JPH063873Y2 - 鋼管杭打用ハンマのキャップ - Google Patents

鋼管杭打用ハンマのキャップ

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JPH063873Y2
JPH063873Y2 JP14807288U JP14807288U JPH063873Y2 JP H063873 Y2 JPH063873 Y2 JP H063873Y2 JP 14807288 U JP14807288 U JP 14807288U JP 14807288 U JP14807288 U JP 14807288U JP H063873 Y2 JPH063873 Y2 JP H063873Y2
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JP
Japan
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cap
steel pipe
cylinder
hammer
pipe pile
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JP14807288U
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秀夫 小沢
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鋼管杭打用ハンマのキャップに係わり、特に
鋼管杭の内径寸法に応じて容易に対応可能で、しかも軽
量に製作することができるキャップに関する。
〔従来の技術〕
鋼管杭は、杭打機により吊り下げられたハンマの落下エ
ネルギの反復により地中に打ち込まれるが、その際、鋼
管杭に偏心荷重を作用させないようにするため、ハンマ
の軸心と鋼管杭の軸心とをできるだけ一致させる必要が
ある。このため鋼管杭の頂部に、前記両者の軸心を一致
させるようにキャップを載せ、このキャップを介してハ
ンマにおけるラムを落下させている。
従来から使用されているキャップは、鋼管杭の内径およ
び外径の寸法の種類が多いことから、1つのキャップ
で、できるだけ多くの種類の鋼管杭に対応できるように
工夫されている。第2図はその1例で、キャップ1に
は、キャップ1の下面1aに階段状に順次直径の小さく
なっているアタッチメント2がキャップ1と軸心を一致
させて固着されており、数種類(図の場合は4種類)の
内径の鋼管杭5に対応して使用することができるような
っている。第3図は他の例で、キャップ1の下面1aに
十字形のブラケット3をキャップ1の軸心と一致させて
固着し、ブラケット3に着脱可能に十字形に4枚のガイ
ド板4を取り付けたものである。この場合、各ガイド板
4の外端面は、鋼管杭5の内周面5aと僅かな間隙を有
して相対させられている。なお、各ガイド板4の着脱
は、それぞれ複数のボルト4a等で行われる。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記第2図に示す階段状の直径のアタッチメント2を設
けたキャップ1においては、対応可能な鋼管杭5の内径
の種類は、階段状の直径の数の限定され、階段の途中の
直径の鋼管杭には対応することができず、また、アタッ
チメント2の各階段部はハンマによる衝撃を直接受ける
ことになるため、キャップ1とほぼ同様の強度を持たせ
る必要があり、アタッチメント2の重量が増加すること
から杭打機により扱える鋼管杭5の重量がそれだけ制限
される問題点を有していた。
また、前記第3図に示すガイド板4を取り付けたキャッ
プ1においては、多種類の内径の鋼管杭5に対応するた
めには、多種類の寸法の多数のガイド板4を必要とし、
その保管および整理上の問題点を有し、また、ガイド板
4の着脱に多くの手間と時間を要する問題点を有してい
た。
本考案は、上記従来技術の問題点に鑑み、鋼管杭の各種
内径寸法に容易に対応可能で、しかも軽量に製作するこ
とができる鋼管杭打用ハンマのキャップを提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案の鋼管杭打用ハンマの
キャップは、前記キャップの下面の中心にヘッド側を固
着した片ロッド形のシリンダと、前記キャップの下面の
シリンダの固着された周囲に1端側をピンで連結した複
数の上リンクと、該各上リンクの他端側と前記シリンダ
のロッドエンドとを連結し、前記各上リンクと複数組の
パンタグラフ形状を形成する複数の下リンクと、前記シ
リンダを作動させる流体圧装置と、を備えた構成にした
ものである。
また、前記上リンクと下リンクとの各連結部に、ローラ
を取り付ける構成にすることが好ましい。
〔作用〕
鋼管杭打用ハンマのキャップを上記のように構成したの
で、流体圧装置によりシリンダのヘッド側室とロッド側
室とに流体圧油を交互に流通させることによりロッドエ
ンドを移動させることができ、この移動に伴いロッドエ
ンドとパンダグラフ状に形成されている複数組の上・下
リンクが、そのパンダグラフ形状を高く、または低くさ
せる。このパンダグラフの作用は、同時に、上リンクと
下リンクとの連結部を、ロッドエンドの移動方向と直角
方向に変位させることになる。
一方、前記ロッドエンドの移動は、流体圧油の流通を切
換弁等により切り換えて任意に停止させることが可能
で、そのため、ロッドエンドの移動位置を容易に任意の
位置で停止させられ、前記上リンクと下リンクとの連結
部を所望する任意の変位位置に保持し、該連結部の外周
を鋼管杭の内径寸法が異なっていてもその内周面に当接
してガタのない状態にセットすることができる。
〔実施例〕
本考案の実施例について第1図を参照して説明する。図
中、第2図および第3図と同符号のものは同じものを示
す。図において6は、キャップ1の下面1aの中心にヘ
ッド側を固着された片ロッド形のシリンダ、7はシリン
ダ6に装着されているロッド、7aはロッドエンドであ
る。8はシリンダ6に接続されている油圧源(アキユム
レータ)、9はシリンダ6のヘッド側室とロッド側室と
を接続する配管、10は配管9の途中に設けられている切
換弁で、切換弁10を切り換えることにより油圧源8に蓄
えられている油圧が、シリンダ6のヘッド側室とロッド
側室間を配管9を介して流通する流体圧装置を構成して
いる。11は複数の上リンクで、各上リンク11は、その1
端側をキャップ下面1aのシリンダ6の固着されている
周囲に回動自在に連結されている。12は上リンク11に相
対して設けられている複数の下リンクで、各下リンク12
は、各上リンク11の他端側とロッドエンド7a間を上リ
ンク11の回動方向と同方向に回動可能に連結され、各上
リンク11と複数組のパンタグラフ形状を形成している。
13は上リンク11と下リンク12との連結部に設けられてい
るローラで、ローラ13は鋼管杭内周面5aと接触し、シ
リンダ6のストローク方向(鋼管杭5の軸線方向)に転
動可能に取り付けられている。
上記キャップ下面1aに設けられる各構成は、キャップ
1を鋼管杭5にセットした際、鋼管杭内周面5aとの間
でキャップ1の移動を防止することができればよく、従
って、各部とも大きい強度を必要とせず部材断面も小さ
い寸法で製作することができ、上記各構成を軽量に製作
することが可能になっている。
上記構成からなるキャップを鋼管杭5にセットするに
は、セットする鋼管杭5の内径を予め計測しておき、そ
の内径寸法に合わせてシリンダ6を介して相対するロー
ラ13の外周間寸法を調整し、該調整した寸法に上・下各
リンク11,12を固定して鋼管杭内周面5aに挿入して行
う。上記ローラ13の外周間寸法の調整は、切換弁10をシ
リンダ6のヘッド側室とロッド側室間に圧油が流通する
ように切り換えて行われるが、いま、大口径の鋼管杭5
に使用するため上記ローラ13の外周間寸法を大きい寸法
に変える場合は、油圧源8の圧油が、シリンダ6のヘッ
ド側室よりロッド側室に流入するように切換弁10を切り
換え、ロッド7を図の上方へ移動させる。ロッド7の上
方への移動に伴い、ロッドエンド7aと連結している下
リンク12と、下リンク12とパンタグラフ形状を形成して
いる上リンク11とは、各連結部で回動してパンタグラフ
形状を低くし、ローラ13をロッドエンド7aの移動方向
と直角方向の図に矢印で示す方向に変位させて大きい寸
法に変える。反対に小口径の鋼管杭5に使用する場合
は、シリンダ6のロッド側室の圧油をヘッド側室へ流入
するように切換弁10を切り換え、ロッド7を図の下方へ
移動させてパンタグラフ形状を高くし、ローラ13を図示
の矢印と反対方向に変位させて小さい寸法に変える。
ローラ13を所望の寸法に変位させた後、切換弁10の切り
換えにより圧油の流通を止めると、ロッドエンド7aの
移動が停止し、ローラ13を所望の変位位置に保持してパ
ンタグラフ形状が固定される。この動作は、複数のパン
タグラフ形状のすべてに共通に行われ、キャップ1を鋼
管杭5の内周面5aの複数箇所に平均に当接して、ガタ
のない状態にセットすることができる。
なお、上記実施例においてローラ13を使用したが、これ
はキャップ1を鋼管杭5に挿入する際に、内周面5aに
ローラ13を転動させて滑らかに挿入させる効果があるた
めで、挿入時にグリース等を使用すれば、ローラ13は使
用しなくてもよい。
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明したように構成されているので、鋼
管杭打用ハンマのキャップを、鋼管杭の各種内径寸法に
容易に対応させることができ、しかも軽量に製作するこ
とができる効果を奏する。
また、キャップを鋼管杭内に挿入する際、ローラを使用
することにより円滑に挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の鋼管杭打用ハンマのキャップの一実施
例を示す正面図である。 第2図および第3図は従来のキャップの第1および第2
の例を示す正面図である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼管杭打用ハンマのキャップにおいて、前
    記キャップの下面の中心にヘッド側を固着した片ロッド
    形のシリンダと、前記キャップの下面のシリンダの固着
    された周囲に1端側をピンで連結した複数の上リンク
    と、該各上リンクの他端側と前記シリンダのロッドエン
    ドとを連結し、前記各上リンクと複数組のパンタグラフ
    形状を形成する複数の下リンクと、前記シリンダを作動
    させる流体圧装置と、を備えたことを特徴とする鋼管杭
    打用ハンマのキャップ。
  2. 【請求項2】前記上リンクと下リンクとの各連結部に、
    ローラを取り付けてなる請求項1記載の鋼管杭打用ハン
    マのキャップ。
JP14807288U 1988-11-15 1988-11-15 鋼管杭打用ハンマのキャップ Expired - Lifetime JPH063873Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14807288U JPH063873Y2 (ja) 1988-11-15 1988-11-15 鋼管杭打用ハンマのキャップ

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JP14807288U JPH063873Y2 (ja) 1988-11-15 1988-11-15 鋼管杭打用ハンマのキャップ

Publications (2)

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JPH0270034U JPH0270034U (ja) 1990-05-28
JPH063873Y2 true JPH063873Y2 (ja) 1994-02-02

Family

ID=31419057

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JP14807288U Expired - Lifetime JPH063873Y2 (ja) 1988-11-15 1988-11-15 鋼管杭打用ハンマのキャップ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5623665B1 (ja) * 2014-03-31 2014-11-12 有限会社坂井家起こし 鋼管杭打ち装置の打ち込み用キャップ及びこれを用いた打ち込み工法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5623665B1 (ja) * 2014-03-31 2014-11-12 有限会社坂井家起こし 鋼管杭打ち装置の打ち込み用キャップ及びこれを用いた打ち込み工法

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JPH0270034U (ja) 1990-05-28

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