JPH0643037Y2 - 壜詰機のベントチューブ - Google Patents

壜詰機のベントチューブ

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JPH0643037Y2
JPH0643037Y2 JP1988166056U JP16605688U JPH0643037Y2 JP H0643037 Y2 JPH0643037 Y2 JP H0643037Y2 JP 1988166056 U JP1988166056 U JP 1988166056U JP 16605688 U JP16605688 U JP 16605688U JP H0643037 Y2 JPH0643037 Y2 JP H0643037Y2
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vent tube
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周治 斎藤
徳郎 高橋
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はベントチューブに係り、特にビール、清涼飲料
等の飲料を壜に充填するための壜詰機に装着されるベン
トチューブに関する。
〔従来の技術〕
従来からビール、清涼飲料等の飲料を壜に定量充填する
装置として壜詰機が開発されてきている。斯かる壜詰機
の一種として、壜内にCO2を吹込み又は壜内からCO2を回
収するためのベントチューブを備えた壜詰機がある。壜
詰機に装着されるベントチューブは下端にフロートボー
ルが内蔵されたフロート室を有し、このフロートボール
がベントチューブの下端開口を閉塞したときに充填液の
充填が停止される。即ち、ベントチューブの下端開口を
フロートボールが閉塞する液面が入味線に設定されてい
る。
次に、従来のベントチューブについて第11図を参照して
説明する。
第11図は壜詰機の液充填装置に装着された従来のベント
チューブを示す断面図であり、液充填装置30はターレッ
トTに固定された充填部本体31と、充填部本体31の充填
口31aを開閉するバルブ32と、壜口部に接触係合して壜
口部をシールするセンタリングベル45とを備えている。
充填部本体31の充填口31aは、その上部が着座部31bにな
っており、この着座部31bにバルブ32のガスケット33が
着座して充填口31aをシールするようになっている。
バルブ32はステム34の下端に取付けられ、このステム34
はスプリングケース35内に設けられている。スプリング
ケース35には液通路35aが形成され、前記ステム34はス
プリング36によって上方に付勢され、図示しないバルブ
開閉レバーによって上下に移動される。前記充填部本体
31の側面には、スニフトブロック37が設けられ、このス
ニフトブロック37は壜38内に液充填後にその中のカウン
タ圧力を大気中に放出する。
前記バルブ32の中央からはベントチューブ39が垂下さ
れ、ベントチューブ39は、第11図に示されるように、上
部に螺刻部40を、中段部に截頭円錐状のスプレダー41
を、下部にフロートボール42を内蔵したフロート室43を
それぞれ有している。
壜詰時には、第11図に示すように、壜38の壜口部38aが
センタリングベル45内に設けられたプレッシャラバーシ
ールによりシールされ、この状態でバルブ32が開き、ビ
ール等の充填液が充填口31aを通ってベントチューブ39
に沿って流れ、ベントチューブ39の中段部に設けられた
スプレダー41により充填液は放射状に拡散されて壜内周
壁に接触する。そして、充填液は壜内周壁に沿って流下
し、充填液が徐々に壜内に充填される。上記フロート室
43にはベントチューブ39内と連通する窓部44とフロート
ボール42と接触係合するテーパ面46が設けられ、窓部44
より液充填時にCO2ガスの回収が行われ、液面上昇によ
りフロートボール42が浮上してテーパ面46に接触係合す
ると、CO2ガスの流れをシールしてバルブ32が閉塞し、
充填工程を終了する。即ち、フロートボール42がフロー
ト室43内のテーパ面46に接触係合する液面位置が入味線
に設定されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述したベントチューブにおいては、壜
の種類、例えば、大壜、中壜、小壜によって入味線の設
定位置が変わる都度、専用のベントチューブに交換する
必要がある。また従来のベントチューブ39は、上述した
ようにバルブ32にベントチューブ39の螺刻部40が螺合さ
れることにより取り付けられており、螺刻部40の螺刻ピ
ッチはベントチューブの落下防止のために小さく設定さ
れ、螺合は工具を使用して強く締めつけて行なわれるた
め、ベントチューブの交換に長時間を要していた。
本考案は上述した事情に鑑み創案されたものであり、壜
の種類に応じた入味線の設定変更を、ベントチューブを
変換することなく容易にしかも短時間で行なうことので
きるベントチューブを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上述した課題を達成するため、壜内に液体を充
填する壜詰機に取付けられ、充填されるべき壜内に挿入
されるベントチューブにおいて、前記ベントチューブが
上部ベントチューブ部材と下部ベントチューブ部材とか
らなり、前記上部ベントチューブ部材と下部ベントチュ
ーブ部材のうち一方のベントチューブ部材に、挿入部
と、この挿入部の外壁面から突出する係合突起が形成さ
れ、他方のベントチューブ部材に、前記挿入部が挿入さ
れる被挿入部と、この被挿入部に前記挿入部が挿入され
る際に前記係合突起が嵌合してこの係合突起を挿入方向
に案内する挿入溝部と、それぞれ前記被挿入部の内壁面
をベントチューブの軸回り方向に延び少なくとも一端が
前記挿入溝部に臨まされた複数の係合溝部がベントチュ
ーブの軸方向に所定間隔を開けて形成され、前記挿入部
を前記被挿入部に挿入し、一方のベントチューブ部材を
他方のベントチューブに対して回動することにより、前
記係合突起が前記挿入溝部から前記係合溝部の何れかに
嵌合して、前記一方と他方のベントチューブが互いに連
結されることを特徴とするものである。
〔作用〕
ベントチューブを上記ベントチューブ部材と下部ベント
チューブとに分割し、一方のベントチューブ部材を他方
のベントチューブ部材に対してその結合位置を可変とし
て組合せて結合一体化する。
したがって、上部ベントチューブ部材を壜詰機の充填バ
ルブに垂設したままの状態で上部ベントチューブ部材と
下部ベントチューブ部材との結合位置を容易に変更して
ベントチューブの長さを変更することができるため、入
味線の設定位置の変更を短時間に行なうことができ、壜
の種類の変更に伴なう壜詰工程の準備作業時間を大幅に
短縮することができる。
〔実施例〕
以下、本考案に係るベントチューブの実施例を第1図乃
至第10図を参照して説明する。
第1図において外側バルブ開閉レバー50と内側バルブ開
閉レバー51とが軸52を介して一体をなしており、これら
両レバー50,51が図示しないターレットに回転可能に取
付けてある。なお、第1図に於けるバルブ開閉レバー5
0,51のaは閉の位置であり、バルブ開閉レバー50,51の
bは閉の位置である。バルブ開閉レバー51によって開閉
されるチャージングバルブ55は、バルブ本体(上)55
a、バルブ本体(下)55bとを有し、バルブ本体(下)55
bはステム34の上部と摺動自在の関係にあると共に、バ
ネ58がステム34とバルブ本体(下)55b間に掛けられて
おり、これによりチャージングバルブ55はバネ58によっ
てステム34の上に浮く状態で支えられている。
前記チャージングバルブ55にはベント孔55cが設けら
れ、前記チャージングバルブ55とステム34で空気バルブ
を構成している。ステム34にはカラー59が固定されてお
り、同カラー59はバネ36によりスプリングケース35の中
で上方に付勢されている。またステム34の下部にはバル
ブ32が取付けられ、このバルブ32にはパッキン33が設け
られ、このバルブ32とスニフトブロック37とにより主液
バルブを構成している。スニフトブロック37は袋ナット
60、スニフトステム61、パッキン62、バネ63およびスニ
フトオリフィス64とを有している。
またスニフトブロック37の下方には、センタリングカッ
プ45が設けられ、これらを取付金具65によって図示しな
いターレットに取付けられている。更に、ステム34の下
部には本考案のベントチューブ1がねじ込まれている。
第2図は第1図の示されているベントチューブ1の正面
図であり、ベントチューブ1はバルブ32に螺合する螺刻
部5をその上端部に有し充填される充填液を壜内周壁面
に沿って流下させるためのスプレダー4が中間所定位置
の外周に配設された上部ベントチューブ部材11と、この
上部ベントチューブ部材11と結合し、下端にフロートボ
ール29を内部に有するスロート室28が形成された下部ベ
ントチューブ部材21とからなっている。
第3図は第2図に示されるベントチューブ1の上部ベン
トチューブ部材11と下部ベントチューブ部材21との係合
部分を示す正面図であり、第4図は同じくその縦断面図
である。第3図(a)、第4図において、上部ベントチ
ューブ部材11はその下方に被挿入部11aが形成されてお
り、この被挿入部11aの下端には軸方向と平行に後述す
る下部ベントチューブ部材21の係合突起26を挿入するた
めの挿入溝部12が所定の長さに形成されている。また、
被挿入部11aの下端から前記挿入溝部12が形成されてい
る軸方向の範囲内の内周壁には、所定の間隔で2本のリ
ング状の係合溝部13,14が形成されている。この係合溝
部13,14は後述する係合突起26を係合するための溝であ
り、係合溝部13と14の間隔を例えばビールの大壜と中壜
の壜詰時のそれぞれの入味線位置の距離と同じにする
等、係合溝部の本数および間隔は用途に応じて適宜決定
することができる。
また、被挿入部11aの内周壁の係合溝部13の形成位置の
上方には所定の間隔を設けてOリングを着座するための
2本のOリング受溝部15,16が形成されている(第4
図)。さらに、被挿入部11aの下端近傍の外周壁にはス
ナップリング嵌合用のスナップリング受溝17が形成され
ている。また、被挿入部11aの外周壁の挿入溝部12の形
成位置と直径方向反対側位置に位置合せ溝18が形成され
ている。
前記下部ベントチューブ部材21はその上方に挿入部21a
が形成されており、挿入部21aの上端から下方へ所定の
間隔を設けて4本のOリング装着溝部22,23,24,25が形
成されている。ここでOリング装着溝部22と24の間隔お
よびOリング装着溝部23と25の間隔は上記のOリング受
溝部15と16の間隔と等しく、またOリング装着溝部22と
23の間隔およびOリング装着溝部24と25の間隔は上記の
係合溝部13と14の間隔と等しく設定されている。
また、挿入部21aの外周壁のOリング装着溝部25の形成
位置の下方には半径方向に係合突起26が突出形成されて
いる(第3図(b))。この係合突起26は挿入部21aが
被挿入部11a内に挿入される際に、被挿入部11aに形成さ
れている挿入溝部12内に挿入され、下部ベントチューブ
部材11aを回転したときに係合溝部13あるいは14と係合
する。そして、この係合突起26とOリング装着溝部25と
の間隔は係合溝部13とOリング受溝部16との間隔と等し
く設定されている。このため、係合突起26が係合溝部13
に係合する場合はOリング装着溝部23,25がOリング受
溝部15,16とそれぞれ対向し、係合突起26が係合溝部14
に係合する場合はOリング装着溝部22,24がOリング受
溝部15,16とそれぞれ対向する。
また、下部ベントチューブ部材21の挿入部21aの下方に
はフロート室28が形成されている。フロート室28の周面
の所定位置には複数の窓部28aが形成され(第3図
(c))、フロート室28内にはフロートボール29が充填
液の液面の位置変化に応じて上下動し、最も上方に移動
したときに挿入部21aとフロート室28の連通を断つよう
に内蔵されている。なお、フロート室28の外周壁の係合
突起26の下方の所定位置には位置合せ溝27が形成されて
いる。
次に本考案に係るベントチューブの上部ベントチューブ
部材11と下部ベントチューブ部材21との結合一体化につ
いて第5図乃至第8図を参照して説明する。
先ず、上部ベントチューブ部材11の下方位置に下部ベン
トチューブ部材21を結合一体化させる場合、すなわちベ
ントチューブを長くするように結合一体化する場合につ
いて説明する。第5図に示されるように下部ベントチュ
ーブ部材21のOリング装着溝部22,24にそれぞれOリン
グ2a,2bを装着し、次に、第6図に示すように、係合突
起26を挿入溝部12に整合させつつ挿入部21aを被挿入部1
1a内に押込み、係合突起26が係合溝部14の位置に達した
ところで挿入を止める。このときOリング2a,2bはOリ
ング装着溝部22,24とOリング受溝部15,16とが対向して
生じた空間に着座して被挿入部11aの内周壁と挿入部21a
の外周壁とをシールする。次に下部ベントチューブ部材
21を180°回転して係合突起26を係合溝部14に係合させ
る(第7図)。このような下部ベントチューブ部材21の
回転は位置合せ溝18と27を一致させることにより適正な
回転角(180°)とすることができる。次にスナップリ
ング受溝17にスナップリング3を嵌合する。これによ
り、下部ベントチューブ部材21の係合突起26の挿入溝部
12からの抜けが防止される。以上の操作により上部ベン
トチューブ部材11と下部ベントチューブ部材21は結合一
体化してベントチューブ1を構成し、このときの上部ベ
ントチューブ部材11の下端と下部ベントチューブ部材21
の下端の距離はl1となる。
次に、ベントチューブを短かくするように上部ベントチ
ューブ部材11と下部ベントチューブ部材21とを結合一体
化するには、上記の操作と逆の操作を行なって下部ベン
トチューブ部材21を一度分離し(第5図に示される状
態)、次にOリング2a,2bをOリング装着溝部23,25に装
着し直す。その後、上述の操作と同一の操作を行い、係
合突起26を係合溝部13に結合させることにより、第8図
に示されるように上部ベントチューブ部材11と下部ベン
トチューブ部材21は結合一体化し、このときの上部ベン
トチューブ部材11の下端と下部ベントチューブ部材21の
下端の距離はl2となる。
この距離l1とl2の差は係合溝部13と14の間隔と等しく、
したがって係合溝部13と14の間隔を前述したようにビー
ルの大壜と中壜の壜詰時のそれぞれの入味線位置の距離
と等しく設定しておけば、壜の種類の変更に対応して、
下部ベントチューブ部材21の係合位置を上述の簡単な操
作によって変えるだけで入味線の設定位置を容易に変更
することができる。また、上述したように被挿入部11a
の内周壁と挿入部21aの外周壁との間にOリング2a,2bが
着座しているため、このOリングとの摩擦力により上部
ベンチューブ部材11と下部ベンチューブ部材21との間で
不要な相対的位置の移動が生じることはない。さらに、
上部ベントチューブ部材11と下部ベントチューブ部材21
とを結合一体化した後にスナップリング3がスナップリ
ング受溝17に嵌合されて挿入溝部12の下端部がこのスナ
ップリング3によって閉塞されるため(第7図、第8図
参照)、何らかの原因で下部ベントチューブが回転して
係合突起26が挿入溝部12の位置に来たとしても、下部ベ
ントチューブ部材21が落下することはない。
上述の実施例では係合溝部は2本(13,14)形成され、
ベントチューブの長さを2段階で変更することができる
が、係合溝部の本数および間隔はこれに制限されること
なく必要に応じて適宜決定することができる。また、O
リング受溝は2本(15,16)形成されているが、このO
リング受溝の本数および間隔は特に制限はない。
さらに上述の実施例では上部ベントチューブ部材に被挿
入部が形成され、下部ベントチューブ部材に挿入部が形
成されているが、この形式に拘泥されることはなく、上
部ベントチューブ部材に挿入部が形成され、下部ベント
チューブ部材に被挿入部が形成されてもよい。このよう
にしても、上述のOリングおよびスナップリングの機能
は何ら変わることはない。
このようなベントチューブ1を装着した液充填装置M
は、第1図に示すようにエアシリンダ70により上下に移
動される壜38内に飲料等の充填液を注入するが、第9図
は、外側バルブ開閉レバー50および内側バルブ開閉レバ
ー51がb位置の状態で前記主液バルブ、空気バルブを共
に開としたびん詰状態を示し、第1図に対しベントチュ
ーブ1とステム34は、ベントチューブ1がわずかに上昇
しており、チャージングバルブ55もわずかに上昇してい
る。
次に前記壜詰バルブの壜詰作用を説明する。先ずエアシ
リンダ70により壜38を押し上げると、第1図の状態とな
るが、未だ充填液は壜38に入っていない。第1図におい
て外側バルブ開閉レバー50、内側バルブ開閉レバー51を
a位置からb位置へ動かすとチャージングバルブ55が上
昇し、バネ36がステム34およびベントチューブ1を押し
上げて第9図の状態となる。ここで充填液はスプリング
ケース35の液通路35aから流入し、一方壜38内の気体は
ステム34を通って外部に流出し、そして第10図(a)に
示すように壜38内の充填液の液面が上昇しベントチュー
ブ1のフロート室28に達すると、充填液の液面の上昇と
ともにフロートボール29も上昇し、フロートボール29が
フロート室28の上部に達して、フロート室28とベントチ
ューブ1およびベント通路75との連通を断ったときに液
充填工程が終了する。このときの充填液の液面位置S1
壜38の入味線の設定位置と一致する。その後、スニフト
ステム61をスニフトブロック37内に押込むとスニフトバ
ルブが開き、壜口のカウンタ圧力は、スニフトオリフィ
ス64で絞られながら大気中へ放出される。次にエアシリ
ンダ70を下げて壜38をセンタリングカップ45よりはなす
ことにより、壜詰作用は終了する。そして同壜詰バルブ
は以上の壜詰作用を繰返す。
入味線が壜38よりも高くなる壜80にビール等の充填液を
注入するときには、第10図(b)に示すように、ベント
チューブ1の下部ベントチューブ部材を上部ベントチュ
ーブ部材に対して深く結合させてフロートボール29の上
昇可能位置を高くする。前記壜80においては入味線位置
(S2)で充填液の充填が終了する。このように入味線の
設定位置のS1からS2への変更は下部ベントチューブの結
合位置の変更により実現するため、入味線の設定位置変
更作業に要する時間は、本考案のベントチューブでは従
来に比べ大幅に短縮される。
〔考案の効果〕
以上、実施例の説明から明らかなように、本考案のベン
トチューブによれば、上部ベントチューブ部材を充填バ
ルブから取りはずすことなく、下部ベントチューブ部材
の上部ベントチューブ部材との結合位置を変更するだけ
でベントチューブの長さを容易に変更することができ
る。したがって壜の種類が変わって、入味線の設定位置
を変更するときの準備作業時間を大幅に短縮することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るベントチューブを装着した壜詰機
の液充填装置の縦断面図、第2図は本考案に係るベント
チューブの一実施例を示す正面図、第3図は同ベントチ
ューブの部分拡大図、第4図は同ベントチューブの部分
縦断面図、第5図乃至第8図は同ベントチューブの係合
動作説明図、第9図は液充填装置の開状態の縦断面図、
第10図は本考案に係るベントチューブの動作説明図、第
11図は従来の壜詰機の液充填装置の縦断面図である。 1……ベントチューブ、2a,2b……Oリング、3……ス
ナップリング、4……スプレダー、5……螺刻部、11…
…上部ベントチューブ部材、11a……被挿入部、12……
挿入溝部、13,14……係合溝部、15,16……Oリング受溝
部、17……スナップリング受溝、18……位置合せ溝、21
……下部ベントチューブ部材、21a……挿入部、22,23,2
4,25……Oリング装着溝部、26……係合突起、27……位
置合せ溝、28……フロート室、28a……窓部、29……フ
ロートボール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高橋 徳郎 東京都渋谷区神宮前6丁目26番1号 麒麟 麦酒株式会社内 (72)考案者 後藤 泰宏 東京都渋谷区神宮前6丁目26番1号 麒麟 麦酒株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−129399(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】壜内に液体を充填する壜詰機に取付けら
    れ、充填されるべき壜内に挿入されるベントチューブに
    おいて、 前記ベントチューブが上部ベントチューブ部材と下部ベ
    ントチューブ部材とからなり、 前記上部ベントチューブ部材と下部ベントチューブ部材
    のうち一方のベントチューブ部材に、挿入部と、この挿
    入部の外壁面から突出する係合突起が形成され、 他方のベントチューブ部材に、前記挿入部が挿入される
    被挿入部と、この被挿入部に前記挿入部が挿入される際
    に前記係合突起が嵌合してこの係合突起を挿入方向に案
    内する挿入溝部と、それぞれ前記被挿入部の内壁面をベ
    ントチューブの軸回り方向に延び少なくとも一端が前記
    挿入溝部に臨まされた複数の係合溝部がベントチューブ
    の軸方向に所定間隔を開けて形成され、 前記挿入部を前記被挿入部に挿入し、一方のベントチュ
    ーブ部材を他方のベントチューブに対して回動すること
    により、前記係合突起が前記挿入溝部から前記係合溝部
    の何れかに嵌合して、前記一方と他方のベントチューブ
    が互いに連結されることを特徴とする壜詰機のベントチ
    ューブ。
JP1988166056U 1988-12-22 1988-12-22 壜詰機のベントチューブ Expired - Lifetime JPH0643037Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60129399U (ja) * 1984-02-08 1985-08-30 三菱重工業株式会社 異種容器兼用充填装置

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