JPH0638784B2 - 便座用シート引き出し装置 - Google Patents

便座用シート引き出し装置

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JPH0638784B2
JPH0638784B2 JP63051618A JP5161888A JPH0638784B2 JP H0638784 B2 JPH0638784 B2 JP H0638784B2 JP 63051618 A JP63051618 A JP 63051618A JP 5161888 A JP5161888 A JP 5161888A JP H0638784 B2 JPH0638784 B2 JP H0638784B2
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JP
Japan
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sheet
seat
toilet seat
folding surface
housing
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JP63051618A
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Inventor
有希 許
芳裕 櫻井
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有希 許
芳裕 櫻井
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願は、洋式便器の便座表面に載置して使用する便座用
シート引き出し装置に関する。
従来の技術 従来、洋式便器の便座表面に載置して使用する便座用シ
ートは、病院,ホテル,或いは飲食店など不特定多数の
人が利用する便所に備えられており、その多くは、シー
トを多数枚折畳んだ状態で収納した容器を、棚などに載
置しておき、使用時に、容器より一枚毎取り出し、これ
を広げて、便座表面に載置するものである。
発明が解決しようとする課題 従って、従来の場合、使用者が容器を棚などから手持ち
して、それから一枚の便座シートを取り出し、然るの
ち、便座表面に広げて載置しなければならないという使
用上の煩わしさがあった。
そこで本願は、このような不都合を解消することを目的
としたものである。
課題を解決するための手段 本願は、上記した目的を達成するために、横幅方向で折
畳むことなく、縦方向で奇数折りして引き出し方向が常
に一定となるように積層したシート積層体を容器に収納
して、シートを一枚毎順次引き出すことができるように
構成した便座用シート引き出し装置を提供するもので、
その要旨とするところは、便座を覆う大きさを有した水
溶性紙から成り、中間部に、便座の内側形状に合わせて
スリットを形成したシートを、縦方向において谷折りと
山折りとが交互となるように奇数折りして、上折面と、
中折面と、下折面を形成すると共に、上段シートの中折
面と下折面との間に、下段シートの上折面が介入するよ
うに、多数のシートを積層したシート積層体と、このシ
ート積層体を高さ方向に収納する筐体とから成り、前記
筐体を、後面板と、左右側板と、底板と、開閉自在に枢
着され、かつ、上縁に内方に折曲する上片を有した前蓋
と、両側が前記左右側板の上縁に当接した状態で、前縁
が前記上片の内縁との間で引出口を形成する上蓋から構
成し、かつ、前記筐体内に、前記シート積層体を水平状
態に載置すると共に、これを常時上昇方向に弾圧付勢す
る弾圧付勢手段を備えたことを特徴とするものであり、
上記において、長尺なスプリングを用いて、弾圧付勢力
の変化を緩徐にするために、弾圧付勢手段を、一端が筐
体の下部に支持されて上方に延び、かつ、筐体の上部で
案内車により折り返されて垂下するスプリングの他端
に、シート積層体を水平状態に載置する載置板を取り付
けて成る。またシート積層体を筐体の高さ方向に有効に
収納できるように、筐体の左右側板の上縁後部を上方に
突出すると共に、上蓋の後部を、前記突出部に当接する
ように凸状に形成し、かつ、この凸状部内に、案内車を
配置する。またシートの手による引き出しを容易にする
と共に、シートの製作時の無駄を省くために、シートの
上縁左右位置に、摘持用の突部を設け、かつ、シートの
下縁左右位置に、摘持用の突部と合致する切欠部を設け
る。
さらにまた、シートの繰り出し作用を円滑にするため
に、前蓋の上縁に設けた上片の内縁位置に案内ローラを
横架して成るものである。
作用 しかして使用に際し、載置板上にシート積層体を載置し
て、筐体内にシート積層体を収納する。
すると載置板は、シート積層体の重量により下降してス
プリングは付勢力を増し、シート積層体は常時上方に扛
上し、この状態で最上位のシートの上折面を引出口より
導出する。次いで引出口から導出してある上折面の上縁
部例えば左右位置の突部を摘持してこれを前方に引き出
すと、最上位のシートの上折面に続いて、中折面及び下
折面が引き出され、中折面に続いて下折面が引き出され
るときに、次段のシートの上折り面が引出口より自動的
に導出する。
このようにして引き出された一枚分のシートを便座の上
面に載置し、使用後のシートは便器内に捨てられる。
上記において、上蓋と前蓋とを回動して筐体を上面と前
面で開放することにより、載置板に対しシート積層体を
容易に載置でき、また、最上位のシートを引き出すと
き、シートは案内ローラにより案内される。
実施例 以下本願の実施例を図面にもとづいて詳述すると、Aは
シート積層体を示しており、このシート積層体Aを構成
するシート(1)は、第3図で示すように、便座の上面を
覆う大きさをもつ方形状の水溶性紙から成り、その中央
部に、便座の内側形状に合わせ、かつ、分離しないよう
に一部を残して縦方向に長い長円形状のスリット(2)を
形成すると共に、上縁左右位置に、摘持用の突部(3),
(3)を、また、下縁左右位置に、前記突部(3),(3)と合
致する切欠部(4),(4)を設けてあり、このシート(1)
を、縦方向でほぼ奇数等分するように、本例において
は、ほぼ三等分するように、折り位置(5)a及び(5)bで、
夫々谷折り及び山折りすることにより、屏風状に折畳ん
で、上折面(1)aと、中折面(1)bと、下折面(1)cとを形成
し、このように折畳まれた多数のシート(1)を、上段シ
ート(1)の中折面(1)bと下折面(1)cとの間に、下段シー
ト(1)の上折面(1)aが介入するように順次積層して、第
2図で示すようにシート積層体Aが構成される。
第4図は上記したシート積層体Aを収納する容器Bの総
体を示しており、(6)は横長立方状の筐体であって、例
えば合成樹脂の成形体から成り、この筐体(6)は、後面
板(7)と、上縁後半部が円弧状に突出(8)aした左右側板
(8),(8)と、底板(9)と、該底板(9)の前縁に下縁が回動
自在に枢着(10)され、かつ、上縁に内方に折曲する上片
(11)aを有すると共に、その内端両側部に、前記左右側
板(8),(8)の上方前部に設けた係止穴(12)と係脱可能な
係合突起(13)を設けた前蓋(11)と、後面板(7)の上縁に
後縁が回動自在に枢着(14)され、かつ、断面が円弧状を
呈し、その両側内面が前記左右側板(8),(8)の円弧状突
出部(8)aに当接して、その当接状態で前記上片(11)aの
内縁との間に引出口(15)を形成する上蓋(16)とから成
り、前記上蓋(16)の前縁には、前記引出口(15)の中間部
を閉じる押さえ片(17)が回動自在に取り付けてある。(1
8)は前記シート積層体Aを載置して上方に弾圧付勢する
押上機構で、前記左右板(8),(8)の突出部(8)aの各内面
に、回動自在に夫々軸承した案内車(19)と、筐体(6)内
を昇降する載置板(20)と、この載置板(20)の側部に一体
に設けられ、かつ、左右側板(8),(8)に設けた摺動樋(2
1)に沿って昇降する摺動片(22)と、一端が筐体底板(9)
に止着されて上方に延びると共に、前記案内車(19)で折
り返されて摺動樋(21)内を垂下し、他端が前記摺動片(2
2)に支持されたスプリング(23)とから構成されている。
(24)は前蓋(11)の上片(11)a内端部に回転自在に横架し
た長尺の案内ローラ、(25)は湾曲状を呈する上蓋(16)内
面の中央に設けた弾性を有する挟持具であって、この挟
持具(25)に、防臭剤或いは芳香剤などを収納した筒状態
の補助具(26)が挟持される。(27)は前蓋(11)の下片(11)
bを開口して透明板を設けた窓部である。
しかして、使用に際し第1図仮想線で示すように、前蓋
(11)及び上蓋(16)を夫々前方及び後方に回動して筐体
(6)の前面及び上面を開放し、かつ、スプリング(23)に
よって上昇している載置板(20)上に第2図で示すシート
積層体Aを載置する。するとシート積層体Aの重量によ
りスプリング(23)は伸長され、摺動片(22)は摺動樋(21)
内を摺動しながら降下し、載置板(20)が最下位に至り、
この状態でスプリング(23)はシート積層体Aの荷重に抗
して載置板(20)を上方に付勢する。次いで係止穴(12)と
係止突起(13)との係合により前蓋(11)を閉じると共に、
シート積層体Aの最上位のシート(1)の上折面(1)aを摘
持して前蓋(11)の上片(11)a上に載置したのち上蓋(16)
を閉じて第1図に示すように構成する。この状態で、シ
ート(1)の左右突部(3),(3)は、押さえ片(17)の左右側
部から外れた引出口(15)の位置より摘持できるように突
出する。このように筐体(6)内にシート積層体Aを収納
した容器Bは、例えば便所内の所要位置に設置され、使
用に際しては、引出口(15)から導出してある最上位のシ
ート(1)の左右突部(3),(3)を摘持して手前方向に引き
出す。
すると、最上位のシート(1)が案内ローラ(24)の回転に
案内されながら押さえ片(17)の下面から引き出され、そ
して中折面(1)bに続いて下折面(1)cが引き出されると
き、自動的に次段のシート(1)の上折面(1)aが引出口(1
5)に導かれ、最上位の一枚が引き出されたとき、次段の
シート(1)の上折面(1)aが上片(11)a上に載置して次回の
使用を準備する。この関係は、シート(1)が奇数折りさ
れ、かつ、上段のシート(1)の中折面(1)bと下折面(1)c
との間に、下段の上折面(1)aが介在して、常に上折面
(1)aが一定の方向に指向されていることにより維持され
る。このようにして引き出された一枚分のシート(1)
は、横幅方向に折畳まれていないので、改めて展開する
必要はなく、引き出し状態で、便座の上面に載置し、使
用後は便器内に捨てて水洗により流し去るものである。
また、最上位のシート(1)の引き出しに伴い、シート積
層体Aは、スプリング(23)の付勢力により順次上方に押
し上げられる。
なお、上記において、シート(1)の上縁左右位置に突部
(3),(3)を設けたのは、もし、突部(3),(3)を有しない
場合、使用に際し、シート(1)の上折面(1)aの上縁中央
部を摘持して引き出すときがあり、この場合、強い引張
力がスリット(2)により物理的に弱い中央部に使用し
て、スリット(2)の位置から破損する惧れがあり、強い
引張力がスリット(2)の有しない左右位置に作用するよ
うにして、その惧れを防止するためであり、またシート
(1)の下折面(1)cの下縁左右位置に、切欠部(4),(4)を
設けたのは、突部(3)を形成する場合に、シートの裁断
時における無駄を無くすためである。
発明の効果 本願は叙上のように、多数の便座用シートを縦方向で奇
数折りし、これらを相互に結合してシート積層体を構成
したので、シート相互間の結合状態は一定で、上折面の
向きが変わらないので、シートを一枚毎引き出す場合に
有利であると共に、横幅方向での折畳みがないので、使
用に便利であり、また容器は、シート積層体を高さ方向
に収納可能としたので、多数のシートを収納することが
できると共に、シート積層体の補給も容易であるので使
用頻度の高い便所用として有効である。また、シートを
上方前方に引き出す構成であるので、シートを引き出す
ときの引張力はシート収納量に影響を受けることなく、
一枚のシートを円滑に、かつ、確実に引き出すことがで
き、また、前蓋が開閉自在であるので、シート積層体の
補給に便利である。
さらに、請求項2項記載の構成によれば長尺なスプリン
グが使用されるので、載置板の上昇に伴う付勢力の変化
が緩徐となってシートの引き出し抵抗を小さく保持で
き、また請求項3記載の構成によれば、筐体の高さをシ
ート積層体の収納のために有効に使用することができ、
また請求項4記載の構成によれば、シートの引き出しに
便利であり、また請求項5記載の構成によれば、シート
を巻ロール紙より作成する場合に製作ロスを省くことが
でき、さらにまた請求項6記載の構成によれば、シート
の筐体よりの繰り出しが容易とするなどの利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は縦断側面
図、第2図は中間を省略したシート積層体の側面図、第
3図はシートの正面図、第4図は一部切欠した容器の正
面図、第5図は第4図P部の拡大断面図である。 図中、Aはシート積層体、Bは容器、(1)はシート、(1)
aは上折面、(1)bは中折面、(1)cは下折面、(2)はスリッ
ト、(3)は突部、(4)は切欠部、(5)a,(5)bは折り位置、
(6)は筐体、(7)は後面板、(8)は側板、(8)aは突出部、
(9)は底板、(10),(14)は枢着、(11)は前蓋、(11)aは上
片、(15)は引出口、(16)は上蓋、(17)は押さえ片、(19)
は案内車、(20)は載置板、(23)はスプリング、(24)は案
内ローラである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】便座を覆う大きさを有した水溶性紙から成
    り、中間部に、便座の内側形状に合わせてスリットを形
    成したシートを、縦方向において谷折りと山折りとが交
    互になるように奇数折りして、上折面と、中折面と、下
    折面を形成すると共に、上段シートの中折面と下折面と
    の間に、下段シートの上折面が介入するように、多数の
    シートを積層したシート積層体と、このシート積層体を
    高さ方向に収納する筐体とから成り、前記筐体を、後面
    板と、左右側板と、底板と、開閉自在に枢着され、か
    つ、上縁に内方に折曲する上片を有した前蓋と、両側が
    前記左右側板の上縁に当接した状態で、前縁が前記上片
    の内縁との間で引出口を形成する上蓋とから構成し、か
    つ、前記筐体内に、前記シート積層体を水平状態に載置
    すると共に、これを常時上昇方向に弾圧付勢する弾圧付
    勢手段を備えたことを特徴とする便座用シート引き出し
    装置。
  2. 【請求項2】弾圧付勢手段が、一端が筐体の下部に支持
    されて上方に延び、かつ、筐体の上部で案内車により折
    り返されて垂下するスプリングの他端に、シート積層体
    を水平状態に載置する載置板を取り付けて成る請求項1
    記載の便座用シート引き出し装置。
  3. 【請求項3】筐体の左右側板の上縁後部を上方に突出す
    ると共に、上蓋の後部を、前記突出部に当接するように
    凸状に形成し、かつ、この凸状部内に、案内車を配置し
    て成る請求項2記載の便座用シート引き出し装置。
  4. 【請求項4】シートの上縁左右位置に、摘持用の突部を
    設けて成る請求項1,2または3記載の便座用シート引
    き出し装置。
  5. 【請求項5】シートの下縁左右位置に、摘持用の突部と
    合致する切欠部を設けて成る請求項4記載の便座用シー
    ト引き出し装置。
  6. 【請求項6】前蓋の上縁に設けた上片の内縁位置に案内
    ローラを横架して成る請求項1,2,3,4または5記
    載の便座用シート引き出し装置。
JP63051618A 1988-03-07 1988-03-07 便座用シート引き出し装置 Expired - Lifetime JPH0638784B2 (ja)

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JP63051618A JPH0638784B2 (ja) 1988-03-07 1988-03-07 便座用シート引き出し装置

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Publication Number Publication Date
JPH01227726A JPH01227726A (ja) 1989-09-11
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Family

ID=12891868

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JP63051618A Expired - Lifetime JPH0638784B2 (ja) 1988-03-07 1988-03-07 便座用シート引き出し装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4851732U (ja) * 1971-10-19 1973-07-05

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JPH01227726A (ja) 1989-09-11

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