JPH0639813A - 単板切削切断工程における剥厚と中罫引の自動切換制御方法およびその装置 - Google Patents

単板切削切断工程における剥厚と中罫引の自動切換制御方法およびその装置

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JPH0639813A
JPH0639813A JP10045592A JP10045592A JPH0639813A JP H0639813 A JPH0639813 A JP H0639813A JP 10045592 A JP10045592 A JP 10045592A JP 10045592 A JP10045592 A JP 10045592A JP H0639813 A JPH0639813 A JP H0639813A
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JP
Japan
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veneer
cutting
integral
circuit
knife
Prior art date
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Application number
JP10045592A
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English (en)
Inventor
Kazuo Inuzuka
和夫 犬塚
Yukio Maekawa
幸夫 前川
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Hashimoto Denki Co Ltd
Original Assignee
Hashimoto Denki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単板切削切断工程における原板収得率や単板
歩留りの向上を図ると共に、余分な労力や経費の節減も
併せて図ること。 【構成】 ベニヤクリッパー2のナイフ作動機構6にベ
ニヤレース1側からの定尺切断信号を伝送する定尺切断
回路7と、該定尺切断回路7が受信した前記定尺切断信
号を分岐してその整数倍の長さの定尺積算寸法に積算す
る定尺整数倍積算回路8と、該定尺整数倍積算回路8か
ら発信される前記定尺寸法の整数倍の長さの定尺積算信
号により前記ベニヤレース1側の厚薄切換機構と罫引ナ
イフ1cのナイフ作動機構9とを適時に発動させる操作
開始回路12とからなる単板切削切断工程における剥厚
と中罫引の自動切換制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原木の材質によって厚薄
二様の単板をベニヤレースにより切削し、その薄手のも
のはこれを直ちに定尺寸法の原板にベニヤクリッパーに
より切断し、その厚手のものはこれをベニヤレース側に
配設された罫引ナイフにより中罫引を入れながら任意長
さの芯板に切断区分して後段工程で引続き定尺若しくは
有寸の芯板に処理するようにした直結方式の単板切削切
断工程に適用されるものであって、前記ベニヤレースに
よる厚薄二様の単板切削作業に呼応して自動的に発動さ
れるように構成した、剥厚と中罫引の自動切換制御方法
とその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種ベニヤレースによる厚薄二
様の単板の切削切断作業は、原木材質の変化に伴って表
板、裏板、中板等の原板用の薄剥単板からクロスバンド
となる芯板用の厚剥単板にその剥厚を切換える時、厚剥
芯板に対する罫引ナイフによる中罫引の切削作業が前記
剥厚の切換作業に前後してベニヤレース側の作業員の勘
に頼った手動操作によって、前記罫引ナイフを適当な時
期に原木の外周に押し当てて厚剥芯板のための罫引切削
を人為的に開始していたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな作業員の勘に頼った罫引ナイフの人為的操作では、
連続的に定尺寸法に切断されている過程の良質な原板部
分にも罫引ナイフによる中罫引の切削が波及して、貴重
な良質原板が徒らに罫引ナイフで傷つけられて使用不能
な屑単板や端尺単板を生み、そのため原板収得率や単板
歩留りを著しく低下させていたばかりでなく、傷のつい
た原板や端尺単板の再選別とその再加工のために更に多
くの労力や経費を要していた重大な難点があったもので
ある。
【0004】よって本発明は上記従来工法の難点を払拭
すべく、ベニヤクリッパーによる原板の定尺切断寸法の
整数倍の長さに相当する予想定尺切断線付近からベニヤ
レースによる切削単板が原板から芯板に自動的に切換え
られると共に、罫引ナイフによる前記芯板の中罫引も同
時に自動的に開始されるように切換制御をすることによ
って、単板切削切断工程における原板収得率や単板歩留
りを大幅に向上し、余分な労力や経費の節減も併せて図
ることを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のベニヤレースとベニヤクリッパーをコンベヤに
より直結して厚薄二様の単板を切削し、定尺寸法の原板
と任意長さの芯板に切断区分する単板切削切断工程にお
ける剥厚と中罫引の自動切換制御方法は次のように構成
されているものである。
【0006】(1)ベニヤクリッパーによる原板の定尺
切断寸法の整数倍の長さに相当する予想定尺切断線付近
の切削単板からベニヤレースによる切削単板が原板から
芯板に自動的に切換えられると共に、罫引ナイフによる
前記芯板の中罫引も同時に自動的に開始されるようにし
たこと。
【0007】また本発明の剥厚と罫引の切換制御装置は
次のように構成されているものである。
【0008】(2−a)ベニヤクリッパーのナイフ駆動
機構にベニヤレース側からの定尺切断信号を伝送する定
尺切断回路と。
【0009】(2−b)該定尺切断回路が受信した前記
定尺切断信号を分岐してその整数倍の長さの定尺積算寸
法に積算する定尺整数倍積算回路と。
【0010】(2−c)該定尺整数倍積算回路から発信
される前記定尺寸法の整数倍の長さの定尺積算信号によ
り前記ベニヤレース側の厚薄切換機構と罫引ナイフのナ
イフ作動機構とを適時に発動させる操作開始回路とから
なること。
【0011】
【作 用】本発明は上記のように構成されているので、
原木材質の変化に伴ってベニヤレース側の作業員が表
板、裏板、中板等の原板用の薄剥からクロスバンドとな
る芯板用の厚剥にその剥厚を切換える時期判断を下して
押釦等を操作すると、その剥厚切換の操作信号が一旦制
御回路中に留保された後に適時にその薄剥原板から厚剥
芯板への剥厚の自動切換とそれに伴う厚剥芯板の罫引ナ
イフによる中罫引の自動切削が適時に開始されるように
自動的に切換制御するものであって、上記適時の薄剥原
板から厚剥芯板への剥厚の自動切換とそれに伴う厚剥芯
板の罫引ナイフによる中罫引の自動切削とは、次のよう
な単板切削切断時期を云うのである。
【0012】即ちその適時の単板切削切断時期とは、本
発明の方法発明にも明記されているように、ベニヤクリ
ッパーによる薄剥原板の定尺切断寸法の長さを、例えば
1mとすれば、仮にベニヤレースとベニヤクリッパーと
の設置間隔が前記定尺切断寸法の整数倍の5mであると
して、その整数倍の5mに相当する予想定尺切断線付近
の切削単板からベニヤレースによる剥厚が薄剥原板から
厚剥芯板に自動的に切換えられてその個所から罫引ナイ
フによる前記厚剥芯板の中罫引も同時に自動的に開始さ
れる単板切削切断時期を云うものであって、斯くするこ
とにより薄剥原板の最後の1枚をも罫引ナイフで傷つけ
ることなくこれを安全に全量収得することが出来たもの
である。
【0013】
【実施例】本発明の実施の一例を図面により説明すれ
ば、ナイフ1aおよびノーズバー1bならびに罫引ナイ
フ1c等を備えたベニヤレース1と、アンビルロール2
aおよびカッターロール2b等を備えたベニヤクリッパ
ー2をコンベヤ3a,3b等により直結切削切断工程に
構成して原木4から厚薄二様の単板、例えば1mm程度
の良質な薄剥原板5aと、3mm程度の稍々低質な厚剥
芯板5bとを材質に順応して選択切削し、その選択切削
された表板、裏板、中板等の良質の薄剥原板5aはこれ
を所定の板幅の定尺寸法Lに、例えば1m程度の定尺寸
法Lの薄剥原板5cに前記ベニヤクリッパー2により連
続的に切断し、また原木4の芯剥として切削される稍々
低質な厚剥芯板5bはこれを前記罫引ナイフ1cにより
中罫引を入れて切削すると共に、該厚剥芯板5bは前記
ベニヤクリッパー2をフリーパスさせて、図示されてい
ないが後段工程に連設されている複数列の、通常2列の
芯板処理装置にそのまま送り込んで定尺若しくは有寸幅
のクロスバンド用の芯板に処理する、いわゆる直結方式
の単板切削切断工程に形成されているものである。
【0014】而して本発明の剥厚と中罫引の自動切換制
御装置には、前記ベニヤクリッパー2のサーボモーター
等からなるナイフ駆動機構6に前記ベニヤレース1側か
らの前記薄剥原板5aの定尺切断信号を伝送する定尺切
断回路7が接続されており、また該定尺切断回路7には
前記定尺切断信号を分岐して、前記ベニヤレース1と前
記ベニヤクリッパー2の設置間隔によって決まる整数倍
nの長さの定尺積算寸法L・nに積算する定尺整数倍積
算回路8が接続されており、更にまた該定尺整数倍積算
回路8から発信される前記整数倍の長さの定尺積算信号
により前記ベニヤレース1側の厚薄切換機構(図示せ
ず)と前記罫引ナイフ1cのエアーシリンダー等からな
るナイフ作動機構9とを適時に発動させるように、即ち
先行する薄剥原板5aの最後の予想定尺切断線10付近
から前記ベニヤレース1側の剥厚切換による厚剥芯板5
bの切削と、該厚剥芯板5bに対する前記罫引ナイフ1
cによる中罫引11の切削が同時に自動的に開始される
ように、適宜の時限調整器等を組込んだ操作開始回路1
2に前記厚薄切換機構とナイフ作動機構9が接続されて
いるものである。
【0015】尚、本発明は上記実施例に詳述した厚薄二
様の単板切削にのみ限定されるものではなくて、厚薄何
れを問わずその繊維方向が長い表板、裏板、中板用の原
板と、その繊維方向が前記原板の2分の1以下の短かい
クロスバンド用の芯板を同時に生産する直結切削切断工
程の総てにこれを適用出来るものであることは勿論、そ
の厚薄の切換時期を原木径の計測時期に想定してコンピ
ューター等により無人操作させることも出来ることは勿
論である。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上に説明したように、ベニヤ
クリッパーによる原板の定尺切断寸法の整数倍の長さに
相当する予想定尺切断線付近からベニヤレースによる切
削単板が原板から芯板に自動的に切換られると共に、罫
引ナイフによる芯板の中罫引も同時に自動的に開始され
るように切換制御される、単板切削切断工程における剥
厚と罫引の自動切換制御方法とその装置であるから、従
来技術によるこの種厚薄二様の単板切削切断作業におい
て惹起されていた、剥厚の切換作業に前後してベニヤレ
ース側の作業員の勘に頼った手動操作によって、適当な
時期に罫引ナイフを原木の外周に押し当てて厚剥芯板の
ための罫引切削を人為的に開始していたことに起因す
る、連続的に定尺寸法に切断されている過程の良質な原
板部分にも罫引ナイフによる中罫引の切削が波及して、
貴重な良質原板が徒らに罫引ナイフで傷つけられて使用
不能な屑単板や端尺単板を生み、そのため原板収得率や
単板歩留りを著しく低下させていたばかりでなく、傷の
ついた原板や端尺単板の再選別とその再加工のために更
に多くの労力や経費を要していた重大な難点を悉く払拭
することが出来たものであり、本発明によれば単板切削
切断工程における原板収得率や単板歩留りを大幅に向上
し、余分な労力や経費の節減も併せて図ることが出来
た、実施効果の極めて顕著なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 配置図および切削切断態様を示す側面図。
【図2】 同じく配置図および切削切断態様を示す平面
図。
【符号の説明】
1 ベニヤレース 1a ナイフ 1b ノーズバー 1c 罫引ナイフ 2 ベニヤクリッパー 2a アンビルロール 2b カッターロール 3a,3b コンベヤ 4 原木 5a 薄剥原板 5b 厚剥芯板 5c 定尺寸法の薄剥原板 6 ナイフ駆動機構 7 定尺切断回路 8 定尺整数倍積算回路 9 ナイフ作動機構 10 予想定尺切断線 11 中罫引 12 操作開始回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベニヤレースとベニヤクリッパーをコン
    ベヤにより直結して厚薄二様の単板を切削し、定尺寸法
    の原板と任意長さの芯板に切断区分する単板切削切断工
    程において、ベニヤクリッパーによる原板の定尺切断寸
    法の整数倍の長さに相当する予想定尺切断線付近の切削
    単板からベニヤレースによる切削単板が原板から芯板に
    自動的に切換えられると共に、罫引ナイフによる前記芯
    板の中罫引も同時に自動的に開始されるようにした単板
    切削切断工程における剥厚と中罫引の自動切換制御方
    法。
  2. 【請求項2】 ベニヤクリッパーのナイフ駆動機構にベ
    ニヤレース側からの定尺切断信号を伝送する定尺切断回
    路と、該定尺切断回路が受信した前記定尺切断信号を分
    岐してその整数倍の長さの定尺積算寸法に積算する定尺
    整数倍積算回路と、該定尺整数倍積算回路から発信され
    る前記定尺寸法の整数倍の長さの定尺積算信号により前
    記ベニヤレース側の厚薄切換機構と罫引ナイフのナイフ
    作動機構とを適時に発動させる操作開始回路とからなる
    単板切削切断工程における剥厚と中罫引の自動切換制御
    装置。
JP10045592A 1992-03-25 1992-03-25 単板切削切断工程における剥厚と中罫引の自動切換制御方法およびその装置 Pending JPH0639813A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010167655A (ja) * 2009-01-22 2010-08-05 Meinan Mach Works Inc 単板切削切断処理工程に於けるベニヤ単板の剥き厚の切り替え方法
CN102632531A (zh) * 2011-02-09 2012-08-15 芬兰劳特公司 单板旋切装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010167655A (ja) * 2009-01-22 2010-08-05 Meinan Mach Works Inc 単板切削切断処理工程に於けるベニヤ単板の剥き厚の切り替え方法
CN102632531A (zh) * 2011-02-09 2012-08-15 芬兰劳特公司 单板旋切装置
JP2012166550A (ja) * 2011-02-09 2012-09-06 Raute Oyj ベニヤピーリング装置

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