JPH0641840U - 衝撃式破砕機の衝突板保持装置 - Google Patents

衝撃式破砕機の衝突板保持装置

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JPH0641840U
JPH0641840U JP8337492U JP8337492U JPH0641840U JP H0641840 U JPH0641840 U JP H0641840U JP 8337492 U JP8337492 U JP 8337492U JP 8337492 U JP8337492 U JP 8337492U JP H0641840 U JPH0641840 U JP H0641840U
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collision plate
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JP8337492U
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順四郎 大橋
司 森
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧シリンダロッドの変位ならびに弾性材支
持調整による破砕間隙調整のための調整時間の延引を有
効に防止できる「衝撃式破砕機の衝突板保持装置」を提
供することを目的とする。 【構成】 ケーシング内に配設された回転打撃子の周辺
に一端部をケーシングに枢着して配置された衝突板の他
端部を保持する衝撃式破砕機の衝突板保持装置であっ
て、衝突板の他端部中央付近に取付端が枢着されケーシ
ングを移動自在に貫通した支持筒と、支持筒内には弾性
材を内挿して変位自在とした押し材が嵌装されるととも
に、ケーシングの上部に設けられ油圧シリンダを支持し
安全手段を備えた支持台とからなり、前記油圧シリンダ
のピストンロッドの端部は前記押し材の中央部に接合さ
れたことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、衝撃式破砕機の衝突板保持装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
衝撃式破砕機の破砕性能に影響を与える衝突板と回転打撃子との破砕間隙の調 整ならびに、異物混入時の破砕機への過大負荷防止のための破砕間隙の拡幅と異 物通過後の衝突板の下端部の原位置への復帰移動のために、衝突板の下端部はス プリングを嵌装した支持ロッドとこれに平行した油圧シリンダのピストンロッド との併用によりケーシングに支持されている(実公平4−25228号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この支持ロッドと油圧シリンダのピストンロッドとの併用による衝突板の支持 方式では、これら併用支持装置を衝突板の長さ方向両側部に均等に支持するよう に配設する必要がある。
【0004】 そして、破砕間隙の調整ならびに異物混入時の拡幅と復帰を確実にさせるため の支持ロッドと油圧シリンダロッドとの変位ならびにスプリング支持力の調整は 、それぞれが調整されることもあって調整時間の延引を起す虞れがある。
【0005】 本考案は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、 衝突板の下端部をケーシングに同軸上支持に、しかも平行併用支持を回避できて 、油圧シリンダロッドの変位ならびに弾性材支持調整による破砕間隙調整のため の調整時間の延引を有効に防止できる衝撃式破砕機の衝突板保持装置を提供する ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成させるために、本考案では、ケーシング内に配設された回転 打撃子の周辺に一端部をケーシングに枢着して配置された衝突板の他端部を保持 する衝撃式破砕機の衝突板保持装置であって、衝突板の他端部中央付近に取付端 が枢着されケーシングを移動自在に貫通した支持筒と、支持筒内には弾性材を内 挿して変位自在とした押し材が嵌装されるとともに、ケーシングの上部に設けら れ油圧シリンダを支持し安全手段を備えた支持材とからなり、前記油圧シリンダ のピストンロッドの端部は前記押し材の中央部に接合されたことを特徴とするも のである。
【0007】
【作用】
このようにすれば、破砕間隙の調整時には弾性材の支持力が調整された支持筒 が油圧シリンダの作動のもとで変位されて衝突板の下端部を移動させ破砕間隙を 調整でき、異物混入時には油圧シリンダのピストンロッドは不動状態に保持され て弾性材長さが縮少され支持筒とともに衝突板の下端部が移動されて破砕間隙が 拡幅され、異物通過後には、弾性材長さの復元によって衝突板の下端部が復帰移 動されて破砕間隙の自動復帰が行われる。
【0008】 上記異物混入時にあたり特に過大寸法の異物混入があった場合、弾性材長さが 所定寸法以下までに圧縮、縮少されて、対応する圧縮力により支持台に備えた安 全手段が作動され、上記圧縮力が開放されて、ケーシング、衝撃板、回転打撃子 ならびに衝突板保持装置などの破砕機主要部に損傷が発生されることが回避でき て、寿命を延伸できる。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照にして本考案の実施例について説明する。 図1は、本考案の一実施例を示す衝突板保持装置の縦断面図、図2は、図1に おけるII−II線拡大断面図、図3は、図2における使用状態を示す要部拡大図、 図4は、同弾性材の使用状態を示す説明図である。
【0010】 図1〜4において、10は衝撃式破砕機、12は回転打撃子、20はケーシン グ、22は衝突板、26は衝突板保持装置を夫々しめす。 回転打撃子12は支持板16によって複数の打撃板18が装着され、ケーシン グ20内で主軸14により高速回転される。ケーシング20内には一端部がピン 23により枢着され他端部が支軸24を介して衝突板保持装置26により支持さ れた衝突板22が回転打撃子12の周辺に複数配置されている。22はケーシン グ20の中央上方に設けられた投入口をしめし、この投入口22から砕料は破砕 機10内へ投入される。回転打撃子12の高速回転によって砕料は衝突板22を 指向して跳ね飛ばされて衝突板22と衝突し、再び回転打撃子12を指向する運 動を繰返すことによって材料の衝撃破砕が進行され、前記打撃板18の先端と衝 突板22の先端からなる破砕間隙Gを通過し、さらに、他の衝突板22と回転打 撃子12との間で新たな衝突破砕が進行されて砕製品となり、ケーシング20の 下方に設けられた排出口25から排出される。
【0011】 衝撃破砕機10においては、回転打撃子12の周速による砕料の衝撃破砕のた めの衝撃エネルギーの変化により、砕製品粒度を変化させるとともに、上記破砕 間隙Gの大きさによって過大粒度をもつ材料が破砕間隙Gを通過することを抑止 させている。 衝突板保持装置26は、支持筒34、取付端35、油圧シリンダ28、ピスト ンロッド30、弾性材40、押し材42などからなり、同軸上に構成されている 。
【0012】 取付端35は支持筒34の底部に一体に形成され、支軸24により衝突板22 の他端部ほぼ中央付近に枢着されている。この支持筒34はケーシング20の頂 面に開口された貫通口36内を貫通されて上下移動が自在にされている。38は 、上記貫通部を気密とするためのシール材である。支持筒34内には弾性材40 、例えばコイルばねを内挿した押し材42が嵌装されており、この押し材42の 中央部には前記油圧シリンダ28のピストンロッド30の端部に接合されている 。支持台48は、ケーシング20の上部に設けられるとともに、受台54および これに支持される支持軸52を介して油圧シリンダ28、例えば複動片ロッド形 式のものが垂直方向にかつ、傾動可能にトラニオン支持されている。そして支持 台48の一部には安全手段50、例えばシャーピンなどが備えられている。32 は、ピストンロッド30の表面を保護するために取付けられた保護材である。ま た、46は支持筒34の上端板45に取付けられた調整具であり、押し材42の 頂部に作用させて支持筒34内を変位させ、弾性材40の長さ、すなわち圧縮力 を調整させている。
【0013】 他の実施例として、衝突板22の他端部幅方向に、複数の衝突板保持装置26 が並設されている。このようにすれば衝突板22の幅方向寸法が大きい場合であ っても、衝突板22をケーシングに確実に保持することができて破砕間隙の調整 および異物混入時の拡幅と復帰とを均等に行わせることができる。
【0014】 次に、図4を参照にして作用を説明する。 図4(a)において、弾性材40は自由長さl0 のもとで支持筒34内の押し 材42に内挿されている。
【0015】 図4(b)において、油圧シリンダ28内のピストンロッド30の頂部にある ピストンPは給油により上死点まで位置せられ、調整具46の締付けにより弾性 材40はコイル長さl1 となるように圧縮される。この初期圧縮量Cに伴って初 期圧縮力が発生し、衝突板22の自重による荷重などを負荷しうるようにされて いる。そして、衝突板22の下端部の先端Iと回転打撃子12の先端Bとの間隙 G0 は、未調整状態にされている。
【0016】 図4(c)において、上記未調整状態から作動油を油圧シリンダ28に給油し 、ピストンロッド30を作動させ支持筒34,取付端35の下降とともに、衝突 板22の下端部の先端Iを回転打撃子12の先端Bまで前進移動させ、所定の破 砕間隙G1 が得られるまで調整できて位置決めが終了する。上記破砕間隙G1 の もとで衝撃破砕機10による砕料の衝撃破砕が行われる。上記破砕時には砕料の 衝突により、衝突板22には衝撃荷重が頻繁に作用するが、衝突板22の自重な らびに弾性材40の弾性エネルギーにより緩衝され、衝撃破砕機10の正常運転 が継続される。一方、衝撃破砕機10の砕料中に塊状異物の混入があった場合、 前記破砕間隙G1 を通過するさいに、衝突板22には過大荷重が負荷される。か かる場合においても、油圧シリンダ28のピストンロッド30は油圧により不動 状態に保持されており、上記過大荷重の負荷のもとで弾性材40が圧縮されて破 砕間隙G1 が拡幅され、異物の通過が許容されて、異物通過後、弾性材長さl1 までの復元によって衝撃板22の下端部が復帰移動されて、破砕間隙G1 の自動 復帰が行われ、引続き、正常運転が継続される。
【0017】 図4(d)において、上記異物混入時にあたり特に過大寸法の異物混入があっ た場合、弾性材40のコイル長さが許容される所定寸法lmin で圧縮され破砕間 隙は許容される最大値Gmax まで拡幅されて異物の通過が許容される。しかし乍 ら、異物が通過不能である場合、衝突板22への過大荷重の負荷により破砕間隙 Gmax を超過することとなり、上記荷重は、弾性体40、支持筒34、油圧シリ ンダ28、支持台48へと伝達されて、安全手段50が作動され、上記圧縮荷重 伝達が遮断開放されて、上述の衝突板22の下端部の同軸上支持が自在状態に変 化し、前記異物の通過が許容されるとともに、ケーシング20、衝突板22、回 転打撃子12ならびに保持装置26などの破砕機主要部に損傷が発生されること が回避できて、寿命を延伸させることができる。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、油圧シリンダロッドの変位ならびに弾 性材支持調整による破砕間隙調整のための調整時間の延引を有効に防止でき、異 物混入時の破砕間隙の拡幅と自動復帰とが確実にされて、破砕機主要部に損傷が 発生されることが回避できて、寿命を延伸させることができる等、多大な効果を 奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す衝突板保持装置の縦断
面図
【図2】図1におけるII−II線拡大断面図
【図3】図2における使用状態を示す要部拡大図
【図4】同弾性材の使用状態を示す説明図
【符号の説明】
10 衝撃式破砕機 12 回転打撃子 20 ケーシング 22 衝突板 26 衝突板保持装置 28 油圧シリンダ 30 ピストンロッド 34 支持筒 35 取付端 40 弾性材 42 押し材 48 支持台 50 安全手段

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に配設された回転打撃子の
    周辺に一端部をケーシングに枢着して配置された衝突板
    の他端部を保持する衝撃式破砕機の衝突板保持装置であ
    って、衝突板の他端部中央付近に取付端が枢着されケー
    シングを移動自在に貫通した支持筒と、支持筒内には弾
    性材を内挿して変位自在とした押し材が嵌装されるとと
    もに、ケーシングの上部に設けられ油圧シリンダを支持
    し安全手段を備えた支持台とからなり、前記油圧シリン
    ダのピストンロッドの端部は前記押し材の中央部に接合
    されたことを特徴とする衝撃式破砕機の衝突板保持装
    置。
  2. 【請求項2】 衝突板の他端部幅方向に複数の保持装置
    が並設されたことを特徴とする請求項第1項に記載の衝
    撃式破砕機の衝突板保持装置。
JP1992083374U 1992-11-09 1992-11-09 衝撃式破砕機の衝突板保持装置 Expired - Lifetime JP2569470Y2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58190443U (ja) * 1982-06-15 1983-12-17 宇部興産株式会社 衝撃式破砕機
JPS63111937U (ja) * 1987-01-07 1988-07-19
JPH0425228U (ja) * 1990-06-25 1992-02-28

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