JPH0641444Y2 - ピン止め具 - Google Patents

ピン止め具

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JPH0641444Y2
JPH0641444Y2 JP5247488U JP5247488U JPH0641444Y2 JP H0641444 Y2 JPH0641444 Y2 JP H0641444Y2 JP 5247488 U JP5247488 U JP 5247488U JP 5247488 U JP5247488 U JP 5247488U JP H0641444 Y2 JPH0641444 Y2 JP H0641444Y2
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pin
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JP5247488U
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Inventor
野武雄 住田
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野武雄 住田
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、装飾体を有するピンと、これを保持するピ
ン止め具とからなるネクタイピンにおけるピン止め具の
改良に関するものである。
(従来の技術) 従来、装飾体を有するピンと、これを保持するピン止め
具とからなるネクタイピンの止め具は、第4図に示すよ
うな構造であった。これは、内部にピン挿通孔17側を小
径としたテーパー面18を有し、このテーパー面18に内接
して数個のボール19を緩装した係合体20及び該係合体20
を前記テーパー面18に対して圧着するバネ21を収容し、
さらに前記係合体20の外周の一部に円錐面22を形成し、
この円錐面22に対し止金具の外側まで突出させた左右一
対の操作部材23をつまんで止金具内に押し込むと、係合
体20を上昇させてボール19によるピン24の係止を解放す
ることができ、装飾体25のピン24をピン挿通孔17から止
金具中に挿入すると、ピン24が係合体20のボール19を押
し開いて挿入され、バネ21によりその係合体20をピン挿
入孔17側に付勢してボール19とテーパー面18とによりピ
ン24を係止するような構造であった。
(考案が解決しようとする問題点) かかる構造の止め具は、ピンの保持力が極めて強く、そ
の着脱が容易であるので、装飾体を保持するネクタイピ
ンに使用する場合に最も理想的な機能を有するが、反面
その直径、厚さ共に約1cm程度の大きさとなる。そこで
使用上の便宜等の理由からさらにこれを小型化するこ
と、特に厚みを減少させることが望まれていた。
しかし、これを小型化するには以下のような点において
問題があった。
まず、数個のボールを緩装する係合体にボールを収納す
る孔を開ける作業をする場合、これをしっかりと固定す
ることが必須の条件となるため、製造上、係合体はどう
しても所定の長さの円筒形の部分16を有する形状に成形
されなければならない。
また、上記円筒形の部分を取り去ればバネを収納するス
ペースの確保が困難となる。
したがって、上記係合体を一定の長さ以下には縮小する
ことができず、したがって止め具を従来の構造のままで
上述の大きさ以下に小型化することには限界があった。
この考案は、かかる事情の下においてされたものであっ
て、従来の機能を全く損なうことなく小型化した止め具
を提供せんとするものである。
(問題点を解決する手段) 上記の目的を達成するため、この考案は以下のような構
成としている。即ち、ピン挿通孔側を小径としたテーパ
ー面を有する嵌入孔を設け、またピン係合孔が設けられ
側面から該ピン係合孔まで貫設した貫通孔内に数個のボ
ールを転動自在に挿入した係合体を前記テーパー面に内
接させ、及び該係合体を前記テーパー面に対して圧着す
るバネを収容し、さらに前記係合体の外周の一部に円錐
面を形成して、該円錐面に作用する止金具の外側まで突
出させた左右一対の操作部材を設けて構成される止め具
において、前記係合体を分割し、ピン係合孔を設けてそ
の側面から該ピン係合孔まで貫設した貫通孔を有する円
筒体と、上部にバネ受け溝を形成し外周に円錐面を有し
て前記円筒体に嵌合する逆円錐体とからなる構造とした
ものである。
(作用) かかる機造であるので、係合体にボールを収納する孔を
開ける作業の際には円筒体の状態でこれを行ない、この
作業後は、バネ受け溝と円錐面を有する逆円錐体をこれ
に嵌合すれば、バネの収容スペースの確保がされ、円錐
面に作用する操作部材によるピンの解放操作が行なえる
から、従来のピン止め具と同様の機能を維持しながら、
その小型化が実現される。
(実施例) 以下、この考案に係る止め具の一実施例を、添付図面に
基づいて説明する。
第1図は、この考案に係る止め具の内部構造を示す側面
断面図である。
これは内部にピン挿通孔2側を小径としたテーパー面3
を有する係合体1の嵌入孔4を設けている。
該嵌入孔4内には、上記テーパー面3に内接する係合体
1が設けられているが、この係合体1にはピン係合孔6
が設けられ、その拡大頭部の側面7から該ピン係合孔6
まで放射状に貫設した三本の貫通孔8内の夫々に転動自
在にボール5を挿入している。この係合体1は、第2図
に示すように、貫通孔8とピン係合孔6とを有する円筒
体1aと、上面にバネ受け溝9を形成し、かつ外周に円錐
面10を有して前記円筒体1aに嵌合する逆円錐体1bとに分
割されている。この逆円錐体1bの側面は図面において上
方に向かって拡大する円錐面10となっている。
このような構造のため、係合体1の一部を構成する前記
円筒体1aにボール5を収納する貫通孔8を開ける作業を
する場合、その側面11が平坦であるためこれをしっかり
と固定することができ、上記作業上は全く支障がない。
一方、逆円錐体1bのバネ受け溝9は、バネ12が最大限に
収縮した場合にはその溝内にその殆どが収容される程の
深さとなっているため、バネ12の収容スペースは充分に
確保されている。
この工程の終了後に、前記円筒体1aの小径側を逆円錐体
1bの中心孔13に叩き込んで、両者を嵌合固定すれば円錐
面10を一部に有する係合体1を得ることができる。
次に、この円錐面10に作用する止め具の外側まで突出さ
せた左右一対の操作部材14を設ける。
したがって、該操作部材14を左右から押圧して、係合体
1を上昇させてボール5によるピン15の係止を解放し、
また装飾体のピン15をピン挿通孔2から止め具中に挿入
すると、ピン15が係合体1のボール5を押し開いて挿入
され、バネ12によりその係合体1をピン挿入孔2側に付
勢してボール5とテーパー面3とによりピン15を係止す
ることができることは、従来の止め具と同様である。
さらに、係合体1は円筒形の部分16が欠落しているか
ら、従来のそれに比べて短小である。また、該円筒形の
部分が無くても逆円錐体1bのパネ受け溝9内にバネ12が
収納されるので、バネ12の長さに相当するスペースを、
嵌入孔4内の上部に設ける必要がない。したがって、従
来より薄型の止め具を得ることができる。
このことは、取扱性の向上や装飾品としての価値の向上
が期待できる他、機能面においても係合体の小型化に伴
いボールをより小径のものとし、テーパー面におけるピ
ンに対する作用を強いものとしてピンの保持力を従来の
ものに比べより向上させることを可能にする。よって、
装飾体の抜け落ちによる紛失の可能性を減少させる効果
もある。
以上のように、止め具の小型化の実現が可能となる結
果、使用範囲の拡張が期待できる等、その付加価値が上
昇しこの考案の実用的な効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係るピン止め具の内部構造を示す
断面図、第2図は係合体の分解斜視図、第3図は係合体
の一部断面図、第4図は、従来のピン止め具の内部構造
を示す断面図である。 1……係合体、1a……円筒体 1b……逆円錐体、2……ピン挿通孔 3……テーパー面、4……嵌入孔 5……ボール、6……ピン係合孔 7……拡大頭部の側面、8……貫通孔 9……バネ受け溝、10……円錐面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピン挿通孔側を小径としたテーパー面を有
    する嵌入孔を設け、またピン係合孔が設けられ側面から
    該ピン係合孔まで貫設した貫通孔内に数個のボールを転
    動自在に挿入した係合体を前記テーパー面に内接させ、
    及び該係合体を前記テーパー面に対して圧着するバネを
    収容し、さらに前記係合体の外周の一部に円錐面を形成
    して、該円錐面に作用する止金具の外側まで突出させた
    左右一対の操作部材を設けて構成される止め具におい
    て、前記係合体を分割し、ピン係合孔を設けてその側面
    から該ピン係合孔まで貫設した貫通孔を有する円筒体
    と、上部にバネ受け溝を形成し外周に円錐面を有して前
    記円筒体に嵌合する逆円錐体とからなる構造としたこと
    を特徴とするピン止め具。
JP5247488U 1988-04-18 1988-04-18 ピン止め具 Expired - Lifetime JPH0641444Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5247488U JPH0641444Y2 (ja) 1988-04-18 1988-04-18 ピン止め具

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5247488U JPH0641444Y2 (ja) 1988-04-18 1988-04-18 ピン止め具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01155813U JPH01155813U (ja) 1989-10-26
JPH0641444Y2 true JPH0641444Y2 (ja) 1994-11-02

Family

ID=31278474

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5247488U Expired - Lifetime JPH0641444Y2 (ja) 1988-04-18 1988-04-18 ピン止め具

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JPH01155813U (ja) 1989-10-26

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