JPH0638680Y2 - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH0638680Y2
JPH0638680Y2 JP5307388U JP5307388U JPH0638680Y2 JP H0638680 Y2 JPH0638680 Y2 JP H0638680Y2 JP 5307388 U JP5307388 U JP 5307388U JP 5307388 U JP5307388 U JP 5307388U JP H0638680 Y2 JPH0638680 Y2 JP H0638680Y2
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良一 竹川
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株式会社磯輪鉄工所
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、段ボールシートに所要の印刷を施す印刷装
置において、段ボールシートに印刷を施さないで空通過
させる場合であっても、当該シートの寸法長に影響され
ることなく確実に給送し得る印刷装置に関するものであ
る。
従来技術 所定寸法長に切断された段ボールシートに印刷を施すと
共に、製函用のスロッティング等の紙工加工を行なうに
は、一般にフレキソプリンタスロッタと称す複合装置が
使用される。すなわち、この装置の上流側に設けた印刷
ユニットで段ボールシートに所要の印刷を行ない、次い
で下流側に設けたクリーザユニットやスロッタユニット
等により、該シートに所要のクリージングその他スロッ
ティング等の加工を連続的に行ない得るようになってい
る。このように殆どの段ボールシートは、その製函加工
に先立ち、所要の印刷を施す必要があり、殊に最近では
多色刷り印刷がその需要の多くを占めている。このため
段ボールシートの多色刷り印刷には、一般にインキの乾
燥が極めて速いフレキソ式の印刷ユニットを複数基備え
た印刷装置が使用されている。
例えば第10図に示す装置は、前述したフレキソプリンタ
スロッタの概略構成を示すものであって、所定寸法長に
裁断された段ボールシートCBは、シート供給装置10に多
数積層貯留され、この装置10に設けたキッカー(図示せ
ず)により、最下部のシートCBが1枚当てずつ下流側に
配設したフレキソ印刷装置12に向けて水平に送出し供給
される。このフレキソ印刷装置は、例えば4色刷り印刷
の場合、全く同じ構成の第1印刷ユニット12a,第2印刷
ユニット12b,第3印刷ユニット12c,第4印刷ユニット12
dの直列群で構成され、段ボールシートCBが各印刷ユニ
ットを通過する際に所要色彩のフレキソ印刷が施され
る。
なお本考案は、この種の印刷装置におけるシート送り機
構の改良に関するものであるので、本考案の理解に資す
るため、先ず印刷機構の概略構成につき説明する。
図に示す如く、印刷装置12を構成する各印刷ユニットに
は、段ボールシートCBのペーパーラインPを挟む上下の
関係で、版胴14と圧胴16とが回転自在に配設されてい
る。版胴14の上方にはインキ供給機構18が配設され、版
胴14の外周に貼着した所要の印版(図示せず)に、所定
量のインキを供給するよう構成されている。また、版胴
14と圧胴16とにより印刷部位を挟んでペーパーラインP
の上流側および下流側に、夫々上下で対をなす送りロー
ラ20,20および送りローラ22,22が回転自在に配設され、
各印刷ユニットに水平に送り込まれた段ボールシートCB
は、これらの送りローラ20,22により主たる送りを与え
られる。なお、版胴14がペーパーラインPの上方に位置
するこの印刷装置12では、段ボールシートCBの上面への
上刷り印刷がなされる。
これらの印刷ユニット12a〜12dを通過し所要の印刷がな
された段ボールシートCBは、その下流に設けたクリーザ
24に供給されて所要のクリージング加工を施され、更に
スロッタ26に供給されて所要のスロッティング加工が施
される。このように所要の印刷が施され、更にクリージ
ング加工およびスロッティング加工が施された段ボール
シートCBは、図示しない下流側に設けた製函機に供給さ
れて、ここで所要の函体に組立てられる。
考案が解決しようとする課題 前述した複数の印刷ユニットを直列に配置した印刷装置
において、印刷オーダの変更に伴い版胴に巻装した印刷
を交換するには、当該印刷装置の運転を一時中止して交
換作業を遂行する必要がある。このため、印刷交換作業
中は段ボール生産ラインの稼働を全て停止させなければ
ならず、オーダチェンジ毎に生ずるロスタイムにより、
段ボール生産効率は著しく低下する。
また印刷装置のユーザーによっては、全ての印刷ユニッ
トを使用する場合の他に、例えば3基のみを使用した
り、1基だけで印刷を行なう要請も時として存在する。
このような場合は、印版が段ボールシートに接触しない
位置まで版胴を上昇させ、該シートに印刷を施し得ない
状態として通過させるようにしている。
ところで、前述した如く、印刷装置12での段ボールシー
トCBの主たる送りは、版胴14と圧胴16との上流および下
流に夫々配設した前記送りローラ群20,22により行なわ
れるが、該シートCBに印刷を施す場合には、版胴14と圧
胴16とが、段ボールシートCBを挟圧するので、これによ
ってもシートの給送は行なわれる。しかし、前述した如
く、段ボールシートCBに印刷を施さない場合には、版胴
14と圧胴16との挟圧による該シートCBの給送はなされな
いから、段ボールシートCBの給送方向の長さ寸法が両送
りローラ20,22の各ニップ間隔より短い場合はシート給
送の不能を来す問題がある。
そこで、これに対処するものとして、特開昭59-187841
号に係る発明が提案されている。この発明に係る「カー
トンボードの印刷、打抜及び/又は切断装置」は、予備
の送りローラ18をアーム42に回転自在に配設し、印刷機
構6が作業位置(カートンボードに印刷を施し得る位
置)にあるときには、予備の送りローラ18をカートンボ
ードのペーパーラインから離間した休止位置に待機させ
る。そして、カートンボードに印刷を施すことなく当該
装置中を空通過させる場合は、印刷機構6を休止位置に
上昇移動させると共に、前記アーム42を旋回させて予備
の送りローラ18を作業位置に到来させ、印刷機構6の休
止中であってもカートンボードの給送を行ない得るよう
構成してある。
しかし、この装置では、印刷機構を上昇させる機構に加
えて、アームを旋回させる機構が別途必要となり、構造
が複雑化すると共に、製造コストが嵩む欠点が指摘され
る。また、旋回するアームに配設した送りローラを、カ
ートンボードのペーパーラインを挟んで上下の関係で正
確に位置決めするには、高い加工精度が要求される難点
もある。
考案の目的 この考案は、前述した印刷装置に内在する諸種の欠点に
鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであっ
て、シート状材に印刷を施さないで印刷ユニット中を空
通過させる場合に、版胴と圧胴とが離間していても当該
シート状材の給送を容易に行ない得る手段を備えた簡単
な構成に係る印刷装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 前記課題を克服し、所期の目的を達成するため本考案
は、上下の関係で対向配置した版胴と圧胴とを、シート
状材のペーパーラインを挟む作動位置と、ペーパーライ
ンから離間退避した休止位置との間を一体的に昇降移動
し得るよう構成した印刷装置において、上下で対をなす
送りローラを前記版胴および圧胴と上下の関係で直列に
配設し、この送りローラは版胴および圧胴と一体的に昇
降移動されて、ペーパーラインを基準とする前記作動位
置と休止位置とに位置決めされるよう構成したことを特
徴とする。
実施例 次に、本考案に係る印刷装置につき、好適な実施例を挙
げて、添付図面を参照しながら以下説明する。第1図は
本考案に係る印刷装置の好適な実施例を示す概略斜視
図、第2図は実施例に係る印刷装置の正面図、第3図は
第2図に示す印刷装置の要部横断面図である。
(送りローラの昇降機構について) 第1図に概略的に示すように、印刷装置12の基部を構成
する固定フレーム28,28には、その対向面に階段状の溝3
0,30が穿設され、各溝30に移動フレーム32が、上下方向
への摺動自在に嵌合されている。移動フレーム32,32の
対向し合う内面には、固定フレーム30方向に突出する複
数の規制板34が配設され、この規制板34は移動フレーム
32が溝30から脱落するのを防止するべく機能している。
対向し合う移動フレーム32,32間には、版胴14と圧胴16
とが、段ボールシートCBのペーパーラインPを挟んで、
上下の関係で回転自在に配設されている(第5図参
照)。また移動フレーム32,32間には、第9図に略示す
る如く、版胴14の上方に公知のインキ供給機構18が配設
され、該版胴14に貼着した印版36に所要量のインキを転
移させ得るようになっている。従って、版胴14と圧胴16
との間に段ボールシートを水平に通過させれば、該シー
トに所要の印刷がなされる。
第5図に示す如く、前記移動フレーム32,32における段
ボールシートCBの給送方向上流側に、対向的に位置する
固定フレーム28,28間には、前記ペーパーラインPを挟
んで上下で対をなす第1送りローラ38,38および第2送
りローラ40,40が、該シートCBの給送方向に直列に並設
されている。また、前記移動フレーム32,32の下流側
に、対向配置した固定フレーム28,28間には、第3送り
ローラ42,42が配設され、これらの送りローラによって
段ボールシートCBの主たる給送が行なわれる。なお、送
りローラ38,40,42は、後述する駆動系を介して同期的に
駆動される。
移動フレーム32,32には、圧胴16の配設位置から所定間
隔離間した下方に、予備の送りローラ44,44が上下の関
係で配設されている。すなわち、移動フレーム32には、
第5図に示す如く、版胴14,圧胴16および予備の送りロ
ーラ44,44が、前記ペーパーラインPと直交する縦方向
に直列に配設される。そして、この移動フレーム32,32
を、後述する昇降機構46を介して上昇させることによ
り、版胴14と圧胴16とをその作動位置から休止位置に移
動させると共に、予備の送りローラ44,44を休止位置か
ら作動位置に移動させる(第6図参照)。また段ボール
シートCBに印刷を施さない場合には、予備の送りローラ
44,44によって当該シートCBの給送を行なうよう構成し
ている。
前記固定フレーム28,28の相対向する内面に、前記移動
フレーム32,32を昇降駆動する昇降機構46が配設されて
いる。なお、夫々の移動フレーム32を昇降させる機構部
分は、左右対称であるので、図中右側に配設した機構に
つき説明し、左側にある同一の機構については、同一符
号に「a」を付して指示するだけで、その説明は省略す
る。
第5図に示す如く、固定フレーム28には、移動フレーム
32を挟んで段ボールシートCBのペーパーラインPと略同
一の高さ位置にブラケット48,48が夫々固定され、この
ブラケット48の水平張出し部48aに、ボールねじ50の上
端が回転自在に枢支される。また移動フレーム32の下方
に位置する固定フレーム28にギヤボックス52が配設さ
れ、平行に立設した一対のボールねじ50,50の下部が前
記ギヤボックス52に回転自在に枢支されている。これら
一対のボールねじ50,50は、第3図に示す如く、移動フ
レーム32の下部に固定した支持部材56に設けたナット5
8,58に螺挿されている。従って、後述するモータ60を駆
動してボールねじ50,50を正逆何れかの方向に回転させ
れば、移動フレーム32は各対応のボールねじ50とナット
58との協働作用下に、前記溝30に沿って昇降移動する。
前記ギヤボックス52には、ボールねじ50,50と直交とす
ると共に、一端が対向するギヤボックス52a(第1図参
照)方向に突出する回転軸62,62が、ボールねじ50,50の
直下に回転自在に枢支されている。ギヤボックス52内の
回転軸62には、第3図に示す如く、ベベルギヤ64が配設
され、このベベルギヤ64は、ボールねじ50の下端に配設
したベベルギヤ54と噛合している。また、回転軸62のの
突出端部には、小径のギヤ66が配設される。
第1図に示す如く、左右のギヤボックス52,52a間には、
前記回転軸62,62の中間位置に駆動軸68が回転自在に枢
支され、この駆動軸68に配設した大径のギヤ70に前記小
径のギヤ66,66が共通的に噛合している。なお、左側の
回転軸62a,62aに配設した小径のギヤ66a,66aは、駆動軸
68に配設した大径のギヤ70aと共通的に噛合し、これに
より4本の回転軸66,66,66a,66aは、駆動軸67を介して
同期的に回転駆動される。また、左右の固定フレーム2
8,28間に架設した梁74上にモータ60が載置固定され、当
該モータ60の出力軸に配設したスプロケット76と、前記
駆動軸68に配設したスプロケット72とにチェン78が巻掛
けられている。
すなわち、当該モータ60を駆動すれば、チェーン78を介
して駆動軸68が回転し、更に前記ギヤ列を介して4本の
ボールねじ50,50,50a,50aが同期的に回転駆動される。
なお、ボールねじ50,50は、駆動軸68の回転により相互
に反対方向に回転されるため、該ボールねじ50,50は左
右逆ねじになっている。従って、移動フレーム32,32は
同期的に昇降移動し、第5図および第6図に示すよう
に、版胴14と圧胴16および予備の送りローラ44,44は、
ペーパーラインPを基準とする作動位置と休止位置との
間を移動する。
(駆動系について) 次に、前記版胴14,圧胴16および予備の送りローラ44,44
の駆動系につき説明する。第7図に示す如く、一方の固
定フレーム28の外側に、所定のパターンで多数のギヤが
配設され、このギヤ列を介して版胴14,圧胴16および前
記各送りローラ38,40,42が同期的に回転される。なお、
説明の便宜上、ギヤ列が配設される側を駆動側、反対側
を操作側と指称する。
前記第1送りローラ38,38における駆動側固定フレーム2
8から外方に突出する回転軸に、夫々ギヤ38a,38aが配設
され、このギヤ38a,38aは噛合して相互に反対方向に回
転するよう構成されている。また、第2送りローラ40お
よび第3送りローラ42も、第1送りローラ38と同様に構
成される。なお、第2送りローラ40の操作側固定フレー
ム28から突出する回転軸にギヤ40bが配設され、このギ
ヤ40bは、後述する如く、予備の送りローラ44,44を駆動
するべく機能する。更に、前記版胴14と圧胴16における
駆動側の移動フレーム32から外方に突出する回転軸の端
部にギヤ14a,16aが配設され、これらギヤ14a,16aが噛合
して相互に反対方向に回転し得るよう構成されている。
第7図に示す如く、駆動側固定フレーム28における段ボ
ールシートCBの給送方向上流側の端部に、図示しない駆
動源により回転駆動される大径の駆動ギヤ80が回転自在
に枢支され、この駆動ギヤ80は第1送りローラ38のギヤ
38aと噛合している。また、駆動ギヤ80の右側(段ボー
ルシートCBの給送方向下流側)に、該駆動ギヤ80と噛合
する第1従動ギヤ82が配設され、この第1従動ギヤ82と
第2送りローラ40のギヤ40aとは、第2従動ギヤ84に共
通的に噛合している。なお、固定フレーム28には、第1
従動ギヤ82と近接して、第1従動ギヤ82の回転を規制す
る手段94が配設されている。この規制手段94は、後述す
る如く、移動フレーム32,32を昇降移動させる際に使用
される。
前記駆動側の移動フレーム32の外側に、固定フレーム28
に配設した支持板(図示せず)が対向配置され、この支
持板に版胴14と圧胴16とを作動位置に位置決めした際
に、圧胴16のギヤ16aと噛合する第3従動ギヤ86が回転
自在に枢支されている。この第3従動ギヤ86は、前記第
1従動ギヤ82と噛合すると共に、第4従動ギヤ88および
第5従動ギヤ90を介して、第3送りローラ42のギヤ42a
と噛合している。従って、段ボールシートに印刷を施す
際は、第7図に示す如く、駆動ギヤ80を反時計方向に回
転駆動することにより、前述したギヤ列を介して各送り
ローラ38,40,42と版胴14および圧胴16とが、夫々段ボー
ルシートCBを右方に給送する側に回転される。
前記駆動側の移動フレーム32には、第7図に示す如く、
版胴14のギヤ14aに近接して規制手段96が配設され、こ
の規制手段96は、前記規制手段94と同期してギヤ14aの
回転を規制するべく機能する。
なお、第7図における符号92は、当該印刷ユニットと直
列に配設される他の印刷ユニットや、クリーザ等の紙工
ユニットに動力を伝達するためのギヤを示し、このギヤ
92は前記第3従動ギヤ86と噛合している。
第1図に示す如く、予備の送りローラ44,44の操作側移
動フレーム32から外方に突出する各回転軸には、ギヤ44
a,44aが配設されて互いに噛合し、該ローラ44,44は相互
に反対方向に回転する。また、上方の予備の送りローラ
44の回転軸は、操作側の固定フレーム28の外方に配設し
た枠体98から外方に突出し、この端部にギヤ44bが配設
されている。枠体98の外側には、第8図に示す如く、予
備の送りローラ44,44を作動位置に位置決めした際に、
前記ギヤ44bと噛合する複数のギヤから構成されるギヤ
列99が、所要のパターンで配設されている。このギヤ列
99は、前記第2送りローラ40のギヤ40bに噛合し、これ
によって前記第1〜第3送りローラと予備の送りローラ
44,44とは同期的に回転可能に構成される。
(装置の使用の実際について) 次に、このように構成した実施例に係る印刷装置につ
き、その使用の実際を説明する。先ず段ボールシートCB
に印刷を施す場合には、第3図および第5図に示す如
く、版胴14と圧胴16とをペーパーラインPを挟んで上下
の関係となる作動位置に位置決めする。この状態で駆動
ギヤ80を駆動させれば、第7図に示すギヤ列を介して各
送りローラ38,40,42が回転されると共に、版胴14および
圧胴16が相互に反対方向に回転される。なお、版胴14に
貼着した印版36には、移動フレーム32,32に配設した前
記インキ供給機構18により所要量のインキが供給され
る。
従って、版胴14と圧胴16との間に段ボールシートCBを供
給すれば、当該シートCBに所要の印刷が施される。この
とき、段ボールシートCBは、版胴14と圧胴16とによって
挟圧されるので、該シートCBは確実に給送される。
次に、印刷を施すことなく段ボールシートCBを印刷装置
中を空通過させる場合は、印刷装置12の運転を停止(駆
動ギヤ80の回転を停止させる)させると共に、第1従動
ギヤ82および版胴14のギヤ14aを、夫々規制手段94,96を
介して回転不能に固定する。この状態で、第4図に示す
ように、前記モータ60を所定方向に回転駆動すれば、前
述した伝達系を介して4本のボールねじ50,50,50a,50a
が同期的に回転し、これによって左右の移動フレーム3
2,32が上昇する。
そして、第6図に示す如く、移動フレーム32に配設した
予備の送りローラ44,44が、ペーパーラインPを挟んで
上下に位置する所定の作動位置に到来すると、これを図
示しない検知手段により検知して前記モータ60を停止さ
せる。このとき、前述した如く、上方の予備の送りロー
ラ44に配設したギヤ44bが、前記枠体98に配設したギヤ
列99に噛合し、これにより回転可能な状態になる。
前記第2送りローラ82の固定を解除した後、前記駆動ギ
ヤ80を駆動させれば、第1〜第3送りローラは、前述し
たと同様に回転駆動される(第8図参照)。また、第2
送りローラ40に配設したギヤ40bに噛合するギヤ列99を
介して、予備の送りローラ44,44が同期的に回転され
る。従って、第9図に示す如く、任意の印刷ユニット12
a,12cのみを使用する場合、版胴14と圧胴16とを休止位
置に上昇させても、段ボールシートCBの給送は予備の送
りローラ44,44で確実に行なわれる。
考案の効果 以上に説明した如く、本考案に係る印刷装置によれば、
シート状材に印刷を施さないで空通過させる場合におい
ても、該シート状材供給方向の寸法長に影響されること
なく、その給送を支障なく行なうことができる。また、
予備の送りローラは、版胴と圧胴との上昇に伴い一体的
に移動するよう構成してあるので、構造が簡単で製造コ
ストを低廉にし得る利点がある。更に、予備の送りロー
ラを垂直方向に昇降移動することにより、該ローラのペ
ーパーラインに対しての正確な位置決めを容易に行ない
得る効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の好適な実施例に係る印刷装置の概略構
成を示す一部切欠斜視図、第2図は実施例に係る印刷装
置の正面図、第3図は第2図に示す印刷装置の要部横断
面図、第4図は第3図に示す予備の送りローラを作動位
置に移動させた状態で示す横断面図、第5図は第2図の
V−V線縦断面図、第6図は第5図に示す予備の送りロ
ーラを作動位置に移動させた状態で示す縦断面図、第7
図は第3図の状態におけるギヤ列の連結状態を示す側面
図、第8図は第4図におけるギヤ列の連結状態を示す側
面図、第9図は実施例に係る印刷装置を複数基配設した
フレキソプリンタスロッタの概略構成図、第10図は従来
技術に係る印刷装置を配設したフレキソプリンタスロッ
タの概略構成図である。 14…版胴、16…圧胴 44…予備の送りローラ CB…段ボールシート、P…ペーパーライン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下の関係で対向配置した版胴(14)と圧
    胴(16)とを、シート状材(CB)のペーパーライン
    (P)を挟む作動位置と、ペーパーライン(P)から離
    間退避した休止位置との間を一体的に昇降移動し得るよ
    う構成した印刷装置において、 上下で対をなす送りローラ(44,44)を前記版胴(14)
    および圧胴(16)と上下の関係で直列に配設し、この送
    りローラ(44,44)は版胴(14)および圧胴(16)と一
    体的に昇降移動されて、ペーパーライン(P)を基準と
    する前記作動位置と休止位置とに位置決めされるよう構
    成した ことを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】所定間隔離間して対向配置した一対の固定
    フレーム(28,28)と、 前記版胴(14)と圧胴(16)およびインキ供給機構(1
    8)が架設されると共に、前記固定フレーム(28,28)に
    ペーパーライン(P)と直交する上下方向に摺動自在に
    配設され、昇降機構(46)により昇降移動される移動フ
    レーム(32,32)と、 該移動フレーム(32,32)に配設した版胴(14)および
    圧胴(16)の下方に所定間隔離間して縦方向に直列に配
    設した送りローラ(44,44)と からなる請求項1記載の印刷装置。
JP5307388U 1988-04-20 1988-04-20 印刷装置 Expired - Lifetime JPH0638680Y2 (ja)

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JP5307388U JPH0638680Y2 (ja) 1988-04-20 1988-04-20 印刷装置

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JP5307388U JPH0638680Y2 (ja) 1988-04-20 1988-04-20 印刷装置

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JPH01156932U JPH01156932U (ja) 1989-10-30
JPH0638680Y2 true JPH0638680Y2 (ja) 1994-10-12

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ID=31279070

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