JPH0643833U - 光磁気ディスク装置 - Google Patents

光磁気ディスク装置

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JPH0643833U
JPH0643833U JP7873192U JP7873192U JPH0643833U JP H0643833 U JPH0643833 U JP H0643833U JP 7873192 U JP7873192 U JP 7873192U JP 7873192 U JP7873192 U JP 7873192U JP H0643833 U JPH0643833 U JP H0643833U
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optical disk
optical
disk
magnetic head
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JP7873192U
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Inventor
浩 金沢
新平 篠崎
俊 滝島
功 奥田
Original Assignee
旭光学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光磁気ディスク面上の漏洩磁束を可及的に抑
えることが可能な光磁気ディスク装置を提供すること。 【構成】 光磁気ディスクの表裏の一面に、該ディスク
に対する記録再生を行なう光ヘッドを位置させ、他面に
該ディスクに磁界を与える磁気ヘッドを位置させる光磁
気ディスク装置において、光ヘッドをディスクの半径方
向に駆動する第一のリニアモータ機構と、磁気ヘッドを
ディスクの半径方向に駆動する第二のリニアモータ機構
を備え、第一および第二のリニアモータ機構を構成する
永久磁石を、これら永久磁石からの漏洩磁束が、光磁気
ディスク上において、互いに逆向きとなるように配置し
た光磁気ディスク装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、光磁気ディスクの表裏面に、光ヘッドと磁気ヘッドを位置させる光 磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
例えば、光磁気ディスクに情報を繰り返し記録可能な光磁気ディスク装置は、 装填した光磁気ディスクの記録層に向けて、光ヘッドから照射されるパワーの大 きいレーザー光を連続的に収束させ、温度をキュリー温度まで上昇させ、該温度 上昇状態において、バイアス磁界発生装置(磁気ヘッド)によりバイアス磁界を 印加し、磁性体の磁化方向を初期化時と同一の方向に揃えた後、バイアス磁界を 反転させて記録層に断続的にパワーの大きいレーザー光を収束させ、これにより 磁化の方向を反転させて情報を記録する。
【0003】 このような構造の光磁気ディスク装置において、1トラックの情報を書き換え るためには、消去と記録に関して光磁気ディスクをそれぞれ回転させる必要があ り、記録スピードが遅いという不都合があった。そこで、近時、レーザー光が収 束される領域に対応する微小な領域にS、Nいずれかの磁界を選択的にかけるこ とにより、ディスクを一回転させるだけで情報を書き換えることが可能な、磁界 変調オーバーライト方式の光磁気ディスク装置が提案されている。
【0004】 ところで、この磁界変調オーバーライト方式の光磁気ディスク装置においては 、迅速なオーバーライト実現のため、高速に変調された磁界を光磁気ディスクに 印加する必要があり、磁気ヘッドを小型化させかつディスク記録層に対して可及 的に近接させる必要がある。
【0005】 このような磁界変調オーバーライト方式の光磁気ディスク装置の一提案として 、光ヘッドと磁気ヘッドを各々独立的に駆動させて高速アクセスに対応する方式 があるが、このような装置では、磁気ヘッドを光磁気ディスクの半径方向に駆動 するリニアモータ機構も光磁気ディスクに対して近接するため、従来の光磁気デ ィスク装置に比して漏洩磁束による情報記録特性への影響が増大することが考え られる。従って、この漏洩磁束を可及的に減少させることが必要となる。
【0006】
【考案の目的】
本考案は、このような問題意識に基づいて成されたものであって、光磁気ディ スク面上の漏洩磁束を可及的に抑えることが可能な光磁気ディスク装置を提供す ることを目的としている。
【0007】
【考案の概要】
上記目的を達成する本考案は、従って、光磁気ディスクの表裏の一面に、該デ ィスクに対する記録再生を行なう光ヘッドを位置させ、他面に該ディスクに磁界 を与える磁気ヘッドを位置させる光磁気ディスク装置において、上記光ヘッドを 上記ディスクの半径方向に駆動する第一のリニアモータ機構と、上記磁気ヘッド を上記ディスクの半径方向に駆動する第二のリニアモータ機構を備え、上記第一 および第二のリニアモータ機構を構成する永久磁石を、これら永久磁石からの漏 洩磁束が、光磁気ディスク上において、互いに逆向きとなるように配置したこと を特徴としている。
【0008】
【実施例】
以下図示実施例について本考案を説明する。図11は、本考案を適用した、磁 界変調オーバーライト方式の光磁気ディスク装置20を示す平面図であり、図4 はその側面図である。この光磁気ディスク装置20は、光磁気ディスク12を装 填したディスクカートリッジ11を保持するカートリッジホルダ22と、光ヘッ ド基台21と、この光ヘッド基台21に設けられたリニアベアリング51(図1 〜図3)に沿って光ヘッド24を光磁気ディスク12の半径方向に移動させる光 ヘッドキャリッジ23と、磁気ヘッド25を光磁気ディスク12の半径方向に移 動させる磁気ヘッドキャリッジ26を有している。
【0009】 ディスクカートリッジ11は、内方に光磁気ディスク12を収納可能に構成さ れており、その上面に、ヘッドアクセス窓11a(図1〜図3、図11)と、こ のヘッドアクセス窓11aを閉塞および開放する開閉可能なシャッター54を有 している。また該ディスクカートリッジ11を保持する上記カートリッジホルダ 22は、図11に示すように、ディスクカートリッジ11の装填方向の前部に、 回動支軸106により回動可能に支持されたシャッターオープンアーム100と 、回動支軸107により回動可能に支持されたシャッターオープンアーム101 を有している。シャッターオープンアーム100はディスクA面(片面ディスク A面、両面ディスクA面)用のもので、シャッターオープンアーム101はB面 用のものであり、カートリッジホルダ22にディスクカートリッジ11が装填さ れるとき、それぞれの先端部をシャッター54の対応する部分に係合させて回動 し、これにより、ヘッドアクセス窓11aを開放させる。
【0010】 カートリッジホルダ22の前部において、回動支軸106と107の近傍には 円弧状の案内溝102、103が形成されており、この案内溝102にはシャッ ターオープンアーム100の回動支軸106近傍に設けた案内ピン108が、案 内溝103にはシャッターオープンアーム101の回動支軸107近傍に設けた 案内ピン109がそれぞれ摺動可能に挿入されている。該シャッターオープンア ーム100と101は、回動支軸106と107に巻き掛けたコイルばねにより 、常に同図に示す位置となるようにそれぞれ回動付勢されている。
【0011】 カートリッジホルダ22の前部には、ディスクカートリッジ11が装填される ときオンするローディングスイッチ80が設けられており、このスイッチ80の オンに基づいて駆動モータ61が駆動される。カートリッジホルダ22はまた、 光ヘッド24に対して昇降移動可能に構成されており、ディスクカートリッジ1 1の着脱時には光ヘッド24から離反する位置にあり、ディスクカートリッジ1 1が挿入されると光ヘッド24に近接する方向に移動して、光磁気ディスク12 を所定位置に設定することができる。
【0012】 またカートリッジホルダ22の外側には、光ヘッド基台21に設けられたガイ ドローラ50に案内されて図4の矢印A、B方向にスライド可能とされた、ディ スクの移動方向に関する左右に配置された案内カム板35が設けられている。該 左右の案内カム板35はそれぞれ、その四箇所に形成された、略クランク状のホ ルダ用カム溝40、42および磁気ヘッド用カム溝41、43を有している。ま た案内カム板35の外側に、左右の固定カム板49が設けられていて、該左右の 固定カム板49には、左右の案内カム板35のホルダ用カム溝40、42および 磁気ヘッド用カム溝41と対応するように、上下案内用カム溝45、47、46 が上下方向に形成されている。
【0013】 カートリッジホルダ22のディスク移動方向に関する左右の側面にはそれぞれ 、カムピン36、38が設けられており、該カムピン36はホルダ用カム溝40 と上下案内用カム溝45に挿通され、該カムピン38はホルダ用カム溝42と上 下案内用カム溝47に挿通されている。また磁気ヘッドベース28の左右の側面 にはそれぞれ、カムピン37、39が設けられており、該カムピン37は磁気ヘ ッド用カム溝41と上下案内用カム溝46に挿通され、カムピン39は磁気ヘッ ド用カム溝43に挿通されている。
【0014】 ホルダ用カム溝40、42は、図4に示す案内カム板35の初期位置において カムピン36、38を保持してディスクカートリッジ11をアンローディング位 置に保持するアンローディング部40a、42aと、案内カム板35の初期移動 時にカムピン36、38を案内してディスクカートリッジ11をローディング位 置に移動させて同位置に保持する移動部40b、42bを有している。ホルダ用 カム溝40、42は、ローディング部40c、42cを有している。このローデ ィング部40c、42cは、略水平に形成され、カムピン36、38を上下させ ることなく空移動させ、ディスクカートリッジ11をローディング位置に引き続 き保持する
【0015】 磁気ヘッド用カム溝41、43は、図4に示す案内カム板35の初期位置にお いてカムピン37、39を保持して磁気ヘッド25(磁気ヘッドキャリッジ26 )をアンローディング位置に保持するアンローディング部41a、43aと、案 内カム板35の初期移動時にカムピン37、39を案内し、磁気ヘッド25をア ンローディング位置とローディング位置の中間位置である中間段部41c、43 cに移動させるべき移動部41b、43bを有している。磁気ヘッド用カム溝4 1、43はさらに、案内カム板35の初期移動に続く移動時にカムピン37、3 9を案内して磁気ヘッド25をローディング位置に移動させるべき移動部41d 、43dと、カムピン37、39を保持して磁気ヘッド25をローディング位置 に保持するローディング部41e、43eを有している。
【0016】 案内カム板35には、ラック板59とスイッチ操作板60が固定されている。 また装置本体には、駆動モータ61と、この駆動モータ61の回転を伝達するギ ヤボックス62が設けられており、この駆動モータ61の回転はピニオンギヤ6 3を介してラック板59に直線運動として伝達される。駆動モータ61は、カー トリッジホルダ22にディスクカートリッジ11を装填しこれを該装填方向に押 圧したとき、連動回路(図示せず)を介して正転駆動されるように構成されてい る。
【0017】 装置本体には、スイッチ操作板60に対応させた第一、第二、第三の検出スイ ッチ65、66、67が設けられている。これらの検出スイッチ65、66、6 7は、それぞれスイッチレバー65a、66a、67aを有している。検出スイ ッチ65、66、67は、案内カム板35とともに移動するスイッチ操作板60 によってスイッチレバー65a、66a、67aを押圧または解放されることに よりオンまたはオフされ、これに基づき案内カム板35の位置を検知する。この 検知により、ディスクカートリッジ11および磁気ヘッドベース28が現在どの 状態にあるかを検出することができる。
【0018】 すなわち、スイッチ操作板60は、図4の状態において第一の検出スイッチ6 5がオフされかつ第二の検出スイッチ66と第三の検出スイッチ67がオンされ 、図5の状態において第一の検出スイッチ65と第三の検出スイッチ67がオフ されかつ第二の検出スイッチ66がオンされ、図6の状態において第一の検出ス イッチ65がオンされかつ第二の検出スイッチ66と第三の検出スイッチ67が オフされている。
【0019】 これらの異なるビット信号を判別回路(図示せず)によって判別して、光磁気 ディスク装置20が、磁気ヘッド25もディスクカートリッジ11もアンローデ ィング位置にあって該ディスクカートリッジ11の脱着が可能な脱着可能状態、 ディスクカートリッジ11がローディング位置に位置されかつ磁気ヘッド25が アンローディング位置とローディング位置の中間にある、光ヘッド24のみを用 いた再生が可能な再生可能状態、およびディスクカートリッジ11とともに磁気 ヘッド25もローディング位置とされた記録/再生可能状態のうちいずれの状態 にあるのかを判別することができる。
【0020】 本実施例で使用される光磁気ディスク12は、例えばその内周側のコントロー ルトラックに、両面ディスクであるか片面ディスクであるかを示す光コード信号 を書き込むことが可能である。この光コード信号は、ディスクカートリッジ11 がローディング位置にあり磁気ヘッド25が中間位置で待機している上記図5の 状態において、光ヘッド24によって読み込まれる。これに基づいて、ディスク 判別手段68(図11)が、装填された光磁気ディスク12は片面用であるか両 面用であるかを判別する。ディスク判別手段68により、光磁気ディスク12は 両面用であると判別されたときは、案内カム板35をそれ以上移動させずに、光 ヘッド24による読み出しが可能な状態となる。また光磁気ディスク12は片面 用であると判別されたときは、駆動モータ61を正転駆動して案内カム板35を さらに同方向に移動させ、磁気ヘッド25をローディング位置に移動させて、読 出および記録が可能な状態となるように構成されている。
【0021】 次に、本考案の特徴とされる、光ヘッド24を移送するリニアモータ機構90 、および磁気ヘッド25を移送するリニアモータ機構91の構成を説明する。
【0022】 先ず、光ヘッド24を支持する光ヘッドキャリッジ23は、図1〜図3に示さ れるように、リニアベアリング51を介して光磁気ディスク12の半径方向に沿 って移動可能に支持されている。光ヘッドキャリッジ23は、その両端に固定さ れたコイル52を、ヨーク53bと連結されるヨーク53b′に移動自在に嵌合 している。該ヨーク53bとヨーク53b′は、これらの間に位置する永久磁石 53aとにより磁気回路53を構成しており、これらのヨーク53b、ヨーク5 3b′、永久磁石53aおよびコイル52によりリニアモータ機構90が構成さ れる。そして該リニアモータ機構90は、図7に示すように、光ヘッド24を中 心として左右外方に向けて、ヨーク53b′、永久磁石53a、ヨーク53bの 順となるように配置されている。従って、極性をN極とされるヨーク53b′が 、S極とされる永久磁石53aとヨーク53bの内方に位置するから、磁束の方 向はそれぞれ矢印G1 、G2 、G3 、G4 のようになる。
【0023】 またリニアベアリング51は、固定部材71、可動部材72および該固定部材 71と可動部材72との間に介在されたボール73により構成されている。固定 部材71は、光ヘッド基台21側に取り付けられた、略コの字状かつ長尺に形成 された部材であり、可動部材72は、光ヘッドキャリッジ23側に取り付けられ 、固定部材71に比して幅狭で略コの字状かつ長尺に形成された部材である。こ れらの固定部材71と可動部材72のそれぞれ対向する側面に転がり溝が形成さ れており、この対向する転がり溝間にボール73が嵌め込まれている。
【0024】 光ヘッドキャリッジ23は、レーザー光源からの光束を対物レンズ8により光 磁気ディスク12に収束させ、再生時には該光磁気ディスク12からの反射光を 受光して光磁気記録信号を読み取り、記録時には再生時より大きいパワーでレー ザー光を光磁気ディスク12に収束させて記録層の温度をキュリー温度まで上昇 させ、磁気ヘッド25と共働して記録層に情報をオーバーライトする。
【0025】 また、磁気ヘッド25を支持する磁気ヘッドキャリッジ26は、磁気ヘッドベ ース28にスライダベース87を介して取り付けられたリニアベアリング55に より光磁気ディスク12の半径方向に沿って移動可能に支持されている。磁気ヘ ッドキャリッジ26は、その両端に固定されたコイル56を、ヨーク57bと連 結されるヨーク57b′に移動自在に嵌合している。該ヨーク57bとヨーク5 7b′は、これらの間に位置する永久磁石57aとにより磁気回路57を構成し ており、これらのヨーク57b、ヨーク57b′およびコイル56によりリニア モータ機構91が構成される。そして該リニアモータ機構91は、図7に示すよ うに、磁気ヘッド25を中心として左右外方に向けて、ヨーク57b′、永久磁 石57a、ヨーク57bの順となるように配置されている。従って、極性をN極 とされるヨーク57b′が、S極とされる永久磁石57aとヨーク57bの内方 に位置するから、漏洩磁束の方向はそれぞれ矢印H1 、H2 、H3 、H4 のよう になる。
【0026】 これにより、光磁気ディスク12の表面に、該ディスク12に対する記録再生 を行なう光ヘッド24を位置させ、裏面に該ディスク12にバイアス磁界を与え る磁気ヘッド25を位置させる本光磁気ディスク装置20では、光磁気ディスク 12を中心とする上下において、リニアモータ機構90、91それぞれの磁界形 成を同一状態とすることができる。すなわち、光磁気ディスク12の記録特性に 影響を与え易い、永久磁石53a、57aに起因する漏洩磁束G1 、G2 および H1 、H2 を、光磁気ディスク12上において互いに逆向きとなるように配置し たから、これらを互いに打ち消し合わせることができ、従って、漏洩磁束による 情報記録特性への影響を抑えることができる。
【0027】 またリニアベアリング55は、固定部材75、可動部材76および該固定部材 75と可動部材76との間に介在されたボール77により構成されている。固定 部材75は、光ヘッド基台21側に取り付けられた、略コの字状かつ長尺に形成 された部材であり、可動部材76は、光ヘッドキャリッジ23側に取り付けられ 、固定部材75に比して幅狭で略コの字状かつ長尺に形成された部材である。こ れらの固定部材75と可動部材76のそれぞれ対向する側面に転がり溝が形成さ れており、この対向する転がり溝間にボール77が嵌め込まれている。
【0028】 図4に示されるように、磁気ヘッドキャリッジ26の端部には、発光/受光素 子を共に備えた二組の反射型フォトセンサ(フォトインタラプタ)30、31が 設けられており、光ヘッドキャリッジ23の移動方向に延出させた反射板保持部 27の先端には、反射板32が取り付けられている。両キャリッジ23、26は 、二つの受光素子からの出力が等しくなるときに両ヘッド24、25の位置が一 致するように設定されている。さらに光ヘッドキャリッジ23は、制御装置(図 示せず)からの信号により光磁気ディスク12の半径方向に駆動され、磁気ヘッ ドキャリッジ26は、同期回路(図示せず)により二つの受光素子からの出力が 等しくなるように位置制御される。これにより、磁気ヘッドキャリッジ26を光 ヘッドキャリッジ23に同期して移動させることができる。
【0029】 図11は、空気浮上型の磁気ヘッド25およびその周辺を示し、図8はその磁 気ヘッド25部分の拡大平面図であり、図9は、磁気ヘッド25部分をディスク 側から視た状態を示す拡大底面図である。すなわち、磁気ヘッドキャリッジ26 の裏面には、片持ちのフレキシャー15が、その基部を光磁気ディスク12のデ ィスク回転中心12a側に位置させて固定ビス69により固定されている。フレ キシャー15の光磁気ディスク12の外周部側に向いた先端自由端部には、磁気 ヘッド25が取り付けられている。フレキシャー15は、図4の脱着可能状態に おいて、磁気ヘッド押さえ板70に当接するまで下方に撓み、やや下方に傾斜し た状態となるが、ローディング位置においては、回転する光磁気ディスク12に よる風圧を受けて上方へ反り返り、ディスク12の表面に極めて近い距離で近接 した状態となる。
【0030】 上記構成を有する本光磁気ディスク装置20において、カートリッジホルダ2 2に装填されたディスクカートリッジ11をその装填方向に押圧すると、シャッ ターオープンアーム100が図10の反時計回りに回動されてローディングスイ ッチ80がオンし、これに基づき駆動モータ61が正転駆動し、案内カム板35 がラック板59を介して、図4の初期位置から同図矢印A方向に移動される。
【0031】 すると、案内カム板35の初期位置(図1)においてアンローディング位置に あったディスクカートリッジ11は、案内カム板35の初期移動に伴ない、その ガイドピン36、38が昇降用カム溝40、42の移動部40b、42bにより 案内され、その下面を、光ヘッド基台21に設けられた基準面となるガイドロー ラ50の上面50aに当接させるまで下降する。このとき、ディスクカートリッ ジ11と同様、案内カム板35の初期位置においてアンローディング位置にあっ た磁気ヘッド25は、案内カム板35の初期移動に伴なって、そのガイドピン3 7、39が磁気ヘッド用カム溝41、43の移動部41b、43bにより案内さ れ、該ガイドピン37、39を中間段部41c、43cに位置させてアンローデ ィング位置とローディング位置の中間位置に待機させられる(図2、図5)。
【0032】 このとき、案内カム板35とともに移動するスイッチ操作板60により、第一 の検出スイッチ65と第三の検出スイッチ67がオフされかつ第二の検出スイッ チ66がオンされるから、これに基づき、案内カム板35が、そのホルダ用カム 溝40、42によりカートリッジホルダ22をローディング位置に移動させかつ 磁気ヘッド用カム溝41、43により磁気ヘッド25をアンローディング位置と ローディング位置との中間に移動させたことが検知される。すると、光ヘッド2 4により、光磁気ディスク内周側に書き込まれた光コード信号が読み込まれ、こ の光コード信号に基づいて、装填された光磁気ディスク12は片面用であるか両 面用であるか判別される。
【0033】 この結果、光磁気ディスク12が両面用であると判別されれば、駆動モータ6 1は駆動されず、案内カム板35がそれ以上移動されないから、光ヘッド24を 用いた再生のみ可能な状態とされる。他方、光磁気ディスク12が片面用である と判別されたときは、駆動モータ61が正転駆動され、これにより案内カム板3 5がさらに同方向に移動され、磁気ヘッド25がローディング位置に移動されて 、記録および再生が可能な状態とされる(図3、図6)。
【0034】
【考案の効果】
以上のように本考案によると、光ヘッド用および磁気ヘッド用のリニアモータ 機構を構成する永久磁石を、該永久磁石に起因する漏洩磁束が、光磁気ディスク 上において互いに逆向きとなるように配置したから、この漏洩磁束をキャンセル して、情報記録特性への影響を抑えることができる。
【提出日】平成6年2月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来技術およびその問題点】
例えば、光磁気ディスクに情報を繰り返し記録可能な従来の光磁気ディスク装 置は、装填した光磁気ディスクの記録層に向けて、バイアス磁界発生装置(磁気 ヘッド)により初期化用バイアス磁界を印加した上で、 光ヘッドから照射される パワーの大きいレーザー光を連続的に収束させ、光磁気ディスクの記録層の温度 をキュリー温度まで上昇させ、記録層の保磁力を消失させた後、その冷却過程に おいて、記録層の磁化方向が初期化用バイアス磁界と同一方向となる、所謂初期 化後、 バイアス磁界を反転させて記録層に断続的にパワーの大きいレーザー光を 収束させ、これにより磁化の方向を反転させて情報を記録する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】 ところで、この磁界変調オーバーライト方式の光磁気ディスク装置においては 、迅速なオーバーライト実現のため、高速に変調された磁界を光磁気ディスクに 印加する必要があり、その要求特性上から、磁気ヘッドを小型化させかつディス ク記録層に対して可及的に近接させる必要がある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】 本実施例で使用される光磁気ディスク12は、例えばその内周側のコントロー ルトラックに、両面ディスクであるか片面ディスクであるかを示す光コード信号 を書き込むことが可能である。この光コード信号は、ディスクカートリッジ11 がローディング位置にあり磁気ヘッド25が中間位置で待機している上記図5の 状態において、光ヘッド24によって読み込まれる。これに基づいて、ディスク 判別手段68(図11)が、装填された光磁気ディスク12は片面用であるか両 面用であるかを判別する。ディスク判別手段68により、光磁気ディスク12は 両面用であると判別されたときは、案内カム板35をそれ以上移動させないため 、光ヘッド24による読み出しのみが可能な状態となる。また光磁気ディスク1 2は片面用であると判別されたときは、駆動モータ61を正転駆動して案内カム 板35をさらに同方向に移動させるため、磁気ヘッド25をローディング位置に 移動させて、読出および記録が可能な状態となる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】 次に、本考案の特徴である、光ヘッド24を移送するリニアモータ機構90、 および磁気ヘッド25を移送するリニアモータ機構91の構成を説明する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】 また光ヘッド24は、レーザー光源からの光束を対物レンズにより光磁気ディ スク12に収束させ、再生時には該光磁気ディスク12からの反射光を受光して 光磁気記録信号を読み取り、記録時には再生時より大きいパワーでレーザー光を 光磁気ディスク12に収束させて記録層の温度をキュリー温度まで上昇させ、磁 気ヘッド25と共働して記録層に情報をオーバーライトする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】 図11は、空気浮上型の磁気ヘッド25およびその周辺を示し、図8はその磁 気ヘッド25部分の拡大平面図であり、図9は、磁気ヘッド25部分をディスク 側から視た状態を示す拡大底面図である。すなわち、磁気ヘッドキャリッジ26 の裏面には、片持ちのロードビーム15が、その基部を光磁気ディスク12のデ ィスク回転中心12a側に位置させて固定ビス69により固定されている。ロー ドビーム 15の光磁気ディスク12の外周部側に向いた先端自由端部には、磁気 ヘッド25が取り付けられている。ロードビーム15は、図4の脱着可能状態に おいて、磁気ヘッド押さえ板70に当接するまで下方に撓み、やや下方に傾斜し た状態となる。この状態において、駆動モータ61が駆動すると、案内カム板3 5が摺動し、これによりディスクカートリッジ11が所定の位置に下降される。 その後、光磁気ディスク12が回転されるため、その後に該ディスク12上に接 近する空気浮上型スライダー面をもった磁気ヘッド25は、ロードビーム15に よる荷重と 回転する光磁気ディスク12による風圧が釣り合う位置で安定し、光 磁気ディスク12と略平行となり、 ディスク12の表面に極めて近い距離で近接 した状態となる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】 このとき、案内カム板35とともに移動するスイッチ操作板60により、第一 の検出スイッチ65と第三の検出スイッチ67がオフされかつ第二の検出スイッ チ66がオンされるから、これに基づき、案内カム板35が、そのホルダ用カム 溝40、42によりカートリッジホルダ22をローディング位置に移動させかつ 磁気ヘッド用カム溝41、43により磁気ヘッド25をアンローディング位置と ローディング位置との中間に移動させたことが検知される。すると、光ヘッド2 4により、光磁気ディスク内周側に書き込まれた光コード信号が読み込まれ、こ の光コード信号に基づいて、ディスク判別手段68が、装填された光磁気ディス ク12は片面用であるか両面用であるか判別する
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】 この結果、光磁気ディスク12が両面用であると判別されれば、駆動モータ6 1は駆動されず、案内カム板35がそれ以上移動されないから、光磁気ディスク 装置20は、 光ヘッド24を用いた再生のみ可能な状態となる。他方、光磁気デ ィスク12が片面用であると判別されたときは、駆動モータ61が正転駆動され 、これにより光磁気ディスク装置20は、案内カム板35さらに同方向に移動 させて 、磁気ヘッド25ローディング位置に移動させた、記録および再生が可 能な状態となる(図3、図6)。
【図面の簡単な説明】
【図1】図4の光磁気ディスク装置を同図矢印D方向か
ら視た状態を示す図である。
【図2】図5の光磁気ディスク装置を同図矢印E方向か
ら視た状態を示す図である。
【図3】図6の光磁気ディスク装置を同図矢印F方向か
ら視た状態を示す図である。
【図4】脱着可能状態にされた本実施例の光磁気ディス
ク装置を示す側面図である。
【図5】再生可能状態にされた同実施例の光磁気ディス
ク装置を示す側面図である。
【図6】記録/再生可能状態にされた同実施例の光磁気
ディスク装置を示す側面図である。
【図7】本考案の特徴とされる、光ヘッド移送用および
磁気ヘッド移送用のリニアモータ機構の構成を示す概略
側面図である。
【図8】磁気ヘッド部分を拡大させて示す平面図であ
る。
【図9】図8の磁気ヘッド部分を裏側から視た状態を示
す底面図である。
【図10】カートリッジホルダを示す平面図である。
【図11】本実施例の光磁気ディスク装置を示す平面図
である。
【符号の説明】
11 ディスクカートリッジ 12 光磁気ディスク 20 光磁気ディスク装置 22 カートリッジホルダ 23 光ヘッドキャリッジ 24 光ヘッド 25 磁気ヘッド 26 磁気ヘッドキャリッジ 51 55 リニアベアリング 52 56 コイル 53 57 磁気回路 53a 57a 永久磁石 53b 53b′ 57b 57b′ ヨーク 90 91 リニアモータ機構
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月16日
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 奥田 功 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気ディスクの表裏の一面に、該ディ
    スクに対する記録再生を行なう光ヘッドを位置させ、他
    面に該ディスクに磁界を与える磁気ヘッドを位置させる
    光磁気ディスク装置において、 上記光ヘッドを上記ディスクの半径方向に駆動する第一
    のリニアモータ機構と、上記磁気ヘッドを上記ディスク
    の半径方向に駆動する第二のリニアモータ機構を備え、 上記第一および第二のリニアモータ機構を構成する永久
    磁石を、該永久磁石に起因する漏洩磁束が、光磁気ディ
    スク上において、互いに逆向きとなるように配置したこ
    とを特徴とする光磁気ディスク装置。
JP7873192U 1992-06-08 1992-11-16 光磁気ディスク装置 Pending JPH0643833U (ja)

Priority Applications (2)

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JP7873192U JPH0643833U (ja) 1992-11-16 1992-11-16 光磁気ディスク装置
US08/756,698 US5970037A (en) 1992-06-08 1996-11-26 Magneto-optical disk apparatus

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ID=13670036

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100322958B1 (ko) * 1998-03-30 2002-02-02 가토 요시카즈 보이스 코일 모터 장치를 갖는 디스크 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100322958B1 (ko) * 1998-03-30 2002-02-02 가토 요시카즈 보이스 코일 모터 장치를 갖는 디스크 장치

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