JPH0641149Y2 - 圧力計 - Google Patents

圧力計

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JPH0641149Y2
JPH0641149Y2 JP40015690U JP40015690U JPH0641149Y2 JP H0641149 Y2 JPH0641149 Y2 JP H0641149Y2 JP 40015690 U JP40015690 U JP 40015690U JP 40015690 U JP40015690 U JP 40015690U JP H0641149 Y2 JPH0641149 Y2 JP H0641149Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は圧力計に関する。さらに
詳しくは、任意に測定範囲を設定して被測定体の内圧を
計ることができるとともに、前記被測定体内部の過剰気
体を適量解放して所定気圧になるように調整することの
できる、測定操作が簡便化された圧力計に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、圧力計測装置には圧力ゲージと圧
力測定ペンの二種類があるが、タイヤ内圧を検出する圧
力計としては圧力測定ペンの方が測圧ゲージよりも便利
であるので広く一般に使用されている。現在の一般的な
圧力測定ペンの構造は、一つの管内にばね、標尺および
ピストンなどからなる測定装置を取り付けて構成したも
のが多く、導入口から導入された高圧気体がピストンを
押して遊標を移動させ、該遊標表面に取り付けられた目
盛りを読んでタイヤ内圧を検知するものである。このよ
うな圧力測定ペンは、最初に考案されてからすでに数十
年が経過しており、その間絶えず新種の圧力測定ペンが
提案されているが、どの測定ペンも前述した構造に似た
り寄ったりで、いずれも導入された気圧を利用して遊標
を移動させ、遊標上の目盛りを読み取り、タイヤの内圧
を知るものばかりである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような構造をした従来の圧力測定ペンは、タイヤ内圧を
検知する機能を備えているとはいえ、測定したタイヤ内
圧が高過ぎると、まず、一旦圧力測定ペンを取り除いて
タイヤ内の気体を適量放出したのち、再び圧力測定ペン
でタイヤ内圧を計るという操作を交互に行う必要があ
る。しかし、このようなタイヤ内の気体放出を適量にコ
ントロールすることは決して容易なことではなく、往往
にして気体を再び注入してから測定する、あるいは、気
体放出量が足らずにもう一度気体を放出してから測定に
取りかかるなど、何度も気体の注入または放出操作を繰
り返して初めて測定できるようなことも稀ではなく、そ
のため、無為に時間や労力が消耗されるばあいがかなり
あった。
【0004】本考案は、従来の圧力測定ペンのような圧
力計における前記問題点に鑑み、任意に測定範囲を設定
して被測定体の内圧を測定することができ、かつ、前記
測定体内部の過剰気体を適量に解放して所定気圧となる
ように調節することができる、測定操作が簡便化された
圧力計を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の圧力計は、周壁
に所定長さの縦向きスロットが穿設された中空パイプか
らなる内面管と、該内面管の一端に設けられ、中央に気
体通路が形成された気体導入口を備えた測定端部と、前
記内面管の他端の開口部に螺着され、上端面に凸起部が
形成された底座と、前記内面管内に配置されており、前
記縦向きスロットに嵌挿される突起端縁が周縁の所定位
置に形成されたピストンと、一端が前記ピストンに当接
されかつ他端が前記底座の凸起部に嵌着当接されたばね
とからなる測定装置と、前記内面管の外周に滑動自在に
配設され、両端に嵌着部が設けられた所定長さの中空状
筒体からなり、該筒体外周壁に等距離に螺旋状配列の複
数の通孔が穿設された調節スリーブとからなり、前記内
面管の内壁に、ピストンの上方向の滑動を制限する凸状
当接部が形成されており、かつ前記通孔の傍に流出する
気体圧力標示数字が表示されてなることを特徴してい
る。
【0006】
【作用】前記のように構成した本考案の圧力計は、使用
する際に、まず、それぞれが標準圧力数値を標示した調
節スリーブの通孔の中から、被測定体の標準圧力数値を
示した通孔を回転して内面管の縦向きスロットに対応さ
せて該スロットと連通させる。そののち、内面管の測定
端部の気体導入口を被測定体の気孔に密着させて、被測
定体内の気圧を内面管内部に導入して、ピストンを下側
に押し下げる。このばあいに、もし、ピストンが前記縦
向きスロットに対応して調整された、標準圧力数値を標
示した通孔より下方に押し下げられると、被測定体内部
の気圧が適量漏出して標準圧力になるとともに、ピスト
ンが再び前記通孔を完全に閉塞するまで上方に移動する
ので、一回の測定操作により、測定と同時に被測定体内
の過剰気体を解放して所定気圧に調整することができ
る。
【0007】前記調節スリーブはゴム材で作製するよう
にしてもよいし、また内面管外周壁と調節スリーブ内周
壁とのあいだにゴム材質層を介設するようにしてもよ
い。また、前記調節スリーブは長めの単一中空状筒体で
構成することもできるし、短めの複数の中空状筒体を相
互に嵌着して構成することもできる。さらに、前記通孔
の隣合う両通孔間の、前記調節スリーブの長手方向に沿
う縦向きの距離を前記ピストンの受ける圧力の相違によ
るばねの長さの変化量から決定し、この縦向き距離に垂
直方向の横向き距離を前記内面管の縦向きスロットの幅
よりも大きくして、該縦向きスロットが一度に一つの通
孔としか連通しないようにするのが好ましい。また、前
記ピストンの下面に押付け棒を嵌着し、調節スリーブの
下方に目盛計数盤を取り付けて、前記ピストンがタイヤ
内圧に押し下げられて該押付け棒を連動した際に、該目
盛計数盤が作動されてタイヤ内圧数値を表示できるよう
にすることもできる。
【0008】
【実施例】以下、添付図面に基づき本考案の圧力計を詳
細に説明する。
【0009】図1は本考案の圧力計の一実施例の全体説
明図、図2は同じく分解説明図、図3は同じく断面説明
図である。
【0010】図1〜図3において、(1)は本考案の一実
施例にかかわる圧力計(1)であり、該圧力計(1)は、内面
管(10)、測定端部(20)、測定装置(30)および調節スリー
ブ(40)とからなっている。以下、各素素について説明す
る。
【0011】内面管(10)は金属製中空パイプからなって
おり、その管壁の中央には適当な長さの縦向きスロット
(12)が穿設されている。内面管(10)の一端の開口部に
は、上端面に凸起部(141)が形成された底座(14)に螺着
する雌ねじ(13)が形成されている。
【0012】測定端部(20)は前記内面管(10)の開口した
他端縁に設けられ、その先端が気体導入口(21)をなして
おり、また中心部には気体通路(22)が形成されている。
【0013】測定装置(30)は、ピストン(32)とばね(33)
からなっている。ピストン(32)は、前記内面管(10)の中
空内部に上下滑動自在に遊嵌された円板であり、その周
縁の所定位置には前記内面管(10)の縦向きスロット(12)
に挿し込まれる突起端縁(321)が設られている。また、
前記ピストン(32)は、内面管(10)の内壁に凸設した球状
当接部(322)に当接してそれより上には滑動しないよう
になっている。ばね(33)は、図3に示されるように、そ
の一端が前記ピストン(32)に当接し、他端が前記底座(1
4)上端面の凸起部(141)に嵌着当接している。内面管(1
0)の中空内部に配設されるばね(33)の弾力は、ピストン
(32)が圧力を受けてばね(33)を押圧して中空内部を滑る
距離、すなわち弾性変形量が受けた圧力に比例して対応
するように設けられる。
【0014】調節スリーブ(40)はゴム材、金属などから
なり、適宜な長さの中空状筒体を呈して前記内面管(10)
周縁に嵌着被覆されている。前記調節スリーブ(40)は、
気密性を向上させる点からは、ゴム材で作製するのが好
ましい。調節スリーブ(40)の両端縁にはそれぞれ嵌着部
(41)が設けられており、また周壁の所定位置には、同じ
距離で隣合いかつ前記ピストン(32)の滑り移動に対応す
る螺旋配列の複数の通孔(42)が穿設されている。すなわ
ち、通孔(42)の隣合う両通孔(42)間は、それぞれ、圧力
計(1)の縦向き(垂直向き)および横向き(水平向き)
に沿って所定間隔距離に設定されており、該縦向きの距
離(垂直距離)は、ピストン(32)の受ける気圧の大小に
よる前記ばね(33)の長さの変形量から決定される。一
方、横向き距離(水平距離)は、前記内面管(10)の縦向
きスロット(12)の幅よりも大きくして、該縦向きスロッ
ト(12)が一度に一つの通孔(42)としか連通しないように
なっている。これにより、所定気圧に調整する上におけ
る精度を向上させることができる。また、各通孔(42)の
傍にはそこから流出する気体の圧力を表示する数字が書
き入れられている。そして、図3に示されるように、調
節スリーブ(40)の両端縁に設けられた嵌着部(41)によ
り、複数個の調節スリーブ(40)を一緒に連接して、それ
を内面管(10)の外周壁に包容被覆させ、かつ、その上下
端に固定リング(43)を装着して、それぞれの調節スリー
ブ(40)が独自に内面管(10)の周囲で回転する一方、上下
に移動したりまたは離脱しないようにして圧力計(1)の
組立が完成される。なお、調節スリーブ(40)を金属材料
で作製したばあいには、図4に示されるように嵌着部(4
1)にO-リング(402)を用いて気密性を与え、気体の漏洩
を防ぐのが好ましい。また、図1に示されるように、両
固定リング(43)の周壁にそれぞれ前記縦向きスロット(1
2)に対応して直線的に相対する定着指標線(431)を付着
して、各調節スリーブ(40)の通孔(42)を容易に配列でき
るようにしてもよい。
【0015】さらに、図5に示されるように、調節スリ
ーブ(40)の外周壁に金属層(401)を被覆して、その耐久
性を向上するようにしてもよい。
【0016】つぎに、本考案の圧力計の使用方法につい
て説明する。すなわち、図6に示されるように、まず、
調節スリーブ(40)を所定標準測圧の位置に調整するので
あるが、標準圧力数値を標示した通孔(42)を内面管(10)
の縦向きスロット(12)に対応させて通気孔(この際、そ
の他の通孔はみな縦向きスロットと連動しない)を形成
する。そののち、測定端部(20)の気体導入口(21)をタイ
ヤバルブ(50)に密着させて、タイヤ内の気圧を気体通路
(22)から導入する。すると、内面管(10)内部のばね(33)
が圧縮されてピストン(32)が下側に押される。そして、
もし、ピストン(32)が前記縦向きスロット(12)に対応す
るように調整された、標準圧力数値を標示した通孔(42)
より下方に押し下げられると、タイヤ内部の気体が適量
漏出するとともに、ピストン(32)が再び該通孔(42)を完
全閉塞するまで上方に移動するので、一回の測定操作で
同時にタイヤ内の過剰気体を解放して所定気圧に調整す
ることができ、測定と気体漏洩の両操作をそれぞれ個別
に行う必要がなくなる。また、図6に示されるように、
底座(14)の下側に調整ボルト(142)を螺着して、ねじ回
しで前記底座(14)を上下に移動調節してばね(33)の突っ
張り弾力を調節し精度を向上させることもできる。
【0017】また、図7に示されるように、前述した構
成において、内面管(10)の外周壁に、前記縦向きスロッ
ト(12)に対応する溝穴を設けたゴム層(18)を増設すれ
ば、調節スリーブ(40)を金属材料で作製しても前述した
ゴム製の調節スリーブと同様の機能を果たすことがで
き、かつ、使用寿命が長くなる。
【0018】調節スリーブとしては、図8に示されるよ
うに、一つの適当な長さの単体からなる調節スリーブ(4
0a)を用いてもよく、これにより空気漏れの可能な箇所
を少なくして精度を向上させることができる。該調節ス
リーブ(40a)は、前述したものと同様に斜め向きの螺旋
配列をなす通孔(42)が穿設されており、両側端に嵌着部
(41)を設けるとともに、該調節スリーブ(40a)両側端に
対応する内面管(10)両側の外周壁に定着部(15)が設けら
れており、調節スリーブ(40a)が上下に移動しないで単
に回転だけするようになっている。
【0019】なお、前述したごとく、気密性という点か
らは、内面管(10)の外周にゴム層を包容被覆しないばあ
いには調節スリーブをゴム材料で作製するのが好ましい
が、もし内面管(10)の外周をゴム層で被覆すれば調節ス
リーブ自体は金属材料で作製しても、使用上まったく同
様であり効果も違わない。
【0020】つぎに、本考案の圧力計を実際に応用した
ばあいについて説明する。ちなみに、前記調節スリーブ
の作製に際しては、各種の使用条件を考慮して、一つの
調節スリーブに螺旋配列に複数の通孔を設けたり、また
は、内面管に一個または複数個の調節スリーブを嵌着し
て、それぞれの調節スリーブに一つの圧力数値を表示し
た通孔を穿設し、かつ、該調節スリーブの個数を適宜に
加減するなどして、圧力計の測定範囲を調整することが
できる。たとえば、一般のセダン車のタイヤ標準圧は32
psiであり、ドライバーがエアコンプレッサーでタイヤ
内部に空気を注入するとき、エアコンプレッサーの提供
する気圧が余りに過大であると、タイヤ内圧は一瞬のあ
いだに標準圧力をこえる。このばあいに、本考案の圧力
計における32psi標記の通孔を内面管の縦向きのスロッ
トと連通するように回転し(圧力計の外周壁に該縦向溝
穴の位置標示を付加してもよい)、その他の調整スリー
ブにある通孔はすべて縦向きスロットから避けるように
し、しかるのちに、本考案における測定端部の気体導入
口をタイヤ気孔に押し当てると、タイヤ内部圧は自然に
32psiまでにドロップ停止して使用上相当便利となる。
なお、複数個のピースで調節スリーブを構成すると、所
定圧力表示の調節スリーブの通孔を内面管の縦向きにス
ロットに連通させるのが容易になる。
【0021】また、低圧を測定するときには、調節スリ
ーブの低圧標示通孔を前記縦向きスロットに連通するよ
う回転すれば、迅速に測定できる。そして、もし、タイ
ヤ内圧が余りに低過ぎるばあいには、測定を止めてタイ
ヤに気体を圧入するのである。また、図9に示されるよ
うに、本考案の圧力計は目盛計数タイプの圧力計に併合
して使用することもできる。このばあい、圧力計は、同
じく、内面管(10)、測定端部(20)、測定装置(30)および
調節スリーブ(40a)から組み立てられる。前記内面管(1
0)の周壁には所定長の縦向きスロット(12)が設けられて
おり、前記測定端部(20)を内面管(10)の上端に取り付け
るとともに、測定装置(30)を内面管(10)内部に装着し、
周壁に複数の通孔(42)が穿設された調節スリーブ(40a)
を前記内面管(10)外周に嵌合被覆させる。そして、調節
スリーブ(40a)周壁の複数の通孔(42)は、隣り合う通孔
(42)間の縦向きと横向きの距離はいずれも所定の間隔を
保っている。さらに、前記ピストン(32)の下面に嵌着す
る下端ねじ(341)を螺刻した押付け棒(34)、および前記
内面管(10)を嵌合被覆する調節スリーブ(40a)の下方に
目盛計数盤(35)を、それぞれ取り付けて目盛計数タイプ
の圧力計が形成される。
【0022】そして、測圧をするときには、前記調節ス
リーブ(40a)を回して予定圧力数値を表示した通孔(42)
を前記定着指標線(431)に対応させたのち、通孔(42)と
定着指標線(431)を一緒に前記内面管(10)の縦向きスロ
ット(12)に対応するよう回転させれば(この際、他の通
孔はすべて縦向きスロットからそれる)、測定装置(30)
のピストン(32)は上から下に押し下げるタイヤ内圧に影
響されて該内面管(10)内で移動する。それに伴い、ピス
トン(32)の下方にある押付け棒(34)も押し下げられ、そ
の下端に螺刻されたねじ(341)が該目盛計数盤(35)内の
歯車(351)に噛合してこれを回転させ、該目盛計数盤(3
5)にタイヤ内圧数値を表示させるのである。それゆえ、
全体の設計構造は通孔(42)と縦向きスロット(12)の対応
連通によってタイヤ内の過剰圧力を、該通孔(42)に示し
た圧力になるまで排除するばかりでなく、同時に、前記
縦向きスロット(12)に連通させる通孔(42)の圧力表示数
値と目盛計数盤(35)が示すタイヤ内圧数値から、直接か
つ迅速にタイヤ内圧を必要な所定数値にすることができ
る。
【0023】
【考案の効果】前記のように構成した本考案の圧力計
は、使用する際に、まず、それぞれに標準圧力数値が表
示された調節スリーブの通孔の中から、被測定体の標準
圧力数値を示した通孔を回転して内面管の縦向きスロッ
トに対応させて連通させる。そののち、測定端部の気体
導入口を被測定体の気孔に密着させて、被測定体の気圧
を内面管内部に導入して、ピストンを下側に押し下げ
る。そして、もし、ピストンが前記縦向きスロットに対
応して調整された、標準圧力数値を標示した通孔より下
方に押し下げられると、被測定体内部の気体が適量漏出
して標準圧力になるとともに、ピストンが再び該通孔を
完全閉塞するまで上に移動するので、一回の測定操作で
同時に被測定体内の過剰気体を解放して所要気圧に調整
することができ、従来の圧力計のように測定と気体漏洩
の両操作を別々に行う必要がなくなる。
【0024】また、調節スリーブ自体をゴム材で作製し
たり、内面管外周壁と調節スリーブ内周壁とのあいだに
ゴム材質層を介設することにより空気漏洩による誤差を
小さくすることができる。また、前記調節スリーブを長
めの単一中空状筒体で作製したり、前記それぞれの通孔
の隣合う両通孔間の、調節スリーブ長手方向に沿う縦向
き距離をピストンの受ける圧力の相違によるばねの長さ
の変化量から決定し、縦向き距離に垂直方向の横向き距
離を前記内面管の縦向きスロットの幅よりも大きくし
て、縦向きスロットが一度に一つの通孔としか連通しな
いようにしたり、あるいは、前記ピストンの下面に押付
け棒を嵌着し、調節スリーブ下方に目盛計数盤を取り付
けて、ピストンがタイヤ内圧に押し下げられて前記押付
け棒を連動した際に、目盛計数盤が作動してタイヤ内圧
数値を表示できるようにすると、前記の被測定体の内圧
測定や所定気圧に調整する精度が向上されるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の圧力計の一実施例の説明図である。
【図2】図1に示される実施例の分解説明図である。
【図3】図1に示される実施例の断面説明図である。
【図4】本考案における調節スリーブの嵌着部の一例の
拡大断面図である。
【図5】本考案の圧力計の他の実施例の断面説明図であ
る。
【図6】本考案の圧力計の測定状態の説明図である。
【図7】本考案の圧力計のさらに他の実施例の断面説明
図である。
【図8】本考案の圧力計の他の実施例の断面説明図であ
る。
【図9】本考案の圧力計のさらに他の実施例の断面説明
図である。
【符号の説明】
10 内面管 12 縦向きスロット 14 底座 141 底座頂端の凸起部 20 測定端部 21 気体導入口 22 気体通路 30 測定装置 32 ピストン 33 ばね 34 押付け棒 35 目盛計数盤 321 突起端縁 322 当接部 40 調節スリーブ 41 嵌着部 42 通孔

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】周壁に所定長さの縦向きスロットが穿設さ
    れた中空パイプからなる内面管と、 該内面管の一端に設けられ、中央に気体通路が形成され
    た気体導入口を備えた測定端部と、 前記内面管の他端の開口部に螺着され、上端面に凸起部
    が形成された底座と、 前記内面管内に配置されており、前記縦向きスロットに
    嵌挿される突起端縁が周縁の所定位置に形成されたピス
    トンと、一端が前記ピストンに当接されかつ他端が前記
    底座の凸起部に嵌着当接されたばねとからなる測定装置
    と、 前記内面管の外周に滑動自在に配設され、両端に嵌着部
    が設けられた所定長さの中空状筒体からなり、該筒体外
    周壁に等距離に螺旋状配列の複数の通孔が穿設された調
    節スリーブ とからなり、前記内面管の内壁に、ピストンの上方向の
    滑動を制限する凸状当接部が形成されており、かつ前記
    通孔の傍に流出する気体圧力標示数字が表示されてなる
    ことを特徴とする圧力計。
  2. 【請求項2】前記調節スリーブがゴム材で作製されてな
    る請求項1記載の圧力計。
  3. 【請求項3】前記内面管の外周壁と調節スリーブの内周
    壁とのあいだにゴム材質層が介設されてなる請求項1記
    載の圧力計。
  4. 【請求項4】前記調節スリーブが単一の中空状筒体から
    なる請求項1記載の圧力計。
  5. 【請求項5】前記調節スリーブ部が複数の中空状筒体を
    相互に嵌着して構成されてなる請求項1記載の圧力計。
  6. 【請求項6】前記それぞれの通孔の隣り合う通孔間の、
    前記調節スリーブの長手方向に沿う縦向き距離を前記ピ
    ストンの受ける圧力の相違による前記ばねの長さの変化
    量から決定し、前記縦向き距離に垂直方向の横向き距離
    を前記内面管の縦向きスロットの幅よりも大きくして、
    該縦向きスロットが一度に一つの通孔としか連通しない
    ように構成されてなる請求項1記載の圧力計。
  7. 【請求項7】前記ピストンの下面に押付け棒を嵌着し、
    前記調節スリーブの下方に目盛計数盤を取り付けて、前
    記ピストンがタイヤ内圧に押し下げられて前記押付け棒
    を連動した際に、前記目盛計数盤が作動されてタイヤ内
    圧数値を表示できるようにしてなる請求項1記載の圧力
    計。
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