JPH064339A - ピンスキャンイン回路の付加検証方法 - Google Patents
ピンスキャンイン回路の付加検証方法Info
- Publication number
- JPH064339A JPH064339A JP4163281A JP16328192A JPH064339A JP H064339 A JPH064339 A JP H064339A JP 4163281 A JP4163281 A JP 4163281A JP 16328192 A JP16328192 A JP 16328192A JP H064339 A JPH064339 A JP H064339A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pin
- circuit
- information
- scan
- linked
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ピンスキャンイン回路の付加検証方法に関
し、無駄なく、効率的にピンスキャンイン回路の付加を
検証することを目的とする。 【構成】 回路情報からピンスキャンイン回路を検索
し、リンクされているピン情報を検出し(a)、次に、
リンクされているピン情報から出力ピンがリンクされて
いるネット情報を検索し(b)、次に、検索したネット
情報からリンクされているピン情報を検索し(c)、次
に、検索したピン情報から入力ピンがリンクされている
回路情報を検索し(d)、次に、検索した回路情報から
LSI出力ピンに到達する迄フォーワードトレースを繰
り返して行い、到達したLSI出力ピンを判別する
(e)ようにした。
し、無駄なく、効率的にピンスキャンイン回路の付加を
検証することを目的とする。 【構成】 回路情報からピンスキャンイン回路を検索
し、リンクされているピン情報を検出し(a)、次に、
リンクされているピン情報から出力ピンがリンクされて
いるネット情報を検索し(b)、次に、検索したネット
情報からリンクされているピン情報を検索し(c)、次
に、検索したピン情報から入力ピンがリンクされている
回路情報を検索し(d)、次に、検索した回路情報から
LSI出力ピンに到達する迄フォーワードトレースを繰
り返して行い、到達したLSI出力ピンを判別する
(e)ようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピンスキャンイン回路
の付加検証方法に関する。近年の大型コンピュータにみ
られる論理回路の大規模化、高集積化に伴い、論理回路
の検証がますます重要視されるようになってきた。これ
に伴い、高速かつ正確な論理回路の検証が要求されてい
る。
の付加検証方法に関する。近年の大型コンピュータにみ
られる論理回路の大規模化、高集積化に伴い、論理回路
の検証がますます重要視されるようになってきた。これ
に伴い、高速かつ正確な論理回路の検証が要求されてい
る。
【0002】スキャン系回路のなかでも、LSI入出力
ピンに付加されるピンスキャン回路は、LSI間の信号
を試験するための重要な機能であり、その回路の検証も
重要視されている。ピンスキャン回路には、LSI入出
力ピンの状態を読み出すスキャンアウト回路と、LSI
出力ピンに状態を設定するピンスキャンイン回路があ
り、ピンスキャン回路の付加を検証する際には、入力ピ
ンからフォワードトレース、出力ピンからバックトレー
スを行い、任意のLSIピンについてピンスキャンイン
回路、またはピンスキャンアウト回路が付加されている
かを検証していた。
ピンに付加されるピンスキャン回路は、LSI間の信号
を試験するための重要な機能であり、その回路の検証も
重要視されている。ピンスキャン回路には、LSI入出
力ピンの状態を読み出すスキャンアウト回路と、LSI
出力ピンに状態を設定するピンスキャンイン回路があ
り、ピンスキャン回路の付加を検証する際には、入力ピ
ンからフォワードトレース、出力ピンからバックトレー
スを行い、任意のLSIピンについてピンスキャンイン
回路、またはピンスキャンアウト回路が付加されている
かを検証していた。
【0003】ピンスキャンアウト回路は、入力、出力ピ
ンに直接接続されているので、LSIピンから一段トレ
ースを行えば検証できる。図5に、従来のピンスキャン
アウト回路の付加検証方法を示す。図5中入力ピン1か
らフォワードトレースを一段行えば、回路5および回路
6に到達する。回路6はピンスキャンアウト回路なの
で、1はピンスキャンアウト回路が付加されているピン
となる。ピン2も一段フォワードトレースを行った時点
で、回路7および回路8のいずれもピンスキャンアウト
回路ではないので、ピンスキャンアウト回路が付加され
ていないピンであることが判る。同様に、出力ピン3,
4についても、一段バックトレースを行った時点でピン
スキャンアウト回路の付加の有無を検証することができ
る。
ンに直接接続されているので、LSIピンから一段トレ
ースを行えば検証できる。図5に、従来のピンスキャン
アウト回路の付加検証方法を示す。図5中入力ピン1か
らフォワードトレースを一段行えば、回路5および回路
6に到達する。回路6はピンスキャンアウト回路なの
で、1はピンスキャンアウト回路が付加されているピン
となる。ピン2も一段フォワードトレースを行った時点
で、回路7および回路8のいずれもピンスキャンアウト
回路ではないので、ピンスキャンアウト回路が付加され
ていないピンであることが判る。同様に、出力ピン3,
4についても、一段バックトレースを行った時点でピン
スキャンアウト回路の付加の有無を検証することができ
る。
【0004】なお、図5中の数字1はトレース回数を示
す。しかし、ピンスキャンイン回路は必ずしも出力ピン
に直接接続されておらず、接続段数も不定であるため、
一段だけバックトレースを行っても検証することはでき
ない。そこで、ピンスキャンイン回路に到達するまで、
バックトレースを繰り返し、付加検証を行う。
す。しかし、ピンスキャンイン回路は必ずしも出力ピン
に直接接続されておらず、接続段数も不定であるため、
一段だけバックトレースを行っても検証することはでき
ない。そこで、ピンスキャンイン回路に到達するまで、
バックトレースを繰り返し、付加検証を行う。
【0005】
【従来の技術】従来のピンスキャンイン回路の付加検証
方法として、図6に示すようなものがある。出力ピン1
3について検証を行う。まず、出力ピン13から一段バ
ックトレースを行うと、回路21および回路22に到達
する。回路22のようにバックトレース時に入力側にト
レースされた回路はそこから先をトレースしても、値を
設定する機能を持つピンスキャンイン回路を見つけるこ
とはできないので、出力ピン側にトレースされた回路の
みに注目しバックトレースを繰り返す。出力ピン側にト
レースされた回路21はピンスキャンイン回路でないの
でもう一段トレースを行う。そこで回路23,24に到
達し、回路24はピンスキャンイン回路なので、ピン1
3はピンスキャンイン回路24が付加されたピンである
ことが判る。
方法として、図6に示すようなものがある。出力ピン1
3について検証を行う。まず、出力ピン13から一段バ
ックトレースを行うと、回路21および回路22に到達
する。回路22のようにバックトレース時に入力側にト
レースされた回路はそこから先をトレースしても、値を
設定する機能を持つピンスキャンイン回路を見つけるこ
とはできないので、出力ピン側にトレースされた回路の
みに注目しバックトレースを繰り返す。出力ピン側にト
レースされた回路21はピンスキャンイン回路でないの
でもう一段トレースを行う。そこで回路23,24に到
達し、回路24はピンスキャンイン回路なので、ピン1
3はピンスキャンイン回路24が付加されたピンである
ことが判る。
【0006】同様の方法でピン14を検証した場合は3
回もしくは4回のトレースで検証することができるが、
回路26からのトレースは結果的に無駄なトレースにな
ってしまう。更に、複雑な回路が介入してくると、無駄
なトレースが増える可能性も出てくる。特に、ピン15
の様にピンスキャンイン回路が付加されていないピンを
検証するには、ピン15からそれぞれの枝別れ方向にト
レースを繰り返し、全て入力ピンに到達するまでバック
トレースしなければ、ピンスキャンイン回路が付加され
ていないと決定できない(ピン18の検証に要するトレ
ース回数は10回)。なお、図6中の数字1〜10はト
レース回数を示す。
回もしくは4回のトレースで検証することができるが、
回路26からのトレースは結果的に無駄なトレースにな
ってしまう。更に、複雑な回路が介入してくると、無駄
なトレースが増える可能性も出てくる。特に、ピン15
の様にピンスキャンイン回路が付加されていないピンを
検証するには、ピン15からそれぞれの枝別れ方向にト
レースを繰り返し、全て入力ピンに到達するまでバック
トレースしなければ、ピンスキャンイン回路が付加され
ていないと決定できない(ピン18の検証に要するトレ
ース回数は10回)。なお、図6中の数字1〜10はト
レース回数を示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のピン
スキャンイン回路の付加検証方法にあっては、LSIの
出力ピンからピンスキャンイン回路の接続段数が多くな
ると、無駄なトレースも多くなり、また、付加されてい
ないピンを検証するには、全ての経路についてトレース
を行う必要があり、効率的でないという問題点があっ
た。
スキャンイン回路の付加検証方法にあっては、LSIの
出力ピンからピンスキャンイン回路の接続段数が多くな
ると、無駄なトレースも多くなり、また、付加されてい
ないピンを検証するには、全ての経路についてトレース
を行う必要があり、効率的でないという問題点があっ
た。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、ピンスキャンイン回路に着目
することで、無駄なく、効率的にピンスキャンイン回路
の付加を検証することを目的としている。
てなされたものであって、ピンスキャンイン回路に着目
することで、無駄なく、効率的にピンスキャンイン回路
の付加を検証することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図1において、aはピンスキャンイン回路名
を含む回路名、リンクされているピンデータを含む複数
の回路情報と、出力ピンがリンクされているネットデー
タ、LSI出力ピンデータ、入力ピンがリンクされてい
る前記回路名を含む複数のピン情報と、リンクされてい
るピンデータを含むネット情報より構成されるLSI接
続情報からピンスキャンイン回路の付加を検証する付加
検証方法において、前記回路情報からピンスキャンイン
回路を検索し、リンクされているピン情報を検出するス
テップ、bはリンクされているピン情報から出力ピンが
リンクされているネット情報を検索するステップ、cは
検索したネット情報からリンクされているピン情報を検
索するステップ、dは検索したピン情報から入力ピンが
リンクされている回路情報を検索するステップ、eは検
索した回路情報からLSI出力ピンに到達する迄フォー
ワードトレースを繰り返して行い、到達したLSI出力
ピンを判別するステップである。
図である。図1において、aはピンスキャンイン回路名
を含む回路名、リンクされているピンデータを含む複数
の回路情報と、出力ピンがリンクされているネットデー
タ、LSI出力ピンデータ、入力ピンがリンクされてい
る前記回路名を含む複数のピン情報と、リンクされてい
るピンデータを含むネット情報より構成されるLSI接
続情報からピンスキャンイン回路の付加を検証する付加
検証方法において、前記回路情報からピンスキャンイン
回路を検索し、リンクされているピン情報を検出するス
テップ、bはリンクされているピン情報から出力ピンが
リンクされているネット情報を検索するステップ、cは
検索したネット情報からリンクされているピン情報を検
索するステップ、dは検索したピン情報から入力ピンが
リンクされている回路情報を検索するステップ、eは検
索した回路情報からLSI出力ピンに到達する迄フォー
ワードトレースを繰り返して行い、到達したLSI出力
ピンを判別するステップである。
【0010】
【作用】本発明においては、ピンスキャンイン回路を見
つけ、そこからLSI出力ピンに到達するまでフォワー
ドトレースを行うことにより、無駄なトレースを行う必
要がない。これは、ピンスキャンイン回路からLSI出
力ピンまでは、ピンスキャンアウト回路への分岐を除け
ば、一本道でフォワードトレースできるためであり、ト
レース段数も気にすることなく、ピンスキャンイン回路
が付加されているLSI出力ピンを効率的に見つけ出す
ことができる。
つけ、そこからLSI出力ピンに到達するまでフォワー
ドトレースを行うことにより、無駄なトレースを行う必
要がない。これは、ピンスキャンイン回路からLSI出
力ピンまでは、ピンスキャンアウト回路への分岐を除け
ば、一本道でフォワードトレースできるためであり、ト
レース段数も気にすることなく、ピンスキャンイン回路
が付加されているLSI出力ピンを効率的に見つけ出す
ことができる。
【0011】また、このような方法でピンスキャンイン
回路が付加されているLSI出力ピンを全て見つけ出す
ことで、付加されていないLSI出力ピンはトレースせ
ず検証することができる。その結果、複雑な回路が介入
してくる場合やピンスキャンイン回路が付加されていな
いLSI出力ピンの多い設計データには、トレース回数
を大幅に削減することができ、効率的に付加検証を行う
ことができる。
回路が付加されているLSI出力ピンを全て見つけ出す
ことで、付加されていないLSI出力ピンはトレースせ
ず検証することができる。その結果、複雑な回路が介入
してくる場合やピンスキャンイン回路が付加されていな
いLSI出力ピンの多い設計データには、トレース回数
を大幅に削減することができ、効率的に付加検証を行う
ことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図4は本発明の一実施例を示す図である。
図2において、51はピンスキャンイン回路の付加検証
を行うMPUであり、MPU51内には付加検証の対象
となるLSI10の接続情報(論理回路情報)(図4、
参照)がメモリ52に格納されている。
する。図2〜図4は本発明の一実施例を示す図である。
図2において、51はピンスキャンイン回路の付加検証
を行うMPUであり、MPU51内には付加検証の対象
となるLSI10の接続情報(論理回路情報)(図4、
参照)がメモリ52に格納されている。
【0013】53は複数の回路情報(ブロック情報)で
あり、回路情報53はピンスキャンイン回路名を含む回
路名(マクロ名)、回路名の出力ピンがリンクされてい
るネットデータ、ピン数データなどにより構成されてい
る。54は回路情報53にリンクされる複数のピン情報
であり、ピン情報54は、入力ピンデータ、出力ピンデ
ータ、出力ピンがリンクされているネットデータ、入力
ピンがリンクされている回路名、LSI10の出力ピン
データなどにより構成されている。
あり、回路情報53はピンスキャンイン回路名を含む回
路名(マクロ名)、回路名の出力ピンがリンクされてい
るネットデータ、ピン数データなどにより構成されてい
る。54は回路情報53にリンクされる複数のピン情報
であり、ピン情報54は、入力ピンデータ、出力ピンデ
ータ、出力ピンがリンクされているネットデータ、入力
ピンがリンクされている回路名、LSI10の出力ピン
データなどにより構成されている。
【0014】55はピン情報54にリンクされる複数の
ネット情報であり、ネット情報55はどのピンに接続さ
れているかを示すピンデータなどにより構成されてい
る。56は第1検索部であり、第1検索部56は回路情
報53の中からピンスキャンイン回路の検索を行い、そ
のピンスキャンイン回路がリンクされているピン情報5
4を検出する。
ネット情報であり、ネット情報55はどのピンに接続さ
れているかを示すピンデータなどにより構成されてい
る。56は第1検索部であり、第1検索部56は回路情
報53の中からピンスキャンイン回路の検索を行い、そ
のピンスキャンイン回路がリンクされているピン情報5
4を検出する。
【0015】57は第2検索部であり、第2検索部57
は検索されたピンスキャンイン回路にリンクされたピン
情報54の中から出力ピンを検出し、出力ピンがリンク
されているネット情報55を検索する。58は第3検索
部であり、第3検索部58は検索されたネット情報55
からリンクされているピン情報54を検索する。
は検索されたピンスキャンイン回路にリンクされたピン
情報54の中から出力ピンを検出し、出力ピンがリンク
されているネット情報55を検索する。58は第3検索
部であり、第3検索部58は検索されたネット情報55
からリンクされているピン情報54を検索する。
【0016】59は第4検索部であり、第4検索部59
は検索されたピン情報54から入力ピンがリンクされて
いる回路情報53を検索する。60はピン判定部であ
り、ピン判定部60はピン情報54の中から、ピンスキ
ャンイン回路が接続されているLSI出力ピンを判定す
る。次に、動作を説明する。
は検索されたピン情報54から入力ピンがリンクされて
いる回路情報53を検索する。60はピン判定部であ
り、ピン判定部60はピン情報54の中から、ピンスキ
ャンイン回路が接続されているLSI出力ピンを判定す
る。次に、動作を説明する。
【0017】図3は動作を説明するフローチャートであ
る。図3において、まず、ステップS1で複数の回路情
報53からピンスキャンイン回路を検索し、リンクされ
ているピン情報54を検出する。次に、ステップS2で
検索したピンスキャンイン回路がリンクされているピン
情報54の中から出力ピンを検出し、出力ピンがリンク
されているネット情報55を検索する。
る。図3において、まず、ステップS1で複数の回路情
報53からピンスキャンイン回路を検索し、リンクされ
ているピン情報54を検出する。次に、ステップS2で
検索したピンスキャンイン回路がリンクされているピン
情報54の中から出力ピンを検出し、出力ピンがリンク
されているネット情報55を検索する。
【0018】次に、ステップS3でリンクされているネ
ット情報55からリンクされているピン情報54を検索
する。次に、ステップS4でリンクされているピン情報
54から入力ピンがリンクされている回路情報53を検
索する。次に、ステップS5でLSI10の出力ピンに
到達するまでフォーワードトレースを繰り返す。
ット情報55からリンクされているピン情報54を検索
する。次に、ステップS4でリンクされているピン情報
54から入力ピンがリンクされている回路情報53を検
索する。次に、ステップS5でLSI10の出力ピンに
到達するまでフォーワードトレースを繰り返す。
【0019】次に、ステップS6でLSI10のピンを
判定し、ステップS7で全てのピンスキャンイン回路の
付加を検索したら、検証を終了とし、LSI10の出力
ピンでないときは、ステップS5に戻ってフォーワード
トレースを繰り返し、ピンスキャンイン回路の付加の検
索が終了していないときは、ステップS1に戻る。次
に、付加検証方法を図4に基づいて説明する。
判定し、ステップS7で全てのピンスキャンイン回路の
付加を検索したら、検証を終了とし、LSI10の出力
ピンでないときは、ステップS5に戻ってフォーワード
トレースを繰り返し、ピンスキャンイン回路の付加の検
索が終了していないときは、ステップS1に戻る。次
に、付加検証方法を図4に基づいて説明する。
【0020】まず、回路21〜40のうちピンスキャン
イン回路24およびピンスキャンイン回路31に着目
し、そこからLSI10の出力ピン13,14に向かっ
てフォワードトレースを行う。このトレース経路におい
て分岐があるとすれば、ピンスキャンアウト回路22へ
の接続なので、そこからのトレースを無視すれば、ピン
スキャンイン回路24,31からLSI10の出力ピン
13,14までは一本道でトレースできるはずである。
イン回路24およびピンスキャンイン回路31に着目
し、そこからLSI10の出力ピン13,14に向かっ
てフォワードトレースを行う。このトレース経路におい
て分岐があるとすれば、ピンスキャンアウト回路22へ
の接続なので、そこからのトレースを無視すれば、ピン
スキャンイン回路24,31からLSI10の出力ピン
13,14までは一本道でトレースできるはずである。
【0021】ピンスキャンイン回路24から、一段フォ
ワードトレースを行うと、回路21に到達する。回路2
1はLSI10の出力ピン13ではないので、更に一段
フォワードトレースを行うと、LSI10の出力ピン1
3および回路22に到達する。ピンスキャンアウト回路
22の出力はLSI10のスキャンアウトピンに接続し
ているので、ここから先のトレースは行わない。このよ
うにピンスキャンイン回路24からLSI10の出力ピ
ン13に到達するまで、フォワードトレースを繰り返す
ことで接続を確認できるので、ピンスキャンイン回路2
4は、LSI10の出力ピン13に付加されている、言
い換えれば、LSI10の出力ピン13はピンスキャン
イン回路24が付加されていると検証することができ
る。
ワードトレースを行うと、回路21に到達する。回路2
1はLSI10の出力ピン13ではないので、更に一段
フォワードトレースを行うと、LSI10の出力ピン1
3および回路22に到達する。ピンスキャンアウト回路
22の出力はLSI10のスキャンアウトピンに接続し
ているので、ここから先のトレースは行わない。このよ
うにピンスキャンイン回路24からLSI10の出力ピ
ン13に到達するまで、フォワードトレースを繰り返す
ことで接続を確認できるので、ピンスキャンイン回路2
4は、LSI10の出力ピン13に付加されている、言
い換えれば、LSI10の出力ピン13はピンスキャン
イン回路24が付加されていると検証することができ
る。
【0022】同様の方法で、ピンスキャンイン回路31
について検証すると、3段フォワードトレースを行った
時点で、LSI10の出力ピン14に到達し、ピン14
はピンスキャンイン回路31が付加されているピンであ
ると判る。全てのピンスキャンイン回路24,31につ
いてトレースを行った後、どのピンスキャンイン回路2
4,31からもトレースされなかったLSI10の出力
ピン15は、トレースせずにピンスキャンイン回路2
1,31を付加していないピンであると決定できる。
について検証すると、3段フォワードトレースを行った
時点で、LSI10の出力ピン14に到達し、ピン14
はピンスキャンイン回路31が付加されているピンであ
ると判る。全てのピンスキャンイン回路24,31につ
いてトレースを行った後、どのピンスキャンイン回路2
4,31からもトレースされなかったLSI10の出力
ピン15は、トレースせずにピンスキャンイン回路2
1,31を付加していないピンであると決定できる。
【0023】従来の方法と比べると、図6での検証方法
では全トレース回数が16回であったのに対し、本実施
例では5回のトレース回数で検証することができる。そ
の結果、効率的にピンスキャンイン回路の付加を検証す
ることができる。
では全トレース回数が16回であったのに対し、本実施
例では5回のトレース回数で検証することができる。そ
の結果、効率的にピンスキャンイン回路の付加を検証す
ることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、LSIの接続情報からピンスキャンイン回路を検索
し、LSI出力ピンまでフォワードトレースするように
したため、トレース回数を大幅に削減することができ、
効率的にピンスキャンイン回路の付加を検証することが
できる。
ば、LSIの接続情報からピンスキャンイン回路を検索
し、LSI出力ピンまでフォワードトレースするように
したため、トレース回数を大幅に削減することができ、
効率的にピンスキャンイン回路の付加を検証することが
できる。
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の一実施例を示す図
【図3】本発明の動作を説明するフローチャート
【図4】ピンスキャンイン回路の具体的な付加検証の説
明図
明図
【図5】従来のピンスキャンアウト回路の付加検証の説
明図
明図
【図6】従来のピンスキャンイン回路の付加検証の説明
図
図
10:LSI 11,12:入力ピン 13〜15:出力ピン 21,23,25〜30,32〜40:回路 22:ピンスキャンアウト回路 24,31:ピンスキャンイン回路 51:MPU 52:メモリ 53:回路情報 54:ピン情報 55:ネット情報 56:第1検索部 57:第2検索部 58:第3検索部 59:第4検索部 60:ピン判定部
Claims (1)
- 【請求項1】ピンスキャンイン回路名を含む回路名、リ
ンクされているピンデータを含む複数の回路情報と、出
力ピンがリンクされているネットデータ、LSI出力ピ
ンデータ、入力ピンがリンクされている前記回路名を含
む複数のピン情報と、リンクされているピンデータを含
むネット情報より構成されるLSI接続情報からピンス
キャンイン回路の付加を検証する付加検証方法におい
て、 前記回路情報からピンスキャンイン回路を検索し、リン
クされているピン情報を検出し(a)、次に、リンクさ
れているピン情報から出力ピンがリンクされているネッ
ト情報を検索し(b)、次に、検索したネット情報から
リンクされているピン情報を検索し(c)、次に、検索
したピン情報から入力ピンがリンクされている回路情報
を検索し(d)、次に、検索した回路情報からLSI出
力ピンに到達する迄フォーワードトレースを繰り返して
行い、到達したLSI出力ピンを判別する(e)ことを
特徴とするピンスキャンイン回路の付加検証方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4163281A JPH064339A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | ピンスキャンイン回路の付加検証方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4163281A JPH064339A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | ピンスキャンイン回路の付加検証方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH064339A true JPH064339A (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=15770839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4163281A Withdrawn JPH064339A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | ピンスキャンイン回路の付加検証方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064339A (ja) |
-
1992
- 1992-06-23 JP JP4163281A patent/JPH064339A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7308660B2 (en) | Calculation system of fault coverage and calculation method of the same | |
US5189365A (en) | Method of locating a fault in a logic IC device | |
Ghosh-Dastidar et al. | Adaptive techniques for improving delay fault diagnosis | |
US6915494B2 (en) | Fault analyzing system, method for pursuing fault origin and information storage medium for storing computer program representative of the method | |
US5548715A (en) | Analysis of untestable faults using discrete node sets | |
US6662328B1 (en) | Method of making logic devices | |
JP2655105B2 (ja) | 順序回路の故障箇所推定方法 | |
US7685485B2 (en) | Functional failure analysis techniques for programmable integrated circuits | |
JP2004531141A (ja) | デジタルシステム及び該デジタルシステムのエラー検出方法 | |
JP4160656B2 (ja) | プリント回路基板のテスト方法 | |
JPH064339A (ja) | ピンスキャンイン回路の付加検証方法 | |
JPH08184647A (ja) | 半導体集積回路の設計方法 | |
US5426649A (en) | Test interface for a digital circuit | |
US5442301A (en) | LSI test circuit | |
US7120829B2 (en) | Failure propagation path estimate system | |
EP0543506A2 (en) | Enhanced boundary-scan interconnect test diagnosis through utilization of board topology data | |
US6581192B1 (en) | Method and system for providing a heuristic approach for testing cell libraries | |
JP4111801B2 (ja) | 半導体装置の故障位置特定方法 | |
JP3923567B2 (ja) | 回路機能抽出方法 | |
JP3218294B2 (ja) | 論理集積回路 | |
JP2658857B2 (ja) | 等価故障抽出方法及び装置 | |
JP3011591B2 (ja) | 半導体集積回路の誤動作の判定方法 | |
JP2648528B2 (ja) | Lsi設計方法 | |
JPH0777562A (ja) | ショート故障診断データ生成方法 | |
JPH0540151A (ja) | スキヤン経路故障診断法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |