JPH0639993Y2 - ルーズリーフ式書類用透明袋 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、書類を収納してバインダーに綴じ込むことが
できるとともに内容物の識別ができるようにしたルーズ
リーフ式書類用透明袋に関する。

〔従来の技術〕 従来のこの種の袋では、インデックスを別に取り付けた
り、また、識別用の着色片を袋に張りつけたりするよう
な構造になつていた。

〔考案が解決しようとする課題〕

しかしながら、そのようにインデックスや着色片を袋に
取り付けるには手間がかかつてコストアップとなり、ま
た、袋をポリプロピレン製にした場合には、それらを取
り付けるのも難しく、多くの袋をバインダーに綴じた場
合には、インデックスを見分けるのも難しく、しかも、
袋をめくりだす際に邪魔になつたり、インデックスが切
損したりする、といつた不具合を呈していた。

〔課題を解決するための手段〕

本考案は、そのような不具合を解決し、識別性の良い袋
を提供するものであり、そのため、上辺のみを開口して
書類を収納できるポリプロピレン製４角状透明袋の横両
側辺の一方にはバインダー綴込用の孔を形成し、他方の
縁辺には顔料を一定の温度でホットプレスして各袋では
色が変るが略同じ細長の見出し印は各袋を累積した場合
他縁側に重なることなく順次一列に表示される様位置を
変えてそれぞれ形成してなるルーズリーフ式に構成す
る。

〔作用〕

したがつて、顔料をホットプレスして見出し印を袋自体
に良好に印刷できることになり、袋からは何等、出つ張
ることなく、また、袋のめくりや内容物の確認に支障も
なく、しかも整然ときれいに見出し印が形成されること
になる。

〔実施例〕

次に、図面に示す実施例について説明する。

（Ａ）はポリプロピレン製４角状透明袋で、その上辺の
みを開口（１）し、横両側辺の一方には全長にわたり補
強片（４）を挾入してその両側部をヒート接着するとと
もに、その長手方向に適宜間隔をおいて丸孔や長孔状の
バインダー綴込用孔（２）群を形成し、横両側辺の他方
の縁辺には顔料を例えば130度の一定の温度でホットプ
レスして細長の見出し印（３）を形成するが、第３図お
よび第４図に示すように、６枚の透明袋（Ａ）では、同
じ長さとなるそれぞれの見出し印（３）が色を変えると
ともに長手方向の位置を変えて印刷する。

したがつて、第３図に示すように、複数の透明袋（Ａ）
をバインダーに綴じ込んでそれぞれに書類を収容して
も、各透明袋（Ａ）の見出し印（３）は色分けと透明袋
のため外方から容易に識別できることになり、透明袋
（Ａ）を容易にめくり出して内容物を確認しながら取り
出すことができることになり、そのめくりも容易に行な
うことができることになる。

〔考案の効果〕

このように本考案は、見出し印（３）をポリプロピレン
製透明袋（Ａ）自体の縁辺に顔料をホットプレスして形
成し、しかも、各透明袋（Ａ）ではその見出し印（３）
の色と位置が変つて印刷されるので、バインダーに綴じ
こんでも、それぞれを容易に識別できるとともに袋のめ
くり出しも容易に行なつたり内容物の確認も容易に行な
うことができることになり、見出し印（３）は各袋に整
然ときれいに形成できることになり、しかも製作も容易
となり、好適に実施できる特長を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例である透明袋の正面図、第２図
は第１図のII-II線における断面図、第３図は複数の透
明袋を重ねた状態を示し、第４図は各袋の一部をそれぞ
れ示す。 （１）……開口、（Ａ）……透明袋、 （２）……孔、（３）……見出し印。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】上辺のみを開口（１）して書類を収納でき
   るポリプロピレン製４角状透明袋（Ａ）の横両側辺の一
   方にはバインダー綴込用の孔（２）を形成し、他方の縁
   辺には顔料を一定の温度でホットプレスして各袋（Ａ）
   では色が変るが略同じ細長の見出し印（３）が各袋を累
   積した場合他縁辺側に順次一列となつて表示される様位
   置を変えてそれぞれ形成してなるルーズリーフ式書類用
   透明袋。