JPH0640412Y2 - 被覆線材用ストリッパー - Google Patents

被覆線材用ストリッパー

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JPH0640412Y2
JPH0640412Y2 JP5860590U JP5860590U JPH0640412Y2 JP H0640412 Y2 JPH0640412 Y2 JP H0640412Y2 JP 5860590 U JP5860590 U JP 5860590U JP 5860590 U JP5860590 U JP 5860590U JP H0640412 Y2 JPH0640412 Y2 JP H0640412Y2
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hook
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stripper
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洋 榎崎
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日本理器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、被覆電線、被覆ケーブル等の各種被覆線材の
被覆物を剥離するための所謂ストリッパーの改良に関す
る。
(従来の技術) 従来、この種のストリッパーとしては多種多様のタイプ
のものが提案実施されているが、例えば第5図に示すよ
うに、被覆線材を挟着抱持するフックaの先端フック部
bは、その押圧用突出部cと自由端部との間に山形状の
頂点屈曲部dを設け、該屈曲部dの内面乃至はその両側
辺e、eの内面とケースfの先端表面との間で被覆線材
Wを挟着抱持してカッターの刃先部gにより被覆物を切
除するように構成されている。
(考案が解決しようとする課題) 然しながら、上記のように構成した先端フック部bの場
合は、その被覆線材を挟着抱持する屈曲部dが「直角形
状」という簡単な形状であるため、該屈曲部dで挟着抱
持できる被覆線材の径長の範囲は非常に狭く限定され、
径長が短か過ぎたり、長過ぎたりすると、確実に被覆線
材を挟着抱持し得ない場合が多く、したがって所期のス
トリップ作業を円滑確実に行ない得ないといった問題が
あり、径長を大小異にする被覆線材の被覆物を切除する
ためには、サイズを異にする複数のストリッパーを常備
しておかなければならないといった不便性がある。
本考案は、上記の問題を解決することを課題として開発
されたもので、フックの先端フック部を独自の形状の構
成することにより、1つのストリッパーで各種径長の被
覆線材を確実に挟着抱持し得て、所期のストリップ作業
を円滑確実に達成できる特長を備えた被覆線材用ストリ
ッパーを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決し、その目的を達成する手段として、
本考案では、グリップ兼用のケースと、該ケース内に基
板部を進退可能に嵌挿すると共に、被覆線材の挟着抱持
用の先端フック部をケースの先端側に突出させたフック
と、該フックを後方に弾引するように付勢配置させてケ
ース内に張設したスプリングと、ケース内に装設して刃
先部をケースの先端側に突出させると共に、該刃先部を
上記フック部の内面に対向させた細棒状のカッターとか
ら成る被覆線材用ストリッパーにおいて、上記フックの
先端フック部は、基板部側に設けた押圧用突出部と自由
端部との間に屈曲形成した頂点屈曲部の両側辺の対向個
所を外方に屈曲して外方屈曲部を夫々設けると共に、該
外方屈曲部に連続して内方屈曲部を夫々設けて少なくと
もこれらの各屈曲部により構成されていることを特徴と
する被覆線材用ストリッパーを開発し、採用した。
また、本考案では、上記のように構成した被覆線材用ス
トリッパーにおいて、スプリングをフックの基板部内表
面の長手方向の中心線上に位置させて装設して構成した
被覆線材用ストリッパーを開発、採用した。
(作用) 本考案に係る被覆線材用ストリッパーは、フックの先端
フック部における頂点屈曲部の両側辺の対向個所を外方
に屈曲して外方屈曲部を夫々設けると共に、該外方屈曲
部に連続して内方屈曲部を夫々設けて少なくともこれら
の各屈曲部により先端フック部を構成したので、その外
方屈曲部等の存在により被覆線材に対する挟着抱持状態
は多様化され、径長を大小異にする各種サイズの被覆線
材を確実に挟着抱持できる作用がある。即ち、例えば第
3図に示すような挟着抱持状態で小径の被覆線材を、ま
た、第4図に示すような挟着抱持状態で大径の被覆線材
を夫々確実に挟着抱持できる作用がある。
(実施例) 以下に、本考案の実施例を添付図面に基づいて詳細に説
明する。
本考案に係る被覆線材用ストリッパーは、大別して、グ
リップ兼用のケース1と、被覆線材を挟着抱持するフッ
ク2と、該フック2を後方に弾引付勢するためのスプリ
ング3と、ストリップ用の細棒状のカッター4と、該カ
ッター4を定位置に配置するためのカッター取付け部材
5とから構成されている。
而して、ケース1は、組立て、解体可能な上部ケース1a
と下部ケース1bとから構成されており、この実施例で
は、第2図に示すように上部ケース1aの内面にフック2
の収容溝6を設けると共に、先端側の内面にフック2を
進退させるためのスライド用ガイド壁7を設けてあり、
また、このガイド壁7の上面側に位置してフック2の挿
通孔8が開設されている。また、上記ガイド壁7の内面
側先端部には後述するカッター4の先端部分を挿通して
ケース1の先端外側に突出させるためのカッターの保持
挿通孔9が設けてあり、さらに、外部ケース1aの長手方
向の中心線上の後方部内面には後述するスプリング3の
後端を取付ける係合用突起10及び後述するカッター4の
取付け部材5を螺合する半割状ナット11が夫々設けてあ
り、第2図において、12は上部ケース1aの周縁に設けた
下部ケース1bとの合着部材、13は下部ケース1bとの合着
を解くための分離具挿入部を夫々示すものである。
また、下部ケース1bの内部構造は本考案の要点とは関係
がないので、図示するのを省略したが、上部ケース1aに
設けたカッターの保持挿通孔9及び合着部材12に対応し
て溝状の挿通孔及び合着部材が設けてあり、且つ第1図
に示すように、下部ケース1bの外面には把持を確実に行
なうための複数の突条14を隆設した滑り止め用ラバー片
15が貼着してある。
次に、上記フック2は、先端に被覆線材を挟着把持する
ためのフック部2aを屈曲形成すると共に、該フック部2a
から後方に長方形状の平らな基板部2bを延設して構成さ
れている。
而して、該フック2の先端フック部2aは、この実施例で
は、基板部2b側に屈曲形成した押圧用突出部2cと自由端
部2dとの間に直角状に屈曲形成した頂点屈曲部2eの両側
辺2f、2fの略等距離対向個所を略直角状に外方に屈曲し
てて外方屈曲部2g、2gを夫々設けると共に、該各外方屈
曲部2g、2gの外側に連続して略直角状の内方屈曲部2h、
2hを設けて異形フック状に構成されている。また、上記
両外方屈曲部2g、2g間の長さはケース1の先端部の厚さ
よりも短かく設定されており、この構成に基づいて、第
3図に示すように小径の被覆線材Wの確実な挟着抱持を
可能にしたものであり、さらに、前記自由端部2dは略垂
直状に垂下されており、この構成に基づいて、第4図に
示すように大径の被覆線材Wの確実な挟着抱持を可能に
したものである。
さらに、前記基板部2bの長手方向の中心線上の内表面の
略中間部には後述するスプリング3の前端を取付ける係
合用突起2iが突設されており、このように構成したフッ
ク2は、その基板部2bの後端を前記上部ケース1aに開設
した挿通孔8を通して該ケース1aの収容溝6内に前後に
進退摺動可能に挿通し、フック部2aをケース1aの先端側
に突出させてある。
また、上記スプリング3は、この実施例では、前後の両
端にリング状の係合部3a、3bを備えたコイル状の強力な
弾縮スプリングで構成されており、その前端側の係合部
3aを上記フック2の係合用突起2iに係着すると共に、そ
の後端側の係合部3bを前記上部ケース1aの係合用突起10
に係着してあり、このようにして該スプリング3の弾引
力により、フック2を常態において後方に強く弾引付勢
させてあり、このスプリング3はフック2の基板部2bの
内表面における長手方向の中心線上に位置して装設され
ているため、フック2に対するスプリング3の弾引力を
左右のいづれか一方に片寄らせることなく、真直ぐに付
勢させることができるように構成されている。
さらに、上記カッター4は、先端に尖鋭な刃先部4aを備
えると共に、後端に固着用の拡大基端部4bを備えた細棒
状体から成り、このカッター4を前記スプリング3の後
方からコイル部を通して挿通し、その刃先部4aをケース
1に設けた前記保持挿通孔9に挿通してケースの先端部
外側に突出させ、該刃先部4aをフック2のフック部2aの
内側面と対向させると共に、その拡大基端部4bを次に述
べるカッター取付け部材5に係合して不動の状態で外部
ケース1に装設されている。
而して、上記カッター取付け部材5は、この実施例では
ボルト、ビス等の螺杆部材5aからなり、その螺杆部に、
一側面及び先端部に開口する奥拡がり状の係合孔5bを穿
設して構成されており、該取付け部材5を上部ケース1a
の後端部に設けた前記半割状ナット11に所要の深さまで
螺合した後、その係合孔5bにカッター4の拡大基端部4b
を側方から嵌入することにより、カッター4を不動の状
態で上部ケース1aに装設するものであり、しかる後に、
上下の両ケース1a、1bを合着して被覆線材ストリッパー
を構成したものである。
次に、上記のように構成した実施例の作用、効果につい
て説明すれば、フック2の先端フック部2aを前記したよ
うな特定した異形フック状に形成したので、その両外方
屈曲部2g、2gを利用して、第3図に示すように小径の被
覆線材Wを確実に挟着抱持でき、また、その指先による
押圧用突出部2cの内側空間部、自由端部2dの先端及び押
圧用突出部2c側の外方屈曲部2gを利用して、第4図に示
すように大径の被覆線材Wを確実に挟着抱持できるもの
であり、したがって径長を大小異にする各種サイズの被
覆線材Wのストリップ作業を一つのストリッパーで円滑
確実に達成できる。
また、フック2を弾引するためのスプリング3をフック
2の基板部2bにおける内表面の長手方向の中心線上に位
置させて装設したので、フック2に対するスプリング3
の弾引力は左右のいづれにも片寄ることなく、真直ぐに
付勢され、したがって被覆線材に対する先端フック部2a
の挟着抱持力を全面均一に保ち得て、所期のストリップ
作業を円滑確実に達成できると共に、フック2のスライ
ド操作を円滑に行なうことができる。
また、スプリング3の装設位置の関係からケース1、即
ち、グリップ部分を従来品よりも細身に形成できるの
で、概観を良好に保ち得ると共に、該部を確実に把持し
得てストリップ作業を一層円滑容易に達成できる。
さらに、カッター4の基端の固定を上記のように構成し
た螺杆部材5aを用いて行なうように構成したので、該螺
杆部材5aの螺挿深さを適宜に調節することにより、カッ
ター刃先部4aの突出長を自在に調節でき、被覆線材の被
覆部の厚さに対応して常に確実なストリップ作業を遂行
できる。
以上、本考案の主要な実施例について説明したが、本考
案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の目
的を達成でき且つ本考案の要旨を逸脱しない範囲内で、
種々の設計変更が可能であることは当然である。
(考案の効果) 本考案は、グリップ兼用のケースと、該ケース内に基板
部を進退可能に嵌挿すると共に、被覆線の挟着抱持用の
先端フック部をケースの先端側に突出させたフックと、
該フックを後方に弾引するように付勢配置させてケース
内に張設したスプリングと、ケース内に装設して刃先部
をケースの先端側に突出させると共に、該刃先部を上記
フック部の内面に対向させた細棒状のカッターとから成
る被覆線材用ストリッパーにおいて、上記フックの先端
フック部は、基板部側に設けた押圧用突出部と自由端部
との間に屈曲形成した頂点屈曲部の両側辺の対向個所を
外方に屈曲して外方屈曲部を夫々設けると共に、該外方
屈曲部に連続して内方屈曲部を夫々設けて少なくともこ
れらの各屈曲部により構成されていることを特徴とする
被覆線材用ストリッパーに係るものであるから、既述し
た従来のストリッパーに較べて、次の優れた効果を奏し
得る有益な考案である。
(1)ストリッパーにおけるフックの先端フック部の形
状を特定した異形フック状に形成したので、その両外方
屈曲部を利用して、小径の被覆線材を確実に挟着抱持で
き、また、その指先による押圧用突出部の内側空間部、
自由端部の先端及び押圧用突出部側の外方屈曲部を利用
して、大径の被覆線材を確実に挟着抱持できる至便性が
ある。
(2)したがって、径長を大小異にする各種サイズの被
覆線材のストリップ作業を一つのストリッパーで円滑確
実に達成でき、ストリップ作業の能率を著しく向上し得
ると共に、工具数を減少できるので著しく経済的であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は正面図、
第2図はその上部ケースの内部を示す内面図、第3図は
及び第4図は夫々使用状態の2例を示す説明図であっ
て、第3図は小径の被覆線材の挟着抱持状態の説明図、
第4図は大径の被覆線材の挟着抱持状態の説明図、第5
図は従来のストリッパーによる被覆線材の挟着抱持状態
の説明図である。 (符号の説明) 1…ケース、 1a…上部ケース、 1b…下部ケース、 2…フック、 2a…先端フック部、 2b…基板部、 2c…押圧用突出部、 2d…自由端部、 2e…頂点屈曲部、 2f…両側辺、 2g…外方屈曲部、 2h…内方屈曲部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】グリップ兼用のケースと、該ケース内に基
    板部を進退可能に嵌挿すると共に、被覆線材の挟着抱持
    用の先端フック部をケースの先端側に突出させたフック
    と、該フックを後方に弾引するように付勢配置させてケ
    ース内に張設したスプリングと、ケース内に装設して刃
    先部をケースの先端側に突出させると共に、該刃先部を
    上記フック部の内面に対向させた細棒状のカッターとか
    ら成る被覆線材用ストリッパーにおいて、上記フックの
    先端フック部は、基板部側に設けた押圧用突出部と自由
    端部との間に屈曲形成した頂点屈曲部の両側辺の対向個
    所を外方に屈曲して外方屈曲部を夫々設けると共に、該
    外方屈曲部に連続して内方屈曲部を夫々設けて少なくと
    もこれらの各屈曲部により構成されていることを特徴と
    する被覆線材用ストリッパー。
  2. 【請求項2】スプリングをフックの基板部内表面の長手
    方向の中心線上に位置させて装設したことを特徴とする
    請求項(1)に記載の被覆線材用ストリッパー。
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