JPH0640178B2 - 眼鏡枠部品 - Google Patents

眼鏡枠部品

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JPH0640178B2
JPH0640178B2 JP62120369A JP12036987A JPH0640178B2 JP H0640178 B2 JPH0640178 B2 JP H0640178B2 JP 62120369 A JP62120369 A JP 62120369A JP 12036987 A JP12036987 A JP 12036987A JP H0640178 B2 JPH0640178 B2 JP H0640178B2
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JP
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holding frame
frame
lens holding
lens
blow
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JP62120369A
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富洋 竹田
弘 木村
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Achilles Corp
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Achilles Corp
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は透明性があり、細身のレンズ保持枠を有する眼
鏡枠部品に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕
従来眼鏡枠は金属、合成樹脂(例えばセルロイド、アセ
チルセルロース、エポキシ樹脂、ナイロン等)、べっ甲
等により製造されており、金属製の眼鏡枠は細身にでき
る点が好まれ、合成樹脂製の眼鏡枠は軽量である点が好
まれ、べっ甲製の眼鏡枠は稀少価値がある点が好まれて
きた。ところが近年合成樹脂製の眼鏡枠についても細身
のものが求められる傾向にあるが、従来の合成樹脂製眼
鏡枠は細身にすると強度が不足したり、装着中にレンズ
保持枠が伸びてレンズが外れ易くなる等の問題があり、
しかも合成樹脂製眼鏡枠は射出成形により製造されるた
めレンズ保持枠を細身にすると、射出時に射出成形用型
内に射出された樹脂の型内での出会い頭となるつぎ目部
分が特に強度的に不足し、当該部分においてレンズ保持
枠が破損し易いという欠点があった。また従来の細身の
合成樹脂製眼鏡枠は不透明な繊維強化熱可塑性樹脂より
形成されているが、種々の絵柄模様を付与でき、しかも
より自然な絵柄が得られる点で透明で細身な合成樹脂製
眼鏡枠が望まれていた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは上記の点に鑑み、細身でありながら充分な
強度を有する合成樹脂製眼鏡枠を開発すべく鋭意研究を
行った結果、眼鏡枠の強度は最も細い部分でも引張強度
が10kg以上必要であることが判明し、この結果引張強
度800kg/cm2以上、曲げ弾性率25000kg/cm2
上、熱変形温度190℃以上を有する透明熱可塑性樹脂
により眼鏡枠部品を形成することにより、最も細い部分
の断面積を1.5mm2という細身としても充分な強度、弾
力性を有し、しかも高級感のある絵柄模様付けを行うこ
とができるにもかかわらず、150〜160℃に加熱す
る必要があり、従来の合成樹脂製眼鏡枠は耐熱性に乏し
いことから合成樹脂製眼鏡枠の絵柄模様付けには採用さ
れていなかった吹付け焼付塗装法やべっ甲調の模様を形
成する転写印刷法等を採用することができ、透明性を有
し、高級感、軽量性、強度等に優れた細身の合成樹脂製
眼鏡枠を提供できることを見出した。しかしながらこの
ような耐熱性の高い樹脂を用いると加熱による伸びがほ
とんどないためレンズ保持枠を加熱軟化せしめてレンズ
をレンズ保持枠に入れることが困難であり、無理に入れ
ようとするとレンズ(特にガラスレンズの場合)の角部
で保持枠を傷つけたりし、また射出時に型内に射出され
た樹脂の型内での出会い頭となるつぎ目部分が特に強度
的に不足するため保持枠が細いと、レンズを入れようと
すると保持枠が簡単に破損し易く、眼鏡枠として実用化
できなかった。そこで更に鋭意研究した結果、レンズ保
持枠を開環状とし、該保持枠の開放端部に上下一対のブ
ロー智を一体に上記樹脂により射出成形した構造とし、
且つレンズ保持枠の最も細い部分の断面積を1.5〜8mm
2とすることによりこれらの問題をも解決できることを
見出し本発明を完成するに至った。
即ち本発明は引張強度800kg/cm2以上(但しAST
M D−638による)、曲げ弾性率25000kg/cm
2以上(但しASTM D−790による)、熱変形温
度190℃以上(但しASTM D−648、18.6kg
/cm2荷重による)を有する、ポリアリルサルホンから
なる耐熱性透明熱可塑性樹脂の射出成形体よりなり、開
環状のレンズ保持枠と、該保持枠の開放端部に一体成形
された上下一対のブロー智とからなり、レンズ保持枠の
最も細い部分の断面積が1.5〜8mm2であることを特徴
とする眼鏡枠部品を要旨とするものである。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基き説明する。
第1図は本発明眼鏡枠部品1の一実施態様を示し、2は
開環状のレンズ保持枠で該保持枠2の開放端部には上下
一対のブロー智3a、3bが保持枠2と一体に形成され
ている。ブロー智3a、3bは開環状のレンズ保持枠を
閉環するものであり、上下のブロー智3a、3bを貫通
して設けられた螺子孔に螺子4を螺着することにより上
下のブロー智3a、3bを互いに密着せしめ、これによ
りレンズ保持枠2を閉環するとともにレンズの周囲を締
めつけてレンズが保持枠2からはずれないようにする。
ブロー智3a、3bの螺子孔は、ブロー智3a、3bに
貫通した穴をあけ、ブロー智3bには螺子4を通すため
の金属製の管部材を、ブロー智3aには螺子4を受ける
ための雌螺子管部材をインサートしたり、これら管部材
を同時にインサート成形することにより形成することが
できる。或いは螺子径よりもやや細い貫通穴をあけ、タ
ッピング螺子を用いてレンズ保持枠2を閉環するように
構成してもよい。
レンズ保持枠2には第2図に示すようにレンズ保持溝5
が設けられ、保持枠2は奥行き方向の幅が2〜4mm、
厚さtが0.8〜3mm、レンズ保持溝5の深さtが0.
5mm程度となるように構成する。レンズ保持枠2は断面
積が保持枠全周にわたって同一である必要はなく通常下
側が細く、上に行くほど太くしてもよいが、最も細い部
分の断面積が1.5〜8mm2であることが必要である。最
も細い部分の断面積が1.5mm2となる保持枠2を必要以
上に細くすることとなり(細身のデザイン上からも最も
細い部分の断面積は1.5mm2までで充分である。)、保
持枠2の強度低下をきたし好ましくない。また断面積が
8mm2を超えるとレンズ保持枠2が硬くなり過ぎ、レン
ズの取付けの際に弊害を生じるとともに細身のデザイン
とは言い難くなる。レンズ保持枠2の断面形状は第2図
に示した形状に限らず、円形や凸、 △、 等の形状とすることもできる。
本発明の眼鏡枠部品1は引張強度800kg/cm2以上
(但しASTM D−638による)、曲げ弾性率25
000kg/cm2以上(但しASTM D−790によ
る)、熱変形温度190℃以上(但しASTM D−6
48、18.6kg/cm2荷重による)を有する透明熱可塑
性樹脂の射出成形体より形成される。上記耐熱性透明熱
可塑性樹脂は、引張強度、耐衝撃性、耐熱性及び透明性
に優れていることから、ポリアリルサルホンが用いられ
る。
第1図に示す眼鏡枠部品1には、レンズ保持枠2の上部
に、保持枠2をわたりに取付けるための突起6a、6b
が設けられ、特に図示しないが左右一対の眼鏡枠部品1
をそろえて両者をわたりで取付け、わたりの両端に丁番
片を取付ければ前枠として完成する。
本発明の眼鏡枠部品1は第1図に示すように左右独立の
ものでもよいが、わたりによって一体に連結されていた
り、第3図に示すようにブリッジ7によって一体に連結
されているものでもよい。
ブロー智にはテンプルを取付けるための丁番片や丁番片
付きのよろい智、丁番片を取付けるためのよろい智、マ
ユ等の装飾部品を取付けるための部材等を一体に設けて
おいてもよく、第4図に示すように上ブロー智3aによ
ろい智の機能を兼ねさせ、下ブロー智3bが上ブロー智
3aのくぼみに嵌合して隠れてしまうように構成するこ
ともできる。また上ブロー智3aに丁番片8を一体に設
け、この丁番片8の凹溝にテンプル9の丁番片10を挿
入して螺子11で螺着し、テンプル9を取付けるよう構
成することができる。更に第5図に示すように上ブロー
智3aに丁番片12aを一体に設け、下ブロー智3bに
も丁番片12bを一体に設け、上ブロー智3aと下ブロ
ー智3bとを当接せしめて螺子4によって固定する一般
に“割り智”と称される構造によりレンズ保持枠2を閉
環するように構成し、丁番片12aと丁番片12bとの
間の隙間にテンプル9の丁番片10を挿入して螺子11
を螺挿し、テンプル9を枢着するように構成してもよ
い。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は特定の物性を有する特定
の樹脂を用いて成形し、しかもレンズ保持枠の最も細い
部分の断面積を1.5〜8mm2と規定したので、本発明
の眼鏡枠部品は金属製眼鏡枠部品と同じ位に細身にでき
るとともに、細身でありながら強靱であり、装着中にレ
ンズが外れたり、レンズ保持枠が破損したりする等の虞
れがなく、しかも従来の合成樹脂製の眼鏡枠に比して同
程度以上の軽量性を有する眼鏡枠を提供できる。また本
発明の眼鏡枠部品は耐熱性に優れるため絵柄模様付け方
法として吹付け焼付け塗装法やべっ甲調の模様を付与す
る転写印刷法を採用することができ、高級感のある眼鏡
枠を提供することができ、眼鏡枠のデザインの自由度が
大きく、しかも本発明の眼鏡枠部品は透明性が高いた
め、例えばべっ甲調の絵柄模様を形成した場合、本物の
べっ甲様の自然な絵柄模様が得られる。更に本発明の眼
鏡枠部品は射出成形によって大量生産が可能であるか
ら、安価に提供される等の種々の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は本発明の眼鏡
枠部品の一実施態様の斜視図、第2図は第1図のII−II
線に沿う縦断面略図、第3図は眼鏡枠部品の異なる態様
を示す斜視図、第4図、第5図はそれぞれブロー智部分
の異なる態様を示す要部の分解斜視図である。 1……眼鏡枠部品、2……レンズ保持枠 3a、3b……ブロー智
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−47926(JP,A) 特開 昭59−184320(JP,A) 特開 昭60−67923(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】引張強度800kg/cm2以上(但しAST
    M D−638による)、曲げ弾性率25000kg/cm
    2以上(但しASTM D−790による)、熱変形温
    度190℃以上(但しASTM D−648、18.6
    kg/cm2荷重による)を有するポリアリルサルホンから
    なる耐熱性透明熱可塑性樹脂の射出成形体よりなり、開
    環状のレンズ保持枠と該保持枠の開放端部に一体成形さ
    れた上下一対のブロー智とからなり、レンズ保持枠の最
    も細かい部分の断面積が1.5〜8mm2であることを特
    徴とする眼鏡枠部品。
JP62120369A 1987-05-18 1987-05-18 眼鏡枠部品 Expired - Lifetime JPH0640178B2 (ja)

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JP62120369A JPH0640178B2 (ja) 1987-05-18 1987-05-18 眼鏡枠部品

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JP62120369A JPH0640178B2 (ja) 1987-05-18 1987-05-18 眼鏡枠部品

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Publication Number Publication Date
JPS63285513A JPS63285513A (ja) 1988-11-22
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DE3429074C2 (de) * 1984-08-07 1986-12-11 Simro AG, Meilen Brillengestell und Teile davon

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