JPH0639358A - 管径応動作業装置 - Google Patents

管径応動作業装置

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Publication number
JPH0639358A
JPH0639358A JP4122853A JP12285392A JPH0639358A JP H0639358 A JPH0639358 A JP H0639358A JP 4122853 A JP4122853 A JP 4122853A JP 12285392 A JP12285392 A JP 12285392A JP H0639358 A JPH0639358 A JP H0639358A
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JP
Japan
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pipe
diameter
cutting edge
sliders
drive shaft
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Application number
JP4122853A
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English (en)
Inventor
Munetoshi Moritaka
宗利 森高
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MASUDA DENKI KK
Original Assignee
MASUDA DENKI KK
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Publication date
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Publication of JPH0639358A publication Critical patent/JPH0639358A/ja
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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B9/00Cleaning hollow articles by methods or apparatus specially adapted thereto 
    • B08B9/02Cleaning pipes or tubes or systems of pipes or tubes
    • B08B9/027Cleaning the internal surfaces; Removal of blockages
    • B08B9/04Cleaning the internal surfaces; Removal of blockages using cleaning devices introduced into and moved along the pipes
    • B08B9/043Cleaning the internal surfaces; Removal of blockages using cleaning devices introduced into and moved along the pipes moved by externally powered mechanical linkage, e.g. pushed or drawn through the pipes
    • B08B9/045Cleaning the internal surfaces; Removal of blockages using cleaning devices introduced into and moved along the pipes moved by externally powered mechanical linkage, e.g. pushed or drawn through the pipes the cleaning devices being rotated while moved, e.g. flexible rotating shaft or "snake"

Abstract

(57)【要約】 【目的】長年経過した各種材質の異口経の直、曲継管内
に付着又は詰まった異物の除去、研削、塗装、内視点検
等の保守作業に、管内を円滑且つ連続的に移動可能な管
径応動作業装置を提供する。 【構成】後端から管内移動装置の駆動力を受ける駆動軸
1の中間内実部34を挟む両端部23、45に軸線に沿
う滑動溝2、5を設け、一端に回動支点を有し他端を揺
動自在な当接体17に連結した管体内壁に離接するため
に起伏する関節アーム12、13、14、15を管径方
向に一対配設し、駆動軸先端を作業機具60の交換着脱
部とし、材料、動力の供給と制御を司る前記管内移動装
置を駆動軸の後段に連結して共働させることにより移動
及び作業を可能ならしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は長年敷設されている給排
水管、ガス管、その他粉流体給送管等の一本の異口径管
体内壁に付着したスラッグ、錆、異物の剥離除去や清掃
或は内視点検等の目的で、管内に挿通される歩行装置の
先頭に着脱し得て、異なる管径に対しても応動可能な作
業機具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、敷設後長年月の経過した給排水管
の保守管理においては、管内壁に付着した異物や、不本
意に詰まらせた異物を取除くには、可撓ワイヤの先端に
コイル状刃体か金属ブラシ等の作業機具を取付けて、こ
れを手動又は動力によって回転しつつ管奥まで挿通して
作業を進めてきた。他方かような保守管理上の作業性及
び安全性に鑑みて、先頭に作業機具を付設して外部から
の遠隔操作で管内を歩行する装置について本発明者が提
案した技術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに従来の手動操
作による作業に依存する限りは、管長に対して挿通し得
る道具の長さに自ずと制約があり、しかも適格に作業目
的が果せない欠点があり、外部から遠隔操作される管内
歩行装置に対しては、作業目的に叶った機具がなくては
目的が果せないといった問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】かくして本発明は従来技
術の問題点に鑑みて、一本の異口径管であっても、管内
壁に付着又は管奥に詰った異物の除去を確実に行なえる
ように、外部から駆動力を受ける駆動軸の先端に固定刃
を有する円錐台状工具を設け、駆動軸上を弾発力に抗し
て滑動する1組のスライダに管内壁に当接するまでのレ
ベルを関節可変刃アームの起伏によって可変し得るよう
に構成したものである。
【0005】
【実施例】以下に図面を用いて本発明の一実施例につい
て説明する。図1は外部からの駆動力を受ける駆動軸1
の先端に円錐台状工具60を装着した本発明の管径応動
作業機具の側面図(A)と、(A)の右側から見た正面
図(B)であって、管径に対応した円錐台状工具の表面
に固定刃が設けられ、これの回転又は前、後進によって
詰った異物の除去又は剥離の目的に用いられる。7は第
1のスライダ、8は第2のスライダであって、後記する
図2の駆動軸に設けた第1及び第2のキー溝2,5を介
して、駆動軸を両側で挟持して滑動部を互いに反対方向
に運動する。9は上記第1及び第2のスライダ上に夫々
の一端が回動自在な固定基部を有するアーム10−1、
10−2とを夫々の他端で共通に連結する整形刃体で、
上記第1及び第2のスライダの間隔が開くに伴って、ほ
ぼ水平を保ちつつ図示の位置から下降して、上記円錐台
状工具の直径に一致する位置即ち上記アーム10−1、
10−2が水平に伸びきるところまで可変できる。ここ
に10は上記アーム10−1、10−2のいずれか一
方、本実施例では前方側つまり10−1側に固定刃を取
付けて一体とした可変刃アームであり、11は関節可変
刃アームを形成する一方のアーム10−2夫々に跨って
弾発力を付与するバネである。
【0006】次に図2には、駆動軸の側面図(A)と、
片側の第1及び第2のスライダ7,8に回動自在に夫々
固定された関節アームを装着した側面図(B)である
が、軸長方向に第1のキー溝2を有する滑動部と、第1
のストッパ3及び第2のストッパ4とで区分される中実
部と、第2のキー溝5を有する滑動部とが連接した駆動
軸に対して、軸心を挟持する片側のスライダ7,8のピ
ン12−4、12−5が夫々の滑動部に嵌められ、アー
ム10−1、10−2の各一端が各スライダに回動自在
に固定されており、夫々の他端が整形刃体によって共通
に連結されている。ここに13は一方のアーム10−1
のピン12−3の遊びのための長孔である。
【0007】次に本発明の管径応動作業機具を異口径管
に挿脱する例を図3により説明すると、同図(a)、
(b)は大口径管に継がれた小口径管に向って駆動軸を
後方からの駆動力によって挿通した時の姿(a)が、小
口径管に進入するために第1及び第2のスライダ間が拡
がって関節アームが折畳まれることによって、小口径に
対応して径長が縮められた姿(b)に変る。
【0008】今度は上記と逆に大口径管から小口径管側
へ引抜く場合には、前記と同様に最近接している第1及
び第2のスライダ間隔(c)が拡がって(d)の如く最
長離間時に、関節アームが折畳まれるので、駆動軸には
引張力即ち負の牽引力を作用させる。
【0009】更に本発明の管径応動作業機具を、管外に
設置した動力源41からケーブル50を介して動力を供
給するとともにコントローラ21、31により遠隔操作
し得るようにした、管内挿通部である搬送保持構体20
の先端にカップラー70を介して同一軸心上に取付け、
その後部に歩行部30、動力制御部40を順次連結した
システムとし、例えば管内の状況、現象を検知器によっ
て知覚できるセンサを付設して、作業プログラムを組ん
でおけば、完全に作動の自動化を果すことが可能にな
る。
【0010】
【発明の効果】本発明の管径応動作業機具によれば、小
口径管に対応した径と表面に鋭い固定刃とを備えた円錐
台状工具を頭部に設け、この後部に滑動間隔の伸縮する
2組のスライダに備えしめた整形刃体と可変刃からなる
昇降する関節アームを水平に保って小口径に合わせ、立
上らせて大口径に対応せしめ得る簡易な構成であるため
固形異物に対しても剥離、研削の作業を簡単且つ能率的
に行なうことができ、異径部も円滑に通過することが可
能となる。また、外部から加える駆動源を電力,気,流
体圧いずれをも利用できて、しかも回転,往復運動によ
って先頭工具を駆動できるようにしているので、火気禁
止雰囲気に応じた安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管径応動作業治具の側面図(A)、及
び先頭側の正面図(B)。
【図2】駆動軸の側面図(A)、及び一方のアームを片
側のスライダに取付けた側面図。
【図3】大口径管から小口径管へ進行させる態容図
(a)、(b)及び引張り出す態容図(c)、(d)。
【図4】外部に動力源とコントローラを設けケーブルに
よって管内の動力制御部、走行部、搬送保持構体へ導入
されたシステムに本発明を実施した説明図。
【符号の説明】
1 駆動軸 2 第1のキー溝 3 第1のストッパー 4 第2のストッパー 5 第2のキー溝 6 固定刃 7 第1のスライダ 8 第2のスライダ 9 整形波体 10 可変刃アーム 11 バネ 60 円錐台状工具
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 管径応動作業装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は長年月敷設されている
給、排水管、ガス管、粉流体給送管等の管体内の保守、
点検に着脱、交換可能な管径に応動する作業機具に係
り、後端から材料及び動力の供給と管内歩行動力を加え
る管内移動装置と共働して制御される異口径の直、曲継
管体内に移動可能な管径応動作業装置に関する。
【0002】
【従来の技術】敷設後長年月が経過した給、排水管、粉
・流体供給管等の保守管理においては、管内壁に付着し
たスラッグや錆等の異物や不本意に詰まらせた異物を除
去する場合、従来、可撓性のあるワイヤ又は支持棒の先
端にコイル状刃体又は金属ブラシ等の作業機具を取付け
て、これを手動又は動力により回転させつつ管体内に挿
通して作業を進める簡易な方法がある。他方、前記管体
の敷設場所、大小様々な管径に対する保守管理上の作業
性、安全性を考慮して前記作業を機械化するための管体
内を歩行させる移動装置について先に本出願人が提案し
た技術(例えば特願平2−279456号発明)があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記前者
の専ら手動操作による作業に依存する従来技術は、管体
の全長に対して管体内に挿通し得る作業機具の長さに自
ずと制約があって管体内の深奥まで届かず、作業性、操
作性ともに極めて劣悪である上、保守上の多様な作業目
的を果たすことができなかった。前記後者の従来技術で
は、管内移動装置を歩行させるための管内壁の支持腕が
半径方向に伸縮する角状のピストン機構を備えており、
特に小径管に対応させようとする場合、管内壁と離接す
る支持腕の管径方向への縮小化を図ることに限界があ
り、又異口径の継管や直、曲管に対しても自動的に応動
させることができないため、作業機具を装備して機械化
し作業性を高めようとしても連続的且つ円滑に作業を遂
行することができなかった。
【0004】本発明は、従来技術の障害に鑑み保守、点
検上の対象となる管体の材質、例えば金属管、プラスチ
ックス管又は土管等で、異口径の継管、直、曲管に対し
て、後部から材料及び動力供給と歩行を制御する管内移
動装置と共働して、その先端に作業目的毎に着脱交換が
可能であり管外から遠隔制御される円滑且つ連続的に保
守作業を遂行可能ならしめた管径応動作業装置を提供せ
んとするにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かくして本発明は従来技
術の課題を解決するため異口径の継管に対応させる手段
として、後端から材料、駆動力を供給する管内移動装置
を介して遠隔制御される駆動軸の先端に作業機具を着脱
交換可能に装備し、該駆動軸の中間中実部を挟む両端部
に軸線方向への弾発力に抗し伸縮滑動に応動する1組の
スライダにより規制され、管径方向に起伏するパンタグ
ラフ状の関節アームを管体内壁と離接する揺動当接体に
より連結し、必要に応じて前記駆動軸を回転駆動させる
とともに構成部材の一部に作業機具の部品を装着可能に
構成するものである。
【0006】
【作用】本発明は、管体内の軸線方向に往復動又は回動
する駆動軸に沿って弾発力に抗して伸縮滑動させること
により、揺動当接体により連結した管体内壁と離接する
関節アームの管径方向へのパンタグラフ状の起伏運動を
自在に制御できるので、駆動軸長を短縮して該関節アー
ムの長さを適宜選択することによって、小口径と任意に
適合させることができ、如何なる管材、管径、直、曲管
に対しても自動的に応動させることが可能になる。な
お、本発明の管径応動作業装置の先端を保守等の作業目
的に応じた作業機具と着脱交換可能にすることによって
多様な作業に能率的に対応することができ、しかも駆動
軸の後段から管体内を着実に前、後進駆動し、材料及び
動力の供給を遠隔制御される管内移動装置と共働させ
て、連続的且つ円滑に能率的な保守作業を推進すること
が可能になる。
【0007】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の好適な実施例
について例示的に詳しく説明する。但し、この実施例に
記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対
配置等、特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲
を、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に
過ぎないものである。
【0008】図1は本発明の管径応動作業装置を管体内
壁に付着した異物の除去に適用した実施例を表し、
(A)は、側面図を、(B)は、(A)の右側から見た
正面図を夫々示し、図2(A)は、駆動軸の側面図を、
(B)は、駆動軸上に一方のスライダ1組と管内壁との
起伏運動により離接する片側の関節アームが水平な長孔
を備えた当接板を介して揺動状態に結合した側面図を夫
々表している。以下に図1及び図2により本発明の管径
応動作業装置の組立順序に従って説明するに、先ず図2
(A)において軸線方向に全体が往復動又は軸心を回動
可能な駆動軸1の中間中実部34を挟む第1、第2のス
トッパ3、4で区切られた両端部23及び45に、軸線
方向に沿うキー溝となる滑動溝2及び5が設けられてお
り、図2(B)において夫々の一端が回動自在に軸止さ
れ、他端が長孔18を水平に備えた当接体19により揺
動状態に連結される関節アーム12、13が、前記滑動
溝2、5に夫々ピンP4、P5を介し駆動軸1を両脇か
ら挟合する如く対向結合される片側の第1及び第2のス
ライダ72、82に夫々取付けられている。前記図2
(B)は、一方の関節アーム12、13を片側の第1及
び第2のスライダ72、82に取付けた態様を示してい
るが、前記第1及び第2のスライダ72、82に対向し
て前記駆動軸1を両脇から挟むように、図示されていな
い第1、第2のスライダ71、81を前記ピンP4、P
5に固定するとともに、前記一方の関節アーム12、1
3に対して管径方向に対をなす他方の関節アーム14、
15が、その一端で回動自在に軸止され他端を揺動状態
に当接体17によって連結される。そして管径方向に対
をなす一方の前記関節アームの双方に跨ってバネ体11
が張設されて図1のように組立完成する。
【0009】次に図1において、60は駆動軸1の先端
に着脱自在に装備した台型状の外形をもつ作業機具で、
図1(A)に示すように、その傾斜面に切削用刃体6を
備えしめ、管内壁と離接する一対のパンタグラフ状関節
アーム12、13及び14、15の他端を夫々揺動状態
に結合する当接体17に沿って矢示方向に出没する刃体
9と、前記関節アームの外側にも刃体10を夫々備えし
めれば、管内壁の異物の剥離、研削と管内に詰まった異
物の除去を目的とした管径応動作業装置WTが構成され
る。
【0010】従って前記駆動軸1の全長を短縮するとと
もに、軸線方向の伸縮滑動により管径方向の起伏高さを
可変する関節アームの長さも適宜短小化すれば、パンタ
グラフ式に起伏する管径方向の高さ、つまり振幅の小さ
い管径に合わせることが可能になるため、小口径管にも
対応させることができるとともに、軸長を短縮すること
によって曲管の曲率に十分追従させ円滑な管内通過を容
易にすることができる。又、異口径の継管に対しても駆
動軸の後端から軸線方向に加える推力によって関節アー
ムが管径方向に起伏しつつ自動的に管径に追従して移動
することができる。なお70は、軸端に連結される自在
継手であり、駆動軸の短小化とあいまって管内移動体の
各連結部に介挿することによって小さい曲率の曲管体に
対しても円滑に通過させるのに有効となる。
【0011】前記実施例は、管体内壁の付着物を剥離す
る作業について説明したが、本管径応動作業装置の先端
を作業機具の着脱交換可能に構成したから、駆動軸の外
周に回動するカラーで覆うことによって駆動軸の後端に
連結する管内移動装置からの回動駆動力と塗料供給によ
り回転式の塗料噴射ノズルを作業機具として塗装作業の
目的に使用することができ、又、前記先端の作業機具を
例えばCCDカメラに交換すれば、管体内壁の内視鏡と
して検査、点検に利用することができる。前記何れの場
合も、管径方向に起伏して管体内壁に離接する前記関節
アームは、駆動軸の後端に連結される管内移動装置の歩
行機構と共働して、軸線方向への進退移動が可能にな
り、後述する管外からの遠隔制御によって達成される。
【0012】次に本発明の管径応動作業装置を異口径の
継管内に進退させる実施例を図3により説明するに、同
図(a)、(b)は大口径管101に継がれた小口径管
102に向かって駆動軸1を後方から自在継手70を介
して、図示していない管内移動装置の動力制御によって
推進して前進させる態様(a)が、小口径管102に強
制的に押入されるために軸線方向に伸縮滑動する第1及
び第2のスライダ72、82の間隔が拡がり、これに伴
って関節アーム12、13及び14、15が小口径に対
応するように折畳まれた状態に縮んで前進移動する状態
(b)に変る。
【0013】次に前記前進移動とは逆に大口径管101
から小口径管102側へ後退させる場合には、前記駆動
軸1に引張力即ち負の牽引力を作用させることによっ
て、前記第1、第2スライダ72、82の間隔が最も近
接している関節アーム12、13及び14、15が管内
壁に当接するまで起立した状態(c)から、その間隔が
拡がって小口径管102に対応して(d)の如く最も広
く拡がることによって前記関節アームが折畳まれて縮
み、小口径管内を後進させることができる。前記前、後
進何れの場合にも、関節アームを起立させて当接体が管
体内壁面と踏張り状態にある期間に、本管径応動作業装
置が管内で固定され、縮んだ状態にある期間に移動させ
ることができる。従って本管径応動作業装置は、この後
端に連結される動力、材料の供給及び駆動力の制御を司
る管内移動装置を介して関節アームの起伏及び前、後進
移動、或いは作業機具が制御されるように構成して、前
記管内移動装置との連結体と一体に管内を歩行するもの
である。
【0014】更に本発明の管径応動作業装置を図4に示
すように、管外に設置した電気、気・流体等による動力
源41から配管とともにケーブル50を介して動力制御
部40へ動力を供給し、この前段に管内移動体の歩行に
関節アームの屈伸により管内壁と離接動作を繰返す歩行
部30を連結し、管外から歩行部コントローラ31によ
り遠隔制御し、更にこの前段に必要に応じて関節アーム
の起伏により管内壁との離接動作により移動を援ける補
助的な搬送体保持構体20を連結し、管外から遠隔コン
トローラ21により制御操作し得るようにして、管内の
前、後進移動、歩行機構及び作業機具の動作制御を遠隔
で制御可能にシステム構成される。この場合、例えば管
内の状況を検知するセンサを作業機具に付設して管外の
モニタにより観察するようにしておけば、管内の様子を
一見して明確に把握することができ、又、作業目的に応
じて条件を変更する場合の作業工程をコントローラにプ
ログラム化しておくことによって、作業の自動化を図る
ことも可能になる。
【0015】
【発明の効果】以上説明した通り本発明の管径応動作業
装置によれば、パンタグラフ状に管径方向に起伏する関
節アームが、駆動軸の軸線方向へ間隔を隔てた2つの回
動支点の伸縮によって前記管径方向の高さが自由に選定
できるので、駆動軸長及び関節アーム長をともに短かく
して小口径管に対応させることが可能になり、直管のみ
ならず曲率半径の小さい曲管に対しても円滑に通過させ
ることが可能になるので異口径の継管にも自動的に順応
して管体内を円滑且つ連続的に前、後進させることがで
きる。又、装置先端に作業機具を着脱自在に交換可能と
したため、研削、研磨、塗装、内視等の管内作業目的に
応じて、駆動軸の後段から材料及び制御動力を供給する
管内移動装置との共働によって、回転式又は往復動式の
作業機具を用いて管内保守作業を能率的に行わせること
ができる。更に、駆動軸に加える駆動源を電力、気・流
体圧の何れをも選択できるので、特に作業環境例えば火
気禁止雰囲気に対しても安全性を考慮した動力源を採用
することができる等、著効を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に係る管径応動作業装置の(A)
側面図、及び(B)先端側から見た正面図(B)を表
す。
【図2】(A)は、駆動軸の側面図、及び(B)は一方
のアームを片側のスライダに取付けた側面図を表す。
【図3】(a)、(b)は、大口径管側から小口径管へ
前進させる態容図、及び(c)、(d)は、大口径管か
ら小口径管側へ後進させる態容図を表す。
【図4】本発明に係る管径応動作業装置の先端に管内壁
の研削作業用機具を装備し、後段の連結体列を、管外か
ら管内移動装置を介して遠隔制御するシステムの構成例
を表す。
【符号の説明】 1 駆動軸 2、5 滑動溝 11 バネ 12、13、14、15 関節アーム 17 当接体 20 搬送保持構体 23、45 滑動部 30 歩行部 34 中実部 40 動力制御部 60 作業機具
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の動力源から正,負の駆動力を受け
    る駆動軸がその軸長方向に第1のキー溝を有する滑動部
    と第1及び第2のストッパにより区分される中実部と第
    2のキー溝を有する滑動部とで連接し、上記駆動軸の先
    端に回転又は前後進可能に固定され且つ挿通される管径
    に対応した径を有し表面に固定刃を備えた円錐台状工具
    と、上記第1のキー溝を介して上記駆動軸を両側で挟持
    する第1のスライダ及び上記第2のキー溝を介して上記
    駆動軸を両側で挟持する第2のスライダと、上記第1及
    び第2のスライダに跨って夫々の一端が回動起点とな
    り、夫々の他端がほぼ水平を保って昇降する整形刃体と
    回動自在に連結した関節可変刃アーム一対と、上記一対
    の関節可変刃アームの起伏に弾発力を与えるバネとより
    成り、第1及び第2のスライダの第1及び第2のストッ
    パとの離接により整形刃体の位置を伸縮するようにした
    ことを特徴とする管径応動作業機具。
JP4122853A 1992-04-17 1992-04-17 管径応動作業装置 Pending JPH0639358A (ja)

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JP4122853A JPH0639358A (ja) 1992-04-17 1992-04-17 管径応動作業装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010046737A (ja) * 2008-08-20 2010-03-04 Nippon Tetto Kogyo Kk 鋼管構造物の鋼管内部除錆処理装置
JP2011047237A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Nippon Tetto Kogyo Kk 鋼管鉄塔における腹材内除錆装置
EP3012036A3 (en) * 2014-10-22 2016-08-17 Rydman, Sven Device for cleaning of pipes
KR20170111668A (ko) * 2016-03-29 2017-10-12 주식회사 가우스 관로 청소로봇용 주행체
KR20190035344A (ko) * 2017-09-26 2019-04-03 에스디아이주식회사 관 내부 청소 장치

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