JPH0642505Y2 - テーブルの支持脚 - Google Patents
テーブルの支持脚Info
- Publication number
- JPH0642505Y2 JPH0642505Y2 JP3610291U JP3610291U JPH0642505Y2 JP H0642505 Y2 JPH0642505 Y2 JP H0642505Y2 JP 3610291 U JP3610291 U JP 3610291U JP 3610291 U JP3610291 U JP 3610291U JP H0642505 Y2 JPH0642505 Y2 JP H0642505Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leg tube
- leg
- peripheral surface
- ring piece
- ring
- Prior art date
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- Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)
- Legs For Furniture In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はテーブルの支持脚に係
り、殊更その金属製脚管の高さ寸法が区々に相違変化し
ても、これを常時ガタツキなく確実に被覆化粧できるよ
うに工夫したもである。
り、殊更その金属製脚管の高さ寸法が区々に相違変化し
ても、これを常時ガタツキなく確実に被覆化粧できるよ
うに工夫したもである。
【0002】
【従来の技術】従来から主として木質系のテーブルに使
われている支持脚は、図16、17に示すように、一定
高さに垂立する金属製の脚管(1)と、その開口上端部
に取付け一体化されたテーブル受け座(2)と、同じく
開口下端部に取付け一体化された据付ベース盤(3)と
から成り、上記受け座(2)を複数の木ネジ(4)によ
って、テーブル(T)の下面へ固定するようになってい
るが、上記脚管(1)の外周面全体を被覆化粧するに当
り、薄肉・硬質なゴム製又は合成樹脂製のベローズ
(5)を套嵌させている通例である。
われている支持脚は、図16、17に示すように、一定
高さに垂立する金属製の脚管(1)と、その開口上端部
に取付け一体化されたテーブル受け座(2)と、同じく
開口下端部に取付け一体化された据付ベース盤(3)と
から成り、上記受け座(2)を複数の木ネジ(4)によ
って、テーブル(T)の下面へ固定するようになってい
るが、上記脚管(1)の外周面全体を被覆化粧するに当
り、薄肉・硬質なゴム製又は合成樹脂製のベローズ
(5)を套嵌させている通例である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
ベローズ(5)はその全長に亘る一体品であるため、上
記脚管(1)の高さ寸法が区々に相違変化すると、もは
やこれに対応することができず、その意味から脚管
(1)の高さ寸法に適合する各種サイズのベローズ
(5)を作成用意しておく必要があり、互換性と量産性
に劣る。
ベローズ(5)はその全長に亘る一体品であるため、上
記脚管(1)の高さ寸法が区々に相違変化すると、もは
やこれに対応することができず、その意味から脚管
(1)の高さ寸法に適合する各種サイズのベローズ
(5)を作成用意しておく必要があり、互換性と量産性
に劣る。
【0004】又、脚管(1)の外周面に対して、ガタツ
キのない状態に套嵌させることも困難である。蓋し、上
記ベローズ(5)はその全長に亘る一体品であるため、
その内径寸法を脚管(1)の外径寸法と合致させる時に
は、円滑に套嵌させることができず、その内径寸法を脚
管(1)の外径寸法よりも必らず大きく設定する必要が
あるからである。
キのない状態に套嵌させることも困難である。蓋し、上
記ベローズ(5)はその全長に亘る一体品であるため、
その内径寸法を脚管(1)の外径寸法と合致させる時に
は、円滑に套嵌させることができず、その内径寸法を脚
管(1)の外径寸法よりも必らず大きく設定する必要が
あるからである。
【0005】更に、仮令ベローズ(5)を脚管(1)の
外周面に套嵌させたとしても、そのベローズ(5)によ
り表出される化粧効果が軽薄・単調であり、テーブル
(T)の外観と調和した高級感や重厚感を発揮させるに
つき、自づと一定の限界がある。又、上記ベローズ
(5)の表面には真空メツキ法により、各種着色カラー
の蒸着膜を付与することができないので、その化粧効果
としての興趣変化にも乏しい。
外周面に套嵌させたとしても、そのベローズ(5)によ
り表出される化粧効果が軽薄・単調であり、テーブル
(T)の外観と調和した高級感や重厚感を発揮させるに
つき、自づと一定の限界がある。又、上記ベローズ
(5)の表面には真空メツキ法により、各種着色カラー
の蒸着膜を付与することができないので、その化粧効果
としての興趣変化にも乏しい。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案はこのような課題
の改良を企図しており、そのためのテーブル支持脚とし
て、第1に一定高さに垂立する金属製の脚管と、その脚
管の開口上端部へ施蓋状態に取付け固定されたテーブル
受け座と、同じく脚管の開口下端部へ施蓋状態に取付け
固定された据付ベース盤と、そのベース盤の周辺部から
垂下する複数の接地調整座と、上記脚管の外周面を全体
的に被覆化粧する複数の硬質な合成樹脂製リングピース
とを備え、その各リングピースの内周面に全体的な放射
対称型として点在分布する複数の芯出し突子を、その先
端部が何れも脚管の外周面と実質上線接触し得る先細り
形態に張り出し形成し、その複数のリングピースを上記
脚管へ嵌脱自在に、且つ全体的な積み重ね状態に套嵌さ
せたことを特徴とし、
の改良を企図しており、そのためのテーブル支持脚とし
て、第1に一定高さに垂立する金属製の脚管と、その脚
管の開口上端部へ施蓋状態に取付け固定されたテーブル
受け座と、同じく脚管の開口下端部へ施蓋状態に取付け
固定された据付ベース盤と、そのベース盤の周辺部から
垂下する複数の接地調整座と、上記脚管の外周面を全体
的に被覆化粧する複数の硬質な合成樹脂製リングピース
とを備え、その各リングピースの内周面に全体的な放射
対称型として点在分布する複数の芯出し突子を、その先
端部が何れも脚管の外周面と実質上線接触し得る先細り
形態に張り出し形成し、その複数のリングピースを上記
脚管へ嵌脱自在に、且つ全体的な積み重ね状態に套嵌さ
せたことを特徴とし、
【0007】第2に、同じく一定高さに垂立する金属製
の脚管と、その脚管の開口上端部へ施蓋状態に取付け固
定されたテーブル受け座と、同じく脚管の開口下端部へ
施蓋状態に圧入一体化されたリングピース受け止め用ブ
ツシユと、そのブツシユの中心部から垂下する1個の接
地調整座と、上記脚管の外周面を全体的に被覆化粧する
複数の硬質な合成樹脂製リングピースとを備え、その各
リングピースの内周面に全体的な放射対称型として点在
分布する複数の芯出し突子を、その先端部が何れも脚管
の外周面と実質上線接触し得る先細り形態に張り出し形
成し、その複数のリングピースを上記脚管へ嵌脱自在
に、且つ全体的な積み重ね状態に套嵌させたことを特徴
とするものである。
の脚管と、その脚管の開口上端部へ施蓋状態に取付け固
定されたテーブル受け座と、同じく脚管の開口下端部へ
施蓋状態に圧入一体化されたリングピース受け止め用ブ
ツシユと、そのブツシユの中心部から垂下する1個の接
地調整座と、上記脚管の外周面を全体的に被覆化粧する
複数の硬質な合成樹脂製リングピースとを備え、その各
リングピースの内周面に全体的な放射対称型として点在
分布する複数の芯出し突子を、その先端部が何れも脚管
の外周面と実質上線接触し得る先細り形態に張り出し形
成し、その複数のリングピースを上記脚管へ嵌脱自在
に、且つ全体的な積み重ね状態に套嵌させたことを特徴
とするものである。
【0008】
【作用】本考案の上記構成によれば、その何れにあって
も複数の硬質な合成樹脂製リングピースを金属製脚管
へ、嵌脱自在に且つ全体的な積み重ね状態として套嵌さ
せることにより、その脚管の外周面を被覆化粧するよう
になっているため、脚管の高さ寸法が区々に相違変化し
たとしても、そのリングピースの使用個数を増減させる
だけで、極めて容易に対応することができるのであり、
互換性と量産性に優れる。
も複数の硬質な合成樹脂製リングピースを金属製脚管
へ、嵌脱自在に且つ全体的な積み重ね状態として套嵌さ
せることにより、その脚管の外周面を被覆化粧するよう
になっているため、脚管の高さ寸法が区々に相違変化し
たとしても、そのリングピースの使用個数を増減させる
だけで、極めて容易に対応することができるのであり、
互換性と量産性に優れる。
【0009】又、各リングピースの内周面には複数の芯
出し突子が、その全体的な放射対称分布型として、しか
も脚管の外周面と実質上線接触し得る先細り形態に張り
出し形成されているため、その各リングピースが文字通
りに別個独立していることとも相俟って、これらを脚管
へすばやく円滑に套嵌させることができ、その作業性に
も優れる。
出し突子が、その全体的な放射対称分布型として、しか
も脚管の外周面と実質上線接触し得る先細り形態に張り
出し形成されているため、その各リングピースが文字通
りに別個独立していることとも相俟って、これらを脚管
へすばやく円滑に套嵌させることができ、その作業性に
も優れる。
【0010】そして、その脚管へ套嵌させた状態のもと
では、各リングピースの内周面から張り出す芯出し突子
の先端部が、脚管の外周面と実質上線接触するために、
その脚管とリングピースとの相互間にガタツキが発生せ
ず、上記芯出し突子の複数が全体的な放射対称型に点在
分布されていることとも相俟って、そのリングピースの
複数は自づと脚管の垂直中心線上に整合位置することと
なり、優美な化粧効果を与えることができる。
では、各リングピースの内周面から張り出す芯出し突子
の先端部が、脚管の外周面と実質上線接触するために、
その脚管とリングピースとの相互間にガタツキが発生せ
ず、上記芯出し突子の複数が全体的な放射対称型に点在
分布されていることとも相俟って、そのリングピースの
複数は自づと脚管の垂直中心線上に整合位置することと
なり、優美な化粧効果を与えることができる。
【0011】更に、その化粧効果は各リングピースの外
周面に対して、ゴールドやシルバー、ブラツク、ホワイ
ト、その他の各種着色カラーを備えた蒸着膜も付与する
ことにより、ますます向上させることができる。
周面に対して、ゴールドやシルバー、ブラツク、ホワイ
ト、その他の各種着色カラーを備えた蒸着膜も付与する
ことにより、ますます向上させることができる。
【0012】
【実施例】以下、図面に基いて本考案の具体的構成を詳
述すると、そのテーブル支持脚の基本実施例を表わした
図1〜3において、(11)は定寸にカツトされた金属
丸パイプ材から成る脚管であり、その一定高さに垂立す
る開口上端部には、インサートプレート(12)が溶接
一体化されている。(13)そのインサートプレート
(12)の中心部に開口されたボルト受け入れ孔であ
り、これと合致連通する固定ナツト(14)が、そのイ
ンサートプレート(12)の下面に溶接されてもいる。
述すると、そのテーブル支持脚の基本実施例を表わした
図1〜3において、(11)は定寸にカツトされた金属
丸パイプ材から成る脚管であり、その一定高さに垂立す
る開口上端部には、インサートプレート(12)が溶接
一体化されている。(13)そのインサートプレート
(12)の中心部に開口されたボルト受け入れ孔であ
り、これと合致連通する固定ナツト(14)が、そのイ
ンサートプレート(12)の下面に溶接されてもいる。
【0013】(T)は木質系のテーブル、(15)はそ
のテーブル受け座であって、金属板材から中心部が下方
へ張り出す截頭円錐型に塑性加工されており、その中心
部に開口するボルト受け入れ孔(16)から上記インサ
ートプレート(12)のボルト受け入れ孔(13)を経
て、そのプレート(12)に付属する固定ナツト(1
4)へ螺入締結される貫通ボルト(17)によって、テ
ーブル受け座(15)が脚管(11)の開口上端部へ施
蓋状態に取付け一体化されている。
のテーブル受け座であって、金属板材から中心部が下方
へ張り出す截頭円錐型に塑性加工されており、その中心
部に開口するボルト受け入れ孔(16)から上記インサ
ートプレート(12)のボルト受け入れ孔(13)を経
て、そのプレート(12)に付属する固定ナツト(1
4)へ螺入締結される貫通ボルト(17)によって、テ
ーブル受け座(15)が脚管(11)の開口上端部へ施
蓋状態に取付け一体化されている。
【0014】その取付状態では図2から明白なように、
貫通ボルト(17)の頭部がテーブル(T)の下面から
沈没している。そして、上記テーブル受け座(15)は
テーブル(T)の下面に接合され、且つその周辺部にお
いて複数の木ネジ(18)により、テーブル(T)へ取
付け固定されることとなる。尚、その木ネジ(18)が
テーブル(T)の上面から露出しないこと、言うまでも
ない。
貫通ボルト(17)の頭部がテーブル(T)の下面から
沈没している。そして、上記テーブル受け座(15)は
テーブル(T)の下面に接合され、且つその周辺部にお
いて複数の木ネジ(18)により、テーブル(T)へ取
付け固定されることとなる。尚、その木ネジ(18)が
テーブル(T)の上面から露出しないこと、言うまでも
ない。
【0015】他方、(19)は上記脚管(11)の開口
下端部に溶接一体化された別なインサートプレートであ
り、その中心部にはボルト受け入れ孔(20)が開口形
成されていると共に、これと合致連通する固定ナツト
(21)が、そのプレート(19)の上面に溶接されて
もいる。
下端部に溶接一体化された別なインサートプレートであ
り、その中心部にはボルト受け入れ孔(20)が開口形
成されていると共に、これと合致連通する固定ナツト
(21)が、そのプレート(19)の上面に溶接されて
もいる。
【0016】又、(22)はフロアーへの据付ベース盤
であって、金属板材から中心部が上方への張り出し状態
に塑性変形された接地台(23)と、その接地台(2
3)へ溶接により被着一体化された化粧カバー(24)
とから成る。(25)はその据付ベース盤(22)の中
心部に開口されたボルト受け入れ孔であり、ここから上
記インサートプレート(19)のボルト受け入れ孔(2
0)を経て、そのプレート(19)に付属する固定ナツ
ト(21)へ螺入締結される貫通ボルト(26)によっ
て、据付ベース盤(22)が脚管(11)の開口下端部
へやはり施蓋状態に取付け固定されている。
であって、金属板材から中心部が上方への張り出し状態
に塑性変形された接地台(23)と、その接地台(2
3)へ溶接により被着一体化された化粧カバー(24)
とから成る。(25)はその据付ベース盤(22)の中
心部に開口されたボルト受け入れ孔であり、ここから上
記インサートプレート(19)のボルト受け入れ孔(2
0)を経て、そのプレート(19)に付属する固定ナツ
ト(21)へ螺入締結される貫通ボルト(26)によっ
て、据付ベース盤(22)が脚管(11)の開口下端部
へやはり施蓋状態に取付け固定されている。
【0017】(27)はその据付ベース盤(22)にお
ける接地台(23)の周辺部から垂下する複数の接地調
整座であって、頭付きのボルトから具体化されており、
これを下方から進退操作することによって、テーブル据
付け上の水平度を調整し得るようになっている。その接
地調整座(27)の複数が全体的な放射対称分布型に配
置されていること、勿論である。
ける接地台(23)の周辺部から垂下する複数の接地調
整座であって、頭付きのボルトから具体化されており、
これを下方から進退操作することによって、テーブル据
付け上の水平度を調整し得るようになっている。その接
地調整座(27)の複数が全体的な放射対称分布型に配
置されていること、勿論である。
【0018】更に、(28)は上記脚管(11)の外周
面を全体的に被覆化粧する複数のリングピースであり、
ABS樹脂やその他の硬質な合成樹脂材から、次の通り
に射出成形されている。即ち、その各リングピース(2
8)は図4、5に抽出する通り、上記脚管(11)の断
面形状と対応する一定厚み(t)の円環形態をなし、且
つその内径寸法(s)が脚管(11)の外径寸法(d)
よりも一定量(w)だけ大きく設定されている。
面を全体的に被覆化粧する複数のリングピースであり、
ABS樹脂やその他の硬質な合成樹脂材から、次の通り
に射出成形されている。即ち、その各リングピース(2
8)は図4、5に抽出する通り、上記脚管(11)の断
面形状と対応する一定厚み(t)の円環形態をなし、且
つその内径寸法(s)が脚管(11)の外径寸法(d)
よりも一定量(w)だけ大きく設定されている。
【0019】しかも、各リングピース(28)の内周面
からは複数の芯出し突子(29)が、その全体的な放射
対称分布型として張り出されていると共に、その突子
(29)の先端部が何れも脚管(11)の外周面と実質
上線接触し得る先細り形態に造形されてもいる。各芯出
し突子(29)が上記一定量(w)にほぼ相当する長さ
分だけ、求心方向へ連続一体に張り出されているわけで
ある。
からは複数の芯出し突子(29)が、その全体的な放射
対称分布型として張り出されていると共に、その突子
(29)の先端部が何れも脚管(11)の外周面と実質
上線接触し得る先細り形態に造形されてもいる。各芯出
し突子(29)が上記一定量(w)にほぼ相当する長さ
分だけ、求心方向へ連続一体に張り出されているわけで
ある。
【0020】その場合、図4、5では各芯出し突子(2
9)の先細り形態として、平面視の円弧型を示している
が、脚管(11)の外周面と実質的に線接触し得る限
り、その丸味を帯びた円弧型に代る尖鋭な山型やその他
に造形しても良い。又、その芯出し突子(29)の合計
4個を張り出し形成しているが、全体的な放射対称型に
点在分布されるならば、その4個に限らない。
9)の先細り形態として、平面視の円弧型を示している
が、脚管(11)の外周面と実質的に線接触し得る限
り、その丸味を帯びた円弧型に代る尖鋭な山型やその他
に造形しても良い。又、その芯出し突子(29)の合計
4個を張り出し形成しているが、全体的な放射対称型に
点在分布されるならば、その4個に限らない。
【0021】(30)は上記リングピース(28)又は
その内周面から張り出す芯出し突子(29)に、少なく
とも向かい合う一対として且つ上下方向への貫通状態に
穿設されたワイヤー受け入れ孔であり、ここに図6、7
のようなリングピース保持用ワイヤー(31)を挿入係
止させることによって、そのリングピース(28)の表
面にゴールドやシルバー、ブラツク、ホワイトなどの各
種着色カラーを備えた蒸着膜(32)を真空メツキでき
るようになっている。
その内周面から張り出す芯出し突子(29)に、少なく
とも向かい合う一対として且つ上下方向への貫通状態に
穿設されたワイヤー受け入れ孔であり、ここに図6、7
のようなリングピース保持用ワイヤー(31)を挿入係
止させることによって、そのリングピース(28)の表
面にゴールドやシルバー、ブラツク、ホワイトなどの各
種着色カラーを備えた蒸着膜(32)を真空メツキでき
るようになっている。
【0022】このような真空メツキによる各種着色カラ
ーの蒸着膜(32)を、リングピース(28)の表面に
被着させるならば、上記テーブル(T)の外観と調和し
た興趣変化に富む化粧効果を得られる点で、ますます有
益であると言える。
ーの蒸着膜(32)を、リングピース(28)の表面に
被着させるならば、上記テーブル(T)の外観と調和し
た興趣変化に富む化粧効果を得られる点で、ますます有
益であると言える。
【0023】図4、5では各芯出し突子(29)の厚み
を、リングピース(28)自身の上記した一定厚み
(t)と一致させているが、図8、9の変形例から明白
なように、これをリングピース(28)自身の一定厚み
(t)よりも薄肉として、その内周面の下段位置や上段
位置、中段位置などから局部的に求心方向へ張り出して
も良い。
を、リングピース(28)自身の上記した一定厚み
(t)と一致させているが、図8、9の変形例から明白
なように、これをリングピース(28)自身の一定厚み
(t)よりも薄肉として、その内周面の下段位置や上段
位置、中段位置などから局部的に求心方向へ張り出して
も良い。
【0024】何れにしても、このようなリングピース
(28)の複数は、図10から示唆される通り、脚管
(11)の開口上端部へテーブル受け座(15)を取付
け固定する前に、その脚管(11)へ上方から落し込む
如く、順次積み重ね状態に套嵌されるのであり、これに
よって脚管(11)の外周面を全体的に被覆化粧する。
(28)の複数は、図10から示唆される通り、脚管
(11)の開口上端部へテーブル受け座(15)を取付
け固定する前に、その脚管(11)へ上方から落し込む
如く、順次積み重ね状態に套嵌されるのであり、これに
よって脚管(11)の外周面を全体的に被覆化粧する。
【0025】その際、各リングピース(28)の内周面
はその全体として脚管(11)の外周面と接触作用せ
ず、放射対称型に点在分布する芯出し突子(29)の先
端部と実質上線接触するにとどまるため、上記脚管(1
1)へ套嵌させる作業を極めて軽快に能率良く行なえる
こととなり、又それにも拘らず一旦套嵌させた状態のも
とでは、上記芯出し突子(29)によって脚管(11)
とリングピース(28)との相互間に発生しやすいガタ
ツキが予防され、そのリングピース(28)の複数が悉
く脚管(11)の垂直中心線上に整合位置して、極めて
安定な積み重ね状態に保たれるのである。
はその全体として脚管(11)の外周面と接触作用せ
ず、放射対称型に点在分布する芯出し突子(29)の先
端部と実質上線接触するにとどまるため、上記脚管(1
1)へ套嵌させる作業を極めて軽快に能率良く行なえる
こととなり、又それにも拘らず一旦套嵌させた状態のも
とでは、上記芯出し突子(29)によって脚管(11)
とリングピース(28)との相互間に発生しやすいガタ
ツキが予防され、そのリングピース(28)の複数が悉
く脚管(11)の垂直中心線上に整合位置して、極めて
安定な積み重ね状態に保たれるのである。
【0026】次に、図11、12は図1〜3に対応する
本考案の変形実施例を示しており、これではその脚管
(11)が金属角パイプ材から作成されているため、こ
のような場合には各リングピース(28)としても、図
13、14から明白なように、その断面形状と対応する
角環形態を採用して、その内周面から張り出す複数の芯
出し突子(29)を脚管(11)の外周面へ、やはり実
質上線接触し得るように保つのである。
本考案の変形実施例を示しており、これではその脚管
(11)が金属角パイプ材から作成されているため、こ
のような場合には各リングピース(28)としても、図
13、14から明白なように、その断面形状と対応する
角環形態を採用して、その内周面から張り出す複数の芯
出し突子(29)を脚管(11)の外周面へ、やはり実
質上線接触し得るように保つのである。
【0027】更に、図15は図1の15−15線に沿う
部分拡大断面図であるが、このテーブル支持脚では上記
基本実施例の据付ベース盤(22)が存在せず、その代
りとして脚管(11)の開口下端部からリングピース
(28)を受け止めるブツシユ(33)が、やはり施蓋
状態に圧入一体化されていると共に、その中心部から1
個の接地調整座(27)が垂下されている。そして、こ
のようなテーブル支持脚の脚管(11)でも、その外周
面を上記したリングピース(28)によって被覆化粧し
得るのであり、本考案の範疇に属する。
部分拡大断面図であるが、このテーブル支持脚では上記
基本実施例の据付ベース盤(22)が存在せず、その代
りとして脚管(11)の開口下端部からリングピース
(28)を受け止めるブツシユ(33)が、やはり施蓋
状態に圧入一体化されていると共に、その中心部から1
個の接地調整座(27)が垂下されている。そして、こ
のようなテーブル支持脚の脚管(11)でも、その外周
面を上記したリングピース(28)によって被覆化粧し
得るのであり、本考案の範疇に属する。
【0028】尚、図11〜15の各種変形実施例におけ
るその他の構成は、図1〜10の基本実施例と実質的に
同一であるため、その図11〜15に図1〜10との対
応符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略す
る。
るその他の構成は、図1〜10の基本実施例と実質的に
同一であるため、その図11〜15に図1〜10との対
応符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略す
る。
【0029】
【考案の効果】以上のように、本考案に係るテーブルの
支持脚では、その構成上一定高さに垂立する金属製の脚
管(11)と、その脚管(11)の開口上端部へ施蓋状
態に取付け固定されたテーブル受け座(15)と、同じ
く脚管(11)の開口下端部へ施蓋状態に取付け固定さ
れた据付ベース盤(22)と、そのベース盤(22)の
周辺部から垂下する複数の接地調整座(27)と、上記
脚管(11)の外周面を全体的に被覆化粧する複数の硬
質な合成樹脂製リングピース(28)とを備え、その各
リングピース(28)の内周面に全体的な放射対称型と
して点在分布する複数の芯出し突子(29)を、その先
端部が何れも脚管(11)の外周面と実質上線接触し得
る先細り形態に張り出し形成し、その複数のリングピー
ス(28)を上記脚管(11)へ嵌脱自在に、且つ全体
的な積み重ね状態に套嵌させてあるため、冒頭に述べた
従来技術の課題を容易に完全解決できる効果がある。
支持脚では、その構成上一定高さに垂立する金属製の脚
管(11)と、その脚管(11)の開口上端部へ施蓋状
態に取付け固定されたテーブル受け座(15)と、同じ
く脚管(11)の開口下端部へ施蓋状態に取付け固定さ
れた据付ベース盤(22)と、そのベース盤(22)の
周辺部から垂下する複数の接地調整座(27)と、上記
脚管(11)の外周面を全体的に被覆化粧する複数の硬
質な合成樹脂製リングピース(28)とを備え、その各
リングピース(28)の内周面に全体的な放射対称型と
して点在分布する複数の芯出し突子(29)を、その先
端部が何れも脚管(11)の外周面と実質上線接触し得
る先細り形態に張り出し形成し、その複数のリングピー
ス(28)を上記脚管(11)へ嵌脱自在に、且つ全体
的な積み重ね状態に套嵌させてあるため、冒頭に述べた
従来技術の課題を容易に完全解決できる効果がある。
【0030】つまり、本考案では複数の硬質な合成樹脂
製リングピース(28)を金属製脚管(11)へ、嵌脱
自在に且つ全体的な積み重ね状態として套嵌させること
により、その脚管(11)の外周面を被覆化粧するよう
になっているため、脚管(11)の高さ寸法が区々に相
違変化したとしても、そのリングピース(28)の使用
個数を増減させるだけで、極めて容易に対応することが
できるのであり、互換性と量産性に著しく優れる。
製リングピース(28)を金属製脚管(11)へ、嵌脱
自在に且つ全体的な積み重ね状態として套嵌させること
により、その脚管(11)の外周面を被覆化粧するよう
になっているため、脚管(11)の高さ寸法が区々に相
違変化したとしても、そのリングピース(28)の使用
個数を増減させるだけで、極めて容易に対応することが
できるのであり、互換性と量産性に著しく優れる。
【0031】又、各リングピース(28)の内周面には
複数の芯出し突子(29)が、その全体的な放射対称分
布型として、且つ脚管(11)の外周面と実質上線接触
し得る先細り形態に張り出し形成されているため、その
各リングピース(28)が文字通りに別個独立している
ことと相俟って、これらを脚管(11)へすばやく円滑
に套嵌させることができ、その作業性にも優れる。
複数の芯出し突子(29)が、その全体的な放射対称分
布型として、且つ脚管(11)の外周面と実質上線接触
し得る先細り形態に張り出し形成されているため、その
各リングピース(28)が文字通りに別個独立している
ことと相俟って、これらを脚管(11)へすばやく円滑
に套嵌させることができ、その作業性にも優れる。
【0032】しかも、その脚管(11)へ套嵌させた状
態のもとでは、各リングピース(28)の内周面から張
り出す芯出し突子(29)の先端部が、脚管(11)の
外周面と実質上線接触するために、その脚管(11)と
リングピース(28)との相互間にガタツキが発生せ
ず、上記芯出し突子(29)の複数が全体的な放射対称
型に点在分布されていることとも相俟って、そのリング
ピース(28)の複数は自づと脚管(11)の垂直中心
線上に整合位置することとなり、その套嵌状態として頗
る安定すると共に優美な化粧効果を与えることができ
る。
態のもとでは、各リングピース(28)の内周面から張
り出す芯出し突子(29)の先端部が、脚管(11)の
外周面と実質上線接触するために、その脚管(11)と
リングピース(28)との相互間にガタツキが発生せ
ず、上記芯出し突子(29)の複数が全体的な放射対称
型に点在分布されていることとも相俟って、そのリング
ピース(28)の複数は自づと脚管(11)の垂直中心
線上に整合位置することとなり、その套嵌状態として頗
る安定すると共に優美な化粧効果を与えることができ
る。
【0033】そして、このような諸効果は請求項2の構
成でも、全く同様に達成することができる。特に、請求
項3の構成を採用するならば、各リングピース(28)
の表面に付与される各種着色カラーの蒸着膜(32)に
よって、脚管(11)をますます優美に化粧できると共
に、テーブル(T)と調和した興趣変化も容易に与え得
る効果がある。
成でも、全く同様に達成することができる。特に、請求
項3の構成を採用するならば、各リングピース(28)
の表面に付与される各種着色カラーの蒸着膜(32)に
よって、脚管(11)をますます優美に化粧できると共
に、テーブル(T)と調和した興趣変化も容易に与え得
る効果がある。
【図1】本考案に係る基本実施例の使用状態を示す側面
図である。
図である。
【図2】図1の2−2線に沿う拡大断面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】リングピースを抽出して示す拡大平面図であ
る。
る。
【図5】図4の5−5線断面図である。
【図6】図4に対応するリングピースの変形実施例を示
す平面図である。
す平面図である。
【図7】図6の7−7線断面図である。
【図8】図4に対応するリングピースの別な変形実施例
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図9】図8の9−9線断面図である。
【図10】脚管に対するリングピースの套嵌作用過程を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図11】図1に対応するテーブル支持脚の変形実施例
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図12】図11の12−12線断面図である。
【図13】図11のテーブル支持脚に使用するリングピ
ースの拡大平面図である。
ースの拡大平面図である。
【図14】図13の14−14線断面図である。
【図15】図1の15−15線断面図である。
【図16】従来のテーブル支持脚を示す側面図である。
【図17】図16のベローズを抽出して示す部分拡大断
面図である。
面図である。
(11)・脚管 (15)・テーブル受け座 (22)・据付ベース盤 (27)・接地調整座 (28)・リングピース (29)・芯出し突子 (30)・ワイヤー受け入れ孔 (31)・リングピース保持用ワイヤー (32)・蒸着膜 (33)・ブツシユ
Claims (3)
- 【請求項1】一定高さに垂立する金属製の脚管(11)
と、 その脚管(11)の開口上端部へ施蓋状態に取付け固定
されたテーブル受け座(15)と、 同じく脚管(11)の開口下端部へ施蓋状態に取付け固
定された据付ベース盤(22)と、 そのベース盤(22)の周辺部から垂下する複数の接地
調整座(27)と、 上記脚管(11)の外周面を全体的に被覆化粧する複数
の硬質な合成樹脂製リングピース(28)とを備え、 その各リングピース(28)の内周面に全体的な放射対
称型として点在分布する複数の芯出し突子(29)を、
その先端部が何れも脚管(11)の外周面と実質上線接
触し得る先細り形態に張り出し形成し、 その複数のリングピース(28)を上記脚管(11)へ
嵌脱自在に、且つ全体的な積み重ね状態に套嵌させたこ
とを特徴とするテーブルの支持脚。 - 【請求項2】一定高さに垂立する金属製の脚管(11)
と、 その脚管(11)の開口上端部へ施蓋状態に取付け固定
されたテーブル受け座(15)と、 同じく脚管(11)の開口下端部へ施蓋状態に圧入一体
化されたリングピース受け止め用ブツシユ(33)と、 そのブツシユ(33)の中心部から垂下する1個の接地
調整座(27)と、 上記脚管(11)の外周面を全体的に被覆化粧する複数
の硬質な合成樹脂製リングピース(28)とを備え、 その各リングピース(28)の内周面に全体的な放射対
称型として点在分布する複数の芯出し突子(29)を、
その先端部が何れも脚管(11)の外周面と実質上線接
触し得る先細り形態に張り出し形成し、 その複数のリングピース(28)を上記脚管(11)へ
嵌脱自在に、且つ全体的な積み重ね状態に套嵌させたこ
とを特徴とするテーブルの支持脚。 - 【請求項3】各リングピース(28)の表面に、ゴール
ドやシルバー、ブラツク、ホワイトなどの各種着色カラ
ーを備えた蒸着膜(32)を真空メツキすると共に、 そのメツキ作業用のリングピース保持用ワイヤー(3
1)を挿入係止させるべきワイヤー受け入れ孔(30)
を、各リングピース(28)又はその芯出し突子(2
9)に少なくとも向かい合う一対として、且つ上下方向
への貫通状態に穿設したことを特徴とする請求項1又は
2記載のテーブルの支持脚。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3610291U JPH0642505Y2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | テーブルの支持脚 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3610291U JPH0642505Y2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | テーブルの支持脚 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0611533U JPH0611533U (ja) | 1994-02-15 |
JPH0642505Y2 true JPH0642505Y2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=12460407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3610291U Expired - Lifetime JPH0642505Y2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | テーブルの支持脚 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642505Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-19 JP JP3610291U patent/JPH0642505Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0611533U (ja) | 1994-02-15 |
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