JPH0642779Y2 - 管路内のゴミ捕集器 - Google Patents
管路内のゴミ捕集器Info
- Publication number
- JPH0642779Y2 JPH0642779Y2 JP2095992U JP2095992U JPH0642779Y2 JP H0642779 Y2 JPH0642779 Y2 JP H0642779Y2 JP 2095992 U JP2095992 U JP 2095992U JP 2095992 U JP2095992 U JP 2095992U JP H0642779 Y2 JPH0642779 Y2 JP H0642779Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- collector
- brush
- pipeline
- magnet
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、地中ケーブル保護管
路を始めとする各種管路内に堆積したり、付着している
ゴミを捕集して、管路内を清掃するための管路内のゴミ
捕集器に関するものである。
路を始めとする各種管路内に堆積したり、付着している
ゴミを捕集して、管路内を清掃するための管路内のゴミ
捕集器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の管路内を清掃するための器具、
装置はこれまで各種提案されているが、管路内壁を傷つ
けないためにも、従来は基本的にブラシでこすることが
一般化している。そして具体的に装置とした場合には、
概ね管路内を通行可能な適宜形状の装置本体の外周に、
清掃用のブラシを配設した構成を採っている。
装置はこれまで各種提案されているが、管路内壁を傷つ
けないためにも、従来は基本的にブラシでこすることが
一般化している。そして具体的に装置とした場合には、
概ね管路内を通行可能な適宜形状の装置本体の外周に、
清掃用のブラシを配設した構成を採っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うな装置を管路内に通行させて単にブラシでこするだけ
では、管路内壁に付着した金属クズはこすり落しずら
い。それは時として金属の削り屑やワッシャーなどの金
属クズが管路内壁に引掛かったりして、ブラシでこする
だけでは容易に落ちないからである。またブラシでこす
りつけていくだけでは、せっかく掃き落したゴミ、金属
クズが後方へ飛散してしまって、管路内に残り、完全に
清掃するには至らない場合もあった。管路内に金属クズ
が残っていると、例えば電力ケーブルを当該管路内に通
線する際や、また電力ケーブル布設後、通電した際に不
測の事態を招く恐れがある。
うな装置を管路内に通行させて単にブラシでこするだけ
では、管路内壁に付着した金属クズはこすり落しずら
い。それは時として金属の削り屑やワッシャーなどの金
属クズが管路内壁に引掛かったりして、ブラシでこする
だけでは容易に落ちないからである。またブラシでこす
りつけていくだけでは、せっかく掃き落したゴミ、金属
クズが後方へ飛散してしまって、管路内に残り、完全に
清掃するには至らない場合もあった。管路内に金属クズ
が残っていると、例えば電力ケーブルを当該管路内に通
線する際や、また電力ケーブル布設後、通電した際に不
測の事態を招く恐れがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案はそのような点
に鑑みてなされたものであり、金属クズをも捕集して管
路内を清掃できる、管路内のゴミ捕集器を提供して問題
の解決を図るものである。
に鑑みてなされたものであり、金属クズをも捕集して管
路内を清掃できる、管路内のゴミ捕集器を提供して問題
の解決を図るものである。
【0005】そのためこの考案では、まず請求項1とし
て、目的管路内を通行自在な外形を有する本体の一端側
近傍に環状のブラシを設け、該ブラシの外径は目的管路
の内径よりも大きいものとし、さらに本体における他端
側内部には一端部のみが開口した略筒状の捕集体をその
開口部を本体の一端側に向けて内蔵し、ブラシ−捕集体
間における本体の周りには磁石体を設け、さらにブラシ
−捕集体間における本体の周りには捕集体の開口部へと
通ずる取入れ口を設けたことを特徴とする、管路内のゴ
ミ捕集器を提供する。
て、目的管路内を通行自在な外形を有する本体の一端側
近傍に環状のブラシを設け、該ブラシの外径は目的管路
の内径よりも大きいものとし、さらに本体における他端
側内部には一端部のみが開口した略筒状の捕集体をその
開口部を本体の一端側に向けて内蔵し、ブラシ−捕集体
間における本体の周りには磁石体を設け、さらにブラシ
−捕集体間における本体の周りには捕集体の開口部へと
通ずる取入れ口を設けたことを特徴とする、管路内のゴ
ミ捕集器を提供する。
【0006】目的管路内を通行自在な外形としては、例
えば目的管路の内径よりも小さい径を有する円筒形状が
挙げられる。
えば目的管路の内径よりも小さい径を有する円筒形状が
挙げられる。
【0007】またここでいう本体の周りに磁石体を設け
る点については、本体の外周表面に設けることに限ら
ず、例えば本体の材質を強磁性体で構成し該本体の内周
壁に磁石体を設けてもよい。また磁石体は必ずしも本体
の全周囲を完全にカバーするように設けなくともよい。
る点については、本体の外周表面に設けることに限ら
ず、例えば本体の材質を強磁性体で構成し該本体の内周
壁に磁石体を設けてもよい。また磁石体は必ずしも本体
の全周囲を完全にカバーするように設けなくともよい。
【0008】次に請求項2として、相互に平行に位置す
る複数のリング材の外周相互間に、複数の丸パイプ材を
環状に配設して目的管路内を通行自在な大きさの本体を
構成し、該本体の一端側近傍には環状のブラシを設ける
とともに該ブラシの外径は目的管路の内径よりも大きい
ものとし、さらに本体における他端側内部には一端部の
みが開口した略筒状の捕集体をその開口部を本体の一端
側に向けて内蔵し、軸方向の長さがブラシ−捕集体間の
距離よりも短い磁石体を、ブラシ−捕集体間における丸
パイプ材間に渡して固定したことを特徴とする、管路内
のゴミ捕集器を提供する。
る複数のリング材の外周相互間に、複数の丸パイプ材を
環状に配設して目的管路内を通行自在な大きさの本体を
構成し、該本体の一端側近傍には環状のブラシを設ける
とともに該ブラシの外径は目的管路の内径よりも大きい
ものとし、さらに本体における他端側内部には一端部の
みが開口した略筒状の捕集体をその開口部を本体の一端
側に向けて内蔵し、軸方向の長さがブラシ−捕集体間の
距離よりも短い磁石体を、ブラシ−捕集体間における丸
パイプ材間に渡して固定したことを特徴とする、管路内
のゴミ捕集器を提供する。
【0009】さらに上記の請求項1、2における管路内
のゴミ捕集器における本体を捕集体の開口部付近で分離
自在に構成してもよい。
のゴミ捕集器における本体を捕集体の開口部付近で分離
自在に構成してもよい。
【0010】またさらにこれらの各管路内のゴミ捕集器
における本体の外周に、目的管路の管内壁に接するキャ
スターを設けてもよい。
における本体の外周に、目的管路の管内壁に接するキャ
スターを設けてもよい。
【0011】
【作用】請求項1の管路内のゴミ捕集器によれば、環状
のブラシの外径は目的管路の内径よりも大きいので、本
体の一端部側を先頭にしてこれを目的管路内に通行させ
ると、当該ブラシが管内壁に接して当該管内壁に付着し
ているゴミ、埃、金属クズ等を掃き落していく。そして
掃き落されたこれらのゴミは取入れ口から本体内に入り
込んで、捕集体に中に捕集される。また磁石体は管内壁
に近接しているから、管内壁にひっかかったりしていて
ブラシで掃き落されなかった金属クズはこの磁石体に吸
着される。
のブラシの外径は目的管路の内径よりも大きいので、本
体の一端部側を先頭にしてこれを目的管路内に通行させ
ると、当該ブラシが管内壁に接して当該管内壁に付着し
ているゴミ、埃、金属クズ等を掃き落していく。そして
掃き落されたこれらのゴミは取入れ口から本体内に入り
込んで、捕集体に中に捕集される。また磁石体は管内壁
に近接しているから、管内壁にひっかかったりしていて
ブラシで掃き落されなかった金属クズはこの磁石体に吸
着される。
【0012】請求項2の管路内のゴミ捕集器によれば、
磁石体の軸方向の長さ(本体の長手方向の長さ、即ち管
路の軸方向の長さ)がブラシ−捕集体間の距離よりも短
いので、丸パイプ材相互間の空隙が上記請求項1におけ
る取入れ口を構成し、結局請求項2は請求項1と同一の
作用が得られる。さらに本体の周囲は丸パイプ材で形成
されているから、管内壁に接触してもこれを傷つけたり
することはないものである。
磁石体の軸方向の長さ(本体の長手方向の長さ、即ち管
路の軸方向の長さ)がブラシ−捕集体間の距離よりも短
いので、丸パイプ材相互間の空隙が上記請求項1におけ
る取入れ口を構成し、結局請求項2は請求項1と同一の
作用が得られる。さらに本体の周囲は丸パイプ材で形成
されているから、管内壁に接触してもこれを傷つけたり
することはないものである。
【0013】請求項3の管路内のゴミ捕集器によれば、
捕集体の開口部付近で、本体が分離できるから、捕集体
のなかに捕集されたゴミ等を簡単に捨て去ることができ
る。
捕集体の開口部付近で、本体が分離できるから、捕集体
のなかに捕集されたゴミ等を簡単に捨て去ることができ
る。
【0014】請求項4の管路内のゴミ捕集器によれば、
キャスターが設けられているから、本体が管内壁に接す
ることはなく、本体の形状がどのようなものであって
も、本体の通行により管内壁が傷つくおそれはない。
キャスターが設けられているから、本体が管内壁に接す
ることはなく、本体の形状がどのようなものであって
も、本体の通行により管内壁が傷つくおそれはない。
【0015】なお、本体を管路内に通行させるには、例
えば本体の一端部側(進行方向先頭)にワイヤー等を係
止して、このワイヤーを牽引したり、あるいは適宜の自
走装置を本体に設けるなどして自走通行させてもよい。
これらの場合、本体を回転させながら通行させれば、磁
石体は螺旋状に管路内を通行していくので、必ずしも本
体の全周をカバーするように設けていなくとも、そのよ
うな螺旋状の通行により管路内壁全周に渡って金属クズ
が吸着できる。
えば本体の一端部側(進行方向先頭)にワイヤー等を係
止して、このワイヤーを牽引したり、あるいは適宜の自
走装置を本体に設けるなどして自走通行させてもよい。
これらの場合、本体を回転させながら通行させれば、磁
石体は螺旋状に管路内を通行していくので、必ずしも本
体の全周をカバーするように設けていなくとも、そのよ
うな螺旋状の通行により管路内壁全周に渡って金属クズ
が吸着できる。
【0016】
【実施例】この考案の1実施例を図に基づいて説明すれ
ば、図1は側面図、図2は図1におけるA−A線断面
図、図3は同じくB−B線断面図を示しており、本実施
例では8本の丸パイプ材と2つのリング材で本体が構成
されている。即ち、適当に間隔をおいて平行に対向させ
たリング材1、2の外周間に、当該間隔よりも長い長さ
を有する丸パイプ材3、4、5、6、7、8、9、10
を掛け渡して等間隔に環状に固着し(軸方向からみて各
丸パイプ材が正八角形の各頂点に位置するように固着
し)、さらに各リング材1、2との固着部において夫々
各丸パイプ材3、4、5、6、7、8、9、10を内側
軸心方向に折曲させて、これらを軸心上に集中させて各
端部を固着し、当該各端部の集中固着箇所に円形の板体
11、12を夫々固着したものである。またこれら両端
部に位置する各板体11、12には夫々リング形状の被
係止部材13、14が回転自在に固定されている。
ば、図1は側面図、図2は図1におけるA−A線断面
図、図3は同じくB−B線断面図を示しており、本実施
例では8本の丸パイプ材と2つのリング材で本体が構成
されている。即ち、適当に間隔をおいて平行に対向させ
たリング材1、2の外周間に、当該間隔よりも長い長さ
を有する丸パイプ材3、4、5、6、7、8、9、10
を掛け渡して等間隔に環状に固着し(軸方向からみて各
丸パイプ材が正八角形の各頂点に位置するように固着
し)、さらに各リング材1、2との固着部において夫々
各丸パイプ材3、4、5、6、7、8、9、10を内側
軸心方向に折曲させて、これらを軸心上に集中させて各
端部を固着し、当該各端部の集中固着箇所に円形の板体
11、12を夫々固着したものである。またこれら両端
部に位置する各板体11、12には夫々リング形状の被
係止部材13、14が回転自在に固定されている。
【0017】そして本体の一端部、即ち進行方向(図1
における左側)側のリング材1から後方にかけて各リン
グ材1、2間の距離の約1/3の長さに渡っての、各丸
パイプ材3、4、5、6、7、8、9、10には、磁石
体が外周に向けて固着されている。例えば丸パイプ材
4、5についていえば、図1、図2に示したように、ま
ず取付金具15をリング材1の後方(図1における右
側)に沿って丸パイプ材4、5の各内側間に渡して固着
し、さらにそのように固着した取付金具15の位置から
リング材1、2間の距離の約1/3の長さだけ後方(図
1における右側)に離れた位置に、取付金具15と同形
同大の取付金具16を丸パイプ材4、5の各内側間に渡
して固着する。そしてそれら各取付金具15、16間に
磁石体17をボルト、ナットなどで締付固定してある。
における左側)側のリング材1から後方にかけて各リン
グ材1、2間の距離の約1/3の長さに渡っての、各丸
パイプ材3、4、5、6、7、8、9、10には、磁石
体が外周に向けて固着されている。例えば丸パイプ材
4、5についていえば、図1、図2に示したように、ま
ず取付金具15をリング材1の後方(図1における右
側)に沿って丸パイプ材4、5の各内側間に渡して固着
し、さらにそのように固着した取付金具15の位置から
リング材1、2間の距離の約1/3の長さだけ後方(図
1における右側)に離れた位置に、取付金具15と同形
同大の取付金具16を丸パイプ材4、5の各内側間に渡
して固着する。そしてそれら各取付金具15、16間に
磁石体17をボルト、ナットなどで締付固定してある。
【0018】これと同様にして磁石体17と同一周回り
であって、かつ1つおき(各丸パイプ材で周周りに形成
される平行なスペース1つおき)に、他の磁石体18、
19、20が丸パイプ材6、7、丸パイプ材8、9及び
丸パイプ材10、3の各内側間に渡されて、各取付金具
15、16間でボルト、ナット等で固着されている。
であって、かつ1つおき(各丸パイプ材で周周りに形成
される平行なスペース1つおき)に、他の磁石体18、
19、20が丸パイプ材6、7、丸パイプ材8、9及び
丸パイプ材10、3の各内側間に渡されて、各取付金具
15、16間でボルト、ナット等で固着されている。
【0019】また図1、図3に示したように、取付金具
16の後方に沿った位置の周回りであって、丸パイプ材
3、4内側間には取付金具15と同形同大の取付金具2
1が固着されており、そのように固着した取付金具21
の位置からリング材1、2間の距離の約1/3の長さだ
け後方(図1における右側)に離れた位置に、取付金具
21と同形同大の取付金具22が丸パイプ材4、5の各
内側間に渡して固着されている。そしてそれら各取付金
具21、22間に磁石体17と同形同大の磁石体23が
ボルト、ナットなどで締付固定されている。
16の後方に沿った位置の周回りであって、丸パイプ材
3、4内側間には取付金具15と同形同大の取付金具2
1が固着されており、そのように固着した取付金具21
の位置からリング材1、2間の距離の約1/3の長さだ
け後方(図1における右側)に離れた位置に、取付金具
21と同形同大の取付金具22が丸パイプ材4、5の各
内側間に渡して固着されている。そしてそれら各取付金
具21、22間に磁石体17と同形同大の磁石体23が
ボルト、ナットなどで締付固定されている。
【0020】これと同様にして磁石体23と同一周回り
であって、かつ1つおき(各丸パイプ材で周回りに形成
される平行なスペース1つおき)に、他の磁石体24、
25、26が丸パイプ材5、6、丸パイプ材7、8及び
丸パイプ材9、10の各内側間に渡されて、各取付金具
21、22間でボルト、ナット等で固着されている。
であって、かつ1つおき(各丸パイプ材で周回りに形成
される平行なスペース1つおき)に、他の磁石体24、
25、26が丸パイプ材5、6、丸パイプ材7、8及び
丸パイプ材9、10の各内側間に渡されて、各取付金具
21、22間でボルト、ナット等で固着されている。
【0021】そのようにして固着した磁石体23の後方
から各丸パイプ材3、4、5、6、7、8、9、10の
内側部には、捕集体27が嵌めこまれて本体内に内蔵さ
れている。本実施例で使用した捕集体27は、金属メッ
シュで構成され、一端(図1における左側)のみが開口
している円筒形のカゴ体のものを使用した。そしてこの
捕集体27の他端には円板状の底板28を設け、この底
板28がリング材2の縁に係止されて捕集体27は固定
されている。
から各丸パイプ材3、4、5、6、7、8、9、10の
内側部には、捕集体27が嵌めこまれて本体内に内蔵さ
れている。本実施例で使用した捕集体27は、金属メッ
シュで構成され、一端(図1における左側)のみが開口
している円筒形のカゴ体のものを使用した。そしてこの
捕集体27の他端には円板状の底板28を設け、この底
板28がリング材2の縁に係止されて捕集体27は固定
されている。
【0022】各丸パイプ材3、4、5、6、7、8、
9、10の一端部(図1における左側)折曲箇所から先
端にかけての斜辺部には、目的管路の内径よりもやや大
きい外径を有する環状のブラシ29、30が嵌着固定さ
れており、着脱自在である。図1における一点鎖線は目
的管路の内径を示している。またこれらブラシ29、3
0の内径は異なっており、また毛の長さ、硬さも相互に
異なったものを使用している。この様にして管路の内壁
を構成する材質、管路内の汚濁の予想状況に応じて、そ
れに応じた種々のブラシを選択して装着することによ
り、管路内を効率よく、かつ効果的に清掃することがで
きる。
9、10の一端部(図1における左側)折曲箇所から先
端にかけての斜辺部には、目的管路の内径よりもやや大
きい外径を有する環状のブラシ29、30が嵌着固定さ
れており、着脱自在である。図1における一点鎖線は目
的管路の内径を示している。またこれらブラシ29、3
0の内径は異なっており、また毛の長さ、硬さも相互に
異なったものを使用している。この様にして管路の内壁
を構成する材質、管路内の汚濁の予想状況に応じて、そ
れに応じた種々のブラシを選択して装着することによ
り、管路内を効率よく、かつ効果的に清掃することがで
きる。
【0023】本実施例は以上の構成を有し、使用する場
合には、図4に示したように、清掃しようとする管路を
構成する管31内に、本実施例を挿入し、両端部にある
被係止部材13、14に、夫々ワイヤ32、33端部の
各フック34、35を引掛けて係止し、管31内を図4
における太矢印の方向に通行させていけばよい。そうす
れば、まずブラシ29、30によって管31内壁に付着
した埃や金属クズ等は掃き落とされ、そのうちの磁性体
の金属クズは、ブラシ30の直ぐあとに続いている磁石
体17、18等や、さらにその後に続く磁石体23、2
4等に吸着される。もちろん捕集体27の中に捕集され
る場合もある。また金属クズ以外のクズや埃は、捕集体
27の中に捕集される。
合には、図4に示したように、清掃しようとする管路を
構成する管31内に、本実施例を挿入し、両端部にある
被係止部材13、14に、夫々ワイヤ32、33端部の
各フック34、35を引掛けて係止し、管31内を図4
における太矢印の方向に通行させていけばよい。そうす
れば、まずブラシ29、30によって管31内壁に付着
した埃や金属クズ等は掃き落とされ、そのうちの磁性体
の金属クズは、ブラシ30の直ぐあとに続いている磁石
体17、18等や、さらにその後に続く磁石体23、2
4等に吸着される。もちろん捕集体27の中に捕集され
る場合もある。また金属クズ以外のクズや埃は、捕集体
27の中に捕集される。
【0024】さらに前出磁石体17、18、23、24
等の表面は管31の内壁に近接しているから、ブラシ2
9、30によって掃き落されなかった金属クズはこれら
磁石体17、18、23、24等の表面に吸着される。
等の表面は管31の内壁に近接しているから、ブラシ2
9、30によって掃き落されなかった金属クズはこれら
磁石体17、18、23、24等の表面に吸着される。
【0025】そして本実施例では、すべて丸パイプ材
3、4、5、6、7、8、9、10で外形を構成してい
るので、管路内の通行の際に管31内壁に接しても管3
1内壁が傷ついたり損傷することはないものである。こ
の場合、各丸パイプ材3、4、5、6、7、8、9、1
0の後方(図1における右側)折曲箇所から後端にかけ
ての斜辺部にも、目的管路の内径よりもやや大きい外形
を有する環状のブラシを設けることにより、各丸パイプ
材3、4、5、6、7、8、9、10の表面は管31の
内壁に接することはないので、管31内壁が傷ついたり
損傷することは全くなく、しかも管路内をさらに念入り
に清掃することが可能である。
3、4、5、6、7、8、9、10で外形を構成してい
るので、管路内の通行の際に管31内壁に接しても管3
1内壁が傷ついたり損傷することはないものである。こ
の場合、各丸パイプ材3、4、5、6、7、8、9、1
0の後方(図1における右側)折曲箇所から後端にかけ
ての斜辺部にも、目的管路の内径よりもやや大きい外形
を有する環状のブラシを設けることにより、各丸パイプ
材3、4、5、6、7、8、9、10の表面は管31の
内壁に接することはないので、管31内壁が傷ついたり
損傷することは全くなく、しかも管路内をさらに念入り
に清掃することが可能である。
【0026】なお、本実施例では、磁石体17、23等
は平板形状のものを使用したが、これに替えて適宜外方
に凸に湾曲した面を有する磁石体を使用すれば、より管
の内壁に近接するので、より強力に金属クズを吸着でき
る。
は平板形状のものを使用したが、これに替えて適宜外方
に凸に湾曲した面を有する磁石体を使用すれば、より管
の内壁に近接するので、より強力に金属クズを吸着でき
る。
【0027】また捕集体27も金属メッシュのものを使
用したが、これに限らず単なる筒状の容器にて構成して
もよく、またその場合アクリル樹脂等、透明のものを使
用すれば、ゴミの捕集状況が目視にて直ちに確認でき
る。
用したが、これに限らず単なる筒状の容器にて構成して
もよく、またその場合アクリル樹脂等、透明のものを使
用すれば、ゴミの捕集状況が目視にて直ちに確認でき
る。
【0028】本実施例では特に明示していないが、例え
ば捕集体27と取付金具22との間の位置において、各
丸パイプ材3、4、5、6、7、8、9、10を分離自
在な構成にしておけば、捕集体27を取り出したり、あ
るいは分離されれた本体を持ったりして、そのまま捕集
体27の中に集められたゴミ、金属クズ等を捨てること
ができる。
ば捕集体27と取付金具22との間の位置において、各
丸パイプ材3、4、5、6、7、8、9、10を分離自
在な構成にしておけば、捕集体27を取り出したり、あ
るいは分離されれた本体を持ったりして、そのまま捕集
体27の中に集められたゴミ、金属クズ等を捨てること
ができる。
【0029】
【考案の効果】請求項1の管路内のゴミ捕集器によれ
ば、本体の一端部側を先頭にしてこれを目的管路内に通
行させると、環状のブラシが管内壁に接して当該管内壁
に付着しているゴミ、埃、金属クズ等を掃き落してい
き、掃き落されたこれらのゴミは取入れ口から本体内に
入り込んで、捕集体に中に捕集される。また掃き落され
た金属クズは、磁石体に直接吸着されたりする。そして
磁石体は管内壁に近接しているから、管内壁にひっかか
ったりしていてブラシで掃き落されなかった金属クズも
この磁石体に吸着される。したがって、掃き落したゴ
ミ、ワッシャー、ビス、ナット、削り屑などの金属クズ
等が管路内に残置することはなく、また管内壁にひっか
かていた金属クズも磁石体に吸着されるので、管路内を
良好な状態にまで清掃することができる。
ば、本体の一端部側を先頭にしてこれを目的管路内に通
行させると、環状のブラシが管内壁に接して当該管内壁
に付着しているゴミ、埃、金属クズ等を掃き落してい
き、掃き落されたこれらのゴミは取入れ口から本体内に
入り込んで、捕集体に中に捕集される。また掃き落され
た金属クズは、磁石体に直接吸着されたりする。そして
磁石体は管内壁に近接しているから、管内壁にひっかか
ったりしていてブラシで掃き落されなかった金属クズも
この磁石体に吸着される。したがって、掃き落したゴ
ミ、ワッシャー、ビス、ナット、削り屑などの金属クズ
等が管路内に残置することはなく、また管内壁にひっか
かていた金属クズも磁石体に吸着されるので、管路内を
良好な状態にまで清掃することができる。
【0030】請求項2の管路内のゴミ捕集器によれば、
上記請求項1の作用効果をそのまま奏ずるにあたり、取
入れ口を別途設ける必要はない。従って極めて簡単に製
造することができる。また本体の周囲は丸パイプ材で形
成されているから、管内壁に接触してもこれを傷つけた
りすることはないものである。
上記請求項1の作用効果をそのまま奏ずるにあたり、取
入れ口を別途設ける必要はない。従って極めて簡単に製
造することができる。また本体の周囲は丸パイプ材で形
成されているから、管内壁に接触してもこれを傷つけた
りすることはないものである。
【0031】請求項3の管路内のゴミ捕集器によれば、
上記請求項1、2の効果に加えて、捕集体の開口部付近
で本体が分離できるから、捕集体のなかに捕集されたゴ
ミ等を簡単に捨て去ることができるという効果が得られ
る。
上記請求項1、2の効果に加えて、捕集体の開口部付近
で本体が分離できるから、捕集体のなかに捕集されたゴ
ミ等を簡単に捨て去ることができるという効果が得られ
る。
【0032】請求項4の管路内のゴミ捕集器によれば、
請求項1、2又は3の効果に加えて、本体の形状がどの
ようなものであっても、本体の通行により管内壁が傷つ
くおそれはないという効果が得られる。しかも通行がス
ムーズである。
請求項1、2又は3の効果に加えて、本体の形状がどの
ようなものであっても、本体の通行により管内壁が傷つ
くおそれはないという効果が得られる。しかも通行がス
ムーズである。
【図1】実施例の側面図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】図2におけるB−B線断面図である。
【図4】実施例を管路内に通行させている状態を示す管
路の断面図である。
路の断面図である。
1 リング材 2 リング材 3 丸パイプ材 4 丸パイプ材 5 丸パイプ材 6 丸パイプ材 7 丸パイプ材 8 丸パイプ材 9 丸パイプ材 10 丸パイプ材 13 被係止部材 14 被係止部材 15 取付金具 16 取付金具 17 磁石体 18 磁石体 19 磁石体 20 磁石体 21 取付金具 22 取付金具 23 磁石体 24 磁石体 25 磁石体 26 磁石体 27 捕集体 29 ブラシ 30 ブラシ 31 管
Claims (4)
- 【請求項1】 目的管路内を通行自在な外形を有する本
体の一端側近傍に環状のブラシを設け、該ブラシの外径
は目的管路の内径よりも大きいものとし、さらに本体に
おける他端側内部には一端部のみが開口した略筒状の捕
集体をその開口部を本体の一端側に向けて内蔵し、ブラ
シ−捕集体間における本体の周りには磁石体を設けると
ともに、捕集体の開口部へと通ずる取入れ口を設けたこ
とを特徴とする、管路内のゴミ捕集器。 - 【請求項2】 相互に平行に位置する複数のリング材の
外周相互間に、複数の丸パイプ材を環状に配設して目的
管路内を通行自在な大きさの本体を構成し、該本体の一
端側近傍には環状のブラシを設けるとともに該ブラシの
外径は目的管路の内径よりも大きいものとし、さらに本
体における他端側内部には一端部のみが開口した略筒状
の捕集体をその開口部を本体の一端側に向けて内蔵し、
軸方向の長さがブラシ−捕集体間の距離よりも短い磁石
体を、ブラシ−捕集体間における丸パイプ材間に渡して
固定したことを特徴とする、管路内のゴミ捕集器。 - 【請求項3】 本体は捕集体の開口部付近で分離自在に
構成したことを特徴とする、請求項1又は2に記載の管
路内のゴミ捕集器。 - 【請求項4】 目的管路の管内壁に接するキャスターを
本体の外周に設けたことを特徴とする、請求項1、2又
は3に記載の管路内のゴミ捕集器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2095992U JPH0642779Y2 (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | 管路内のゴミ捕集器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2095992U JPH0642779Y2 (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | 管路内のゴミ捕集器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0619882U JPH0619882U (ja) | 1994-03-15 |
JPH0642779Y2 true JPH0642779Y2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=12041722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2095992U Expired - Lifetime JPH0642779Y2 (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | 管路内のゴミ捕集器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642779Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-03-09 JP JP2095992U patent/JPH0642779Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0619882U (ja) | 1994-03-15 |
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