JPH0641549Y2 - 薬液注入ポンプ - Google Patents
薬液注入ポンプInfo
- Publication number
- JPH0641549Y2 JPH0641549Y2 JP1988166574U JP16657488U JPH0641549Y2 JP H0641549 Y2 JPH0641549 Y2 JP H0641549Y2 JP 1988166574 U JP1988166574 U JP 1988166574U JP 16657488 U JP16657488 U JP 16657488U JP H0641549 Y2 JPH0641549 Y2 JP H0641549Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- pump
- stator
- elastic
- pulsation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Measuring Volume Flow (AREA)
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
- External Artificial Organs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、薬液の注入に使用されるチューブ式ローラポ
ンプに関する。
ンプに関する。
〈従来の技術〉 人工透析装置の中には透析液を原液の形で保存し、透析
を行う際、透析液原液を水で希釈し透析液を作り透析を
行うものがある。第4図はこのような装置の薬液注入部
分の概略構成図である。1は希釈水、2は透析液原液、
3は注入ポンプである。注入ポンプには構成が簡単で操
作性が良いことからチューブ式ローラポンプが用いられ
る。
を行う際、透析液原液を水で希釈し透析液を作り透析を
行うものがある。第4図はこのような装置の薬液注入部
分の概略構成図である。1は希釈水、2は透析液原液、
3は注入ポンプである。注入ポンプには構成が簡単で操
作性が良いことからチューブ式ローラポンプが用いられ
る。
第5図はチューブ式ローラポンプの従来例を示す。チュ
ーブ式ローラポンプ3はステータ301、薬液が流れる弾
性チューブ302、ロータ303、このロータの外周に設けら
れた4つのしごき用ローラ304、駆動源(図示せず)か
らの回転をロータ303に伝達するシャフト305から構成さ
れる。2個のローラ304に挟まれたチューブ302における
A部分の断面積は略正弦波状に変化する。このためポン
プの吐出は脈流となる。
ーブ式ローラポンプ3はステータ301、薬液が流れる弾
性チューブ302、ロータ303、このロータの外周に設けら
れた4つのしごき用ローラ304、駆動源(図示せず)か
らの回転をロータ303に伝達するシャフト305から構成さ
れる。2個のローラ304に挟まれたチューブ302における
A部分の断面積は略正弦波状に変化する。このためポン
プの吐出は脈流となる。
このため第4図において希釈水1と透析液原液2とが混
合された直後のB部分では濃度変動が大きく、治療上好
ましくないため混合部の下流に混合タンク4を設け濃度
変動を平滑化している。
合された直後のB部分では濃度変動が大きく、治療上好
ましくないため混合部の下流に混合タンク4を設け濃度
変動を平滑化している。
〈考案が解決しようとする課題〉 従来のチューブ式ローラポンプでは吐出される薬液が脈
流となり濃度変動が大きく、濃度変動を平滑化するため
の混合タンクを設ける必要があり、装置が大型化し、コ
ストアップの原因となっていた。
流となり濃度変動が大きく、濃度変動を平滑化するため
の混合タンクを設ける必要があり、装置が大型化し、コ
ストアップの原因となっていた。
本考案の解決しようとする技術的課題は、吐出量の変動
が小さく、薬液注入に使用した場合、濃度変動が少なく
混合タンクが要らないチューブ式ローラポンプを実現す
ることにある。
が小さく、薬液注入に使用した場合、濃度変動が少なく
混合タンクが要らないチューブ式ローラポンプを実現す
ることにある。
〈課題を解決するための手段〉 この目的を達成するために、本考案は、ステータと、弾
性チューブと、しごき用ローラとを具備する薬液注入ポ
ンプにおいて、 駆動源から回転が伝達されるシャフトにm個のしごき用
ローラを外周に持つロータをn段重ねて略2π/m・n度
ずつ取付角度をずらせて設置されたロータアセンブリ
と、該ロータアセンブリの周囲に同心状に一定隙間を置
いて設置されたステータと、該ステータと前記各ロータ
との間の夫々の前記隙間に装着された弾性チューブを備
え該これらの弾性チューブの液入口側同志及び液出口側
同志が接続され前記液入口側をポンプ入口部とし前記液
出口側をポンプ出口部として使用され前記シャフトの回
転により互いに隣接する弾性チューブから吐出される液
体の脈動に2π/m・n度の位相差を生じさせポンプ出口
部において脈動が平滑化されるようにされたチューブと
を具備したことを特徴とする薬液注入ポンプを構成し
た。
性チューブと、しごき用ローラとを具備する薬液注入ポ
ンプにおいて、 駆動源から回転が伝達されるシャフトにm個のしごき用
ローラを外周に持つロータをn段重ねて略2π/m・n度
ずつ取付角度をずらせて設置されたロータアセンブリ
と、該ロータアセンブリの周囲に同心状に一定隙間を置
いて設置されたステータと、該ステータと前記各ロータ
との間の夫々の前記隙間に装着された弾性チューブを備
え該これらの弾性チューブの液入口側同志及び液出口側
同志が接続され前記液入口側をポンプ入口部とし前記液
出口側をポンプ出口部として使用され前記シャフトの回
転により互いに隣接する弾性チューブから吐出される液
体の脈動に2π/m・n度の位相差を生じさせポンプ出口
部において脈動が平滑化されるようにされたチューブと
を具備したことを特徴とする薬液注入ポンプを構成し
た。
〈作用〉 前記シャフトの回転に伴い前記弾性チューブは前記ロー
タ上のしごき用ローラによってしごかれ内部液が輸送さ
れる。前記各弾性チューブから吐出される液体には脈動
があるが、夫々の脈動は略2π/m・n度の位相差があ
り、これら液体を合流されることによって脈動は平滑化
される。
タ上のしごき用ローラによってしごかれ内部液が輸送さ
れる。前記各弾性チューブから吐出される液体には脈動
があるが、夫々の脈動は略2π/m・n度の位相差があ
り、これら液体を合流されることによって脈動は平滑化
される。
〈実施例〉 第1図は本考案実施例装置を一部切り欠いて示した上面
図、第2図は第1図の本考案実施例装置を一部断面で示
した側面図である。本考案のチューブ式ローラポンプ5
は、駆動源511から回転が伝達されるシャフト512に、外
周に等間隔に複数(本実施例の場合は2個)のしごき用
ローラ513を設けたロータ514を複数段(本実施例の場合
2段)重ね、互いに略2π/m・n(但し、m:各ロータの
しごき用ロータの数、n:ロータの段数)ロータの取付角
度をずらせて(本実施例の場合は90°)、一方のロータ
のローラ間に他方のロータのローラが位置するように設
置したロータアセンブリ510と、ロータアセンブリ510の
周囲に一定間隔置いて設置したステータ520と、ステー
タ520と二つのロータ514との間の夫々の隙に弾性チュー
ブ531,532を装着し、これらチューブの液入口側531a,53
2a同志を接続すると共に、液出口側531b,532b同志を接
続し、前記液入口側の接続部533をポンプ入口部とし、
前記液出口側の接続部534をポンプ出口部としたチュー
ブ530とより構成される。
図、第2図は第1図の本考案実施例装置を一部断面で示
した側面図である。本考案のチューブ式ローラポンプ5
は、駆動源511から回転が伝達されるシャフト512に、外
周に等間隔に複数(本実施例の場合は2個)のしごき用
ローラ513を設けたロータ514を複数段(本実施例の場合
2段)重ね、互いに略2π/m・n(但し、m:各ロータの
しごき用ロータの数、n:ロータの段数)ロータの取付角
度をずらせて(本実施例の場合は90°)、一方のロータ
のローラ間に他方のロータのローラが位置するように設
置したロータアセンブリ510と、ロータアセンブリ510の
周囲に一定間隔置いて設置したステータ520と、ステー
タ520と二つのロータ514との間の夫々の隙に弾性チュー
ブ531,532を装着し、これらチューブの液入口側531a,53
2a同志を接続すると共に、液出口側531b,532b同志を接
続し、前記液入口側の接続部533をポンプ入口部とし、
前記液出口側の接続部534をポンプ出口部としたチュー
ブ530とより構成される。
本考案実施例装置の動作を第3図の動作説明図に従い説
明を行う。チューブ531の液入口側531a及びチューブ532
の液入口側532aより液を供給しロータ514を回転する
と、チューブ531の液出口531b及びチューブ532の液出口
側532bから夫々第3図において点線及び実線で示す脈動
を持った液体が吐出される。しかしこれら脈動には90°
の位相差があり、一方の吐出の谷の部分にもう一方の吐
出のピークが重なっている。このため接続部534におい
てこれらを合流させれば第3図において一点鎖線で示す
ような脈動が平滑化され、流量が2倍のポンプ出力が得
られる。
明を行う。チューブ531の液入口側531a及びチューブ532
の液入口側532aより液を供給しロータ514を回転する
と、チューブ531の液出口531b及びチューブ532の液出口
側532bから夫々第3図において点線及び実線で示す脈動
を持った液体が吐出される。しかしこれら脈動には90°
の位相差があり、一方の吐出の谷の部分にもう一方の吐
出のピークが重なっている。このため接続部534におい
てこれらを合流させれば第3図において一点鎖線で示す
ような脈動が平滑化され、流量が2倍のポンプ出力が得
られる。
〈考案の効果〉 本考案のチューブ式ローラポンプによれば、吐出量の変
動が小さく、薬液注入に際し濃度変動が少なく混合タン
クを使用することなく安定した薬液注入が行える。
動が小さく、薬液注入に際し濃度変動が少なく混合タン
クを使用することなく安定した薬液注入が行える。
第1図は本考案実施例装置を一部切り欠いて示した上面
図、第2図は第1図の本考案実施例装置を一部断面で示
した側面図、第3図は本考案実施例装置の動作説明図、
第4図は従来装置における薬液注入部分の概略構成図、
第5図はチューブ式ローラポンプの従来例を示す側面図
である。 5……チューブ式ローラポンプ、510……ロータアセン
ブリ、511……駆動源、512……シャフト、513……しご
き用ローラ、514……ロータ、520……ステータ、531,53
2……弾性チューブ、531a,532a……液入口側、531b,532
b……液出口側、533,534……接続部
図、第2図は第1図の本考案実施例装置を一部断面で示
した側面図、第3図は本考案実施例装置の動作説明図、
第4図は従来装置における薬液注入部分の概略構成図、
第5図はチューブ式ローラポンプの従来例を示す側面図
である。 5……チューブ式ローラポンプ、510……ロータアセン
ブリ、511……駆動源、512……シャフト、513……しご
き用ローラ、514……ロータ、520……ステータ、531,53
2……弾性チューブ、531a,532a……液入口側、531b,532
b……液出口側、533,534……接続部
Claims (1)
- 【請求項1】ステータと、弾性チューブと、しごき用ロ
ーラとを具備する薬液注入ポンプにおいて、 駆動源から回転が伝達されるシャフトにm個のしごき用
ローラを外周に持つロータをn段重ねて略2π/m・n度
ずつ取付角度をずらせて設置されたロータアセンブリ
と、 該ロータアセンブリの周囲に同心状に一定隙間を置いて
設置されたステータと、 該ステータと前記各ロータとの間の夫々の前記隙間に装
着された弾性チューブを備え該これらの弾性チューブの
液入口側同志及び液出口側同志が接続され前記液入口側
をポンプ入口部とし前記液出口側をポンプ出口部として
使用され前記シャフトの回転により互いに隣接する弾性
チューブから吐出される液体の脈動に2π/m・n度の位
相差を生じさせポンプ出口部において脈動が平滑化され
るようにされたチューブと を具備したことを特徴とする薬液注入ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988166574U JPH0641549Y2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 薬液注入ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988166574U JPH0641549Y2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 薬液注入ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0286551U JPH0286551U (ja) | 1990-07-09 |
JPH0641549Y2 true JPH0641549Y2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=31454079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988166574U Expired - Lifetime JPH0641549Y2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 薬液注入ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0641549Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2255841A1 (en) * | 2008-03-24 | 2010-12-01 | Olympus Corporation | Medicine administration device |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63174587U (ja) * | 1986-12-02 | 1988-11-11 |
-
1988
- 1988-12-23 JP JP1988166574U patent/JPH0641549Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0286551U (ja) | 1990-07-09 |
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