JPH0641308B2 - 筋条付ペースト分配用チューブ - Google Patents

筋条付ペースト分配用チューブ

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JPH0641308B2
JPH0641308B2 JP63278518A JP27851888A JPH0641308B2 JP H0641308 B2 JPH0641308 B2 JP H0641308B2 JP 63278518 A JP63278518 A JP 63278518A JP 27851888 A JP27851888 A JP 27851888A JP H0641308 B2 JPH0641308 B2 JP H0641308B2
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D35/00Pliable tubular containers adapted to be permanently or temporarily deformed to expel contents, e.g. collapsible tubes for toothpaste or other plastic or semi-liquid material; Holders therefor
    • B65D35/24Pliable tubular containers adapted to be permanently or temporarily deformed to expel contents, e.g. collapsible tubes for toothpaste or other plastic or semi-liquid material; Holders therefor with auxiliary devices
    • B65D35/242Pliable tubular containers adapted to be permanently or temporarily deformed to expel contents, e.g. collapsible tubes for toothpaste or other plastic or semi-liquid material; Holders therefor with auxiliary devices for mixing or discharging of two or more components

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、少なくとも部分的にプラスチック材料のチュ
ーブスカート部及びヘッド部を有する筋条付ペースト分
配用チューブに関する。
[従来の技術] 本出願人のFR−B− 2 572 366(=EP−A− 0 182
725)に記載のチューブでは、ヘッド部が排出口とおそ
らくはキャップを備えるネック部と、ヘッド部をチュー
ブスカート部に装着するためにネック部の下に設けられ
るショルダとを含んでなり、ヘッド部が更にヘッド部と
一体成形されたプラスチック材料からなり、ヘッド部と
同じ射出成形工程で成形される内部スカートを含んでな
る。内部スカートが筋条付製品を通すスロットと、スロ
ット上部からネック部の内面上部まで延びており、着色
された製品を案内して筋条付ペースト材料として排出す
る長手方向リブを何対か備える。着色製品を通過させる
スロットは、筋条用の製品が相当の粘性を有するもので
ある場合には、内部スカートの下端まで延びる。
[発明が解決しようとする課題] 上述のように、内部スカートの底部まで延びる縦方向ス
ロットの上部でわずか2mm程度しか隣接しないでネック
部の排出口と同レベルの位置まで延びる縦方向リブを備
えたチューブの場合、これまでの経験から、特にペース
ト材料の分配終期にペース材料に形成される筋条の輪郭
がぼやけるという欠点があることが分かっている。ま
た、チューブを押し始める時、排出されるひも状ペース
トにはっきりとした着色筋条が現れるのはひも状ペース
トが10〜20mm押し出された後になるのが普通である。
しかも厄介なことに、これと同じチューブおよび筋状形
成用端部を取付けたチューブの場合、ユーザがペースト
材料を最後まで押し出そうとする時に通常は変形能のな
いスカートが障害になることが多いことも経験的に立証
された。
本発明の目的は、大量成形に適する構造を有しており、
筋条用製品の品質を改良すると同時に主ペースト製品の
始端に近い所から筋条を出現させ得、分配不可能でチュ
ーブ内に残留する製品の量を低減し得る筋条付ペースト
分配用チューブを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、前述の目的は、少なくとも部分的にプ
ラスチック材料のチューブスカート部及びヘッド部を有
する筋条付ペースト分配用チューブであって、ヘッド部
が、筋条付ペーストを排出するための排出口を有する環
状のネック部と、ネック部の下方に連続して設けられて
おり、下方に拡大する傾斜内周面を有する環状のショル
ダ部と、ショルダ部の下方周端縁に接合されたチューブ
スカート部と、ネック部にほぼ同軸的に収容されると共
に該ネック部と一体成形されており、少なくとも一つの
筋条形成用流出口を有するプラスティク材料の環状内部
スカートと、内部スカートの内周面において流出口の両
側に配設されており、流出口からネック部の先端縁に向
かってチューブスカート部の軸方向に伸延する一対の案
内リブと、主ペースト製品を制動すべく内部スカートの
内周面において流出口の下方に配設されており、軸方向
に関して内部スカートにおける流出口の下方部分の少な
くとも3分の1の位置まで伸延する内部リブとを備えて
おり、流出口の少なくとも一部分がショルダ部の傾斜内
周面の延長線上に位置しており、内部スカートは1種類
以上の筋条用製品を収容すべく流出口の上方に位置して
ネック部と協働して環状の上方空間を画定する上方部分
と流出口の下方に位置してショルダ部と協働して環状の
下方空間を画定する下方部分とを有している筋条付ペー
スト分配用チューブによって達成される。
[作 用] 本発明の筋条付ペースト分配用チューブによれば、排出
口を有する環状のネック部に同軸的に収容されると共に
筋条形成用流出口を有する環状内部スカートはプラスチ
ック材料からなりネック部と一体成形されている。従っ
て、ネック部及び内部スカートを手で押圧することによ
り容易に平坦化し得、チューブ内の主ペースト製品及び
筋条用製品が残り少なくなったときの排出を促し、分配
不可能でチューブ内に残留する主ペースト製品及び筋条
用製品の量を低減し得る。
又、内部スカートの内周面において流出口の下方に配設
された内部リブが、軸方向に関して内部スカートにおけ
る流出口の下方部分の少なくとも3分の1の位置まで延
伸しており、主ペースト製品を制動する。従って、分配
時における主ペースト製品の流れに局部的な溝をつけて
制動作用を増大させ、流出口を通過する筋条用製品との
合流時にこの筋条用製品に与える衝撃力を低減し得る。
更に、内部スカートは、上方部分が流出口の上方に位置
してネック部と協働して環状の上方空間を画定すると共
に下方部分が下方に拡大する傾斜内周面を有する環状の
ショルダ部と協働して流出口の下方に位置する下方空間
を画定している。従って、筋条用製品の充填が容易にな
ると共に、下方空間に充填された筋条用製品がその粘度
に応じて上方空間に侵入して流出口の上方に留保され、
流出口を通過する筋条用製品の流れを規則的にし得る。
これは、チューブから分配される筋条付ペーストの形だ
けでなく味を一定にするためにも望しい。
本発明のチューブと同サイズ(25ml及びスカート直径m
m)のFR−B− 2 572 366のチューブとに同じ製品を
充填して比較使用した結果、下記の結果を得た。
(a)本発明のチューブでは筋条の出ないひも状ペースト
製品の長さが実質的に減少した(例えば15〜20mmであっ
たのが5〜6mmになった)。
(b)本発明のチューブでは筋条の形成状態が良好であっ
た。
本発明によるチューブの好ましい特徴によれば、ショル
ダ部の傾斜内周面はネック部の内周面に隣接するベベル
部を含んでおり、ベベル部が実質的に円錐台状であり、
水平面に関して50゜〜70゜の傾斜角を有しているのがよ
い。これにより、筋条用製品が流出口に向って前進し易
くなると共に、下方空間の入口径が大きくなり、流出口
に向かう筋条用製品の断面が80〜120 %拡大する。しか
も、チューブを押したとき筋条用製品がベベルの表面に
沿って流れて上向きに方向付けられ、ベベルのない場合
に比べて少し高い位置にある流出口に向って製品を送る
ことが可能になる。又、成形加工時の離型が容易にな
る。
本発明によるチューブの他の好ましい特徴によれば、各
流出口の頂部はベベル部の延長線と内部スカートとの交
点の下方に位置するのがよい。
本発明によるチューブの更に他の好ましい特徴によれ
ば、内部スカートが各流出口の下方に伸延する肉薄区域
を含んでおり、内部リブが流出口及び肉薄区域の両側に
配設されている一対のリブであるのがよい。これによ
り、内部スカートが平坦化され易くなり、チューブを押
し易くチューブを空にする割合を最大にし得る。
本発明によるチューブの更に他の好ましい特徴によれ
ば、肉薄区域の厚さは内部スカートの外周面側において
減少しており、該肉薄区域の厚さは対応する流出口から
内部スカートの下端に向かって増大すると共に、内部ス
カートにおいて肉薄区域を除いた本体部分の厚さは流出
口から下端へ向かって減少しているのがよい。これによ
り、成形部品の離型が有利になるだけでなく、筋条用製
品が対応する流出口に接近し易くなる。
本発明のチューブの内部を射出成形する際に使用する工
具アセンブリは通常の場合、内部スカートの内側を形成
する中央工具と、ネック部、ショルダ部及びチューブス
カート部を形成する周辺環状工具とを含んでおり、これ
ら二つの工具が相互に接触することにより開口部を形成
して、該工具の間の接触域の下方に長手方向の開口部を
含む。この開口部の厚さは内部スカートのその他の区域
又は本体部の成形に対応する扇形開口部よりかなり小さ
くなっている。成形成分の離型を簡単にするために、上
記縦方向開口部の厚さを下へ行くほど大きくする一方、
内部スカート本体部の成形に対応する扇形開口部の厚さ
を反対方向に変化させる。
本発明による内部スカートは従って、各縦方向肉薄区域
の厚さが対応する流出口から内部スカート下端部に向か
って増加すると共に、内部スカート本体部の厚さが前記
流出口から前記下端部に向かって減少している点でこれ
までの内部スカートと一線を画すものである。
本発明によるチューブの更に他の好ましい特徴によれ
ば、内部スカートの本体部の2面がなす角度及び肉薄区
域の2面がなす角度の夫々が軸方向の断面に関して0゜
15′〜1゜であるのがよい。
本発明によるチューブの更に他の好ましい特徴によれ
ば、各肉薄区域の厚さが上半分において0.15mm〜0.35m
m、下半分において0.25mm〜0.45mmであるのがよい。
本発明によるチューブの更に他の好ましい特徴によれ
ば、内部スカートの本体部の厚さが肉薄区域の上半分に
おいて該区域の厚さの2倍〜4倍であり、下半分におい
て該区域の厚さの 1.2倍〜3倍であるのがよい。
このような構成は工業的な大量生産の成形法に適合する
ものであり、チューブ使用の終期に内部スカートを平坦
化する上でも、また高品質の筋条を形成する上でも望ま
しいものである。
また、主ペースト製品がどちらかと言うと粘性のとき、
縦方向肉薄区域がリブと接していない場合には筋条用製
品の品質が使用の途中で変化したのに対し、高さが 0.2
〜0.3 mm程度と低い内部リブを設けるだけで、高品質の
筋条が獲得されるようになった。このように内部リブの
高さを低くすることによって、成形部分の離型を容易に
することができる。縦方向に延びる内部リブが各流出口
およびその下の各縦方向区域の両側に対として分配され
ている場合、その厚さを小さくしているかどうかとは関
係なく通常は内部リブの方が案内リブより高さが低くな
り、 0.2〜0.7 mmであるのに対し、案内リブの方は 0.4
〜1mmとなる。
この点に関して注目されるのは、筋条形成用製品の案内
リブも主ペースト材料を制動する働きをなし、高品質の
筋条を形成するには主ペースト材料の粘性が小さくなる
に従って案内リブと内部リブの2種類のリブの最小高さ
を大きくする必要があるという点である。
本発明によるチューブの更に他の好ましい特徴によれ
ば、内部リブが主ペースト製品の制動を助ける縦方向ボ
スを含んでおり、該ボスが流出口両側の一対のリブ間又
は案内リブ間に配設されているのがよい。
本発明によるチューブの更に他の好ましい特徴によれ
ば、流出口の同じ側に配置されな内部リブと案内リブと
は上向きに高さが大きくなる縦方向の連続リブを形成し
ているのがよい。
本発明によるチューブの更に他の好ましい特徴によれ
ば、内部スカートの上方周端縁が先細形の内面を介して
排出口の内面に連結されており、排出口の開口面積が内
部スカートの下端開口部の面積の 0.6倍〜0.85倍である
のがよい。
排出口の高さは通常 1.5〜3mmと微小なものであり、こ
れを縮小しても実質的制動効果が生じなくなるため、先
にも述べたように排出口より排出ダクトを広くする方
が、拡開口に続く連結面を有するが狭い排出ダクトより
望ましいということになる。さらに成形成分の離型を簡
単にするために、内部スカートの内径を上向きにやや漸
減させる。
本発明によるチューブの更に他の好ましい特徴によれ
ば、ショルダ部の傾斜内周面が成形によって固定される
環状ディスクにより裏張りされており、該ディスクが少
なくともポリエチレンからなる外層とアルミニウム又は
遮断プラスチック材料からなる中間層とを含んでいるの
がよい。これにより、製品の風味を良好に保つことがで
きる。
本発明によるチューブの更に他の好ましい特徴によれ
ば、内部スカートは、上方空間及び下方空間を流出口の
一つを含む区画に分割する隔壁を含んでおり、色又は性
質の異なる筋条用製品を分配すべく隔壁及び流出口が二
つから六つの同数設けられているのがよい。
[実施例] 添付図面は本発明によるチューブの実施例を示す。
第1図のチューブのヘッド部1 はショルダ2 を含み、シ
ョルダの下端部が成形によって、外径22mmのチューブス
カート部4 に接合部3 において接合されている。ヘッド
部1 は中心部に排出口6 を有する頂部5 を含んでおり、
その内径は 7.5mmである。
この頂部5 に対してネック部7 のねじ切り外面を形成す
る外部スカート16が接合されており、ショルダ2 に接合
されている。頂部5 にはまた高さ18mmの内部スカート8
も接合されており、ネック部7 の内部を形成すると共
に、ペースト製品を排出するためのダクト8 全体を内部
スカート自身の上に形成している。
外部スカート16の内面は直径12mmであり、外径10mmの内
部スカート8 の上部が幅 0.9〜1mmの環状空隙9 によっ
て外部スカート16から分離されている。ショルダ2 の裏
面が30゜の傾斜の該表面10と外部スカート16の内面11と
の間に傾斜角60゜の円錐台状面取り部12を形成してお
り、参照番号13および14に示すような排出ダクトにつな
がる開口部に向かう着色製品の流れに対する環状面積を
倍加している。
内部スカート8 は五つの流出口を内部スカートの円周方
向に規則的に分散して備えている。そのうち三つが13,1
4,15として第1図〜第4図に示されているが、14に示す
ようにそれぞれの流出口がその縦方向において 0.8×1.
1 mmの実質的に長方形状の輪郭を有し、両側で二つの内
部リブとしての縦方向リブ17,18 と接している。
縦方向リブ17,18 は内部スカート8 の下端部19から1mm
の地点から排出口6 の下端部20まで延びている。リブ1
7,18 の高さは上向きに規則的に増加しており、14の流
出口下部の制動効果のみを生み出す部分26では 0.3mmか
ら 0.5mmまで変化し、14に示すような流出口から排出口
6 まで延びる案内兼制動部分では 0.5mmから 0.6mmまで
変化する。
参照番号22に示すようなリブの上縁部または自由縁部21
は、構造体の中を通るペースト製品の流れを妨げる凹凸
が残らないように排出口6 の内面23と整合して配設され
ている。
13または14に示すような流出口はやや傾斜した表面10の
想像延長線とショルダ裏面の円錐台状面取り部またはベ
ベル12の想像延長線との間に完全に入っており、流出口
底部が表面10および内部スカート8 の上約 0.5mmに位置
している。
参照番号14に示すような各流出口の参照番号24で示すよ
うな底部に始まって、幅が流出口外側の幅と同じ 0.6mm
である縦方向肉薄区域25が内部スカート8 の底部へ向か
って下方向へ延びており、その厚さは流出口14の下部の
0.2mmからスカート底部の 0.3mmまで規則的に増加して
いる。区域25の長手方向の大部分に亘って縦方向リブ1
7,18 の参照番号26で示すような下部制動部分が接して
いる。内部スカート8 の本体部27の厚さは下へ向かって
0.8mmが 0.6mmまで規則的に減少している。
第1図〜第3図は縦方向リブと該リブの形成する溝28,3
2 とを軸方向断面で示したものである。上部の溝28、す
なわち案内溝(第1図、第2図)は参照番号30に示すよ
うな着色製品案内用リブ部分の間に位置し、厚さ 0.8mm
の肉薄底部31を有するのに対し、上部溝28の延長上にあ
って主ペースト状製品が13に示すような流出口の高さに
達するまで該製品の流れを制動する働きをする下部溝32
は、26に示すような制動リブの間に位置し、底部は厚さ
が 0.2mmから 0.3mmまで変化する縦方向肉薄区域25によ
って形成される(第3図)。参照番号13に示すような各
流出口13の下縁部33を薄くすることによって(第1図〜
第4図)、筋条形成用製品が該流出口を通過し易くして
いる。
内部スカート8 はやや円錐台状とし、すなわちやや先細
として下端開口部の内径 9mmから減少させて上部では
8.4mmとしている。上部が先細形連結面34によって内径
7.5mm、高さ 2mmの排出口6 の内面23に接合されてい
る。このような構成によって、成形成分の離型が容易に
なる上、内部スカートの入口断面積および排出口断面積
がそれぞれ63mm2と44mm2となって、ペースト材料の流れ
を排出口6 に向かって前進し易くしている。
他の実施例では、粘性の小さい着色製品用として、内部
スカート8 に参照番号35(第2図参照)に示すような縦
方向の制動用ボスを五つ設け、幅 2mm、厚さを 0.5mmと
大きくした平坦部を二つの隣接する流出口13,14 の両側
のリブ対17,18 の間に形成する。この場合のボス35は17
のような縦方向リブの高さ全体に亘って伸長させる。
第1図はまた、5層からなる環状の金属プラスチックデ
ィスク36の位置も示しており、ディスク36は調味剤に対
する遮断層を形成してショルダ2 の裏面10,12 をライニ
ングしており、成形によってショルダ2 に接合されてい
る。その表面層はポリエチレンである。可撓性ディスク
36は環状室37と環状空隙9 を形成する環状工具の周りに
取付けておけば良く、非常に簡単に配設することができ
る。
試験: 1) 以上の説明のチューブにおいて、ヘッド部1 をポリ
エチレンで形成し、スカート4 を金属プラスチックで形
成し、ボス35および金属プラスチックディスク36を備え
ないチューブ5本を用意し、先行技術(FR2 572 36
6)のチューブ3本と比較した。この時両方のチューブ
の容量を同じ25mlとし、排出口の内径(7.5mm)およびス
カートの内径(22mm)を同じにし、同じ種類のペースト
製品を用いた。ペースト製品の分配に関する試験では、
先行技術のチューブの場合、着色筋条の輪隔が不明瞭に
なった。
本発明のチューブでは、次のような結果を得た。
(a) ペースト製品をひも状にチューブから出し始めて
から5〜6mmとかなり早くから筋条が出始めた。これに
対して先行技術のチューブでは始端から15〜20mmであっ
た。
(b) 縁部の明瞭なくっきりとした筋条が形成された。
(c) 使い終わりの時期にもチューブを押すのに困難が
なかった。
2) 最初の試験より粘性の小さい主ペースト製品と着色
製品とを用いて試験を行なった結果、本発明のチューブ
で35に示すような縦方向ボスを設けたものを用いた時、
着色筋条の輪郭線がより明瞭になった。
3) 最初の試験の時と同じジオメトリのチューブ3本を
準備し、各チューブのペースト製品用流出口の間に五つ
の半径方向隔壁を、その水平下縁部がショルダのすぐ
下、すなわち第1図の38の位置に来るよのうに設けた。
各チューブに関して5種類の着色製品を前記半径方向隔
壁によって形成されるセクタの中に入れ、ペースト製品
の分配試験を行なった。この分配試験の結果、チューブ
から押出されるひも状ペースト製品の上に鮮明度の優れ
た5色の筋条が形成された。
4) スカートの直径35mm、製品容量 150ml、ヘッド部の
構造が同じであり、ショルダ2 をスカートと接合するべ
く外側へ伸長させただけのチューブを作成した。空隙と
環状室に同じレベル、実質的にショルダ2 の底部38(第
1図参照)まで筋条形成用製品を充填した。試験の結
果、ペースト製品が押し出し易く、輪郭のはっきりした
筋条が早期に出現するという知見を得た。また、ペース
ト製品の分配を終わるところまで筋条が持続するという
知見も得た。
[発明の効果] 本発明は下記の効果を同時に提供するものである。
(a) 着色筋条が早期に出現する。
(b) 輪郭の明瞭な特に形成状態の良い筋条が得られ
る。
(c) 成形が容易であり、大量生産に適する一体形の構
造である。
(d) 最後の試験から明らかなようにヘッド部の構造は
不可欠的ではない諸条件を整理することで各種の容量に
適合させることができる。
(e) おそらくは肉薄縦方向区域の作用により、チュー
ブの使い終わりの時期にチューブのヘッド部を内部スカ
ートと共に無理なく平坦化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による実施例のチューブの上部を示す軸
方向断面図である。 第2図から第4図は夫々、A−A線、C−C線及びB−
B線による断面図である。 1……チューブヘッド部、 2……ショルダ、 4……スカート部、 6……排出口、 8……内部スカー
ト、13,14,15……筋条製品流出口、 17,18,22……縦方向リブ。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも部分的にプラスチック材料のチ
    ューブスカート部及びヘッド部を有する筋条付ペースト
    分配用チューブであって、前記ヘッド部が、 筋条付ペーストを排出するための排出口を有する環状の
    ネック部と、 前記ネック部の下方に連続して設けられており、下方に
    拡大する傾斜内周面を有する環状のショルダ部と、 前記ショルダ部の下方周端縁に接合されたチューブスカ
    ート部と、 前記ネック部にほぼ同軸的に収容されると共に該ネック
    部と一体成形されており、少なくとも一つの筋条形成用
    流出口を有するプラスティク材料の環状内部スカート
    と、 前記内部スカートの内周面において前記流出口の両側に
    配設されており、前記流出口から前記ネック部の先端縁
    に向かって前記チューブスカート部の軸方向に伸延する
    一対の案内リブと、 主ペースト製品を制動すべく前記内部スカートの内周面
    において前記流出口の下方に配設されており、前記軸方
    向に関して前記内部スカートにおける前記流出口の下方
    部分の少なくとも3分の1の位置まで伸延する内部リブ
    とを備えており、 前記流出口の少なくとも一部分が前記ショルダ部の傾斜
    内周面の延長線上に位置しており、 前記内部スカートは1種類以上の筋条用製品を収容すべ
    く前記流出口の上方に位置して前記ネック部と協働して
    環状の上方空間を画定する上方部分と前記流出口の下方
    に位置して前記ショルダ部と協働して環状の下方空間を
    画定する下方部分とを有している筋条付ペースト分配用
    チューブ。
  2. 【請求項2】前記ショルダ部の傾斜内周面は前記ネック
    部の内周面に隣接するベベル部を含んでいる特許請求の
    範囲第1項に記載のチューブ。
  3. 【請求項3】前記ベベル部が実質的に円錐台状であり、
    水平面に関して50゜〜70゜の傾斜角を有している特許請
    求の範囲第2項に記載のチューブ。
  4. 【請求項4】各流出口の頂部は前記ベベル部の延長線と
    前記内部スカートとの交点の下方に位置する特許請求の
    範囲第2項又は第3項に記載のチューブ。
  5. 【請求項5】前記内部スカートが各流出口の下方に伸延
    する肉薄区域を含んでおり、前記内部リブが前記流出口
    及び前記肉薄区域の両側に配設されている一対のリブで
    ある特許請求の範囲第1項から第4項のいずれか一項に
    記載のチューブ。
  6. 【請求項6】前記肉薄区域の厚さは前記内部スカートの
    外周面側において減少しており、該肉薄区域の厚さは対
    応する流出口から前記内部スカートの下端に向かって増
    大すると共に、前記内部スカートにおいて前記肉薄区域
    を除いた本体部分の厚さは前記流出口から前記下端へ向
    かって減少している特許請求の範囲第5項に記載のチュ
    ーブ。
  7. 【請求項7】前記内部スカートの本体部の2面がなす角
    度及び前記肉薄区域の2面がなす角度の夫々が前記軸方
    向の断面に関して0゜15′〜1゜である特許請求の範囲
    第6項に記載のチューブ。
  8. 【請求項8】各肉薄区域の厚さが上半分において0.15mm
    〜0.35mm、下半分において0.25mm〜0.45mmである特許請
    求の範囲第7項に記載のチューブ。
  9. 【請求項9】前記内部スカートの本体部の厚さが前記肉
    薄区域の上半分において該区域の厚さの2倍〜4倍であ
    り、下半分において該区域の厚さの 1.2倍〜3倍である
    特許請求の範囲第8項に記載のチューブ。
  10. 【請求項10】前記内部リブが主ペースト製品の制動を
    助ける縦方向ボスを含んでおり、該ボスが前記流出口両
    側の一対のリブ間又は前記案内リブ間に配設されている
    特許請求の範囲第5項から第9項のいずれか一項に記載
    のチューブ。
  11. 【請求項11】流出口の同じ側に配置された内部リブと
    案内リブとは上向きに高さが大きくなる縦方向の連続リ
    ブを形成している特許請求の範囲第5項から第9項のい
    ずれか一項に記載のチューブ。
  12. 【請求項12】前記内部スカートの上方周端縁が先細形
    の内面を介して前記排出口の内面に連結されており、前
    記排出口の開口面積が前記内部スカートの下端開口部の
    面積の 0.6倍〜0.85倍である特許請求の範囲第1項から
    第4項のいずれか一項に記載のチューブ。
  13. 【請求項13】前記ショルダ部の傾斜内周面が成形によ
    って固定される環状ディスクにより裏張りされており、
    該ディスクが少なくともポリエチレンからなる外層とア
    ルミニウム又は遮断プラスチック材料からなる中間層と
    を含んでいる特許請求の範囲第1から第12項のいずれか
    一項に記載のチューブ。
  14. 【請求項14】前記内部スカートは、前記上方空間及び
    前記下方空間を前記流出口の一つを含む区画に分割する
    隔壁を含んでおり、色又は性質の異なる筋条用製品を分
    配すべく前記隔壁及び前記流出口が二つから六つの同数
    設けられている特許請求の範囲第2項から第9項のいず
    れか一項に記載のチューブ。
JP63278518A 1987-11-03 1988-11-02 筋条付ペースト分配用チューブ Expired - Lifetime JPH0641308B2 (ja)

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