JPH0643926B2 - 応力拡大係数計測用歪ゲージ - Google Patents

応力拡大係数計測用歪ゲージ

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JPH0643926B2
JPH0643926B2 JP15520086A JP15520086A JPH0643926B2 JP H0643926 B2 JPH0643926 B2 JP H0643926B2 JP 15520086 A JP15520086 A JP 15520086A JP 15520086 A JP15520086 A JP 15520086A JP H0643926 B2 JPH0643926 B2 JP H0643926B2
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JP
Japan
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gauge
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crack
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stress intensity
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JP15520086A
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良之 近藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、物体に存在する亀裂先端の応力拡大係数を実
験的に算出するための歪ゲージに関する。
<従来の技術> 近年、破壊力学の発展に伴って脆性破壊や疲労破壊或い
はクリープ破壊等の様々な破壊機構の解析が可能となっ
ており、各種機器や構造物等の実設計において亀裂強度
の解析を取入れることは、これら各種機器や構造物等の
信頼性や安全性を確保する上で極めて重要となってい
る。
物体中の亀裂の進展による破壊挙動は、この亀裂先端近
傍での局所的応力場に依存することが線形破壊力学的手
法により説明できるが、亀裂を成長させるような破壊挙
動を代表する破壊力学上のパラメータとしてK値と呼称
される応力拡大係数が知られている。
この応力拡大係数は、亀裂先端に原点を持つ直角座標系
を設定すると、亀裂の開口間隔に沿った開口形変形であ
るモードIと、亀裂の深さ方向に沿った面内剪断形変形
であるモードIIと、これら二つのモードI,IIに対して
直角な方向の成分である面外剪断形変形であるモードII
Iとの三つに分けることができ、亀裂の寸法や形状及び
他の部の応力レベルが分かれば、その値を算定すること
が可能である。
従来、応力拡大係数は大型電子計算機を用いて理論的に
求めたり、或いは亀裂を有する被測定物の亀裂周辺に歪
ゲージを貼着し、この被測定物に発生する面内応力を測
定することによって前記モードI,IIを実験的に求めて
いる。
<発明が解決しようとする問題点> 計算機を用いて理論的に応力拡大係数を算出する方法で
は、多くの仮定や補正係数を有する演算となるため、費
用がかかる割には精度が余り良くない場合がある。
一方、歪ゲージを用いて実験的に応力拡大係数を求める
方法では、相互に直交するゲージグリッドを有するロゼ
ットゲージを亀裂の先端を中心とする一定半径の円弧上
に複数配設する必要がある。しかし、個々のロゼットゲ
ージには寸法上の制約があるため、これらを円弧状に多
数配設しようとすると、亀裂先端から各ロゼットゲージ
までの距離が遠くなって被測定物に対する歪ゲージ全体
の貼着面積が増大し、小形の被測定物や測定箇所が狭隘
な場合には、測定すること自体が困難となってしまう。
<問題点を解決するための手段> 本発明による応力拡大係数計測用歪ゲージは、亀裂が形
成された被測定物に貼着されるベースと、このベース上
に一定曲率の半円弧状をなして形成され且つ両端部がリ
ード線にそれぞれ接続すると共に第一の方向に対して相
互に平行な第一のゲージグリッドと、この第一のゲージ
グリッドの曲率中心と円心の半円弧状をなして前記ベー
スに上に形成され且つ両端部がリード線にそれぞれ接続
すると共に前記第一の方向と直角な第二の方向に対して
相互に平行な第二のゲージグリッドと、これらゲージグ
リッドの曲率中心を前記亀裂の先端位置に合致させるた
めに前記ベースに形成された位置合わせ手段とを具えた
ものである。
<作用> ベースに形成された位置合わせ手段を用いて亀裂の先端
位置と一対のゲージグリッドの曲率中心とが一致するよ
うにベースを被測定物に貼着する。この時、各ゲージグ
リッドの測定方向を亀裂の開口間隔に沿った方向及び亀
裂の深さ方向にそれぞれ一致させる。
一対のゲージグリッドは円弧状となっており、本発明に
よる単一の歪ゲージを被測定物に貼着してこの被測定物
に発生する歪を測定することにより、亀裂の開口間隔に
沿った開口形変形であるモードIの応力拡大係数と、亀
裂の深さ方向に沿った面内剪断形変形であるモードIIの
応力拡大係数とが算出される。
<実施例> 本発明による応力拡大係数計測用歪ゲージの一実施例の
外観を表す第1図及びその使用状態を表す第3図に示す
ように、紙や合成樹脂等の絶縁物で形成された矩形のシ
ート状をなすベース1の中央には、直径がdの開口2が
形成されている。この開口2の中心から半径r1の円周
上には、それぞれ半円弧状をなすゲージグリッド3,4
が形成され、これらゲージグリッド3,4の両端にはそ
れぞれリード線5,6が接続している。同様に、開口2
の中心から半径r2の円周上には、それぞれ半円弧状を
なすゲージグリッド7,8が形成され、これらゲージグ
リッド7,8の両端にはそれぞれリード線9,10が接
続している。
ベース1上には第2図に示すように開口2の中心を示す
直交十字形の標線11,12が印刷されており、本実施
例では水平方向の標線11を境にゲージグリッド3,
4,7,8を図中、上下に分けている。本実施例の歪ゲ
ージは、ゲージグリッド3,4,7,8をフォトエッチ
ングの技術によりベース1上に形成したいわゆる箔ゲー
ジであり、ゲージグリッド3,4の測定方向とゲージグ
リッド7,8の測定方向とが相互に直角をなすように、
これらゲージグリッド3,4,7,8のグリッドパター
ンが設定されている。具体的には、標線11とゲージグ
リッド7,8のグリッドパターンとが平行に設定され、
標線12とゲージグリッド3,4のグリッドパターンと
が平行に設定されている。
なお、上側のゲージグリッド3,7或いは下側のゲージ
グリッド4,8だけで歪ゲージを構成しても良く、この
場合にはベース1の大きさを半分にすることができるた
め、被測定物13に対する貼着面積が半分で済み、小さ
な被測定物13や測定箇所が狭隘な場合でも充分に対応
可能となる。又、ゲージグリッド3,4をゲージグリッ
ド7,8の外側に形成したが、逆にすることも当然可能
である。
実際の計測に際しては、被測定物13に形成された亀裂
14の先端と開口2の中心とが一致するように、標線1
1,12を利用してベース1を被測定物13上に貼着す
るが、この時、ゲージグリッド3,7とゲージグリッド
4,8とを分ける標線11が亀裂14の深さ方向(第3
図中、左右方向)と平行となるように、被測定物13に
対するベース1の回転位相を調整する。しかるのち、被
測定物13に応力を発生させてゲージグリッド3,4,
7,8による歪計測を行う。各ゲージグリッド3,4,
7,8による測定歪をそれぞれε3,ε4,ε7,ε8とす
ると、モードIの応力拡大係数KI及びモードIIの応力
拡大係数KIIは、以下の式で与えられる。
I=C1(ε7+ε8) KII=C2(ε3−ε4) なお、上記でC1,C2はゲージグリッド3,4,7,8
の曲率半径r1,r2にそれぞれ関係する定数であり、理
論的に導出可能ではあるが、実験的に較正しておく方が
好ましい。
<発明の効果> 本発明の応力拡大係数計測用歪ゲージによると、一枚の
ベース上に少なくとも一対の相互に直角な半円弧状をな
すゲージグリッドを同心に形成したので、従来のように
多数のロゼットゲージを被測定物に貼着する必要がな
く、本発明による一枚の歪ゲージで充分となり、歪ゲー
ジの貼着面積が少なくなった分だけ小形の被測定物や狭
隘な箇所にも対応させることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による応力拡大係数計測用歪ゲージの一
実施例の正面図、第2図はそのベース単独の表面状態を
表す正面図、第3図はその使用状態を表す概念図であ
る。 又、図中の符号で1はベース、2は開口、3,4,7,
8はゲージグリッド、5,6,9,10はリード線、1
1,12は標線、13は被測定物、14は亀裂である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】亀裂が形成された被測定物に貼着されるベ
    ースと、このベース上に一定曲率の半円弧状をなして形
    成され且つ両端部がリード線にそれぞれ接続すると共に
    第一の方向に対して相互に平行な第一のゲージグリッド
    と、この第一のゲージグリッドの曲率中心と円心の半円
    弧状をなして前記ベースに上に形成され且つ両端部がリ
    ード線にそれぞれ接続すると共に前記第一の方向と直角
    な第二の方向に対して相互に平行な第二のゲージグリッ
    ドと、これらゲージグリッドの曲率中心を前記亀裂の先
    端位置に合致させるために前記ベースに形成された位置
    合わせ手段とを具えた応力拡大係数計測用歪ゲージ。
JP15520086A 1986-07-03 1986-07-03 応力拡大係数計測用歪ゲージ Expired - Lifetime JPH0643926B2 (ja)

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JPS6324103A JPS6324103A (ja) 1988-02-01
JPH0643926B2 true JPH0643926B2 (ja) 1994-06-08

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JP4518467B2 (ja) * 2002-09-17 2010-08-04 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ 波動歯車装置のトルク検出装置
DE102007056443B3 (de) * 2007-11-23 2009-05-07 Hottinger Baldwin Messtechnik Gmbh Dehnungsmessstreifen-Rosette zur Eigenspannungsmessung
JP6222772B2 (ja) * 2014-01-24 2017-11-01 株式会社共和電業 応力拡大係数測定用ひずみゲージおよび応力拡大係数算出方法

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