JPH0643282A - 一体型加圧水炉の熱水力モックアップ試験装置 - Google Patents

一体型加圧水炉の熱水力モックアップ試験装置

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JPH0643282A
JPH0643282A JP4216283A JP21628392A JPH0643282A JP H0643282 A JPH0643282 A JP H0643282A JP 4216283 A JP4216283 A JP 4216283A JP 21628392 A JP21628392 A JP 21628392A JP H0643282 A JPH0643282 A JP H0643282A
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JP
Japan
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cooling water
water
reactor
height
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Application number
JP4216283A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Kato
潔 加藤
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一体型加圧水炉のの熱水力的な実証試験を行
なうための試験装置を提供する。 【構成】 一体型加圧水炉の熱水力モックアップ試験装
置60は、実機の炉心燃料集合体に相当する位置に電気
ヒータ62を配置する。炉容器12の高さは実機と等し
くする。炉容器12の径は出力が小さい分細径にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、SPWR(System-i
ntegrated Pressurized Water Reactor ,システム一体
型加圧水炉)等の一体型加圧水炉の熱水力実証実験を行
なうためのモックアップ試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】SPWRは新概念軽水炉で1次冷却系
(循環ポンプ、蒸気発生器、加圧器等)をすべて原子炉
圧力容器に内蔵するとともに、制御棒を廃止して炉の起
動・停止、定常運転、負荷追従運転等を炉心の反応度温
度係数および1次系ボロン濃度調整により行ない、さら
に異常時の炉停止用にポイズンタンクを原子炉圧力容器
に内蔵した点に特徴を有するものである。
【0003】SPWRの概要を図2に示す。SPWR1
0の原子炉圧力容器12(原子炉容器胴)は円筒形に構
成され、脚部14で基礎16に支持されている。原子炉
圧力容器12内には上部に加圧室18が形成され、中段
部に貫流式ヘリカルコイル型蒸気発生器20が配置さ
れ、下部に炉心22(燃料集合体)が配置されている。
炉心22の回りには炉心22を包み込むように高濃度の
硼酸水を収容した炉停止用ポイズンタンク24が配置さ
れている。
【0004】原子炉圧力容器12の頂部からは主循環ポ
ンプ26が差し込まれ、これを駆動することにより、1
次冷却水は実線矢印で示す1次冷却水流路28を循環す
る。蒸気発生用給水は給水ヘッダー30から供給され、
点線矢印で示すように蒸気発生器20内を通る間に1次
冷却水と熱交換して蒸気となり、蒸気ヘッダー32から
排出される。
【0005】加圧室18は自由液面34(1次冷却水の
水面)を持つ。加圧室18には電気ヒータ36が配置さ
れ、必要に応じて通電して水を蒸発させて加圧する。加
圧室18の水と1次冷却水は冷却体流通器38を介して
つながっており、温度を伝えずに圧力だけを1次冷却水
に伝える構造となっている。加圧室18の上部には減圧
用の減圧スプレー48が設けられ、外部あるいは蒸気発
生器20の出口の水が供給されるようになっている。
【0006】ポイズンタンク24の底部はハニカム構造
のポイズン流通路40(混合防止器)が配置され、その
中でポイズンと1次冷却水が密度差で分離した状態で接
している。ポイズン流通路40の周りにはポイズン熱膨
張吸収器42が配置されている。ポイズンタンク24内
の上部は、主循環ポンプ26の突出圧で働く水圧作動弁
44を介して1次冷却水とつながっている。この弁44
は炉の正常運転時には締め切られており、主循環ポンプ
26の吐出圧が低下するような異常時(ポンプ電源そう
失、水位低下等)に弁体の重力落下によって自動的に開
放される。開放されると、1次冷却水との密度差に基づ
く自然循環によってポイズンタンク24内のポイズンが
ポイズン流通路40から炉心22に注入され、炉を停止
する。
【0007】また、炉の緊急停止用に能動停止用弁46
を持つ能動停止系が、蒸気発生器入口プレナム(主循環
ポンプ26の吐出口)からポイズンタンク24の上部に
つながっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】SPWRの概念は現在
解析によりその成立性の調査が行われ、SPWRの概念
はほぼ成立するめどがたっている。しかし実機炉を計画
するにあたってはその前に試験装置を用い熱水力的な試
験を行い、解析による調査結果が正当であり、解析どお
りにSPWRの概念が成立することを実証する必要があ
る。
【0009】この発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、SPWRの熱水力実証実験を行なうための一体型加
圧水炉のモックアップ試験装置を提供しようとするもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、一体型加圧
水炉の実機の炉心燃料集合体に相当する位置に実機より
も出力が小さい電気ヒータを具え、炉容器の高さは実機
と略々等しく構成され、炉容器の径は出力が小さい分実
機よりも細径に構成されてなるものである。
【0011】
【作用】この発明によれば、炉心部は実機を模擬した電
気ヒータを用いている。炉容器の高さは実機と略々等し
く構成している。また、炉容器の径は電気ヒータの出力
が実機に比べて小さい分細径に構成している。これによ
り、実機の1次流体の自然循環等を正確に模擬できる。
【0012】
【実施例】この発明の一実施例を図1に示す。これは、
図2に示すSPWRの実機の熱水力モックアップ試験装
置として構成したものである。なお実機の寸法および出
力は次のとおりである。
【0013】 高さ 25000mm 外径 7000mm 内径 6000mm 出力 30万kw 図1のSPWR熱水力モックアップ試験装置60におい
て、炉容器12は円筒形に構成され、脚部14で基礎1
6に支持されている。炉容器12内には上部に加圧室1
8が形成され、中段部に貫流式ヘリカルコイル型蒸気発
生器20が配置され、下部に炉心燃料集合体22(図
2)に相当する電気ヒータによる炉心62が配置されて
いる。炉心62の回りには炉心62を包み込むように高
濃度の硼酸水を収容した炉停止用ポイズンタンク24が
配置されている。
【0014】炉容器12の頂部からは主循環ポンプ26
が差し込まれ、これを駆動することにより、1次冷却水
は実線矢印で示す1次冷却水流路28を循環する。蒸気
発生用給水は給水ヘッダー30から供給され、点線矢印
で示すように蒸気発生器20内を通る間に1次冷却水と
熱交換して蒸気となり、蒸気ヘッダー32から排出され
る。
【0015】加圧室18は自由液面34(1次冷却水の
水面)を持つ。加圧室18には電気ヒータ36が配置さ
れ、必要に応じて通電して水を蒸発させて加圧する。加
圧室18の水と1次冷却水は冷却体流通器38を介して
つながっており、温度を伝えずに圧力だけを1次冷却水
に伝える構造となっている。加圧室18の上部には減圧
用の減圧スプレー48が設けられ、外部あるいは蒸気発
生器20の出口の水が供給されるようになっている。
【0016】ポイズンタンク24内の上部は、主循環ポ
ンプ26の突出圧で働く水圧作動弁44を介して1次冷
却水とつながっている。この弁44は炉の正常運転時に
は締め切られており、主循環ポンプ26の吐出圧が低下
するような異常時(ポンプ電源そう失、水位低下等)に
弁体の重力落下によって自動的に開放される。なお、ポ
イズンタンク24の下部はこの試験装置60では閉ざし
ているが、実機10と同様にポイズン流通器を配置する
こともできる。
【0017】また、炉の緊急停止用に能動停止用弁46
を持つ能動停止系が、蒸気発生器入口プレナム(主循環
ポンプ26の吐出口)からポイズンタンク24の上部に
つながっている。
【0018】炉心62を構成する電気ヒータは支柱66
に支持されている。支柱66は炉容器12の底部13を
貫通して外部に引き出され、電極箱68に連結されてい
る。支柱66内には電気ヒータ62への給電ケーブルが
通されて、電極箱68からこの給電ケーブルを介して電
気ヒータ62へ給電するようになっている。
【0019】図1の試験装置における寸法および出力は
次のとおりである。 高さ 25000mm 外径 1350mm 内径 1000mm 出力 10万kw これによれば、炉容器12の高さは実機10(図2)と
等しく、炉容器12の径は出力が実機に比べて小さい
(実機:30万kw)分縮小して細径に(すなわち小容積
に)形成している。高さを実機と等しくすることで、1
次冷却水の水面34の高さ等も実機と等しくすることが
でき、1次冷却水の自然循環等をデータ補正することな
く正確に模擬でき、熱水力的な実証試験を行なうことが
できる。
【0020】この試験装置60により熱水力実証実験を
行なう時は、電気ヒータ62に通電するとともに、実機
の運転と同様に、主循環ポンプ26を駆動して1次冷却
水を循環させ、蒸気発生用給水を給水ヘッダー30から
供給し、加圧室18の電気ヒータ36に通電して加圧す
る。この状態で、各部の圧力、温度、流量、pH等を測定
する。各計測器の設置箇所は例えば図1に各種記号で示
したとおりで、これをまとめると次表のとおりである。
【0021】 計測部位 設置する計測器の個数 圧力変換器○ 熱電対● 流量計□ pH検出器△ 加圧器18 1 1 0 0 冷却体流通器38 0 2 0 0 蒸気ヘッダー32 1 1 1 0 給水ヘッダー30 1 1 1 0 主循環ポンプ26 0 0 4 0 蒸気発生器20 3 3 3 0 水圧作動弁44 1 0 1 0 ポイズンタンク24 1 10 0 10 炉心62 1 6 1 4 圧力開放弁 1 0 1 0 緊急開放弁46 1 0 1 0 ポイズン冷却器 0 5 0 0 ポイズン注入系 1 1 1 0 化学体積制御系 1 1 1 0 圧力容器内部 3 9 7 9 上記の表のほか炉心62にはγ線密度計(☆)を2個設
置する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、炉心部は実機を模擬した電気ヒータを用い、炉容器
の高さは実機と略々等しく構成し、炉容器の径は電気ヒ
ータの出力が実機に比べて小さい分細径に構成したの
で、実機の1次流体の自然循環等を正確に模擬できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】SPWRの実機を示す断面図である。
【符号の説明】
10 一体型加圧水炉(SPWR)の実機 22 実機の炉心燃料集合体 60 一体型加圧水炉(SPWR)熱水力モックアップ
試験装置 62 電気ヒータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一体型加圧水炉の実機の炉心燃料集合体に
    相当する位置に実機よりも出力が小さい電気ヒータを具
    え、炉容器の高さは実機と略々等しく構成され、炉容器
    の径は出力が小さい分実機よりも細径に構成されてなる
    一体型加圧水炉の熱水力モックアップ試験装置。
JP4216283A 1992-07-22 1992-07-22 一体型加圧水炉の熱水力モックアップ試験装置 Pending JPH0643282A (ja)

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Cited By (5)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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