲を
逸脱することなしに請求の範囲に述べたように色々に変
更できることは勿論である。
動形糸巻の従来の多くの構造的な欠点を除去する。本発
明に基づく糸巻の操作および構造は前述の説明から明ら
かになったものと確信する。図示し説明した方法および
装置は最良ではあるが、本発明の技術思想および範囲を
逸脱することなしに請求の範囲に述べたように色々に変
更できることは勿論である。
Claims (46)
- 【請求項1】開口(18)を持った糸倉(11)を有し
ている弦楽器の糸巻において、 半径方向に伸びているフランジ(22)を持った開口端
と小径の雌ねじ付き孔(25)を持った閉鎖端とを有
し、その閉鎖端の外側面に雄ねじ(23)を有している
細長い内部室(21)を待ったほぼ円筒状のピストンハ
ウジング(19)と、 前記ピストンハウジング(19)の内部室(21)の中
に軸方向に移動可能に支持され、前記内部室(21)の
開口端から突き出した上端が弦をそこに締め付け固定す
る装置を備え、下端が前記内部室の中に入っている糸巻
ピストン(16)と、 一端が前記ピストンハウジング(19)の内部室の中に
位置されて前記糸巻ピストン(16)の下端に接触係合
し、他端のねじ付き軸部が前記内部室(21)の閉鎖端
にある小径の孔(25)の雌ねじにねじ込み係合してい
る作動ラム(34)と、 前記ピストンハウジング(19)の閉鎖端にある雄ねじ
(23)と係合する雌ねじを有し、その上端縁とピスト
ンハウジング(19)の半径方向フランジ(22)との
間において糸倉(11)にある開口(18)にピストン
ハウジング(19)を締め付け固定するための円筒状取
付けスリーブ(26)と、 ピストンハウジング(19)の半径方向に伸びているフ
ランジ(22)に対し平行に設けられた軸に支持され、
弦(13)を受け入れ糸巻ピストン(16)の上端にお
ける締め付け係合部に弦(13)を摩擦なしに案内する
第1の弦ガイドプーリー(46)と、 開口端および閉鎖端を有し、その内壁が前記取付けスリ
ーブ(26)の外側壁をきつく覆って収容し、その中央
内側部分が作動ラム(34)の一端に、作動ラム(3
4)の軸部を回転して作動ラム(34)の他端を移動さ
せそこに固定されている弦を引っ張るために糸巻ピスト
ン(16)を軸方向に移動させるために、固く固定され
ているカップ状の円筒状の糸巻つまみ(17)と、 から構成されていることを特徴とする弦楽器の糸巻。 - 【請求項2】前記取付けスリーブ(26)がその外側面
に円周状に形成された溝(31)を有し、この取付けス
リーブの溝(31)の中に糸巻つまみ(17)の内壁に
対してシールし、糸巻つまみ(17)の内部を密閉する
ために弾性材料製のOリング(32)が入れられている
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の弦楽器の糸
巻。 - 【請求項3】前記糸巻ピストン(16)がその外側に長
手方向に伸びている溝(48)を有し、この溝の中に、
糸巻ピストン(16)の長手方向の運動を許すがその回
転を阻止するために、糸巻ピストンハウジング(19)
の側壁を貫通して伸びる止めねじ(49)が入っている
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の弦楽器の糸
巻。 - 【請求項4】前記糸巻ピストン(16)の上端に弦(1
3)を固定する装置は、弦(13)を収容する直径線的
な横方向開口(42)と、この横方向開口(42)の中
の弦(13)をその底に締め付けるための止めねじ(4
3)をねじ込んだねじ付きの軸方向孔(41)とを有し
ていることを特徴とする請求の範囲第1項記載の弦楽器
の糸巻。 - 【請求項5】前記糸巻ピストン(16)の上端に弦(1
3)を固定する装置は、長手方向に互いに間隔を隔てら
れた一対の直径線的な横方向開口(61,62)であっ
て、弦(18)がはじめ下側の横開口(61)を通され
次に上側の横開口(62)を通される横方向開口(6
1,62)と、前記上側の横方向開口(62)の中の弦
をその底に締め付けるための止めねじ(64)をねじ込
んだねじ付き軸方向孔(63)とを有していることを特
徴とする請求の範囲第1項記載の弦楽器の糸巻。 - 【請求項6】開口(18)を持った糸倉(11)を有し
ている弦楽器の糸巻において、 半径方向に伸びているフランジ(22)を持った開口端
と小径の雌ねじ付き孔(25)を持った閉鎖端とを有
し、その閉鎖端の外側面に雄ねじ(23)を有している
細長い内部室(21)を持ったほぼ円筒状のピストンハ
ウジング(19)と、 前記ピストンハウジング(19)の内部室(21)の中
に軸方向に移動可能に支持され、前記内部室の開口端か
ら突き出した上端を有している糸巻ピストン(16)
と、 一端が前記ピストンハウジング(19)の内部室(2
1)の中に位置されて前記糸巻ピストン(16)の下端
に接触係合し、他端のねじ付き軸部が前記内部室の閉鎖
端にある小径の孔(125)の雌ねじにねじ込み係合し
ている作動ラム(34)と、 前記ピストンハウジング(19)の閉鎖端にある雄ねじ
(23)と係合する雌ねじを有し、その上端縁とピスト
ンハウジング(19)の半径方向フランジ(22)との
間において糸倉(11)にある開口(18)にピストン
ハウジング(19)を締め付け固定するための円筒状取
付けスリーブ(26)と、 ピストンハウジング(19)の半径方向に伸びているフ
ランジ(22)に対し平行に設けられた軸に支持され、
弦(13)を受け入れて糸巻ピストン(16)の上端に
おける締め付け係合部に弦(13)を転がり案内し、そ
れに沿って引張り力を直接伝達する第1の弦ガイドプー
リー(46)と、 前記糸巻ピストン(16)に対して弦(13)の端部
を、糸巻ピストン(16)の軸方向運動が前記弦ガイド
プーリー(46)を横切って弦を移動させるように固定
する装置と、 開口端と閉鎖端とを有し、その側壁が前記取付けスリー
ブ(26)の外側壁をきつく覆って収容し、その中央内
側部分が作動ラム(34)の一端に、作動ラム(34)
の軸部を回転して作動ラムの他端を移動させてそこに固
定されている弦(13)を引っ張るために糸巻ピストン
(16)を軸方向に移動させるために、固く固定されて
いるカップ状の円筒状の糸巻つまみ(17)、から構成
されていることを特徴とする弦楽器の糸巻。 - 【請求項7】前記固定装置は、前記糸巻ピストン(1
6)の上端に固定され糸巻ピストン(16)の横方向に
伸びている軸(74)に回転可能に設けられ糸巻ピスト
ン(16)の軸方向運動に関して弦を回転して案内する
ための第2の弦ガイドプーリー(73)と、ピストンハ
ウジング(19)の半径方向に伸びているフランジ(2
2)における第1の弦ガイドプーリー(46)と反対側
の点に弦(13)の端部を締め付け固定する装置とを有
していることを特徴とする請求の範囲第6項記載の弦楽
器の糸巻。 - 【請求項8】前記取付けスリーブ(26)はその外側面
に円筒状に形成された溝(31)を有し、この取付けス
リーブ(26)の溝(31)の中に糸巻つまみ(17)
の内壁に対してシールし、糸巻つまみ(17)の内部を
密閉するための弾性材料製のOリング(32)が入れら
れていることを特徴とする請求の範囲第6項記載の弦楽
器の糸巻。 - 【請求項9】前記糸巻ピストン(16)がその外側に長
手方向に伸びている溝(48)を有し、この溝(48)
の中に、糸巻ピストン(16)の長手方向の運動を許す
がその回転を阻止するために、糸巻ピストンハウジング
(19)の側壁を貫通して伸びる止めねじ(49)が入
っていることを特徴とする請求の範囲第6項記載の弦楽
器の糸巻。 - 【請求項10】前記締め付け装置がフランジブロック
(65)を有し、このフランジブロック(65)が、弦
を貫通して受け入れるためにフランジブロックに形成さ
れた直径線的な横方向開口(66)と、この横方向開口
(66)の中にある弦(13)をその底に締め付けるた
めの止めねじ(68)を受け入れるねじ付きの軸方向孔
(67)とを有していることを特徴とする請求の範囲第
7項記載の弦楽器の糸巻。 - 【請求項11】前記締め付け装置が、弦を貫通して受け
入れるために前記糸巻ピストンの上端に形成された直径
線的に伸びる横方向開口と、この横方向開口の中にある
弦をその底に締め付けるための止めねじを受け入れるね
じ付きの横方向孔とを有していることを特徴とする請求
の範囲第7項記載の弦楽器の糸巻。 - 【請求項12】開口(18)を持った糸倉(11)を有
している弦楽器の糸巻において、 半径方向に伸びているフランジ(22)を持った開口し
た第1の端部と、開口を有し外側面に雄ねじ(23)を
持った第2の端部とを有している細長い内部室(21)
を持ったほぼ円筒状のピストンハウジング(19)と、 前記ピストンハウジング(19)の内部室(21)の中
に軸方向に移動可能に支持され、上端が前記内部室のフ
ランジ付き開口端から突き出し、下端が前記内部室の中
に位置して雌ねじ付きの孔(100)を有している糸巻
ピストン(16)と、 一端が前記糸巻ピストン(16)の軸方向孔(100)
にねじ込み係合し、他端が前記ピストンハウジング(1
9)の一端にある前記開口を貫通している作動ラム(1
09)と、 前記ピストンハウジング(19)の一端にある雄ねじ
(23)と係合する雌ねじを有し、その上端縁とピスト
ンハウジングの半径方向フランジ(22)との間におい
て糸倉にある開口(18)にピストンハウジング(1
9)を締め付け固定するための円筒状取付けスリーブ
(106)と、 ピストンハウジング(19)の半径方向に伸びているフ
ランジ(22)に対し平行に設けられた軸(47)に支
持され、弦を受け入れ糸巻ピストン(16)の上端にお
ける締め付け係合部に弦(13)を転がり案内し、それ
に沿って引張り力を直接伝達する第1の弦ガイドプーリ
ー(46)と、 前記糸巻ピストン(16)に対して弦の端部を、糸巻ピ
ストン(16)の軸方向運動が前記ガイドプーリー(4
6)を横切って弦(13)を移動させるように固定する
装置と、 開口端と閉鎖端とを有し、その内壁が前記取付けスリー
ブ(106)の外側壁をきつく覆って収容し、その中央
内側部分が作動ラム(109)の一端に、それ自体を軸
方向に変位せずに作動ラム(190)を回転して糸巻ピ
ストン(16)を軸方向に移動させてそこに固定された
弦を引っ張るように固く固定されているカップ状の円筒
状の糸巻つまみ(17)と、 から構成されていることを特徴とする弦楽器の糸巻。 - 【請求項13】前記固定装置が、前記糸巻ピストン(1
6)の上端に固定され糸巻ピストンの横方向に伸びてい
る軸(113)に回転可能に設けられ糸巻ピストン(1
6)の軸方向運動に関して弦を回転して案内するための
第2の弦ガイドプーリー(112)と、ピストンハウジ
ング(19)の半径方向に伸びているフランジ(22)
における第1の弦ガイドプーリー(46)と反対側の点
に弦の端部を締め付け固定する装置とを有していること
を特徴とする請求の範囲第12項記載の弦楽器の糸巻。 - 【請求項14】前記固定装置が、弦(13)を受け入れ
るための前記糸巻ピストン(16)における直径線的な
横方向開口(42)と、この横方向開口(42)の中に
ある弦(13)をその底に締め付けるための止めねじ
(43)を受け入れるねじ付きの軸方向孔(41)とを
有していることを特徴とする請求の範囲第12項記載の
弦楽器の糸巻。 - 【請求項15】前記取付けスリーブ(106)はその外
側面に円周状に形成された溝を有し、この取付けスリー
ブの溝の中に糸巻つまみの内壁に対してシールし糸巻つ
まみの内部を密閉するために弾性材料製のOリングが入
れられていることを特徴とする請求の範囲第12項記載
の弦楽器の糸巻。 - 【請求項16】前記糸巻ピストン(16)がその外側に
長手方向に延びるている溝(48)を有し、この溝(4
8)の中に、糸巻ピストンの長手方向の運動を許すがそ
の回転を阻止するために、糸巻ピストンハウジング(1
9)の側壁を貫通して伸びる止めねじ(49)が入って
いることを特徴とする請求の範囲第12項記載の弦楽器
の糸巻。 - 【請求項17】開口(18)を持った糸倉(11)を有
して弦楽器の糸巻において、 半径方向に伸びているフランジ(22)を持った開口し
た第1の端部と、開口を有し外側面に雄ねじを持った第
2の端部とを有している細長い内部室を持ったほぼ円筒
状のピストンハウジング(19)と、 前記ピストンハウジング(19)の内部室の中に軸方向
に移動可能に支持され、上端が前記内部室の開口端から
突き出し、ねじ付きの下端が前記内部室の端部を貫通し
て伸びている糸巻ピストン(133)と、 前記ピストンハウジング(19)の雄ねじとねじ込み係
合する雌ねじ付きの中央孔を有し、その上側面とピスト
ンハウジングの半径方向のフランジとの間で糸倉(1
1)にある開口(18)の中にピストンハウジング(1
9)を締め付け固定し、その外側面に円周溝が形成され
ている保持ナット(121)と、 前記保持ナット(21)の円周溝の中に回転可能に位置
された円形リング(124)、 ピストンハウジング(19)の半径方向に伸びているフ
ランジ(22)に対し平行に設けられた軸(47)に支
持され、弦(18)を受け入れ糸巻ピストン(133)
の上端における締め付け係合部に弦を転がり案内し、そ
れに沿って引張り力を直接伝達する第1の弦ガイドプー
リー(46)と、 前記糸巻ピストン(133)に対して弦の端部を、糸巻
ピストン(133)の軸方向運動が前記弦ガイドプーリ
ー(46)を横切って弦を移動させるように固定する装
置と、 開口端と閉鎖端とを有し、その開口端が糸倉(11)の
下側面と接する縁を有し、内側壁が保持ナット(12
1)を両者の間に隙間を隔てて収容し、糸巻ピストン
(133)の下端を受け入れる雌ねじ付きの軸方向孔
(129)を有しているカップ状の円筒状の糸巻つまみ
(11)と、 保持リング(121)の回りを糸巻つまみ(17)が回
転して弦を引っ張るために糸巻ピストン(133)を軸
方向に移動させるように、円形リング(124)に糸巻
つまみの上側端の内側壁を固く固定する装置(126)
と、 から構成されていることを特徴とする弦楽器の糸巻。 - 【請求項18】前記固定装置が、前記糸巻ピストン(1
33)の上端に固定され糸巻ピストンの横方向に伸びて
いる軸(137)に回転可能に設けられ糸巻ピストンの
軸方向運動に関して弦を回転して案内するための第2の
弦ガイドプーリー(136)と、ピストンハウジング
(19)の半径方向に伸びているフランジ(22)にお
ける第1の弦ガイドプーリー(46)と反対側の点に弦
の端部を締め付け固定する装置とを有していることを特
徴とする請求項第17項に記載の弦楽器の糸巻。 - 【請求項19】前記固定装置が、弦を受入れるための前
記糸巻ピストンにおける直径線的な横方向開口と、この
横方向開口の中にある弦をその底に締め付けるための止
めねじを受入れるねじ付きの軸方向とを有していること
を特徴とする請求の範囲第17項に記載の弦楽器の糸
巻。 - 【請求項20】前記取付けスリーブがその外側面に円周
状に形成された溝を有し、この取付けスリーブの溝の中
に糸巻つまみの内壁に対してシールし、糸巻つまみの内
部を密閉するために弾性材料製のOリングが入れられて
いることを特徴とする請求の範囲第17項に記載の弦楽
器の糸巻。 - 【請求項21】前記糸巻ピストン(133)がその外側
に長手方向に伸びている溝(134)を有し、この溝
(134)の中に、糸巻ピストンの長手方向の運動を許
すがその回転を阻止するために、糸巻ピストンハウジン
グの側壁を貫通して伸びる止めねじ(135)が入って
いることを特徴とする請求の範囲第17項に記載の弦楽
器の糸巻。 - 【請求項22】開口(18)を持った糸倉(11)を有
している弦楽器の糸巻において、 半径方向に伸びているフランジ(201)を持った開口
した第1の端部と、開口を有し外側面に雄ねじを持った
第2の端部とを有している細長い内部室(21)を持っ
たほぼ円筒状のピストンハウジング(19)と、 前記ピストンハウジング(19)の内部室(21)の中
に軸方向に移動可能に支持され、上端が前記内部室の開
口端から突き出し、下端が前記内部室の中に位置して雌
ねじ付きの軸方向孔(211)を有している糸巻ピスト
ン(207)と、 一端が前記糸巻ピストン(207)の軸方向孔(21
1)にねじ込み係合し、他端が前記ピストンハウジング
(19)の一端にある前記開口を貫通し、そこに固定さ
れた半径方向に伸びる張出ヘッド(213)およびねじ
付きベースねじ(214)を持っている作動ラムと、 前記ピストンハウジング(19)の一端にある雄ねじ
(204)と係合する雌ねじを有し、その上端縁とピス
トンハウジングの半径方向のフランジ(201)との間
において糸倉にある開口(18)にピストンハウジング
(19)を締め付け固定するための円筒状取付けスリー
ブ(205)と、 雄ねじ付きの外側面とその端部の隣に凹所(218)を
持った中央の軸方向開口とを有し、前記取付けスリーブ
(205)の下側部分の中に前記作動ラムのねじベース
ねじ(214)を中央軸方向開口に隙間を隔てて収容し
張出ヘッド(213)を前記凹所(218)の中に収容
するように位置されている円筒状プラグ(217)と、 ピストンハウジング(19)の半径方向に伸びているフ
ランジ(201)に対し平行に設けられた軸(47)に
支持され、弦を受け入れ糸巻ピストン(207)の上端
における締め付け係合部に弦を転がり案内し、それに沿
って引張り力を直接伝達する第1の弦ガイドプーリー
(46)と、 前記糸巻ピストン(207)に対して弦の端部を、糸巻
ピストン(207)の軸方向運動が前記ガイドプーリー
(46)を横切って弦を移動させるように固定する装置
と、 開口端と閉鎖端とを有し、その内壁が前記取付けスリー
プ(205)の外側壁をきつく覆って収容し、その中央
内側部分が、作動ラムを回転して糸巻ピストン(20
7)を軸方向に移動させそこに固定された弦を引っ張る
ため、前記ベースねじ(214)にきつくねじ込み係合
する雌ねじ付きの中央軸方向孔(222)を有している
カップ状の円筒状の糸つまみ(17)と、 から構成されていることを特徴とする弦楽器の糸巻。 - 【請求項23】作動ラムの一端に形成されたねじが、ベ
ースねじおよび糸巻つまみの中央軸方向孔に形成された
ねじが、ベースねじと逆向にされていることを特徴とす
る請求の範囲第22項に記載の弦楽器の糸巻。 - 【請求項24】ベースねじ(214)の張出ヘッド(2
13)とベースプラグ(217)の凹所(218)との
間に摩擦の少ない座金(215)が配置されていること
を特徴とする請求の範囲第22項に記載の弦楽器の糸
巻。 - 【請求項25】前記取付けスリーブ(205)がその外
側面に円周状に形成された溝を有し、この取付けスリー
ブの溝の中に糸巻つまみ(17)の内壁に対してシール
糸巻つまみの内部を密閉するために弾性材料製のOリン
グが入れられていることを特徴とする請求の範囲第22
項に記載の弦楽器の糸巻。 - 【請求項26】前記糸巻ピストン(207)がその外側
に長手方向に伸びている溝(208)を有し、この溝の
中に、糸巻ピストンの長手方向の運動を許すがその回転
を阻止するために、糸巻ピストンハウジングの側壁を貫
通して伸びる止めねじ(209)が入っていることを特
徴とする請求の範囲第22項に記載の弦楽器の糸巻。 - 【請求項27】前記固定装置が、前記糸巻ピストンの上
端に固定され糸巻ピストンの横方向に伸びている軸に回
転可能に設けられ、糸巻ピストンの軸方向運動に関して
弦を回転して案内するための第2の弦ガイドプーリー
と、ピストンハウジングの半径方向に伸びているフラン
ジにおける第1の弦ガイドプーリーと反対側の点に弦の
端部を締め付け固定する装置とを有していることを特徴
とする請求の範囲第22項に記載弦楽器の糸巻。 - 【請求項28】糸巻ピストン(207)がねじ付きの中
央孔(225)を持ったほぼ平らな上端(226)を有
している弦楽器の糸巻における弦固定装置は、 前記糸巻ピストンにあるねじ付き中央孔(225)に入
れらるねじ付き円筒状下側部分(228)と、糸巻ピス
トン(207)の上端に接する半径方向に伸びている下
側の台座部(231)を持ち、上端がネック部(23
2)によって大径のヘッド(234)に接続されている
ねじ付き円筒状部分(233)に続いている弦収容スピ
ンドルとを有し、そのヘッド(234)が前記ネジ付き
円筒状部分(233)より大きな直径をし、前記スピン
ドルが弦を貫通して収容する直径線的な横方向開口を有
している細長い部材(240)と、 上側の円筒状凹所(238)、雌ねじ付きの中間の円筒
状部分(241)および下側の円筒状凹所(242)を
持った中央軸方向開口を有し、その中央軸方向開口を通
して前記細長い部材(240)を挿入することにより細
長い部材(240)の上に、前記細長い部材の円筒状部
分がその中間の雌ねじ付き円筒状部分(241)に、横
方向開口を通されその回りにスパイラス状に巻かれてい
る弦(13)に対して締め付け力を供給するためねじ込
み係合するように位置され、前記中間の雌ねじ付き円筒
状部分(241)を前記細長い部材(240)の大径ヘ
ッド(234)が通過できないことにより前記細長い部
材(240)の上に保持されている締め付けつまみ(2
35)と、 から構成されていることを特徴とする請求の範囲第22
項に記載の弦楽器の糸巻。 - 【請求項29】糸巻きピストン(207)がねじ付きの
中央孔(225)を持ったほぼ平らな上端(226)を
有している弦楽器の糸巻における弦固定装置が、 前記糸巻ピストンにあるねじ付き中央孔(225)に入
れられるねじ付き円筒状下側部分(228)と、糸巻ピ
ストン(207)の上端に接する半径方向に伸びている
下側の台座部(231)を持ち上端がネック部(23
2)によって大径のヘッド(234)に接続されている
ねじ付き円筒状部分(233)に続いている弦収容スピ
ンドルとを有し、そのヘッド(234)が前記ねじ付き
円筒状部分(233)より大きな直径をし、前記スピン
ドルが弦を貫通して収容する直径線的な横方向開口を有
している細長い部材(240)と、 上側の円筒状凹所(238)、雌ねじ付きの中間の円筒
状部分(24)および下側の円筒状凹所(242)を持
った中央軸方向開口を有し、その中央軸方向開口を通し
て前記細長い部材(240)を挿入することにより細長
い部材(240)の上に、前記細長い部材の円筒状部分
がその中間の雌ねじ付き円筒状部分(241)に、横方
向開口を通されたその回りにスパイラル状に巻かれてい
る弦(13)に対して締め付け力を供給するためねじ込
み係合するように位置され、前記中間の雌ねじ付き円筒
状部分(241)を前記細長い部材(240)の大径ヘ
ッド(234)が通過できないことにより前記細長い部
材(240)の上に保持されている締め付けつまみ(2
35)と、 から構成されていることを特徴とする請求の範囲第17
項に記載の弦楽器の糸巻。 - 【請求項30】半径方向に伸びているフランジ(20
1)が垂直なねじ付き孔を有している弦楽器の糸巻にお
ける弦固定装置が、 前記半径方向に伸びているフランジ(201)にあるね
じ付き孔に入れられるねじ付き円筒状下側部分(22
8)と、前記フランジ(201)の上端に接する半径方
向に伸びている下側の台座部(231)を持ち上端がネ
ック部(322)によって大径のヘッド(234)に接
続されているねじ付き円筒状部分(233)に続いてい
る弦収容スピンドルとを有し、そのヘッド(234)が
前記ねじ付き円筒状部分(233)より大きな直径を
し、前記スピンドルが弦を貫通して収容する直径線的な
横方向開口を有している細長い部材(240)と、 上側の円筒状凹所(228)、雌ねじ付きの中間の円筒
状部分(241)および下側の円筒状凹所(242)を
持った中央軸方向開口を有し、その中央軸方向開口を通
して前記細長い部材(240)を挿入することにより細
長い部材(240)の上に、前記細長い部材の円筒状部
分がその中間の雌ねじ付き円筒状部分(241)に、横
方向開口を通されその回りにスパイラル状に巻かれてい
る弦(13)に対して締め付け力を供給するためねじ込
みを係合するように位置され、前記中間の雌ねじ付き円
筒状部分(241)を前記細長い部材(240)の大径
ヘッド(234)が通過できないことにより前記細長い
部材(240)の上に保持されている締め付けつまみ
(235)と、 から構成されていることを特徴とする請求の範囲第27
項に記載の弦楽器の糸巻。 - 【請求項31】半径方向に伸びているフランジを有し糸
倉の中に固定された円筒状ピストンハウジングの内部室
の中に軸方向に運動可能に設けられた往復ピストンを持
った形をし、そのピストンが内部室の開口端から突き出
し弦の端部を固定する装置を備えた上端と、前記内部室
の中に入れられた下端とを有している弦楽器の糸巻にお
いて、第1のガイドローラ(46)がピストンハウジン
グ(22)の開口端の隣に回転可能に設けられ、このガ
イドローラ(46)が弦(13)を横切って受け入れ、
糸巻ピストン(16)の軸方向運動を弦の引張りに変換
するために、糸巻ピストンの上端に対して弦に引張り力
を転がり伝達することを特徴とする弦楽器の糸巻。 - 【請求項32】弦の端部の固定装置が前記ガイドローラ
と反対側に糸巻ピストンの隣に固定された締め付け装置
を有し、前記糸巻ピストン(16)が弦を横切って収容
するためにそこに固定された第2のガイドローラ(11
2)を備え、この第2のガイドローラ(112)が前記
締め付け装置に対して弦の係合範囲を転がり伝達するこ
とを特徴とする請求の範囲第31項に記載の弦楽器の糸
巻。 - 【請求項33】前記弦(13)が、前記締め付け装置に
対する糸巻ピストン(16)の軸方向上昇運動に応じて
弦を引っ張るために、第1のガイドローラ(46)の下
側を通され、第2のガイドローラ(112)の上側を通
されていることを特徴とする請求の範囲第32項に記載
の弦楽器の糸巻。 - 【請求項34】前記弦が、前記締め付け装置に対する糸
巻ピストン(116)の軸方向下降運動に応じて弦を引
張るために、第1のガイドローラ(46)の上側を通さ
れ、第2のガイドローラ(112)の下側を通されてい
ることを特徴とする請求項第32項に記載の弦楽器の糸
巻。 - 【請求項35】半径方向に伸びているフランジを有し糸
倉の中に固定された円筒状ピストンハウジングの内部室
の中に軸方向に運動可能に設けられた往復ピストンを持
った形をし、そのピストンが内部室の開口端から付き出
し弦の端部を固定する装置を備えた上端と、前記内部室
の中に入れられた下端とを有している弦楽器の糸巻にお
いて、前記内部室が雌ねじ付きの側壁(25)を有し、
ねじ作動ラムが前記糸巻ピストンの下端に接し前記内部
室の雌ねじ付き側壁(25)とねじ込み係合し、第1の
ガイドローラがピストンハウジングの開口端の隣に回転
可能に設けられ、このガイドローラが弦を横切って受け
入れ、糸巻ピストンの軸方向運動を弦の引張りに変換す
るために、糸巻ピストンの上端に対して弦に引張り力を
転がり伝達することを特徴とする弦楽器の糸巻。 - 【請求項36】前記弦の端部の固定装置が前記糸巻ピス
トンの上端に形成された締め付け装置を有していること
を特徴とする請求の範囲第35項に記載の弦楽器の糸
巻。 - 【請求項37】円筒状ピストンハウジングが、半径方向
に伸びているフランジを持った開口端と小径の雌ねじ付
き穴を持った閉鎖端とを有してその閉鎖端の外側面に雄
ねじを有している細長い内部室を有し、前記作動ラム
(34)が、前記ピストンハウジングの中にその閉鎖端
の隣にある大径の端部(35)と、前記内部室の雌ねじ
付き孔にねじ込み係合している軸部とを有していること
を特徴とする請求の範囲第35項に記載の弦楽器の糸
巻。 - 【請求項38】円筒状ピストンハウジング(19)が円
筒状取付けスリーブ(26)によって糸倉にある開口
(18)に締め付け固定され、前記取付けスリーブ(2
6)がピストンハウジング(19)の半径方向フランジ
(22)と取付けスリーブ(26)の上側縁との間でピ
ストンハウジング(19)を締め付け固定するためにピ
ストンハウジングの閉鎖端にある雄ねじ(23)とねじ
込み係合する雌ねじ(27)を有し、前記取付けスリー
ブ(26)が外側面に断面矩形の円周溝(31)を有
し、カップ状の糸巻つまみ(17)が開口端と閉鎖端と
を有し、その内壁が前記取付けスリーブ(26)の外側
壁をきつく覆って収容し、その中央内側部分が駆動ねじ
軸(34)の端部に、この駆動ねじ(34)の軸部を回
転してねじ軸の大径の端部(35)を移動させそこに固
定されている弦を引張るために糸巻ピストン(16)を
軸方向に移動するために固く固定され、前記取付けスリ
ーブ(26)の円周溝(31)の中にあるOリング(3
2)が糸巻つまみ(17)の内壁に対してシールし、糸
巻つまみ(17)の内部を密封していることを特徴とす
る請求の範囲第35項に記載の弦楽器の糸巻。 - 【請求項39】前記締め付け装置が、弦(13)を貫通
して受け入れるために糸巻ピストン(16)に形成され
た直径線的な横方向開口(42)と、この横方向開口
(42)の中にある弦をその底に締め付けるための止め
ねじ(43)を受け入れるねじ付きの軸方向孔41とを
有していることを特徴とする請求の範囲第38項に記載
の弦楽器の糸巻。 - 【請求項40】前記締め付け装置が、長手方向に互いに
間隔を隔てられた一対の直径線的な横方向開口(61,
62)であって弦がはじめ下側の横開口(61)を通さ
れ次に上側の横開口(62)を通される横方向開口(6
1,62)と、前記上側の横方向開口(62)の中の弦
(13)をその底に締め付けるための止めねじ(64)
がねじ込まれているねじ付きの軸方向孔(63)とを有
していることを特徴とする請求の範囲第38項に記載の
弦楽器の糸巻。 - 【請求項41】弦の端部を固定する装置が前記ガイドロ
ーラ(46)の反対側に糸巻ピストンの隣に固定された
締め付け装置を有し、前記糸巻ピストン(16)が弦を
横切って収容するためそこに固定された第2のガイドロ
ーラ(73)を備え、この第2のガイドローラ(73)
が前記締め付け装置に対して弦の係合領域を転がり伝達
することを特徴とする請求の範囲第37項に記載の弦楽
器の糸巻。 - 【請求項42】前記弦(13)が、前記締め付け装置に
対する糸巻ピストン(16)の軸方向上昇運動に応じて
弦を引張るために、第1のガイドローラ(46)の下側
を通され、第2のガイトローラ(73)の上側を通され
ていることを特徴とする請求の範囲第41項に記載の弦
楽器の糸巻。 - 【請求項43】半径方向に伸びているフランジ(22)
を有し糸倉(11)の中に固定された円筒状ピストンハ
ウジング(19)の内部室(21)の中に軸方向に運動
可能に設けられた往復ピストン(16)を持った形を
し、そのピストン(16)が内部室(21)の開口端か
ら突き出し弦の端部を固定する装置を備えた上端と、前
記内部室(21)の中に入れられた下端とを有している
弦楽器の糸巻において、前記内部室(21)が雌ねじ付
き側壁(25)を有し、ねじ作動ラム(34)が前記内
部室(21)の雌ねじ付き側壁(25)にねじ込み係合
し、第1および第2の回転弦ガイド部材が弦を横切って
受け入れられるために用いられ、前記ピストンハウジン
グ(19)に対してほぼ直角に設けられ、第1の回転弦
ガイドが前記弦の係合領域を転がり伝達するためにピス
トンハウジング(19)の隣に固定され、第2の回転弦
ガイドが糸巻ピストンの上に設けられ、前記ピストンハ
ウジング内における糸巻ピストンの軸方向運動に応じて
弦の係合領域を転がり伝達するために弦を横切って収容
するために用いられ、ピストンハウジング(19)の隣
で弦の端部を固定する装置が、糸巻ピストンの軸方向運
動を直接弦の直角方向の引張りに変換するために、糸巻
ピストンに対して締め付け係合していることを特徴とす
る弦楽器の糸巻。 - 【請求項44】第2の回転弦ガイド部材が、弦を上に収
容するために用いられ、ピストンハウジング内における
糸巻ピストンの軸方向上方の運動に応じて弦の直角方向
の引張りを与えるために、前記第1の回転弦ガイド部材
に対して上方に移動可能に構成されていることを特徴と
する請求の範囲第43項に記載の弦楽器の糸巻。 - 【請求項45】弦楽器の部分の中に固定された室の中に
弦と係合して配置された往復運動するピストンと、弦の
振動本体に対してほぼ直角の方向のピストンの軸方向運
動を介して弦に引張り力を与えるために前記ピストンに
対して弦の端部を固定する装置とを持った弦楽器の糸巻
において、弦に一様な引張りを与え、弦に対する前記ピ
ストンのほぼ直角の運動に応じて弦を直接引張るため
に、ガイドローラが前記ピストンの隣に弦を横切って移
動させるように固定されていることを特徴とする弦楽器
の糸巻。 - 【請求項46】弦楽器に弦の一端と係合して固定され前
記弦を引張るためにそれに対して直角に運動する往復ピ
ストンを持った弦楽器の糸巻において、ガイド部材が弦
を横切って収容し摩擦係合している糸巻ピストンの隣に
回転可能に設けられ、糸巻ピストンの直線運度に対して
回転するために用いられ、弦本体に対して直角の前記糸
巻ピストンの直線運動を与え、糸巻ピストンの直角運動
に対して正比例して弦を引張ることを特徴とする弦楽器
の糸巻。
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