JPH0641115Y2 - 穀物共乾施設のドライストア - Google Patents

穀物共乾施設のドライストア

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JPH0641115Y2
JPH0641115Y2 JP1813789U JP1813789U JPH0641115Y2 JP H0641115 Y2 JPH0641115 Y2 JP H0641115Y2 JP 1813789 U JP1813789 U JP 1813789U JP 1813789 U JP1813789 U JP 1813789U JP H0641115 Y2 JPH0641115 Y2 JP H0641115Y2
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dry
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滋 北野
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Meiwa Kogyo Co Ltd
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Meiwa Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、ライスセンタやカントリーエレベータ等の
穀物共乾施設において荷受けした米麦の予備乾燥と一時
貯蔵のための設備として通常用いられているドライスト
アに関するもので、特にその乾燥空気の送排気システム
に関するものである。
《従来の技術》 第6図は、従来の典型的なドライストアの構造を模式的
に示したもので、貯留ビンと呼ばれる通風容器2‥‥2
のなかに収容された穀物20に乾燥空気を常時通風して穀
物を半乾状態で貯留している。貯留される穀物20は、バ
ケットエレベータ10からシュート11を経て貯留ビンの上
部に配置した張り込みコンベヤ12に送られ、適時貯留ビ
ン上を左右に移動する分配コンベヤ13によって各貯留ビ
ン2‥‥2に分配される。乾燥用空気は、貯留ビン送風
機5から給気ダクト6を経て各貯留ビン2‥‥2に分配
され、貯留ビンを通った空気は排気ダクト8で集塵装置
9に導かれる。集塵装置9は、一般に重力沈降と水シャ
ワーとを併用して排気中の藁屑や穂切れ、ごみ等の夾雑
物を除去している。穀物20の送出経路は図には示してな
いが、穿孔板からなる貯留ビンの底板4の一部を開口さ
せてその下に配置したコンベヤで次工程の装置に送り出
している。
そして従来のドライストアでは、同図に示すように、ス
トア上部の壁面に開口25を設けて該開口に張り込みコン
ベヤ12を貫通させて穀物20の搬入路を形成し、ルーフフ
ァンや軸流ファンなどの排気ファン26を用いて貯留ビン
から排出された空気を集塵装置9に送り込んでいた。一
般に排気ファン26は、複数台設置して穀物20の貯蔵量に
応じた台数を駆動するという運転方法が採用されてい
る。
《考案が解決しようとする課題》 上記従来の構造は、貯留ビン送風機5と排気ファン26と
で貯留ビン2‥‥2の送排気をバランスさせてストア上
部7の内圧を大気圧に等しくしようとするものである。
しかし貯留ビン2‥‥2の通過空気量は、貯留ビン内の
穀物の貯留量(堆積高さ)や使用している貯留ビンの
数、穀物を貯留ビンから送出する際の流路抵抗の変化等
の種々の条件によって変化する。そのため、排気ファン
26の風量の設定が非常に困難で、排気ファン26の容量が
大き過ぎると開口25から大気を引き込むので排気ファン
や集塵装置に余分の動力が必要になり、またストアの壁
はフレームに内側からボードを止着した構造となってい
るので、甚だしい場合には送風量が低下したときにスト
ア上部7が強い負圧になってストア上部の壁が破損する
という事故が起きていた。また排気ファン26の容量を少
なめに設定すると、張り込みコンベヤの開口25から常時
粉塵が吹き出して作業環境を悪化させ、公害を引き起こ
す問題があった。
また複数の排気ファン26の一部のみを運転しているとき
に停止している排気ファンからの空気の逆流現象が起こ
り、水シャワーを備えた集塵装置9から水滴や湿気を含
んだ空気が貯留ビン2‥‥2に逆流し、穀物20上に水滴
が落ちて変色米が発生するなどの問題を起こすこともあ
り、更に、排気ファン26の騒音が非常に大きく公害問題
になることがあった。
この考案は、このような問題が生じないドライストアを
得ることを課題としている。
《課題を解決するための手段》 この考案は、排気ファン26を用いず、ストア上部7を密
閉構造にし、貯留ビン送風機5の風圧によって貯留ビン
2‥‥2からの排気を集塵装置9に圧送するという構造
を採用することにより、風量のアンバランスに起因する
上記問題を解消し、かつ湿式集塵装置からの加湿空気の
逆流という問題を解決したものである。
本考案のドライストアにおいては、張り込みコンベヤ12
や分配コンベヤ13で構成される貯留ビン2への穀物分配
装置をストアの上部空間7内に完全に納め、この分配装
置に穀物を供給するシュート11のようなパイプ状の穀物
搬入路がストアの壁1を気密に貫通する構造とし、更に
作業用通路の出入り口14を二重ドアにしている。シュー
ト11等のパイプ状穀物搬入路の先端には、必要により空
気の逆流防止手段17、18を設ける。この逆流防止手段1
7、18を設ける代わりに、バケットエレベータ10に設け
られている集塵用ダクトの開口ないし風量を大きくする
ことで対処することも場合によっては可能である。そし
てストア上部7に排気用の開口を設け、貯留ビン送風機
5の風圧により空気を排気ダクト8を経て集塵装置9へ
圧送する構造としている。
貯留ビン送風機5は、通常100mmH2O以上の静圧があり、
現状多く用いられている湿式集塵装置の空気通過抵抗は
10〜25mmH2O程度であるから、貯留ビン送風機5の吐出
圧を従来より10〜25mmH2O大きくする。
《作用》 上記の構造によれば、ストア上部が完全な密閉状態ない
し実質的に密閉状態になり、貯留ビン送風機5の余分の
吐出圧によりストア上部7が10〜25mmH2O程度の正圧と
なり、該正圧により排気は集塵装置9に圧送される。そ
してストアが密閉状態になっている関係上、貯留ビン2
‥‥2の通過風量がどのように変化してもその風量がそ
のまま集塵装置9に導かれる。また、ストア内への作業
員の出入りに際しても、出入口を開けた時の粉塵の吹き
出しが二重ドアで防止される。
ストア上部は正圧となるが、その圧力は10〜25mmH2O程
度であり、ストアの壁は前述した構造であるために内圧
に対してはある程度の抵抗力があるので、ストアの壁が
この圧力によって損壊する危険は全くない。
《実施例》 第1図及び第2図はこの考案の第1実施例を、第3図及
び第4図は第2実施例を示したものである。第1実施例
と第2実施例の異なる点は、シュート11の先端に設けた
逆流防止手段の構造が異なることと、第2実施例のスト
アには塵埃の重力沈降室19が付設されている点である。
第1〜4図において、1はストアを区画形成している
壁、2は貯留ビン、3は貯留ビンの区画壁、4は貯留ビ
ンの有孔底板、5は貯留ビン送風機、6は給気ダクト、
7はストア上部の空間、8は排気ダクト、9は集塵装
置、10はバケットエレベータ、11はシュート、12は張り
込みコンベヤ、13は分配コンベヤ、14は作業用の出入り
口、15、16は該出入り口に設けたドア、20は貯留ビン内
に収容した穀物である。
貯留ビン送風機5は、貯留ビン2の空気通過抵抗と集塵
装置9の空気通過抵抗とを加えた定常吐出圧を有するも
のとし、従ってストア上部7の内圧は集塵装置の空気抵
抗に相当する正圧となっている。
張り込みコンベヤ12及び分配コンベヤ13は、その全体が
ストアの上部空間7内に納められており、張り込みコン
ベヤ12に穀物を供給するパイプ状のシュート11がストア
の壁1を気密に貫通している。シュート11の先端開口に
は、第1実施例のものでは第2図に示すように蓋板17が
設けられており、この蓋板17は、蓋体の重力あるいは図
示されないバネ等で閉鎖方向(第2図の矢印方向)に付
勢されている。シュート11から穀物20aが落下してきた
ときには、シュート内の穀物の重量で蓋板17が開き、穀
物が落下しないときには、前記蓋板17の重力またはバネ
等の付勢力とストア内の空気圧により蓋板17は閉鎖され
る。また第2実施例のものでは、第4図に示すようにシ
ュート11の先端に張り込みコンベヤのベルト12aとの間
に僅かな間隙を残して貯留筒18が設けられており、この
貯留筒に溜まった穀物20bによりシュート11の開口端が
閉鎖される構造としている。
また、ストア内への出入り口14には、二重のドア15、16
を設け、作業者の出入り時に該出入り口から塵埃を含ん
だストア内の空気が漏出しないようにしてある。
このようにしてストア上部を密閉構造とすることによ
り、ストア上部の正圧は保持され、貯留ビン2‥‥2を
通過した空気は、この正圧により集塵装置9に圧送され
る。
なお、第1実施例の構造は、排気ダクト8をストア上部
に開口させたものであるが、第2実施例のものでは、ス
トア上部の空気を一旦重力沈降室19へ導いてから集塵装
置9へ排出する構造のものである。また、ストアに第5
図に示すような突出部1aを作って張り込みコンベヤ12及
びシュート11の先端がストア内に収納される構造とする
こともできる。
《考案の効果》 上記のようなドライストアによれば、まず排気ファンが
不要になるから施設のコストダウンが可能となる。また
数本に分岐されてストアに接続されていた排気ダクトを
一本にまとめることが可能となり、施設がより安価にな
るし、排気の逆流の問題が生じないから、集塵装置から
の加湿ないし含水空気の逆流の問題が解決できる。また
送風量と排風量とのバランスが崩れる問題が生じないか
ら、ストアからの粉塵の吹き出しやマイナス圧による壁
面の破損等を防ぐことができる。そして、排気ファンが
不要になるため運転時の騒音も低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案の第1実施例を、第3図及
び第4図は第2実施例を示す図で、第1図と第3図は装
置全体を模式的に示す断面側面図、第2図と第4図はシ
ュート先端の拡大断面側面図、第5図は第3実施例を示
す断面側面図である。第6図は従来の装置を模式的に示
す断面側面図である。 図中、 1:ストアの壁、2:貯留ビン 5:貯留ビン送風機、7:ストアの上部空間 9:集塵装置、10:バケットエレベータ 11:シュート、12:張り込みコンベヤ 13:分配コンベヤ、14:出入り口 20:穀物

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯留ビン(2‥‥2)への穀物分配装置
    (12,13)の全体がストアの上部空間(7)内に収納さ
    れて該分配装置に穀物を供給するシュートその他のパイ
    プ状穀物搬入路(11)がストア壁(1)を気密に貫通し
    ており、貯留ビン(2‥‥2)を通過した乾燥用空気は
    貯留ビン送風機(5)の余分の吐出圧により集塵装置
    (9)に圧送されることを特徴とする、穀物共乾施設の
    ドライストア。
  2. 【請求項2】ストア上部にストア内への作業通路の出入
    口(14)が設けられているものにおいて、該出入り口は
    二重ドア構造とされている、請求項1記載のドライスト
    ア。
  3. 【請求項3】上記穀物搬入路(11)がその先端に空気の
    逆流防止手段(17,18)を備えている、請求項1又は2
    記載のドライストア。
JP1813789U 1989-02-18 1989-02-18 穀物共乾施設のドライストア Expired - Lifetime JPH0641115Y2 (ja)

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JPH02109995U JPH02109995U (ja) 1990-09-03
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