JPH0641394A - 改質ポリオキシメチレン混合物とその利用 - Google Patents
改質ポリオキシメチレン混合物とその利用Info
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- JPH0641394A JPH0641394A JP4053716A JP5371692A JPH0641394A JP H0641394 A JPH0641394 A JP H0641394A JP 4053716 A JP4053716 A JP 4053716A JP 5371692 A JP5371692 A JP 5371692A JP H0641394 A JPH0641394 A JP H0641394A
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- C08L59/00—Compositions of polyacetals; Compositions of derivatives of polyacetals
- C08L59/02—Polyacetals containing polyoxymethylene sequences only
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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- C08L27/00—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L27/02—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
- C08L27/12—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment containing fluorine atoms
- C08L27/18—Homopolymers or copolymers or tetrafluoroethene
-
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L51/00—Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L51/04—Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to rubbers
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 改質ポリオキシメチレン混合物とその利用に
関する。 【構成】 A)ポリオキシメチレンとC)ポリテトラフ
ルオロエチレンを含む混合物、又は前述の成分に加え
て、更に B)ゴム弾性グラフトコポリマーを含む混合
物は、該混合物において成分C)が繊維形態とある種の
構造を有している場合、押出吹込成形によって吹込成形
品及び/又は吹込成形容器を製造するのに適する。
関する。 【構成】 A)ポリオキシメチレンとC)ポリテトラフ
ルオロエチレンを含む混合物、又は前述の成分に加え
て、更に B)ゴム弾性グラフトコポリマーを含む混合
物は、該混合物において成分C)が繊維形態とある種の
構造を有している場合、押出吹込成形によって吹込成形
品及び/又は吹込成形容器を製造するのに適する。
Description
【0001】本発明は、ポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)で、又はPTFEとゴム弾性グラフトコポ
リマーで改質したポリオキシメチレンと、その利用に関
するものである。
(PTFE)で、又はPTFEとゴム弾性グラフトコポ
リマーで改質したポリオキシメチレンと、その利用に関
するものである。
【0002】ポリアセタールとしても知られているポリ
オキシメチレン(POMs)は、長い間、特に工業にお
いて、多角的材料として用いられて来た。例えば高剛
性、高強度、及び高力のような卓越した機械的性質、許
容差の極めて小さい成形品を製造することができる可能
性、及び幅広いすぐれた耐薬品性を有しているので、多
くの場合、金属支持体として適当である。しかしなが
ら、ポリオキシメチレンは、線状分子構造を有している
ので、その溶融強度は、押出吹込成形における多数の潜
在的な用途に対しては、小さすぎる。これらの用途のた
めには、枝分れ鎖又は架橋鎖構造を有し且つ高い溶融粘
度を有するPOMに加えて、低い剪断荷重下においては
幅広い温度範囲で十分に高い溶融強度を有するが、高い
剪断荷重下においては低い溶融粘度を有するポリマー生
成物を、用いることが望ましい。
オキシメチレン(POMs)は、長い間、特に工業にお
いて、多角的材料として用いられて来た。例えば高剛
性、高強度、及び高力のような卓越した機械的性質、許
容差の極めて小さい成形品を製造することができる可能
性、及び幅広いすぐれた耐薬品性を有しているので、多
くの場合、金属支持体として適当である。しかしなが
ら、ポリオキシメチレンは、線状分子構造を有している
ので、その溶融強度は、押出吹込成形における多数の潜
在的な用途に対しては、小さすぎる。これらの用途のた
めには、枝分れ鎖又は架橋鎖構造を有し且つ高い溶融粘
度を有するPOMに加えて、低い剪断荷重下においては
幅広い温度範囲で十分に高い溶融強度を有するが、高い
剪断荷重下においては低い溶融粘度を有するポリマー生
成物を、用いることが望ましい。
【0003】ポリウレタンを添加して押出吹込成形に適
するPOMを製造することによって、POMの溶融強度
を増大させる方法が記載されている(EP−A 第0 1
20711号 と EP−A 第0 121 407号)。
するPOMを製造することによって、POMの溶融強度
を増大させる方法が記載されている(EP−A 第0 1
20711号 と EP−A 第0 121 407号)。
【0004】熱可塑性ポリマーと、更に、なかんずくP
TFEを有するPOMを微粒子、微小繊維状粒子、又は
極微小繊維状粒子の形態で含む成形組成物も記載されて
いる(DE−B 12 86 302)。その利点は、溶
融弾性の向上と溶融粘度の増加であり、それらは加工及
び特有な用途にとって重要なパラメーターである。上記
の刊行物には、通常は溶融弾性とは逆方向に変化する母
材の溶融強度に対する添加剤の効果についての記載は見
られない。また、熱可塑性樹脂、特にPOMと少量のP
TFEから成る混合物の光学的、物理的、及び機械的性
質における変化についての記載も見られない。更に、溶
融強度の最適改良に必要な、PTFE粉末についての詳
細な説明と、配合物に関して記録されていなければなら
ない形態学についての詳細な記載も見られない。
TFEを有するPOMを微粒子、微小繊維状粒子、又は
極微小繊維状粒子の形態で含む成形組成物も記載されて
いる(DE−B 12 86 302)。その利点は、溶
融弾性の向上と溶融粘度の増加であり、それらは加工及
び特有な用途にとって重要なパラメーターである。上記
の刊行物には、通常は溶融弾性とは逆方向に変化する母
材の溶融強度に対する添加剤の効果についての記載は見
られない。また、熱可塑性樹脂、特にPOMと少量のP
TFEから成る混合物の光学的、物理的、及び機械的性
質における変化についての記載も見られない。更に、溶
融強度の最適改良に必要な、PTFE粉末についての詳
細な説明と、配合物に関して記録されていなければなら
ない形態学についての詳細な記載も見られない。
【0005】本発明の目的は、出発原料と比較して、有
意に向上した溶融強度を有する様々な溶融粘度の非改質
POMと弾性改質POMの双方を提供することにあっ
た。この目的は、POM 成分に少量の適当なPTFE
を添加することによって達成された。
意に向上した溶融強度を有する様々な溶融粘度の非改質
POMと弾性改質POMの双方を提供することにあっ
た。この目的は、POM 成分に少量の適当なPTFE
を添加することによって達成された。
【0006】本発明は、実質的に、A)ポリオキシメチ
レンとC)ポリテトラフルオロエチレンを、混合物の総
重量を基準として0.01 − 5.0重量%含み、更に
もし望むならば従来の添加剤を含み、且つ該混合物中に
おいて、該ポリテトラフルオロエチレンが、フィブリル
の長さ(l)50 − 300μm、フィブリルの直径
(d)2 − 20μm、及びl/d比 5以上の繊維構
造を有している混合物に関するものである。
レンとC)ポリテトラフルオロエチレンを、混合物の総
重量を基準として0.01 − 5.0重量%含み、更に
もし望むならば従来の添加剤を含み、且つ該混合物中に
おいて、該ポリテトラフルオロエチレンが、フィブリル
の長さ(l)50 − 300μm、フィブリルの直径
(d)2 − 20μm、及びl/d比 5以上の繊維構
造を有している混合物に関するものである。
【0007】更に、本発明は、成分A)と C)に加え
て、A)と B)の混合物の総重量を基準として、成分
B)としてゴム弾性ポリマーを5 − 50重量%含む混
合物に関するものである。該混合物においても、PTF
Eは繊維形態である。
て、A)と B)の混合物の総重量を基準として、成分
B)としてゴム弾性ポリマーを5 − 50重量%含む混
合物に関するものである。該混合物においても、PTF
Eは繊維形態である。
【0008】そして更に、本発明は、吹込成形品及び/
又は吹込成形容器を製造するための該混合物の利用に関
するものである。
又は吹込成形容器を製造するための該混合物の利用に関
するものである。
【0009】驚くべきことに、溶融強度の増加に加え
て、靭性の有意な向上が、特に、耐衝撃性改質系におい
て観察される。又、PTFEを添加すると、非架橋又は
枝なしポリオキシメチレンを押出吹込成形することがで
きるようになる、ことも驚くべきことである。
て、靭性の有意な向上が、特に、耐衝撃性改質系におい
て観察される。又、PTFEを添加すると、非架橋又は
枝なしポリオキシメチレンを押出吹込成形することがで
きるようになる、ことも驚くべきことである。
【0010】該混合物の重要な特徴は、成分C)の形態
と含有率であり、一般的に、その量は、混合物の総重量
を基準として、0.01 − 5.0重量%、好ましくは
0.05 − 3.0重量%、詳しくは0.1 − 1.5
重量%である。
と含有率であり、一般的に、その量は、混合物の総重量
を基準として、0.01 − 5.0重量%、好ましくは
0.05 − 3.0重量%、詳しくは0.1 − 1.5
重量%である。
【0011】該混合物の更なる重要な特徴は、それらの
形態学的構造である。該混合物においては、PTFE成
分が特有な繊維構造を形成することが必要である、こと
が分かった。この場合、フィブリルの長さ(l)は、最
大300μm − 最小50μm、好ましくは250 −
75μm、詳しくは200 − 100μmである。フィ
ブリルの直径(d)は、20μm を超えるべきではな
く、2μm 未満であるべきではない。好ましくは該直
径は2.5μm であるべきである。l/d比は5以
上、好ましくは10以上であるべきである。
形態学的構造である。該混合物においては、PTFE成
分が特有な繊維構造を形成することが必要である、こと
が分かった。この場合、フィブリルの長さ(l)は、最
大300μm − 最小50μm、好ましくは250 −
75μm、詳しくは200 − 100μmである。フィ
ブリルの直径(d)は、20μm を超えるべきではな
く、2μm 未満であるべきではない。好ましくは該直
径は2.5μm であるべきである。l/d比は5以
上、好ましくは10以上であるべきである。
【0012】成分C)として用いるPTFEは、商業的
に調製された懸濁又は乳濁ポリマーである。それを適用
するときの形態は、さらさらした粉末か、又は分散剤と
して水を用いているPTFE分散液である。
に調製された懸濁又は乳濁ポリマーである。それを適用
するときの形態は、さらさらした粉末か、又は分散剤と
して水を用いているPTFE分散液である。
【0013】温度380℃で測定した適当な粉末の溶融
粘度は、103 Pa・s − 60 x109 Pa・s である。
該粉末の平均粒子サイズ d50 は、30 − 600μm
である。10μm 未満の粒子サイズを有するいわゆる
微小粉末は、必要な繊維構造を形成するには適当ではな
いので、効果はない。基礎ポリマー(成分A)は、例え
ばDE−A 第29 47 490号に記載されている公
知のポリオキシメチレンである。それらは、一般的に、
オキシメチレン単位(−CH2O−)を少なくとも80
%、好ましくは少なくとも90%含む枝なし線状ポリマ
ーである。本明細書で用いているポリオキシメチレンと
いう用語は、ホルムアルデヒドのホモポリマーか、ある
いはトリオキサン又はテトラキサンのようなホルムアル
デヒドの環状オリゴマーのホモポリマー、及び対応コポ
リマーの双方を指している。この場合、ホルムアルデヒ
ド又はトリオキサンのホモポリマーは、公知の方法で、
例えばエステル化又はエーテル化によって、ヒドロキシ
ル末端基が、劣化に対して、化学的に安定化されている
ポリマーである。
粘度は、103 Pa・s − 60 x109 Pa・s である。
該粉末の平均粒子サイズ d50 は、30 − 600μm
である。10μm 未満の粒子サイズを有するいわゆる
微小粉末は、必要な繊維構造を形成するには適当ではな
いので、効果はない。基礎ポリマー(成分A)は、例え
ばDE−A 第29 47 490号に記載されている公
知のポリオキシメチレンである。それらは、一般的に、
オキシメチレン単位(−CH2O−)を少なくとも80
%、好ましくは少なくとも90%含む枝なし線状ポリマ
ーである。本明細書で用いているポリオキシメチレンと
いう用語は、ホルムアルデヒドのホモポリマーか、ある
いはトリオキサン又はテトラキサンのようなホルムアル
デヒドの環状オリゴマーのホモポリマー、及び対応コポ
リマーの双方を指している。この場合、ホルムアルデヒ
ド又はトリオキサンのホモポリマーは、公知の方法で、
例えばエステル化又はエーテル化によって、ヒドロキシ
ル末端基が、劣化に対して、化学的に安定化されている
ポリマーである。
【0014】コポリマーは、ホルムアルデヒド又はそれ
らの環状オリゴマー、特にトリオキサンと、環状エーテ
ル、環状アセタール及び/又は線状ポリアセタールとの
ポリマーである。適当なコモノマーは、a)3、4又は
5員環の、好ましくは3員環の環状エーテル、b)トリ
オキサンの他に、5 − 11員環の、好ましくは5、
6、7又は8員環の環状アセタール、及びc)各場合に
おいて、0.1 − 20重量%、好ましくは0.5 −
10重量%の量で含まれる線状ポリアセタールである。
極めて最も適当なコモノマーは、トリオキサンを99.
5 − 95重量%、上記の助成分(cocomponent)の内
の一つを0.5 − 5重量%含む。
らの環状オリゴマー、特にトリオキサンと、環状エーテ
ル、環状アセタール及び/又は線状ポリアセタールとの
ポリマーである。適当なコモノマーは、a)3、4又は
5員環の、好ましくは3員環の環状エーテル、b)トリ
オキサンの他に、5 − 11員環の、好ましくは5、
6、7又は8員環の環状アセタール、及びc)各場合に
おいて、0.1 − 20重量%、好ましくは0.5 −
10重量%の量で含まれる線状ポリアセタールである。
極めて最も適当なコモノマーは、トリオキサンを99.
5 − 95重量%、上記の助成分(cocomponent)の内
の一つを0.5 − 5重量%含む。
【0015】更に、例えばEP−A 第0 156 28
5号に記載されているような、ポリオキシメチレン(成
分A)と、ポリジエンと硬質グラフト殻(hard graft s
hell)に基づくゴム弾性単一相コアーから粒子を増成す
るゴム弾性グラフトコポリマー(成分B)を実質的に含
む混合物を、基礎ポリマーとして用いる。
5号に記載されているような、ポリオキシメチレン(成
分A)と、ポリジエンと硬質グラフト殻(hard graft s
hell)に基づくゴム弾性単一相コアーから粒子を増成す
るゴム弾性グラフトコポリマー(成分B)を実質的に含
む混合物を、基礎ポリマーとして用いる。
【0016】又、もし望むならば、本発明の混合物は、
例えば安定剤、成核剤、帯電防止剤、光安定剤、顔料、
及び染料のような公知の添加剤を、混合物の総重量を基
準として、最大50重量%まで含むこともできる。
例えば安定剤、成核剤、帯電防止剤、光安定剤、顔料、
及び染料のような公知の添加剤を、混合物の総重量を基
準として、最大50重量%まで含むこともできる。
【0017】混合物は、高温で、即ち一般的には、成分
Aの融点を超える温度で、即ち約160 − 250℃、
好ましくは180 − 220℃で、例えば配合機、押出
機、好ましくは二軸スクリュー押出機、又は練りロール
のような十分な混合作用を有する装置で、成分を勢いよ
く混合することによって、調製する。通常は、まず最初
に、粉末状成分を室温で機械的に混合し、次に溶融させ
て完全に均質化する。この均質化の間に起こるフィブリ
ル形態の形成は、混合物の流動学的性質に対して重要な
影響を与え、且つ該形成は母材の溶融粘度によって決定
的に左右される、ことを見出した。母材の粘度は、1
0,000 − 800 Pa・s であるべきである。しか
しながら、易流動性の母材(成分A)を含む混合物の調
製中に、4:1− 99:1 の割合で、純粋なPTFE
粉末を、高分子量の、即ち高粘度のポリオキシメチレン
とPTFE粉末を含む予備混合した濃縮物で置き換える
と有利である。
Aの融点を超える温度で、即ち約160 − 250℃、
好ましくは180 − 220℃で、例えば配合機、押出
機、好ましくは二軸スクリュー押出機、又は練りロール
のような十分な混合作用を有する装置で、成分を勢いよ
く混合することによって、調製する。通常は、まず最初
に、粉末状成分を室温で機械的に混合し、次に溶融させ
て完全に均質化する。この均質化の間に起こるフィブリ
ル形態の形成は、混合物の流動学的性質に対して重要な
影響を与え、且つ該形成は母材の溶融粘度によって決定
的に左右される、ことを見出した。母材の粘度は、1
0,000 − 800 Pa・s であるべきである。しか
しながら、易流動性の母材(成分A)を含む混合物の調
製中に、4:1− 99:1 の割合で、純粋なPTFE
粉末を、高分子量の、即ち高粘度のポリオキシメチレン
とPTFE粉末を含む予備混合した濃縮物で置き換える
と有利である。
【0018】該混合物から製造する吹込成形品は、回分
式又は連続押出吹込成形によって、管状予備成形物か
ら、公知の方法で製造する。ここで観察される加工許容
差は、改質していないポリオキシメチレンを用いている
場合と比べて極めて小さく、従って製造が単純化され
て、不良率が低くなる。
式又は連続押出吹込成形によって、管状予備成形物か
ら、公知の方法で製造する。ここで観察される加工許容
差は、改質していないポリオキシメチレンを用いている
場合と比べて極めて小さく、従って製造が単純化され
て、不良率が低くなる。
【0019】未改質の可塑化材料は、ダイを出て来ると
きには、約185℃の温度を有しているべきである。押
出頭部のダイ領域は、十分に加熱しておかなければなら
ない(170℃以下)。さもないと、管壁の温度差によ
って、不規則な管の膨張が生じて、吹込成形の壁厚の正
確な調整が難しくなるからである。
きには、約185℃の温度を有しているべきである。押
出頭部のダイ領域は、十分に加熱しておかなければなら
ない(170℃以下)。さもないと、管壁の温度差によ
って、不規則な管の膨張が生じて、吹込成形の壁厚の正
確な調整が難しくなるからである。
【0020】管の長さが極めて長い場合に、押出管が裂
けるのを防止するために、一般的には、公知の方法で、
ダイギャップを絶えず増大させて、管の壁厚を調節する
ことが必要である。同様にして、ダイ/マンドレルの組
合せを、加工するポリオキシメチレンに対して、非常に
狭い範囲内で、適合させなければならない。
けるのを防止するために、一般的には、公知の方法で、
ダイギャップを絶えず増大させて、管の壁厚を調節する
ことが必要である。同様にして、ダイ/マンドレルの組
合せを、加工するポリオキシメチレンに対して、非常に
狭い範囲内で、適合させなければならない。
【0021】実施例:特性は、以下のようにして測定し
た: メルトフローインデックス(MFI)190/2.16: D
IN 53 735 ノッチ付き衝撃強さ an: DIN 53 453、 標
準試験小片 溶融強度: 内在方法、以下参照 成分Aとして、190℃における溶融粘度によって識別
される、トリオキサン/酸化エチレン又はジオキソラン
に基づくコポリマーを用いた。
た: メルトフローインデックス(MFI)190/2.16: D
IN 53 735 ノッチ付き衝撃強さ an: DIN 53 453、 標
準試験小片 溶融強度: 内在方法、以下参照 成分Aとして、190℃における溶融粘度によって識別
される、トリオキサン/酸化エチレン又はジオキソラン
に基づくコポリマーを用いた。
【0022】成分Bは、グラフト基材としてポリブタジ
エンと、グラフト成分としてスチレンとメタクリル酸メ
チルとを含むゴム弾性グラフトコポリマーである。
エンと、グラフト成分としてスチレンとメタクリル酸メ
チルとを含むゴム弾性グラフトコポリマーである。
【0023】成分Cとして、表に示した特徴を有する、
様々な方法で調製したPTFE粉末を用いた。
様々な方法で調製したPTFE粉末を用いた。
【0024】実施例1 − 5 実施例1 − 5と比較実施例においては、表に示した成
分を、ヴェルナー&プフライデラー(WERNER & PFLEIDE
RER)(ドイツ、シュツットガルト)市販の二軸スクリ
ュー押出機ZSK−28で、記載した重量比で混合し
た。混合物の内部温度は、約200 − 220℃(バレ
ル温度は約190℃)であった。溶融強度は、乾燥グラ
ニュールに関して測定した。ノッチ付き衝撃強さを測定
するために、グラニュールを従来の方法で射出成形し
て、試験片を作り、表に示した値を測定した。
分を、ヴェルナー&プフライデラー(WERNER & PFLEIDE
RER)(ドイツ、シュツットガルト)市販の二軸スクリ
ュー押出機ZSK−28で、記載した重量比で混合し
た。混合物の内部温度は、約200 − 220℃(バレ
ル温度は約190℃)であった。溶融強度は、乾燥グラ
ニュールに関して測定した。ノッチ付き衝撃強さを測定
するために、グラニュールを従来の方法で射出成形し
て、試験片を作り、表に示した値を測定した。
【0025】溶融強度を測定する方法[レオテン(rheot
en)測定]:調べるポリマーを、20mm回り押出機(s
wivelling extruder)において、180℃で溶融させ
る。スロットダイ(10 x 1 mm)を通して、剪断
速度100 l/分、排出速度9 − 11g/分 で、該
ポリマーを下方に押出す。ダイの下に取付けられている
引取装置で溶融ウェブを集めるので、最初は、ゼロの力
で、排出速度に同期させて、該溶融ウェブを引取る。
0.24 cm/s2 の引取加速度を適用して、引取力
を、溶融ウェブが裂ける最大値に近づける。その地点で
測定した「Fa」値が、試験しているサンプルの溶融強
度である。
en)測定]:調べるポリマーを、20mm回り押出機(s
wivelling extruder)において、180℃で溶融させ
る。スロットダイ(10 x 1 mm)を通して、剪断
速度100 l/分、排出速度9 − 11g/分 で、該
ポリマーを下方に押出す。ダイの下に取付けられている
引取装置で溶融ウェブを集めるので、最初は、ゼロの力
で、排出速度に同期させて、該溶融ウェブを引取る。
0.24 cm/s2 の引取加速度を適用して、引取力
を、溶融ウェブが裂ける最大値に近づける。その地点で
測定した「Fa」値が、試験しているサンプルの溶融強
度である。
【0026】表を参照すると、実施例1 − 5の混合物
の溶融強度値は、未改質POMで又はPTFEの微小粉
末で改質したPOMを用いている比較実施例の溶融強度
値と比べて、かなり大きい、ことが分かる。比較的高い
値を有する混合物は、加工するのに、例えば押出吹込成
形するのに有利である。
の溶融強度値は、未改質POMで又はPTFEの微小粉
末で改質したPOMを用いている比較実施例の溶融強度
値と比べて、かなり大きい、ことが分かる。比較的高い
値を有する混合物は、加工するのに、例えば押出吹込成
形するのに有利である。
【0027】
【表1】 1) S=懸濁粉末;E=乳濁粉末;M=微小粉末; 2) ポリオキシメチレン(MFI 2.5g/10分)+
PTFE 10重量%を含むマスターバッチ 3) l=長さ、d=直径
PTFE 10重量%を含むマスターバッチ 3) l=長さ、d=直径
フロントページの続き (72)発明者 オスカー・シュライス ドイツ連邦共和国デー−6238 ホフハイ ム・アム・タウヌス,ハベルシュトラーセ 20
Claims (8)
- 【請求項1】 A)ポリオキシメチレンとC)ポリテト
ラフルオロエチレンを、混合物の総重量を基準として、
0.01 − 5.0重量%と、更にもし望むならば従来
の添加剤を含み、且つ該混合物において該ポリテトラフ
ルオロエチレンが、フィブリルの長さ(l)50 − 3
00μm、フィブリルの直径(d)2− 20μm、及
びl/d比 5以上の繊維構造を有している混合物。 - 【請求項2】 混合物が、更に、成分AとBの混合物の
総重量を基準として、成分B)としてゴム弾性グラフト
コポリマーを5 − 50重量%含む請求項1記載の混合
物。 - 【請求項3】 成分C)が、混合物の総重量を基準とし
て0.05 − 3重量%、詳しくは0.1 − 1.5重
量%の量で存在していて、且つそのフィブリルの長さが
75 − 250μm、詳しくは100 − 200μmで
あり、そのフィブリルの直径が2.5 − 20μm、及
びそのl/d比が10以上である請求項1又は2記載の
混合物。 - 【請求項4】 成分C)が、温度380℃において、1
03 Pa・s − 60x 109 Pa・s の溶融粘度を有する
請求項1 − 3の内の一つ又はそれ以上に記載の混合
物。 - 【請求項5】 成分C)が、粉末として、30 − 60
0μm の平均粒子サイズ d50 を有する請求項1 −
4の内の一つ又はそれ以上に記載の混合物。 - 【請求項6】 マトリックス材料が、10,000 −
800 Pa・s の溶融粘度を有する請求項1 − 5の内
の一つ又はそれ以上に記載の混合物。 - 【請求項7】 押出吹込成形によって吹込成形品及び/
又は吹込成形容器を製造するために、請求項1記載の混
合物を用いること。 - 【請求項8】 押出吹込成形によって吹込成形品及び/
又は吹込成形容器を製造するために、請求項2記載の混
合物を用いること。
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