JPH063896U - 開栓装置 - Google Patents

開栓装置

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Publication number
JPH063896U
JPH063896U JP4876792U JP4876792U JPH063896U JP H063896 U JPH063896 U JP H063896U JP 4876792 U JP4876792 U JP 4876792U JP 4876792 U JP4876792 U JP 4876792U JP H063896 U JPH063896 U JP H063896U
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JP
Japan
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horizontal plate
groove
rotating member
plate portion
pressing body
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Pending
Application number
JP4876792U
Other languages
English (en)
Inventor
孝一 若竹
Original Assignee
株式会社ニッテク
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
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Publication of JPH063896U publication Critical patent/JPH063896U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 開栓時における血液の飛散を回動部材のダブ
ルアクションによって防止して、ゴム栓の復元力による
血液飛散を確実に防止する。 【構成】 水平板部10と、この水平板部10の前縁部
から下方に延設されてなる係止片部11と、上記水平板
部10の奥行側両端部から下方に延設された支持片部
と、上記水平板部10の上面に固着された把手13と、
で回動部材を構成するとともに、上記支持片部を軸を介
してベース部材2に立設された支持体4,5に回動自在
に軸支し、該回動部材7を回動操作することでゴム栓1
6を採血管14から抜き取るように構成してなる開栓装
置1を技術的前提とし、上記支持片部の下端部に溝を形
成すると共に、上記支持体4,5の上部には、バネ部材
21によって上方向に付勢され上記溝と常態において係
合する押圧体20を配設し、上記溝の中途部には、上記
押圧体20がバネ部材21の付勢力に抗して乗り越える
段部を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、採血管の開口部に嵌着されたゴム栓を手を触れることなく取り外 すことができるゴム栓の開栓装置に係り、特に、開栓時における血液の飛散を有 効に防止することができる開栓装置に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】
周知のように、真空採血管などの血液が収容される容器には、血液を流出させ ない目的から、その開口部にゴム栓が嵌着されているのが一般的である。
【0003】 ところで、このゴム栓は、例えば、上記採血管を自動分析装置にセットする場 合には、取り外されて自動分析装置にセットされるが、このゴム栓の取り外し作 業は、従来、人手によって行われているのが現状である。
【0004】 しかしながら、上記ゴム栓の取り外し作業を人手によって行なう場合には、採 血した血液と接触して種々の病気が感染する虞れがあり、また、該ゴム栓の人手 による抜き取り作業は、大量の採血管に対して行われるため、かかる作業が非常 に煩雑である、という問題を有していた。
【0005】 このため、本出願人は、先に、複数本の採血管のゴム栓を、手を触れることな く抜き取ることができる構成が簡易な採血管の開栓装置を提案している(実願平 3ー40444号)。
【0006】 この本出願人の先の出願に係る採血管の開栓装置は、ベース部材と、このベー ス部材に立設された支持体と、この支持体の上部に回動自在に軸支されてなる回 動部材と、この回動部材の前縁部に連接された係止部材と、上記回動部材を回動 させることで上記係止片部によって引き抜かれた採血管に装着されたゴム栓を落 下させて収納する栓受けパッドと、から構成されている。
【0007】 ところで、上記採血管に嵌着されるゴム栓は、生ゴム材が主として使用される ため、本出願人の先の出願に係る採血管の開栓装置で上記ゴム栓を抜き取るとき に、該ゴム栓の復元力によってゴム栓に付着した血液が飛散して人体に付着し、 血液感染を引き起こす虞れがある、という不具合を有していた。
【0008】 この考案は、かかる現状に鑑み創案されたものであって、その目的とするとこ ろは、開栓時における血液の飛散を回動部材のダブルアクションによって防止し て、ゴム栓の復元力による血液飛散を確実に防止することができる開栓装置を提 供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この考案にあっては、水平板部と、この水平板部の 前縁部から下方に延設されてなる係止片部と、上記水平板部の奥行側両端部から 下方に延設された支持片部と、上記水平板部の上面に固着された把手と、で回動 部材を構成するとともに、上記支持片部を軸を介してベース部材に立設された支 持体に回動自在に軸支し、該回動部材を回動操作することでゴム栓を採血管から 抜き取るように構成してなる開栓装置を技術的前提とし、上記支持片部の下端部 に溝を形成すると共に、上記支持体の上部には、バネ部材によって上方向に付勢 され上記溝と常態において係合する押圧体を配設し、上記溝の中途部には、上記 押圧体がバネ部材の付勢力に抗して乗り越える段部を形成したことを特徴とする ものである。
【0010】
【実施例】
以下、添付図面に示す一実施例に基づき、この考案を詳細に説明する。
【0011】 図1に示すように、この実施例に係る開栓装置1は、下面にラバーマット3が 貼着されてなる平板状のベース部材2と、このベース部材2の手前側両端部に立 設された一対の支持体4,5と、この支持体4,5の上部に軸6を介して回動自 在に軸支されてなる回動部材7と、上記ベース部材2の上面に着脱自在に装着さ れたゴム栓収納容器8と、から構成されている。
【0012】 ベース部材2は、上記支持体4,5が立設された部位より手前側に、採血管1 4が複数本立設保持されたラック15を収容するスペースを有して構成されてお り、該スペースを形成するベース部材2の前縁部上面には、その長手方向(ラッ ク15の移送方向と同じ方向をいう。以下、同じ。)に沿って凸状の突起体2a が突設されている。勿論、この実施例では、該採血管14とラック15は、図1 の手前方向から上記スペースにセットされる。
【0013】 一方、上記ラック15の下面には、その長手方向に沿って、上記突起体2aを 嵌合係止する逆凹状の溝15aが開設されている。
【0014】 また、上記支持体4,5の上部には、バネ部材21によって上方向に付勢され 後記する凹溝18と常態において係合するボール状の押圧体20が配設されてい る。尚、上記バネ部材21は、上記支持体4,5の上部に開設された断面略凹状 に形成された収納孔22内に収容されており、また、上記押圧体20とバネ部材 21との間には慴動体23が配設されており、これらバネ部材21と慴動体23 及び押圧体20は、夫々連結されて構成されている。
【0015】 回動部材7は、水平板部10と、この水平板部10の前縁部から下方に延設さ れてなる断面形状が略レ字状に形成された係止片部11と、上記水平板部10の 奥行側両端部から下方に延設された支持片部12と、上記水平板部10の上面に 固着された把手13と、から構成されてなり、上記軸6は、上記支持片部12の 下方に装着されている。
【0016】 また、上記支持片部12の下端部には、凹溝18が刻設されており、該凹溝1 8は、その中途部に形成された段部19を境として、該段部19の左側が深い溝 部18aで形成され、右側が浅い溝部18bで形成されている。
【0017】 また、上記回動部材7は、図1において実線で示す状態、即ち、水平板部10 が水平の状態で停止し、該水平状態から図1反時計方向に回動しないようにスト ッパ体(図示せず)によって規制されているとともに、図1における時計方向へ 回動可能に構成されている。
【0018】 即ち、回動部材7は、押圧体20が上記凹溝18の深い溝部18aに嵌合され ている状態では、図1仮想線で表す範囲内において軽い操作力で回動した後、段 部19と衝合し、この状態から回動部材7をさらに図1時計方向へ回動すると、 上記押圧体20がバネ部材21の付勢力に抗して下降し、該押圧体20は浅い溝 部18b内に移動する。この時、回動部材7の回動操作力は、押圧体20が深い 溝部18aにあるときよりも若干重くなる。
【0019】 尚、上記ストッパ体は、上記軸6を加工して形成すると共に、支持体4,5の 軸挿通孔側に突起(図示せず)を形成し、上記回動部材7が水平状態となったと きに、軸6の加工部分が支持体4,5の軸挿通孔側に形成された突起と係合して 水平状態を保持するように構成することができ、或は、上記支持体4,5側に突 起(図示せず)を突設させ、上記回動部材7が水平状態となったときに、その水 平板部10の下面が上記支持体4,5に形成された突起と衝合して水平状態を保 持するように構成することもできる。
【0020】 係止片部11は、回動部材7が水平状態にセットされているときに、その係止 端部11aが、採血管14の開口部に液密状に嵌着されたゴム栓16の段部16 aに係止するように構成されている。
【0021】 一方、上記水平板部10の上面に固着された把手13の把手部は、回動部材7 の回動方向、即ち、図1a方向に傾斜して取り付けられている。この把手部の傾 斜角度は、図示の実施例では20度に設定した場合を例示しているが、ラック1 5の長手軸線方向を人体と直交する方向にセットして開栓作業を行なう等、回動 部材7の回動操作方向によっては、軽い操作力で回動操作を行うことができるよ うに、より傾斜させて構成してもよい。
【0022】 ゴム栓収納容器8は、断面略凹状で平面形状が略凸状に形成されており、その 長さ寸法は、後端部8aが上記ベース部材2の後端部両側に固着されたコーナー 金具17と衝合して位置決められ、かつ、その前端部8bが、上記支持体4,5 の前端部と面一となる程度の長さ寸法を有して形成されている。
【0023】 また、このゴム栓収納容器8は、その前面板8cが傾斜して形成されており、 上記係止片部11が、上記ゴム栓16の段部16aと係合し、上記軸6を支点と して回動されて上記ゴム栓16を引き抜いたときに、この引き抜かれたゴム栓1 6が該ゴム栓収納容器8方向に自重落下し、上記前面板8cの傾斜面を転動して ゴム栓収納容器8内に収納されるように構成されている。勿論、このゴム栓収納 容器8は、図示の実施例に限定されるものではなく、係止片部11によって引き 抜かれたゴム栓16が確実に収納される形状であれば、適宜の形状のものを用い ることができる。
【0024】 それ故、上記実施例に係る開栓装置にあっては、回動部材7を回動操作してゴ ム栓16を採血管14から引き抜く場合には、まず、押圧体20が上記凹溝18 の深い溝部18aに嵌合されている状態のときに、回動部材7を図1仮想線で表 す範囲内で回動し、ゴム栓16を採血管14の上部からわずかに引き抜く。
【0025】 この後、上記回動部材7を図1反時計方向に回動して水平状態まで戻す。これ によりゴム栓16は、上記引き抜き作業による伸長状態から復元するので、この 状態から再び上記回動部材7をさらに図1時計方向へ回動すると、上記押圧体2 0が段部19と衝合するため、該回動部材7をさらに強く図1時計方向へ回動さ せると、上記押圧体20は、バネ部材21の付勢力に抗して下降して浅い溝部1 8b内に移動し、これに伴いゴム栓16が採血管14から抜き取られ、ゴム栓1 6の復元力による血液の飛散を、確実、かつ、有効に防止することができる。
【0026】
【考案の効果】
この考案に係る開栓装置は、以上説明したように、開栓時における血液の飛散 を、回動部材の所謂ダブルアクションによって防止して、ゴム栓の復元力による 血液飛散を確実、かつ、有効に防止することができる、という優れた効果を奏す る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る開栓装置の右側面図
である。
【図2】同開栓装置の要部の構成を拡大して示す断面図
である。
【図3】同開栓装置の溝部の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 開栓装置 2 ベース部材 4,5 支持体 7 回動部材 10 水平板部 11 係止片部 13 把手 14 採血管 15 ラック 16 ゴム栓 18 凹溝 18a 深い溝部 18b 浅い溝部 19 段部 20 押圧体 21 バネ部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平板部と、この水平板部の前縁部から
    下方に延設されてなる係止片部と、上記水平板部の奥行
    側両端部から下方に延設された支持片部と、上記水平板
    部の上面に固着された把手と、で回動部材を構成すると
    ともに、上記支持片部を軸を介してベース部材に立設さ
    れた支持体に回動自在に軸支し、該回動部材を回動操作
    することでゴム栓を採血管から抜き取るように構成して
    なる開栓装置において、上記支持片部の下端部に溝を形
    成すると共に、上記支持体の上部には、バネ部材によっ
    て上方向に付勢され上記溝と常態において係合する押圧
    体を配設し、上記溝の中途部には、上記押圧体がバネ部
    材の付勢力に抗して乗り越える段部が形成されているこ
    とを特徴とする開栓装置。
JP4876792U 1992-06-19 1992-06-19 開栓装置 Pending JPH063896U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4876792U JPH063896U (ja) 1992-06-19 1992-06-19 開栓装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4876792U JPH063896U (ja) 1992-06-19 1992-06-19 開栓装置

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JPH063896U true JPH063896U (ja) 1994-01-18

Family

ID=12812434

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JP4876792U Pending JPH063896U (ja) 1992-06-19 1992-06-19 開栓装置

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JP (1) JPH063896U (ja)

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