JPH0642235Y2 - 放射線防護用コートのベルト装置 - Google Patents

放射線防護用コートのベルト装置

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JPH0642235Y2
JPH0642235Y2 JP5377088U JP5377088U JPH0642235Y2 JP H0642235 Y2 JPH0642235 Y2 JP H0642235Y2 JP 5377088 U JP5377088 U JP 5377088U JP 5377088 U JP5377088 U JP 5377088U JP H0642235 Y2 JPH0642235 Y2 JP H0642235Y2
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JP
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waist
coat
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narrow
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JP5377088U
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JPH01156497U (ja
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忠志 藤沼
▲しょう▼治 田村
康夫 井尻
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は病院等の放射線室において、放射線から身体内
部を保護するために医師あるいは看護婦等が装着する放
射線防護用コートのベルト装置に関する。
(従来技術及びその課題) この種放射線防護用コートは、散乱放射線等多方向から
の放射線から身体内部を保護するために、身体胴体部の
全周、特に前面と背面を共に覆うように形成されてお
り、肩掛部により両肩に支持されるようになっている。
ところがコート形はエプロン形等に比べて表面積が広く
て重いので、肩の疲労が大きく、長時間の着用には適さ
ない。
(考案の目的) 本考案の目的は、ベルト装置の装着により腰部で重量の
一部を負担できるようにして、軽量感を出すと共に疲労
の軽減を図り、かつ装着者の活動性及び装着作業の容易
性の向上を図ることである。
(目的を達成するた目の技術的手段) 上記目的を達成するために本考案は、身体腰部付近のコ
ート本体背面に当てられる上下方向幅が拾い幅広ベルト
部材と、該幅広ベルト部材の両端部に一体に連結される
と共に上下幅が狭くかつ腰部の前側へと回しうる左右1
対の幅狭ベルト部材を有し、幅広ベルト部材には横方向
に伸縮自在なゴムバンド部を介在させ、両幅狭ベルト部
材には互いに着脱自在な止め具を設けている。
(作用) 腰回りを締め付けるバンド装置を備えていることによ
り、腰部で重量の一部を負担し、軽量感が出ると共に疲
労が軽減される。
ベルト装置の後側のベルト部材を上下方向に幅広くして
いることにより、重量を腰部分の広い部分に分散でき、
腰の一部への局所的な重量集中がない。
前側のベルト部材を幅狭に形成していることにより、バ
ックル等の着脱も楽であり、しかも前屈み動作あるいは
着座動作等の邪魔にならず、活動性がよい。
ゴムバンド部の伸縮によりある程度の長さを自由に自動
的に調節でき、腰回りの大きさが多少ちがう人であれ
ば、ベルトの長さ調節なしに身体にフィットする。また
各種動作に伴ってゴムバンド部が伸縮し、活動性が一層
よくなる。
(実施例) まずコート地の構造の一例を説明すると、第2図におい
て、可撓性のある放射線遮蔽用含鉛ゴムシート1が複数
枚重ね合わされ、それらの両側に外生地2a、2bが配置さ
れている。外生地2a、2bとしては、ポリエステル100%
(緯糸挿入トリコット)の基布3に高重合配合塩化ビニ
ル層4をいわゆるビニル引き加工することにより成形さ
れており、装着時に表面側にくる外生地2aはビニル層4
が表面側にくるように構成され、身体側にくる外生地2b
は基布3が内側(身体側)にくるように構成されてい
る。外生地2a、2bと含鉛ゴムシート1とは、その外周縁
に沿って例えば縫製により結合されている。
上記のような縦断面を有するコート本体Sは、第1図の
ように身体胴体部、例えば胸部から腰部及び臀部をぐる
りと取り囲むように形成され、上端部に1対の肩掛部15
が一体に形成されている。該コート本体Sは背面部12が
開くようになっており、この背面部12同志を重ねて雄雌
型の布ファスーナ部材16、17により閉じることができる
ようになっている。表面側にくる背面部12の裏面には例
えば雄形布ファスナー部材16が形成され、内側にくる背
面部12の表面側には雌形布ファスナー部材17が形成され
ている。
身体腰部に対応する上下方向の中間部位でかつ側方部分
には、上下方向に等間隔を隔てて例えば4個のベルト固
定用ボタンワッシャ22が設けられており、このボタンワ
ッシャ22にベルト装置20のスナップボタン21が固定され
る。スナップボタン21は上下方向に等間隔を隔てて3個
形成されており、前記ボタンワッシャ22に対して上下2
段階に位置調整できるようになっている。
ベルト装置20は身体腰部に対応するコート本体背面に当
てられる幅広ベルト部材25と、該幅広ベルト部材25の左
右両端部に縫い付けられてコート前面へと回しうる第
1、第2幅狭ベルト部材28、29を一体に有している。幅
広ベルト部材25の上下方向幅は例えば15cm程度であり、
幅狭ベルト部材28、29の上下方向幅は5cm程度である。
幅広ベルト部材25には横方向の中間部に幅広ベルト部材
25と同じ上下幅のゴムバンド部26が一体に設けられてお
り、該ゴムバンド部26は横方向に伸縮自在である。幅広
ベルト部材25の両端部はそれぞれ両端縁側にゆくに従い
狭くなり、両端縁では幅狭ベルト部材28、29と略同じ幅
にまでなっている。
第1幅狭ベルト部材28の先端部には、プラスチック製の
雌型バックル部材(止め具)31が固着され、第2幅狭ベ
ルト部材29には雄型バックル部材(止め具)32がベルト
長さ調節自在に取り付けられている。
第3図は第1、第2幅狭ベルト部材28、29の断面構造で
あり、前述の第2図の外生地と同様の外生地2cが使用さ
れており、ポリエステル100%(緯糸挿入トリコット)
の基布3側が内側にくるような2つ折り構造であって、
高重合配合塩化ビニル層4が表裏両面にきており、周囲
が縫い合わされている。
第6図はバックル部分の水平断面図であり、第1幅狭ベ
ルト部材28の先端部はリング状に形成されており、着脱
不能に雌型バックル部材31に引っ掛けられている。第2
幅狭ベルト部材29は雄型バックル部材32の溝部35に挿通
されると共にピン36に掛けられて折り返され、再び溝35
を通過して外部へと引き出され、さらにリング状のガイ
ド38に挿通されている。雄形バックル部材32は撓み自在
な前方傾斜状の突起部42を一体に備えている。一方雌形
バックル部材31には挿通溝40と係合用窓孔41が形成され
ている。即ち雄形バックル部材32を溝40に差し込むこと
により突起部42が自動的に窓孔41の端縁に係合し、抜く
時には突起部42を外側へと押し込んで抜くようになって
いる。
最初にベルトを締め付ける場合には、第1図のベルト装
置20のスナップボタン21をコート本体Sのボタンワッシ
ャ22に止める。この時腰の高さに合うように上側3つあ
るいは下側3つのボタンワッシャ22を選択する。そして
第1、第2幅狭ベルト部材28、29を前側へと回し、第4
図のようにバックル部材31、32を連結する。また第2ベ
ルト部材29の長さ調節により、腰回りの大きさに合わせ
て、締め付け具合を調節する。第5図は締付時の背面図
である。
コートを脱ぐ時にはバックル部材31、32のみを外すこと
によりベルト装置20を外す。従って再度同じ人が装着す
る場合あるいは略同じ腰回りの人が装着する場合にも、
バックル部材31、32の脱着だけでよい。さらに多少腰回
りの大きさが異なる人が着る場合でも後面のゴムバンド
部26の伸縮により自動的に身体にフィットする。
また前屈みあるいは着座動作等を行なう場合には、上記
動作に従ってゴムバンド部26が伸縮する。
(別の実施例) (1)幅広いルト部材全体をゴムバンド部で構成するこ
ともできる。
(2)第7図は止め具の変形例であり、ベルト長さを調
節するために、一方の幅狭いベルト部材28に雄雌型の布
ファスナー部材45、46を設けた例である。多数のフック
状突起部を有する雄形布ファスナー部材45を一方の幅狭
ベルト部材28の先端部の表面部分に形成し、残りの表面
部分には多数の輪状突起を有する雌形布ファスナー部材
46を設けている。
(1)第1、第2幅狭ベルト部材28、29を左右逆に備え
る構造でもよい。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によると: (1)エプロン式の防護用服に比べて重量の大きい放射
線防護用コートにおいて、腰部を締め付けるベルト装置
20を備えているので、腰部で重量の一部を負担し、軽量
感が出ると共に疲労が軽減される。
(2)ベルト装置20の後側のベルト部材25を上下方向に
幅広く形成していることにより、重量を腰部分の広い部
分に分散でき、腰の一部への局所的な重量の集中がな
く、局所的な疲労が生じにくい。
(3)前側のベルト部材28、29を幅狭に形成しているこ
とにより、バックル等の着脱が楽である。
(4)多少腰まわりの大きさが異なる人が着用しても、
伸縮自在なゴムバンド部26により腰にフィットするの
で、複数の人が併用する放射線防護用コートとして最適
である。
(5)前屈みあるいは着座等の動作時にゴムバンド部26
が自動的に伸縮して追従し、しかも前側のベルト部材2
8、29を幅狭くしているので、上記動作がし易く、活動
性がよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用したベルト装置を取り外した状態
で示す放射線防護用コートの背面図、第2図はコート本
体の縦断面拡大分解図、第3図はベルト部材の縦断面拡
大分解図、第4図はベルト装置を締め付けた状態の前面
図、第5図はベルト装置を締め付けた状態の背面図、第
6図は止め具部分の水平断面拡大図、第7図は止め具の
変形例を示す水平断面図である。S……コート本体、1
……含鉛ゴムシート、15……肩掛部、25……幅広ベルト
部材、26……ゴムバンド部、28、29……幅狭ベルト部
材、31、32……バックル(止め具の一例)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−64115(JP,U) 実開 昭50−80367(JP,U) 実開 昭57−9823(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】身体胴体部の周囲を囲むと共に肩掛部を有
    するコート本体を、放射線遮蔽用含鉛シートを内蔵する
    材料により形成した放射線防護用コートにおいて、身体
    腰部付近のコート本体背面に当てられる上下方向幅が広
    い幅広ベルト部材と、該幅広ベルト部材の両端部に一体
    に連結されると共に上下幅が狭くかつ腰部の前側へと回
    しうる左右1対の幅狭ベルト部材を有し、幅広ベルト部
    材には横方向に伸縮自在なゴムバンド部を介在させ、両
    幅狭ベルト部材には互いに着脱自在な止め具を設けた放
    射線防護用コートのベルト装置。
JP5377088U 1988-04-21 1988-04-21 放射線防護用コートのベルト装置 Expired - Lifetime JPH0642235Y2 (ja)

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JP5377088U JPH0642235Y2 (ja) 1988-04-21 1988-04-21 放射線防護用コートのベルト装置

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JPH01156497U JPH01156497U (ja) 1989-10-27
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JP4653907B2 (ja) * 2001-06-26 2011-03-16 株式会社マエダ X線防護衣
JP5934971B2 (ja) * 2011-07-01 2016-06-15 国立大学法人 筑波大学 装着式動作補助装置
JP5848990B2 (ja) * 2012-02-01 2016-01-27 日本ヘルスシューズ株式会社 ライフジャケット

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