JPH0640833U - 風洞実験用煙突模型回動装置 - Google Patents

風洞実験用煙突模型回動装置

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JPH0640833U JP3178691U JP3178691U JPH0640833U JP H0640833 U JPH0640833 U JP H0640833U JP 3178691 U JP3178691 U JP 3178691U JP 3178691 U JP3178691 U JP 3178691U JP H0640833 U JPH0640833 U JP H0640833U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 煙突模型の吐出口が鉛直方向以外を指向した
場合でも、ガス吐出方向が常に気流方向と平面的に一致
する、従って風洞実験精度に優れた風洞実験用煙突模型
回動装置を図る。 【構成】 中心支柱07に枢着された水平回動盤09に
より支持された地形模型04に吐出口が鉛直方向以外を
指向した煙突模型が装備された風洞実験用煙突模型装置
において、水平回動盤09の中心支柱07の周りの回動
に連動し、煙突模型8を同一角度だけ水平回動盤09の
回動とは反対方向に回動する連動手段を具える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は風洞実験用煙突模型回動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
大気環境汚染濃度予測のための風洞実験装置としては、従来、例えば、図8縦 断面図に示すように、風洞01の気流01aに沿って順次配置された風洞床面0 2,前部段差整形機構03,地形模型04,後部段差整形機構05と、地形模型 04の底面央部を支持台座06を介して支持する中心支柱07と、それの中間部 に嵌着された回動リング08に固着された水平回動盤09と、それの外周部上面 に適宜間隔で立設された複数の地形模型支柱010と、回動リング08に外嵌さ れた従動歯車011に歯合する駆動歯車012を減速機013を介して回転する モーター014と、それに回動制御盤015を介して信号を入力するコンピュー ター016と、水平回動盤09の外周部下面に適宜間隔で付設された複数の支持 車輪017等から形成されるものが知られている。 この種の装置では、トレーサーガス瓶018のトレーサーガス019は、ガス 流量計020,ガス管021,地形模型04の底面に金具022を介して固定さ れるとともに地形模型04上に樹立され上端に水平吐出口023aが突設された 煙突模型023を経て風洞01内に放散され、その後トレーサーガス019は地 形模型04に貫設された複数の竪吸引孔024,それらにそれぞれ接続されたチ ューブ025を経て各吸収槽026へ吸収される。ここで、027はガス吸引機 構、028はガス吸引制御盤である。 また、風洞実験の際に、野外の風向変化と同一の変化を与える場合は、コンピ ューター016からの信号により地形模型04を水平回動盤09等を介して、図 9平面図に示すように、時計方向029へ回動したり、反時計方向030へ回動 したりする。
【0003】 しかしながら、このような装置では、煙突模型023が地形模型04に固定さ れているので、煙突模型023の回動前の水平吐出口023aのガス吐出方向0 31は気流01aの方向と一致しているが、煙突模型023の回動後の水平吐出 口023aのガス吐出方向032,033はそれぞれ気流01aの方向と一致し なくなり、ガス拡散巾が拡がり、従って実態との相異が大きくなり、風洞実験精 度が低下する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような事情に鑑みて提案されたもので、煙突模型の吐出口が鉛 直方向以外を指向した場合でも、ガス吐出方向が常に気流方向と平面的に一致す る、従って風洞実験精度に優れた風洞実験用煙突模型回動装置を提供することを 目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのために、本考案は中心支柱に枢着された水平回動盤により支持された地形 模型に吐出口が鉛直方向以外を指向した煙突模型が装備された風洞実験用煙突模 型装置において、上記水平回動盤の上記中心支柱の周りの回動に連動し、上記煙 突模型を同一角度だけ上記水平回動盤の回動とは反対方向に回動する連動手段を 具えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
地形模型に枢着された回動型煙突模型と、水平回動盤付回動量検出機構及び上 記回動量検出機構に電気的に連動する煙突模型回動機構とを設けた場合には、上 記地形模型の回動角と同一角逆方向に上記煙突模型を自動的に回動することがで き、従って煙突模型の吐出口が鉛直方向以外を指向した際にもガス吐出方向が常 に気流方向と平面的に一致するようになる。 また、地形模型に枢着された回動型煙突模型と、中心支柱上に立設された中心 固定軸上部に固着された第1のプーリ,上記回動型煙突模型下部に固着され上記 第1のプーリと同一径を有する第2のプーリ及び上記第1のプーリと上記第2の プーリに掛回わされたべルトとを設けた場合には、電気的機構を使用せず直接的 に上記地形模型の回動角と同一角逆方向に上記煙突模型を自動的に回動すること ができ、従って煙突模型の吐出口が鉛直方向以外を指向した際にもガス吐出方向 が常に気流方向と平面的に一致するようになる。
【0007】
【実施例】
本考案の第1実施例を図面について説明すると、図8〜9と同一の符番はそれ ぞれ同図と同一の部材を示し、まず、図1縦断面図及び図2部分拡大図において 、1は水平回動盤09の外周面と接触する水平回転輪、2は回転輪1が嵌着する 竪回転軸3の軸受、4は回転軸3の下端に取付けられた水平回動盤回動量及び回 動方向検出端である。 5は地形模型04の底面の煙突模型位置に取付けられた支持金物、6は支持金 物5に上下1対の軸受7を介して軸支された竪回動軸、8は下部が回動軸6内に 同軸的に配設され上部が地形模型04を貫通してその上方に突出する煙突模型、 9は支持金物5の側面に平行的に固定された竪型パルスモーター、10は回動軸 6,パルスモーター9の上端にそれぞれ嵌着された水平プーリ11,12に掛回 わされたベルトである。 13,14はそれぞれ検出端4からケーブル15を介して順次接続された信号 処理器,駆動電源である。
【0008】 このような装置において、地形模型04の各風向についての風洞実験を行うに は、水平回動盤09を回動して地形模型04を一定方向に一定角度回動するとと もに、回転輪1等を介して水平回動盤09すなわち地形模型04の回動方向及び 回動角を検出しながら、信号処理器13,パルスモーター9,プーリ12,11 等を介して煙突模型8を反対方向に上記一定角度自動的に回動する。 そうすると、図3平面図に示すように、煙突模型8の回動前の水平吐出口02 3aのガス吐出方向15は勿論気流01aの方向と一致しているとともに、煙突 模型8の回動後の水平吐出口023aのガス吐出方向16,17もそれぞれ気流 01aの方向と自動的に一致するようになる。
【0009】 次に、図4縦断面図,図5部分拡大図,図6及び図7部分平面図は本考案の第 2実施例を示し、図4において、18は中心支柱18aの上端に水平に載設され 水平回動円盤09と同一レベルの中心固定台である。 図5において、19は中心固定台18上に取付けられた中心軸台座、20は中 心軸台座19の頂部に立設され中心が中心支柱の中心に一致するとともに、上部 にプーリ21が嵌着された中心軸、21は地形模型04の底面の煙突模型位置に 取付けられた支持金具、22は支持金具21に上下1対の軸受23,24を介し て支持された竪回動軸、25は下部が回動軸22内に同軸的に配設され上部が地 形模型04を貫通してその上方に突出する煙突模型、26は回動軸22の下端に 固着され直径がプーリ21のそれに等しいプーリ、27はプーリ21とプーリ2 6に掛回わされたべルトである。
【0010】 このような装置において、地形模型04の各風向についての風洞実験を行うに は、水平回動盤09を回動して地形模型04を一定方向に一定角度回動すると、 中心固定軸20,プーリ21,べルト27,プーリ26,回転軸22を介して煙 突模型25が反対方向に上記一定角度自動的に回動する。 すなわち、図6において、地形模型04が例えば時計方向029へ90°回動 すると、プーリ26は反時計方向030へ90°回動し、回動前にプーリ26上 の位置A0 ,B0 ,C0 ,D0 にあった各点は回動後にそれぞれ位置A1 ,B1 ,C1 1 へ移動する。 そうすると、図7平面図に示すように、煙突模型25の回動前の水平吐出口0 23aのガス吐出方向28は勿論気流01aの方向と一致しているとともに、煙 突模型25の回動後の水平吐出口023aのガス吐出方向29,30もそれぞれ 気流01aの方向と一致するようになる。
【0011】 これら、実施例の装置によれば、下記効果が奏せられる。 (1) 第1実施例によれば、地形模型に枢着された回動型煙突模型と、水平回動 盤付回動量検出機構及び上記回動量検出機構に電気的に連動する煙突模型回動機 構とを設けているので、上記地形模型の回動角と同一角逆方向に上記煙突模型を 自動的に回動することができ、従って煙突模型の吐出口が鉛直方向以外を指向し た場合でもガス吐出方向が常に気流方向と平面的に一致するようになり、実態に 相似し易くなり、風洞実験精度が向上する。 (2) 第2実施例によれば、地形模型に枢着された回動型煙突模型と、中心支柱 上に立設された中心固定軸上部に固着された第1のプーリ,上記回動型煙突模型 下部に固着され上記第1のプーリと同一径を有する第2のプーリ及び上記第1の プーリと上記第2のプーリに掛回わされたべルトとを設けているので、電気的機 構を使用せず直接的に上記地形模型の回動角と同一角逆方向に上記煙突模型を自 動的に回動することができ、従って煙突模型の吐出口が鉛直方向以外を指向した 場合でもガス吐出方向が常に気流方向と平面的に一致するようになり、実態に相 似し易くなり、風洞実験精度が向上するとともに経済性が向上する。
【0012】
【考案の効果】
要するに本考案によれば、中心支柱に枢着された水平回動盤により支持された 地形模型に吐出口が鉛直方向以外を指向した煙突模型が装備された風洞実験用煙 突模型装置において、上記水平回動盤の上記中心支柱の周りの回動に連動し、上 記煙突模型を同一角度だけ上記水平回動盤の回動とは反対方向に回動する連動手 段を具えたことにより、煙突模型の吐出口が鉛直方向以外を指向した場合でも、 ガス吐出方向が常に気流方向と平面的に一致する、従って風洞実験精度に優れた 風洞実験用煙突模型回動装置を得るから、本考案は産業上きわめて有益なもので ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す全体縦断面図であ
る。
【図2】図1の煙突模型回動装置を示す部分拡大図であ
る。
【図3】図2の地形模型を回動した場合を示す平面図で
ある。
【図4】本考案の第2実施例を示す全体縦断面図であ
る。
【図5】図4の煙突模型回動装置を示す部分拡大図であ
る。
【図6】図5のべルトの旋回時の状態を示す平面図であ
る。
【図7】図5の地形模型を回動した場合を示す平面図で
ある。
【図8】公知の風洞実験用煙突模型装置を示す縦断面図
である。
【図9】図8の地形模型を回動した場合を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 回転輪 2 軸受 3 回転軸 4 検出端 5 支持金具 6 回動軸 7 軸受 8 煙突模型 9 パルスモーター 10 べルト 11 プーリ 12 プーリ 13 信号処理器 14 駆動電源 15 ケーブル 15a ガス吐出方向 16 ガス吐出方向 17 ガス吐出方向 18 中心固定台 18a 中心支柱 19 固定軸台座 20 中心固定軸 21 プーリ 22 回動軸 23 軸受 24 軸受 25 煙突模型 26 プーリ 27 べルト 28 ガス吐出方向 29 ガス吐出方向 30 ガス吐出方向 01 風洞 01a 気流 02 風洞床面 03 前部段差整形機構 04 地形模型 05 後部段差整形機構 06 支持台座 07 中心支柱 08 回動リング 09 水平回動盤 010 模型支柱 011 従動歯車 012 駆動歯車 013 減速機 014 モーター 015 回動制御盤 016 コンピューター 017 支持車輪 018 トレーサーガス瓶 019 トレーサーガス 020 ガス流量計 021 ガス管 023a 水平吐出口 024 竪吸引孔 025 チューブ 026 吸収槽 027 ガス吸引機構 028 ガス吸引制御盤 029 時計方向 030 反時計方向 A0 位置 A1 位置 B0 位置 B1 位置 C0 位置 C1 位置 D0 位置 D1 位置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心支柱に枢着された水平回動盤により
    支持された地形模型に吐出口が鉛直方向以外を指向した
    煙突模型が装備された風洞実験用煙突模型装置におい
    て、上記水平回動盤の上記中心支柱の周りの回動に連動
    し、上記煙突模型を同一角度だけ上記水平回動盤の回動
    とは反対方向に回動する連動手段を具えたことを特徴と
    する風洞実験用煙突模型回動装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108534980A (zh) * 2018-06-27 2018-09-14 郑州大学 一种冷却塔群塔表面风压干扰效应试验设备及其使用方法

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