JPH0641463A - 軽質炭酸カルシウムの粉砕方法 - Google Patents

軽質炭酸カルシウムの粉砕方法

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JPH0641463A
JPH0641463A JP21750692A JP21750692A JPH0641463A JP H0641463 A JPH0641463 A JP H0641463A JP 21750692 A JP21750692 A JP 21750692A JP 21750692 A JP21750692 A JP 21750692A JP H0641463 A JPH0641463 A JP H0641463A
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light calcium
average particle
ratio
pigment
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JP21750692A
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Kazutomo Sakamoto
和智 坂元
Osamu Ebinuma
修 海老沼
Tsutomu Horikoshi
勉 堀越
Ryuji Ouchi
龍二 大内
Yasuhiro Arai
康宏 荒井
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New Oji Paper Co Ltd
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    • C09C1/00Treatment of specific inorganic materials other than fibrous fillers; Preparation of carbon black
    • C09C1/02Compounds of alkaline earth metals or magnesium
    • C09C1/021Calcium carbonates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2002/00Crystal-structural characteristics
    • C01P2002/70Crystal-structural characteristics defined by measured X-ray, neutron or electron diffraction data
    • C01P2002/74Crystal-structural characteristics defined by measured X-ray, neutron or electron diffraction data by peak-intensities or a ratio thereof only
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
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    • C01P2004/60Particles characterised by their size
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    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗工紙用顔料として有用な平均粒子径0.7
〜3μmの軽質炭酸カルシウムを製造する。 【構成】 アルカリ性パルプ蒸解工程の石灰泥キルンか
らの排ガスを用いて製造した軽質炭酸カルシウムを重質
炭酸カルシウムと混合し、サンドミル処理によって平均
粒子径が0.7〜3μmに湿式粉砕する。 【効果】 塗工紙に用いられる塗工液用顔料として、塗
工工程でのストリーク発生を伴うことのない軽質炭酸カ
ルシウムが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軽質炭酸カルシウムの
湿式粉砕方法に関する。詳しくは、セルロースパルプ原
紙の表面に顔料と接着剤を主成分とした塗工層を有する
塗工紙に使用される、該顔料を構成する軽質炭酸カルシ
ウムの湿式粉砕方法に関し、さらに詳しくは、塗工工程
でのストリークの発生を伴うことなく塗工紙に使用され
る顔料に占める軽質炭酸カルシウムの割合を上げること
ができ、その結果として塗工紙の白色度を上げることが
できるという効果を奏する軽質炭酸カルシウムを製造す
るために、石灰泥キルンの排ガスを用いて製造した軽質
炭酸カルシウムをサンドミルで湿式粉砕処理する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近の出版物には印刷効果が良好な塗工
紙が使用されるケースが増えている。塗工紙は塗工原紙
に顔料と接着剤を主成分とする塗工液をコーターで塗工
し、乾燥して製造されており、塗工量や製造方法によっ
てキャストコート紙、アート紙、コート紙、微塗工紙等
に分類されている。
【0003】塗工紙には優れた印刷適性が要求され、そ
のため印刷適性を改良する技術が多方面から提案されて
おり、例えば、印刷適性向上剤に関する技術(特開平3
−199492号公報)、顔料成分中の重質炭酸カルシ
ウムの粒子特性、配合率を規定した技術(特開昭59−
199897号公報)、接着剤の物性を規定した技術
(特開平1−192897号公報)、顔料成分の吸油量
と接着剤を規定した技術(特開平2−210096号公
報)など、その数が多い。
【0004】塗工紙の製造において、一般に使用される
顔料はクレー(ケイ酸アルミニウム)、カオリン、酸化
チタン、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウムなど
の無機物である。これらの顔料は、塗工紙の白色度、平
滑度、不透明度、光沢、インキ受理性、通気性など印刷
用紙として極めて重要な品質を保持するために使用され
ていることは良く知られている。
【0005】前記無機顔料のうち、炭酸カルシウムは白
色度、インキ受理性、通気性等にすぐれた性質を有する
ことから特に重要な顔料である。炭酸カルシウムは軽質
(沈降)炭酸カルシウムと重質炭酸カルシウムとに分類
される。そのうちの軽質炭酸カルシウムは基本的には石
灰乳(CaOを水に分散させた液)に炭酸ガス(CO2
ガス)を吹き込み反応させた後に脱水して製造される。
【0006】この軽質炭酸カルシウムの製造方法につい
ては従来より種々の研究がなされている。その中でもパ
ルプ製造プラントにおけるアルカリ蒸解工程、特にクラ
フト蒸解工程で使用する蒸解液(NaOH+Na2 S)
の回収工程に配置されている石灰泥キルンの排ガスに含
まれる炭酸ガス(CO2 )を用いた軽質炭酸カルシウム
の製造技術(特開昭63−307108号公報)は製造
された軽質炭酸カルシウムのコストが安く、その白色度
も市販の軽質炭酸カルシウムと変らないため、製紙用の
填料としての炭酸カルシウムの製造方法としては最適で
ある。
【0007】しかし、前記技術で製造された軽質炭酸カ
ルシウムは、塗工紙用の顔料として用いると、塗工液の
流動性が低下し、塗工工程において、塗工紙面上に条跡
トラブル(ストリーク)を誘発して塗工紙の品質を著し
く低下させるという問題があり、そのため顔料としては
ほとんど使用されていなかった。
【0008】それ故、一般的には、塗工液の流動性の極
端な低下を伴なわず、ストリークの発生頻度も少ないこ
とから、機械的に粉砕、分級されたカオリンや重質炭酸
カルシウムが塗工紙用の顔料として用いられてきてい
る。
【0009】しかし、カオリンや重質炭酸カルシウムは
天然鉱物であって着色性の不純物を多く含むために白色
度は低い(ハンター白色度83〜93%)。又、白色度
の高いものは高価であって塗工紙用の顔料としてはコス
ト面から使用に制限がある。
【0010】これに対して、前記技術を用いて製造した
軽質炭酸カルシウムは安価で白色度が高く(ハンター白
色度96〜98%)、この軽質炭酸カルシウムが顔料と
して使用された塗工紙の白色度は、元の塗工紙より白色
度が高くなるなど、塗工紙の価値を高めるものである。
【0011】そこで、前記製造技術により製造された軽
質炭酸カルシウムを顔料として使用可能ならしめるた
め、平均粒子径が3.5μm以上の軽質炭酸カルシウム
を製造し、次いで、該軽質炭酸カルシウムを単独で粉砕
処理することによって所望の平均粒子径に調節する方法
を試みた。
【0012】しかし、このような方法によっても軽質炭
酸カルシウムの使用に伴う塗工液の流動性の低下及び塗
工工程におけるストリークの発生を抑えることがむづか
しかった。また、外に塗工液の流動性を改良する目的で
各種の薬品が開発されているが最近の高速塗工に充分対
応でき、満足のいくものはまだ開発されていない。
【0013】前述の理由から、近年の高速塗工に対応で
きる塗工液に使用される顔料中に添加して用いることが
できる前記技術の軽質炭酸カルシウムの量は顔料成分中
に2重量%が限度であり、軽質炭酸カルシウムの量がこ
れを越えた顔料は一般の塗工紙用の顔料として使用でき
ないのが実状である。
【0014】顔料に使用される炭酸カルシウムやカオリ
ンは微粉砕処理が施されるのが普通である。そして、微
粉砕処理された炭酸カルシウムやカオリンを顔料として
含む塗工液を使用した場合の塗工紙の品質、塗工工程の
操業性は適用された微粉砕処理法の影響を大きく受ける
ことが知られている。
【0015】そのために、従来より顔料の微粉砕方法に
ついては多くの研究がなされており、例えば重質炭酸カ
ルシウムとタルクを混合し湿式粉砕する方法(特公平1
−50450号公報)、重質炭酸カルシウムの湿式粉砕
方法(特公昭55−11799号)などが提案されてい
る。
【0016】この特公昭55−11799号公報には、
重質炭酸カルシウムを他の顔料、例えば軽質炭酸カルシ
ウムなどと混合して湿式粉砕することも記載されている
が、該記載は、重質炭酸カルシウムはそれ単独の分散液
として湿式粉砕処理されるのが好ましいことを前提に、
必要に応じて塗被紙の製造に一般に用いられる他の顔料
を分散液中に予じめ混合して粉砕処理を行うことができ
ることを述べるに止まり、軽質炭酸カルシウムを、塗工
液の流動性低下やストリークの発生を伴うことなく、塗
工液用の顔料として充分な量で使用できるものとするた
めの技術を開示するものではない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、軽質炭酸カ
ルシウムは白色度が高く塗工紙の白色度を上げ価値を上
げるために不可欠な顔料であることから、塗工液の極端
な流動性の低下やストリークの発生を伴なわない軽質炭
酸カルシウムの調製方法を提供することを目的とするも
のである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、塗工液に
顔料として添加した場合に、塗工液の極端な流動性の低
下やストリークの発生を伴うことなく、充分な量で塗工
液に添加使用することのできる軽質炭酸カルシウムの調
製方法について研究を行った結果、石灰泥キルンの排ガ
スを用いて製造した軽質炭酸カルシウムと重質炭酸カル
シウムを混合して粉砕した炭酸カルシウムを顔料成分と
する塗工液は、軽質炭酸カルシウムを含んでいても極端
な流動性の低下を伴なわないこと、粉砕はサンドミルに
よる湿式粉砕方法が最も好ましいこと、さらに重質炭酸
カルシウムの平均粒子径を3.5〜9μmに調整し、次
いで軽質炭酸カルシウムと混合してサンドミルで湿式粉
砕処理した場合に塗工液の流動性の低下が最も少なくな
ること、及び本発明に最も適する軽質炭酸カルシウムは
後記するC/A比が10〜70であることを見い出し本
発明を完成するに到った。
【0019】本発明は、アルカリ性蒸解工程における石
灰泥キルンからの排ガスを用いて製造した軽質炭酸カル
シウムにおいて、該軽質炭酸カルシウムと重質炭酸カル
シウムを絶乾重量当り2:98〜60:40の範囲で混
合し、次いでサンドミル処理によって平均粒子径が0.
7〜3μmに調節されることを特徴とする軽質炭酸カル
シウムの粉砕方法に関し、さらに該軽質炭酸カルシウム
が、X線回折による2θが29°の時の強度値(C値)
と26°の時の強度値(A値)の比(C/A比)が10
〜70であることを特徴とする軽質炭酸カルシウムの粉
砕方法に関するものである。
【0020】本発明の軽質炭酸カルシウムは、CaOを
水に分散させた後にCO2 ガスと反応させて製造するこ
とを基本とする。単位重量当りの水に分散させるCaO
の重量、CO2 との反応時間(CO2 の吹き込み量で調
節)。反応温度、反応液の攪拌の程度によって生成する
軽質炭酸カルシウムのX線回折による2θが29°の時
の強度値(C値)と26°の時の強度値(A値)の比
(C/A比)が変わり、平均粒子径も変わる。
【0021】C/A比は単位重量当りの水に分散させる
CaOの量を加減して調節する方法が最も有効である。
軽質炭酸カルシウムのC/A比が高い程紡錘形の粒子が
多くなり、低い程細長い針状の粒子が多くなる。
【0022】本発明のC/A比は10〜70であり、1
0未満では粉砕処理後の軽質炭酸カルシウムを顔料とし
て用いた塗工液の流動性が著しく低下するので好ましく
なく、70を越える場合、単位重量の水に分散させるC
aOの重量を減らして軽質炭酸カルシウムを製造せざる
を得ず軽質炭酸カルシウムの減産を引き起こす可能性が
あり、好ましくなく、より好ましいC/A比は13〜6
5である。
【0023】本発明の軽質炭酸カルシウムの平均粒子径
は3.2〜10μmであり、3.2μm未満では粉砕処
理後の軽質炭酸カルシウムを顔料として用いた塗工液の
流動性が著しく低下するので好ましくなく、10μmを
越える軽質炭酸カルシウムの製造には長時間を要するた
め、減産を招ねきかねないので好ましくなく、より好ま
しい範囲は3.5〜9μmである。
【0024】軽質炭酸カルシウムの平均粒子径は、生成
した軽質炭酸カルシウム粒子をCaO水溶液に再度入
れ、CO2 と反応させて軽質炭酸カルシウムの粒子を成
長させる方法で大きくできるし、外にCaOとCO2
反応において、単位重量当りの水に分散させるCaOの
量が少ない程、又、CO2 との反応時間が長い程平均粒
子径は大きくなるのでこれ等の方法を適宜組み合わせて
調節する。
【0025】本発明の平均粒子径は次の方法で求めた。
予め決められた粒子径毎に粒子を分け、さらに粒子径毎
の重量を求めてその重量を累積(累積重量)する。各粒
子径毎の重量を累積重量で除去して、求まる各粒子毎の
重量%を粒子径の大きい側より累積し、50%に達した
時の粒子径を平均粒子径とした。
【0026】測定に用いた装置は、(株)島津製作所
製、島津遠心沈降式粒度分布測定装置SA−CP2形
パソコン付である。軽質炭酸カルシウムの製造装置は、
CaOと水を充分攪拌でき、次いで排ガスやCO2 を吹
き込める装置であれば型式など問わない。特開昭63−
307108号公報、実願平3−086792号、実願
平3−095047号に記載の装置が好ましい。
【0027】石灰泥キルンは、アルカリ性蒸解法のうち
で現在主流となっているクラフト蒸解法のクラフト蒸解
液を回収する工程に設置され、重油、天然ガス、廃油な
どを燃料として炭酸カルシウムを熱分解し、CaOを製
造する設備である。(詳細は「クラフトパルプ非木材パ
ルプ」紙パルプ技術協会編(1967年)参照)。
【0028】石灰泥キルンの排ガスは、炭酸カルシウム
が熱分解した時に発生するCO2 及び燃料が燃焼する際
に発生するCO2 を含み、石灰泥キルンの設備にもよる
が、排ガス中のCO2 濃度はおよそ10〜35容量%で
ある。前記排ガスをCaOを水に溶解した液中に吹き込
むことによって軽質炭酸カルシウムが製造される。
【0029】また、石灰泥キルン以外の設備から排出さ
れる排ガスであっても、CO2 を10%以上含み、軽質
炭酸カルシウムの粒子形状、白色度、吸油性などを大巾
に変える成分を含まなければ、CO2 源として何等問題
なく用いることができる。
【0030】粉砕装置に関して、高速インペラー分散
機、例えばコーレスミキサー、ケディーミルや少なくと
も5mm以上の径の硬質粒体を介して粉砕するボールミ
ルなどでは粗大粒子を微粒子化できず、充分な粉砕能力
が得られないため、ブレードコーターのような塗工原紙
に塗工液を塗工し、その後ブレードと称する金属板でか
き取る方法で塗工すると、粗大粒子がブレードと塗工原
紙の間にはさまって、塗工紙面上にストリークが発生す
る頻度が著しく増加するので、前記装置は好ましくな
い。
【0031】スクリーンによる分級方法もあるが、スク
リーンの目の開度を70μm以下にすることが難かしい
ので実用的な方法ではない。
【0032】粉体を本発明の平均粒子径0.7〜3.0
μmに調節するためには、5mm未満の粒子径を有する
粒子の存在下で粉体を機械的に攪拌することによって、
粉体と5mm未満の粒子、及び粉体同士を擦り合わせて
粉砕を進める方法が最も好ましい。
【0033】このような粉砕装置は、例えばサンドミ
ル、サンドブラインダー或いはダイノールミルと呼ばれ
る装置であり、本発明の炭酸カルシウムの粉砕にはサン
ドミルが最も好適である。本発明に用いられるサンドミ
ルとは、径が5mm以下の硬質ガラス粒子、鉱物性粒子
などを充填した容器中で、その粒子が複数枚の円板(デ
ィスク)、ピン付きディスクで攪拌されている容器中を
炭酸カルシウムが通過する間に粉砕が完了する装置であ
る。
【0034】また、平均粒子径0.7〜3μmに粉砕す
る場合、平均粒子径が3.5〜9μmに調節された重質
炭酸カルシウムと平均粒子径が3.2〜10μmの軽質
炭酸カルシウムを混合し、次いでサンドミルへ供給して
平均粒子径が0.7〜3μmへ湿式粉砕すると、顔料に
占める軽質炭酸カルシウムが2重量%を越えても塗工液
の流動性の低下が小さく、本発明に好適な方法である。
【0035】サンドミルで粉砕後の平均粒子径が0.7
μm未満では、塗工液の流動性低下によるストリークの
発生頻度が多くなり、3μmを越えると粗大な粒子によ
るストリークの発生頻度が多くなるから、いずれも好ま
しくない。本発明におけるより好ましい範囲は0.8〜
2.8μmである。
【0036】本発明での使用できる重質炭酸カルシウム
は、平均粒子径20〜120μm、白色度(ハンター白
色度)90〜93%のものである。軽質炭酸カルシウム
は、平均粒子径3.2〜10μm、白色度(ハンター白
色度)96〜98%のものである。
【0037】このような軽質炭酸カルシウムを単独でサ
ンドミルで粉砕処理して平均粒子径を0.7〜3.0μ
mに調節し、塗工紙用顔料として使用しても、顔料重量
当り2%以上配合すると塗工液の流動性が低下し、塗工
工程でのストリーク発生頻度が上昇して好ましくない。
【0038】平均粒子径が3.5〜9μmの重質炭酸カ
ルシウムと軽質炭酸カルシウムを混合し、次いでサンド
ミルにて平均粒子径を0.7〜3.0μmに粉砕して得
られる混合粉砕炭酸カルシウムを顔料として用いた塗工
液の流動性は、軽質炭酸カルシウムを使用していない塗
工液とほぼ同等の流動性を表わす。
【0039】軽質炭酸カルシウムと重質炭酸カルシウム
の絶乾重量当りの比が60:40を越えて軽質炭酸カル
シウムの割合いが増すと、塗工液の流動性が低下するの
で好ましくない。軽質炭酸カルシウムの割合いが2:9
8未満では、本発明を適用しなくても塗工液の流動性は
良好であり、好ましい割合は5:95〜55:45であ
る。
【0040】軽質炭酸カルシウムを重質炭酸カルシウム
と混合して粉砕することによって、軽質炭酸カルシウム
を顔料として2重量%を越えて使用しても塗工液の極端
な流動性の低下を引き起こさない理由は今後の研究を待
たねばならない。
【0041】平均粒子径が20〜120μmの重質炭酸
カルシウムの前処理粉砕設備としてはミクロ超微粒粉砕
機、摩擦円板ミル、流体粉砕機、渦流衝撃粉砕機などの
他、充填する充填材の粒子径及び材質が工夫されたサン
ドミルが用いられるが、本発明の処理には、このうちの
サンドミルが好ましく用いられる。サンドミルへ供給す
る炭酸カルシウムの固形分濃度は、いづれの場合であっ
ても40〜85重量%のスラリー状態である。前記スラ
リー濃度を外れると粗大な粒子が粉砕されずに多量に残
ったり、サンドミルの操業に支障をきたすので好ましく
ない。
【0042】また、軽質炭酸カルシウムと重質炭酸カル
シウムの混合スラリーに、一般に顔料分散剤として使用
されるポリアクリル酸ナトリウム、リグニンスルホン酸
ナトリウム、リン酸塩、オレフィン、無水マレイン酸共
重合体、クエン酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム等の
一種以上を必要に応じて使用することが好ましい。
【0043】本発明においては、軽質炭酸カルシウム、
重質炭酸カルシウムの他の塗工紙用顔料として、カオリ
ン、クレー、タルク、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、
水酸化アルミニウム、二酸化チタン、サチンホワイト、
亜硫酸カルシウム、酸化亜鉛等を用いることができる
が、塗工紙の重要な品質である光沢が上がりやすくなる
こと、ストリークの発生が減少すること、安価であるこ
となどから、カオリンを塗工紙用顔料として併用する場
合が多い。しかしカオリンの白色度(ハンター白色度)
が83〜87%であるため、顔料中のカオリンの割合が
高い塗工紙は白色度が低下するので、一般には使用割合
が制限される。
【0044】塗工液を構成する顔料以外の薬品は、接着
剤、顔料分散剤、染料、防腐剤、消泡剤、流動変性剤で
ある。接着剤としては、スチレン−ブタジエン系ラテッ
クス、酸化デンプン、カゼイン等のタンパク質類が顔料
100重量部に対して7〜30重量部で用いられる。
【0045】塗工液の固形分濃度は、一般に40〜75
重量%程度であり、操業性を考慮すると45〜70重量
%が好ましい範囲である。
【0046】顔料の白色度は、深さ5mm、6cm四方
のみぞに粉体を入れ、鏡面金属板をあてて圧力をかけ、
みぞに粉体の顔料を固定し、平らになった面をJIS
P8132に準じてハンター白色度を測定した。
【0047】
【実施例】以下に実施例、比較例を挙げて本発明を具体
的に説明するが、勿論、本発明はこれらによって限定さ
れるものではない。尚、以下において部及び%とあるの
は重量部及び重量%を示す。
【0048】塗工原紙 ダグラスファー15%、国内産松85%からなる針葉樹
クラフト晒パルプ(ハンター白色度84.5%)と国内
産広葉樹からなる広葉樹クラフト晒パルプ(ハンター白
色度85%)とをそれぞれ叩解処理した後、前者30部
と後者70部を混ぜ合わせ、下記の薬品を用い、長網多
筒ドライヤー式抄紙機で米坪60g/m2 、水分5.5
%の塗工原紙を製造した。
【0049】 ・填料(石灰泥キルン排ガスを用いて製造した軽質炭酸カルシウム 平均粒径3.5μm) * 12部 ・アルケニル無水コハク酸系サイズ剤(王子ナショナル製 ファイブラン) * 0.03部 ・硫酸バンド * 0.5部 ・カチオン化デンプン(王子ナショナル社製 ケートF) 0.6部 ・サイズプレスデンプン(王子コンスターチ社製 王子エースA) 1.5g/m2 ・サイズプレスアルキルテケンダイマー(花王社製 サイリーン) 0.02g/m2 * 絶乾パルプ100部当り
【0050】〇塗工液 顔料は軽質炭酸カルシウムと重質炭酸カルシウムの合計
量が50部、カオリン50部とした。
【0051】軽質炭酸カルシウムと重質炭酸カルシウム
の部数は以下の実施例、比較例で示す。軽質炭酸カルシ
ウムは、クラフト蒸解液回収工程におけるC重油を燃料
とした石灰泥キルンの排ガス(CO2 濃度20容量%)
をCO2 源として製造した。軽質炭酸カルシウムの平均
粒子径は3.6μm、7μm、ハンター白色度97%で
あった。
【0052】軽質炭酸カルシウムと混合した重質炭酸カ
ルシウムは平均粒子径が3.6μm及び7μm、ハンタ
ー白色度92.5%であった。カオリン(エンゲルハー
ド社製、HTカオリン)は平均粒子径1.6μm、ハン
ター白色度85.5%であった。
【0053】前記顔料100部当り下記の薬品を添加し
て絶乾固形分濃度62%の塗工液を製造した。 ・酸化デンプン(王子コンスターチ社製 王子エースA) 2.5部 ・スチレンブタジエン系ラテックス(JSR社製 JSR−2294) 11部 ・アクリル酸系分散剤(東亜合成社製 アロンT−40) 0.02部 ・青紫色系染料(合計) 0.0007部
【0054】〇塗工紙 前記塗工原紙に塗工液をブレードコーターで両面塗工し
た後、150℃のエアーホイルドライヤーで乾燥し、さ
らにスーパーカレンダー処理を行って米坪85g/
2 、水分6%の塗工紙を製造した。なお、両面とも同
量塗工した。塗工速度は800m/分であった。
【0055】〇粉砕方法 サンドミルは五十嵐機械製造(株)社製SLG−70G
である。平均粒子径50μmの重質炭酸カルシウムを
3.5〜9μmへ粉砕するためのサンドミルとしては、
径が3〜4mmのアルミナ製充填物を用い、粉砕後の重
質炭酸カルシウムと軽質炭酸カルシウムを混合後粉砕す
るための微粉砕用サンドミルには、径が1〜1.5mm
の硬質ガラス製充填物を用いた。いづれも炭酸カルシウ
ムの供給濃度は73重量%であり、アクリル酸系分散剤
(東亜合成社製 アロンT−40)0.1部(対炭酸カ
ルシウム100部)を加えた。重質炭酸カルシウムと軽
質炭酸カルシウムの混合はサンドミルへ移送するスクリ
ューコンベアーで行なった。
【0056】〇軽質炭酸カルシウムのC/A比の調節 単位重量当りの水に対するCaOの投入重量及びCO2
との反応層における攪拌の程度を調節し、C/A比を調
節した。特にことわらない限り、前記条件を用いて塗工
紙を製造した。
【0057】評価は以下の方法で行なった。 ・塗工工程でのストリークの発生 塗工紙のストリークを目視で判定した。 ◎ : 極めて少なく、優れている 〇 : やや優れている △ : やや劣っている × : 極めて多く、劣っている
【0058】・塗工紙の白色度 JIS P 8123に基づきハンター白色度を測定し
た。
【0059】・塗工液の流動性 熊谷理機工業社(製)HI−SHEAR VISCOM
ETER HERCULES TYPE MODEL
HB−801Cを用いボブFを使用し、8800rpm
における粘度(cps)を測定した。
【0060】実施例1 C/A比が13、平均粒子径が3.6μmの軽質炭酸カ
ルシウムと平均粒子径が7μmの重質炭酸カルシウムを
55:45(全顔料に占める軽質炭酸カルシウムの割合
27.5%)の重量割合で混ぜ、サンドミルで粉砕処理
した。粉砕後の平均粒子径は0.9μmであった。この
粉砕炭酸カルシウムを用いて塗工液を製造し塗工紙を製
造した。
【0061】実施例2 C/A比が65、平均粒子径が3.6μmの軽質炭酸カ
ルシウムと平均粒子径が3.6μmの重質炭酸カルシウ
ムを55:45の重量割合で混ぜ、サンドミルで粉砕処
理した。粉砕後の平均粒子径は2.7μmであった。こ
の粉砕炭酸カルシウムを用いて塗工液を製造し塗工紙を
製造した。
【0062】実施例3 実施例1において、粉砕後の平均粒子径を2.7μmと
したこと以外、実施例1と同じとした。
【0063】実施例4 実施例2において、粉砕後の平均粒子径を0.9μmと
したこと以外、実施例2と同じとした。
【0064】実施例5 C/A比が13、平均粒子径が7μmの軽質炭酸カルシ
ウムと平均粒子径が3.6μmの重質炭酸カルシウムを
55:45の重量割合で混ぜ、サンドミルで粉砕処理し
た。粉砕後の平均粒子径は0.9μmであった。この粉
砕炭酸カルシウムを用いて塗工液を製造し、塗工紙を製
造した。
【0065】実施例6 C/A比が65、平均粒子径が7μmの軽質炭酸カルシ
ウムと平均粒子径が7μmの重質炭酸カルシウムを5
5:45の重量割合で混ぜ、サンドミルで粉砕処理し
た。粉砕後の平均粒子径は2.7μmであった。この粉
砕炭酸カルシウムを用いて塗工液を製造し、塗工紙を製
造した。
【0066】実施例7 実施例5において、粉砕後の平均粒子径を2.7μmと
したこと以外、実施例5と同じとした。
【0067】実施例8 実施例6において、粉砕後の平均粒子径を0.9μmと
したこと以外、実施例6と同じとした。
【0068】実施例9 実施例1において、サンドミルへの混合炭酸カルシウム
の供給濃度を50重量%としたこと以外、実施例1と同
じとした。
【0069】実施例10 実施例1において、軽質炭酸カルシウムと重質炭酸カル
シウムの割合が10:90(全顔料に占める軽質炭酸カ
ルシウムの割合5%)であること以外、実施例1と同じ
とした。
【0070】実施例11 実施例2において、軽質炭酸カルシウムと重質炭酸カル
シウムの割合が10:90であること以外、実施例2と
同じとした。
【0071】比較例1 実施例1において、軽質炭酸カルシウムと重質炭酸カル
シウムの割合が65:35(全顔料に占める軽質炭酸カ
ルシウムの割合い32.5%)であること以外、実施例
1と同じとした。
【0072】比較例2 実施例6において、軽質炭酸カルシウムと重質炭酸カル
シウムの割合が65:35であること以外、実施例6と
同じとした。
【0073】比較例3 C/A比が65、平均粒子径が3.6μmの軽質炭酸カ
ルシウムと平均粒子径が3.6μmの重質炭酸カルシウ
ムを混ぜ合わせることなく、別々に2段粉砕処理し、平
均粒子径をいづれも2.7μmに調整した。粉砕後に軽
質炭酸カルシウムと重質炭酸カルシウムを55:45の
重量割合で混ぜ、塗工液を製造し塗工紙を製造した。
(実施例2に対する比較例である。)
【0074】比較例4 C/A比が65、平均粒子径が2.7μmの軽質炭酸カ
ルシウムを製造した(粉砕処理は施さなかった。) 平均粒子径が3.6μmの重質炭酸カルシウムをサンド
ミルで粉砕処理し、平均粒子径を2.7μmに調節し
た。軽質炭酸カルシウムと重質炭酸カルシウムを55:
45の重量割合で混ぜて塗工液を製造し、塗工紙を製造
した。(実施例2に対する比較例である。)
【0075】比較例5 実施例1において、軽質炭酸カルシウムのC/A比が8
であること以外、実施例1と同じとした。
【0076】比較例6 平均粒子径が7μmの重質炭酸カルシウムをサンドミル
で粉砕処理して平均粒子径を2.7μmとした。粉砕重
質炭酸カルシウムのみを用いて(軽質炭酸カルシウム使
用しない)塗工液を製造し、塗工紙を製造した。
【0077】比較例7 比較例7において、サンドミルで粉砕後の重質炭酸カル
シウムの平均粒子径を0.9μmとした以外、参考例1
と同じとした。以上の実施例1〜12、比較例1〜8で
製造された塗工液、塗工紙の各評価結果を表1に示す。
【0078】
【表】
【0079】以上の評価からわかるように軽質炭酸カル
シウムと重質炭酸カルシウムを本発明の範囲で混合した
炭酸カルシウムを顔料成分とした塗工液は粘度が低く、
ストリークが発生しにくく、塗工工程での操業の安定化
が達成され、さらに塗工紙の白色度も上がる。(実施例
1〜11) 一方、本発明の範囲を外れて製造された塗工液は、軽質
炭酸カルシウムの配合によって塗工紙の白色度が上がる
ものの、塗工液の粘度が上昇してストリークが発生しや
すく、塗工工程での操業が安定しない。(比較例1〜
5) また、軽質炭酸カルシウムを使用しない場合は白色度が
低い(比較例6,7)
【0080】
【発明の効果】以上の説明から、軽質炭酸カルシウムの
粉砕方法に関する本発明の効果は明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大内 龍二 愛知県春日井市王子町1番地 王子製紙株 式会社春日井工場内 (72)発明者 荒井 康宏 愛知県春日井市王子町1番地 王子製紙株 式会社春日井工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカリ性蒸解工程における石灰泥キル
    ンからの排ガスを用いて製造した軽質炭酸カルシウムと
    重質炭酸カルシウムを重量当り2:98〜60:40の
    範囲で混合し、次いでサンドミル処理によって平均粒子
    径が0.7〜3μmに湿式粉砕することを特徴とする軽
    質炭酸カルシウムの粉砕方法。
  2. 【請求項2】 軽質炭酸カルシウムが、X線回折による
    2θが29°の時の強度値(C値)と26°の時の強度
    値(A値)の比(C/A比)が10〜70のものである
    ことを特徴とする請求項1記載の軽質炭酸カルシウムの
    粉砕方法。
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